JP2010081485A - 信号処理装置および信号処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶時と読み出し時で音響機器の接続形態が変化している場合でも、設定を正しく復元することができる信号処理装置を提供する。
【解決手段】入力端子20に接続される音響機器は、自己の識別情報が重畳されたオーディオ信号を発生する。シーンメモリ13は、複数の入力チャンネルモジュール23と複数の音響機器との対応づけ情報を含むシーンデータを記憶している。識別情報検出部12は、各入力端子20から入力されるオーディオ信号から識別情報を抽出する。制御部10は、この識別情報でシーンデータを検索し、各入力端子20と各入力チャンネルモジュール23を接続する。
【選択図】図1

Description

PA(Public Adress)システム等におけるオーディオケーブルの結線を容易にした信号処理装置に関する。
PA用のオーディオ機材の主要な機器としてミキサがある。ミキサは、複数の入力端子から入力された複数の音声信号を、別々のチャンネルの信号処理部に入力し、チャンネル毎にレベル調整、イコライジングをした後、ミキシングする装置である。一般に、ミキサには、過去に設定した各チャンネルの信号処理設定を記憶するシーンメモリ機能が設けられている(例えば非特許文献1参照)。
インターネット、<http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/pa/japan/mixers/ls9_ja_om_d0.pdf>、「(デジタルミキサ)LS9取扱説明書」、ヤマハ株式会社、2006年、検索日2008年9月24日
しかし、従来のシーンメモリ機能は、各チャンネルに設定されている設定を記憶するだけのものであった。そのため、シーンメモリに記憶された過去の設定を読み出ししても、各チャンネルの入力端子に、記憶時と同じ音響機器が接続されていなければ、設定を正しく復元することはできなかった。
また、音響機器が故障等した場合、別のチャンネルに代替の音響機器を接続する場合もあるが、もちろん設定を正しく復元することができなかった。
そこで、この発明は、記憶時と読み出し時で音響機器の接続形態が異なっている場合でも、設定を正しく復元することができる信号処理装置を提供することを目的とする。
この発明の信号処理装置は、複数の音響機器がそれぞれ接続される複数の入力端子と、信号処理を行う複数の信号処理部と、を備えている。音響機器は、それぞれ自己の識別情報が重畳された音声信号を出力する。信号処理装置は、前記複数の信号処理部で設定した信号処理情報と前記複数の音響機器の識別情報を対応付けて記憶する記憶部を備えている。また、入力される各音声信号から前記識別情報を抽出し、当該識別情報に基づいて各入力端子に接続されている音響機器を検出する識別情報検出部を備えている。さらに、前記識別情報検出部の検出結果に基づき、前記複数の入力端子に接続されている各音響機器が、前記記憶部で対応づけられている信号処理部に接続されるよう、各入力端子と各信号処理部とを接続する制御部(パッチベイ部)を備えている。これにより、複数の入力端子への複数の音響機器の接続形態がどのようであっても、音響機器と信号処理部とを正しく接続することが可能になる。
また、前記制御部は、入力される音声信号から抽出された識別情報が、前記記憶部に記憶されている識別情報と完全に一致しない場合、当該抽出された識別情報に基づいて代替となる信号処理部を検索し、検索した代替となる信号処理部と当該入力端子とを接続する。すなわち、識別情報に含まれる各種情報(シリアルナンバやメーカID等)が完全に一致しなくとも、各種情報が一部でも一致する識別情報を検索し、対応付けられた信号処理部に接続することで、代替となる機器を接続した場合であっても、音響機器と信号処理部とを正しく接続することができる。
なお、識別情報に含まれる情報に固有の番号(シリアルナンバ等)が含まれている場合、これ以外の情報を外部のサーバに記憶しておき、外部サーバにアクセスすることで、各入力端子に接続されている音響機器を検出するようにしてもよい。この場合も、代替となる音響機器が接続されても、音響機器と信号処理部とを正しく接続することができる。
