JP2010081058A - 画像処理システムおよび画像処理方法 - Google Patents

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啓 市村
Yasunari Fujimoto
康徳 藤元
Shinichi Miyazaki
真一 宮▲崎▼
Hiroki Horikoshi
宏樹 堀越
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Abstract

【課題】一様性や平滑性が重視されるような場合においても、濃度変動に対するロバスト性のみならず粒状感に対するロバスト性にも優れた画像を出力することが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供する。
【解決手段】複数の記録素子列あるいは複数の記録走査のそれぞれに対応する複数のプレーンに対し多値の画像データを分配する際に、既に分配されたプレーンの量子化された記録情報を累積して得られる記録量情報を利用する。1つのプレーンの量子化処理が行われるたびに、その結果に対しより低い解像度に解像度変換処理が施され、既存の記録量情報に累積され更新して記憶される。解像度変換処理によってより低い解像度に変換されているので、記録量情報のデータ量を低減することが出来、充分なロバスト性を確保しながらも、演算処理時のメモリ帯域や転送帯域を抑え、迅速でスムーズな画像処理を実行することが可能となる。
【選択図】図7

Description

本発明は、記録ヘッドにおける複数の記録素子間の記録特性のばらつきや記録ヘッドの走査のゆらぎ、あるいは記録媒体の搬送動作等に起因した濃度むらを低減し、記録媒体に記録を行うための画像処理システムおよび画像処理方法に関する。
複数の記録素子を備えた記録ヘッドを用いる記録方式の一例として、個々の記録素子からインクを吐出して、記録媒体にドットを形成するインクジェット記録方式が知られている。このようなインクジェット記録装置では、その記録構成の違いからフルライン型とシリアル型に分類することが出来る。
フルライン型の記録装置では、複数の記録素子が記録媒体の幅に応じた分だけ配列し装置内に固定された記録ヘッドを用いる。そして、記録ヘッドから所定の周波数でインクを吐出させつつ、記録素子の配列方向とは交差する方向に上記周波数に応じた速度で記録媒体を搬送することにより、画像を形成する。このようなフルライン型の記録装置は、比較的高速に画像を出力することが出来るので、オフィスユースなどに好適である。
一方、シリアル型の記録装置では、所定の周波数でインクを吐出する記録ヘッドを当該周波数に対応した速度で走査させる記録主走査と、この記録主走査と交差する方向に記録媒体を搬送する搬送動作とを間欠的に繰り返すことによって、段階的に画像を形成する。このようなシリアル型の記録装置は、比較的小型かつ低コストに製造することが出来るので、パーソナルユースに好適である。
フルライン型であれシリアル型であれ、複数の記録素子が配列された記録ヘッドにおいては、その製造工程上、個々の記録素子間にどうしてもある程度のばらつきが含まれる。そして、このようなばらつきは、インクの吐出量や吐出方向のような吐出特性のばらつきとなって現れ、記録媒体に形成されるドットの形状を不揃いにし、結果として画像上に濃度むらやスジを招致する。
この問題に対し、例えばシリアル型のインクジェット記録装置では、マルチパス記録という特徴的な記録方法を採用することが出来る。マルチパス記録では、記録ヘッドが1回の記録主走査で記録可能な全画素を、搬送動作を挟んだ複数回の記録主走査に分配して段階的に記録を行う。このようにすれば、個々の記録素子の吐出特性にばらつきが含まれていたとしても、1つの記録素子によって記録されるドットが主走査方向に連続することはなく、個々の記録素子の影響を広い範囲に分散されることが出来る。その結果、一様で滑らかな画像を得ることが出来る。
このようなマルチパス記録は、マルチパス数、すなわち1つの主走査ラインを記録する記録素子の数を多く設定するほど、その効果が高まっていく。但し、マルチパス数を多くするほど記録速度も低下するので、シリアル型の記録装置では、画像品位を重視する記録モードや記録速度を重視する記録モードのように、マルチパス数の異なる複数の記録モードを予め用意していることが多い。
一方、マルチパス記録方法は、フルライン型の記録装置にも応用することが出来る。図1のように、記録媒体の搬送方向に同色インクに対し2列ずつの記録素子列を配備しておけば、搬送方向に配列するラインを2つの記録素子で分担して記録することが出来る。結果、個々の記録素子の吐出特性にばらつきが含まれていたとしても、その影響を画像上では約半分に抑えることが出来る。
ところで、このようなマルチパス記録を行う際、シリアル型では個々の記録走査、フルライン型では個々の記録ヘッドに対して、記録データを分配する必要が生じる。従来、このような分配は、個々の記録素子に対しドットの記録を許容する画素(1)と許容しない画素(0)とを予め定めたマスクパターンを用いて行われていることが多かった。
図2は、2パスのマルチパス記録で使用可能なマスクパターンの一例を示した模式図である。ここで、黒く示した領域はドットの記録を許容する画素(1)、白く示した領域は許容しない画素(0)を示し、21は1パス目の記録走査で使用するマスクパターン、22は2パス目の記録走査で使用するマスクパターンをそれぞれ示している。また、21のパターンと22のパターンは互いに補完の関係を有している。
記録すべき2値の画像データは、上記マスクパターンとの間で論理積がとられ、その結果が、実際に個々の記録素子がそれぞれの記録走査あるいは記録ヘッドで記録する2値データとなる。但し、2値の画像データにおける記録画素の配列は様々であるので、固定されたマスクパターンによって、記録データを複数の記録走査あるいは複数の記録素子列に常に均等に分配することは困難である。特定の記録走査あるいは特定の記録素子列がドットを記録する割合が高くなると、その記録走査あるいは記録素子列の吐出特性が画像に現れ、マルチパス記録の本来の効果が損なわれてしまう。よって、マルチパス記録を行う際には、記録データをいかに均等かつ一様に、複数の記録走査あるいは複数の記録素子列に分配するかが重要な課題の1つとなっていた。
例えば特許文献1には、記録許容画素と記録非許容画素とがランダムに配置するマスクパターンの生成方法が開示されている。このようなランダムマスクパターンを用いれば、どのような量子化法によって2値化された画像データであっても、複数の記録走査あるいは複数の記録素子列にほぼ均等に記録データを分配することが期待できる。
また、特許文献2には、図2のような固定的なマスクパターンを用いるのではなく、主走査方向や副走査方向に連続する複数の記録画素が、なるべく異なる記録走査によって記録されるように、個々の記録画素を分配する方法が開示されている。
図3は、2値の画像データにおける記録画素の配列例と、これら記録画素を特許文献2に記載の方法に従って2つの記録走査に分配した結果を示した図である。このように、主走査方向および副走査方向に連続するドットが、異なる記録主走査によって記録されれば、記録素子の吐出特性のばらつきに起因する画像弊害のみならず、インクあふれ等の弊害も効果的に緩和することが出来る。
