JP2010082774A - ロボット制御方法、ロボット制御装置、及びロボット操作装置 - Google Patents

ロボット制御方法、ロボット制御装置、及びロボット操作装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ロボットアームの手先部の制御において、特異点の近傍で関節軸の移動量が極端に大きくなるという事象や、動かなくなるという事象の発生を防ぐ。
【解決手段】 本発明に係るロボット制御方法は、全体の自由度がM次(Mは自然数)であり制御変数の次数がN次(Nは自然数)でありMはN以上であるロボットにおける制御の方法であって、変化を指示された変数の次数をL次(Lは自然数)とすると、上記制御変数のうち、変化を指示された変数を含むL次以上(N−1)次以下の変数のみを厳密制御しそれ以外の変数を曖昧制御することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、多関節ロボットの制御方法、制御装置及び操作装置に関する。
3次の位置変数と3次の姿勢変数を含む6次の制御変数により動作制御されるロボットアームの手先部の制御において、それら6次の制御変数の全てを厳密に制御しようとすると、特異点の近傍で関節軸の移動量が極端に大きくなることがある。
7自由度ロボットの場合について上記事象を詳しく説明する。複数の関節を有するロボットアームの手先部の位置姿勢ベクトルの微小変化量と、関節軸の関節角度ベクトルの微小変化量の関係は、以下のように表される。
Figure 2010082774
ただし
Δ:微小変化量
:手先部の6次元の位置姿勢ベクトル
q:関節軸の7次元の関節角度ベクトル
J:6行7列のヤコビ行列
:Jの疑似逆行列
E:7行7列の単位行列
y:7次元の任意ベクトルである。
上式(1)において、「y=0」のとき、手先部の位置姿勢の微小変化量が所望量Δpとなる関節軸の関節角度ベクトルの微小変化量の解の中で|ΣΔq 2|が最小となる解を与える。ここでΔqはベクトルΔqのi番目の要素である。|ΣΔq 2|が最小となる解とは、特定の関節軸の移動量が極端に大きくなることを抑制し全ての関節軸に均等に移動負荷を課す解である、と言い換えることができる。つまり、「y=0」の解を選択することで、本来、特異点を最も避ける解を選択していることになる。
しかしながら、「y=0」の解を選択しても、機構上、特異点の多いロボットにおいては、どうしても関節軸の移動量の極端な増大等により頻繁に動作不能状態に陥ってしまうことがある。
特許文献1、2に記載の発明では、特異点近傍領域に手先部が在るか否かを判定し、特異点近傍に在るのならば、特異点を迂回するため制御方法を別のものに切り替えることなどを行う。また、特許文献3に記載の発明では、冗長ロボットにおいてキーとなる関節を予め選択し、目標手先位置姿勢に達するまでにキーとなる関節の角度が目標値となるように制御する。
特開平5−84677号公報 特開平5−228863号公報 特開平9−109072号公報
本発明は、ロボットアームの手先部の制御において、特異点の近傍で関節軸の移動量が極端に大きくなるという事象や、動かなくなるという事象の発生を防ぐことを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するためになされたものである。本発明に係るロボット制御方法は、
全体の自由度がM次(Mは自然数)であり制御変数の次数がN次(Nは自然数)でありMはN以上であるロボットにおける制御の方法であって、
変化を指示された変数の次数をL次(Lは自然数)とすると、上記制御変数のうち、変化を指示された変数を含むL次以上(N−1)次以下の変数のみを厳密制御しそれ以外の変数を曖昧制御することを特徴とする。
本発明を利用することにより、ロボットアームの手先部の制御において、特異点の近傍で関節軸の移動量が極端に大きくなるという事象や、動かなくなるという事象の発生を防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明に係る好適な実施形態を説明する。以下の実施形態では、制御変数が6次(位置3次+姿勢3次)であり、自由度が7自由度又は6自由度であるロボットを採り上げているが、本発明はこれらに限定されるものではなく、制御変数の次数以上の自由度を持つロボットに適用可能である。例えば、手先部を平面内でのみ動作させるロボットであれば、制御変数3次(位置2次(x,y)+姿勢1次(平面上での回転))であるから、全体の自由度が3自由度以上のロボットに本発明は適用可能である。
[第1の実施形態]
