JP2010082186A - 撮影制御装置 - Google Patents

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Keiji Tsubota
圭司 坪田
Yutaka Yoshida
豊 吉田
Takeshi Kamiya
毅 神谷
Yasuyoshi Ota
恭義 大田
Naoyuki Nishino
直行 西納
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Abstract

【課題】照射される放射線を放射線画像撮影装置で効率良く放射線画像に変換させることにより、良好な放射線画像を得ることができる撮影制御装置を提供する。
【解決手段】電子カセッテ32の放射線画像への変換特性を示す特性情報をHDD110に記憶しておき、記憶された特性情報に基づいて、放射線画像の撮影の際に照射される線量の放射線が電子カセッテ32で効率良く放射線画像に変換される曝射条件を決定し、決定された曝射条件で放射線源130から電子カセッテ32に対して放射線を照射されるように制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮影制御装置に関する。
近年、TFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス基板上に放射線感応層を配置し、放射線を直接デジタルデータに変換できるFPD(Flat Panel Detector)が実用化されており、このFPD等を用いて照射された放射線により表わされる放射線画像を示す画像情報を生成し、生成した画像情報を記憶する可搬型放射線画像撮影装置(以下、「電子カセッテ」ともいう。)が実用化されている。
この電子カセッテは、可搬性を有するため、ストレッチャーやベッドに載せたまま患者を撮影することもでき、電子カセッテの位置を変更することにより撮影箇所を調整することができるため、動けない患者に対しても柔軟に対処することができる。
ところで、電子カセッテに内蔵されるFPD等の放射線検出器は、放射線を変換する方式として、放射線をシンチレータで光に変換した後にフォトダイオードなどの半導体層で電荷に変換する間接変換方式や、放射線をアモルファスシリコン等の半導体層で電荷に変換する直接変換方式などがあり、また各方式でも半導体層に使用可能な材料が種々ある。
このため、電子カセッテは、同じ管電圧や照射時間で放射線を照射しても変換される電荷量が違い、また、例えば管電圧や照射時間を増加させても電荷への変換が飽和してしまう場合もあるため、種類によって放射線画像への変換特性が異なる。
特性の変化に応じて補正を行なう技術として、特許文献1には、ターゲットと放射線検出素子間の距離に応じた放射線の減衰特性等や被写体厚さに応じて管電圧や照射時間などの曝射条件を変更する技術が開示されている。
また、特許文献2には、イメージングプレートなどの放射線像変換パネルの種類に応じて画像読み出し時に放射線像変換パネルに照射される励起光のパワーを変更する技術が開示されている。
特開2007−222447号公報 特開2004−198787号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2の技術は、電子カセッテの種類によって放射線画像への変換特性が異なる点を考慮しておらす、照射された放射線を十分に変換できず、良好な放射線画像を得ることができない場合がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、照射される放射線を放射線画像撮影装置で効率良く放射線画像に変換させることにより、良好な放射線画像を得ることができる撮影制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明の撮影制御装置は、放射線を吸収して電荷を発生するセンサ部を有し、放射線が照射されて前記センサ部に発生した電荷量に基づいて当該放射線により表わされる放射線画像を示す画像情報を生成する放射線画像撮影装置の放射線画像への変換特性を示す特性情報を予め記憶した記憶手段と、放射線画像の撮影の際に前記放射線画像撮影装置に対して放射線源から照射される放射線の線量を示す線量情報を取得する取得手段と、前記記憶手段に記憶された特性情報に基づき、前記取得手段により取得された線量情報により示される線量の放射線が前記放射線画像撮影装置で効率良く放射線画像に変換される曝射条件を決定する曝射条件決定手段と、前記曝射条件決定手段により決定された曝射条件で前記放射線源から前記放射線画像撮影装置に対して放射線が照射されるように制御する制御手段と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、放射線を吸収して電荷を発生するセンサ部を有し、放射線が照射されて前記センサ部に発生した電荷量に基づいて当該放射線により表わされる放射線画像を示す画像情報を生成する放射線画像撮影装置の放射線画像への変換特性を示す特性情報が、記憶手段に予め記憶されており、また、取得手段により、放射線画像の撮影の際に放射線画像撮影装置に対して放射線源から照射される放射線の線量を示す線量情報が取得される。
