JP2010081504A - 画像処理装置、画像処理システム、情報処理システム及び画像処理装置の制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、情報処理システム及び画像処理装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像された画像に明度の低い領域がある場合でも、当該領域に投影される注釈画像が鮮明になる画像処理装置、情報処理システム及び情報処理システムの制御プログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置の検出部は撮像装置が撮像した、対象物を表す撮像画像の画素に基づき、撮像画像の明度を検出する。画像修正部は、背景画像が投影された場合に、撮像装置が撮像する撮像画像において対象物の注釈画像が映らない領域と重なる背景画像の領域の明度を高く修正する。投影制御部は端末装置から受信した注釈画像と修正された背景画像とを対象物に投影するように投影装置を制御する。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、情報処理システム及び画像処理装置の制御プログラムに関する。
ビデオカメラ等の撮像装置及びプロジェクタ等の投影装置に接続されているサーバと、例えばインターネット等のネットワークを介してサーバに接続されているクライアントとを備える遠隔指示システムが利用されている(例えば特許文献1及び2参照)。
特許文献1には、ビデオカメラが対象物を撮像し、撮像された画像をサーバからクライアントへ送信し、クライアントで記入されたアノテーション(注釈)画像をサーバへ送信し、プロジェクタで投影する技術が開示されている。特許文献2には、少なくともマーカ(注釈画像)が投影されていない期間において、プロジェクタが撮像範囲に照明光を照射する技術が開示されている。
特開2005−33756号公報 特開2007−206619号公報
本発明は、撮像された画像に明度の低い領域がある場合でも、当該領域に投影される注釈画像が鮮明になる画像処理装置、情報処理システム及び情報処理システムの制御プログラムを提供することを目的とする。
請求項1の画像処理装置は、対象物を注釈する注釈画像の受信及び前記注釈画像と前記注釈画像の背景となる背景画像とが投影された前記対象物を撮像する撮像装置から取得した前記対象物を表す撮像画像の送信を端末装置との間で行う通信手段と、前記撮像画像の画素に基づき、前記撮像画像の明度を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された明度に基づき、前記撮像画像において前記注釈画像が映らない前記対象物の領域と重なる前記投影される背景画像の領域の明度を高く修正する画像修正手段と、前記通信手段で受信した前記注釈画像と前記画像修正手段で修正した前記背景画像とを前記対象物に投影するように投影装置を制御する投影制御手段と、を具備することを特徴とする。
請求項2の画像処理装置は、前記画像修正手段が、前記検出手段で検出された明度があらかじめ定められた閾値以下である前記対象物の領域と重なる前記背景画像の領域の明度を高く修正することを特徴とする。
請求項3の画像処理装置は、前記修正された背景画像の前記対象物の領域に投影される領域の明度が前記注釈画像の明度より高いことを特徴とする。
請求項4の画像処理装置は、前記修正された背景画像の前記対象物の領域に投影される領域の色彩が、前記注釈画像の色彩と異なる色彩であることを特徴とする。
請求項5の画像処理装置は、前記修正された背景画像の前記対象物の領域に投影される領域の色彩が前記注釈画像の色彩の補色であることを特徴とする。
請求項6の画像処理装置は、前記検出手段で検出された明度に基づき、前記撮像画像において前記注釈画像が映らない前記対象物の領域を前記撮像画像から抽出する抽出手段をさらに備え、前記画像修正手段は前記抽出手段で抽出された前記対象物の領域と重なる前記投影される背景画像の領域を明度高く修正することを特徴とする。
請求項7の画像処理システムは、対象物を注釈する注釈画像と前記注釈画像の背景となる背景画像とを前記対象物に投影する投影装置と、前記投影装置が前記注釈画像と前記背景画像とを投影した前記対象物を撮像する撮像装置と、前記撮像装置が撮像した前記対象物を表す撮像画像の画素から検出した明度に基づき、前記撮像画像において前記注釈画像が映らない前記対象物の領域と重なる前記投影される背景画像の領域の明度を高く修正する画像修正手段を有する画像処理装置と、を具備することを特徴とする。
