JP2010074811A - 電圧制御発振器およびその調整方法 - Google Patents

電圧制御発振器およびその調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電圧制御発振器に高精度な温度特性調整機能を持たせること。
【解決手段】電圧−電流変換回路で変換された電流で駆動され、基準電圧発生部で生成された基準電圧に基づき所望周波数の出力生成する電流制御発振回路を備えた電圧制御発振器であって、基準電圧発生部を、定電流源回路及び可変抵抗素子を有する電圧生成部、出力と反転入力との間に接続された帰還用の抵抗素子を有する、非反転入力に参照電圧が入力されたオペアンプ、入力可変抵抗素子と入力抵抗とスイッチを備え、電圧生成部生成の電圧を入力可変入力抵抗素子を介してオペアンプの反転入力に、又は参照電圧を入力抵抗素子を介して反転入力に、スイッチを介して選択入力可能な反転入力回路を有する増幅部と、増幅部のオペアンプの出力を入力し、分圧された電圧を前記基準電圧として出力するアッテネータを備え、アッテネータ、可変抵抗素子、入力可変抵抗素子を手順にしたがって設定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、電圧制御発振器に関し、より詳細には、V−Iコンバータと電流制御型発振器(以下、ICO)から構成される、温度特性フラットな電圧制御型発振器(以下、VCO)に関する。
図1は、従来のVCOの構成例を示す図である。この構成は、入力電圧Vinを入力するオペアンプ101、その出力につながれたFET102、103、抵抗104から構成される電圧−電流(V−I)コンバータ1と、電圧発生回路2と、電流制御発振器3(ICO)とから構成され、簡単な回路構成で、外付け部品を使用せずに電圧制御発振器(VCO)4を実現できる。ICO3には、V−Iコンバータ1で入力電圧Vinを抵抗104によって電流変換した電流IOSCと、電圧発生回路2で生成されたリファレンス電圧VOSCが供給される。この内蔵された抵抗104は温度特性を有する。
また、図2は、図1に示すICO3の回路例を示す図であり、このマルチバイブレータは容量7、8を内蔵している。図中符号11、12はコンパレータであり、リファレンス電圧VOSCは、これらコンパレータ11、12のリファレンス電圧になっている。このICO4は、電流IOSCおよびリファレンス電圧VOSCに基づき、マルチバイブレータとしての動作を行なうことで発振周波数FOUTの信号出力を出力する。
図2に示したICO3の動作について説明する。
図2に示すPMOS5がONし、電流IOSCが供給されることにより、一方の容量素子7に電荷がチャージされ、コンパレータ11の正転入力端子の電圧が上昇し、コンパレータ11の判定電圧であるリファレンス電圧VOSCまで達する。この時点で、NMOS10はON、PMOS6、NMOS8はOFFであるので、発振周波数FOUTのクロック出力信号の電圧はLである。
次に、コンパレータ11の正転入力端子の電圧がリファレンス電圧VOSCになった時点でコンパレータ11が判定を開始する。コンパレータ11の出力端子の電圧は、判定開始時にはLとなっており、判定完了の時刻においてHとなる。この時点で、SRラッチ13よって、クロック出力信号の電圧はHとなる。
次に、このSRラッチ13がセットされ、出力Q=Hとなることで、PMOS6とNMOS8がON、PMOS5とNMOS10がOFFとなる。その結果、コンパレータ11の正転入力端子の電圧はVSSになり、コンパレータ11の出力端子の電圧はLに戻る。反対側の容量素子9に電荷のチャージが開始され、コンパレータ12の正転入力端子の電圧が上昇する。そして、コンパレータ12の正転入力端子の電圧がコンパレータ12の判定電圧VOSCまで達する。
次に、コンパレータ12の正転入力端子の電圧がリファレンス電圧VOSCになった時点でコンパレータ12が判定を開始する。判定開始時には、コンパレータ12の出力端子の電圧はLとなっており、判定完了の時刻において、コンパレータ12の出力端子の電圧はHとなる。この時点で、SRラッチ13によって、クロック出力信号の電圧はLとなる。このようにICO3はマルチバイブレータとしての動作を行なうことで、発振周波数FOUTのクロック出力信号が出力される。
以上の動作を繰り返すことにより、図2に示すICO3は発振動作を行なう。
LSIチップ内で、この容量7、8はほとんど温度特性を有しないため、VCO4の発振周波数FOUT(T)の温度特性は、リファレンス電圧VOSC(T)、電流IOSC(T)の温度特性によって決定される。ここで、(T)は温度の関数であることを示している。
そのため、VCO4の発振周波数は、
Figure 2010074811