この発明によれば、シーンメモリの記憶時と読み出し時で音響機器の接続形態が変化している場合でも、設定を正しく復元することができる。
図面を参照して本発明の信号処理装置の実施形態であるオーディオミキサについて説明する。
オーディオミキサ1は、複数の音声信号(オーディオ信号)を入力し、各オーディオ信号に対して、イコライジング、増幅等を行った後、1または複数の出力チャンネルにミキシングして出力する装置である。本実施形態では、8チャンネルの音声信号を入力し、信号処理を行うミキサについて説明する。なお、チャンネル数は8に限定されるものではない。
オーディオミキサ1は、制御部10、信号処理部11、識別情報検出部12、シーンメモリ13、操作部14、複数の表示部15−1〜15−8、複数のアナログの入力端子20−1〜20−8、および複数のA/Dコンバータ21−1〜21−8を備えている。また、信号処理部11は、1または複数のDSPで構成され、パッチベイ22、複数の入力チャンネルモジュール23−1〜23−8、バス群24、出力チャンネル処理部25を備えている。ここで、入力チャンネルモジュールが本発明の信号処理部に対応する。
入力端子20−1〜20−8にはA/Dコンバータ21−1〜21−8が接続されている。A/Dコンバータ21−1〜21−8は、それぞれ入力端子20−1〜20−8から入力されたアナログオーディオ信号をデジタルオーディオ信号に変換する。入力端子がデジタル入力の場合は、A/Dコンバータは省略される。また、入力チャンネルモジュール23−1〜23−8は、図2に示すような構成を備えており、入力されたデジタルオーディオ信号をイコライジングおよび増幅し、指定されたバスへ出力する。
パッチベイ22は、入力端子20−1〜20−8(A/Dコンバータ21−1〜21−8)の各々を、入力チャンネルモジュール23−1〜23−8のいずれかに1つずつ接続する回路部である。パッチベイ22は、初期設定では、入力端子20−1〜20−8を入力チャンネルモジュール23−1〜23−8にそれぞれ接続するストレート接続である。どの入力端子(音響機器)をどの入力チャンネルモジュールに接続するかは、制御部10によって切換・制御される。
入力チャンネルモジュール23−1〜23−8は、それぞれ図2に示すように、ヘッドアンプ30、イコライザ31、フェーダ32、およびバス選択部33を有している。バス選択部33は、L/Rのステレオバスへの出力比率を制御するPANコントロールを含んでいる。ヘッドアンプ30のゲイン、イコライザ31のイコライジング設定、フェーダ32のレベル設定およびバス選択部33の選択・設定は、オペレータによる操作部14の操作によって入力され、制御部10により入力チャンネルモジュール23に設定される。
バス群24は、上記のステレオバス、複数のミックスバスを含む複数のバスを有している。なお、バスとは複数のオーディオ信号を入力して加算合成可能な入出力バッファである。
出力チャンネル処理部25は、バス群24の各バスのオーディオ信号を外部出力したり他のバスに再入力したりする回路部である。オーディオミキサは、入力チャンネルモジュール23の信号を入力するバスを選択し、どのバスの信号を外部出力するかを選択することにより、複数のオーディオ信号を様々なミキシング態様で出力することができる。
ここで、オーディオミキサに接続される音響機器は、自己の識別情報を音響透かし情報としてオーディオ信号に重畳して出力する。音響機器は、たとえば楽器やボーカルマイクなどである。
識別情報を重畳する方式はどのようなものであってもよいが、例えば聴感上影響が少ないスペクトラム拡散などを用いる。また、透かし情報を重畳する周波数帯域としては、非可聴周波数帯域とすることが聴感上望ましいが、A/Dコンバータ21のナイキスト周波数以下の帯域とする。
図3にオーディオ信号に重畳される識別情報の例を示す。識別情報100は、機器グループID101、メーカID102、モデルID103、シリアルナンバ104からなる。機器グループID101は、オーディオソースがどのような種類の音響機器であるかを示すテキスト情報であり、最も広い範疇の識別情報である。機器グループIDが同じである場合、同一カテゴリの機器であると判断することができる。例えば、機器グループID101が、Micならばマイク、Guitarならギター、Drumならドラム、等である。なお、機器グループID101は、テキスト情報に限らず、番号等であってもよい。例えば機器グループIDが001であればマイク、002ならばギター、等である。