図1(1)は、本発明の第1の実施形態に係る7軸ロボット(7自由度ロボット)2の概略の全体図である。ロボット2は、ロボットアーム4、コントローラ6、及びティーチペンダント8を含む。コントローラ6とケーブル10等で接続されるティーチペンダント8(図2(1)参照)によって、操作者はロボットの動作の操作を行う。コントローラ6はティーチペンダント8からの信号によりロボットアーム4の動作制御を行う。
図1(2)は、本発明の第1の実施形態に係る7軸ロボット2の、コントローラ6を中心とする概略のブロック図である。ティーチペンダント8は、データ表示部12、操作部82、インターフェース部84を備え、操作部82から入力される操作信号がインターフェース部84を介してコントローラ6に伝えられる。コントローラ6は、第1のインターフェース部、演算部64、制御部66、記憶部68、第2のインターフェース部を備える。ロボットアーム4の動作を制御するための信号やデータは、ティーチペンダント8から第1のインターフェースを介して入力されたり、記憶部68に記憶されていたりしている。これら信号やデータは、やはり記憶部68に記憶されるプログラム等により演算部64で適宜演算され、演算結果に基づいて制御部66がロボットアーム4を制御するための信号として出力する。ロボットアーム4を制御するための信号は、第2のインターフェース部を介して7つの関節軸に与えられる。なお、制御部66はロボットアーム4からの信号を受け取り、それら信号を適宜演算部64に演算させたり記憶部68に記憶させたりもする。また、制御部66から第1のインターフェース部を介して適宜信号がティーチペンダント8に送信されることもある。
図2(1)は、本発明の第1の実施形態に係るロボット2に含まれるティーチペンダント8の概略の平面図である。ティーチペンダント8には、動作方向指示ボタン14、その他ボタン16、18、及び、データ表示部12などが設けられている。操作者はボタン14、16、18の操作によりロボット2の装置全体の操作を行う。データ表示部12には、操作者がロボット2を操作する際に有用なデータが適宜表示される。
本発明の第1の実施形態に係る7軸ロボット2では、手先部の6次の制御変数のうち、1次以上5次以下の制御変数の制御を「放棄」若しくは「曖昧」にする。このようにすることにより、関節軸の軸数に変化が無くとも冗長性が増すことになり特異点到達の頻度が激減する。
ところで、通常、操作者は、手先部の大まかな位置決めを行う移動時には高速移動を利用し、厳密な位置決めを行う移動時には低速・微速移動を利用する。従って、本発明の第1の実施形態では、「厳密」制御と、「放棄」若しくは「曖昧」制御との切り替えを、ティーチペンダント8における専用スイッチによる指示によって行うことだけでなく、手先部の移動速度の設定に応じて自動的に行えるようにする。なお、図2(2)に示すティーチペンダント8は、「厳密」制御と「放棄」若しくは「曖昧」制御との切り替えを行う専用スイッチである曖昧厳密切り替えボタンgを備えることを示している。
「厳密」及び「放棄」若しくは「曖昧」の具体的意味は後で説明する。
また、上記にて、本実施形態に係る7軸ロボット2では、手先部の6次の制御変数のうち、1次以上5次以下の制御変数の制御を「放棄」若しくは「曖昧」にする、と述べた。この理由は次の通りである。つまり、少なくとも一つの制御変数の制御は「曖昧」若しくは「放棄」の対象とするが、変化を指示された制御変数(表2参照)の制御は「曖昧」若しくは「放棄」の対象とはせず「厳密」制御の対象とする。より一般的に言うと、全体の自由度がM次(Mは自然数)であり、制御変数の次数がN次(NはM以下の自然数)であり、変化を指示された変数の次数をL次(Lは自然数)とすると、変化を指示された変数を含むL次以上(N−1)次以下の制御変数のみを厳密制御しそれ以外の制御変数を曖昧制御する。ここで「手先部姿勢」はx軸、y軸、z軸それぞれの軸周りの回転角によって定義される手先部の姿勢である。
(設定される制御仕様)
次に、本発明の第1の実施形態に係る7軸ロボット2のコントローラ6に設定される制御仕様を説明する。
Figure 2010082774
<曖昧制御の仕様>
Figure 2010082774
上記表1のテーブルは、ティーチペンダント(TP)上で設定される速度レベル(1〜6)と、手先部移動速度と、制御方法との関係を示す表である。上記表2のテーブルは曖昧制御の仕様を示す表である。図2(2)に示すティーチペンダント8において、ボタンa、b、c、dは夫々、x軸位置移動ボタン、y軸位置移動ボタン、z軸位置移動ボタン、及び姿勢移動ボタンであるとし、ボタンr、s、t、u、v、wは夫々、速度レベル1〜6を設定する速度レベル設定ボタンであるとする。つまり、操作者がティーチペンダント(TP)から、速度レベルと移動ボタンの種別(上記表2参照)とを指定すると、速度レベルが4以上である(即ち、高速である)ときには、指定された移動ボタンの種別に応じて、所定の軸位置に関して曖昧制御が実行される。