請求項8の情報処理システムは、対象物を注釈する注釈画像と前記注釈画像の背景となる背景画像とを前記対象物に投影する投影装置と、前記投影装置が前記注釈画像と前記背景画像とを投影した前記対象物を撮像する撮像装置と、前記撮像装置が撮像した前記対象物を表す撮像画像の画素から検出した明度に基づき、前記撮像画像において前記注釈画像が映らない前記対象物の領域と重なる前記投影される背景画像の領域の明度を高く修正する画像修正手段を有する画像処理装置と、前記画像処理装置に送信する前記注釈画像を生成するとともに、前記画像処理装置から受信した前記注釈画像と前記背景画像とが投影された前記対象物の前記撮像画像を表示する表示手段を有する端末装置と、を具備することを特徴とする。
請求項9の画像処理装置の制御プログラムは、コンピュータを、対象物を注釈する注釈画像の受信及び前記注釈画像と前記注釈画像の背景となる背景画像とが投影された前記対象物を撮像する撮像装置から取得した前記対象物を表す撮像画像の送信を端末装置との間で行う通信手段、前記撮像画像の画素に基づき、前記撮像画像の明度を検出する検出手段、前記検出手段で検出された明度に基づき、前記撮像画像において前記注釈画像が映らない前記対象物の領域と重なる前記投影される背景画像の領域の明度を高く修正する画像修正手段、前記通信手段で受信した前記注釈画像と前記画像修正手段で修正した前記背景画像とを前記対象物に投影するように投影装置を制御する投影制御手段、として機能させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、撮像された画像に明度の低い領域がある場合でも、当該領域に投影される注釈画像を鮮明にできる。
請求項2記載の発明によれば、撮像された画像に明度の低い領域があるか画一的に判断できる。
請求項3記載の発明によれば、本件発明の構成を有しない場合に比較して注釈画像をより鮮明にできる。
請求項4記載の発明によれば、本件発明の構成を有しない場合に比較して注釈画像をより鮮明にできる。
請求項5記載の発明によれば、本件発明の構成を有しない場合に比較して注釈画像をより鮮明にできる。
請求項6記載の発明によれば、より精度良く明度の低い領域を抽出できる。
請求項7記載の発明によれば、撮像された画像に明度の低い領域がある場合でも、当該領域に投影される注釈画像を鮮明にできる。
請求項8記載の発明によれば、撮像された画像に明度の低い領域がある場合でも、当該領域に投影される注釈画像を鮮明にできる。
請求項9記載の発明によれば、撮像された画像に明度の低い領域がある場合でも、当該領域に投影される注釈画像を鮮明にできる。
以下、図面を参照し、本件発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は実施例に係る画像処理システム及び情報処理システムの構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、図中点線で囲った画像処理システム100は例えばパーソナルコンピュータ(PC)等である画像処理装置2、例えばカメラである撮像装置8、例えばプロジェクタである投影装置14、例えばスピーカである音声出力装置18、及び例えばマイクである音声入力装置20を備えている。撮像装置8、投影装置14、音声出力装置18及び音声入力装置20は画像処理装置2に接続されている。
図中破線で囲った情報処理システム200は、上記の画像処理システム100に加え、例えばPC等である端末装置4、例えばスピーカ等である音声出力装置22、例えばマイク等である音声入力装置24、例えば液晶ディスプレイ等である表示装置26(表示手段)、及び例えばマウス並びにキーボードである操作装置28を備えている。ここで、サーバとして機能する画像処理装置2とクライアントとして機能する端末装置4とは、例えばインターネット等である通信網6を介して接続されている。音声出力装置22、音声入力装置24、表示装置26及び操作装置28は端末装置4に接続されている。
画像処理装置に接続された投影装置14はハーフミラー16を介して、対象物10を注釈する注釈画像と注釈画像の背景となる背景画像とをステージ12上の対象物10に投影する。撮像装置8は注釈画像と背景画像とが投影された対象物10を撮像し、画像処理装置2に対象物10を表す撮像画像を出力する。投影装置14と撮像装置8とでは、ハーフミラー16を介して各々の画角と光軸とが一致している。投影装置14から投影される光はハーフミラー16を通過して対象物10に到達する。また、撮像装置8はハーフミラー16で反射された対象物10の光を撮像する。