と表わすことができる。ここでR(T)は抵抗104の抵抗値であり、抵抗値Rが温度特性を有する(温度の関数である)ことを示している。
この式より分かるように、リファレンス電圧VOSC(T)として、温度特性が非常に小さいリファレンス電圧を用いれば、VCO4の温度特性は内蔵された抵抗104と同程度の温度特性になることがわかる。
特許文献1は、図1に示すような、VCO4において、V−Iコンバータ1の温度変動と等しい温度変動を電圧源(図1に示す電圧発生回路2に相当)に持たせることにより、入力電圧に対する発振周波数が温度依存性を持たなくすることを開示している。
式(1)において、抵抗R(T)と逆温度特性を持った電圧をリファレンス電圧VOSC(T)に用いれば、抵抗R(T)とリファレンス電圧VOSC(T)の温度特性が相殺する方向にあるので、VCO4の温度特性は小さくなる。
特開平11−340797号公報
図1の構成のVCO4に対して、特許文献1に開示された方法を実施しても、実際上の技術的な問題として、回路の様々な温度特性成分やそのばらつきがあり、適切な周波数調整機構なしでは、高い周波数精度を安定した形で実現することは難しかった。また、特許文献1に開示された方法では抵抗R(T)、リファレンス電圧VOSC(T)の温度特性が相関なくばらつくため、無調整時の温度特性のばらつきも大きいという問題があった。また、抵抗値が大きな2次温度特性を持つ場合に関しては、2次温度特性と1次温度特性成分を独立に調整することはできないので、その影響でVCO4の発振周波数の温度特性が大きくなってしまうという問題もあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、高い周波数精度を実現する調整機構を内蔵し、プロセスばらつきを相殺し、抵抗の2次温度特性の影響を緩和するように調整可能な、V−Iコンバータと電流制御型発振器から構成される電圧制御発振器を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、入力電圧を電流に変換する電圧−電流変換回路と、第1のリファレンス電圧を発生する第1のリファレンス電圧発生回路と、前記電圧−電流変換回路で変換された電流で駆動され、前記第1のリファレンス電圧に基づき所望周波数の出力信号を生成する電流制御発振回路とを備えた電圧制御発振器であって、前記第1のリファレンス電圧発生回路は、前記電圧−電流変換回路で変換された電流の温度特性と相関する温度特性を有する抵抗素子と電流源とから生成された電圧から、当該電圧の温度変化特性と逆の温度変化特性を有する前記第1のリファレンス電圧を発生し、前記電圧制御発振器の出力信号の周波数と前記入力信号の関係は温度補償されていることを特徴とするものです。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電圧制御発振器であって、前記電圧−電流変換回路は、前記入力電圧を電流に変換するための内蔵抵抗素子を備えることを特徴とするものです。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電圧制御発振器であって、前記第1のリファレンス電圧発生回路は、電流源回路、及び前記電流源回路の電流を電圧に変換して出力する可変抵抗素子、を有する電圧生成部と、前記前記電圧生成部から生成された電圧を所定の増幅率になるよう調節する調節部と、を備え、前記調節部によって調整された出力電圧を前記第1のリファレンス電圧として出力することを特徴とするものです。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電圧制御発振器であって、前記調節部は、オペアンプ、前記オペアンプの出力端子と反転入力端子との間に接続された帰還抵抗素子、可変入力抵抗素子、入力抵抗素子、前記電圧生成部から生成された電圧を前記可変入力抵抗素子を介して前記オペアンプの反転入力端子に入力するか、あるいは、第2のリファレンス電圧を前記入力抵抗素子を介して前記非反転入力端子に入力する選択部、を有する増幅部と、前記増幅部からの出力電圧をアッテネートし、アッテネートされた電圧を前記第1のリファレンス電圧として出力するアッテネータと、を備えることを特徴とするものです。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の電圧制御発振器であって、前記選択部は、前記電圧生成部の出力と前記反転入力端子との間で前記可変入力抵抗素子に直列に接続された第1のスイッチと、前記第2のリファレンス電圧と前記反転入力端子との間で前記入力抵抗素子に直列に接続された第2のスイッチと、前記第1及び第2のスイッチの開閉を制御する制御回路と、を備えることを特徴とするものです。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の電圧制御発振器であって、前記入力抵抗素子の抵抗値は、前記帰還抵抗素子の抵抗値よりも大きいことを特徴とするものです。
