JP2010074517A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】セルフタイマー機能を使用して人物を撮影する場合、複数個の静止画像の撮影を行い、シャッターチャンスを捉えた画像と自然な雰囲気の画像を撮影できる撮像装置を提供する。
【解決手段】複数個の静止画像の各々の撮影開始タイミングに撮影開始音声信号の再生の有無を選択可能とする。そのことにより、撮影開始音声信号による音声にて撮影開始を報知するシャッターチャンスを捉えた画像を取得し、逆に撮影開始音声信号による音声での撮影開始の報知を行なわないことで、被写体である人物がカメラによる撮影を意識しない自然な雰囲気の画像を撮影できる。また、再生時のマルチ画像表示において、音声信号の再生有無で異なる装飾情報を付加することにより、シャッターチャンスを捉えた画像と自然な雰囲気の画像を区別することができる。
【選択図】図2
【解決手段】複数個の静止画像の各々の撮影開始タイミングに撮影開始音声信号の再生の有無を選択可能とする。そのことにより、撮影開始音声信号による音声にて撮影開始を報知するシャッターチャンスを捉えた画像を取得し、逆に撮影開始音声信号による音声での撮影開始の報知を行なわないことで、被写体である人物がカメラによる撮影を意識しない自然な雰囲気の画像を撮影できる。また、再生時のマルチ画像表示において、音声信号の再生有無で異なる装飾情報を付加することにより、シャッターチャンスを捉えた画像と自然な雰囲気の画像を区別することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、撮像装置に関し、特に例えばセルフタイマー機能を備えるディジタルカメラ等の電子カメラに関する。
従来、電子カメラにおいて、セルフタイマー機能を使用して人物を撮影した場合、被写体たる人物がいつ撮影されるか分からず、目を閉じる等の好ましくない画像が撮影される可能性があった。
そこで、セルフタイマー機能を使用して人物を撮影した場合、撮影前に音声により被写体たる人物に注意を促し、同時に複数枚の連写をするカメラの一例が特許文献1に開示されている。
また、複数回行われる静止画撮影の各々の撮影開始タイミングに音声信号が再生されるカメラの一例が特許文献2に開示されている。
特開2002−330327号公報
特開2006−184589号公報
しかしながら、特許文献1においては、セルフタイマー機能を使用して人物を撮影する場合、音声が再生された後、同時に複数枚の連写をするものの、2枚目以降の各々の撮影開始タイミングに音声が再生される内容について、特許文献1にはなんら開示されていない。
また、特許文献2においては、複数回行われる静止画撮影の各々の撮影開始タイミングに音声信号が再生されるものの、複数回行われる各々の撮影開始タイミングに音声信号を再生させるか否かの設定について、特許文献2にはなんら開示されていない。
本発明は上記の問題を解決するもので、セルフタイマー機能を使用して人物を撮影する場合、複数個の撮影を行い、複数個の静止画像の各々の撮影開始タイミングに撮影開始音声信号の再生の有無を選択する手段を提供するものである。
第一の発明の設定手段は、静止画像を撮影して画像信号を生成する撮像手段と、セルフタイマー撮影を指示する指示手段と、該指示手段による指示から所定時間後に前記撮像手段が静止画像を所定間隔で複数個撮影するように前記撮像手段の駆動を制御する制御手段と、
前記撮像手段により静止画像の撮影開始を報知する撮影開始音声信号を記憶する音声信号記憶手段と、前記撮影開始音声信号を再生する音声信号再生手段と、前記撮像手段により所定間隔で撮影される複数個の静止画像の各々の撮影開始タイミングに前記撮影開始音声信号の再生の有無を選択設定する設定手段を備えることを特徴とする。
前記撮像手段により静止画像の撮影開始を報知する撮影開始音声信号を記憶する音声信号記憶手段と、前記撮影開始音声信号を再生する音声信号再生手段と、前記撮像手段により所定間隔で撮影される複数個の静止画像の各々の撮影開始タイミングに前記撮影開始音声信号の再生の有無を選択設定する設定手段を備えることを特徴とする。
第二の発明の記録手段は、前記撮像手段により撮影した静止画像に対応する画像信号を該静止画像の撮影時に前記撮影開始音声信号の再生があったか否かを識別する識別情報と共に記録媒体に記録する記録手段を備えることを特徴とする。
第三の発明の設定手段は、前記所定時間を設定する撮影開始時間設定手段と、前記所定間隔の時間を設定する撮影間隔時間設定手段を備えることを特徴とする。
