JP2010083612A - 給紙装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給紙ローラと分離パッドとの間の摩擦に伴う振動を抑制して異音の発生を抑制することが可能な給紙装置を提供する。
【解決手段】給紙装置30Aは、給紙ローラ32と、給紙ローラ32によって給送される用紙の重送を防止するように構成された分離パッド54と、支持フレーム51に固定される第1固定部60を有し、分離パッド54を支持する支持部材52と含む。支持部材52は、第1固定部60の支持フレーム51への固定に伴って弾性変形可能な形状を有する部材であり、第1固定部60が支持フレーム51に固定されるときに支持フレーム51に突き当たる凸部63,65を有する。凸部63.65は、第1固定部60が支持フレーム51に固定された状態において支持部材52の弾性変形により支持フレーム51を押圧する。
【選択図】図9

Description

本発明は、用紙を所定の画像形成ユニットに給送する給紙装置、およびその給紙装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置は、一般的に、用紙に画像形成処理を行う画像処理ユニットと、その画像形成処理ユニットに用紙を給送する給紙装置とを含む。給紙装置として、用紙の重送を防止することが可能な分離パッド方式のものがしばしば採用される。分離パッド方式の給紙装置は、一般的に、用紙を給送する給紙ローラと、給紙ローラと接触した状態で該給紙ローラに対向配置されて、用紙の重送を防止するように構成された分離パッドと、分離パッドを支持する支持体と、支持体が固定される支持フレームとを含む。
このような構成の給紙装置では、回転するローラと分離パッドとの間の摩擦に伴って分離パッドや分離パッドを支持する支持体が振動する。このため、給紙装置において異音が発生することがある。振動を抑制する手段として、特許文献1のものが知られている。
特許文献1の給紙装置では、振動抑制手段として、一端が分離パッドを支持する支持部材に押圧されると共に、他端が画像形成装置側の支持フレームに固定された振動吸収弾性体が採用されており、給紙ローラと分離パッドとの間の前記摩擦に伴う振動は、振動吸収弾性体によって吸収され、つまり支持フレームに伝達され、異音が抑制されている。
特開2003−267573号公報
しかしながら、特許文献1の給紙装置は、振動吸収弾性体を採用している分、構成部品数が増加し、コストが増大せざるを得ない。また、振動吸収弾性体は、一端が支持部材と接触するように、かつ他端が画像形成装置側の支持フレームに固定されるように構成されているため、給紙装置の構造が複雑にならざるを得ない。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、コストを増大させることなく、かつ簡単な構成で、給紙ローラと分離パッドとの間の摩擦に伴う振動を抑制して異音の発生を抑制することが可能な給紙装置、およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る給紙装置は、用紙を所定の処理ユニットに給送する給紙装置であって、支持フレームと、用紙を給送する給紙ローラと、前記給紙ローラと接触した状態で該給紙ローラに対向配置されて、前記給紙ローラによって給送される前記用紙の重送を防止するように構成された分離パッドと、前記支持フレームに固定される第1固定部を有し、前記分離パッドを支持する支持部材と含む。前記支持部材は、前記第1固定部の前記支持フレームへの固定に伴って弾性変形可能な形状を有する部材であり、前記第1固定部が前記支持フレームに固定されるときに該支持フレームに突き当たる凸部を有する。前記凸部は、前記第1固定部が前記支持フレームに固定された状態において前記支持部材の弾性変形により前記支持フレームを押圧する。
本発明に係る給紙装置によれば、支持部材に形成された凸部により、回転する給紙ローラと分離パッドとの間の摩擦に伴って発生する分離パッドや支持部材の振動を吸収して、振動に起因する異音を抑制することが可能である。具体的には、凸部は、支持部材が支持フレームに第1固定部を介して固定された状態において支持部材の弾性変形により支持フレームを押圧する、つまり、支持フレームに強く密着するように構成されているので、前記振動を分離パッドおよび支持部材から支持フレーム側に伝達させることが可能である。このようにして、振動の吸収を行っているので、異音の発生を抑制することが可能である。しかも、支持部材に凸部を形成し、支持部材を弾性変形可能な形状に形成するという簡単な構成により異音の発生を抑制しているので、給紙装置のコスト増大や構造の複雑化を回避することが可能である。
