JP2010077638A - ルーバ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】昼間とは異なる照明効果を夜間等において得ることができるとともに、ルーバの傾動姿勢によって照明効果を異ならせることができる。
【解決手段】本発明は、上下方向に間隔を空けて夫々水平軸回りに回動自在に配置した複数のルーバー材B…を備え、ルーバー材Bは、中空部を有する外殻構造であり、照射光を遮断する遮光部S1,S2と、照射光を透過する透光部S3,S4とを外殻30に区画形成し、透光部S3,S4を介して外部に照明光を発する光源部80を外殻30内に配設している。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、上下方向に間隔を空けて夫々水平軸回りに回動自在に配置した複数のルーバー材B…を備え、ルーバー材Bは、中空部を有する外殻構造であり、照射光を遮断する遮光部S1,S2と、照射光を透過する透光部S3,S4とを外殻30に区画形成し、透光部S3,S4を介して外部に照明光を発する光源部80を外殻30内に配設している。
【選択図】図1
Description
本発明は、室内外に設けて遮光と採光を行うルーバ装置に関する。
従来、窓から室内に射し込む直射日光等の光を遮るため、窓にルーバ装置を設けて遮光及び採光を行うものとして、「縦型ルーバー」の名称で特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1に開示された従来の縦型ルーバーは、多数のルーバーを垂直方向の回転軸心を中心として回転可能に支持した構造のものであり、そのルーバーに発光体を備えたものであり、これにより室内の美観を向上させられるとしている。
特開2007−315083号公報
特許文献1に開示された従来の縦型ルーバーは、多数のルーバーを垂直方向の回転軸心を中心として回転可能に支持した構造のものであり、そのルーバーに発光体を備えたものであり、これにより室内の美観を向上させられるとしている。
しかしながら、上記した特許文献1に記載の縦型ルーバーでは、発光体である各LEDがルーバーの外方に向けて光を単に発するようにしているので、照明効果が単調である。
そこで本発明は、昼間とは異なる照明効果を夜間等において得ることができるとともに、ルーバの傾動姿勢によって照明効果を異ならせることができるルーバ装置の提供を目的としている。
上記目的を達成するための本発明の構成は、次のとおりである。
請求項1に記載したルーバ装置は、上下方向に間隔を空けてそれぞれ水平軸回りに回動自在に配置した複数のルーバー材を備え、ルーバー材は、中空部を有する外殻構造であり、照射光を遮断する遮光部と、照射光を透過する透光部とを外殻に区画形成し、透光部を介して外部に照明光を発する光源部を外殻内に配設してあることを特徴としている。
請求項1に記載したルーバ装置は、上下方向に間隔を空けてそれぞれ水平軸回りに回動自在に配置した複数のルーバー材を備え、ルーバー材は、中空部を有する外殻構造であり、照射光を遮断する遮光部と、照射光を透過する透光部とを外殻に区画形成し、透光部を介して外部に照明光を発する光源部を外殻内に配設してあることを特徴としている。
請求項2に記載のルーバ装置は、請求項1に記載した構成において、照明光が外殻内で反射した後に外部に照射されるように、光源部を遮光部の外殻内に配設している。
請求項3に記載のルーバ装置は、請求項1又は2に記載した外殻が、遮光部を形成する遮光分殻体と透光部を形成する透光分殻体とからなる。
請求項1に記載した発明によれば、昼間とは異なる照明効果を夜間等において得ることができるとともに、ルーバの傾動姿勢によって照明効果を異ならせることができる。
請求項1に記載した発明で得られる効果に加え、各請求項に記載の発明によれば次の効果を得ることができる。
請求項1に記載した発明で得られる効果に加え、各請求項に記載の発明によれば次の効果を得ることができる。