第四の発明の設定手段は、前記撮像手段により撮影される複数個の静止画像の個数を設定する撮影個数設定手段を備えることを特徴とする。
第五の発明の入力手段は、前記音声信号記憶手段に記憶される撮影開始音声信号を取り込む音声信号入力手段を備えることを特徴とする。
第六の発明の付加手段は、前記記録媒体から画像信号及び前記識別情報を再生する再生手段と、該再生手段により再生された画像信号に対応する静止画像を縮小して得られる縮小静止画像を複数個表示するマルチ画像表示手段と、該マルチ画像表示手段による複数個の縮小静止画像の表示に際して、前記識別情報により撮影時に前記撮影開始音声信号の再生があったと識別された静止画像の縮小静止画像と、前記識別情報により撮影時に前記撮影開始音声信号の再生がなかったと識別された静止画像の縮小静止画像の一方に第1の形態の装飾情報を付加する付加手段を備えることを特徴とする。
第七の発明の付加手段は、前記記録媒体から画像信号及び前記識別情報を再生する再生手段と、該再生手段により再生された画像信号に対応する静止画像を縮小して得られる縮小静止画像を複数個表示するマルチ画像表示手段と、該マルチ画像表示手段による複数個の縮小静止画像の表示に際して、前記識別情報により撮影時に前記撮影開始音声信号の再生があったと識別された静止画像の縮小静止画像と、前記識別情報により撮影時に前記撮影開始音声信号の再生がなかったと識別された静止画像の縮小静止画像の一方に第1の形態の装飾情報を付加し、更に他方に前記第1の形態とは異なる第2の形態の装飾情報を付加する付加手段を備えることを特徴とする。
以上述べた本発明によれば、セルフタイマー機能を使用して複数回の撮影を行う場合、複数個の静止画像の各々の撮影開始タイミングに撮影開始音声信号の再生の有無を選択設定することができ、シャッターチャンスを捉えた画像と自然な雰囲気の画像を選択的に撮影できる。
本願発明の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
本実施例においては、撮像装置の1つの例として、電子カメラ10の形態を説明する。
電子カメラ10の外観図を図1に示す。図1の電子カメラ10は、少なくとも図示しない撮像部、操作部2、表示部4、マイク部6、およびスピーカ部8を備える。撮像部では撮像動作が行われる。操作部2を構成する2a〜2hを詳しく説明すると、2aは撮像動作を指示するシャッタボタン、2bは画像を拡大させるTELEボタン、2cは画像を縮小させるWIDEボタンである。
2dは再生モードボタンであり、押下されると電子カメラは再生モードに移行する。同様に、2fは静止画撮像モードボタン、2eは動画撮像モードボタンであり、押下されると電子カメラはそれぞれのモードに移行する。2gは4方向に操作されることにより表示部4内に表示される項目等を選択指示するカーソルキーであり、4方向の中心部が押下されることにより、項目等を決定することができる。そして、2hは表示部4に、選択可能な項目等を表示させるメニューボタンである。
さらに図1で示した電子カメラ10内部のブロック図である図2を用いて電子カメラ10を更に詳細に説明する。電子カメラ10は、操作部2、表示部4、マイク部6、スピーカ部8、撮像レンズ22、絞り機構24、CCDイメージャ26、撮像処理部28、SDRAM30、ビデオエンコーダ32、メニュー切替スイッチ34、CPU36、圧縮・伸張処理部40、スピーカアンプ42、カード制御部44、音声処理部48、画像用D/A変換回路50、データ処理部52、キャラクタ生成部54、フラッシュメモリ56および音声用D/A変換回路58を備えて構成されている。
撮像レンズ22は、被写体の光学像を撮像デバイスであるCCDイメージャ26の撮像面上に結像させる。また、撮像レンズ22はCCDイメージャ26の出力信号に基づいて光軸方向の移動が調節される。絞り機構24は、制御されることにより撮像レンズ22よりCCDイメージャ26に入る光を調節する。これらの撮像レンズ22および絞り機構24の調節は図示しないモータ駆動部で行われる。
CCDイメージャ26から出力されたアナログ撮像信号は、撮像処理部28によって色分離、白バランス調整、YUV変換等の所定の処理が行われ、輝度信号であるY信号および色差信号であるU、V信号に変換される。