メーカID102は、機器の製造または販売元を識別するための情報であり、メーカID102が同じである機器は、同じ製造または販売元であると判断することができる。モデルID103は、各メーカのモデルに関する情報が含まれる。例えば、モデルID103が、GT−1であればエレキギターのストラトキャスター、GT−2であればレスポール、等である。なお、モデルID103が同じであっても、メーカID102が異なる場合、別の製品であると判断することができる。シリアルナンバ104は、各機器に固有の情報(個体を識別するための情報)である。なお、シリアルナンバ104は、個体を識別するための情報であればよく、例えばMACアドレス等であってもよい。なお、シリアルナンバ104が同じであっても、メーカID102やモデルID103が異なる場合、別の製品であると判断することができる。
識別情報検出部12は、入力端子20−1〜20−8から入力されたオーディオ信号に重畳されている識別情報を抽出して読み取り、制御部10に入力する。また、識別情報検出部12は、入力端子20とパッチベイ22との間で各オーディオ信号の識別情報を各々読み取るとともに、パッチベイ22と入力チャンネルモジュール23との間で各オーディオ信号の識別情報を各々読み取る。制御部10は、入力端子20とパッチベイ22との間で抽出される識別情報と、パッチベイ22と各入力チャンネルモジュール23との間で抽出される識別情報とを比較することにより、パッチベイ22のパッチングパターン(結線情報)を知ることができる。
また、制御部10には、本発明の記憶部であるシーンメモリ13、操作部14および表示部15−1〜表示部15−8が接続されている。操作部14は、オペレータによるフェーダ等の操作を受け付ける機能部である。表示部15−1〜15−8は、各入力チャンネルモジュール23−1〜23−8に入力されるオーディオ信号のオーディオソース名(例えば機器グループID)を表示する。
シーンメモリ13は、オペレータによって作成されたシーンデータを記憶するメモリである。ここでシーンデータとは、信号処理部11の各種設定内容、各オーディオ信号に含まれる識別情報、およびパッチベイ22の結線情報を示すデータである。信号処理部11の各種設定内容は、入力チャンネルモジュール23−1〜入力チャンネルモジュール23−8のヘッドアンプ30のゲイン、イコライザ31のイコライジング設定、フェーダ32のレベル設定、バスの選択情報・センドレベル等からなる。
オーディオミキサ1のオペレータは、操作部14を操作して信号処理部11の入力チャンネルモジュール23等を種々設定する。そして、オペレータが操作部14を用いて保存操作をすると、そのときの信号処理部11の設定内容がシーンデータとしてシーンメモリ13に記憶される。このとき、識別情報検出部12が読み取った各入力チャンネルモジュール23−1〜23−8に入力されているオーディオ信号の識別情報が、各入力チャンネルモジュール23−1〜23−8に接続されるオーディオソースの識別情報として記憶される。
図4に、シーンデータを保存するときの例を示す。同図においては、入力端子20−1〜20−5にマイク51〜55、入力端子20−6、20−7にギター56、ギター57、入力端子20−8にドラム(電子ドラム)58が接続されている例を示す。同図において、パッチベイ22のパッチングパターンは、初期設定のストレート接続である。