システム構成は図1に示した例に限定されるものではない。ここで図2を参照に、画像処理システム構成の別の構成例について説明する。図2はハーフミラー16を用いない場合の画像処理システム100の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、投影装置14と撮像装置8とを、各々の画角と光軸とが一致するように配置する構成を採用できる。
画像処理装置2は撮像装置8から入力された撮像画像を、通信網6を介して端末装置4に送信する。端末装置4に接続された表示装置26は表示領域27に撮像画像及びユーザインターフェース(UI)29を表示する。なお、図1及び図2においては、端末装置4と表示装置26と操作装置28とを分けて図示しているが、例えばノート型PCのように端末装置4と表示装置26と操作装置28とは一体であってもよい。また、情報処理システム200には端末装置4が複数あってもよい。
UI29は注釈画像として図形を入力するためのペン、注釈画像として文字を入力するためのテキスト、及び入力された図形や文字を消去するための消去等のボタンと、注釈画像の線種を定めるアイコン、並びに注釈画像の色を定めるアイコン等を含む。端末装置4のユーザは、操作装置28を用いてUI29から例えばペンボタンを選択し表示領域27に表示された撮像画像に図形等を記載する。ユーザが入力した図形等が対象物10を注釈する注釈画像となる。ユーザが入力した注釈画像の情報は、端末装置4から通信網6及び画像処理装置2を介して投影装置14に入力される。入力された注釈画像の情報により定められた注釈画像が投影装置14から対象物10へと投影される。なお、投影される注釈画像には、線、文字図形、記号、色等の態様が含まれる。
画像処理装置2は音声出力装置18及び音声入力装置20に接続され、端末装置4は音声出力装置22及び音声入力装置24に接続されている。画像処理装置2に接続された音声出力装置18は端末装置4のユーザが音声入力装置24に入力した指示などの音声を出力する。一方で、端末装置4に接続された音声出力装置22は画像処理装置2のユーザが音声入力装置20に入力した指示などの音声を出力する。すなわち、画像処理装置2のユーザと端末装置4のユーザとは、互いに音声でコミュニケーションする。
図1及び図2に例示したシステムを実現するための画像処理装置2及び端末装置4の機能構成について説明する。図3は画像処理装置2及び端末装置4の機能構成を例示したブロック図である。
図3に示すように、画像処理装置2は制御部30と、記憶部32と、撮像装置8、投影装置14、音声出力装置18及び音声入力装置20に接続するための仲介部34と、通信網6を介して端末装置4との通信を行う通信仲介部36とを備えている。また、画像処理装置2は、図中点線で示した表示装置19を備えていてもよい。
端末装置4は制御部40と、記憶部42と、音声出力装置22、音声入力装置24、表示装置26及び操作装置28に接続されるための仲介部44と、通信網6を介して画像処理装置2との通信を行う通信仲介部46とを備えている。
図3に例示した機能構成を実現するためのハードウェア構成について説明する。図4(a)は画像処理装置2のハードウェア構成を例示するブロック図であり、図4(b)は端末装置4のハードウェア構成を例示するブロック図である。
図4(a)に示すように、画像処理装置2は、装置を制御するCPU(Central Processing Unit)50、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)51、CPU50の作業領域(ワーキングエリア)として機能するRAM(Random Access Memory)52、情報やプログラムを記憶するハードディスクドライブ(HDD:Hard Disc Drive)53、他のコンピュータと接続するためのネットワークインターフェース54、及びUSB(Universal Serial Bus)インターフェース55を備えている。CPU50はシステムバス58を介してROM51、RAM52、HDD53、ネットワークインターフェース54及びUSBインターフェース55に接続されている。
図3の画像処理装置2の制御部30は制御プログラムに従って処理を実行するCPU50、記憶部32はHDD53、仲介部34はUSBインターフェース55、通信仲介部36はネットワークインターフェース54に各々相当する。