CPU36は、操作部2、撮像処理部28、SDRAM30、メニュー切替スイッチ34、圧縮・伸張処理部40、スピーカアンプ42、カード制御部44、音声処理部48、画像用D/A変換回路50、データ処理部52、キャラクタ生成部54、フラッシュメモリ56および音声用D/A変換回路58に接続される。CPU36は、フラッシュメモリ56に格納されているプログラムに従って、撮像処理部28、SDRAM30、圧縮・伸張処理部40、スピーカアンプ42、カード制御部44、音声処理部48、画像用D/A変換回路50、データ処理部52、キャラクタ生成部54および音声用D/A変換回路58の制御を行う。
次に、操作部2が操作されることによる電子カメラ10の動作の説明をする。
上述したように、操作部2は、各種ボタンまたはキー2a〜2hで構成される。CPU36は静止画撮像モードボタン2fが押下されることによって静止画撮像モード状態にあるとき、シャッタボタン2aが押下されることによって静止画撮像操作がなされる。そして、1フレーム分の被写体の光学像が撮像レンズ22、絞り機構24、CCDイメージャ26、撮像処理部28によって所定の処理がなされ、撮像処理部28によって得られたY、U、V信号であるディジタル画像データがSDRAM30に一旦格納される。
その後、一旦格納された1フレーム分のディジタル画像データは、圧縮・信号処理部40、ここではJPEGコーデックによって、JPEG形式で圧縮される。圧縮された圧縮ディジタル画像データは再びSDRAM30に格納される。
また、データ処理部52にて、一旦格納された1フレーム分のディジタル画像データから縮小処理によりサムネイルデータが生成され、SDRAM30に格納され、圧縮・伸張処理部40にて、JPEGコーデックによってJPEG圧縮される。圧縮された圧縮サムネイルデータは、再びSDRAM30に格納される。
そして、圧縮ディジタル画像データおよび圧縮サムネイルデータは、CPU36が1つの静止画像ファイルとしてカード制御部44を制御することによって外部メモリカード46に記録される。
再生モードボタン2dが押下されると、外部メモリカード46に記録された最新の静止画像ファイルが再生される。
具体的には、静止画像ファイルが再生される場合、CPU36は、カード制御部44を制御して、外部メモリカード46に記録されている静止画像ファイルの圧縮画像データをSDRAM30に一旦格納させる。SDRAM30に格納された圧縮画像データは、圧縮・伸張処理部40にて、JPEGコーデックにより伸張処理される。伸張処理されたディジタル画像データは、SDRAM30に一旦格納され、画像用D/A変換回路50によりアナログ画像信号に変換される。ビデオエンコーダ32は、画像用D/A変換回路50からのアナログ画像データを基に映像信号に変換し、表示部4において変換された映像信号を表示する。
また、再生モード状態において、キャラクタ生成部54にキャラクタを生成させ、表示部4に表示される画像に重畳して表示させる。キャラクタの例として、サムネイル表示におけるサムネイル表示画像の選択サムネイルを示すための枠マークまたは、図10に示す装飾情報設定メニューのような装飾情報などがある。
そして、表示部4に静止画像ファイルの静止画像が再生されている状態で、カーソルキー2gの4方向のうち、左方向または右方向を押下されることにより、表示部4に再生される静止画像の1フレーム分の画像が次の画像に更新される。
また、静止画像ファイルが再生されている状態で、WIDEボタン2cが押下されると、例えば図3に示すように、外部メモリカード46に記録されている静止画像ファイルの9つのサムネイル301〜309で構成されるマルチ画像が表示される。
9つのサムネイルで構成されるマルチ画像データは図示しないSDRAM30の一部のバッファに格納され、画像用D/A変換回路50によりアナログ画像信号に変換される。ビデオエンコーダ32は、画像用D/A変換回路50からのアナログ画像信号を基に映像信号に変換し表示部4に表示する。
そして、使用者はカーソルキー2gを4方向に押下することによって、9つのサムネイルから所望のサムネイルを選択することができる。選択サムネイルには枠マーク100が配置される。そして、決定操作であるカーソルキー2gの中心部が押下されると、表示部4には、選択されたサムネイルに対応する1フレームのディジタル画像データが表示される。
また、操作部2により音声録音設定が為されたときには、マイク部6から音声を取り込み、音声処理部48によってデジタル音声データに変換され、圧縮・伸張処理部40にて圧縮されて音声ファイルとしてフラッシュメモリ56に記録される。