ところで、このようなマルチパス記録が採用されつつも、より高画質な画像が要求される昨今、記録走査単位あるいは記録ヘッド単位の記録位置(レジストレーション)のずれに起因する濃度変化や濃度むらが新たに問題視されるようになって来ている。記録走査単位あるいは記録ヘッド単位の記録位置のずれとは、記録素子間のばらつきではなく、記録媒体と吐出口面の距離の変動、記録媒体の搬送量の変動などによって引き起こされ、個々の記録走査(ノズル列)で記録するプレーン間のずれとなって現れる。
例えば、図3を参照し、先行の記録走査で記録されるドット(○)のプレーンと、後続の記録走査で記録されるドット(◎)のプレーンが、主走査方向または副走査方向のいずれかに1画素分ずれた場合を考える。このとき、先行の記録走査で記録されるドット(○)と後続の記録走査で記録されるドット(◎)は完全に重なり合い、白紙の領域が露出して、画像濃度は低下する。1画素分まで大きくずれなくても、隣接するドット同士の距離や重なり部分の変動は、白紙領域に対するドットの被覆率ひいては画像濃度に大きく影響を与える。すなわち、このようなプレーン間のずれが、記録媒体と吐出口面の距離(紙間)の変動、記録媒体の搬送量の変動などに伴って変化すると、これらに伴って、一様な画像の濃度も変動し、濃度むらとなって認識されるのである。
従って、より高画質な画像が要求される昨今、様々な記録条件の変動に伴って起こるプレーン間の記録位置ずれにも対抗できるような、マルチパス記録時の記録データの分配方法が要求されて来ている。以下、いかなる記録条件の変動に起因するにせよ、その変動に伴うプレーン間の記録位置ずれによって引き起こされる濃度変化や濃度むらへの耐性を、本明細書では「ロバスト性」と称することとする。
特許文献3には、上記ロバスト性を高めるための記録データの分配方法が開示されている。同文献によれば、様々な記録条件の変動に伴って引き起こされる画像濃度の変動は、分配された後の2値の記録データが互いに完全な補完関係にあることに起因することに着目している。そして、上記補完関係を低減し、複数のプレーンが互いにずれても大きな濃度変動が起こらないようにするために、個々の画素に対応する画像データを2値化前の多値データの状態で分配し、分配後の多値データをそれぞれ独立に2値化する技術が開示されている。
図4は、特許文献3に記載のデータ分配を実現する制御構成例を示すブロック図である。ここでは、2つの記録ヘッドに対し記録データを分配する記録装置が例に挙げられている。ホストコンピュータ2001から受信された、多値の画像データは、様々な画像処理が施された後、多値SMS部2007によって所定の分配率に従い第1データ変換部2008および第2データ変換部に分配される。それぞれのデータ変換部では所定の分配係数による変換処理がなされ、変換後の多値データは、更に第1の2値化処理部2010および第2の2値化処理部2011に転送される。第1の2値化処理部2010および第2の2値化処理部2011では、誤差マトリクスと閾値を用いた誤差拡散法によって2値化処理が行われ、2値化後の画像データは、それぞれ第1バンドメモリ2012および第2のバンドメモリ2013に格納される。その後、所定の記録走査において、それぞれの記録ヘッドが夫々のバンドメモリに格納された2値データに従ってインクを吐出する。
図5は、上記特許文献3の方法に従って記録されたドットの記録媒体での配列状態を示した図である。図において、黒丸は第1の記録ヘッドによって記録されるドット、白丸は第2の記録ヘッドによって記録されるドット、ハッチングで示した丸は第1の記録ヘッドと第2の記録ヘッドによって重ねて記録されるドットを、それぞれ示している。本例では、第1の記録ヘッドで記録するドットと第2の記録ヘッドで記録するドットとの間に補完関係がないため、完全に補完の関係にある図3の場合と比べ、2つのドットが重複する部分が発生したり、1つのドットも記録されない白紙領域が存在したりしている。
ここで、図3の場合と同じように、第1の記録ヘッドで記録されるドットのプレーンと、第2の記録ヘッドで記録されるドットのプレーンが、主走査方向または副走査方向のいずれかに1画素分ずれた場合を考える。この場合、第1の記録ヘッドと第2の記録ヘッドの両方で重ねて記録される部分も新たに増えるが、既に重ねて記録されていた2つのドットが離れる部分もある。よって、ある程度の広さを持つ領域で判断すれば、白紙領域に対するドットの被覆率はさほど変動しておらず、画像濃度の変化も招致されない。すなわち、特許文献3の方法を採用すれば、キャリッジの走査速度の変動、記録媒体と吐出口面の距離の変動、記録媒体の搬送量の変動が発生しても、これらに伴う画像濃度の変動や濃度むらの発生が抑制されるのである。
更に、特許文献4には、特許文献3のように、多値の画像データの状態で複数の記録走査あるいは複数の記録素子列に画像データを分配しながらも、そのデータの分配率を画素の位置に基づいて異ならせる技術が開示されている。同文献によれば、主走査方向の位置に対し、直線的、周期的、正弦波的、あるいは高周波および低周波の合成波的に分配率を変化させることによって、マルチパス記録におけるバンディングや色むらを抑制する効果が説明されている。
特開平7−52390号公報 特開平6−191041号公報 特開2000−103088号公報 特開2006−231736号公報
しかしながら、本発明者らの鋭意検討によれば、特許文献3や特許文献4の方法を採用した場合であっても、複数のプレーンに画像データを分配して記録する構成においては、出力画像に弊害が残っていることが確認された。以下、その弊害について具体的に説明する。
特許文献3や特許文献4の方法において、個々のプレーンの量子化処理はそれぞれ独立に行われており、あるプレーンの注目画素におけるドットの記録/非記録を決定する際に、他のプレーンの同じ位置にある画素の情報は考慮されたり利用されたりしていない。すなわち、これら複数のプレーンには互いにはなんの相関性も持たせていない。
このような状況において、2値化後のプレーン間でずれが生じると、個々のプレーンにおける特徴的な配列模様(テクスチャ)が目立ちやすくなり、ドット配置の低周波成分が強調され、視覚上目障りな粒状感が感知されてしまう場合がある。つまり、特許文献3や特許文献4を採用した場合、プレーン間のずれによる濃度むらは抑えられていたが、視覚的な粒状感は画像弊害として残り、十分なロバスト性は得られていなかった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものである。よって、その目的とするところは、一様性や平滑性が重視されるような場合においても、濃度変動に対するロバスト性のみならず粒状感に対するロバスト性にも優れた画像を出力することが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供することである。
そのために本発明においては、同じ種類のインクを記録するN個(Nは2以上の整数)の記録素子列を用い、該N個の記録素子列に対し移動する記録媒体に画像を記録するための画像処理システムであって、前記記録媒体に記録すべき多値の画像データを、記録量情報格納手段に格納されている記録量情報に基づいて、第K(1≦K≦N)の記録素子列のための第Kプレーンに分配する画像データ分配手段と、該画像データ分配手段によって分配された第Kプレーンの多値の画像データを量子化する手段と、前記第Kプレーンの量子化された画像データに対しより低い解像度に解像度変換処理を施した結果と前記記録量情報から新たな記録量情報を演算し、前記記録量情報格納手段に記憶する記録量情報生成手段と、前記N個の記録素子列のそれぞれに対応するN個のプレーンの量子化された画像データに従って、前記N個の記録素子列によって前記記録媒体に画像を記録する手段と、を備え、前記画像データ分配手段は、前記記録量情報生成手段によって第(K−1)プレーンの量子化された画像データに対応する新たな記録量情報が前記記録量情報格納手段に記憶された後に、前記多値の画像データを第Kプレーンに分配することを特徴とする。