図4(b)に示すように、端末装置4は、装置を制御するCPU60、制御プログラムを記憶するROM61、ワーキングエリアとして機能するRAM62、情報やプログラムを記憶するHDD63、他のコンピュータと接続するためのネットワークインターフェース64、及びUSBインターフェース65を備えている。CPU60はシステムバス68を介してROM61、RAM62、HDD63、ネットワークインターフェース64、及びUSBインターフェース65に接続されている。
図3の端末装置4の制御部40は制御プログラムに従って処理を実行するCPU60、記憶部42はHDD63、仲介部44はUSBインターフェース65、通信仲介部46はネットワークインターフェース64に各々相当する。
次に、本件発明に係るシステムの処理について説明する前に、従来のシステムにより処理された画像の例について説明する。図5(a)から図5(c)は撮像画像の例を示す図であり、図5(d)から図5(e)は投影画像の例を示す図である。
図5(a)に示すように、対象物10がない状態では、撮像装置8はステージ12のみを撮像する。また、図5(d)に示すように、投影装置14は背景画像として、例えば全体が黒色である画像を投影する。
図5(b)に示すように、対象物10が配置されると、撮像装置8は背景画像が投影された対象物10を表す撮像画像を撮像する。このとき投影装置14は、図5(d)で示したものと同様の背景画像を投影している。また、対象物10には明度の低い領域11があるものとする。
図5(e)に示すように、端末装置4のユーザが例えば矢印等の注釈画像を入力すると、投影装置14は背景画像とユーザにより入力された注釈画像13とを重畳して対象物10に投影する。図5(c)に示すように、撮像装置8は注釈画像13と背景画像とが投影された対象物10の画像を撮像する。しかし、対象物10の明度の低い領域11は、投影された注釈画像13の光を拡散させ、十分に反射しない。従って、投影された注釈画像13に対象物10の明度の低い領域11と重なる部分がある場合、撮像画像において注釈画像13の領域11と重なる部分は映らない。対象物10の明度の低い領域11は光の反射率が低い領域であり、より具体的には色彩が例えば黒色の領域である。
以下、本件発明に係るシステムの機能について説明する。図6は画像処理装置2の制御部30及び端末装置4の制御部40の機能構成を例示するブロック図である。
図6に示すように、画像処理装置2の制御部30は、画像取得部70(画像取得手段)、検出部72(検出手段)、抽出部73(抽出手段)、投影制御部74(投影制御手段)、画像修正部76(画像修正手段)、及び通信部78(通信手段)を備える。画像取得部70は撮像装置8が撮像した撮像画像を取得する。検出部72は画像取得部70が取得した撮像画像の画素に基づき、撮像画像の明度を検出する。抽出部73は、検出部72が検出した撮像画像の明度に基づき、対象物10の明度の低い領域11を撮像画像から抽出する。画像修正部76は、抽出部73が抽出した対象物10の明度の低い領域11と重なる、投影装置14により投影される背景画像の領域の明度を高く修正する。通信部78は、対象物10を注釈する注釈画像の受信及び画像取得部70が取得した撮像画像の送信を、通信網6を介して端末装置4との間で行う。投影制御部74は通信部78が受信した注釈画像と画像修正部76により修正された背景画像とを対象物10に投影するように投影装置14を制御する。
また、端末装置4の制御部40は、表示制御部80、注釈画像生成部82、及び通信部84を備えている。注釈画像生成部82は対象物10を注釈する注釈画像を生成する。通信部84は、撮像画像の受信及び注釈画像生成部82で生成された注釈画像の送信を、通信網6を介して画像処理装置2との間で行う。表示制御部80は通信部84が受信した撮像画像を表示するように表示装置26を制御する。
次に、画像処理装置2の処理及び端末装置4の処理について説明する。図7は画像処理装置2の処理及び端末装置4の処理を示すフローチャートを例示する図である。最初に、画像処理装置2の処理について説明する。
図7に示すように、まず、制御部30を構成する投影制御部74は背景画像を投影するように投影装置14を制御する(ステップS10)。このときの背景画像は、図5(d)に示したように例えば全体が黒色の画像である。
