JP2010080063A - 近接スイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】 リードスイッチを樹脂ケースに収容した近接スイッチにおいて、リードスイッチが浮き上がらない構造で、高価な複合金型を用いずに樹脂成形できる樹脂ケースを用いた近接スイッチを提供する。
【解決手段】 樹脂ケース12は、1つの側壁にリード線を挿入する貫通溝512を備え、貫通溝512の樹脂ケース12の開口部側に第1の開口部712を有し、さらに貫通溝512よりも幅の狭い第2の開口部812を有するリード線押さえ板612が設けられ、前記樹脂ケース12の底面側にリード線押さえ板612を投影させた形状以上の大きさの第3の開口部を有する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、リードスイッチを用いて位置、変位量等を検出する近接スイッチに関する。
従来より近接スイッチとしては、実装面を考慮してケースに収納されたものも多く使用されている。例えば特許文献1にはケース格納型近接スイッチが開示されており、特に近接スイッチの樹脂ケースに関する技術が詳細に説明されている。図8は、従来の近接スイッチの第1の例の説明図である。従来の第1の例の近接スイッチ51は、ガラス管4の両端から延びたリード端子14にリード線6から延びた芯線36が接続されたリードスイッチが樹脂ケース52に格納されている。図9は、従来の近接スイッチの第2の例の説明図である。従来の近接スイッチの第1の例の場合よりも、樹脂ケース内にリードスイッチを格納しやすいように構造に工夫がなされている。
図8に示した従来の第1の例の近接スイッチ51では、リード線6を樹脂ケース52のリード線挿入部452へ挿入してから、リード線6から延びた芯線36をリード端子14に接続して、リードスイッチをリードスイッチ格納部152へ格納していた。
従来の第1の例の近接スイッチ51では、リードスイッチ格納部152内には、ガラス管4を保持する手段を具備していなかった。したがって樹脂ケース52にリードスイッチを格納してもリードスイッチが樹脂ケース52内で浮き上がってきてしまうという問題があった。
そこで、図8に示した樹脂ケース52をリードスイッチを格納しやすい構造に工夫した例が図9に示した樹脂ケース62を用いた従来の近接スイッチの第2の例である。図8に示した従来の近接スイッチの第1の例と同様にリードスイッチが樹脂ケース62に格納される。ここでは樹脂ケース62のみで表し、リードスイッチとリード線は省略した。説明のためにXYZ方向を併記した。
図9に示したように従来の近接スイッチの第2の例の樹脂ケース62のリード線挿入部462は、筒状ではなく間隙を設けた2つのリード線押さえ板662を有している。リード線を筒に挿入させる構成ではなく、リード線押さえ板662の間隙からリード線をはめ込むことができるのでリード線の保持が容易になっている。次にリードスイッチ格納部162内には、格納するリードスイッチのガラス管の形状にあわせて、YZ方向ホールド部262、X方向ホールド部362、Y方向ホールド部562を備えている。すなわち、リードスイッチ格納部162内にガラス管の長さと同等の間隔をもって設けた2つのX方向ホールド部362の間にガラス管を格納することで、ガラス管がX方向に動く事を防ぎ保持する事ができる。また、ガラス管の幅と同等の間隔をもって設けたYZ方向ホールド部262、Y方向ホールド部562でガラス管の側面をおさえることにより、ガラス管をYZ方向に動く事を防ぎ保持することができる。
従来の近接スイッチの第1の例に対して、第2の例で樹脂ケースの構造を工夫することによりリードスイッチが樹脂ケース内で浮き上がってきてしまうという問題を解決することができる。ところが、図9に示したようにケース内にX方向ホールド部362、YZ方向ホールド部262、Y方向ホールド部562を設けてガラス管を保持する場合には、ガラス管の形状が異なるリードスイッチを格納する事はできずに、ガラス管の形状に合わせてそれぞれケースを製造する必要が生じ、樹脂ケースの汎用性が低いという問題があった。