請求項2に記載した発明によれば、照明光が外殻内で反射した後に外部に照射されるように光源部を配設しているので、光源部の位置が外部から判別し難くすることができる。また、透光部において散光させることができ、透光部全体を明るく光らせることができる。
請求項3に記載した発明によれば、照明光が外殻内で反射した後に外部に照射されるように、光源部を遮光部の外殻内に配設しているので、遮光部と透光部との形成を容易に行うことができる。
請求項3に記載した発明によれば、照明光が外殻内で反射した後に外部に照射されるように、光源部を遮光部の外殻内に配設しているので、遮光部と透光部との形成を容易に行うことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係るルーバー材の一部をなすルーバ本体の断面図、図2は、本発明の一実施形態に係るルーバ装置の正面図、図3は、図2に示すI‐I線に沿う断面図であり、その一部を省略して示している。また、図4は、図1に示すII‐II線に沿う断面図であり、その一部を省略して示している。
本発明の一実施形態に係るルーバ装置Aは、互いに所要の間隔で複数並列したルーバー材B…を互いに同期して傾動させるようにしたものである。
本実施形態においては、上下方向に間隔を空けてそれぞれ水平軸回りに回動自在に配置した複数のルーバー材B…を備え、ルーバー材B…は、中空部βを有する外殻構造であり、照射光を遮断する遮光部S1,S2と、照射光を透過する透光部S3,S4とを外殻に区画形成し、透光部S3,S4を介して外部に照明光を発する光源部80を外殻30内に配設している。
本実施形態においては、上下方向に間隔を空けてそれぞれ水平軸回りに回動自在に配置した複数のルーバー材B…を備え、ルーバー材B…は、中空部βを有する外殻構造であり、照射光を遮断する遮光部S1,S2と、照射光を透過する透光部S3,S4とを外殻に区画形成し、透光部S3,S4を介して外部に照明光を発する光源部80を外殻30内に配設している。
具体的には、互いに所要の間隔をおいて起立した竪枠材10A,10B,10Cの上端部間に、横枠材11,11を横架してなる枠体12と、それら竪枠材10A,10B,10C間に上下多段に配列した複数のルーバー材B…とを主要の構成としたものである。
竪枠材10Aは、図3に示すように、互いに平行にした側壁13a,13b及び内外壁14,15により長方形の中空枠として一体成型されている。
なお、他の竪枠材10B,10Cは、竪枠材10Aと同等の構造になっているので、それらと同等のものに同一の符号を付して説明を省略する。
なお、他の竪枠材10B,10Cは、竪枠材10Aと同等の構造になっているので、それらと同等のものに同一の符号を付して説明を省略する。
竪枠材10Aの側壁13bには、基部16aの一端に支持片16bを折曲形成した平面視L字形の支持材16と、基部16aの他端に当接させたアングル材17とが固定されている。
支持片16bには、平面視L字形のカバー部材18、軸支部材19、ガイドプレート20がそれぞれ固定されている。なお、21は、アングル材17に固定されたカバー部材である。
支持片16bには、平面視L字形のカバー部材18、軸支部材19、ガイドプレート20がそれぞれ固定されている。なお、21は、アングル材17に固定されたカバー部材である。
軸支部材19は平面視L字形に形成されており、それには、ルーバー材Bを傾動自在に軸支するための円筒形の軸支部22の基端部が固着されている。
ルーバー材Bは第一の実施形態に係るものであり、それは、詳細を後述するルーバ本体50の両端に、取付け具70,70を配設したものである。
取付け具70は金属製のものであり、ルーバ本体50の輪郭に沿う形状にした側壁71の辺縁に沿って、一定幅の鍔72を連成したものである。
取付け具70は金属製のものであり、ルーバ本体50の輪郭に沿う形状にした側壁71の辺縁に沿って、一定幅の鍔72を連成したものである。
