JP2010078083A - 動力伝達部材、回転体、動力伝達装置、及び情報処理装置 - Google Patents

動力伝達部材、回転体、動力伝達装置、及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装着に要する体積を小さくすることができる動力伝達部材、回転体及び動力伝達装置と、体積を小さくすることができる情報処理装置とを提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、動力伝達装置100を有し、動力伝達装置100は、第3回転体200を有する。第3回転体200は、回転して動力の伝達に用いられる動力伝達部210と、動力伝達部210と同軸に回転し、動力伝達部210が回転して形成する外延よりも大径の円形状に形成され、動力伝達部210から動力が伝達される第4回転体300の回転軸304を保持する保持溝220とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、動力伝達部材、回転体、動力伝達装置、及び情報処理装置に関する。
特許文献1には、原動軸に連結された減速ギアと、該減速ギアの最終段ギアと噛み合う第1ギア部と該第1ギア部より小径の第2ギア部及び第3ギア部とを有して段車形状に構成された太陽ギアと、該太陽ギアの該第1ギア部に噛み合って該太陽ギアの正転時にはフィルム巻上げ用スプールのスプールギアに噛み合う第1遊星ギアと、該太陽ギアの該第2ギア部に常に噛み合っている中間ギアと、該太陽ギアの該第3ギア部に噛み合っている第2遊星ギアと、一方向クラッチの一端側を形成し、かつ該中間ギアに常に噛み合う第1クラッチギアと、該一方向クラッチの他端を形成し、かつ該太陽ギアの逆転時には該第2遊星ギアと噛み合うとともにパトローネスプール駆動用のギアに噛み合っている第2クラッチギアと、を有して成るフィルム給送機構が開示されている。
特許文献2には、給紙部に複数の給紙トレイを多段に配置し、各給紙トレイに対応させて給紙ユニットを配置し、前記多段に配置された給紙ユニットを上下方向に貫通する用紙搬 送路を介して、用紙を画像転写部に向けて搬送する機構を構成してなる画像形成装置において、各給紙ユニットに対して駆動用のモータをそれぞれ配置し、各々 の給紙ユニットにおける用紙搬送部材に対する駆動を行うとともに、画像形成装置本体の制御装置からの信号により、各給紙ユニットに対する駆動の制御を行う画像形成装置の給紙装置が開示されている。
特開平6−265989号公報 特開平6−115732号公報
本発明は、装置内に設けられた不動の孔によって全ての回転軸を支える装置と比べて、装着に要する体積を小さくすることができる動力伝達部材、回転体及び動力伝達装置と、体積を小さくすることができる情報処理装置とを提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、回転して動力の伝達に用いられる動力伝達部と、前記動力伝達部と同軸に回転し、前記動力伝達部が回転して形成する外延よりも大径の円形状に形成され、前記動力伝達部から動力が伝達される回転体の回転軸又は前記動力伝達部に動力を伝達する回転体の回転軸を保持する回転体保持部と、を有する動力伝達部材である。
請求項2に係る本発明は、前記回転体保持部に設けられ、前記回転体の回転を潤滑にする潤滑手段をさらに有する請求項1記載の動力伝達部材である。
請求項3に係る本発明は、回転して動力の伝達に用いられる動力伝達部と当該動力伝達部と同軸に回転するとともに前記動力伝達部が回転して形成する外延よりも大径の円形状に形成された回転体保持部とを有する動力伝達部材における前記回転体保持部に保持される回転軸を有し、前記動力伝達部から動力が伝達され、又は前記回転体に動力を伝達する回転体である。
請求項4に係る本発明は、前記回転軸に設けられ、該回転軸の回転を潤滑にする潤滑手段をさらに有する請求項3記載の回転体である。
請求項5に係る本発明は、動力伝達部材と、前記動力伝達部材から動力が伝達され、又は前記動力伝達部材に動力を伝達する回転体と、を有し、前記動力伝達部材は、回転して動力の伝達に用いられる動力伝達部と、前記動力伝達部と同軸に回転し、前記動力伝達部が回転して形成する外延よりも大径の円形状に形成され、前記回転体の回転軸を保持する回転体保持部と、を有する動力伝達装置である。