また、樹脂ケースを効率よく量産する場合には、樹脂成形が好ましいが、格納されるガラス管の形状に合わせてそれぞれ樹脂ケースを製造すると、複数の樹脂成形用金型が必要となり設備投資額が高価になるという問題があった。
加えて、リード線挿入部462に設けたリード線押さえ板662については、樹脂成形しようとすると上金型と下金型のみでは製造できず、スライドコアを用いて、3方向に開閉移動する複合金型を使用する必要があり、構造が複雑になるために一台あたりの金型の費用も高価になるという問題があった。さらに、リード線押さえ板662の構造が変更になった場合には、構造が複雑なために金型の改造が困難で、作り替える必要が生じるという問題もあった。
本発明の課題は、リードスイッチを樹脂ケースに収容した近接スイッチにおいて、リードスイッチが浮き上がらない構造で、高価な複合金型を用いずに樹脂成形できる樹脂ケースを用いた近接スイッチを提供することにある。
本発明は、ガラス管と、前記ガラス管内に封入され接点部を有し、前記ガラス管の両端からそれぞれ引き出された2本のリード端子を有するリードとからなるリードスイッチと、外部出力用のリード線とを開口部を有する樹脂ケースに収容してなる近接スイッチであって、前記樹脂ケースは、1つの側壁に前記リード線を挿入する貫通溝を備え、前記貫通溝の前記樹脂ケースの開口部側に第1の開口部を有し、さらに前記貫通溝よりも幅の狭い第2の開口部を有するリード線押さえ板が設けられ、前記樹脂ケースの底面側に前記リード線押さえ板を投影させた形状以上の大きさの第3の開口部を有することを特徴とする近接スイッチである。
前記樹脂ケースは、前記リードスイッチが架設される固定台を備えたことを特徴とする上記の近接スイッチである。
前記リードスイッチ及び前記リード線が実装される基板と、前記樹脂ケースに前記基板の固定部材を備えたことを特徴とする上記の近接スイッチである。
本発明の樹脂ケースの1つの側壁に設けた貫通溝におけるリード線押さえ板は、第2の開口部を有し、樹脂ケースの底面に前記リード線押さえ板を投影させた形状以上の大きさの第3の開口部を有しているので、樹脂成形において上成形金型及び下成形金型とエジェクターピンの組み合わせだけの簡単な構成の金型で樹脂成形が可能となる。
したがって本発明の樹脂ケースは、スライドコアを用いた高価な複合金型を用いずに樹脂成形できるので樹脂成形用金型は、設計自由度が増え安価な費用で製造する事ができる。
リードスイッチは、樹脂ケース内の固定台に架設され、リード線もリード線押さえ板で固定されるので、リードスイッチが樹脂ケース内で浮き上がってくることを防止することができる。
リードスイッチを、樹脂ケース内でガラス管を保持して固定されるのではなく、リード端子を固定台に架設して固定する場合には、ガラス管の形状によることなく収容できる樹脂ケースが実現できる。
リードスイッチとリード線をリード端子で接続されるのではなく、それぞれ基板に実装されて基板の電極パターンによって接続する場合には製造がより容易な近接スイッチが実現できる。
本発明を実施するための最良の形態について説明する。以下、本発明の近接スイッチの4例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の近接スイッチの第1の例の分解斜視図である。図2は、本発明の近接スイッチの第1の例の樹脂ケースの斜視図である。図3は、本発明の近接スイッチの第1の例の樹脂ケースの説明図である。図4は、本発明の近接スイッチの第1の例の樹脂ケースの樹脂成形用金型の断面図である。
本発明の第1の例の近接スイッチ11は、図1に示したように、ガラス管4の両端からリード端子14が延びたリードスイッチとリード線16、26が樹脂ケース12内に収納され、樹脂ケース蓋部13を被せた形態である。
樹脂ケース12内には、固定台112、212が間隔を置いて配設されている。固定台112は固定溝312を、固定台212は固定溝412を有している。これらの固定溝はそれぞれリード端子14を架設しやすくするために設けた溝である。リードスイッチは、ガラス管4の両端から延びたリード端子14をそれぞれ固定溝312、412に嵌入し樹脂ケース12の固定台112、212の間に架設される。