そして、本発明では、曝射条件決定手段により、記憶手段に記憶された特性情報に基づき、取得手段により取得された線量情報により示される線量の放射線が放射線画像撮影装置で効率良く放射線画像に変換される曝射条件が決定され、制御手段により、曝射条件決定手段により決定された曝射条件で放射線源から放射線画像撮影装置に対して放射線が照射されるように制御される。
このように、請求項1に記載の発明によれば、放射線画像撮影装置の放射線に対する変換特性を示す特性情報を予め記憶しておき、記憶された特性情報に基づいて、放射線画像の撮影の際に照射される線量の放射線が放射線画像撮影装置で効率良く放射線画像に変換される曝射条件を決定し、決定された曝射条件で放射線源から放射線画像撮影装置に対して放射線を照射されるように制御するので、照射される放射線を放射線画像撮影装置で効率良く放射線画像に変換させることができるため、良好な放射線画像を得ることができる。
なお、本発明の曝射条件決定手段は、請求項2に記載の発明のように、放射線が前記放射線画像撮影装置で最も効率良く放射線画像に変換される曝射条件を決定してもよい。
また、本発明は、請求項3に記載の発明のように、前記特性情報を、前記放射線源に供給される管電流に応じた前記放射線画像撮影装置により放射線画像へ変換される放射線の線量の変化を示す管電流変換特性情報、及び放射線の照射時間に応じた前記放射線画像撮影装置により放射線画像へ変換される放射線の線量の変化を示す照射時間変換特性情報としてもよい。
また、本発明の前記曝射条件決定手段は、請求項4に記載の発明のように、前記管電流変換特性情報に基づいて管電流に応じた前記放射線画像撮影装置の放射線の変換率を示す関数f1を求めると共に、前記照射時間変換特性情報に基づいて照射時間に応じた前記放射線画像撮影装置の放射線の変換率を示す関数f2を求め、前記関数f1と前記関数f2を乗算して得られる管電流Xと照射時間Yと変換率Zを軸とする3次元空間上の関数Fにおいて、管電流と照射時間の乗算値が前記取得手段により取得された線量情報により示される線量となり且つ変換率が最も高くなる管電流と照射時間の組合わせを最も効率良く放射線画像に変換される曝射条件と決定してもよい。
また、本発明は、請求項5に記載の発明のように、予め定められた曝射条件で前記放射線源から放射線を照射させて放射線画像撮影装置により生成された画像情報に基づいて前記放射線源に供給される管電流に応じた前記放射線画像撮影装置による放射線の放射線画像への変換量及び放射線の照射時間に応じた前記放射線画像撮影装置による放射線の放射線画像への変換量を求め、前記特性情報を生成する生成手段をさらに備え、前記記憶手段が、前記生成手段により生成された前記特性情報を記憶してもよい。
本発明によれば、放射線画像撮影装置の放射線に対する変換特性を示す特性情報を予め記憶しておき、記憶された特性情報に基づいて、放射線画像の撮影の際に照射される線量の放射線が放射線画像撮影装置で効率良く放射線画像に変換される曝射条件を決定し、決定された曝射条件で放射線源から放射線画像撮影装置に対して放射線を照射されるように制御するので、照射される放射線を放射線画像撮影装置で効率良く放射線画像に変換させることができるため、良好な放射線画像を得ることができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
先ず、実施の形態に係る放射線情報システム10の構成について説明する。
図1には、本実施の形態に係る放射線情報システム10{以下、「RIS10」(RIS:Radiology Information System)とも称する。)の各構成要素を示すブロック図が示されている。
RIS10は、放射線科部門内における、診療予約、診断記録等の情報管理を行うためのシステムであり、病院情報システム(HIS:Hospital Information System)の一部を構成する。
RIS10は、複数台の撮影依頼端末装置12(以下、「端末装置12」とも称する。)、RISサーバ14、病院内の個々の放射線撮影室(或いは手術室)に設置された放射線画像撮影システム18が、有線又は無線のLAN(Local Area Network)から成る病院内ネットワーク16に各々接続されて構成されている。なお、RIS10は同じ病院内に設けられた病院情報システム(HIS:Hospital Information System)の一部を構成しており、病院内ネットワーク16にはHIS全体を管理するHISサーバ(図示省略)も接続されている。
端末装置12は、医師や放射線技師が、診断情報や施設予約の入力・閲覧をするためのものであり、放射線画像の撮影依頼(撮影予約)もこの端末装置12からなされる。各端末装置12は、表示装置付きのパーソナルコンピュータから構成され、RISサーバ14と病院内ネットワーク16により接続されて相互通信が可能となっている。
RISサーバ14は、各端末装置12からの撮影依頼を受け付け、撮影システム18における放射線画像の撮影スケジュールを管理するものであり、データベース14Aを含んで構成されている。