また、請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の電圧制御発振器であって、前記可変入力抵抗素子がとりうる抵抗値は、前記帰還抵抗素子の抵抗値よりも小さいことを特徴とするものです。
また、請求項8に記載の発明は、請求項4に記載の電圧制御発振器であって、基準温度において、前記選択部が前記第2のリファレンス電圧を前記入力抵抗素子を介して前記反転入力端子に入力されるように選択するとき、前記入力電圧が所定の電圧を示す場合における前記電流制御発振回路の出力周波数が所望の周波数となるように、前記アッテネータが調整されることを特徴とするものです。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の電圧制御発振器であって、前記基準温度において、前記選択部が前記電圧生成部から生成された電圧を前記可変入力抵抗素子を介して前記非反転入力端子に入力されるように選択するとき、前記電流制御発振回路の出力周波数が前記所望の周波数になるように、前記電圧生成部の前記可変抵抗素子の抵抗値が調整されることを特徴とするものです。
また、請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の電圧制御発振器であって、前記選択部の選択状態を変えずに、所定温度における前記電流制御発振回路の出力周波数を前記所定の周波数になるように、前記可変入力抵抗素子の抵抗値が調整されることを特徴とするものです。
また、請求項11に記載の発明は、請求項8に記載の電圧制御発振器であって、前記電圧生成部から生成された電圧と前記第2のリファレンス電圧とを比較する比較器をさらに備え、前記比較器が、前記電圧生成部から生成された電圧が前記第2のリファレンス電圧よりも大きいことを示す場合、前記選択部の選択状態を変えずに、所定温度における前記電流制御発振回路の出力周波数を前記所定の周波数になるように、前記可変入力抵抗素子の抵抗値が調整され、前記比較器が、前記電圧生成部から生成された電圧が前記第2のリファレンス電圧よりも小さいことを示す場合、前記選択部の選択状態を変えずに、前記所定温度とは異なる別の所定温度における前記電流制御発振回路の出力周波数を前記所定の周波数になるように、前記可変入力抵抗素子の抵抗値が調整されることを特徴とするものです。
請求項12に記載の発明は、入力電圧を電流に変換する電圧−電流変換回路と、当該前記電圧−電流変換回路で変換された電流の温度特性と相関する抵抗素子と電流源とから生成された電圧から、当該電圧の温度変化特性と逆の温度変化特性を有する第1のリファレンス電圧を発生する第1のリファレンス電圧発生回路と、前記電圧−電流変換回路で変換された電流で駆動され、前記第1のリファレンス電圧により制御されることにより所望周波数の出力信号を生成する電流制御発振回路と、を備えた電圧制御発振器の前記出力信号の温度特性の調整方法であって、基準温度において、前記入力電圧が所定の電圧を示す場合における前記出力信号の周波数を所望の基準周波数になるように、前記第1のリファレンス電圧を調整する第1のステップと、基準温度において、前記出力信号の周波数を前記所望の基準周波数と同じになるように、前記電流源から生成された電圧を調整することにより前記第1のリファレンス電圧を調整する第2のステップと、所望の温度において、前記出力信号の周波数を前記所望の基準周波数と同じになるように、前記電流源から生成された電圧を前記第1のリファレンス電圧に増幅する増幅度を調整する第3のステップとを備えることを特徴とします。
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の調整方法であって、前記電流源から生成された電圧と第2のリファレンス電圧とを比較する比較器が、前記電圧生成部から生成された電圧が前記第2のリファレンス電圧よりも大きいことを示す場合、所定温度における前記電流制御発振回路の出力周波数を前記所定の周波数になるように、前記増幅度が設定され、前記比較器が、前記電圧生成部から生成された電圧が前記第2のリファレンス電圧よりも小さいことを示す場合、前記所定温度とは異なる別の所定温度における前記電流制御発振回路の出力周波数を前記所定の周波数になるように、前記増幅度が設定されることを特徴とします。
以上説明したように、本発明によれば、電圧−電流コンバータ1に内蔵の抵抗と同じ温度特性を持つ電圧を生成し、この電圧の温度特性を微調整した後の電圧をICOのコンパレータの閾値電圧とすることで、内蔵の抵抗による電流の温度特性と閾値電圧の温度特性に相関を持たせることが可能で、この2つの逆特性により、発振器の温度特性を相殺することが可能である。