また、記録媒体の単位領域に対し、記録素子列によるM回(Mは2以上の整数)の記録走査を行うことによって画像を記録するための画像処理システムであって、前記記録媒体に記録すべき多値の画像データを、記録量情報格納手段に格納されている記録量情報に基づいて、第K(1≦K≦M)の記録走査のための第Kプレーンに分配する画像データ分配手段と、該画像データ分配手段によって分配された第Kプレーンの多値の画像データを量子化する手段と、前記第Kプレーンの量子化された画像データに対しより低い解像度に解像度変換処理を施した結果と前記記録量情報から新たな記録量情報を演算し、前記記録量情報格納手段に記憶する記録量情報生成手段と、前記第Kプレーンの量子化された画像データに従って、前記記録素子列によって前記記録媒体に画像を記録する手段と、を備え、前記画像データ分配手段は、前記記録量情報生成手段によって第(K−1)プレーンの量子化された画像データに対応する新たな記録量情報が前記記録量情報格納手段に記憶された後に、前記多値の画像データを第Kプレーンに分配することを特徴とする。
更に、同じ種類のインクを記録するN個(Nは2以上の整数)の記録素子列を用い、該N個の記録素子列に対し移動する記録媒体に画像を記録するための画像処理方法であって、前記記録媒体に記録すべき多値の画像データを、記録量情報格納手段に格納されている記録量情報に基づいて、第K(1≦K≦N)の記録素子列のための第Kプレーンに分配する画像データ分配工程と、該画像データ分配工程によって分配された第Kプレーンの多値の画像データを量子化する工程と、前記第Kプレーンの量子化された画像データに対しより低い解像度に解像度変換処理を施した結果と前記記録量情報から新たな記録量情報を演算し、前記記録量情報格納手段に記憶する記録量情報生成工程と、前記N個の記録素子列のそれぞれに対応するN個のプレーンの量子化された画像データに従って、前記N個の記録素子列によって前記記録媒体に画像を記録する工程と、を有し、前記画像データ分配工程では、前記記録量情報生成工程によって第(K−1)プレーンの量子化された画像データに対応する新たな記録量情報が前記記録量情報格納手段に記憶された後に、前記多値の画像データが第Kプレーンに分配されることを特徴とする。
更にまた、記録媒体の単位領域に対し、記録素子列によるM回(Mは2以上の整数)の記録走査を行うことによって画像を記録するための画像処理方法であって、前記記録媒体に記録すべき多値の画像データを、記録量情報格納手段に格納されている記録量情報に基づいて、第K(1≦K≦M)の記録走査のための第Kプレーンに分配する画像データ分配工程と、該画像データ分配工程によって分配された第Kプレーンの多値の画像データを量子化する工程と、前記第Kプレーンの量子化された画像データに対しより低い解像度に解像度変換処理を施した結果と前記記録量情報から新たな記録量情報を演算し、前記記録量情報格納手段に記憶する記録量情報生成工程と、前記第Kプレーンの量子化された画像データに従って、前記記録素子列によって前記記録媒体に画像を記録する工程と、を有し、前記画像データ分配工程では、前記記録量情報生成工程によって第(K−1)プレーンの量子化された画像データに対応する新たな記録量情報が前記記録量情報格納手段に記憶された後に、前記多値の画像データが第Kプレーンに分配されることを特徴とする。
本発明によれば、複数のプレーン間で充分なロバスト性を確保しながらも、演算処理時のメモリ帯域や転送帯域を抑え、迅速でスムーズな画像処理を実行することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。以下に説明する実施例は、インクジェット記録装置を例にしているが、本発明は、複数の記録素子を用いドットアライメント方式で画像を形成する装置であれば、インクジェット記録装置以外の装置でもその効果を発揮することができる。
(第1の実施形態)
図6は、本実施形態で採用する記録装置600の制御の構成を説明するためのブロック図である。本実施形態の記録装置600は、画像処理装置601とプリンタエンジン618で概略構成される。
画像処理装置601は、通信インターフェース605を介して、外部に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト装置から、記録指示および記録用の画像データを受信する。そして、受信した画像データをプリンタエンジン618で記録可能な画像データに変換し、これを出力する。本実施形態の画像処理装置601は、CPU602、画像処理部603、プリンタエンジンインターフェース604、通信インターフェース605、拡張バス回路部606、RAMコントローラ607、およびROMコントローラ608を備えている。さらに、これらの各ブロックはそれぞれバスライン610a〜610gを介してシステムバスブリッジ609に接続されている。本実施形態では、これらのブロックはシステムLSIとして一つのパッケージに封止された画像形成コントローラASIC(Application Specific Integrated Circuit)611として実現されている。
また、画像処理装置601は、機能拡張ユニットを装着する拡張スロット612、RAM615、およびROM617を備えるほか、図示しない操作部や表示部、電源回路部等を備えている。
CPU602は、画像処理装置601全体の制御を司る。CPU602は、ROM617またはRAM615に格納された制御手順を順次読み出し、画像処理部603においてホスト装置から受信した多値の画像データをプリンタエンジン618で記録可能な2値の画像データに変換し、更にこれをRAM617に格納する。またCPU602は、ホスト装置と通信するための通信インターフェース605の制御や通信プロトコルの解釈、画像処理部603で生成された2値の画像データをプリンタエンジン618へ転送するためのプリンタエンジンインターフェース604の制御等も行なう。
プリンタエンジンインターフェース604は、画像処理装置601とプリンタエンジン118との間でデータの送受信を行なうブロックである。プリンタエンジンインターフェース604は、DMAC(Direct Memory Access Controller)を有し、RAM615に格納されている2値の画像データを、RAMコントローラ607を介してプリンタエンジン618に転送する。
通信インターフェース605は、パーソナルコンピュータやワークステーション等のホスト装置との間でデータの送受信を行なう機能を備え、ホスト装置から受信した画像データを、RAMコントローラ607を介してRAM615に格納する機能を備えている。通信インターフェース605の通信方式としては、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1394等の高速シリアル通信、IEEE1284などのパラレル通信であってもよい。また、100BASE−TX等のネットワーク通信であってもよい。またこれらの複数の通信方式を有していてもよい。さらには、有線による通信方式に限らず、無線による通信方式であってもよい。