識別情報検出部12は、入力端子20−1〜入力端子20−8(入力CH1〜CH8とする。)から入力されたオーディオ信号に重畳されている識別情報を抽出して読み取り、制御部10に入力する。入力CH1のオーディオ信号からは、(機器グループID、メーカID、モデルID、シリアルナンバ)として、(Mic、YAMAHA、MC−1、100)が抽出される。入力CH2のオーディオ信号からは、(Mic、YAMAHA、MC−1、101)が抽出される。入力CH3のオーディオ信号からは、(Mic、YAMAHA、MC−2、100)が抽出される。入力CH4のオーディオ信号からは、(Mic、YAMAHA、MC−3、200)が抽出される。入力CH5のオーディオ信号からは、(Mic、B社、MM−1、100)が抽出される。入力CH6のオーディオ信号からは、(Guitar、YAMAHA、GT−1、100)が抽出される。入力CH7のオーディオ信号からは、(Guitar、YAMAHA、GT−2、200)が抽出される。入力CH8のオーディオ信号からは、(Drum、YAMAHA、DR−1、500)が抽出される。
制御部10は、オペレータが操作部14を用いて保存操作をすると、上記抽出された各識別情報を、各入力チャンネルモジュール23−1〜23−8(モジュールCH1〜8とする。)に対応付けてシーンメモリ13に記憶する。また、そのときの各入力チャンネルモジュールの信号処理パラメータも記憶する。また、パッチベイ22の結線情報もシーンメモリ13に記憶する。
一方、オペレータが操作部14を用いて読み出し操作をすると、制御部10は、シーンメモリ13からシーンデータを読み出し、信号処理部11の設定を行う。なお、シーンメモリ13には、複数の(たとえば300の)シーンデータを記憶することができ、読み出し時には、オペレータはシーン番号を指定すればよい。
信号処理部11は、シーンデータに応じて各入力チャンネルモジュール23−1〜23−8のヘッドアンプ30のゲイン、イコライザ31の設定、フェーダ32のレベル設定、バスの選択情報・センドレベル等の信号処理パラメータを設定する。
また、制御部10は、識別情報検出部12が各入力端子20−1〜8から入力されるオーディオ信号から読み取った識別情報を入力し、シーンデータ中の各モジュールCH1〜8に対応付けられている識別情報と対比し、パッチベイ22のパッチングパターンを設定する。まず、制御部10は、識別情報が完全に一致するチャンネル同士を接続するようにパッチングパターンを設定する。その後、機器グループ101、メーカID102、モデルID103が一致するチャンネルを検索し、パッチングパターンを設定する。そして、機器グループ101、メーカID102が一致するチャンネルを検索し、パッチングパターンを設定する。最後に、機器グループ101だけが一致するチャンネルを検索し、パッチングパターンを設定する。
これにより、各入力端子20−1〜20−8に接続される機器が、シーンデータの保存時と読み出し時で入れ替わっている場合でも、保存時と同じ機器のオーディオ信号を同じ入力チャンネルモジュール23に入力することができ、オペレータが結線状態を確認することなく、容易に設定を復元することができる。また、機器が故障等し、別のチャンネルに代替の音響機器を接続する等して、シーンデータ保存時と異なる機器が接続された場合であっても、識別情報が一部一致するチャンネル同士を接続することで、代替機器が接続されたとして設定を復元することもできる。
以下、代替機器が接続された場合の復元について具体的に説明する。図5〜図9は、シーンデータの読み出し時の音響機器の接続形態、パッチベイ22のパッチングパターン、および識別情報の関係を示す図である。
図5においては、入力CH1にマイク61、入力CH2にマイク62、入力CH3にマイク51、入力CH4にギター56、入力CH5にマイク63、入力CH6にマイク64、入力CH8にドラム58が接続されている例を示す。入力CH7には何も接続されていない。
識別情報検出部12は、入力CH1〜CH8から入力されたオーディオ信号に重畳されている識別情報を抽出して読み取り、制御部10に入力する。入力CH1のオーディオ信号からは、(機器グループID、メーカID、モデルID、シリアルナンバ)として、(Mic、YAMAHA、MC−2、200)が抽出される。入力CH2のオーディオ信号からは、(Mic、YAMAHA、MC−1、102)が抽出される。入力CH3のオーディオ信号からは、(Mic、YAMAHA、MC−1、100)が抽出される。入力CH4のオーディオ信号からは、(Guitar、YAMAHA、GT−1、100)が抽出される。入力CH5のオーディオ信号からは、(Mic、YAMAHA、MC−4、200)が抽出される。入力CH6のオーディオ信号からは、(Mic、C社、MI−10、300)が抽出される。入力CH7のオーディオ信号からは識別情報が抽出されない。入力CH8のオーディオ信号からは、(Drum、YAMAHA、DR−1、500)が抽出される。