本発明の好ましい実施形態において、前記支持部材は、前記第1固定部が前記支持フレームに固定された状態において該支持フレームに対向する底壁および後壁と、前記底壁の両端から立ち上がる一対の側壁とを一体に有している。前記底壁および後壁のそれぞれには、前記凸部が形成されており、前記側壁には、切り欠きが形成されている。
この構成によれば、支持部材の底壁および後壁のそれぞれに凸部が形成されているので、第1固定部が支持フレームに固定された状態において支持部材が安定する。また、支持部材の側壁に切り欠きを形成することで、支持部材を弾性変形可能に構成することができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、本体フレームと、前記本体フレーム内に配置され、用紙に画像形成処理を行う画像形成ユニットと、前記本体フレーム内に配置され、前記画像形成ユニットに前記用紙を給送する給紙装置とを含む。前記給紙装置として、上記構成の給紙装置が用いられており、前記給紙装置の支持フレームは、前記本体フレームに固定される第2固定部を有していると共に、前記本体フレームに圧入可能な形状を有している。
本発明に係る画像形成装置によれば、給紙装置の支持フレームは、画像形成装置の本体フレームに圧入可能な形状を有している、言い換えれば、本体フレームに強く密着されるように構成されているので、給紙装置の支持部材に形成された凸部によって支持フレームに伝達される振動を、さらに画像形成装置の本体フレーム側に伝達させることができる。その結果、振動に起因する異音の発生を一層抑制できる。
本発明の他の好ましい実施形態では、給紙装置の支持フレームの圧入可能な形状として、本体フレームに向かって突出する形状を有する突出片が好ましく、この場合、本体フレームは、突出片が圧入可能な形状の圧入孔を有する。
本発明に係る給紙装置およびそれを備えた画像形成装置によれば、コストを増大させることなく、かつ簡単な構成で、給紙ローラと分離パッドとの間の摩擦に伴う振動を抑制して異音の発生を抑制することが可能である。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置を左斜め前方から見た外観斜視図である。図2は、画像形成装置の手差しトレイを引き出した状態を示す外観斜視図である。図3は、画像形成装置の内部構造を示す断面図である。本実施形態では、画像形成装置の一例としてカラープリンタ1を例示する。
カラープリンタ1は、パーソナルコンピュータ(図示せず)等に直接またはLAN経由で接続されるプリンタ本体200(装置本体)と、プリンタ本体200の下方に設けられ、用紙を供給可能に構成された用紙供給部130とを含む。プリンタ本体200の正面側には、フロントカバー23が取り付けられており、このフロントカバー23の上面には、用紙Pの出力条件等を入力操作するための図略の操作パネルが設けられている。この操作パネルには、図略の電源キーやスタートボタン、さらには出力条件を入力するための各種のキー等が設けられている。また、フロントカバー23の前面には、用紙を手差しで給紙するための手差しトレイ40が前方に引き出し可能に取り付けられている。なお、カラープリンタ1は、該カラープリンタ1の動作を制御する制御回路など、一般的なカラープリンタに設けられた他の構成要素も有している。
図3に示すように、プリンタ本体200は、トナーコンテナ900Y、900M、900C、900K、中間転写ユニット92、画像形成ユニット93、露光ユニット94、定着ユニット97、排紙ユニット96、装置本体200の筐体90(本体フレーム)、トップカバー911及びフロントカバー23を含む。
画像形成ユニット93は、イエロー用トナーコンテナ900Y、マゼンタ用トナーコンテナ900M、シアン用トナーコンテナ900C、ブラック用トナーコンテナ900Kと、その下方に配置され、YMCK各色に対応する現像装置10Y、10M、10C、10Kとを有している。