拡張バス回路部606は、拡張スロット612に装着した機能拡張ユニットを制御する機能を備え、拡張バス613を介して機能拡張ユニットにデータを送信する制御および機能拡張ユニットが出力するデータを受信する制御を行なう。拡張スロット612には、USBやIEEE1394、IEEE1284、あるいはネットワーク通信などホスト装置との通信機能を提供する通信ユニットや、大容量記憶機能を提供するハードディスクドライブユニットなどが装着可能である。
なお、画像処理部603、通信インターフェース605、および拡張バス回路部606は、プリンタエンジンインターフェース604と同様にDMACを有し、メモリアクセス要求を発行する機能を備えている。
RAMコントローラ607は、ASIC611に接続されたRAM615を、RAMバス614を介して制御する。RAMコントローラ607はCPU602およびDMACを有する各ブロックとRAM615との間で、書き込みまたは読み出しされるデータの中継を行なう。RAMコントローラ607は、CPU602および各ブロックからの読み出し要求や書き込み要求に応じて必要な制御信号を生成してRAM615への書き込みやRAM615からの読み出しを実現する。
ROMコントローラ608は、ASIC611に接続されたROM617を、ROMバス616を介して制御する。ROMコントローラ608は、CPU602からの読み出し要求に応じて必要な制御信号を生成して、予めROM617に格納された制御手順やデータを読み出し、システムバスブリッジ609を介してCPU602に読み出した内容を送り返す。また、ROM617がフラッシュメモリ等の電気的に書き換え可能なデバイスで構成される場合、ROMコントローラ608は必要な制御信号を発生してROM617の内容を書き換える。
システムバスブリッジ609は、画像形成コントローラASIC611を構成する各ブロック間を接続する機能を備えるほか、複数のブロックから同時にアクセス要求が発行された場合に、バス権を調停する機能を備えている。CPU602およびDMACを有する各ブロックがRAMコントローラ607を介してRAM615へのアクセス要求をほぼ同時に発行する場合があり、システムバスブリッジ609は予め指定されたプライオリティーに従って適切に調停を行なうことができる。
RAM615は、同期DRAM等で構成され、CPU602が実行する制御手順の格納、画像処理部603において生成された画像形成データの一時的な記憶、およびCPU602のワークメモリなどの機能を提供するメモリブロックである。また、RAM615は、通信インターフェース605がホスト装置から受信した画像データの一時的なバッファリングや拡張バス613を介して接続された機能拡張ユニットとの間で受け渡しされるデータの一時保存などの機能を提供する。
ROM617は、フラッシュメモリ等で構成され、CPU602が実行する制御手順およびプリンタ制御に必要なパラメータを格納する。フラッシュメモリは電気的に書き換え可能で不揮発性のデバイスであり、決められたシーケンスに従うことにより制御手順やパラメータを書き換えることが可能である。
このほか、各回路ブロックは動作モード等を設定するレジスタを備え、CPU602は図示しないレジスタアクセスバスを介して各回路ブロックの動作モード等を設定することが可能である。
プリンタエンジン618は、画像処理装置601から送出される2値の画像データに基づいて記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録する印刷機構である。
図1は、本実施形態における記録装置600の機械的構成を説明するための概略図である。記録媒体Pは、給紙ローラ705および補助ローラ706によって給紙された後、搬送ローラ704および補助ローラ703の方向に搬送され、これら2対のローラに挟持されながら矢印で示す副走査方向に所定の速度で搬送される。このような記録媒体の搬送動作に伴い、記録ヘッド105の主走査方向に配列する個々の記録素子からは、搬送速度に対応した一定の周波数でインクが吐出される。記録ヘッド105は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(Bk)のフルライン型の記録ヘッドが、図のように各色2列ずつ副走査方向に並列配置されている。すなわち、Bk、C、MおよびYのそれぞれの画像データは、それぞれM個(M=2)のプレーンに分配され、副走査方向に連なる1画素幅のラインは、各色2種類の記録素子によってドットが記録される。本実施形態では、インク色(CMYBk)ごとに、第1のプレーン、第2のプレーンが用意されることになる。
図7は、画像処理部603の機能ブロックの構成および処理される画像データの形式を説明するためのブロック図である。本実施形態の画像処理部603は、色変換処理部203、画像データ分配部205、量子化処理部206、記録量情報生成部208で概略構成されている。
色変換処理部203は、ホスト装置から受信した入力画像データの色空間をプリンタエンジン618のインク色で表される色空間に変換する。
画像データ分配部205は、色変換処理部203から受信した8ビットの濃度データを第1のプレーンと第2のプレーンに分配し、これらを量子化処理部206へ送る。このとき、濃度データを2つのプレーンに均等に分配することも出来るが、例えば特許文献4に開示されているように、処理対象の画素の位置に応じて、分配率を異ならせながらプレーン分配を行うことも出来る。夫々のプレーンへの分配方法やその後の量子化処理については、フローチャートを用いて後に詳細に説明する。
量子化処理部206は、受信したプレーンの多値情報に対し量子化処理(2値化処理)を実行する。この際、採用する量子化処理の方法は、通常の誤差拡散法であっても良いし、ディザマトリクス法であっても構わない。但し、プレーン間のずれに対するロバスト性を高めるためには、各プレーンにおける低周波成分をなるべく低く抑え、優れた分散性が得られるような処理方法が好ましいと言える。
図6および図7をともに参照しながら説明するに、量子化処理部206によって、2値化された画像データは、記録データライトDMAC207、システムバス610b、プリンタエンジンインターフェース604を介して、プリンタエンジン618へ転送される。当該画像データは、同色について2つずつ用意された記録ヘッド105のうちの1つの記録ヘッドのための記録データとなる。
一方、量子化処理部206によって、2値化された画像データは、記録量情報生成部208にも送られる。記録量情報生成部208は、量子化処理部206から送られてくるCMYBkの2値の画像データに対し、ローパスフィルタによるフィルタ演算処理をかけつつより低い解像度に解像度変換処理を実行する。そして、得られた値を第1のプレーンの記録量情報として、記録量情報ライトDMAC211およびシステムバス610bを介して、記録量情報格納手段となるRAM615に一次的に格納する。
記録量情報リードDMAC204は、システムバス610bを介してRAM615に格納されている第1プレーンの記録量情報を読み出し、第2プレーンの分配に利用するために画像データ分配部205にこれを提供する。
図8は、第1のプレーンのために画像処理部603が実行する画像処理の工程を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS101において、画像処理部603は、ホスト装置から受信し一度RAM615に格納されている所定の1ページ分の多値の画像データを、画像データリードDMAC202から読み出す。