そして、音声ファイルがスピーカ部8に再生出力される処理を説明する。フラッシュメモリ56に記録された音声ファイルは圧縮・伸張処理部40で伸張処理され、音声用D/A変換回路58によりアナログ音声信号に変換され、スピーカアンプ42にて音声信号にアンプ処理され、スピーカ部8に出力される。
次にCPU36が行う処理を図4乃至図7を用いて詳述する。
まず、図4を参照して、セルフタイマー設定処理を説明する。
メニューボタン2hが押下され、カーソルキー2gの操作と決定操作つまりカーソルキー2gの中央部が押下されることに基づいて、セルフタイマーが設定されると、ステップS17へ進み、図9に示すようなセルフタイマー設定メニューが表示部4に表示される。
ステップS17において、図9に示すようなセルフタイマー設定メニューから、カーソルキー2gの操作と決定操作つまりカーソルキー2gの中央部が押下されることに基づいて、次に示すステップS19、S21、S23、S25を設定する。
ステップS19において、撮影枚数“N”を設定する。
ステップS21において、各々の撮影開始タイミングでの音声信号の再生有無を設定し、再生有の場合は識別情報“F=1”が撮影時に画像と共に記録される。
ステップS23において、セルフタイマー動作の開始から1枚目の撮影が行われるまでの撮影開始時間“Ta”を設定する。
ステップS25において、2枚目以降の撮影の撮影間隔時間“Tb”を設定する。
例えば、図9に示すセルフタイマー設定メニューのように、撮影枚数を3枚、撮影開始タイミングでの音声信号の再生有無を有、無、有の順で設定、撮影開始時間10秒、撮影間隔時間2秒を設定する。
そして、CPU36はステップS27にて、セルフタイマー設定メニューが終了されたか否かを判断する。ステップS27にてNOと判断した場合、ステップS17へ戻る。また、ステップS27にてYESと判断した場合、セルフタイマー設定処理を終了する。
次に、図5を参照して、セルフタイマー撮影処理を説明する。
CPU36はステップS53において、シャッタボタン2aが押下されたか否かを判断する。ステップS53にてNOと判断した場合、ステップS53へ戻る。また、ステップS53にてYESと判断した場合、ステップS55へ進み、撮影枚数をカウントするためのカウンタMをリセットする。そして、ステップS57へ進み、M=0か否かつまり1枚目の撮影か否かを判断する。
ステップS57において、YESと判断した場合、ステップS59へ進み、撮影開始時間“Ta”を待つ。また、ステップS57にてNOと判断した場合、ステップS61へ進み、撮影間隔時間“Tb”を待つ。次に、ステップS63へ進み、音声信号の再生を行うか否かつまり識別情報“F=1”が設定されているか否かを判断する。
ステップS63において、YESと判断した場合、ステップS65へ進み、フラッシュメモリ56に記録された音声ファイルが圧縮・伸張処理部40で伸張処理され、音声用D/A変換回路58によりアナログ音声信号に変換され、スピーカアンプ42にて音声信号にアンプ処理される。そして、スピーカ部8から例えば「はいチーズ」などの音声信号を報知する。また、報知させる音声信号としては、マイク部6から音声を取り込みフラッシュメモリ56に記録された音声ファイル、または予めフラッシュメモリ56に記録されている音声ファイルなどである。
次に、ステップS67へ進み、CCDイメージャ26から画像信号の取り込みを行う。そして、ステップS69へ進み、撮像処理部28にて信号処理を行い、ステップS71にて画像データと共に“F=1”をSDRAM30に記憶する。
CPU36はステップS63において、NOと判断した場合、ステップS73へ進み、音声信号を報知せずに、CCDイメージャ26から画像信号の取り込みを行う。そして、ステップS75へ進み、撮像処理部28にて信号処理を行い、ステップS77にて画像データをSDRAM30に記憶する。
そして、CPU36はステップS79へ進み、撮影枚数をカウントするためのカウンタMをインクリメントする。次に、ステップS81へ進み、M=Nか否かつまり設定した撮影枚数Nに達したか否かを判断する。
ステップS81において、NOと判断した場合、ステップS57へ戻る。また、ステップS81にてYESと判断した場合、ステップS83へ進み、圧縮・伸張処理部40にてSDRAM30に記憶済みの画像データの圧縮を行い、外部メモリカード46に記録される。そして、セルフタイマー撮影処理を終了する。
次に、図6を参照して、装飾情報設定処理を説明する。
