JP2010081922A - バナナビスケット - Google Patents
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Abstract
【課題】人と犬の両方が食べられる低脂質、砂糖不使用で堅焼きという新しい分野のビスケットを提供することを目的とする。
【解決手段】従来のビスケットの原料に使用されている油脂分の代替としてバナナを使用したことにより、砂糖、玉子、乳製品不使用でも味の良いビスケットを製造することができた。また、製造工程において、小麦粉のグルテンを活用することにより、堅焼きのビスケットを製造することが可能となった。結果、人用食品でありながら懸念なく犬にも与えられるビスケットの製造が可能となった。
【選択図】図1
【解決手段】従来のビスケットの原料に使用されている油脂分の代替としてバナナを使用したことにより、砂糖、玉子、乳製品不使用でも味の良いビスケットを製造することができた。また、製造工程において、小麦粉のグルテンを活用することにより、堅焼きのビスケットを製造することが可能となった。結果、人用食品でありながら懸念なく犬にも与えられるビスケットの製造が可能となった。
【選択図】図1
Description
本発明は、ビスケットの製造方法に関し、バナナを原料に使用したビスケット生地及び使用方法に関する。
従来のビスケットは、バターやマーガリン等の油脂類が主要原料として使用されている。
従来のビスケットは、砂糖、玉子、乳製品が原料として使用されている。
従来のビスケットは、口どけ良く柔らかい食感を有するものである。
従来の食品は、人間が食することを目的とし、100%原材料表示が義務づけられている。
従来の犬用餌は、100%原材料表示が義務づけられていない。
四訂「食品成分表」改訂新版 中教出版
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従来のビスケットは、油脂分が多く使用されているため、脂質摂取過多による生活習慣病を引き起こす原因となりやすい。
従来のビスケットは、玉子、乳製品が使用されているため、玉子、乳アレルギーの人は摂取できない。
従来のビスケットは、口どけ良く柔らかい食感のため、歯に付着しやすく、虫歯や歯肉炎を引き起こす原因となりやすい。
従来のビスケットは、調味目的に砂糖が使用されており、犬に与えることが懸念される。
従来の人間用ビスケットにおいて、犬に与えられることが明白にされているものはない。
従来の犬用餌は、100%原材料表示が義務付けられていなく、使用成分に不安がある。
本発明は、上記に示す課題を、以下の手段によって解決することができる。
第一発明は、ビスケットに使用される油脂原料の代替として、バナナを破砕したものを使用し、バナナの持つ糖分とコクを利用することで、砂糖、玉子、乳製品不使用を特徴とするビスケットの製造方法である。
第二発明は、製造工程において、生地を十分に練ることにより、小麦粉のたんぱく質がグルテンを形成することを活用し、堅焼きにすることを特徴とするビスケットの製造方法である。
第三発明は、バナナを原料に使用した、人間用食品でありながら犬にも懸念なく与えられることを特徴とするビスケットの製造方法である。
第四発明は、原料にバナナを使用した、第一発明から第三発明までの何れかのビスケット生地と、それを焼成したものである。
本発明によれば以下のような効果が得られる。
第一発明、第四発明によれば、油脂原料の代替としてバナナを使用することにより、焼成後のビスケット脂質含有量が、100g重量中4.2gとなる。これは脂質含有量を、従来のハードビスケットの三分の一、ソフトビスケットの五分の一に抑えたビスケットの製造が可能となる。
第一発明、第四発明によれば、原料にバナナを使用することで、バナナの持つ糖分とコクを利用し、砂糖、玉子、乳製品不使用でも味の良いビスケットを製造することができ、玉子、乳アレルギーの人が摂取できるビスケットの製造が可能となる。
第二発明、第四発明によれば、製造工程においてビスケット生地を十分に練ることにより、小麦粉のたんぱく質がグルテンを形成することを活用し、ビスケットを堅焼きにすることができ、歯に付着しにくく虫歯や歯肉炎を引き起こす原因となりにくいビスケットの製造が可能となる。
第二発明、第四発明によれば、柔らかい物のみを常食とし、顎が発達せず歯列に問題があるといわれる、現代の若年層の顎の発達に役立つビスケットの製造が可能となる。
第三発明、第四発明によれば、100%原材料表示が義務付けられている人間用食品ではあるが、バナナを原料に使用し、砂糖不使用で製造する堅焼きビスケットであるため、犬に与えることに懸念なく、人間と犬の両方が食すことのできる、新しい分野としてのビスケットの製造が可能となる。
本発明の実施の形体について、表並びに図面を用いて説明する。
表1は、本発明によるバナナビスケットの原料配合組成を示す。
図1は、本発明によるバナナビスケットの製造工程を示すフロー図である。
図1は、本発明によるバナナビスケットの製造工程を示すフロー図である。
本実施例では、バナナを原料に使用し製造した堅焼きビスケットの、原料配合組成と製造工程について説明する。
原料の配合組成を表1に示す。
原料の配合組成は、小麦粉58.6%、バナナ35.3%、蜂蜜4.6%、オリーブオイル1.4%、バニラビーンズ0.1%とする。
以下にその製造工程を図1を用いて示す。