データベース14Aは、患者の属性情報(氏名、性別、生年月日、年齢、血液、患者ID等)、病歴、受診歴、過去に撮影した放射線画像等、患者に関する情報、撮影システム18の電子カセッテ32の識別番号、型式、サイズ、感度、使用可能な撮影部位(対応可能な撮影依頼の内容)、使用開始年月日、使用回数等、電子カセッテ32に関する情報、及び電子カセッテ32を用いて放射線画像を撮影する環境、すなわち、電子カセッテ32を使用する環境(一例として、手術室や放射線画像の撮影専用に設置された撮影室など)を示す環境情報を含んで構成されている。
撮影システム18は、RISサーバ14からの指示に応じて医師や放射線技師の操作により放射線画像の撮影を行う。撮影システム18は、放射線源130(図2、図3参照。)から曝射条件に従った線量からなる放射線Xを被写体に照射する放射線発生装置34と、患者を透過した放射線Xを吸収して電荷を発生し、発生した電荷量に基づいて放射線画像を示す画像情報を生成する放射線検出器60(図3参照。)を内蔵する電子カセッテ32と、電子カセッテ32に内蔵されるバッテリを充電するクレードル40と、電子カセッテ32、放射線発生装置34、及びクレードル40を制御するコンソール42と、を備える。
図2には、本実施の形態に係る撮影システム18を放射線撮影室44に配置した様子の一例が示されている。
同図に示すように、放射線撮影室44には、立位での放射線撮影を行う際に電子カセッテ32を保持するためのラック45と、臥位での放射線撮影を行う際に患者が横臥するためのベッド46が設置されており、ラック45の前方空間は立位での放射線撮影を行う際の患者の撮影位置48とされ、ベッド46の上方空間は臥位での放射線撮影を行う際の患者の撮影位置50とされている。
放射線撮影室44には、単一の放射線源130からの放射線によって立位での放射線撮影も臥位での放射線撮影も可能とするために、放射線源130を、水平な軸回り(図2の矢印A方向)に回動可能で、鉛直方向(図2の矢印B方向)に移動可能で、かつ水平方向(図2の矢印C方向)に移動可能に支持する支持移動機構52が設けられている。支持移動機構52は、放射線源130を水平な軸回りに回動させる駆動源と、放射線源130を鉛直方向に移動させる駆動源と、放射線源130を水平方向に移動させる駆動源を各々備えている(何れも図示省略)。
クレードル40には、電子カセッテ32を収納可能な収容部40Aが形成されている。
電子カセッテ32は、待機時、クレードル40の収容部40Aに収納され、内蔵されるバッテリに充電が行われ、放射線画像の撮影時、放射線技師によってクレードル40から取り出され、撮影姿勢が立位であればラック45に保持される位置49へ移動・位置決めされ、撮影姿勢が臥位であればベッド46上の位置51へ移動・位置決めされる。
本実施の形態に係る撮影システム18では、放射線発生装置34とコンソール42とをそれぞれケーブルで接続して有線通信によって各種情報の送受信を行うが、図2では、各機器間を接続するケーブルを省略している。また、電子カセッテ32とコンソール42との間は、無線通信によって各種情報の送受信を行う。
なお、電子カセッテ32は、放射線撮影室44で使用される場合に限られるものではなく、例えば、検診や病院内での回診にも適用することができる。
図3には、本実施の形態に係る電子カセッテ32の内部構成が示されている。
同図に示すように、電子カセッテ32は、放射線Xを透過させる材料からなる筐体54を備えており、防水性、密閉性を有する構造とされている。電子カセッテ32は、手術室等で使用されるとき、血液やその他の雑菌が付着するおそれがある。そこで、電子カセッテ32を防水性、密閉性を有する構造として、必要に応じて殺菌洗浄することにより、1つの電子カセッテ32を繰り返し続けて使用することができる。
筐体54の内部には、放射線Xが照射される筐体54の照射面56側から、患者による放射線Xの散乱線を除去するグリッド58、患者を透過した放射線Xを検出する放射線検出器60、及び、放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板62が順に配設される。なお、筐体54の照射面56をグリッド58として構成してもよい。
また、筐体54の内部の一端側には、マイクロコンピュータを含む電子回路及び充電可能な二次電池を収容するケース31が配置されている。放射線検出器60及び電子回路は、ケース31に配置された二次電池から供給される電力によって作動する。ケース31内部に収容された各種回路が放射線Xの照射に伴って損傷することを回避するため、ケース31の照射面22側には鉛板等を配設しておくことが望ましい。
図4には、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム18の詳細な構成を示すブロック図が示されている。
放射線発生装置34には、コンソール42と通信を行うための接続端子34Aが設けられている。コンソール42には、放射線発生装置34と通信を行うための接続端子42Aが設けられている。