2本のリード線16、26は、樹脂ケース12内のリードスイッチの長手方向に垂直な一方の側壁に設けた貫通溝512に挿入され、貫通溝512の上部に設けたリード線押さえ板612によって押さえられ、樹脂ケース12内の固定台112、212に架設されたリードスイッチのリード端子14に半田付け等によって接続される。
具体的にはリード線16は、貫通溝512に挿入され、リード線押さえ板612によって押さえられ、固定台112上で、固定溝312に固定されたリード端子14と接続される。リード線26は、同様に貫通溝512に挿入され、リード線押さえ板612によって押さえられ、固定台112上の固定溝312の左側を通り、固定台212まで延びて、固定溝412に固定されたリード端子14と接続される。固定台112、212は、リード線26を架設する役割も果たしている。
貫通溝512は、図2に示したように、樹脂ケース12の長手方向に垂直な一方の側壁に配設されている。貫通溝512は、樹脂ケース12の開口部側に第1の開口部712を有している。リード線押さえ板612は、貫通溝512の上部に設けられ、貫通溝512より狭い幅の第2の開口部812を有している。したがって、溝512から挿入されたリード線16、26は、リード線押さえ板612によって、樹脂ケース12から浮き上がらないように固定される。またリード線押さえ板612に設けた第2の開口部812からリード線16、26をはめ込んでも良い。
次に図3を用いて本発明の第1の例の近接スイッチ11の樹脂ケース12についてさらに詳しく説明する。図3(a)は本発明の第1の例の近接スイッチの樹脂ケースの上面図である。図3(b)は本発明の第1の例の近接スイッチの樹脂ケースの正面図である。
図3(c)は本発明の第1の例の近接スイッチの樹脂ケースの背面図である。図3(d)は本発明の第1の例の近接スイッチの樹脂ケースの断面図である。なお、図3(a)から図3(d)において、本発明の第1の例の近接スイッチの樹脂ケースは、貫通溝及びリード線押さえ板部分のみを図示した。
図3(c)は本発明の第1の例の近接スイッチの樹脂ケースの背面図である。図3(d)は本発明の第1の例の近接スイッチの樹脂ケースの断面図である。なお、図3(a)から図3(d)において、本発明の第1の例の近接スイッチの樹脂ケースは、貫通溝及びリード線押さえ板部分のみを図示した。
本発明の第1の例の近接スイッチの樹脂ケースは、図3(a)に示したように、樹脂ケース12の側壁に貫通溝512と、貫通溝512の幅よりも狭い第2の開口部812を有するリード線押さえ板612を備えている。さらにリード線押さえ板612を樹脂ケース12の底面に投影させた形状に点線で示した第3の開口部912を有している。
本発明の第1の例の近接スイッチの樹脂ケースは、図3(b)に示したように、樹脂ケース12の側壁に貫通溝512の上部にリード線押さえ板612と第2の開口部812を有している。さらに樹脂ケース12の底面には点線で示した第3の開口部912を有している。ここでリード線押さえ板612は、リード線側の内面は曲面となっている。リード線16、26を挿入しやすくし、リード線表面を傷つけなくするためであり、正面から見て逆U字形状となっていることが望ましい。
本発明の第1の例の近接スイッチの樹脂ケースは図3(c)に示したように、底面に第3の開口部912を有している。第3の開口部912は、リード線押さえ板612を投影させた形状である。リード線押さえ板612の間には、第2の開口部812を有している。
図3(d)は、図2におけるA−A面での断面図である。すなわち樹脂ケース12のリード線押さえ板612の部分の断面図である。リード線押さえ板612の第2の開口部812から樹脂ケース12の底面に設けた第3の開口部912まで貫通孔が形成されている。
次に、図4を用いて樹脂ケース12を成形する樹脂成形用金型について説明する。図4では、図3(d)に示した樹脂ケースのリード線押さえ板を成形する部分の樹脂成形用金型の断面図である。