本発明のVCOによれば簡単な調整によって、発振周波数の温度特性を調整することが可能で、実際に、従来のCR発信器の温度特性を大幅に上回る温度特性を実現できることが実証できた。
VCOの構成例を示す図である。 図1に示すICOの回路例を示す図である。 図1に示す電圧発生回路の例を示す図である。 本発明による、図1に示す電圧発生回路の図であり、図3の回路例に対して、調整用の追加回路を備えた電圧発生回路を示す図である。 図4における、調整パスを説明する図である。 2点補正による発振周波数の温度特性を示す図である。 3点補正のための信号を生成するコンパレータを示す図である。 コンパレータ出力の温度特性のグラフである。 3点補正による発振周波数の温度特性のグラフである。 発振周波数の温度特性の実測データを示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。本発明は、上述したように、図1に示された電圧制御発振器4の電圧発生回路2に特徴を有する。したがって、ICO3を駆動する電流IOSCは、図1に示す回路のV−Iコンバータ1によって生成され、リファレンス電圧VOSCとともに、図2で示されるICO3に供給される。
図3は、このリファレンス電圧VOSCを生成する、本発明による電圧発生回路2の基本的な回路例を示す。生成されるリファレンス電圧VOSCは、図1に示すVCO4の温度補正に用いられる。
図3において、図の左部の電流源19及び可変抵抗素子20からなる定電流回路からの電圧IREF×RTR=VTMPを、反転増幅器21でリファレンス電圧VREFを基準にして反転増幅し、増幅された電圧を生成する。ここで、IREFは電流源19の電流であり、RTRは可変抵抗素子20の抵抗値であり、この抵抗値は、後述する調整において決定される。
図の出力部(アテネータ)23は、反転増幅器21からの電圧V´OSCを保持するバッファとして動作し、最終的には可変抵抗素子からなる分圧器15で分圧された電圧が、図1に示すリファレンス電圧VOSCとして使用されることになる。この出力部23は、電圧のアテネータとして動作し、このアテネータのレベルは、後述する調整において決定される。
図3に示す電圧発生回路2を図1のVCO4に使用した場合の、VCO4の発振周波数の温度特性について考察するために、この図1の抵抗104の抵抗値R、図3におけるリファレンス電流IREF、リファレンス電圧VREF、オペアンプ18のオフセット値ΔOFFの各値を以下のように定義する。なお、(T)は、上述したように温度の関数であることを示している。なお、簡単のため基準温度をT=0としても原理的には問題ないので、以下T=0を基準温度として話を進める。
Figure 2010074811
上述の式(2)〜(5)において、R0は、図1に示す抵抗104の基準温度における値、IREF0は図3に示すリファレンス電流IREFの基準温度における値、VREF0は図3に示すリファレンス電圧のVREFの基準温度における値、ΔOFF0は基準温度における図3に示すオペアンプ18のオフセット値、であり、α1、α2は、図1の抵抗104の温度特性の1次係数および2次係数、γ1、γ2は、図3のリファレンス電流IREFの温度特性の1次係数および2次係数、χ1、χ2は、図3に示すリファレンス電圧VREFの温度特性の1次係数および2次係数、δ1、δ2は、オペアンプ18のオフセットの温度特性の1次係数および2次係数、である。
上述の式(2)〜(5)より、電流IOSC(T)と電圧V´OSC(T)は次のような温度特性を持つことになる。
Figure 2010074811
ここで、GXは、図3に示す、反転増幅器21のゲインであり、上述の式(7)におけるVTMP(T)は、反転増幅器21の入力電圧であり、次式で表される。
Figure 2010074811
式(8)で、RTRは、図3のトリミング用の抵抗20の抵抗値であり、RTR0は、基準温度における抵抗20の抵抗値であり、α1、α2は、抵抗20の温度特性の1次係数および2次係数である。この式(8)を式(7)に代入して、
Figure 2010074811
となる。この電圧V´OSCを用いて、VCO4の発振周波数の温度特性の調整を行なうことができる。
図4は、回路定数を設定するために、反転増幅器の入力部が変更された図3の反転増幅器21を示す図である。図3の基本的な回路の反転増幅器21の回路に対して、調整用の回路が追加されており、図3との違いは、従来の信号パス(パス1)に対して抵抗値R0の抵抗27を含むパス2が加わっていることであり、二つのパスを切り替えるスイッチ28、29が追加されている。
図5は、図3に図4を組み込んだ図であり、図1における電圧発生回路2を示している。