メニューボタン2hが押下され、カーソルキー2gの操作と決定操作つまりカーソルキー2gの中央部が押下されることに基づいて、装飾情報設定が選択されると、CPU36はステップS103へ進み、図10に示すような星マークや波線マークなどの装飾情報設定メニューが表示部4に表示される。次にステップS105へ進む。
ステップS105において、F=1の場合、例えば図10に示すように星マークの装飾情報1を選択設定する。そして、ステップS107にてF=1でない場合、例えば図10に示すように波線マークの装飾情報2を選択設定する。
CPU36はステップS109にて、装飾情報設定メニューが終了されたか否かを判断する。ステップS109にてNOと判断した場合、ステップS103へ戻る。また、ステップS109にてYESと判断した場合、装飾情報設定処理を終了する。
次に、図7を参照して、マルチ画像表示処理を説明する。
再生モードボタン2dが押下されると、CPU36はステップS203へ進み、表示部4に外部メモリカード46に記録された最新の静止画像ファイルの再生画像を表示させる。次にステップS205へ進み、マルチ画像表示が選択されたか否かつまりWIDEボタン2cが押下されたか否かを判断する。
ステップS205において、NOと判断した場合、ステップS203へ戻る。また、ステップS205にてYESと判断した場合、ステップS209へ進み、表示枚数をカウントするためのカウンタHをリセットする。そして、ステップS211へ進み、画像に識別情報“F=1”が付随しているか否か、つまり撮影開始タイミングで音声信号の再生があったか否かを判断する。
ステップS211において、YESと判断した場合、ステップS213へ進み、サムネイル画像の周辺に例えば星マークの装飾情報1を挿入する。また、ステップS211にてNOと判断した場合、ステップS215へ進み、サムネイル画像の周辺に例えば波線マークの装飾情報2を挿入する。
そして、CPU36はステップS217へ進み、表示枚数をカウントするためのカウンタHをインクリメントする。次に、ステップS219へ進み、H=9か否かつまり表示枚数が9枚になったか否かを判断する。
ステップS219において、NOと判断した場合、ステップS211へ戻る。また、ステップS219にてYESと判断した場合、ステップS221へ進み、表示部4に図8に示すような9枚の画像がマルチ表示され、マルチ画像表示処理を終了する。
次に、図8を参照して、マルチ画像表示例を説明する。
図8のマルチ画像は9つのサムネイル401〜409で構成されている。そして、サムネイル405と409は、撮影開始タイミングでの音声信号の再生有の画像を示しており、サムネイル画像の周辺に星マーク431が装飾されている。また、サムネイル401〜404及びサムネイル406〜408は、撮影開始タイミングでの音声信号の再生無の画像を示しており、サムネイル画像の周辺に波線マーク421が装飾されている。
以上のように、セルフタイマー機能を使用して人物を撮影する場合、複数個の静止画像の撮影を行い、複数個の静止画像の各々の撮影開始タイミングに撮影開始音声信号の再生の有無を選択可能とする。そのことにより、撮影開始音声信号による音声にて撮影開始を報知するシャッターチャンスを捉えた画像を取得し、逆に撮影開始音声信号による音声での撮影開始の報知を行なわないことで、被写体である人物がカメラによる撮影を意識しない自然な雰囲気の画像を撮影できる。
また、再生時のマルチ画像表示において、音声信号の再生有無で異なる装飾情報を付加することにより、シャッターチャンスを捉えた画像と自然な雰囲気の画像を区別することができる。
なお、上述した実施例は、説明を容易にするために、9つのサムネイルで構成されているマルチ画像を用いて説明したが、9つ以外の個数のサムネイルで構成されているマルチ画像の場合であっても、同様の構成が可能となることは言うまでもない。また、上述した実施例では、撮像素子としてCCDイメージャを用いて説明したが、これに限定されるものではなく、例えばCMOSセンサーなど他の撮像素子でも同様の構成が可能である。また同様に、上述した実施例では、セルフタイマーの設定値として、撮影枚数を3枚、撮影開始タイミングでの音声信号の再生有無を有、無、有の順で設定、撮影開始時間10秒、撮影間隔時間2秒を設定する一実施例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の設定値であっても良い。