制御部30は、撮像装置8が撮像した、背景画像が投影されている対象物を表す撮像画像を端末装置4に出力するように撮像装置8を制御する(ステップS11)。その後、制御部30は撮像画像を対象に、背景画像が投影された場合に対象物の明度が低い領域と重なる背景画像の領域の明度を高くする照明処理を行う(ステップS12)。照明処理については後述する。
制御部30は端末装置4からのコマンドを受信するまで待つ(ステップS13)。端末装置4からのコマンドとは、注釈画像のデータを含む注釈画像を投影させるコマンドである。
制御部30が端末装置4からのコマンドを受信する(ステップS14)。その後、制御部30を構成する投影制御部74は、受信したコマンドに従い、通信部78が受信した注釈画像を対象物に投影するように投影装置14を制御する(ステップS15)。
次に制御部30は、あらかじめ設定された撮像画像の保存タイミングであるか否かを判断する(ステップS16)。あらかじめ設定された保存タイミングとは、例えば0.2秒ごとに撮像画像を保存すると設定されている場合には、0.2秒が経過するタイミングである。Yesの場合、制御部30は撮像画像を保存する(ステップS17)。Noの場合、ステップS14に戻る。
ステップS17の後、制御部30は処理が全て終了したか判断する(ステップS18)。Yesの場合、画像処理装置2の処理を終了する。Noの場合、ステップS14に戻る。
次に端末装置4の処理について説明する。まず、制御部40は、ユーザが操作装置28を用いて入力したコマンドを受け付ける(ステップS19)。制御部40は、受け付けたコマンドが注釈画像を描画する画像描画処理コマンドか否か判断する(ステップS20)。
Noの場合、ステップS23に進む。Yesの場合、制御部40を構成する注釈画像生成部82は、画像描画処理コマンドに従って注釈画像を生成し、制御部40を構成する表示制御部80は生成された注釈画像を表示するように表示装置26を制御する(ステップS21)。
制御部40を構成する通信部84が注釈画像投影のコマンドを画像処理装置2に送信する(ステップS22)。ステップS22の後、制御部40は処理が全て終了したか判断する(ステップS23)。Yesの場合、端末装置4の処理を終了する。Noの場合、ステップS19に戻る。
次に、照明処理について説明する。図8は図7のステップS12で実行される照明処理のフローチャートを例示する図である。なお、図5(b)に示した撮像画像を対象に照明処理を行うものとする。
まず、画像処理装置2の制御部30を構成する画像取得部70が撮像画像を取得する(ステップS30)。制御部30は、取得した撮像画像に明度が未検出である画素があるか判断する(ステップS31)。Noの場合、すなわち制御部30を構成する検出部72が撮像画像の全ての画素について明度の検出を行った場合、制御部30は照明処理を終了する。
Yesの場合、制御部30を構成する検出部72は撮像画像の画素に基づき、明度の検出を行う(ステップS32)。明度の検出方法としては従来用いられている方法を適宜利用することができる。具体例として、撮像画像の画素ごとにRGB(Red、Green及びBlue)の各要素のうちから検出した最大値を明度とする方法、または画素ごとに検出したRGBを表す情報を変換テーブルに従ってL*a*b*情報に変換し明度を表すL*値を算出する方法などがある。
制御部30は、検出された明度があらかじめ定められた閾値以下か判断する(ステップS33)。Noの場合、ステップS31に戻る。Yesの場合、制御部30を構成する抽出部73は撮像画像において明度が閾値以下である対象物の領域を、撮像画像から抽出する(ステップS34)。閾値は任意に定めることができる。実施例では、抽出部73が、図5(b)に示した撮像画像において注釈画像が映らない対象物10の領域11を抽出するように閾値が設定されている。閾値を定めることで、撮像画像に明度の低い領域があるか画一的に判断される。
その後、制御部30を構成する画像修正部76は、背景画像が投影装置14により投影された場合に、抽出部73で抽出された対象物10の領域11と重なる背景画像の領域の明度を高く修正する(ステップS35)。ステップS35の後、ステップS31に戻る。
ステップS30の撮像画像取得処理を実行するCPUは図6の画像取得部70に相当する。ステップS32の明度検出処理を実行するCPUは検出部72に相当する。ステップS34の領域抽出処理を実行するCPUは抽出部73に相当する。ステップS10、及びステップS15の投影処理を実行するCPUは投影制御部74に相当する。ステップS35の背景画像修正処理を実行するCPUは画像修正部76に相当する。ステップS14のコマンド受信処理を実行するCPUは通信部78に相当する。