図1に示す回路の温度補正は、図4に示す反転増幅器21の構成を使用して、次の表に示されるような手順をとって調整を行なうことになる。
Figure 2010074811
以下、この表のNo.1からNo.4の調整手順に関して、この表と図4、図5を用いて、順を追って詳細に説明する。
No.1の調整は、図4におけるパス1を選択した状態で行なう。すなわち、周波数の基準値を決定するときには、基準温度T=0にて、スイッチ29がオン(SW0=ON)かつスイッチ28がオフ(SW1=OFF)の状態での電圧V´OSC(0)を用いて、さらにその電圧V´OSC(0)をアテネートなどにより定数倍して、発振周波数FOUT(0)を、所定の周波数(所望するVCOの発振周波数の基準値)に合わせ込むという調整を行なう。すなわち、アッテネータ41の可変抵抗40を調整する。
ここで、パス1が選択された状態で、抵抗27、25の抵抗値R0、R1を、
Figure 2010074811
としておけば、ゲインGx=−R1/R0となり、式(9)において|Gx|<<0となるので、
Figure 2010074811
となっている。
式(11)のV´OSC(0)の値をさらに、アテネータ41により定数倍した値をVOSC(0)とすれば、
Figure 2010074811
となり、式(1)を見れば分かるように、基準周波数を任意の値に設定可能である。
この手順では、式(12)の比率kをアテネータ41の可変抵抗40により設定することになる。また、No.1以後の調整では、アテネートする比率kは、アッテネータ41の設定された状態が維持されることになるので、固定されることになる。
No.2の調整では、図4におけるパス2を選択した状態で実行する。すなわち、周波数補正用電圧の調整時には、基準温度T=0にて、スイッチ29がオフ(SW0=OFF)かつスイッチ28がオン(SW1=ON)の状態で、可変抵抗31の抵抗値RTR(すなわち、RTR0)を変化させて、周波数をFOUT(0)に合わせ込む。
このとき、パス2が選択された状態で、抵抗26、25の抵抗値RV、R1を、
Figure 2010074811
としておけば、式(9)において|Gx|>>0となるので、もし、ゲインGxの係数が0でないと、式(9)において第3項の部分が大きく増幅されて、
Figure 2010074811
から大きくずれた値となる。しかしながら、パス2が選択された状態で式(14)が成り立つように可変抵抗31で抵抗値RTR0の調整を行なえば、式(7)におけるゲインGxの係数をほぼ0にすることになる。具体的には、RTR0の値を、
Figure 2010074811
になるように調整することで、式(9)でゲインのGxにかかる係数が0になり、発振周波数をFOUT(0)に合わせ込める。
上述したことを逆に言えば、上述したNo.2の調整を行なうことにより、抵抗値RTR0の値を式(15)となるように調整したことになる。
以上の調整によって、リファレンス電圧VOSC(0)は、ゲインGxに殆ど依存しない状態になるため、No.4の周波数温度特性補正によってゲインGxが変化しても、殆ど基準周波数がずれることなく高精度な周波数調整が実現可能な状態になる。また、No.2以後の調整では、抵抗値RTR0の値は、可変抵抗31の設定された状態が維持されることになるので、固定されることになる。
次のNo.3の調整では、温度Tを、基準温度0からT1にする。
No.4の調整では、温度T1において、式(9)におけるゲインGxを変化させて、発振周波数の温度特性を打ち消すようなリファレンス電圧VOSC(T1)にすることで、発振周波数をFOUT(0)に合わせ込む。
以下、この調整を詳細に説明する。
説明するにあたり、電圧V´OSC0は基準温度におけるV´OSC(T)の値、すなわち、
Figure 2010074811
として話を進める。式(10)が成り立つような調整を行ったという条件の下で、式(9)を詳しく見ていくと次のようになる。
Figure 2010074811
ただし、
Figure 2010074811
である。
また、式(1)における発振周波数は次のように書き直すことができる。
Figure 2010074811
ここで、式(20)より、周波数温度特性の1次成分をなくすためにはα1+β1=0となり、これを式(18)に代入すると、
Figure 2010074811
が得られる。
温度特性のうち、温度の1次成分のみを考えた場合には、式(21)のようなゲインGx1に設定することで、発振周波数の温度特性を調整可能である。具体的には、Gx=R1/RVであるので、
Figure 2010074811
となるように、可変抵抗36の抵抗値RVを調整することで、発振周波数の温度特性の調整が実現できる。