樹脂成形金型は上金型7と下金型8から構成され、図4は上金型7と下金型8を組み合わせた形態の断面図である。上金型7には、樹脂ケース成形部17を有している。樹脂ケース成形部17に樹脂が充填されることによって樹脂ケースが成形される。下金型8は、エジェクターピン18とエジェクターピン固定プレート38が含まれ、エジェクターピン18にバネ28が巻回されてエジェクターピン固定プレート38に固定されている。
樹脂ケースのリード線押さえ板の樹脂成形について説明する。上金型7の樹脂ケース成形部17には、リード線押さえ板成形部27が含まれている。樹脂ケースは、上金型7と下金型8を組み合わせて、エジェクターピン18が樹脂ケース成形部17の押さえ板成形部27に挿入されてから、樹脂ケース成形部17に樹脂を充填し、上金型7から取り出すと樹脂成形される。エジェクターピン18の部分には樹脂が充填されずに開口部となる。すなわち、本発明の様にリード線押さえ板の間に開口部を設けて、リード線押さえ板の形状を投影させて樹脂ケースの底面も開口部を設けた構造とすることで、上金型と下金型とエジェクターピンからなる安価な構成の金型での樹脂成形が可能となる。また、図4ではエジェクターピンを用いた金型構造を示したが、リード線押さえ板の樹脂成形は、エジェクターピンを用いずに、下金型にブロックを固定した構造の樹脂成形金型でも良い。
次に、本発明の近接スイッチの第2の例について説明する。図5は、本発明の近接スイッチの第2の例の斜視図である。本発明の第2の例の近接スイッチ21は、本発明の第1の例の近接スイッチ11と同様にリードスイッチが樹脂ケース22に固定されている。ところが、本発明の第1の例の近接スイッチ11に対して、リード線16、26の方向が90度異なっている。樹脂ケース22は、貫通溝と第2の開口部822を有するリード線押さえ板622をリードスイッチの長手方向に対して平行な1方の側壁に配置している。図5においては貫通溝は図示されず、第1の開口部722が図示されている。樹脂ケース22の底面には本発明の第1の例の近接スイッチ11と同様に、リード線押さえ板622を投影させた形状の第3の開口部922を有している。また、本発明の第2の例の近接スイッチにおいて樹脂ケース蓋部は省略した。
本発明の第2の例の近接スイッチ21は、図5に示したように、樹脂ケース22内には、固定台122、222が間隔を置いて配設され、固定台122は固定溝322、固定台222は固定溝422をそれぞれ有している。リードスイッチは、ガラス管4の両端から延びたリード端子14をそれぞれ固定溝322、422に嵌入して樹脂ケース22の固定台122、222に架設される。
2本のリード線16、26は、樹脂ケース22内のリードスイッチの長手方向に平行な一方の側壁に設けた貫通溝から挿入され、貫通溝の上部に設けたリード線押さえ板622によって押さえられ、樹脂ケース22内の固定台122、222に架設されたリードスイッチのリード端子14に半田付け等によって接続される。
具体的にはリード線16は、貫通溝から挿入され、貫通溝の上部に設けたリード線押さえ板622で押さえられ、固定台122上で、固定溝322に固定されたリード端子14と接続される。リード線26は、同様に貫通溝から挿入され、貫通溝の上部に設けたリード線押さえ板622で押さえられ、固定台222上で、固定溝422に固定されたリード端子14と接続される。
樹脂ケース22は、本発明の第1の例の近接スイッチと貫通溝とリード線押さえ板622の位置が異なるだけで、貫通溝は第1の開口部722を有し、リード線押さえ板622に第2の開口部822を有し、リード線押さえ板622を底面に投影させた形状の第3の開口部922を有している。したがって、図4に示した樹脂成形用金型と同様に、上金型と下金型とエジェクターピンからなる安価な構成の金型での樹脂成形が可能である。