例えば、速度レベル設定ボタンuが押されて速度レベル「4」(移動速度;50mm/s)が指定され同時にy軸位置移動ボタンbが押されると、y軸位置と手先部姿勢とは厳密制御されるが、z軸位置とx軸位置とは曖昧制御される。なお、同じ移動速度(即ち、50mm/s)であっても、速度レベル設定ボタンtが押されて速度レベル「3」が指定されれば、x、y、z軸位置及び手先部姿勢は全て、厳密制御される。なお、言うまでもないが、表1及び表2に示される制御仕様は例示に過ぎず、これに限定されるものではない。
(7軸ロボットの動作)
上記制御仕様が設定された7軸ロボット2の基本的動作を続いて説明する。y軸位置移動ボタンbが押されたときを例にとることにする。
Figure 2010082774
上記表3のように、行列J、J、Jを定義する。なお、Jは、Jのy軸位置および手先部姿勢に対応する行成分からなる行列である。Jは、Jのx軸位置およびz軸位置に対応する行成分からなる行列である。
また、pを厳密制御変数、pを曖昧制御変数とすると、以下の式(2)(3)が成り立つ。
Figure 2010082774
上式(2)(3)より、次の式(4)を導くことができる。なお、Δq=J Δpである。
Figure 2010082774
ところが、上式(4)で得られたyは、上式(2)を上式(3)に代入して導出されたのであるから、曖昧制御変数と想定した変数(p)までも厳密に制御してしまう場合のベクトルである。そこで、再び式(2)に戻って、yの代わりにk×yを用いることを検討する。ここで、kは、0以上1以下の係数である。
Figure 2010082774
つまり、kの値によって、「y」と「ky」との近さ、即ち、pの制御の厳密さを調整することになる。従って、k=1で最も近く(厳密であり)、k=0に近づくほど遠い(曖昧である)ことになる。
言い換えると、k=1のときには、全ての制御変数を厳密に制御することになる。従って、ロボットアームの動作における特異点到達の可能性は、従来の制御側、即ち、「Δq=J Δp」に従う解と同程度となる。また、k=0のときには、曖昧制御変数(上記例では、x軸位置とz軸位置)の制御が完全に放棄されることになる。即ち、7個の関節軸のロボットにおいて4変数のみが制御されることになる。先に式(1)において「y=0」の解を選択することで特異点を最も避ける解を選択できることを説明したが、制御を放棄された曖昧制御変数は特定の関節軸の移動量が極端に大きくなることを抑制するための値をとることができるので、全体として特異点到達の可能性が格段に低減する。更に、0<k<1のときには、それらの中間状態となる。なお、kの値にかかわらずpは厳密に制御されることは式(2)乃至(5)より明らかである。
kの値変動による制御則の変化のシミュレーション例を、図3を参照しつつ説明する。図3(1)(2)(3)に示す7軸ロボットアーム4の手先部は、y軸方向(図3では左から右の方向)に移動するように(ティーチペンダント8のy軸移動ボタンbを押されて)操作されているものとする。図3(1)(2)(3)に示す7軸ロボットアーム4の手先部の、x軸z軸の初期位置は、(x,z)であるとする。
まず、図3(1)ではk=1のときの動作例を示している。ロボットアーム4の手先部は(1−1)の位置からy軸方向に移動しようとするが、(1−1)の位置から(1−2)の位置へと特異点近傍に近づいていっても、x軸z軸位置は(x,z)の位置を保持しようとするため、動きが取れなくなったり、各関節軸が大きく動いたりすることになる。動きが取れなくなった場合には、(1−3)の位置にまでは到達できない。
次に、図3(2)ではk=0のときの動作例を示している。ロボットアーム4の手先部が、(2−1)の初期位置から(2−2)の特異点近傍の位置へと近づくにつれて、x軸z軸の軌跡は(x,z)からずれていく。そして、y軸方向に目標分移動した(2−3)の位置では、(2−2)の時点で生じたx軸z軸の軌跡のずれがそのまま残っている。
次に、図3(3)ではk=0.05のときの動作例を示している。ロボットアーム4の手先部が、(3−1)の初期位置から(3−2)の特異点近傍の位置へと近づくにつれて、特異点に到達しない範囲でx軸z軸の軌跡が(x,z)からずれていく。そして、特異点近傍(3−2)を超えて遠ざかるにつれてそのずれが解消されるように、手先部が動く(3−3)。