請求項6に係る本発明は、動力伝達部材と、前記動力伝達部材から動力が伝達される回転体と、前記回転体から動力が伝達される被動力伝達部材と、を有し、前記動力伝達部材は、回転して動力の伝達に用いられる伝達側動力伝達部と、前記伝達側動力伝達部と同軸に回転し、前記伝達側動力伝達部が回転して形成する外延よりも大径の円形状にされ、前記回転体の回転軸の一端側を保持する伝達側回転体保持部と、を有し、前記被動力伝達部材は、回転して動力の伝達に用いられる被伝達側動力伝達部と、前記被伝達側動力伝達部と同軸に回転し、前記被伝達側動力伝達部が回転して形成する外延よりも大径の円形状にされ、前記回転体の回転軸の他端側を保持する被伝達側回転体保持部と、を有する動力伝達装置である。
請求項7に係る本発明は、前記動力伝達部材と前記被動力伝達部材とは、同一形状からなる請求項6記載の動力伝達装置である。
請求項8に係る本発明は、前記動力伝達部材の回転軸と、前記回転体の回転軸と、前記被動力伝達部材の回転軸とは、一直線上に並ばないように配置される請求項6又は7記載の動力伝達装置である。
請求項9に係る本発明は、前記動力伝達部材の回転軸と、前記回転体の回転軸と、前記被動力伝達体の回転軸とは一直線上に配置され、前記回転体の倒れを防止する倒れ防止部材をさらに有する請求項6又は7記載の動力伝達装置である。
請求項10に係る本発明は、情報処理に際して回転する第1の回転体と、前記第1の回転体に動力を伝達する動力伝達装置と、を有し、前記動力伝達装置は、回転して動力の伝達に用いられる動力伝達部材と、前記動力伝達部材から動力が伝達され、又は前記動力伝達部材に動力を伝達する第2の回転体と、を有し、前記動力伝達部材は、動力伝達部と、前記動力伝達部と同軸に回転し、前記動力伝達部が回転して形成する外延よりも大径の円形状にされ、前記第2の回転体の回転軸を保持する回転体保持部と、を有する情報処理装置である。
請求項1に係る本発明によれば、装置内に設けられた不動の孔によって全ての回転軸を支える装置と比べて、装着に要する体積を小さくすることができる動力伝達部材を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明が奏する効果に加えて、回転体の回転を潤滑にすることができる動力伝達部材を提供することができる。
請求項3に係る本発明によれば、装置内に設けられた不動の孔によって全ての回転軸を支える装置と比べて、装着に要する体積を小さくすることができる回転体を提供することができる。
請求項4に係る本発明によれば、請求項3に係る本発明が奏する効果に加えて、回転体の回転を潤滑にすることができる動力伝達部材を提供することができる。
請求項5に係る本発明によれば、装置内に設けられた不動の孔によって全ての回転軸を支える装置と比べて、装着に要する体積を小さくすることができる動力伝達装置を提供することができる。
請求項6に係る本発明によれば、装置内に設けられた不動の孔によって全ての回転軸を支える装置と比べて、装着に要する体積を小さくすることができる動力伝達装置を提供することができる。
請求項7に係る本発明によれば、請求項6に係る本発明が奏する効果に加えて、部品の種類を少なくすることができる動力伝達装置を提供することができる。
請求項8に係る本発明によれば、請求項6又は7に係る本発明が奏する効果に加えて、回転体の倒れを抑制することができる動力伝達装置を提供することができる。
請求項9に係る本発明によれば、請求項6又は7に係る本発明が奏する効果に加えて、部品の配置の自由度を向上させることができる動力伝達装置を提供することができる。
請求項10に係る本発明によれば、装置内に設けられた不動の孔によって全ての回転軸を支える装置と比べて、体積を小さくすることができる情報処理装置を提供することができる。
図1には、本発明の実施形態に係る画像形成装置10が示されている。
画像形成装置10は、情報処理装置のひとつとして用いられていて、画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12の上部は、画像形成がなされた用紙を排出させる排出部14として用いられている。
画像形成装置本体12内には、画像形成等の情報処理に際して回転する第1の回転体として用いられ、例えば感光体ドラムからなる像保持体20と、像保持体20を帯電する帯電装置22と、帯電装置22によって帯電された像保持体20に光を照射して静電潜像を形成する潜像形成装置24と、潜像形成装置24によって像保持体20の表面に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像して現像剤像を形成する現像装置80と、現像装置80によって現像された現像剤像を用紙に転写する転写装置28と、転写装置28によって現像剤像が転写された後の像保持体20の表面をクリーニングするクリーニング装置30とが装着されている。