画像形成ユニット93には、それぞれの色のトナー像を担持する感光体ドラム17が各々設けられている。感光体ドラム17としては、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。各感光体ドラム17には、対応したトナーコンテナ900Y、900M、900C、900Kからそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが供給される。なお、本実施形態の画像形成ユニット93は、上記のようにフルカラー画像を形成することができる構成であるが、これに限定されることはなく、白黒画像やフルカラーではないカラー画像を形成する構成のものであってもよい。
感光体ドラム17の周囲には、帯電器16、現像装置10(10Y、10M、10C、10K)、転写ローラ19及びクリーニング装置18等が配置されている。帯電器16は、感光体ドラム17の表面を均一に帯電する。帯電後の感光体ドラム17の表面は、露光ユニット94によって露光され、静電潜像が形成される。現像装置10Y、10M、10C、10Kは、それぞれトナーコンテナ900Y、900M、900C、900Kから供給される各色のトナーを用いて、各々の感光体ドラム17上に形成された静電潜像を現像(可視像化)する。転写ローラ19は、中間転写ベルト921を挟んで感光体ドラム17とニップ部を形成し、感光体ドラム17上のトナー像を中間転写ベルト921上に一次転写する。クリーニング装置18は、トナー像転写後の感光体ドラム17の周面を清掃する。
各現像装置10Y、10M、10C、10Kは、筐体20を含み、この筐体20の内部には、磁性キャリアとトナーとを有する2成分現像剤が収納されている。また、筐体20内には、筐体底部近傍に長手方向を軸方向として並列に2本の攪拌ローラ11、12が回転可能に配置されている。
筐体20の内部底面には、現像剤の循環経路が設定されており、攪拌ローラ11、12は前記循環経路内に配設されている。攪拌ローラ11、12の間の軸方向には、筐体底部から立設された図略の仕切り壁が設けられている。この仕切り壁は、前記循環経路を区画するもので、仕切り壁の周囲を周回するように前記循環経路が形成されている。2成分現像剤は、この循環経路を攪拌ローラ11及び12によって攪拌、搬送されながら帯電される。
2成分現像剤は、攪拌ローラ11及び12によって攪拌されつつ筐体20内を循環し、トナーが帯電されると共に、攪拌ローラ11上の2成分現像剤が上側に位置する磁気ローラ14に吸引されて搬送される。吸引された2成分現像剤は磁気ローラ14上に磁気ブラシ(図示せず)を形成し、その磁気ブラシが図略のドクターブレードによって層厚規制され、磁気ローラ14と現像ローラ15との間の電位差で現像ローラ15上にトナー層を形成する。そして、現像ローラ15上のトナー層によって感光体ドラム17上の静電潜像が現像される。
露光ユニット94は、光源やポリゴンミラー、反射ミラー、偏向ミラーなどの各種の光学系機器を有し、画像形成ユニット93の各々に設けられた感光体ドラム17の周面に、画像データに基づく光を照射して、静電潜像を形成する。
中間転写ユニット92は、中間転写ベルト921、駆動ローラ922、及び従動ローラ923を含む。中間転写ベルト921は、複数の感光体ドラム17からトナー像が重ね塗り状態で一次転写される。このトナー像は、用紙供給部130から供給される用紙に、二次転写部98において二次転写される。駆動ローラ922及び従動ローラ923は、中間転写ベルト921を周回駆動させる。駆動ローラ922及び従動ローラ923は、図略の筐体で回転自在に支持されている。
定着ユニット97は、トナー像が二次転写された用紙上のトナー像に対し、定着処理を施すものであり、熱源が内蔵された定着ローラと、該定着ローラと定着ニップ部を形成する加圧ローラとを含む。定着処理が完了した用紙は、装置本体200の上部に形成された排出ユニット96へ向けて搬送される。
排紙ユニット96は、定着ユニット97から搬送された用紙を、排紙トレイとしてのトップカバー911上に排出する。
用紙供給部130は、プリンタ本体200の筐体90に対して着脱自在に装着される用紙カセット41と、プリンタ本体200のフロントカバー23に対して前方に(図では右方に)引出し可能に装着された手差しトレイ40とを含む。用紙供給部130と二次転写部98との間には、用紙供給部130からの用紙が搬送される給紙搬送路24が設けられている。用紙供給部130は、さらに、用紙を二次転写部98に給送するための給紙装置30を含む。給紙装置30は、ユーザによって手差しトレイ40に載置された用紙を給紙搬送路24を介して二次転写部98に給送するための手差し用給紙装置30Aと、用紙カセット41に貯留されている用紙を給紙搬送路24を介して二次転写部98に給送するためのカセット用給紙装置30Bとからなる。