1)バナナ破砕
バナナは、完熟バナナを使用し、ミキサーで滑らかなペースト状になるまで破砕した。
バナナは、完熟バナナを使用し、ミキサーで滑らかなペースト状になるまで破砕した。
2)ミキシング工程(イ)
ペースト状に破砕したバナナに、風味付目的の蜂蜜とオリーブオイル、バニラビーンズを混合し攪拌した。
ペースト状に破砕したバナナに、風味付目的の蜂蜜とオリーブオイル、バニラビーンズを混合し攪拌した。
3)ミキシング行程(ロ)
さらに小麦粉を混合させ、弾力が最も強く光沢のある生地になるよう、最終結合段階までミキシングした。
さらに小麦粉を混合させ、弾力が最も強く光沢のある生地になるよう、最終結合段階までミキシングした。
4)成形工程(イ)
生地を太さ5cmの棒状に形成し、ラップで包み生地の乾燥を防いだ
生地を太さ5cmの棒状に形成し、ラップで包み生地の乾燥を防いだ
5)成形工程(ロ)
生地を冷蔵庫で冷却した。
生地を冷蔵庫で冷却した。
生地を冷却することで生地が締まり、切断作業の効率を高められた。
6)成形工程(ハ)
冷却した棒状の生地を切断し、厚さ3mmの小判形に成形した。
冷却した棒状の生地を切断し、厚さ3mmの小判形に成形した。
7)焼成工程(イ)
成型した生地を、クッキングシートを敷いた天板に並べた。
成型した生地を、クッキングシートを敷いた天板に並べた。
8)焼成工程(ロ)
焼成にはオーブンを用い、170℃で19分間焼成後、130℃で19分間焼成した。
焼成にはオーブンを用い、170℃で19分間焼成後、130℃で19分間焼成した。
S−1 バナナ破砕
S−2 ミキシング工程(イ)
S−3 ミキシング工程(ロ)
S−4 成形行程(イ)
S−5 成形行程(ロ)
S−6 成形工程(ハ)
S−7 焼成工程(イ)
S−8 焼成工程(ロ)
S−2 ミキシング工程(イ)
S−3 ミキシング工程(ロ)
S−4 成形行程(イ)
S−5 成形行程(ロ)
S−6 成形工程(ハ)
S−7 焼成工程(イ)
S−8 焼成工程(ロ)
Claims (4)
- ビスケットに使用される油脂原料の代替として、バナナを破砕したものを使用し、バナナの持つ糖分とコクを利用することで、砂糖、玉子、乳製品不使用を特徴とするビスケットの製造方法。
- 製造工程において、生地を十分に練ることにより、小麦粉のたんぱく質がグルテンを形成することを活用し、堅焼きにすることを特徴とするビスケットの製造方法。
- バナナを原料に使用した、人間用食品でありながら犬にも懸念なく与えられることを特徴とするビスケットの製造方法。
- 原料にバナナを使用した、請求項1から請求項3までの何れかのビスケット生地と、それを焼成したもの。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008276113A JP2010081922A (ja) | 2008-10-01 | 2008-10-01 | バナナビスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008276113A JP2010081922A (ja) | 2008-10-01 | 2008-10-01 | バナナビスケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010081922A true JP2010081922A (ja) | 2010-04-15 |
Family
ID=42246502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008276113A Pending JP2010081922A (ja) | 2008-10-01 | 2008-10-01 | バナナビスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010081922A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5888824B1 (ja) * | 2014-09-29 | 2016-03-22 | 株式会社 陶 和 | クッキーの製造方法及びクッキー |
KR20180029167A (ko) * | 2016-09-09 | 2018-03-20 | 주식회사 신세계푸드 | 케이크 반죽 제조방법, 케이크 반죽, 케이크 제조방법 및 케이크 |
-
2008
- 2008-10-01 JP JP2008276113A patent/JP2010081922A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5888824B1 (ja) * | 2014-09-29 | 2016-03-22 | 株式会社 陶 和 | クッキーの製造方法及びクッキー |
KR20180029167A (ko) * | 2016-09-09 | 2018-03-20 | 주식회사 신세계푸드 | 케이크 반죽 제조방법, 케이크 반죽, 케이크 제조방법 및 케이크 |
KR101944075B1 (ko) * | 2016-09-09 | 2019-01-31 | 주식회사 신세계푸드 | 케이크 반죽 제조방법, 케이크 반죽, 케이크 제조방법 및 케이크 |
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