また、画像形成装置本体12内には、用紙を収納する用紙収納部42が装着され、用紙収納部42から供給された用紙の搬送に用いられる用紙搬送路40が形成されている。また、用紙搬送路40に沿って、用紙の搬送方向上流側から順に、用紙収納部に積層された最上位の用紙を送り出す送り出しロール44と、送り出しロール44によって送り出された用紙を下流側に搬送する搬送ロール46と、レジストロール50と、先述の像保持体20及び転写装置28と、定着装置32と、排出ロール52とが装着されている。また、搬送ロール46に対して押し付けられるように、重なった状態で送り出された用紙を分離する分離パット48が設けられている。
レジストロール50は、停止した状態から所定のタイミングで回転を開始し、像保持体20に現像剤像が形成されるタイミングと合致するように、像保持体20と転写装置28との接触部に用紙を供給する。定着装置32は、転写装置28によって用紙に転写された現像剤像を用紙に定着する。排出ロール52は、現像剤像が定着された用紙を排出部14に排出する。
現像装置80は、現像装置本体82を有し、現像装置本体82内に、現像剤を保持し、回転することによって像保持体20に対して現像剤を供給する現像剤保持体84と、現像装置本体82内の現像剤を、回転することによって現像剤保持体84に供給する供給回転体86と、回転することによって、現像装置本体82内において現像剤を攪拌する攪拌回転体88、90とが装着されている。
また、画像形成装置本体12内には、動力伝達装置100と、駆動源として用いられるモータ94が装着されている。動力伝達装置100は、現像剤保持体84、供給回転体86、攪拌回転体88、攪拌回転体90、及びモータ94に連結されていて、モータ94からの動力(駆動)を、現像剤保持体84、供給回転体86、攪拌回転体88、及び攪拌回転体90に伝達する。
また、画像形成装置本体12内には、動力伝達装置500と、駆動源として用いられるモータ96が装着されている。
動力伝達装置500は、レジストロール50、搬送ロール46、送り出しロール44、及びモータ96に連結されていて、モータ96からの動力(駆動)を、レジストロール50、搬送ロール46、及び送り出しロール44に伝達する。
図2には、動力伝達装置500が示されている。
動力伝達装置500は、例えば、現像装置本体82の側板等、現像装置本体82に対して装着しても良いし、現像装置本体82とは別に画像形成装置本体12内に装着しても良い。動力伝達装置500は、例えば板状の装着部材102を有し、装着部材102に対して、装着部材102の表面と垂直に3個の円柱形状からなる支柱110、112、114が装着されている。
また、装着部材102には、第1回転体104が回転することができるように装着されている。また、支柱110は、第2回転体106を回転することができるように支持し、支柱112は、第3回転体200を回転することができるように支持し、支柱114は、第5回転体400を回転することができるように支持している。また、図2に示すように、モータ94を装着部材102に装着しても良い。また、動力伝達装置500は、第3回転体200から動力の伝達を受けて回転し、第5回転体400に動力を伝達する第4回転体300を有している。
第1回転体104は、側面にギア104Gが形成されていて、モータ94の回転軸に装着されたピニオンギア(不図示)から動力の伝達を受けて回転する。第2回転体106には、大径のギア106G1と、小径のギア106G2とが形成されていて、ギア106G1が第1回転体104から駆動伝達を受け、回転し、ギア106G2が第3回転体200に駆動を伝達する。
図3には、第3回転体200が示されている。
図3(a)に示されるように、第3回転体200は、円柱形状からなる小径部204と、小径部204よりも大径であり、小径部204と同軸に回転する大径部206とを有し、小径部204及び大径部206の回転中心の位置に貫通孔208が形成されている。貫通孔208には、支柱112(図2参照)が挿入され、貫通孔208と支柱112とで、第3回転体200が装着部材102に対して回転することができるように支持される。
小径部204の側面には、複数の斜歯を有する斜歯ギアからなり、動力の伝達に用いられる動力伝達部210が形成されている。
大径部206の側面には、例えば複数の平歯を有する平歯ギア212が形成されている。また、大径部206の小径部204側の面には、保持溝220が形成されている。保持溝220は、回転体保持部として用いられていて、動力伝達部210と同軸に回転し、動力伝達部210が回転して形成する外延よりも大径の円形状に形成され、第4回転体300の後述する回転軸304(図4参照)を回転することができるように保持する。