撮像画像表示処理を実行するCPUは図6の表示制御部80に相当する。ステップS21の画像描画処理を実行するCPUは注釈画像生成部82に相当する。ステップS22のコマンド送信処理を実行するCPUは通信部84に相当する。
次に、上記の照明処理が行われた場合の撮像画像及び投影画像について説明する。図9(a)及び図9(b)は照明処理における撮像画像の例を示す図であり、図9(c)及び図9(d)は投影画像の例を示す図である。
図9(c)は修正後の背景画像を示す図である。図9(c)に示すように、画像修正部76は、投影装置14により投影された場合に、抽出部73で抽出された対象物10の領域11と重なる背景画像の領域15の明度を高く修正する。具体的には、背景画像の領域15を白色やグレー等のような明度の高い色に修正する。すなわち、領域15は例えば白色で、それ以外の領域は例えば黒色である背景画像となる。
図9(a)は画像修正部76により修正された背景画像が対象物10に投影された場合に、撮像装置8が撮像する撮像画像である。図9(a)に示すように、照明処理実行前(図5(b)の状態)よりも、対象物10の領域11の明度が高い。
図9(d)は、修正された背景画像と注釈画像13とが重畳された状態での背景画像を例示する図である。図9(d)に示すように、投影制御部74は通信部78が受信した注釈画像13と画像修正部76により修正された背景画像とを対象物10に投影するように投影装置14を制御する。
図9(b)は注釈画像13と修正された背景画像とが投影された対象物10を表す撮像画像を示す図である。図9(b)の状態においては、背景画像と注釈画像13とで明度の差異が大きい。
画像修正部76が背景画像の領域15の明度をどの程度高くするかは任意に定めることができ、実施例では修正された背景画像の領域15の明度を注釈画像13の明度よりも高くなるように修正している。
修正された背景画像の領域15の色彩は白色やグレーに限定されない。また、修正された背景画像の領域15の色彩は、注釈画像13の色彩とは異なる色彩、特に注釈画像13の色彩の補色である。
画像処理装置2及び端末装置4の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムが記録されている例えばCD−ROMやDVD等の記録媒体を、画像処理装置2及び端末装置4に供給し、画像処理装置2の制御部30及び端末装置4の制御部40が記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによっても、上記実施例と同様の効果を奏する。
また、画像処理装置2の制御部30及び端末装置4の制御部40が機能を実現するためのソフトウェアのプログラムを実行することによっても、上記実施例と同様の効果を奏する。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1は実施例1に係る情報処理システムのシステム構成例を示すである。 図2は実施例1に係る情報処理システムの別のシステム構成例を示す図である。 図3は実施例1に係る情報処理システムの機能構成を例示するブロック図である。 図4(a)は画像処理装置のハードウェア構成を例示する図である、図4(b)は端末装置のハードウェア構成を例示する図である。 図5(a)から図5(c)は撮像画像の例を示す図であり、図5(d)及び図5(e)は投影画像の例を示す図である。 図6は実施例に係る画像処理システムの制御部の構成例、及び端末装置の制御部の構成例を示す図である。 図7は実施例に係る画像処理装置の処理及び端末装置4の処理のフローチャートを例示する図である。 図8は実施例に係る画像処理装置の照明処理のフローチャートを例示する図である。 図9(a)及び図9(b)は照明処理における撮像画像の例を示す図であり、図9(c)及び図9(d)は投影画像の例を示す図である。
符号の説明
画像処理装置 2
端末装置 4
通信網 6
撮像装置 8
対象物 10
領域 11、15
注釈画像 13
投影装置 14
表示装置 26
画像取得部 70
検出部 72
抽出部 73
投影制御部 74
画像修正部 76
通信部 78、84
表示制御部 80
注釈画像生成部 82
画像処理システム 100
情報処理システム 200

Claims (9)