本発明の第2の例の近接スイッチ21では、リードスイッチの長手方向に対して垂直方向にリード線が延びている。本発明の第1の例の近接スイッチ11は、リード線がリードスイッチの長手方向と平行にリード線が延びている。近接スイッチから延びたリード線の方向として2種類を提供することにより、ユーザーは装置に接続するときに使用しやすい形態を選択できるようになる。
次に、本発明の近接スイッチの第3の例について説明する。図6は本発明の近接スイッチの第3の例の樹脂ケースの斜視図である。貫通溝532とリード線押さえ板632の部分のみを示した。本発明の第3の例の樹脂ケース32は、貫通溝532とリード線押さえ板632の部分以外は本発明の第1の例の樹脂ケース12と同様である。したがって、リードスイッチは、本発明の第1の例の樹脂ケースと同様に樹脂ケース32に固定され、貫通溝532とリード線押さえ板632の間からリード線が挿入されてリードスイッチと接続される。また、本発明の第3の例の近接スイッチにおいて樹脂ケース蓋部は省略した。
本発明の第3の例の樹脂ケース32において、貫通溝532とリード線押さえ板632は、図6に示したように貫通溝532に対して、正面側にリード線押さえ板632と第2の開口部832が有り、樹脂ケース32の内側に第1の開口部732を有している。第3の開口部932は、正面側にリード線押さえ板632を投影させて配置されている。
樹脂ケース32において、貫通溝532は第1の開口部732を有し、リード線押さえ板632は第2の開口部832を有し、底面にはリード線押さえ板632を投影させた形状の第3の開口部932を有している。したがって、本発明の第1の例の近接スイッチの樹脂ケース12配置が異なるだけなので、図4に示した樹脂成形用金型と同様に、上金型と下金型とエジェクターピンからなる安価な構成の金型での樹脂成形が可能である。
ここで、樹脂ケース32の貫通溝532とリード線押さえ板632を、本発明の第2の例の近接スイッチ21のように、リードスイッチの長手方向に対して平行な1方の側壁に設けて、リードスイッチの長手方向に対して垂直方向にリード線が延びるように配置しても良い。
図7は、本発明の近接スイッチの第4の例の分解斜視図である。本発明の第4の例の近接スイッチ41は、図1に示した本発明の第1の例の近接スイッチ11と同様に、ガラス管4の両端からリード端子14が延びたリードスイッチとリード線16、26が樹脂ケース42内に収納され、樹脂ケース蓋部43を被せた形態である。樹脂ケース42は、リード線16、26が挿入される貫通溝542とリード線押さえ板642の形状は本発明の第1の例の近接スイッチと同様であり、樹脂ケース42の底面にはリード線押さえ板642を投影させた形状の第3の開口部も同様に設けてある。ところが、リードスイッチとリード線16、26は基板5に実装されている。
本発明の近接スイッチの第4の例は、リードスイッチのガラス管4から延びたリード端子14と、リード線16、26を実装される基板5を有している。基板5にはリードスイッチを架設するためにガラス管の形状の窪みを有する事が望ましい。リード端子14とリード線16、26が実装される電極は斜線部で示した様に電極パターンで接続されている。樹脂ケース42には、基板5を固定するための固定部材142を有している。固定部材142は、先端がフック形状となった筒形状をなしており、樹脂ケース32の底面に植設されている。固定部材142のフック部を、基板5に設けた貫通孔の周縁部に係合させて基板を固定させる構造が望ましい。
樹脂ケース42は、本発明の第1の例の近接スイッチと貫通溝、リード線押さえ板、底面の開口部が同様の形状であり、固定部材142の形状を先に述べたように筒形状とすれば、図4に示した樹脂成形用金型と同様に、上金型と下金型とエジェクターピンからなる安価な構成の金型での樹脂成形が可能である。
ここで、樹脂ケース42は、貫通溝542とリード線押さえ板642の配置を本発明の第3の例の近接スイッチの樹脂ケース32のように正面側にリード線押さえ板642を有する構成としても良い。