側壁71であって、上記した軸支部22に対向する位置には、嵌合孔71aが形成されているとともに、その嵌合孔71aから外端側(室外側)に偏移した位置には、ルーバ本体50を位置決めするための位置決めピン72が、また、内端側(室内側)に偏移した位置には、上下多段に配列したルーバー材B…の上半部側のものに共通の連動棒73が、また、下半部側のものにも共通の連動棒73がそれぞれ連結されている。
連動棒73,73には、図3に示すように、ガイドプレート20に形成されている半円弧形のガイド溝20aに沿って移動するハンドル74,74がそれぞれ固定されている。
このハンドル74を、ガイド溝20aに沿って上下移動することにより、ルーバー材B…を傾動させるようになっている。
このハンドル74を、ガイド溝20aに沿って上下移動することにより、ルーバー材B…を傾動させるようになっている。
本実施形態においては、上半部側に配設したルーバー材B…と、下半部側に配設したルーバー材B…とを、別のハンドル74,74によって互いに独立して傾動させられるようにしているが、すべてのルーバー材Bを同期して傾動するようにしてもよい。
竪枠材10Bの側壁13aには、上記したものと同等の支持材16、アングル材17が固定されている。
支持片16bには、上記したものと同等のカバー部材18と軸支部材19が、また、アングル材17にはカバー部材18が固定されている。
支持片16bには、上記したものと同等のカバー部材18と軸支部材19が、また、アングル材17にはカバー部材18が固定されている。
この竪枠材10Bの側壁13bには、上記した竪枠材10Aの側壁13bに配設した、支持材16、アングル材17、カバー部材18、軸支部材19、ガイドプレート20及びカバー部材21と同等のものが配設されているので、それらと同一の符号を付して説明を省略する。
また、竪枠材10Cの側壁13aにも、竪枠材10Bの側壁13aにおいて説明した、支持材16、アングル材17、カバー部材18,18、軸支部材19と同等のものが配設されているので、それらと同一の符号を付して説明を省略する。
次に、ルーバ本体について、図4をも参照して詳細に説明する。図4は、一実施形態に係るルーバー材の一部をなすルーバ本体の断面図である。
ルーバ本体50は合成樹脂製のものであり、図1に示す隣り合う立枠10A,10Bの間隔よりもやや短い全長Lにし、かつ、所要の幅Wにした略断面翼形の中空外殻構造にしているとともに、その外殻30内に光源部80を配設したものである。
ルーバ本体50は合成樹脂製のものであり、図1に示す隣り合う立枠10A,10Bの間隔よりもやや短い全長Lにし、かつ、所要の幅Wにした略断面翼形の中空外殻構造にしているとともに、その外殻30内に光源部80を配設したものである。
外殻30は、照射光を遮断する遮光部S1,S2となるように着色した一端半部側(室外側)の遮光分殻体51と、照射光を透過する透光部S3,S4となるように透明又は半透明に形成した他端半部側(室外側)の透光分殻体52とからなる。
「照射光」は、本ルーバ装置Aを室内外の境界に配置したときには日光のことであり、また、例えば室内において部屋を仕切る位置に配置したときには、室内灯の光のことである。
「照射光」は、本ルーバ装置Aを室内外の境界に配置したときには日光のことであり、また、例えば室内において部屋を仕切る位置に配置したときには、室内灯の光のことである。
このように、遮光部S1,S2と透光部S3,S4とに対応する二つの遮光,透光分殻体51,52により形成しているので、それら遮光部S1,S2と透光部S3,S4の成型を容易に行うことができる。
なお、「一端半部」を室外側に向けているという意味において「外端半部」、「他端半部」を室内側に向けているという意味において「内端半部」とも称することができる。
なお、「一端半部」を室外側に向けているという意味において「外端半部」、「他端半部」を室内側に向けているという意味において「内端半部」とも称することができる。
一端半部側の分殻体51は、凸曲成した一面側(図示上面側)の外殻部分51aと、凹曲成した他面側(図示下面側)の外殻部分51bを一端部から他端部に向け、互いの間隔が次第に広がるように一体に成形されており、また、中空部β内には、補強リブ51cが一体に形成されている。