手差しトレイ40の用紙載置面42に載置された用紙は、手差し用給紙装置30Aを構成する後述の給紙ローラ32および分離部50により、用紙が1枚ずつ取り出されて給紙搬送路24へと繰り出され、二次転写部98へ導入される。一方、用紙カセット41の用紙載置面43に載置された用紙は、カセット用給紙装置30Bを構成するピックアップローラ35等の駆動により、用紙が1枚ずつ取り出されて給紙搬送路24へと繰り出され、二次転写部98へ導入される。
以下、手差し用給紙装置30Aについて詳細に説明する。図4は、手差しトレイ40および手差し用給紙装置30Aを上方から見た斜視図である。図5は、給紙装置30Aの斜視図である。なお、図4では、給紙ローラの図示を省略している。給紙装置30Aは、主要な構成要素として、支持フレーム51と、用紙を給送する給紙ローラ32と、給紙ローラ32と接触した状態で給紙ローラ32に対向配置されて、給紙ローラ32によって給送される用紙の重送を防止するように構成された分離部50と、支持フレーム51に固定される第1固定部60(図9参照)を有し、分離部50を支持する支持部材52とを含む。
支持フレーム51は、プリンタ本体200の左右方向に延びる部材であって、その長手方向の略中間位置において分離部50および分離部50を支持する支持部材52を収容することが可能な形状に設定された収容部56を有する。また、支持フレーム51は、図6に示すように、給紙搬送路24を画定する搬送路フレーム27に固定されている。搬送路フレーム27は、筐体90に所定位置に固定されたフレーム、または筐体90の一部からなるフレームである。
給紙ローラ32は、手差しトレイ40の用紙載置面42から用紙を一枚ずつ取り出して給送することが可能に構成されている。給紙ローラ32の材料としては、例えばEPDM(Ethylene propylene diene terpolymer)が採用される。
図7は、分離部50が支持フレーム51の収容部56に収容された状態を示す斜視図であり、図8は、分離部50のみの斜視図である。分離部50は、その主要な構成要素として、給紙ローラ32の周面と接触した状態で前記周面に対向配置された分離パッド54と、分離パッド54を保持するパッドホルダ53とを含む。
パッドホルダ53は、支持部材52に支持されており、支持部材52に装着されたばね55(図13参照)により上下動可能に構成され、ばね55の作用により分離パッド54を給紙ローラ32の周面に付勢している。
分離パッド54は、パッドホルダ53の上面に形成された装着凹部に嵌入されてパッドホルダ53により保持されている。分離パッド54は、給紙ローラ32の周面との間でニップ部を形成し、このニップ部において給紙ローラ32によって手差しトレイ40から給送される用紙を挟み込むことにより、用紙の重送を防止するものである。
分離パッド54は、具体的には、ニップ部において用紙が給紙ローラ32と分離パッド54との間に挟持された状態で用紙に対して適度の摩擦力を付与するように構成されている。また、分離パッド54は、ゴムや柔軟な弾性樹脂材料等のエラストマーから形成されており、その材料の選択は、分離パッド54と用紙との間に作用する摩擦力が、給紙ローラ32と用紙との間に作用する摩擦力よりも小さくなるよう行われている。用紙と給紙ローラ32との間の摩擦係数をμ1とし、用紙と分離パッド54との間の摩擦係数をμ2とし、重ねられた用紙間の摩擦係数をμ3とすると、
μ1>μ2>μ3
の関係となるように設定されている。このように設定することにより、ニップ部に用紙が重送されてきた場合において、摩擦係数の差に従って給紙ローラ32に接触している用紙が、給紙ローラ32の回転によって他の用紙から分離される。これにより、用紙の重送が防止される。
このように構成された給紙装置30Aでは、回転する給紙ローラ32と分離パッド54との間の摩擦に伴って分離パッド54を支持するパッドホルダ53や、パッドホルダ53を支持する支持部材52が振動する。このため、給紙装置30Aにおいて異音が発生することがある。本実施形態では、支持部材52に特定の構成を付加することにより振動を吸収して、振動に起因する異音を抑制することが可能である。以下、支持部材52および支持部材52による異音抑制について説明する。