上述した調整方法により、温度T=0からT1までの温度領域において、良好な温度特性が得られたが、さらに、例えば温度T1よりも低い温度T2までの広い温度領域でも、良好な温度特性となるような調整方法を説明する。
式(1)における発振周波数はさらに次のように書き直すことができる。
Figure 2010074811
温度T=T1においてFOUT(T1)=FOUT(0)となるように調整を行っているので、式(23)より、
Figure 2010074811
が得られる。すなわち、式(24)を満たすようにゲインGxの値を変えていることになる。ここで、温度T=T1においけるゲインGxの値をGx1とする。
今、温度特性の一次成分が既知であると仮定する。すなわち、α1,γ1,χ1,δ1が既知の値とする。
調整によってゲインGx1が決定するので、式(18)よりβ1が求まる。式(24)より、
Figure 2010074811
であるから、α2+β2が求まる。
式(25)を式(23)に代入すると、発振周波数FOUT(T)は次のようになる。
Figure 2010074811
ここで、温度T=T2(≠0)での周波数ずれをなくすためには、FOUT(0)=FOUT(T2)であればよい。すなわち、
Figure 2010074811
であればよい。
式(27)より、温度T=T2において、周波数ずれをなくすようなゲインGxを計算により求めることができる。温度T=T2において、ゲインGxを計算した値にすれば、発振周波数FOUT(T2)=FOUT(0)となるので、さらに、温度T2までの広い温度領域でも、良好な温度特性を実現することができる。この方法によれば、調整点を増加することもなく、低温度における調整点の取得が困難な場合に有用である。
一方、一次の温度特性成分が未知である場合、すなわち、α1,γ1,χ1,δ1が未知の値の場合を考える。
温度T=T1での調整後、例えば温度T1よりも大きい温度T=T3で発振周波数を測定した場合を考える。
式(24)より、α2+β2をα1、β1(Gx1)を用いて式(28)のように表わすことができる。ただし、温度特性の一次成分が未知なので、この時点でα2+β2は求まらない。
Figure 2010074811
式(28)を式(26)に代入して、温度T=T3で周波数測定した条件を式で表わすと
Figure 2010074811
となる。式(29)より、β1(Gx1)の値を求めることができる。
すなわち、式(26)において、β1(Gx1)が求まった状態になるので、あとは前述した温度特性の一次成分が既知である場合と同様にして、温度T=T2における周波数ずれをなくすようなゲインGxを計算により求めることができる。温度T=T2において、ゲインGxを計算した値にすれば、発振周波数FOUT(T2)=FOUT(0)となるので、一次の温度特性成分が未知である場合であっても、別の温度T=T3で測定した結果を用いれば、さらに、温度T2までの広い温度領域でも、良好な温度特性を実現することができる。この方法によれば、低温度における調整点の取得が困難な場合に有用である。
さらに、発振周波数の2次成分までを考える上では、式(21)を満たした上で、式(20)の2次成分について考えればよい。その条件は、α1β1+α2+β2=0であり、また、α1+β1=0であるので、
Figure 2010074811
となる。すなわち、
Figure 2010074811
が成り立つようにすれば、発振周波数の温度特性は2次成分まで抑制可能であると言える。
リファレンス電圧VREFやリファレンス電流IREFとして温度特性の小さいものを用いれば、一般にアンプのオフセットはリファレンスよりも小さいので、
Figure 2010074811
が成り立ち、式(25)の条件の下に式(21)を考えると、
Figure 2010074811
となる。
今、抵抗の2次温度特性係数α2が大きい場合を考えると、式(23)は
Figure 2010074811
よって、式(24)が成り立つので、抵抗の2次温度特性係数α2が大きい場合でも、その影響を緩和可能であることが分かる。
また、式(26)より分かるように、抵抗の温度特性1次係数α1がばらついた場合でも、Gx1は分母分子の値がトラッキングする。すなわち、無調整時の発振周波数の温度特性において、プロセスばらつきの影響を抑制できる。
以上に説明したように調整することにより、本発明のVCOの発振周波数は、図6に示したような温度特性を持ち、調整を行った温度T=0からT1までの温度領域では、非常に良好な温度特性を実現することができる。
さらに、以下で述べる簡単な手順によって、温度T=T2からT1の間でも、図9に実線で示すように良好な温度特性を実現することができる。図9は、図6に示す0からT1までの温度特性を、温度T=0で反転させて、温度T=0からT2までの温度特性とすることを説明する図である。