つまり、0<k<1にある図3(3)に示すロボットアーム4においては、特異点から十分に離れた領域では、x軸z軸の軌跡が(x,z)から大きくずれることはない。特異点が近づくとずれが生じ始め、これにより各関節軸の移動量が大きくなるのが防がれる。再び特異点から十分に離れていくと、x軸z軸の軌跡が元の値(x,z)に近づこうとする。(3−1)から(3−3)におけるこれらの原理が一つの制御則で機能することになる。
図4は、図3(2)(3)に示すロボットアームにおいて、y軸方向に手先部が移動するときの、手先部のx軸位置とz軸位置をシミュレーションして連続的にプロットしたグラフである。横軸がy軸方向の手先位置(mm)を表し、縦軸が手先部のx軸方向とz軸方向の初期位置(x,z)からの軌跡ずれ(mm)を表す。図4(1)に示すグラフは、k=0のときのものであり、図4(2)に示すグラフは、k=0.05のときのものである。図4から明白なように、k=0のときと比べてk=0.05のときには、x軸z軸の軌跡は(x,z)から大きくずれることはなく、(x,z)に戻ろうとする傾向が見られる。
[その他のシミュレーションの例]
続いて、図5(1)に示すような、人体の手首形状に類似する6軸ロボットが、特異点を通過する場合の、関節軸の動作量のシミュレーションの例を説明する。ここでのロボットは、図5(1)に斜視図が示されるような6軸ロボットであり、図5(2)に簡易化された模式図が示されている。図5(2)から明白なように、関節軸JT1、JT4、JT6はロール動作を為し、関節軸JT2、JT3、JT5はピッチ動作を為す。関節軸JT1はロボットコントローラ(本体部)に繋がり、関節軸JT6は手先部に繋がる。
図6は、図5のロボットにおける関節軸の動作量のシミュレーション結果をプロットしたグラフである。図6(1)の上段の3つのグラフは、全ての変数が厳密制御される場合のシミュレーション結果であり、下段の3つのグラフは、z軸位置が曖昧制御される場合のシミュレーション結果である。(ア)(イ)(ウ)の3列のグラフにおける左列、中列、右列は、夫々、関節軸JT4、JT5、JT6の動作量を表すものである。各グラフの横軸は、動作時間(s(秒))を表し、縦軸は、関節角(degree(度))を表す。
図6(1)を見ると、厳密制御のみを含む上段の場合、関節軸JT5は約0度の近傍を僅かに動くだけであるが、関節軸JT4は、80秒の動作時間に約90度から180度(−180度)を介して約−90度まで、略180度動く。同様に、関節軸JT6は、80秒の動作時間に約−90度から−180度(180度)を介して約90度まで、略−180度動く。このように、上段の場合、JT4とJT6で大きく動作する。それに比べて、曖昧制御を含む下段の場合、JT4、JT5、JT6のいずれの関節角もある角度(約90度、約0度、約−90度)の近傍を僅かに動くだけである。
図6(2)のグラフは、z軸位置が曖昧制御される場合の、手先部の水平面上の変位(横軸)(mm)に対するz軸方向の軌跡ずれ(縦軸)(mm)のシミュレーション値をプロットしたグラフである。このグラフでも、図6(1)の下段のグラフと同様に、横軸の変位に対してz軸方向の軌跡ずれはあまり見られない。
本発明は、高機能化するロボットアームを備えるロボットの分野で利用することができる。
図1(1)は、本発明の第1の実施形態に係る7軸ロボットの概略の全体図である。図1(2)は、本発明の第1の実施形態に係る7軸ロボットの、コントローラを中心とする概略のブロック図である。 図2(1)は、本発明の第1の実施形態に係るロボットに含まれるティーチペンダントの概略の平面図である。図2(2)は、曖昧厳密切り替えボタン、x軸位置移動ボタン、y軸位置移動ボタン、z軸位置移動ボタン、姿勢移動ボタン、及び速度レベル設定ボタンを備えるティーチペンダントの概略の平面図である。 kの値変動による、7軸ロボットアームの動作のシミュレーション例を示す図である。 図3(2)(3)に示すロボットアームにおいて、y軸方向に手先部が移動するときの、手先部のx軸位置とz軸位置をシミュレーションして連続的にプロットしたグラフである。 図5(1)は、6軸ロボットの斜視図である。図5(2)は、図5(1)に示す6軸ロボットの簡易化された模式図である。 図5に示すロボットにおける関節軸の動作量のシミュレーション結果をプロットしたグラフである。図6(1)の上段の3つのグラフは、全ての変数が厳密制御される場合のシミュレーション結果であり、下段の3つのグラフは、z軸位置が曖昧制御される場合のシミュレーション結果である。(ア)(イ)(ウ)の3列のグラフにおける左列、中列、右列は、夫々、関節軸JT4、JT5、JT6の動作量を表すものである。図6(2)のグラフは、z軸位置が曖昧制御される場合の、手先部の水平面上の変位(横軸)(mm)に対するz軸方向の軌跡ずれ(mm)のシミュレーション値をプロットしたグラフである。