詳細については後述するが、凸曲成した一面側の外殻部分51aは、凹曲成した他面側の外殻部分51bよりも他端部側に延出して長く形成されている。
詳細については後述するが、凸曲成した一面側の外殻部分51aは、凹曲成した他面側の外殻部分51bよりも他端部側に延出して長く形成されている。
一面側の外殻部分51aは、照射光を室外側に反射返戻する曲面形状に、また、他面側の外殻部分51bは、照射光を室内側に反射する曲面形状にそれぞれ形成されている。
また、一面側の外殻部分51aと、他面側の外殻部分51bの各内辺縁部51a´,51b´には、後述する弾性係合部55,56と係合するための断面略C字形の弾性係合部53,54が形成されている。
また、一面側の外殻部分51aと、他面側の外殻部分51bの各内辺縁部51a´,51b´には、後述する弾性係合部55,56と係合するための断面略C字形の弾性係合部53,54が形成されている。
他端半部側の透光分殻体52は、それぞれ凸曲面にした一面側の外殻部分52aと他面側の外殻部分52bを、他端部から一端部に向け、次第に互いの間隔が広がるように一体に形成されている。
また、その一面側の外殻部分52aの辺縁部52a´と、他面側の外殻部分52bの各辺縁部52b´には、上記弾性係合部53,54と係合するための略L字形の弾性係合部55,56が形成されている。
また、その一面側の外殻部分52aの辺縁部52a´と、他面側の外殻部分52bの各辺縁部52b´には、上記弾性係合部53,54と係合するための略L字形の弾性係合部55,56が形成されている。
上記した補強リブ51cの一面側の基端部と、弾性係合部54の基端部には、詳細を後述する光源部80を嵌合保持するための嵌合凹部57,58がルーバー材Bのほぼ全長にわたり形成されている。
光源部80は、ルーバBのほぼ全長よりもやや短い横長の基板81に、光源である複数のLED82…を基板81の長手方向に沿って互いに一定の間隔で配列したものである。
本実施形態においては、嵌合凹部57,58に基板81を嵌合することにより、中心軸線Oに対し、その基板81を約45°程度の傾斜角度にして保持することができる。
本実施形態においては、嵌合凹部57,58に基板81を嵌合することにより、中心軸線Oに対し、その基板81を約45°程度の傾斜角度にして保持することができる。
これにより、LED82…から発せられた光γは、外殻部分51aの内面に反射した後に、透光部S3,S4を介して拡散されて外部に出射される。これにより、各LED82が透光部S3,S4の外部から認識されることなく、ルーバー材全体が光っているような印象を与えられることができるようにしている。
本実施形態において示すルーバ本体50は、一端半部側の遮光分殻体51と他端半部側の透光分殻体52とを互いの弾性係合部53,54、55,56を係合することに形成されている。
これにより、ルーバ本体50、従ってまた、ルーバー材Bの一端半部側の一面側と他面側にそれぞれ遮光部S1,S2が、また、他端半部側の一面側と他面側にそれぞれ透光部S3,S4がそれぞれ形成されていることになる。
これにより、ルーバ本体50、従ってまた、ルーバー材Bの一端半部側の一面側と他面側にそれぞれ遮光部S1,S2が、また、他端半部側の一面側と他面側にそれぞれ透光部S3,S4がそれぞれ形成されていることになる。
本実施形態においては、ルーバー材Bを採風姿勢に傾動したとき、隣り合うルーバB,Bの遮光部S1,S2どうしが、照射光に対して少なくともその一部が重なり合うように、それら遮光部の形成領域を設定している。
具体的には、隣り合う上下のルーバー材B,Bどうしの配列間隔を勘案して、上記した遮光部S1と透光部S3との比率a,bをa>bとし、また、遮光部S2と透光部S4との比率c,dをc<d、とした寸法関係を満たすようにしている。
具体的には、隣り合う上下のルーバー材B,Bどうしの配列間隔を勘案して、上記した遮光部S1と透光部S3との比率a,bをa>bとし、また、遮光部S2と透光部S4との比率c,dをc<d、とした寸法関係を満たすようにしている。