まず、支持部材52の構造について図8〜図10を参照しながら説明する。図9は、支持部材52を後方かつ左斜め下方から見た斜視図である。図10は、支持フレーム51を下方から見た斜視図である。支持部材52は、支持フレーム51に固定された状態において支持フレーム51に対向する底壁64および後壁57と、支持フレーム51の長手方向における底壁64の両端から立ち上がる一対の側壁58とを一体に有している。
支持部材52の底壁64には、第1固定部60としての第1ビス孔が形成されており、支持フレーム51の収容部56には、支持部材52が支持フレーム51に固定された状態において第1ビス孔60に対応する位置に第2ビス孔67が形成されている。また、支持部材52の底壁64の両端部には、支持部材52を支持フレーム51に対して位置決めするための位置決め突起61が形成されており、支持フレーム51の収容部56には、支持部材52が支持フレーム51に固定された状態において位置決め突起61に対応する位置に位置決め孔69が形成されている。
また、支持部材52の両側壁58のそれぞれには、各側壁58の上部から下部に向かって延びる切り欠き(スリット)59が形成されている。この切り欠き59により、支持部材52は、切り欠き59の間隙が狭くなるように弾性変形可能となっている。さらに、支持部材52の底壁64における前方部分には、支持フレーム51の長手方向に延びる第1凸部65が形成されている。さらに、支持部材52の後壁57は、支持フレーム51の長手方向における両端の位置であって、かつ後壁57の上部に第2凸部63を有している。つまり、切り欠き59の底部591(弾性変形支点)から見て遠端位置に、第1凸部65および第2凸部63が設けられている。これにより、支持部材52が支持フレーム51の収容部56に固定された状態において、第1凸部65および第2凸部63の位置において支持部材52の変形量を大きくすることができる。また、第1凸部65および第2凸部63は、支持部材52が支持フレーム51の収容部56に固定された状態において、収容部56を構成する所定の壁部に突き当たるような寸法に設定されている。
次に、図11〜図13を参照しながら支持部材52の支持フレーム51への固定について説明する。図11〜図13は、支持部材52を支持フレーム51に固定した状態を示すものであり、具体的には、図11および図12は、図10のV−V線に沿って切断した断面図であり、図13は、図10のVI−VI線に沿って切断した断面図である。図11では、支持部材52に支持されるパッドホルダ53およびパッドホルダ53に保持される分離パッド54を省略している。支持フレーム51の収容部56は、位置決め孔69および第2ビス孔67が形成され、支持部材52が収容部56に固定された状態において支持部材52の第1凸部65が突き当たる底壁56aと、底壁56aから立ち上がり、支持部材52が収容部56に固定された状態において支持部材52の第2凸部63が突き当たる立板壁56bとを有する。
支持部材52を支持フレーム51の収容部56に固定する際には、まず、支持部材52の位置決め突起61を支持フレーム51の位置決め孔69に挿入して支持部材52の位置決めを行う。このとき、支持部材52の第1凸部65および第2凸部63が、それぞれ収容部56の底壁56aおよび立板壁56bに突き当たるが、支持部材52は切り欠き59により弾性変形可能に構成されているので、支持部材52の位置決めを容易に行うことができる。次に、重ね合わされた支持部材52の第1ビス孔60および収容部56の第2ビス孔67に、支持フレーム51の下方からビス71(図13参照)をねじ込むことにより、支持部材52が収容部56に固定される。そして、支持部材52が収容部56に固定された状態では、第1凸部65および第2凸部63は、支持部材52の弾性復帰力により底壁56aおよび立板壁56bを押圧する。これにより、支持部材52は、第1凸部65および第2凸部63を介して支持フレーム51に強く密着した状態で固定される。
なお、図11〜図13は、第1凸部65および第2凸部63が底壁56aおよび立板壁56bに形成された凹部に嵌入されているかのような印象を与えているが、これは、第1凸部65および第2凸部63が底壁56aおよび立板壁56bを押圧して強く密着していることを示すためのものであり、実際には、底壁56aおよび立板壁56bには前記凹部は形成されておらず、底壁56aおよび立板壁56bの表面に第1凸部65および第2凸部63が突き当たっている。