オペレータが操作部14を用いて読み出し操作をすると、制御部10は、シーンメモリ13からシーンデータを読み出し、識別情報の対比を行う。識別情報の対比は、例えばチャンネル番号の小さい方から行う。まず、図5に示すように、制御部10は、識別情報が完全に一致するチャンネル同士を接続するようにパッチングパターンを設定する。すなわち、まず入力CH3のオーディオ信号から抽出された識別情報がシーンデータのモジュールCH1に完全一致するため、入力端子20−3と入力チャンネルモジュール23−1を接続する。次に、入力CH4のオーディオ信号から抽出された識別情報がシーンデータのモジュールCH6に完全一致するため、入力端子20−4と入力チャンネルモジュール23−6を接続する。さらに、入力CH8のオーディオ信号から抽出された識別情報がシーンデータのモジュールCH8に完全一致するため、入力端子20−8と入力チャンネルモジュール23−8を接続する。よって、保存時と同じ機器のオーディオ信号を同じ入力チャンネルモジュール23に入力することができる。
次に、図6に示すように、制御部10は、シリアルナンバ104を除く、機器グループ101、メーカID102、モデルID103が一致するチャンネルを検索し、パッチングパターンを設定する。すなわち、入力CH1のオーディオ信号から抽出された識別情報の機器グループ101、メーカID102、モデルID103がシーンデータのモジュールCH3と一致するため、入力端子20−1と入力チャンネルモジュール23−3を接続する。また、入力CH2のオーディオ信号から抽出された識別情報の機器グループ101、メーカID102、モデルID103がシーンデータのモジュールCH2と一致するため、入力端子20−2と入力チャンネルモジュール23−2を接続する。この場合、シリアルナンバは異なるが、他のIDが一致するため、同一メーカの同一機種として代替機器が接続されたとして設定を復元することができる。
次に、図7に示すように、制御部10は、さらにモデルID103を除く、機器グループ101およびメーカID102が一致するチャンネルを検索し、パッチングパターンを設定する。すなわち、入力CH5のオーディオ信号から抽出された識別情報の機器グループ101およびメーカID102がシーンデータのモジュールCH4と一致するため、入力端子20−5と入力チャンネルモジュール23−4を接続する。この場合、モデルは異なるが、機器の種類とメーカが一致するため、代替機器が接続されたとして設定を復元することができる。
さらに、図8に示すように、制御部10は、さらにメーカID102を除く、機器グループ101が一致するチャンネルを検索し、パッチングパターンを設定する。すなわち、入力CH6のオーディオ信号から抽出された識別情報の機器グループ101がシーンデータのモジュールCH5と一致するため、入力端子20−6と入力チャンネルモジュール23−5を接続する。この場合、モデルもメーカも異なるが、機器の種類が一致するため、代替機器が接続されたとして設定を復元することができる。
最後に、図9に示すように、制御部10は、いずれのIDも一致しない入力CHについて、パッチングパターンをそのまま維持する。すなわち、入力CH7からは識別情報が抽出されず、IDが一致するチャンネルが無いため、接続ミスがあったと推定し、入力端子20−7と入力チャンネルモジュール23−7をそのまま接続する。なお、シーンデータに結線情報も記憶されており、初期設定で別の入力チャンネルモジュール23に接続されていた場合には、空いている残りのチャンネルのいずれかの入力チャンネルモジュール23に接続されるようにしてもよい。また、このときに表示部15に一致するチャンネルが見つからない旨のメッセージを表示するようにし、オペレータが手動で接続チャンネルを選択できるようにしてもよい。また、図5〜図8に示した接続動作時においても、表示部15に接続を切り替える旨を表示するようにしてもよい。