また、ルーバー材を閉じた状態、すなわち、閉姿勢に回動したとき、隣り合う二つのルーバー材B,Bの透光部S3,S3と遮光部S1,S2とが、照射光に対して互いに重なり合わない寸法関係をも満たすようにしている。
上記した各LED82…は、図5に示す制御部Cによって点灯制御されるようになっている。図5は、本装置の電気系統を示すブロック図である。
制御部Cの入力側に安定化電源部である安定化電源装置83を介して商用電源(図示しない)が接続されており、また、出力側には上述した各LED82…が接続されている。
安定化電源装置83は、AC-DC変換機能と、定電流化機能を有する公知の構成からなるものである。
制御部Cの入力側に安定化電源部である安定化電源装置83を介して商用電源(図示しない)が接続されており、また、出力側には上述した各LED82…が接続されている。
安定化電源装置83は、AC-DC変換機能と、定電流化機能を有する公知の構成からなるものである。
制御部Cは、CPU(Central Processing Unit)やインターフェース回路等からなるものであり、図示しないスイッチの操作により上述した光源部80を点滅制御するための機能の他、所要のプログラムの実行により、次の各機能を発揮する。
(1)各光源82の発光態様を変更するための機能。この機能を「発光態様変更手段C1」という。
本実施形態においては、各光源82を一斉に発光する一斉発光態様、一定の時間間隔で発光量を増減変化させる増減変化態様、また、発光色の異なる複数種類のLEDを基板に配列しておき、一定時間毎に他の発光色に切り替える発光色切替え態様等である。
さらに、ルーバー材の傾動角度を検出する傾動角度検出センサを例えば立枠に配設しておき、ルーバを既定の角度に傾動したときに、所定の発光色のLEDを発光させてもよい。
(1)各光源82の発光態様を変更するための機能。この機能を「発光態様変更手段C1」という。
本実施形態においては、各光源82を一斉に発光する一斉発光態様、一定の時間間隔で発光量を増減変化させる増減変化態様、また、発光色の異なる複数種類のLEDを基板に配列しておき、一定時間毎に他の発光色に切り替える発光色切替え態様等である。
さらに、ルーバー材の傾動角度を検出する傾動角度検出センサを例えば立枠に配設しておき、ルーバを既定の角度に傾動したときに、所定の発光色のLEDを発光させてもよい。
次に、ルーバと入射光との関係について、図6〜10を参照して説明する。図6は、上記したルーバー材の回動範囲を示す説明図、図7は、ルーバー材を一の態様に係る採風姿勢にしたときの様子を示す説明図、図8は、ルーバー材を閉じた姿勢にした様子を示す説明図である。また、図9は、ルーバー材を他の態様に係る採風姿勢にした様子を示す説明図、図10は、ルーバー材をさらに他の態様に係る採風姿勢にした様子を示す説明図である。なお、図7〜10においては、照射角度が異なる照射光(日光)を矢印α1,α2で示している。
上記したルーバー材Bは、例えば四季それぞれに対応した角度に回動させることができ、例えば図6(A)には、例えば雨や雪を防ぐように閉じた第一の閉姿勢(イ)を示している。
同様にして、同図(B)〜(D)には、例えば夏から秋の気候に合わせた角度に回動した採風姿勢(ロ)〜(ニ)、また、同図(E)は、例えば冬の気候において寒風を防ぐように閉じた第二の閉姿勢(ホ)を示している。
なお、上記図5(B)〜(D)に示す採風姿勢(ロ)〜(ニ)を、ルーバー材Bの採風状態ともいい、また、同図(A),(E)に示す第一,第二の閉姿勢をルーバー材Bを閉じた状態ともいう。
なお、上記図5(B)〜(D)に示す採風姿勢(ロ)〜(ニ)を、ルーバー材Bの採風状態ともいい、また、同図(A),(E)に示す第一,第二の閉姿勢をルーバー材Bを閉じた状態ともいう。
図7に示すように、照射光α1の照射角度を勘案し、その照射光α1にほぼ直交する採風姿勢となるようにルーバー材B…を傾動させる。換言すると、それらのルーバー材B…の各他端部を斜め上向きにした採風姿勢にする。