上述した構成の給紙装置30Aによれば、第1凸部65および第2凸部63は、支持フレーム51の収容部56の底壁56aおよび立板壁56bを押圧してそれら両壁56a,56bに強く密着するように構成されているので、給紙ローラ32の回転に起因する振動を、分離パッド54、パッドホルダ53、支持部材52から支持フレーム51に伝達させることが可能である。このようにして、振動の吸収を行っているので、振動に起因する異音の発生を抑制することが可能である。
しかも、支持部材52に第1凸部65および第2凸部63を形成し、切り欠き59により支持部材52を弾性変形可能な形状に形成するという簡単な構成により異音の発生を抑制しているので、給紙装置30Aの部品点数増大によるコスト増大や構造の複雑化を回避することが可能である。また、支持部材52の底壁および後壁57のそれぞれに第1凸部65および第2凸部63が形成されているので、第1固定部60が支持フレーム51に固定された状態において支持部材52が安定する。
本実施形態に係るカラープリンタ1では、給紙装置30Aの給紙ローラ32の回転に起因する振動をさらに吸収して異音発生の抑制を向上させることが可能である。すなわち、給紙装置30Aの支持フレーム51に特定の構成を付加することで支持フレーム51に伝達された振動を、プリンタ本体200の筐体90側に伝達させ、振動の吸収を促進している。以下、支持フレーム51による異音抑制について図10および図14〜図17を参照しながら説明する。
支持フレーム51は、図10に示すように、長手方向における両端部のそれぞれから支持フレーム51の後方に、つまり搬送路フレーム27(図6参照)に向かって突出する第1突出片85および第2突出片86を有している。また、支持フレーム51の両端部のそれぞれには、搬送フレーム27に固定される第2固定部81が形成されている。
図14は、給紙装置30Aの支持フレーム51が固定される搬送路フレーム27の正面図である。搬送路フレーム27は、その左右方向(つまり、プリンタ本体200の左右方向)における両端部近傍に、支持フレーム51の第1突出片85が嵌入可能な貫通孔(圧入孔)78と、支持フレーム51の第2突出片86が嵌入可能な圧入凹部(圧入孔)77とを有する。また、搬送路フレーム27は、前記両端部近傍における支持フレーム51の第2固定部81に対応する位置にビス孔75を有している。したがって、支持フレーム51の第1突出片85および第2突出片86を、図16および図17に示すように搬送路フレーム27の貫通孔78および圧入凹部77に嵌入させながら、支持フレーム51の第2固定部81と搬送路フレーム27のビス孔75とが重なるように支持フレーム51を搬送路フレーム27に対して位置決めした後、第2固定部81とビス孔75とにビス80をねじ込むことにより、支持フレーム51は搬送路フレーム27に固定される。図15は、支持フレーム51が搬送路フレーム27に固定された状態を示している。なお、第2固定部81はビス80がねじ込み可能な形状を有していればよく、その形状は限定されない。
このように、給紙装置30Aの支持フレーム51は、第1突出片85および第2突出片86が搬送路フレーム27の貫通孔78および圧入凹部77に圧入された、つまり強く密着した状態で搬送路フレーム27に固定されているので、給紙装置30Aの支持部材52に形成された第1凸部65および第2凸部63によって支持フレーム51に伝達された振動を、さらにカラープリンタ1の筐体90側である搬送路フレーム27に伝達させることができる。その結果、振動に起因する異音の発生を一層抑制できる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る給紙装置30Aおよびカラープリンタ1では、支持部材52に形成された第1凸部65および第2凸部63によって、給紙ローラ32の回転に起因する振動を支持フレーム51に伝達させ、さらに、搬送路フレーム27の貫通孔78および圧入凹部77に嵌入される第1突出片85および第2突出片86によって、支持フレーム51に伝達された前記振動を筐体90側に伝達させることが可能である。これにより、前記振動は吸収され、異音の発生が抑制される。