電子カセッテ32に内蔵された放射線検出器60は、TFTアクティブマトリクス基板66上に、放射線Xを吸収し、電荷に変換する光電変換層が積層されて構成されている。光電変換層は例えばセレンを主成分(例えば含有率50%以上)とする非晶質のa−Se(アモルファスセレン)から成り、放射線Xが照射されると、照射された放射線量に応じた電荷量の電荷(電子−正孔の対)を内部で発生することで、照射された放射線Xを電荷へ変換する。なお、放射線検出器60は、アモルファスセレンのような放射線Xを直接的に電荷に変換する放射線-電荷変換材料の代わりに、蛍光体材料と光電変換素子(フォトダイオード)を用いて間接的に電荷に変換してもよい。蛍光体材料としては、ガドリニウム硫酸化物(GOS)やヨウ化セシウム(CsI)が良く知られている。この場合、蛍光材料によって放射線X−光変換を行い、光電変換素子のフォトダイオードによって光−電荷変換を行なう。
また、TFTアクティブマトリクス基板66上には、光電変換層で発生された電荷を蓄積する蓄積容量68と、蓄積容量68に蓄積された電荷を読み出すためのTFT70を備えた画素部74(図4では個々の画素部74に対応する光電変換層を光電変換部72として模式的に示している)がマトリクス状に多数個配置されており、電子カセッテ32への放射線Xの照射に伴って光電変換層で発生された電荷は、個々の画素部74の蓄積容量68に蓄積される。これにより、電子カセッテ32に照射された放射線Xに担持されていた画像情報は電荷情報へ変換されて放射線検出器60に保持される。
また、TFTアクティブマトリクス基板66には、一定方向(行方向)に延設され個々の画素部74のTFT70をオンオフさせるための複数本のゲート配線76と、ゲート配線76と直交する方向(列方向)に延設されオンされたTFT70を介して蓄積容量68から蓄積電荷を読み出すための複数本のデータ配線78が設けられている。個々のゲート配線76はゲート線ドライバ80に接続されており、個々のデータ配線78は信号処理部82に接続されている。個々の画素部74の蓄積容量68に電荷が蓄積されると、個々の画素部74のTFT70は、ゲート線ドライバ80からゲート配線76を介して供給される信号により行単位で順にオンされ、TFT70がオンされた画素部74の蓄積容量68に蓄積されている電荷は、電荷信号としてデータ配線78を伝送されて信号処理部82に入力される。従って、個々の画素部74の蓄積容量68に蓄積されている電荷は行単位で順に読み出される。
図5には、本実施の形態に係る放射線検出器60の1画素部分に注目した等価回路図が示されている。
同図に示すように、TFT70のソースは、データ配線78に接続されており、このデータ配線78は、信号処理部82に接続されている。また、TFT70のドレインは蓄積容量68及び光電変換部72に接続され、TFT70のゲートはゲート配線76に接続されている。
信号処理部82は、個々のデータ配線78毎にサンプルホールド回路84を備えている。個々のデータ配線78を伝送された電荷信号はサンプルホールド回路84に保持される。サンプルホールド回路84はオペアンプ84Aとコンデンサ84Bを含んで構成され、電荷信号をアナログ電圧に変換する。また、サンプルホールド回路84にはコンデンサ84Bの両電極をショートさせ、コンデンサ84Bに蓄積された電荷を放電させるリセット回路としてスイッチ84Cが設けられている。
サンプルホールド回路84の出力側にはマルチプレクサ86、電圧増幅器87、A/D変換器88が順に接続されている。個々のサンプルホールド回路に保持された電荷信号はアナログ電圧に変換されてマルチプレクサ86に順に(シリアルに)入力され、電圧増幅器87で電圧が増幅されたの後に、A/D変換器88によってデジタルの画像情報へ変換される。
信号処理部82には画像メモリ90が接続されている(図4参照。)。信号処理部82のA/D変換器88から出力された画像情報は画像メモリ90に順に記憶される。画像メモリ90は放射線画像を示す画像情報を所定枚数分記憶可能な記憶容量を有しており、1ラインずつ電荷の読み出しが行われる毎に、読み出された1ライン分の画像情報が画像メモリ90に順次記憶される。
画像メモリ90は電子カセッテ32全体の動作を制御するカセッテ制御部92と接続されている。カセッテ制御部92はマイクロコンピュータによって実現されており、CPU92A、ROM及びRAMを含むメモリ92B、HDDやフラッシュメモリ等から成る不揮発性の記憶部92Cを備えている。電子カセッテ32には、例えば、型式等の電子カセッテ32の種類を示す情報が付されており、記憶部92Cには、電子カセッテ32の種類を示す情報として型式が記憶されている。
このカセッテ制御部92には無線通信部94が接続されている。この無線通信部94は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a/b/g等に代表される無線LAN(Local Area Network)規格に対応しており、無線通信による外部機器との間で各種情報の伝送を制御する。カセッテ制御部92は、無線通信部94を介してコンソール42と無線通信が可能とされており、コンソール42との間で各種情報の送受信が可能とされている。カセッテ制御部92は、コンソール42から受信される後述する曝射条件を記憶し、曝射条件に基づいて電荷の読み出しを開始する。