この場合、隣り合う二つのルーバー材B,Bのうち、上段側のルーバー材Bの一端部際を通過する入射光α1は、下段のルーバー材Bの上面側の遮光部S1によって遮られ、これにより、採風を行いながらも照射光が室内側に差し込むことがない。
この場合、隣り合う二つのルーバー材B,Bのうち、上段側のルーバー材Bの一端部際を通過する入射光α1は、下段のルーバー材Bの上面側の遮光部S1によって遮られ、これにより、採風を行いながらも照射光が室内側に差し込むことがない。
上述したように本実施形態においては、隣り合う上下のルーバー材B,Bどうしの配列間隔を勘案して、上記した遮光部S1と透光部S2との比率a,bをa>bとしているので、照射光α1の照射角度が、例えば季節毎に想定された角度範囲内で深浅変動するときにも、十分に対応することができる。
図8に示すように、ルーバー材B…を回動させて、上段側のルーバー材Bの他端部と下段側のルーバー材Bの一端部とが重なり合う全閉姿勢(ホ)にする。
この全閉姿勢(ホ)においては、透光部S3,4を通じて照射光α2を室内側に十分に取り込むことができ、所望の明るさの採光を行うことができる。また、透光部S3,4に透過した照射光α2を、中空部βによって反射拡散することができるので、均質化した光を室内に取り込むことができる。
この全閉姿勢(ホ)においては、透光部S3,4を通じて照射光α2を室内側に十分に取り込むことができ、所望の明るさの採光を行うことができる。また、透光部S3,4に透過した照射光α2を、中空部βによって反射拡散することができるので、均質化した光を室内に取り込むことができる。
図9に示すように、照射光α1の照射角度を勘案し、その照射光α1に対して中心軸線Oが90度よりもやや鈍角となるようにルーバー材B…を回動させて、それらルーバー材B…の他端部をやや上向きにした採風姿勢(ロ)にする。
この採風姿勢においては、各ルーバー材Bの一端部側に凸曲成した遮光部S1によって、照射光は室外側に反射返戻される。これにより、想定外の照射光が室内側に入り込むことを防止できる。
また、隣り合う二つのルーバー材B,Bのうち、上段側のルーバBの後端部際を通過する入射光α1は、下段側のルーバー材Bの遮光部S1によって遮られ、これにより、採風を行いながらも照射光が室内側に差し込むことがない。
また、隣り合う二つのルーバー材B,Bのうち、上段側のルーバBの後端部際を通過する入射光α1は、下段側のルーバー材Bの遮光部S1によって遮られ、これにより、採風を行いながらも照射光が室内側に差し込むことがない。
図10に示すように、照射光α2の照射角度を勘案し、その照射光α2が他面側の遮光部S2に照射される採風姿勢(ニ)となるようにルーバー材B…を回動させる。換言すると、そのルーバー材Bの他端部を斜め下向きにした採風姿勢にする。
この採風姿勢(ニ)においては、各ルーバー材Bの凹曲成にした遮光部S2によって、照射光が室内側に反射され、また、その反射光の一部は下段側のルーバー材Bの遮光部S1によって室内側にに反射されて採り入れられる。これにより、採風を行いながら、より明るい採光を行うことができる。
次に、夜間等において各ルーバー材B…の光源を点灯させた状態について説明する。図11は、ルーバー材を水平姿勢にしたときの様子を示す説明図、図12は、ルーバー材の他端部をやや上向きにしたときの様子を示す説明図である。
図11に示すように、各ルーバー材Bを水平姿勢にしたときには、それら各ルーバー材B…から発せられた照射光α3,4は、上下方向に向けて照射される。これにより、室内側を暗く保ったままにすることができるので、室外側からは謂わば「光のカーテン」となって、室外側から室内側の様子を視認されることがない。
図12に示すように、各ルーバー材Bを、これらの他端部をやや上向きにしたときには、それら各ルーバー材B…から発せられた照射光α3は、室内側に向けてやや下向きに照射される。これにより、室内側をぼんやりと明るさにして照明することができる。
以上の構成によれば、次の効果を得ることができる。
・昼間とは異なる照明効果を夜間等において得ることができるとともに、ルーバー材の傾動姿勢によって照明効果を異ならせることができる。