  1. 対象物を注釈する注釈画像の受信及び前記注釈画像と前記注釈画像の背景となる背景画像とが投影された前記対象物を撮像する撮像装置から取得した前記対象物を表す撮像画像の送信を端末装置との間で行う通信手段と、
    前記撮像画像の画素に基づき、前記撮像画像の明度を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された明度に基づき、前記撮像画像において前記注釈画像が映らない前記対象物の領域と重なる前記投影される背景画像の領域の明度を高く修正する画像修正手段と、
    前記通信手段で受信した前記注釈画像と前記画像修正手段で修正した前記背景画像とを前記対象物に投影するように投影装置を制御する投影制御手段と、を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像修正手段は、前記検出手段で検出された明度があらかじめ定められた閾値以下である前記対象物の領域と重なる前記背景画像の領域の明度を高く修正することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記修正された背景画像の前記対象物の領域に投影される領域の明度は前記注釈画像の明度より高いことを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記修正された背景画像の前記対象物の領域に投影される領域の色彩は、前記注釈画像の色彩と異なる色彩であることを特徴とする請求項1から3いずれか一項記載の画像処理装置。
  5. 前記修正された背景画像の前記対象物の領域に投影される領域の色彩は前記注釈画像の色彩の補色であることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記検出手段で検出された明度に基づき、前記撮像画像において前記注釈画像が映らない前記対象物の領域を前記撮像画像から抽出する抽出手段をさらに備え、
    前記画像修正手段は前記抽出手段で抽出された前記対象物の領域と重なる前記投影される背景画像の領域を明度高く修正することを特徴とする請求項1から5いずれか一項記載の画像処理装置。
  7. 対象物を注釈する注釈画像と前記注釈画像の背景となる背景画像とを前記対象物に投影する投影装置と、
    前記投影装置が前記注釈画像と前記背景画像とを投影した前記対象物を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置が撮像した前記対象物を表す撮像画像の画素から検出した明度に基づき、前記撮像画像において前記注釈画像が映らない前記対象物の領域と重なる前記投影される背景画像の領域の明度を高く修正する画像修正手段を有する画像処理装置と、を具備することを特徴とする画像処理システム。
  8. 対象物を注釈する注釈画像と前記注釈画像の背景となる背景画像とを前記対象物に投影する投影装置と、
    前記投影装置が前記注釈画像と前記背景画像とを投影した前記対象物を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置が撮像した前記対象物を表す撮像画像の画素から検出した明度に基づき、前記撮像画像において前記注釈画像が映らない前記対象物の領域と重なる前記投影される背景画像の領域の明度を高く修正する画像修正手段を有する画像処理装置と、
    前記画像処理装置に送信する前記注釈画像を生成するとともに、前記画像処理装置から受信した前記注釈画像と前記背景画像とが投影された前記対象物の前記撮像画像を表示する表示手段を有する端末装置と、を具備することを特徴とする情報処理システム。
  9. コンピュータを、
    対象物を注釈する注釈画像の受信及び前記注釈画像と前記注釈画像の背景となる背景画像とが投影された前記対象物を撮像する撮像装置から取得した前記対象物を表す撮像画像の送信を端末装置との間で行う通信手段、
    前記撮像画像の画素に基づき、前記撮像画像の明度を検出する検出手段、
    前記検出手段で検出された明度に基づき、前記撮像画像において前記注釈画像が映らない前記対象物の領域と重なる前記投影される背景画像の領域の明度を高く修正する画像修正手段、
    前記通信手段で受信した前記注釈画像と前記画像修正手段で修正した前記背景画像とを前記対象物に投影するように投影装置を制御する投影制御手段、として機能させることを特徴とする画像処理装置の制御プログラム。
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