また、電子カセッテ32には電源部96が設けられており、上述した各種回路や各素子(ゲート線ドライバ80、信号処理部82、画像メモリ90、無線通信部94、やカセッテ制御部92として機能するマイクロコンピュータ)は、電源部96から供給された電力によって作動する。電源部96は、電子カセッテ32の可搬性を損なわないように、バッテリ(充電可能な二次電池)を内蔵しており、充電されたバッテリから各種回路・素子へ電力を供給する。
一方、コンソール42は、サーバ・コンピュータとして構成されており、操作メニューや撮影された放射線画像等を表示するディスプレイ100と、複数のキーを含んで構成され、各種の情報や操作指示が入力される操作パネル102と、を備えている。
また、本実施の形態に係るコンソール42は、装置全体の動作を司るCPU104と、制御プログラムを含む各種プログラム等が予め記憶されたROM106と、各種データを一時的に記憶するRAM108と、各種データを記憶して保持するHDD110と、ディスプレイ100への各種情報の表示を制御するディスプレイドライバ112と、操作パネル102に対する操作状態を検出する操作入力検出部114と、接続端子42Aに接続され、接続端子42A及び通信ケーブル35を介して放射線発生装置34との間で後述する曝射条件や姿勢情報、放射線発生装置34の状態情報等の各種情報の送受信を行う通信インタフェース(I/F)部116と、電子カセッテ32との間で無線通信により曝射条件や画像情報等の各種情報の送受信を行う無線通信部118と、を備えている。
CPU104、ROM106、RAM108、HDD110、ディスプレイドライバ112、操作入力検出部114、通信I/F部116、及び無線通信部118は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU104は、ROM106、RAM108、HDD110へのアクセスを行うことができると共に、ディスプレイドライバ112を介したディスプレイ100への各種情報の表示の制御、通信I/F部116を介した放射線発生装置34との各種情報の送受信の制御、及び無線通信部118を介した電子カセッテ32との各種情報の送受信の制御、を行うことができる。また、CPU104は、操作入力検出部114を介して操作パネル102に対するユーザの操作状態を把握することができる。
一方、放射線発生装置34は、放射線Xを出力する放射線源130と、コンソール42との間で曝射条件や姿勢情報、放射線発生装置34の状態情報等の各種情報を送受信する通信I/F部132と、受信した曝射条件に基づいて放射線源130を制御する線源制御部134と、支持移動機構52に備えられた各駆動源への電力供給を制御することにより支持移動機構52の動作を制御する線源駆動制御部136と、を備えている。
線源制御部134もマイクロコンピュータによって実現されており、受信した曝射条件や姿勢情報を記憶する。このコンソール42から受信する曝射条件には管電圧、管電流、照射期間等の情報が含まれており、姿勢情報には撮影姿勢が立位か臥位かを表す情報が含まれている。線源制御部134は、受信した姿勢情報で指定された撮影姿勢が立位であれば、線源駆動制御部136を介して放射線源130が立位撮影用の位置53A(図2参照、射出した放射線が撮影位置48に位置している患者に側方から照射される位置)に位置するように支持移動機構52を制御し、受信した姿勢情報で指定された撮影姿勢が臥位であれば、線源駆動制御部136を介して放射線源130が臥位撮影用の位置53B(図2参照、射出した放射線が撮影位置50に位置している患者に上方から照射される位置)に位置するように支持移動機構52を制御し、受信した曝射条件に基づいて放射線源130から放射線Xを照射させる。
次に、本実施の形態に係る撮影システム18の作用について説明する。
撮影システム18では、無線の設定を行なうことにより、様々な種類の電子カセッテ32をコンソール42と接続して使用することが可能とされている。
電子カセッテ32は、コンソール42と無線通信が可能となると、記憶部92Cに記憶された電子カセッテ32の型式を電子カセッテ32の種類を示す情報として無線通信によりコンソール42へ送信する。
コンソール42では、電子カセッテ32から受信された種類を示す情報を現在接続中の電子カセッテ32の種類を示す情報としてHDD110に記憶する。
ところで、電子カセッテ32は、内蔵された放射線検出器60の変換方式や光電変換部72に使用される材料等のによって放射線画像への変換特性が異なり、また、信号処理部82等でのデジタルの画像情報への変換においてダイナミックレンジを越えてしまう現象や回路破壊を防ぐために故意に飽和させるケースがあり、電子カセッテ32の種類によって適切な曝射条件が異なる。
図9にはダイナミックレンジを越えてしまう現象を説明するための説明図が示されている。なお、図9(A)は照射される放射線の線量[mR]と信号処理部82等で変換されたデジタルデータの関係を示しており、図9(B)は放射線検出器60の1画素部分に注目した等価回路図である。図9(B)ではマルチプレクサ86は省略されている。
図9(A)に示すように、照射された放射線の線量が大きなって、デジタルデータがサンプルホールド回路84や、電圧増幅器87、A/D変換器88など各々のダイナミックレンジ上限Yを超えた場合、デジタルデータがそこで飽和して、線量Xより大きい線量分は検出できなくなる。