また、樹脂ケース42は、貫通溝542とリード線押さえ板642を本発明の第2の例の近接スイッチ21のように、リードスイッチの長手方向に対して平行な1方の側壁に設けて、基板5の電極パターンも貫通溝542が挿入されたにリード線を接続できるようにしてリードスイッチの長手方向に対して垂直方向にリード線が延びるように配置しても良い。この場合にも、貫通溝542とリード線押さえ板642の配置を、本発明の第3の例の近接スイッチの樹脂ケース32のようにしても良い。
本発明は、近接スイッチの樹脂ケースについて述べてきたが、この技術は他のリード線が接続されるデバイスやセンサの樹脂ケースへの応用も可能である。
4 ガラス管
5 基板
6、16、26 リード線
7 上金型
8 下金型
11、21、41、51 近接スイッチ
12、22、32、42、52 樹脂ケース
13、43 樹脂ケース蓋部
14 リード端子
17 樹脂ケース成形部
18 エジェクターピン
27 リード線押さえ板成形部
28 バネ
36 芯線
38 エジェクターピン固定プレート
112、212、122、222 固定台
142 固定部材
152、162 リードスイッチ格納部
262 YZ方向ホールド部
312、412、322、422 固定溝
362 X方向ホールド部
462 リード線挿入部
512、522、532、542 貫通溝
562 Y方向ホールド部
612、622、632、642、662 リード線押さえ板
712、722、732 第1の開口部
812、822、832 第2の開口部
912、922、932 第3の開口部
5 基板
6、16、26 リード線
7 上金型
8 下金型
11、21、41、51 近接スイッチ
12、22、32、42、52 樹脂ケース
13、43 樹脂ケース蓋部
14 リード端子
17 樹脂ケース成形部
18 エジェクターピン
27 リード線押さえ板成形部
28 バネ
36 芯線
38 エジェクターピン固定プレート
112、212、122、222 固定台
142 固定部材
152、162 リードスイッチ格納部
262 YZ方向ホールド部
312、412、322、422 固定溝
362 X方向ホールド部
462 リード線挿入部
512、522、532、542 貫通溝
562 Y方向ホールド部
612、622、632、642、662 リード線押さえ板
712、722、732 第1の開口部
812、822、832 第2の開口部
912、922、932 第3の開口部
Claims (3)
- ガラス管と、前記ガラス管内に封入され接点部を有し、前記ガラス管の両端からそれぞれ引き出された2本のリード端子を有するリードとからなるリードスイッチと、外部出力用のリード線とを開口部を有する樹脂ケースに収容してなる近接スイッチであって、前記樹脂ケースは、1つの側壁に前記リード線を挿入する貫通溝を備え、前記貫通溝の前記樹脂ケースの開口部側に第1の開口部を有し、さらに前記貫通溝よりも幅の狭い第2の開口部を有するリード線押さえ板が設けられ、前記樹脂ケースの底面側に前記リード線押さえ板を投影させた形状以上の大きさの第3の開口部を有することを特徴とする近接スイッチ。
- 前記樹脂ケースは、前記リードスイッチが架設される固定台を備えたことを特徴とする請求項1に記載の近接スイッチ。
- 前記リードスイッチ及び前記リード線が実装される基板と、前記樹脂ケースに前記基板の固定部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の近接スイッチ。
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CN104008909A (zh) * | 2014-05-09 | 2014-08-27 | 佛山市川东磁电股份有限公司 | 一种高效磁性控制器的生产工艺及其产品 |
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CN104008909A (zh) * | 2014-05-09 | 2014-08-27 | 佛山市川东磁电股份有限公司 | 一种高效磁性控制器的生产工艺及其产品 |
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