また、上述した実施例では、図8に示すように撮影開始タイミングでの音声信号の再生有の画像には星マーク431を装飾し、音声信号の再生無の画像には波線マーク421を装飾する一実施例を説明したが、再生有の画像のみ星マーク431を装飾し、音声信号の再生無の画像には何ら装飾しなくても良い。また同様に、音声信号の再生無の画像には波線マーク421を装飾し、音声信号の再生有の画像には何ら装飾しなくても良い。そして、装飾情報としてサムネイル画像の周辺に星マークなどを装飾する一実施例を説明したが、サムネイル画像の周辺ではなく、サムネイル画像自体に音声信号の再生有無のマークまたは文字などを重畳させても良い。
2 …操作部
4 …表示部
10 …電子カメラ
30 …SDRAM
32 …ビデオエンコーダ
36 …CPU
40 …圧縮・伸張処理部
44 …カード制御部
46 …外部カードメモリ
50 …画像用D/A変換回路
52 …データ処理部
54 …キャラクタ生成部
56 …フラッシュメモリ
58 …音声用D/A変換回路
4 …表示部
10 …電子カメラ
30 …SDRAM
32 …ビデオエンコーダ
36 …CPU
40 …圧縮・伸張処理部
44 …カード制御部
46 …外部カードメモリ
50 …画像用D/A変換回路
52 …データ処理部
54 …キャラクタ生成部
56 …フラッシュメモリ
58 …音声用D/A変換回路
Claims (7)
- 静止画像を撮影して画像信号を生成する撮像手段と、
セルフタイマー撮影を指示する指示手段と、
該指示手段による指示から所定時間後に前記撮像手段が静止画像を所定間隔で複数個撮影するように前記撮像手段の駆動を制御する制御手段と、
前記撮像手段により静止画像の撮影開始を報知する撮影開始音声信号を記憶する音声信号記憶手段と、
前記撮影開始音声信号を再生する音声信号再生手段と、
前記撮像手段により所定間隔で撮影される複数個の静止画像の各々の撮影開始タイミングに前記撮影開始音声信号の再生の有無を選択設定する設定手段を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記撮像手段により撮影した静止画像に対応する画像信号を該静止画像の撮影時に前記撮影開始音声信号の再生があったか否かを識別する識別情報と共に記録媒体に記録する記録手段を備えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記所定時間を設定する撮影開始時間設定手段と、
前記所定間隔の時間を設定する撮影間隔時間設定手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。 - 前記撮像手段により撮影される複数個の静止画像の個数を設定する撮影個数設定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記音声信号記憶手段に記憶される撮影開始音声信号を取り込む音声信号入力手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記記録媒体から画像信号及び前記識別情報を再生する再生手段と、
該再生手段により再生された画像信号に対応する静止画像を縮小して得られる縮小静止画像を複数個表示するマルチ画像表示手段と、
該マルチ画像表示手段による複数個の縮小静止画像の表示に際して、前記識別情報により撮影時に前記撮影開始音声信号の再生があったと識別された静止画像の縮小静止画像と、前記識別情報により撮影時に前記撮影開始音声信号の再生がなかったと識別された静止画像の縮小静止画像の一方に第1の形態の装飾情報を付加する付加手段を備えることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。 - 前記記録媒体から画像信号及び前記識別情報を再生する再生手段と、
該再生手段により再生された画像信号に対応する静止画像を縮小して得られる縮小静止画像を複数個表示するマルチ画像表示手段と、
該マルチ画像表示手段による複数個の縮小静止画像の表示に際して、前記識別情報により撮影時に前記撮影開始音声信号の再生があったと識別された静止画像の縮小静止画像と、前記識別情報により撮影時に前記撮影開始音声信号の再生がなかったと識別された静止画像の縮小静止画像の一方に第1の形態の装飾情報を付加し、更に他方に前記第1の形態とは異なる第2の形態の装飾情報を付加する付加手段を備えることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
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