一方、図10には回路破壊を防ぐために故意に飽和させるケースを説明するための説明図が示されている。なお、図10(A)は照射される放射線の線量[mR]と画素部74の画素電圧[V]の関係を示しており、図10(B)は放射線検出器60の1画素部分に注目した等価回路図である。図10(B)ではマルチプレクサ86以降は省略されている。
例えば、光電変換層にSeを用いて放射線を直接的に電荷に変換する直接変換型のFPDなどの光電変換部72に印加されるバイアス電圧の大きい放射線検出器60では、多くの線量の放射線が照射されて画素電圧が周辺回路(TFT70のゲート電極、サンプルホールド回路84)の耐圧を超えると破壊をもたらすおそれがある。このため、図10(A)に示すように、例えば画素電圧がYとなった際にデータ配線78に破線に示すように意図的に電荷をリークさせて、破壊防止を行うことがある。これにより、照射された放射線の線量がX以上であっても、デジタルデータがそこで飽和して、線量Xより大きい線量分は検出できなくなる。
このため、コンソール42は、電子カセッテ32の種類毎に電子カセッテ32の放射線画像への変換特性を示す特性情報を予めHDD110に記憶している。
また、撮影システム18では、胸部や腕部など撮影対象とする部位に応じて放射線源130の管電圧を変えて放射線源130から出力される放射線Xの質を変えて放射線画像の撮影が行なわれる。このため、本実施の形態では、電子カセッテ32の放射線画像への変換特性を示す特性情報として、撮影で用いられる所定の管電圧毎に、放射線源130に供給される管電流に応じた電子カセッテ32により放射線画像への変換される放射線の線量の変化を示す管電流変換特性情報、及び放射線の照射時間に応じた電子カセッテ32により放射線画像への変換される放射線の線量の変化を示す照射時間変換特性情報をHDD110に記憶している。
図6(A)には、管電流変換特性情報の一例が示されており、図6(B)には、照射時間変換特性情報の一例が示されている。
図6(A)に示す管電流変換特性情報は、撮影に用いる所定の管電圧及び予め定めた照射時間で、供給する管電流を変えて放射線源130から放射線を照射させて電子カセッテ32により放射線画像の撮影を行い、撮影によって得られた画像情報に基づいて図6(C)に示す管電流に応じた電子カセッテ32による放射線の放射線画像への変換量を求め、放射線源130から照射された放射線の線量に対する変換量の割合を求めることにより得ることができる。
また、図6(B)に示す照射時間変換特性情報も、撮影に用いる所定の管電圧及び予め定めた管電流で、照射時間を変えて放射線源130から放射線を照射させて電子カセッテ32により放射線画像の撮影を行い、撮影によって得られた画像情報に基づいて図6(D)に示す照射時間に応じた電子カセッテ32による放射線の放射線画像への変換量を求め、放射線源130から照射された放射線の線量に対する変換量の割合を求めることにより得ることができる。
放射線画像の撮影する場合、端末装置12(図1参照。)は、医師又は放射線技師からの、環境情報を含む撮影依頼を受け付ける。当該撮影依頼では、電子カセッテ32を使用する環境、撮影の日時、撮影対象とする部位、撮影姿勢、管電圧及び照射する放射線の線量が指定される。
端末装置12は、受け付けた撮影依頼の内容をRISサーバ14に通知する。RISサーバ14は、端末装置12から通知された撮影依頼の内容をデータベース14Aに記憶する。
コンソール42は、RISサーバ14にアクセスすることにより、RISサーバ14から撮影依頼の内容及びこれに関連付けられた環境情報を取得し、撮影依頼の内容をディスプレイ100に表示する。
また、コンソール42は、これから行う放射線撮影における撮影姿勢を示す姿勢情報を放射線発生装置34へ送信する。これにより、放射線発生装置34の線源制御部134は、受信した姿勢情報で指定された撮影姿勢に応じた位置に放射線源130が位置するように線源駆動制御部136を制御する。
医師や放射線技師がディスプレイ100に表示された撮影依頼の内容に基づいて放射線画像の撮影を開始する。
例えば、図2に示すように、ベッド46上に横臥した患者の患部の放射線画像の撮影を行う場合、医師や放射線技師は、撮影の部位、角度に応じてベッド46と患者の患部との間に電子カセッテ32を配置すると共に、患部上方に放射線発生装置34を配置する。また、医師や放射線技師は、患者の撮影部位や撮影条件に応じてコンソール42の操作パネル102に対して放射線Xを照射する際の管電圧及び線量を指定する曝射条件指定操作を行う。
コンソール42は、曝射条件指定操作が行なわれると、指定された管電圧及び線量に従って電子カセッテ32で放射線が効率良く放射線画像に変換される曝射条件を決定する曝射条件決定処理が行なわれる。
図7にはCPU104により実行される曝射条件決定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、当該プログラムはROM106又はHDD110の所定の領域に予め記憶されている。
同図のステップ200では、HDD110に記憶された現在接続中の電子カセッテ32の種類を示す情報を読み出し、当該種類に対応する特性情報の中から指定された管電圧に対応する管電流変換特性情報及び照射時間変換特性情報をHDD110から読み出す。