なお、図5〜図8に示した検索動作において、代替となるチャンネルが複数存在する場合、入力端子のチャンネルが同一のものを優先的に接続するようにしてもよいし、番号が小さいものから順に優先的に接続するようにしてもよいし、複数候補が存在する旨を表示部15に表示し、オペレータが選択するようにしてもよい。
また、図9に示した接続を行った後、当該接続態様で、シーンメモリ13のシーンデータを書き換えるようにしてもよい。この場合においても、表示部15にシーンメモリを書き換える旨を表示し、オペレータが選択するようにしてもよい。
また、上記例では、オペレータが操作部14を用いて読み出し操作をすると制御部10がシーンデータを読み出す例を示したが、例えばオーディオミキサの起動時や、機器の接続を変更した時に現在のミキサの設定と接続機器の識別情報との比較を行い、パッチベイを切り替えるようにしてもよい。
さらに、以上の実施形態では、識別情報に機器グループID101、メーカID102、モデルID103、シリアルナンバ104が含まれ、シーンメモリ13にこれら全てを記憶する構成を示したが、識別情報にはシリアルナンバ104のみ含まれており、シーンメモリ13には、シリアルナンバ104とモジュールCHとの対応関係を示した情報を記憶する態様であってもよい。ただし、この場合、シリアルナンバ104は各音響機器で重複しない完全にユニークなIDとする。この場合、外部のサーバ等にシリアルナンバ104とそれ以外の情報(機器グループID101、メーカID102、モデルID103、シリアルナンバ104)との対応関係を示したデータベースを用意する。オーディオミキサは、ネットワーク経由でサーバにアクセスし、識別情報に含まれるシリアルナンバ104を送信して上記機器グループID101、メーカID102、モデルID103、シリアルナンバ104を取得し、上記検索動作を行う。
また、代替機器を選択するルールとして、本実施例では、機器グループID、メーカID、モデルID、シリアルナンバIDの優先順位で探す例を示したが、メーカIDを優先順位から外したり、機器グループIDをマイク、ギター等の大分類、コンデンサマイク、ダイナミックマイク等の小分類の複数の段階に分けたりしてもよい。また、代替機器を検索する優先順位のルールをオペレータが変更できるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、各入力チャンネルモジュール23−1〜23−8に接続されている音響機器が、シーンデータの内容に一致するようにパッチングパターンを制御しているが、パッチベイ22はデフォルトのストレート接続のままで、各入力端子20−1〜20−8に接続された音響機器に一致するように各入力チャンネルモジュール23−1〜23−8の設定を交換するようにしてもよい。
すなわち、上記図4の設定でシーンデータを保存し、このシーンデータを読み出したとき、図5〜図9のような音響機器の接続形態であった場合、図10に示すように入力チャンネルモジュール23−1の設定と入力チャンネルモジュール23−3の設定とを入れ換える。また、入力チャンネルモジュール23−4の設定を入力チャンネルモジュール23−6に設定し、入力チャンネルモジュール23−5の設定を入力チャンネルモジュール23−4に設定し、入力チャンネルモジュール23−6の設定を入力チャンネルモジュール23−5に設定する。
これにより、パッチベイ22のパッチングパターンが複雑になってしまった場合に、デフォルトのストレート接続に戻すことが可能になる。また、パッチベイ22が無いオーディオミキサであっても、オーディオソースと入力チャンネルモジュールの設定との対応づけを自動的に行うことが可能である。
なお、上記実施形態では、オーディオミキサを例に挙げて説明したが、本発明の適用範囲はオーディオミキサに限定されない。オーディオミキサ、パッチベイ、エフェクタ、入力コネクタボックス等の複数の機器を組み合わせたPAシステムに適用することができる。
また、オーディオミキサにおいて、識別情報をオーディオ信号から除去するようにしてもよい。