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を左斜め前方から見た外観斜視図である。 画像形成装置の手差しトレイを引き出した状態を示す外観斜視図である。 画像形成装置の内部構造を示す断面図である。 画像形成装置の手差しトレイおよび手差し用給紙装置を上方から見た斜視図である。 手差し用給紙装置の斜視図である。 手差し用給紙装置の支持フレームが本体フレーム側に固定された状態を示す図である。 手差し用給紙装置の分離部が支持フレームの収容部に収容された状態を示す斜視図である。 分離部および分離部を支持する支持部材を前方かつ左斜め上方から見た斜視図である。 支持部材を後方かつ左斜め下方から見た斜視図である。 支持フレームを下方から見た斜視図である。 図10のV−V線に沿って切断した断面図であり、支持部材に支持されるパッドホルダおよびパッドホルダに保持される分離パッドを省略している。 図10のV−V線に沿って切断した断面図である。 図10のVI−VI線に沿って切断した断面図である。 給紙装置の支持フレームが固定される搬送路フレームの正面図である。 搬送路フレームの正面図であり、支持フレームが搬送路フレームに固定された状態を示す。 図15のX−X線に沿って切断した断面図である。 図15のXI−XI線に沿って切断した断面図である。
符号の説明
1 カラープリンタ(画像形成装置)
24 給紙搬送路
27 搬送路フレーム
30A 手差し用給紙装置
30B カセット用給紙装置
32 給紙ローラ
40 手差しトレイ
41 用紙カセット
50 分離部
51 支持フレーム
52 支持部材
53 パッドホルダ
54 分離パッド
55 ばね
56 収容部
56a 底壁
56b 立板壁
57 後壁
58 側壁
59 切り欠き
60 第1固定部(第1ビス孔)
61 位置決め突起
63 第2凸部
64 底壁
65 第2凸部
67 第2ビス孔
69 位置決め孔
71 ビス
77 圧入凹部(圧入孔)
78 貫通孔(圧入孔)
80 ビス
81 第2固定部
85 第1突出片
86 第2突出片
90 筐体(本体フレーム)
130 用紙供給部
200 プリンタ本体

Claims (4)

  1. 用紙を所定の処理ユニットに給送する給紙装置であって、
    支持フレームと、
    用紙を給送する給紙ローラと、
    前記給紙ローラと接触した状態で該給紙ローラに対向配置されて、前記給紙ローラによって給送される前記用紙の重送を防止するように構成された分離パッドと、
    前記支持フレームに固定される第1固定部を有し、前記分離パッドを支持する支持部材と、
    を備え、
    前記支持部材は、前記第1固定部の前記支持フレームへの固定に伴って弾性変形可能な形状を有する部材であり、前記第1固定部が前記支持フレームに固定されるときに該支持フレームに突き当たる凸部を有し、
    前記凸部は、前記第1固定部が前記支持フレームに固定された状態において前記支持部材の弾性変形により前記支持フレームを押圧する給紙装置。
  2. 請求項1に記載の給紙装置において、前記支持部材は、前記第1固定部が前記支持フレームに固定された状態において該支持フレームに対向する底壁および後壁と、前記底壁の両端から立ち上がる一対の側壁とを一体に有しており、
    前記底壁および後壁のそれぞれには、前記凸部が形成されており、
    前記側壁には、切り欠きが形成されている給紙装置。
  3. 本体フレームと、
    前記本体フレーム内に配置され、用紙に画像形成処理を行う画像形成ユニットと、
    前記本体フレーム内に配置され、前記画像形成ユニットに前記用紙を給送する給紙装置と、
    を備え、
    前記給紙装置として、請求項1または2のいずれか一項に記載の給紙装置が用いられており、
    前記給紙装置の支持フレームは、前記本体フレームに固定される第2固定部を有していると共に、前記本体フレームに圧入可能な形状を有している画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、前記支持フレームは、前記本体フレームに向かって突出する突出片を有しており、
    前記本体フレームは、前記突出片が圧入可能な形状の圧入孔を有する画像形成装置。
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