次のステップ202では、読み出した管電流変換特性情報に基づいて管電流に応じた電子カセッテ32の放射線の変換率を示す関数f1を求めると共に、読み出した照射時間変換特性情報に基づいて照射時間に応じた電子カセッテ32の放射線の変換率を示す関数f2を求める。
次のステップ204では、上記ステップ202で求めた関数f1と関数f2を乗算し、乗算によって得られる図8に示す管電流Xと照射時間Yと変換率Zを軸とする3次元空間上の関数Fにおいて、管電流Xと照射時間Yの乗算値が撮影条件で指定された線量A(X×Y=A)となり且つ変換率が最も高くなる管電流と照射時間の組合わせを電子カセッテ32で放射線が効率良く放射線画像に変換される曝射条件と決定し、処理終了となる。
コンソール42は、決定された管電流及び照射時間と管電圧とを曝射条件として放射線発生装置34及び電子カセッテ32へ送信する。
医師や放射線技師は、放射線発生装置34の撮影準備が完了すると、コンソール42の操作パネル102に対して撮影を指示する撮影指示操作を行う。コンソール42は、操作パネル102に対して撮影指示操作が行なわれると、曝射開始を指示する指示情報を放射線発生装置34及び電子カセッテ32へ送信する。これにより、放射線源130は、放射線発生装置34がコンソール42から受信した曝射条件に応じた線量の放射線が発生・射出する。
放射線源130から照射された放射線Xは、患者を透過した後に電子カセッテ32に到達する。これにより、電子カセッテ32に内蔵された放射線検出器60の各画素部74の蓄積容量68には電荷が蓄積される。
電子カセッテ32のカセッテ制御部92は、曝射開始を指示する指示情報を受信してから曝射条件で指定された照射期間の経過後にゲート線ドライバ80を制御してゲート線ドライバ80から1ラインずつ順に各ゲート配線76にON信号を出力させ、各ゲート配線76に接続された各TFT70を1ラインずつ順にONさせる。放射線検出器60は、各ゲート配線76に接続された各TFT70を1ラインずつ順にONされると、1ラインずつ順に各蓄積容量68に蓄積された電荷が電荷信号として各データ配線78に流れ出す。各データ配線78に流れ出した電荷信号は個々のサンプルホールド回路84に入力されて電圧信号に変換され、変換された電圧信号がマルチプレクサに順に(シリアルに)入力され、A/D変換器によってデジタルの画像情報へ変換されて、画像メモリ90に記憶される。カセッテ制御部92は、画像メモリ90に記憶された画像情報を無線通信によりコンソール42へ送信する。
コンソール42は、受信した画像情報に対してシェーディング補正などの各種の補正する画像処理を行ない、補正後の画像情報をHDD110に記憶する。HDD110に記憶された画像情報は、撮影した放射線画像の確認等のためにディスプレイ100に表示されると共に、RISサーバ14に転送されてRISデータベースにも格納される。これにより、撮影された放射線画像を端末装置12のディスプレイに表示させ、医師が放射線画像の読影や診断等を行うことが可能となる。
以上のように、本実施の形態によれば、電子カセッテ32の放射線画像への変換特性を示す特性情報をHDD110に記憶しておき、記憶された特性情報に基づいて、放射線画像の撮影の際に照射される線量の放射線が電子カセッテ32で効率良く放射線画像に変換される曝射条件を決定し、決定された曝射条件で放射線源130から電子カセッテ32に対して放射線を照射されるように制御するので、照射される放射線を電子カセッテ32で
効率良く変換させることができるため、良好な放射線画像を得ることができる。
ところで、電子カセッテ32は、放射線検出器60等の放射線画像への変換特性が経時的に変化する場合がある。このため、本実施の形態に係る撮影システム18では、例えば、所定の期間毎に、キャリブレーションの実施を促す警告をディスプレイ100に表示させて、電子カセッテ32と放射線源130を例えば立位で距離(所謂、SID)を所定の撮影距離とし、撮影に用いる各管電圧で照射時間や管電流を変えて放射線源130から放射線を照射させて電子カセッテ32により放射線画像の撮影を行い、撮影によって得られた画像情報に基づいて電子カセッテ32による放射線の変換量を求めて管電流変換特性情報や照射時間変換特性情報を得るキャリブレーションを実施することが好ましい。これにより、電子カセッテ32の変換特性が経時的に変化する場合であっても、経時変化に対応して電子カセッテ32に放射線を効率良く変換させることができる。
なお、上記実施の形態では、可搬型の放射線画像撮影装置である電子カセッテに適応した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、据置型の放射線画像撮影装置に適用してもよい。また、電子カセッテ32とコンソール42間の通信を有線通信としてもよい。
また、上記実施の形態では、最も効率良く変換される曝射条件と決定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、所定の変換率以上効率良く変換される曝射条件から適宜あるいは他の条件を加味して曝射条件を選択してもよい。例えば、撮影対象とする部位が心臓等の動きがある部位である場合は照射時間がより短いものと選択することが好ましい。