・照明光が外殻内で反射した後に外部に照射されるように光源部を配設しているので、光源の位置が外部から判別し難くすることができる。また、透光部において散光させることができ、透光部全体を明るく光らせることができる。
・発光態様変更手段により各光源の発光態様を変更することができるので、より多彩な照明効果を得ることができる。
・昼間とは異なる照明効果を夜間等において得ることができるとともに、ルーバー材の傾動姿勢によって照明効果を異ならせることができる。
・照明光が外殻内で反射した後に外部に照射されるように光源部を配設しているので、光源の位置が外部から判別し難くすることができる。また、透光部において散光させることができ、透光部全体を明るく光らせることができる。
・発光態様変更手段により各光源の発光態様を変更することができるので、より多彩な照明効果を得ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限るものではなく、次のような変形実施が可能である。
上述した実施形態においては、互いに同一構造のルーバー材を、互いに所要の間隔で複数並列した構造のものを例として説明したが、互いに異なる構造のものを配列してもよい。
上述した実施形態においては、互いに同一構造のルーバー材を、互いに所要の間隔で複数並列した構造のものを例として説明したが、互いに異なる構造のものを配列してもよい。
30 外殻
51 遮光分殻体
51a,51b 外殻部分
52a,52b 外殻部分
52 透光分殻体
80 光源部
A ルーバ装置
B ルーバー材
S1,S2 遮光部
S3,S4 透光部
51 遮光分殻体
51a,51b 外殻部分
52a,52b 外殻部分
52 透光分殻体
80 光源部
A ルーバ装置
B ルーバー材
S1,S2 遮光部
S3,S4 透光部
Claims (3)
- 上下方向に間隔を空けてそれぞれ水平軸回りに回動自在に配置した複数のルーバー材を備え、ルーバー材は、中空部を有する外殻構造であり、照射光を遮断する遮光部と、照射光を透過する透光部とを外殻に区画形成し、透光部を介して外部に照明光を発する光源部を外殻内に配設してあることを特徴とするルーバ装置。
- 照明光が外殻内で反射した後に外部に照射されるように、光源部を遮光部の外殻内に配設していることを特徴とする請求項1に記載のルーバ装置。
- 外殻は、遮光部を形成する遮光分殻体と透光部を形成する透光分殻体とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載のルーバ装置。
Priority Applications (1)
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JP2008245693A JP2010077638A (ja) | 2008-09-25 | 2008-09-25 | ルーバ装置 |
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JP2008245693A JP2010077638A (ja) | 2008-09-25 | 2008-09-25 | ルーバ装置 |
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Family Applications (1)
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JP2008245693A Withdrawn JP2010077638A (ja) | 2008-09-25 | 2008-09-25 | ルーバ装置 |
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- 2008-09-25 JP JP2008245693A patent/JP2010077638A/ja not_active Withdrawn
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