保持溝220の外周側には、外周側リブ222が小径部204側に張り出すように形成されている。また、保持溝220の内周側には、内周側リブ224が小径部204側に張り出すように形成されている。外周側リブ222と内周側リブ224とは、保持溝220が第4回転体300の回転軸304を保持することを補助し、回転軸304を保持溝220から外れにくくしている。
尚、図3(a)では、保持溝220と内周側リブ224及び外周側リブ222とが一体的な構造をなしているが、図3(b)のように保持溝220のみからなる構成や、図3(c)のように保持溝220と外周側リブ222とが一体的な構造をなしている形態、更には図示されていないが図3(c)とは逆に保持溝220と内周側リブ224とが一体的な構造をなしている形態など、適宜変更して構成させて良い。
第5回転体400は、第3回転体200と同形状である。
図3に示すように、第5回転体400は、円柱形状からなる小径部404と、小径部404よりも大径であり、小径部404と同軸に回転する大径部406とを有し、小径部404及び大径部406の回転中心の位置に貫通孔408が形成されている。貫通孔408には、支柱114(図2参照)が挿入され、貫通孔408と支柱114とで、第5回転体400が装着部材102に対して回転することができるように支持される。
小径部404の側面には、回転して動力を伝達する動力伝達部として用いられ、複数の斜歯を有する斜歯ギアからなる動力伝達部410が形成されている。
大径部406の側面には、例えば複数の平歯を有する平歯ギア412が形成されている。また、大径部406の小径部404側の面には、保持溝420が形成されている。保持溝420は、回転体保持部として用いられていて、動力伝達部410と同軸に回転し、動力伝達部410が回転して形成する外延よりも大径の円形状に形成され、第4回転体300の後述する回転軸304(図4参照)を回転することができるように保持する。
保持溝420の外周側には、外周側リブ422が、小径部404側に張り出すように形成されている。また、保持溝420の内周側には、内周側リブ424が小径部404側に張り出すように形成されている。外周側リブ422と内周側リブ424とは、保持溝420が第4回転体300の回転軸304を保持することを補助し、回転軸304を保持溝420から外れにくくしている。
図4には、第4回転体300が示されている。
第4回転体300は、第3回転体200の動力伝達部210から動力が伝達され、第5回転体400の動力伝達部410に動力を伝達する回転体として用いられていて、円柱形上からなる本体部302と、本体部302の底面から突出した状態にある回転軸304とを有する。本体部302には、第3回転体200の動力伝達部210を構成する斜歯ギアと噛み合うように、又第5回転体400に動力伝達部410を構成する斜歯ギアと噛み合うように、斜歯ギアからなる動力伝達部306が形成されている。
図5及び図6には、第4回転体300が回転可能に支持される状態が示されている。
第4回転体300は、例えば、支柱110、支柱112、及び支柱114等の支持用の部材を用いることなく、第3回転体200と第5回転体300とによって、回転することができるように支持されている。
より具体的には、回転軸304の一端側304aが、第3回転体200の保持溝220に挿入されるようにして回転することができるように支持され、回転軸304の他端側304bが、第5回転体400の保持溝420に挿入されるようにして回転することができるように支持されることで、第4回転体300は、第3回転体200及び第5回転体400によって回転することができるように支持されている。
また、第3回転体200と第5回転体400とに回転することができるように支持されると、第4回転体300の動力伝達部306を構成する斜歯ギアが、第3回転体200の動力伝達部210を構成する斜歯ギア、及び第5回転体400の動力伝達部410を構成する斜歯ギアと噛み合った状態となる。
図7には、第3回転体200の動力伝達部210と、第4回転体300の動力伝達部306と、第5回転体400の動力伝達部410と位置関係が示されている。
図7に示されるように、動力伝達部210と、動力伝達部306と、動力伝達部410とは、動力伝達部210の回転中心214と、動力伝達部306の回転中心310と、動力伝達部410の回転中心414とが一直線状に並ばないように配置されている。