上述した調整を実行している場合、式(11)が成り立つような調整を行っているので、電圧VTMPが正の温度傾斜を持つ場合、電圧VTMPとリファレンス電圧VREFを比較する、図7に示すコンパレータ回路42の出力電圧VDETは、基準温度0の前後で図8に示すように反転する。
図7に示すコンパレータ回路42を追加し、この出力電圧VDETを用いて、VDET=HIの場合には、前述のゲインGX(以下、GXHと標記する)用いるようにする。ここで、ゲインGXは、図5の反転増幅器42のゲインであり、GX=R1/RVである。VDET=Loの場合には別のGX(以下、GXLと標記する)を反映させるようにすれば、発振周波数は図9で実線で示すような温度特性になる。
この回路構成としては、図7に示すコンパレータ回路42を追加すると共に、図4乃至図5に示す可変抵抗26(または36)の値を出力電圧VDETによって切り替えるように構成することで実現することができる。追加された別の可変抵抗の値、すなわち、GXLについては、上述した同じ方法で、温度T2における値とすればよい。
この温度3点における補正方法によって、2点における補正方法から、さらに発振周波数の温度特性を小さくできる。その実際の測定値を示したのが図10である。2点補正のものについては25℃、60℃で調整し、3点補正のものについては−10℃、25℃、60℃で調整を行った。この結果、図10にあるように、3点補正の効果についても確認することができた。
以上説明したように、本発明のVCO回路は、内蔵抵抗に伴う温度特性やチップ内全ての温度特性を含めて、発振周波数の温度特性を、2点ないし、3点の温度においてゼロになるように、簡単な調整で高精度に合わせ込むことが可能である。また、無調整時においても抵抗の温度特性係数がトラッキングして、プロセス変動による温度特性のばらつきを少ない状態にすることができる。さらに、抵抗値の2次温度特性が大きい場合でも、その影響を緩和することができる。
なお、図5に示した回路構成を使用して説明した方法で、たとえば、所定周波数に対して定数を決定した場合、その定数を、図3の構成のVCOに適用することで、温度特性の良好な特定の周波数用のVCOを構成することができる。
1 V−Iコンバータ
2 電圧発生回路
3、14 電流制御型発信器(ICO)
4 VCO
5、6 PMOS
7、9 容量
8、10 NMOS
11、12 コンパレータ
13 SRラッチ
15、16、20、26、31、36、40 可変抵抗素子
17、25、27、34、35 固定抵抗素子
18、22、24、32、33、39 オペアンプ
23、41 アテネータ
19、30 電流源
21 反転増幅器
28、29、37、38 スイッチ
42 コンパレータ

Claims (13)

  1. 入力電圧を電流に変換する電圧−電流変換回路と、
    第1のリファレンス電圧を発生する第1のリファレンス電圧発生回路と、
    前記電圧−電流変換回路で変換された電流で駆動され、前記第1のリファレンス電圧に基づき所望周波数の出力信号を生成する電流制御発振回路と
    を備えた電圧制御発振器であって、
    前記第1のリファレンス電圧発生回路は、前記電圧−電流変換回路で変換された電流の温度特性と相関する温度特性を有する抵抗素子と電流源とから生成された電圧から、当該電圧の温度変化特性と逆の温度変化特性を有する前記第1のリファレンス電圧を発生し、
    前記電圧制御発振器の出力信号の周波数と前記入力信号の関係は温度補償されている
    ことを特徴とする電圧制御発振器。
  2. 前記電圧−電流変換回路は、前記入力電圧を電流に変換するための内蔵抵抗素子
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の電圧制御発振器。
  3. 前記第1のリファレンス電圧発生回路は、
    電流源回路、及び前記電流源回路の電流を電圧に変換して出力する可変抵抗素子、を有する電圧生成部と、
    前記前記電圧生成部から生成された電圧を所定の増幅率になるよう調節する調節部と、
    を備え、
    前記調節部によって調整された出力電圧を前記第1のリファレンス電圧として出力することを特徴とする請求項2に記載の電圧制御発振器。
  4. 前記調節部は、
    オペアンプ、前記オペアンプの出力端子と反転入力端子との間に接続された帰還抵抗素子、可変入力抵抗素子、入力抵抗素子、前記電圧生成部から生成された電圧を前記可変入力抵抗素子を介して前記オペアンプの反転入力端子に入力するか、あるいは、第2のリファレンス電圧を前記入力抵抗素子を介して前記非反転入力端子に入力する選択部、を有する増幅部と、
    前記増幅部からの出力電圧をアッテネートし、アッテネートされた電圧を前記第1のリファレンス電圧として出力するアッテネータと、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の電圧制御発振器。