続くステップS102において、画像処理部603は、色変換処理部203において、読み出した画像データに対し色変換処理を実行する。具体的には、ホスト装置から受信した赤(R)、緑(G)、青(B)で表される8ビット(256階調)の輝度データを、プリンタエンジン618で使用するインクに対応するC、M、Y、Bkの8ビット濃度データに変換する。この際、色変換処理部203では、プリンタエンジン618の出力特性に応じたガンマ補正も併せて行なっているものとする。
ステップS103において、画像処理部603は、得られた4色分の画像データをそれぞれ2つのプレーンに分配し、それぞれの第1のプレーンの画像データ(8ビット)を生成する。以下、4色の画像データに対する処理方法は同等であるので、任意の1色についての工程を説明する。
ステップS104では、量子化処理部206において、第1のプレーンの多値画像データに対し量子化処理を実行する。
ステップS104で得られた2値データは、ステップS105において、記録データライトDMAC207、システムバス610b、システムバスブリッジ609およびプリンタエンジンインターフェース604を介して、プリンタエンジン618に転送される。
続くステップS106において、画像処理部603は、量子化処理部206で得られた2値の画像データを記録量情報生成部208に送り、ローパスフィルタをかけながらより低い解像度に解像度変換処理を実行する。得られた値は、記録量情報ライトDMAC211およびシステムバス610bを介して、記録量情報格納手段となるRAM615に一次的に格納される。
図9(a)および(b)は、一般的なローパスフィルタ演算を説明するために、使用するフィルタの係数および演算の結果を示した図である。斜線で示した画素が量子化処理部206によって処理の対象とされた注目画素であり、記録量情報生成部208は、図9(a)に示す係数に基づいて、注目画素のデータ値を注目画素自身およびその周辺の画素へ分配する。例えば、量子化処理部206の出力が1(記録)であった場合、この出力値を多値に戻し(255)、この値に図9(a)で示す係数を乗算して周辺画素へ分配すると、その結果は図9(b)のようになる。このような処理を全ての記録画素に対して順番に行っていくことにより、1つの注目画素は、周辺画素の出力結果に図9(a)で示した係数を乗算した値を受け取ることになる。なお、図10は、量子化処理部206からの出力結果に対し、上記フィルタ処理を行った後の結果を示すイメージ図である。
以上のようにして得られた出力結果を、第2のプレーンの量子化に反映させることにより、第1のプレーンにおけるドットの記録位置と第2のプレーンにおけるドットの記録位置との間にある程度の相関性を持たせることが出来るようになる。そして、その結果、第1のプレーンと第2のプレーンとの間に十分なロバスト性を持たせることが可能となる。本実施形態の構成においては、このような効果を得るために、量子化処理部206からの出力結果を、記録量情報ライトDMAC211を介しRAM615に記憶しておくようにする。
しかしながら、図9(a)および(b)を用いて説明したようなローパスフィルタ演算を全ての画素に対して実行すると、演算処理時のメモリ帯域や記録量情報ライトDMAC211における転送帯域を膨大なものとなる。そして、これらが処理のボトルネックとなることが懸念される。このため、本実施形態では、第1プレーンの記録量情報を少量に抑えるために、実際の記録解像度よりも低い解像度に変換する形で、ローパスフィルタ処理を実行することを特徴とする。
図11は、本実施形態において、3×3のローパスフィルタ演算処理を実行する注目画素の位置を説明するための模式図である。個々のマス目には、それぞれ量子化処理後の2値の画像データ(すなわち1または0)が格納されているものとする。本実施形態において、図中の注目画素と記した画素に対してのみ、図9(a)および(b)を用いて説明したようなフィルタ処理を実行し、得られた値を第1のプレーンの記録量情報として保存する。具体的には、まず、注目画素1とこれに隣接する8画素の画像データに対し、図9(a)に示した係数を乗算し、これら9画素分の加算値を注目画素1に対する演算処理の結果とする。そして、この値を、注目画素1の位置と関連付けた状態で、記録量情報ライトDMAC211を介してRAM615に記憶する。
次は、2つ隣の画素に位置する注目画素2とこれに隣接する8画素の画像データに対し上記と同じ処理を行う。そして、得られた値を注目画素2に対する演算処理の結果として記録量情報ライトDMAC211を介して、RAM615に記憶する。本実施形態では、以上のような演算処理を縦方向横方向ともに2画素おきに実行し、全ての結果を記憶する。本実施形態において、演算処理の結果記憶された第1のプレーン用の記録量情報は、プリンタエンジンに転送されて実際に記録される画像データの記録解像度に対し、縦方向横方向ともに1/2となる。すなわち記録量情報ライトDMAC211を解してRAM615に格納される画素数は、記録データライトDMAC207を介してプリンタエンジン618に送られる画素数の1/4程度になる。
ステップS106において、第1のプレーンの記録量情報の演算およびその値の記憶が終了すると、図8で説明した第1のプレーンのための画像処理が終了する。
図12は、本実施形態の画像処理部603が、第2のプレーンのために実行する画像処理の工程を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS201およびステップS202において、画像処理部603は、図8で説明した第1のプレーンのためのステップS101およびステップS102と等しい処理を第2プレーンのために再度実行する。すなわち、ホスト装置から受信し一度RAM615に格納されている所定の1ページ分の多値の画像データを、画像データリードDMAC202から読み出し、色変換処理部203において色変換処理を実行し、4色分の画像データ(8ビット)を生成する。
続くステップS203において、画像処理部603は、記録量情報リードDMAC204を介してRAM615に格納された第1のプレーンの記録量情報を取得し、画像データ分配部205にこれを提供する。
ステップS204では、画像データ分配部205において、ステップS203で提供された第1プレーンの記録量情報を用いて、ステップS202で変換された4色分の多値の画像データ(8bit)を第2プレーン用のデータ(8bit)に分配する。具体的には、ステップS202で変換された4色分の多値の画像データ(8bit)から第1プレーンの記録量情報を色ごとに差し引いた状態で、第2プレーン用の多値の画像データを分配する。
続くステップS205では、量子化処理部206において、第2のプレーンの多値画像データに対し量子化処理を実行する。
ステップS205で得られた2値データは、ステップS206において、記録データライトDMAC207、システムバス610b、システムバスブリッジ609およびプリンタエンジンインターフェース604を介して、プリンタエンジン618に転送される。以上で、第2のプレーンのための画像処理が終了する。
図8のフローチャートで説明した第1のプレーン用のデータと図12で説明した第2のプレーン用のデータが全インク色について転送されると、プリンタエンジン618は、図1で示した記録ヘッド105を用いて1ページ分の記録動作を実行する。