また、第3回転体200側からの動力伝達にともなって動力伝達部210を構成する斜歯ギアから動力伝達部306に加えられるラジアル方向の力F1によって動力伝達部306が受ける反力A1は、第4回転体300が第5回転体400に受け止められる方向に向いている。すなはち、第3回転体200側から動力が伝達されると、第3回転体200の動力伝達部210構成する斜歯ギアと第4回転体300の動力伝達部306を構成する斜歯ギアの噛み合いが図5に図示されたA側から開始される。これにより、第4回転体300の回転軸304の一方(図5では不図示の保持溝220に保持されている回転軸であって図5のB側)には保持溝220の溝方向に倒れようとする力が働く。しかし、保持溝220の溝方向側には第5回転体400が設けられているので、第4回転体300が第5回転体400に受け止められて、軸が抜けることなく回転する。
一方で、第3回転体200側からの動力伝達が図7の矢印の逆回転にて伝達されると、第3回転体200側からの動力伝達にともなって動力伝達部210を構成する斜歯ギアから動力伝達部306に加えられるラジアル方向の力F1'によって動力伝達部306が受ける反力A1'は、第4回転体300が第5回転体400に受け止められる方向に向いていない。すなはち、第3回転体200側から動力が伝達されると、第3回転体200の動力伝達部210構成する斜歯ギアと第4回転体300の動力伝達部306を構成する斜歯ギアの噛み合いが図5に図示されたB側から開始される。これにより、第4回転体300の回転軸304の他方(図5では保持溝420に保持されている回転軸であって図5のA側)には保持溝420の溝方向に倒れようとする力が働く。保持溝420の溝方向側には第4回転体300を受け止める部材が設けられていないので、第4回転体300の回転軸304の他方は保持溝420の方向に押し出され、第4回転体300の回転軸304は若干傾斜する。しかしながら、軸が抜けることはなく負荷が若干大きくなった状態で回転する。
尚、第5回転体400から動力伝達を行う場合も同様で、図7の矢印の逆方向に第5回転体400が回転すると、ラジアル方向の力F2によって受ける反力B2は、第4回転体300が第3回転体200に受け止められる方向に向き、一方、図7の矢印の方向に第5回転体400が回転すると、ラジアル方向の力F2'によって受ける反力B2'は、第4回転体300が第3回転体200に受け止められる方向には向かないが、上述した第3回転体200側から動力が伝達される場合と同等の動きとなる。
したがって、動力伝達装置500は、用紙を搬送させるために、レジストロール50、搬送ロール46、送り出しロール44に対して、モータ96からの動力(駆動)を伝達させる際、第4回転体300の動力伝達部306が受ける反力A1やB2が、第5回転体400や第3回転体200に受け止められるように用いるのが良い。
また、動力伝達装置500は、第4回転体300の動力伝達部306が受ける反力A1'やB2'が、第5回転体400や第3回転体200に受け止められない向きであっても回転可能であるので、画像形成装置本体12内の予定外の位置で止まってしまった用紙や詰まってしまった用紙(所謂ジャム紙)を取り除く際に、動力伝達装置500に逆回転の力がかかっても動力伝達装置500が破損することはない。
更に、第4回転体300の倒れ防止部材として第6回転体600を用いれば、動力伝達装置500の回転方向を気にすることなく、何れの回転方向であっても第4回転体300の倒れを防げる。したがって、第6回転体600の位置にも動力伝達の入力部または出力部を設けても良い。
図8には、第3回転体200に形成された保持溝220の一部が拡大して示されている。
図8に示されるように、保持溝220の、例えば外周側の側面に沿って、回転することができるように、例えばボールベアリング等の回転部材230を装着することが望ましい。回転部材230は、潤滑手段として用いられ、回転軸304の保持溝220に保持された状態での回転をスムーズにするとともに、回転軸304に沿った回転軸304の移動を潤滑にする。第5回転体400に形成された保持溝420にも、保持溝220と同様に、例えばボールベアリング等の回転部材を装着することが望ましい。
図9には、回転軸304の一端側及び他端側の断面が示されている。
図9に示されるように、回転軸304の一端側及び他端側に、回転軸304を覆うように、例えばボールベアリング330等を用いて、リング形状からなる回転部材332を装着することが望ましい。回転部材332は、潤滑手段として用いられていて、回転軸304の保持溝220に保持された状態での回転を円滑にする。
図10には、本発明の実施形態の第1の変形例に係る動力伝達装置100における、第3回転体200の動力伝達部210と、第4回転体300の動力伝達部306と、第5回転体400の動力伝達部410と位置関係が示されている。
図10に示されるように、この第1の変形例においては、動力伝達部210と、動力伝達部306と、動力伝達部410とは、動力伝達部210の回転中心214と、動力伝達部306の回転中心310と、動力伝達部410の回転中心414とが一直線状に並ぶように配置されている。また、この第1の変形例に係る動力伝達装置100では、動力伝達部210及び動力伝達部410に加えて、表面に斜歯ギアが形成された支持回転体450が、動力伝達部306を形成する斜歯ギアに噛み合っている。