  5. 前記選択部は、
    前記電圧生成部の出力と前記反転入力端子との間で前記可変入力抵抗素子に直列に接続された第1のスイッチと、
    前記第2のリファレンス電圧と前記反転入力端子との間で前記入力抵抗素子に直列に接続された第2のスイッチと、
    前記第1及び第2のスイッチの開閉を制御する制御回路と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の電圧制御発振器。
  6. 前記入力抵抗素子の抵抗値は、前記帰還抵抗素子の抵抗値よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の電圧制御発振器。
  7. 前記可変入力抵抗素子がとりうる抵抗値は、前記帰還抵抗素子の抵抗値よりも小さいことを特徴とする請求項5に記載の電圧制御発振器。
  8. 基準温度において、前記選択部が前記第2のリファレンス電圧を前記入力抵抗素子を介して前記反転入力端子に入力されるように選択するとき、前記入力電圧が所定の電圧を示す場合における前記電流制御発振回路の出力周波数が所望の周波数となるように、前記アッテネータが調整されることを特徴とする請求項4に記載の電圧制御発振器。
  9. 前記基準温度において、前記選択部が前記電圧生成部から生成された電圧を前記可変入力抵抗素子を介して前記非反転入力端子に入力されるように選択するとき、前記電流制御発振回路の出力周波数が前記所望の周波数になるように、前記電圧生成部の前記可変抵抗素子の抵抗値が調整されることを特徴とする請求項8に記載の電圧制御発振器。
  10. 前記選択部の選択状態を変えずに、所定温度における前記電流制御発振回路の出力周波数を前記所定の周波数になるように、前記可変入力抵抗素子の抵抗値が調整されることを特徴とする請求項8に記載の電圧制御発振器。
  11. 前記電圧生成部から生成された電圧と前記第2のリファレンス電圧とを比較する比較器をさらに備え、
    前記比較器が、前記電圧生成部から生成された電圧が前記第2のリファレンス電圧よりも大きいことを示す場合、前記選択部の選択状態を変えずに、所定温度における前記電流制御発振回路の出力周波数を前記所定の周波数になるように、前記可変入力抵抗素子の抵抗値が調整され、
    前記比較器が、前記電圧生成部から生成された電圧が前記第2のリファレンス電圧よりも小さいことを示す場合、前記選択部の選択状態を変えずに、前記所定温度とは異なる別の所定温度における前記電流制御発振回路の出力周波数を前記所定の周波数になるように、前記可変入力抵抗素子の抵抗値が調整される
    ことを特徴とする請求項8に記載の電圧制御発振器。
  12. 入力電圧を電流に変換する電圧−電流変換回路と、当該前記電圧−電流変換回路で変換された電流の温度特性と相関する抵抗素子と電流源とから生成された電圧から、当該電圧の温度変化特性と逆の温度変化特性を有する第1のリファレンス電圧を発生する第1のリファレンス電圧発生回路と、前記電圧−電流変換回路で変換された電流で駆動され、前記第1のリファレンス電圧により制御されることにより所望周波数の出力信号を生成する電流制御発振回路と、を備えた電圧制御発振器の前記出力信号の温度特性の調整方法であって、
    基準温度において、前記入力電圧が所定の電圧を示す場合における前記出力信号の周波数を所望の基準周波数になるように、前記第1のリファレンス電圧を調整する第1のステップと、
    基準温度において、前記出力信号の周波数を前記所望の基準周波数と同じになるように、前記電流源から生成された電圧を調整することにより前記第1のリファレンス電圧を調整する第2のステップと、
    所望の温度において、前記出力信号の周波数を前記所望の基準周波数と同じになるように、前記電流源から生成された電圧を前記第1のリファレンス電圧に増幅する増幅度を調整する第3のステップと
    を備えることを特徴とする調整方法。
  13. 前記電流源から生成された電圧と第2のリファレンス電圧とを比較する比較器が、前記電圧生成部から生成された電圧が前記第2のリファレンス電圧よりも大きいことを示す場合、所定温度における前記電流制御発振回路の出力周波数を前記所定の周波数になるように、前記増幅度が設定され、
    前記比較器が、前記電圧生成部から生成された電圧が前記第2のリファレンス電圧よりも小さいことを示す場合、前記所定温度とは異なる別の所定温度における前記電流制御発振回路の出力周波数を前記所定の周波数になるように、前記増幅度が設定される
    ことを特徴とする請求項12に記載の調整方法。
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