以上説明した処理によれば、第1のプレーンの量子化処理(S104)の結果記録(1)と定められた画素やその周辺画素では、第1のプレーンの記録量情報として0ではない多値データが格納されることになる。そして、その後行われる第2のプレーン用の分配処理の工程では、この値が同じ画素のオリジナルの多値データから差し引かれて分配されるため、第2のプレーン用のデータ値は小さくなる。すなわち、ステップS205の量子化処理において、注目画素やその周辺画素が記録(1)となる確率が低くなる。その結果、第1のプレーン(第1の記録ヘッド)で記録されるドットと第2のプレーン(第2の記録ヘッド)によって記録されるドットは、比較的排他な関係を有するようになる。つまり、記録媒体の同じ領域において重ねて記録される箇所も存在するが、その割合が特許文献3に比して低く抑えられる結果となる。
既に図5を用いて説明した様に、プレーン間のずれに伴う濃度変動を抑えるためには、複数のプレーン間のドットが互いに補完の関係にないこと、すなわち複数のプレーンでドットが重ねて記録される画素が存在することが効果的である。しかし、そのような画素はあまり多く要されるものではない。そのような画素があまり多く存在すると、被服率が減少し、かえって絶対的な濃度が低下する恐れがあるからである。本実施形態のように、複数のプレーン(記録ヘッド)でドットが重ねて記録される画素の割合が、ある程度低く抑えられるような構成にしておくことにより、絶対的な濃度を必要以上に下げることなく、ロバスト性も高めることが出来るのである。
また、上記構成によれば、個々の記録走査で記録されるドットが適度に分散し、その低周波成分が抑えられ、プレーン内でのドットの配置状態が、視覚的にも好ましい状態となる。よって、たとえプレーン間のずれが生じて個々のプレーン内のドット配置模様(テクスチャ)が確認されるようになっても、画像弊害とはなり難い。すなわち、本実施形態によれば、一様性が重視される画像において、濃度変動を抑える効果のみでなく、テクスチャに対するロバスト性も強化され、より好ましい出力画像を得ることが可能となる。
本実施形態では、以上説明したような処理を実現するために、第1のプレーンの記録量情報を第2のプレーンの分配の際に利用する。但し、1ページ分の全ての画素について第1プレーンの記録量情報を演算すると、演算処理時のメモリ帯域や記録量情報ライトDMAC211における転送帯域を膨大なものとなり、これらが処理のボトルネックとなる場合が懸念される。その一方で、以上説明した効果を充分に得るためには、必ずしも全ての画素について第1プレーンの記録量情報を用意する必要は無いことも想像できる。
このため、本実施形態では、第1プレーンの記録情報を本実施形態の効果が損なわれない程度になるべく少量に抑えるために、全記録画素に対し縦横ともに1画素おきの画素についてのみローパスフィルタ処理を実行し、ここで得られた値を記憶することとした。このような構成によれば、上述したような効果すなわち充分なロバスト性を確保しながらも、演算処理時のメモリ帯域や転送帯域を通常の1/4程度に抑え、迅速でスムーズな一連の画像処理を実行することが可能となる。
但し、ここでは縦横ともに1画素おきにローパスフィルタ処理を実行し記憶量を1/4に抑える内容で説明したが、このような解像度変換比率(すなわち何画素おきにローパスフィルタ処理を実行するか)は場合に応じて様々に調整することが出来る。例えば、縦方向のみや横方向のみに注目画素を間引いても良いし、3画素以上の大幅なピッチで演算処理を行ってもよい。無論、縦横の解像度変換比率が異なっていてもよい。いずれにしても、出力される画像に要求される品位や出力速度、記録装置の精度、画像処理能力、記録解像度など様々な条件に応じて、解像度変換比率は適切に定められればよい。
以上説明した様に本実施形態によれば、1色について2つの記録ヘッド(記録素子列)を用いるフルライン型の記録装置において、ロバスト性を確保しながらも、演算処理時のメモリ帯域や転送帯域を抑え、迅速でスムーズな画像処理を実行することが可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、図1に示したように各色に対し2つずつの記録ヘッドを備えた記録装置を用いる場合を例に説明してきたが、本発明においては各色について更に多くの記録ヘッドを備えた構成にも対応することが出来る。この場合、画像処理部では、3プレーン以上のプレーンに多値の画像データを分配することになるが、第1の実施形態と同様に図6および図7で示した構成によって上記分配を実現することが出来る。
以下、画像処理部603が多値の画像データをNプレーン(Nは2以上の整数)に分配する例について簡単に説明する。
図13は、N個のプレーンのために画像処理部603が実行する画像処理の工程を説明するためのフローチャートである。
本処理が開始されると、まずステップS301において、処理の対象となるプレーンを指し示すパラメータとなるKを1に設定する。続くステップS302において、画像処理部603は、ホスト装置から受信し一度RAM615に格納されている所定の1ページ分の多値の画像データを画像データリードDMAC202から読み出す。更にステップS303において、読み出した画像データに対し色変換処理を実行し、4色分の画像データ(8ビット)を生成する。
ステップS304において、画像処理部603はK>1であるか否かを判断する。K>1である場合ステップS305へ進み、既に記憶されている第(K−1)プレーンの記録量情報を取得する。第(K−1)プレーンの記録量情報の内容については後述する。
ステップS306では、画像データ分配部205において、ステップS305で提供された第(K−1)プレーンの記録量情報を用いて、ステップS303で変換された4色分の多値の画像データ(8bit)を第Kプレーン用のデータ(8bit)に分配する。具体的には、ステップS303で変換された4色分の多値の画像データ(8bit)から第(K−1)プレーンの記録量情報を色ごとに差し引いた状態で、第Kプレーン用の多値の画像データとして分配する。K=1の場合、ステップS305で記録量情報は入手されないので、この場合は図8のステップS103と同様、得られた4色分の画像データをそれぞれK個のプレーンに均等に分配して生成すればよい。
続くステップS307では、量子化処理部206において、第Kのプレーンの多値画像データに対し量子化処理を実行する。
ステップS307で得られた2値データは、ステップS308において、記録データライトDMAC207、システムバス610b、システムバスブリッジ609およびプリンタエンジンインターフェース604を介して、プリンタエンジン618に転送される。
ステップS309では、K=Nであるか否かを判断する。K=Nであった場合、全てのプレーンの処理が終了したと判断され本処理が終了する。一方、K≠Nである場合、未だ分配すべきブレーンが残っていると判断され、ステップS310へ進む。
ステップS310において、画像処理部603は、量子化処理部206で得られた2値の画像データを記録量情報生成部208に送り、ローパスフィルタをかけながらより低い解像度に解像度変換処理を実行する。その後、得られた値を、RAM615に記憶されている第(K−1)プレーン用の記録量情報に加算処理し、当該値を第Kプレーンの記録量情報として記録量情報ライトDMAC211およびシステムバス610bを介して、RAM615に格納する。すなわち、第Kプレーンの記録量情報とは、第1のプレーンから第(K−1)プレーンの記録情報の累積値となる。