この発明の実施形態であるオーディオミキサのブロック図である。 同オーディオミキサの入力チャンネルモジュールのブロック図である。 同オーディオミキサに入力されるオーディオ信号に重畳されている識別情報の例を示す図である。 シーンデータの保存時のオーディオソースの接続形態を示す図である。 シーンデータの読み出し時の音響機器の接続形態、パッチベイ22のパッチングパターン、および識別情報の関係を示す図である。 シーンデータの読み出し時の音響機器の接続形態、パッチベイ22のパッチングパターン、および識別情報の関係を示す図である。 シーンデータの読み出し時の音響機器の接続形態、パッチベイ22のパッチングパターン、および識別情報の関係を示す図である。 シーンデータの読み出し時の音響機器の接続形態、パッチベイ22のパッチングパターン、および識別情報の関係を示す図である。 シーンデータの読み出し時の音響機器の接続形態、パッチベイ22のパッチングパターン、および識別情報の関係を示す図である。 入力端子と入力チャンネルモジュールとの対応づけをリセットした例を示す図
符号の説明
1…オーディオミキサ
10…制御部
11…信号処理部
12…識別情報検出部
13…シーンメモリ
20−1〜20−8…入力端子
22…パッチベイ
23−1〜23−4…入力チャンネルモジュール

Claims (3)

  1. 自己の識別情報が重畳された音声信号を出力する音響機器がそれぞれ接続される複数の入力端子と、
    信号処理を行う複数の信号処理部と、
    前記複数の信号処理部と前記複数の音響機器の識別情報を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記入力端子から入力される各音声信号から前記識別情報を抽出し、当該識別情報に基づいて各入力端子に接続されている音響機器を検出する識別情報検出部と、
    前記識別情報検出部の検出結果に基づき、前記複数の入力端子に接続されている各音響機器が、前記記憶部で対応づけられている信号処理部に接続されるよう、各入力端子と各信号処理部とを接続する制御部と、
    を備えた信号処理装置であって、
    前記制御部は、入力される音声信号から抽出された識別情報が、前記記憶部に記憶されている識別情報と完全に一致しない場合、当該抽出された識別情報に基づいて代替となる信号処理部を検索し、検索した代替となる信号処理部と当該入力端子とを接続する信号処理装置。
  2. 前記識別情報は、各音響機器の固有の番号が含まれており、
    前記制御部は、前記固有の番号以外の情報のうち少なくとも一部が、前記抽出された識別情報と一致する識別情報検索し、代替となる信号処理部を検索する請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 複数の音声信号を入力する信号処理装置と、前記信号処理装置に接続される外部サーバと、からなる信号処理システムであって、
    前記外部サーバは、複数の音響機器の固有の番号と、当該固有の番号に対応付けられた各音響機器の識別情報と、を記憶するデータベースを備え、
    前記信号処理装置は、
    自己の固有の番号が重畳された音声信号を出力する音響機器がそれぞれ接続される複数の入力端子と、
    信号処理を行う複数の信号処理部と、
    前記複数の信号処理部と前記複数の音響機器の識別情報を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記入力端子から入力される各音声信号から前記固有の番号を抽出し、当該固有の番号に基づいて、各入力端子に接続されている音響機器を検出する識別情報検出部と、
    前記識別情報検出部の検出結果に基づき、前記複数の入力端子に接続されている各音響機器が、前記記憶部で対応づけられている信号処理部に接続されるよう、各入力端子と各信号処理部とを接続する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、入力される音声信号から抽出された固有の番号が、前記記憶部に記憶されている識別情報と一致しない場合、当該抽出された固有の番号で前記データベースを参照し、前記データベースから取得した識別情報で、前記記憶部を参照して代替となる信号処理部を検索し、
    検索した代替となる信号処理部と当該入力端子とを接続する信号処理システム。
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