支持回転体450は、動力伝達部306を構成する斜歯ギアに対して動力伝達部210を構成する斜歯ギアから加えられるラジアル方向の力F1と、動力伝達部306を構成する斜歯ギアに対して動力伝達部410を構成する斜歯ギアから加えられるラジアル方向の力F2とが加えられても、第4回転体300が倒れることがないように、第4回転体300を側方から支持する。
図11には、本発明の実施形態の第2の変形例に係る動力伝達装置100が示されている。先述の第1の実施形態に係る動力伝達装置100では、第4回転体300の回転軸304の一端側304aが第3回転体200の保持溝220に保持され、第4回転体300の回転軸304の他端側304bが第5回転体400の保持溝420に保持されていた。これに対して、この第2の変形例では、第4回転体300の回転軸304の片方の端部側は、第5回転体400の保持溝420に保持されるものの、回転軸304の逆側は、装着部材102に、モータ94を介して支持されている。
また、先述の実施形態では、第4の回転体300は、所謂アイドルギアとして用いられていたのに対して、この第2の変形例では、第4の回転体は、モータ94の回転軸に装着されたピニオンギアとして用いられている。
以上で説明をした実施形態、及びその変形例では、動力伝達部210、動力伝達部306、及び動力伝達部410として斜歯のギアが用いられていたが、動力伝達部210、動力伝達部306、及び動力伝達部410として平歯のギアを用いても良い。また、動力伝達部210、動力伝達部306、及び動力伝達部410の表面を予め定められた以上の摩擦係数を有するゴム等の部材で構成し、摩擦力によって動力を伝達するようにしても良い。また、例えば、動力伝達部210、動力伝達部306、及び動力伝達部410に、S極及びN極が相互に出現するように磁石を埋め込み、磁力によって、例えば非接触で動力が伝達されるように、動力伝達部210、動力伝達部306、及び動力伝達部410を構成しても良い。
動力伝達装置500(図1参照)は、以上で説明をした動力伝達装置100と構成が同じであるので、詳細な説明は省略する。
以上で説明をした実施形態、及びその変形例では、情報処理装置として画像形成装置10が用いられる例を説明したが、画像形成装置に限らず、情報処理に際して回転する回転体を有する情報処理装置に本発明を適用することができる。ここで、情報処理装置とは、情報にアクセスするための機器、機械を指し、本発明を適用することができる情報処理装置としては、例えば、通信機能を有するものとして、コンピュータ(電子計算機)や、ラジオ受信機、テレビ受信機等の放送受信機器や、ファクシミリ等を挙げることができる。また、本発明が適用することができる情報処理装置として、例えば、テープレコーダ、ビデオテープレコーダ、CDプレーヤー、MDプレーヤー等の音響機器や、ビデオ再生装置、ビデオ記録再生装置、DVD再生装置、DV記録再生装置、ビデオカメラ等の映像機器を挙げることができる。
また、以上で説明をした実施形態、及びその変形例では、動力伝達装置100、及び動力伝達装置500が情報処理装置の一例である画像形成装置10に組み込まれる例を説明したが、本発明に係る動力伝達装置は、情報処理装置に限らず、広く動力を伝達する機械に適用することができる。本発明に係る動力伝達装置を適用する機械としては、例えば、自動車、航空機、船舶等の輸送機械、産業用ロボット等のロボット、建設用機械、農業用機械等を挙げることができる。
以上で述べたように、本発明は、動力伝達部材、回転体、動力伝達装置、及び情報処理装置に適用することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る動力伝達装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る動力伝達部材を示す斜視図である。 本発明の実子形態に係る回転体を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る動力伝達装置の要部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る動力伝達装置の要部を示す断面である。 本発明の実施形態に係る動力伝達装置における動力伝達部材、回転体、及び被動力伝達部材の配置を示し、図6におけるA−A面の断面を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る動力伝達部材に装着される潤滑装置を示す模式図である。想像線 本発明の実施形態に係る回転体に装着される潤滑装置を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る動力伝達装置における動力伝達部材、回転体、及び被動力伝達部材の配置の変形例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る動力伝達装置の変形例を示す断面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