続くステップS311において、変数Kはインクリメントされ、次のプレーンの処理を実行するためにステップS302に戻る。
以上説明した本実施形態を実現するため、本実施形態の記録量情報生成部208は、対象となるプレーンのフィルタ処理を行いながら解像度変換処理を実行する演算部と、ここで得られた値をこれまでの記録量情報に加算する加算部とによって構成されていても良い。
以上説明したように本実施形態によれば、1色について複数(N個)の記録ヘッドが用意されたフルライン型の記録装置において、ロバスト性を確保しながらも、演算処理時のメモリ帯域や転送帯域を抑え、迅速でスムーズな画像処理を実行することが可能となる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、1色について複数の記録ヘッドが用意されたフルライン型の記録装置を例に説明してきたが、上述したような複数のプレーンへのデータの分配方法は、シリアル型の記録装置でマルチパス記録を実行する場合にも応用することが出来る。
図14は、本実施形態で使用するシリアル型のインクジェット記録装置の内部構成を説明するための概略図である。記録ヘッド141は主走査方向に一定の速度で移動するキャリッジ142に搭載され、上記一定の速度に対応した周波数で記録媒体Pに向けてインクを滴として吐出する。1回の記録主走査が終了すると、搬送ローラ144および補助ローラ143が回転し、これらローラ対と給紙ローラ145および補助ローラ146に挟持された記録媒体Pは、記録ヘッド141の記録幅に対応した所定量だけ副走査方向に搬送される。このような記録主走査と搬送動作とを間欠的に繰り返すことにより、記録媒体Pに段階的に画像が記録される。
記録ヘッド141は、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の記録ヘッドが、図のように主走査方向に並列配置されており、各色の記録ヘッドには、複数の記録素子が副走査方向に配備されている。
図15は、マルチパス記録方法を実行する際の、記録ヘッドにおける複数の記録素子と記録媒体の搬送量の関係を簡単に説明するための模式図である。ここでは簡単のため、8つの記録素子を副走査方向に備えた記録ヘッド151を用いて4パスのマルチパス記録を実行する場合を示している。Mパスのマルチパス記録の場合、記録素子列に含まれる複数の記録素子は副走査方向にM個のブロックに分割され、各記録走査が行われるたびに記録媒体は1つのブロックに相当する分だけ副走査方向に搬送される。すなわち、図15で示す4パスの例の場合、記録素子列に含まれる8個の記録素子は2つずつの記録素子が含まれる4個のブロックに分割され、各記録走査が行われるたびに記録媒体は2つの記録素子に相当する分だけ副走査方向に搬送される。よって、記録媒体の単位領域(1ブロック分に相当する領域)には、記録ヘッド151のM回(4回)の記録走査によって記録動作が行われる。
図16は、個々の記録走査によって記録媒体の単位領域に画像が完成されていく様子を段階的に示した図である。まず、第1の記録走査において、領域1には、記録ヘッド151の第1ブロックによって、全画像データのほぼ1/4に間引かれた(分配された)画像データの記録が行われる。この第1の記録走査の後、記録媒体Pは副走査方向に2画素分(1ブロック分)だけ搬送される。
続く第2の記録走査において、領域1は記録ヘッド151の第2ブロックによって、また領域2は記録ヘッド151の第1ブロックによって、全画像データのほぼ1/4に間引かれた(分配された)画像データがそれぞれ記録される。その後、記録媒体Pは副走査方向に2画素分(1ブロック分)だけ搬送される。
以上のような記録走査と搬送動作とを交互に繰り返すことにより、領域1には第1〜第4の4回の記録走査によって、領域2には第2〜第5の4回の記録走査によって、これに続く単位領域も連続する4回の記録走査によって全画像データの記録が順次完了していく。
以上説明したようなマルチパス記録においては、個々の単位領域に対応する画像データを4回の記録走査に分配する必要が生じる。すなわち、個々の記録走査で記録する画像データの群が1つのプレーンを構成するように画像データを分配するために、第1の実施形態で図6〜図13を用いて説明したブロック構成や分配方法を本実施形態にも適用することが出来る。
その結果、本実施形態のようなシリアル型の記録装置においても、各記録走査で記録されるプレーン間で充分なロバスト性を確保しながらも、演算処理時のメモリ帯域や転送帯域を抑え、迅速でスムーズな画像処理を実行することが可能となる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、図6や図7を用いて説明したように、色変換処理や量子化処理を含む一連の画像処理を、記録装置500で実施する構成としていたが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。
図17は、一連の画像処理を記録装置に接続されたホスト装置で行なう場合の記録装置の制御構成を説明するためのブロック図である。図6や図7で説明したような画像処理部603の全ての機能はホスト装置によって実施されるので、記録装置800に画像処理部は用意されていない。記録装置は、通信インターフェース805を介してホスト装置から2値データを受信し、これをプリンタエンジンインターフェース804を介してプリンタエンジン818に転送する。このような構成の場合には、RAM815において記録量情報を格納するエリアを確保することはなく、上述した実施形態の記録装置もより簡易な電気的構成でより低価格に提供することが出来るようになる。
また、上記実施形態で説明した一連の画像処理をホスト装置と記録装置で分担して行うことも出来る。例えば、色変換処理はホスト装置で行い、記録装置はホスト装置より受信した色変換後の画像データに対し、画像データの分配や量子化処理を実行するような形態であっても良い。
単体の装置であれ、接続された複数の装置であれ、多値の画像データを複数のプレーンに分配して記録する際に、上述したような一連の画像処理が実現される画像処理システムであれば本発明の範疇に含まれる。
第1の実施形態における記録装置の機械的構成を説明するための概略図である。 2パスのマルチパス記録で使用可能なマスクパターンの一例を示した模式図である。 2値の画像データにおける記録画素の配列例と、これら記録画素を特許文献2に記載の方法に従って2つの記録走査に分配した結果を示した図である。 特許文献3に記載のデータ分配を実現する制御構成例を示すブロック図である。 特許文献3の方法に従って記録されたドットの記録媒体での配列状態を示した図である。 第1の実施形態で採用する記録装置の制御の構成を説明するためのブロック図である。 画像処理部の機能ブロックの構成および処理される画像データの形式を説明するためのブロック図である。 第1の実施形態において、第1のプレーンのために画像処理部が実行する画像処理の工程を説明するためのフローチャートである。 (a)および(b)は、一般的なローパスフィルタ演算を説明するために、使用するフィルタの係数および演算の結果を示した図である。 量子化処理部206からの出力結果に対し、上記フィルタ処理を行った後の結果を示すイメージ図である。 3×3のローパスフィルタ演算処理を実行する注目画素の位置を説明するための模式図である。 第1の実施形態の画像処理部が、第2のプレーンのために実行する画像処理の工程を説明するためのフローチャートである。 N個のプレーンのために画像処理部603が実行する画像処理の工程を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態で使用するシリアル型のインクジェット記録装置の内部構成を説明するための概略図である。 マルチパス記録方法を実行する際の、記録ヘッドにおける複数の記録素子と記録媒体の搬送量の関係を簡単に説明するための模式図である。 マルチパス記録方法を実行する際の、個々の記録走査によって記録媒体の単位領域に画像が完成されていく様子を段階的に示した図である。 一連の画像処理を記録装置に接続されたホスト装置で行なう場合の記録装置の制御構成を説明するためのブロック図である。