その他、上記実施の形態で説明した放射線情報システム10の構成(図1参照。)、撮影システム18の構成(図2、図4参照。)及び電子カセッテ32の構成(図3参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
また、上記実施の実施の形態で説明した管電流変換特性情報、及び照射時間変換特性情報(図6参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
さらに、上記実施の実施の形態で説明した曝射条件決定処理プログラムの処理の流れ(図7参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
実施の形態に係る放射線情報システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る放射線画像撮影システムが設置された放射線撮影室の様子を示す図である。 実施の形態に係る電子カセッテの内部構成を示す透過斜視図である。 実施の形態に係る放射線画像撮影システムの詳細な構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る放射線検出器の1画素部分に注目した等価回路図である。 実施の形態に係る管電流変換特性情報、及び照射時間変換特性情報の一例を示すグラフである。 実施の形態に係る組合せ判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る管電流Xと照射時間Yと変換率Zを軸とする3次元空間上の関数Fを示す図である。 ダイナミックレンジを越える現象を説明する説明図である。 回路破壊防止のために故意に飽和させるケースを説明する説明図である。
符号の説明
18 放射線画像撮影システム
32 電子カセッテ(放射線画像撮影装置)
34 放射線発生装置
42 コンソール
60 放射線検出器(センサ部)
100 ディスプレイ
102 操作パネル(取得手段)
104 CPU(曝射条件決定手段、制御手段、生成手段)
110 HDD(記憶手段)
118 無線通信部
130 放射線源

Claims (5)

  1. 放射線を吸収して電荷を発生するセンサ部を有し、放射線が照射されて前記センサ部に発生した電荷量に基づいて当該放射線により表わされる放射線画像を示す画像情報を生成する放射線画像撮影装置の放射線画像への変換特性を示す特性情報を予め記憶した記憶手段と、
    放射線画像の撮影の際に前記放射線画像撮影装置に対して放射線源から照射される放射線の線量を示す線量情報を取得する取得手段と、
    前記記憶手段に記憶された特性情報に基づき、前記取得手段により取得された線量情報により示される線量の放射線が前記放射線画像撮影装置で効率良く放射線画像に変換される曝射条件を決定する曝射条件決定手段と、
    前記曝射条件決定手段により決定された曝射条件で前記放射線源から前記放射線画像撮影装置に対して放射線が照射されるように制御する制御手段と、
    を備えた撮影制御装置。
  2. 曝射条件決定手段は、放射線が前記放射線画像撮影装置で最も効率良く放射線画像に変換される曝射条件を決定する
    請求項1記載の撮影制御装置。
  3. 前記特性情報を、前記放射線源に供給される管電流に応じた前記放射線画像撮影装置により放射線画像へ変換される放射線の線量の変化を示す管電流変換特性情報、及び放射線の照射時間に応じた前記放射線画像撮影装置により放射線画像へ変換される放射線の線量の変化を示す照射時間変換特性情報とする
    請求項1又は請求項2記載の撮影制御装置。
  4. 前記曝射条件決定手段は、前記管電流変換特性情報に基づいて管電流に応じた前記放射線画像撮影装置の放射線の変換率を示す関数f1を求めると共に、前記照射時間変換特性情報に基づいて照射時間に応じた前記放射線画像撮影装置の放射線の変換率を示す関数f2を求め、前記関数f1と前記関数f2を乗算して得られる管電流Xと照射時間Yと変換率Zを軸とする3次元空間上の関数Fにおいて、管電流と照射時間の乗算値が前記取得手段により取得された線量情報により示される線量となり且つ変換率が最も高くなる管電流と照射時間の組合わせを最も効率良く放射線画像に変換される曝射条件と決定する
    請求項3記載の撮影制御装置。
  5. 予め定められた曝射条件で前記放射線源から放射線を照射させて放射線画像撮影装置により生成された画像情報に基づいて前記放射線源に供給される管電流に応じた前記放射線画像撮影装置による放射線の放射線画像への変換量及び放射線の照射時間に応じた前記放射線画像撮影装置による放射線の放射線画像への変換量を求め、前記特性情報を生成する生成手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記生成手段により生成された前記特性情報を記憶する
    請求項1〜請求項4の何れか1項記載の撮影制御装置。
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