44 送り出しロール
46 搬送ロール
50 レジストロール
80 現像装置
84 現像剤保持体
86 供給回転体
88 攪拌回転体
90 攪拌回転体
100 動力伝達装置
200 第3回転体
210 動力伝達部
220 保持溝
300 第4回転体
304 回転軸
306 動力伝達部
332 回転部材
400 第5回転体
410 動力伝達部
420 保持溝
450 支持回転体
500 動力伝達装置

Claims (10)

  1. 回転して動力の伝達に用いられる動力伝達部と、
    前記動力伝達部と同軸に回転し、前記動力伝達部が回転して形成する外延よりも大径の円形状に形成され、前記動力伝達部から動力が伝達される回転体の回転軸又は前記動力伝達部に動力を伝達する回転体の回転軸を保持する回転体保持部と、
    を有する動力伝達部材。
  2. 前記回転体保持部に設けられ、前記回転体の回転を潤滑にする潤滑手段をさらに有する請求項1記載の動力伝達部材。
  3. 回転して動力の伝達に用いられる動力伝達部と当該動力伝達部と同軸に回転するとともに前記動力伝達部が回転して形成する外延よりも大径の円形状に形成された回転体保持部とを有する動力伝達部材における前記回転体保持部に保持される回転軸を有し、前記動力伝達部から動力が伝達され、又は前記回転体に動力を伝達する回転体。
  4. 前記回転軸に設けられ、該回転軸の回転を潤滑にする潤滑手段をさらに有する請求項3記載の回転体。
  5. 動力伝達部材と、
    前記動力伝達部材から動力が伝達され、又は前記動力伝達部材に動力を伝達する回転体と、
    を有し、
    前記動力伝達部材は、
    回転して動力の伝達に用いられる動力伝達部と、
    前記動力伝達部と同軸に回転し、前記動力伝達部が回転して形成する外延よりも大径の円形状に形成され、前記回転体の回転軸を保持する回転体保持部と、
    を有する動力伝達装置。
  6. 動力伝達部材と、
    前記動力伝達部材から動力が伝達される回転体と、
    前記回転体から動力が伝達される被動力伝達部材と、
    を有し、
    前記動力伝達部材は、
    回転して動力の伝達に用いられる伝達側動力伝達部と、
    前記伝達側動力伝達部と同軸に回転し、前記伝達側動力伝達部が回転して形成する外延よりも大径の円形状にされ、前記回転体の回転軸の一端側を保持する伝達側回転体保持部と、
    を有し、
    前記被動力伝達部材は、
    回転して動力の伝達に用いられる被伝達側動力伝達部と、
    前記被伝達側動力伝達部と同軸に回転し、前記被伝達側動力伝達部が回転して形成する外延よりも大径の円形状にされ、前記回転体の回転軸の他端側を保持する被伝達側回転体保持部と、
    を有する動力伝達装置。
  7. 前記動力伝達部材と前記被動力伝達部材とは、同一形状からなる請求項6記載の動力伝達装置。
  8. 前記動力伝達部材の回転軸と、前記回転体の回転軸と、前記被動力伝達部材の回転軸とは、一直線上に並ばないように配置される請求項6又は7記載の動力伝達装置。
  9. 前記動力伝達部材の回転軸と、前記回転体の回転軸と、前記被動力伝達体の回転軸とは一直線上に配置され、
    前記回転体の倒れを防止する倒れ防止部材をさらに有する請求項6又は7記載の動力伝達装置。
  10. 情報処理に際して回転する第1の回転体と、
    前記第1の回転体に動力を伝達する動力伝達装置と、
    を有し、
    前記動力伝達装置は、
    回転して動力の伝達に用いられる動力伝達部材と、
    前記動力伝達部材から動力が伝達され、又は前記動力伝達部材に動力を伝達する第2の回転体と、
    を有し、
    前記動力伝達部材は、
    動力伝達部と、
    前記動力伝達部と同軸に回転し、前記動力伝達部が回転して形成する外延よりも大径の円形状にされ、前記第2の回転体の回転軸を保持する回転体保持部と、
    を有する情報処理装置。
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