符号の説明
202 画像データリードDMAC
203 色変換処理部
204 記録量情報リードDWAC
205 画像データ分配部
206 量子化処理部
207 記録データライトDMAC
208 記録量情報生成部
211 記録量情報ライトDMAC
600 記録装置
601 画像処理装置
602 CPU
603 画像処理部
604 プリンタエンジンインターフェース
605 通信インターフェース
606 拡張バス回路部
607 RAMコントローラ
608 ROMコントローラ
609 システムバスブリッジ
610 システムバス
611 ASIC
612 拡張スロット
613 拡張バス
614 RAMバス
615 RAM
616 ROMバス
617 ROM
618 プリンタエンジン

Claims (8)

  1. 同じ種類のインクを記録するN個(Nは2以上の整数)の記録素子列を用い、該N個の記録素子列に対し移動する記録媒体に画像を記録するための画像処理システムであって、
    前記記録媒体に記録すべき多値の画像データを、記録量情報格納手段に格納されている記録量情報に基づいて、第K(1≦K≦N)の記録素子列のための第Kプレーンに分配する画像データ分配手段と、
    該画像データ分配手段によって分配された第Kプレーンの多値の画像データを量子化する手段と、
    前記第Kプレーンの量子化された画像データに対しより低い解像度に解像度変換処理を施した結果と前記記録量情報から新たな記録量情報を演算し、前記記録量情報格納手段に記憶する記録量情報生成手段と、
    前記N個の記録素子列のそれぞれに対応するN個のプレーンの量子化された画像データに従って、前記N個の記録素子列によって前記記録媒体に画像を記録する手段と、
    を備え、
    前記画像データ分配手段は、前記記録量情報生成手段によって第(K−1)プレーンの量子化された画像データに対応する新たな記録量情報が前記記録量情報格納手段に記憶された後に、前記多値の画像データを第Kプレーンに分配することを特徴とする画像処理システム。
  2. 記録媒体の単位領域に対し、記録素子列によるM回(Mは2以上の整数)の記録走査を行うことによって画像を記録するための画像処理システムであって、
    前記記録媒体に記録すべき多値の画像データを、記録量情報格納手段に格納されている記録量情報に基づいて、第K(1≦K≦M)の記録走査のための第Kプレーンに分配する画像データ分配手段と、
    該画像データ分配手段によって分配された第Kプレーンの多値の画像データを量子化する手段と、
    前記第Kプレーンの量子化された画像データに対しより低い解像度に解像度変換処理を施した結果と前記記録量情報から新たな記録量情報を演算し、前記記録量情報格納手段に記憶する記録量情報生成手段と、
    前記第Kプレーンの量子化された画像データに従って、前記記録素子列によって前記記録媒体に画像を記録する手段と、
    を備え、
    前記画像データ分配手段は、前記記録量情報生成手段によって第(K−1)プレーンの量子化された画像データに対応する新たな記録量情報が前記記録量情報格納手段に記憶された後に、前記多値の画像データを第Kプレーンに分配することを特徴とする画像処理システム。
  3. 前記記録量情報生成手段は、前記量子化手段による量子化された画像データにフィルタ演算処理をかけ、より低い解像度に解像度変換処理を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。
  4. N=2であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  5. 多値の画像データを接続されたホスト装置から受信する手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理システム。
  6. 前記画像データ分配手段と前記量子化手段および前記記録量情報生成手段を有するホスト装置と、
    前記記録手段を有する記録装置と
    から構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理システム。
  7. 同じ種類のインクを記録するN個(Nは2以上の整数)の記録素子列を用い、該N個の記録素子列に対し移動する記録媒体に画像を記録するための画像処理方法であって、
    前記記録媒体に記録すべき多値の画像データを、記録量情報格納手段に格納されている記録量情報に基づいて、第K(1≦K≦N)の記録素子列のための第Kプレーンに分配する画像データ分配工程と、
    該画像データ分配工程によって分配された第Kプレーンの多値の画像データを量子化する工程と、
    前記第Kプレーンの量子化された画像データに対しより低い解像度に解像度変換処理を施した結果と前記記録量情報から新たな記録量情報を演算し、前記記録量情報格納手段に記憶する記録量情報生成工程と、
    前記N個の記録素子列のそれぞれに対応するN個のプレーンの量子化された画像データに従って、前記N個の記録素子列によって前記記録媒体に画像を記録する工程と、
    を有し、前記画像データ分配工程では、前記記録量情報生成工程によって第(K−1)プレーンの量子化された画像データに対応する新たな記録量情報が前記記録量情報格納手段に記憶された後に、前記多値の画像データが第Kプレーンに分配されることを特徴とする画像処理方法。
  8. 記録媒体の単位領域に対し、記録素子列によるM回(Mは2以上の整数)の記録走査を行うことによって画像を記録するための画像処理方法であって、
    前記記録媒体に記録すべき多値の画像データを、記録量情報格納手段に格納されている記録量情報に基づいて、第K(1≦K≦M)の記録走査のための第Kプレーンに分配する画像データ分配工程と、
    該画像データ分配工程によって分配された第Kプレーンの多値の画像データを量子化する工程と、
    前記第Kプレーンの量子化された画像データに対しより低い解像度に解像度変換処理を施した結果と前記記録量情報から新たな記録量情報を演算し、前記記録量情報格納手段に記憶する記録量情報生成工程と、
    前記第Kプレーンの量子化された画像データに従って、前記記録素子列によって前記記録媒体に画像を記録する工程と、
    を有し、前記画像データ分配工程では、前記記録量情報生成工程によって第(K−1)プレーンの量子化された画像データに対応する新たな記録量情報が前記記録量情報格納手段に記憶された後に、前記多値の画像データが第Kプレーンに分配されることを特徴とする画像処理方法。
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