符号の説明
2・・・ロボット、4・・・ロボットアーム、6・・・コントローラ、8・・・ティーチペンダント、10・・・ケーブル。

Claims (12)

  1. 全体の自由度がM次(Mは自然数)であり制御変数の次数がN次(Nは自然数)でありMはN以上であるロボットにおける制御の方法であって、
    変化を指示された変数の次数をL次(Lは自然数)とすると、上記制御変数のうち、変化を指示された変数を含むL次以上(N−1)次以下の変数のみを厳密制御しそれ以外の変数を曖昧制御することを特徴とする
    ロボット制御方法。
  2. 全体の自由度がM次(Mは自然数)であり制御変数の次数がN次(Nは自然数)でありMはN以上であるロボットにおける制御の方法であって、
    変化を指示された変数の次数をL次(Lは自然数)とすると、上記制御変数のうち、変化を指示された変数を含むL次以上(N−1)次以下の変数のみを厳密制御しそれ以外の変数を曖昧制御する工程1と、
    上記制御変数の全ての変数を厳密制御する工程2と、
    上記工程1と上記工程2とのうち一つを選択する工程3と
    を含むロボット制御方法。
  3. 上記工程3において、外部からの指示により選択を行うことを特徴とする請求項2に記載のロボット制御方法。
  4. 上記工程3において、ロボットの手先部の移動速度の設定に応じて選択を行うことを特徴とする請求項2に記載のロボット制御方法。
  5. 全体の自由度がM次(Mは自然数)であり制御変数の次数がN次(Nは自然数)でありMはN以上であるロボットに対する制御装置であって、
    変化を指示された変数の次数をL次(Lは自然数)とすると、上記制御変数のうち、外部から変化を指示された変数を含むL次以上(N−1)次以下の変数のみを厳密制御しそれ以外の変数を曖昧制御することを特徴とする
    ロボット制御装置。
  6. 全体の自由度がM次(Mは自然数)であり制御変数の次数がN次(Nは自然数)でありMはN以上であるロボットに対する制御装置であって、
    変化を指示された変数の次数をL次(Lは自然数)とすると、上記制御変数のうち、外部から変化を指示された変数を含むL次以上(N−1)次以下の変数のみを厳密制御しそれ以外の変数を曖昧制御する曖昧制御手段と、
    上記制御変数の全ての変数を厳密制御する厳密制御手段と、
    上記曖昧制御手段による制御と上記厳密制御手段による制御のうち一つを選択する選択手段と
    を含むロボット制御装置。
  7. 上記選択手段は、外部からの指示により選択を行うことを特徴とする請求項6に記載のロボット制御装置。
  8. 上記選択手段は、ロボットの手先部の移動速度の設定に応じて選択を行うことを特徴とする請求項6に記載のロボット制御装置。
  9. 請求項5又は6に記載のロボット制御装置に対して、変化の対象とし且つ厳密制御の対象とする変数を指示するための信号を送ることを特徴とする
    ロボット操作装置。
  10. 請求項7に記載のロボット制御装置に対して、選択を行うための指示の信号を送ることを特徴とする
    ロボット操作装置。
  11. 請求項8に記載のロボット制御装置に対して、ロボットの手先部の移動速度の設定のための信号を送ることを特徴とする
    ロボット操作装置。
  12. M次の自由度を備えるロボットの手先部の位置姿勢ベクトルの微小変化量をΔp、
    関節軸の関節角度ベクトルの微小変化量をΔq、
    ヤコビ行列をJ
    ヤコビ行列の疑似逆行列をJ
    単位行列をE、
    任意のベクトルをy、
    厳密制御の対象の変数である厳密制御変数のためのヤコビ行列をJ
    厳密制御変数以外の曖昧制御の対象の変数である曖昧制御変数のためのヤコビ行列をJ
    厳密制御変数をp
    曖昧制御変数をp
    と表し、
    Figure 2010082774
    との式が成り立つ場合、
    厳密制御を行うことと曖昧制御を行うこととが並行して為されるということは、
    Δq=J Δpなる関係式、及び、0<k<1なる係数kを用いて、Δqが、
    Figure 2010082774
    との式で表されることである
    ことを特徴とする請求項1に記載のロボット制御方法。
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