JP2010073381A - 希ガス蛍光ランプ - Google Patents

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幸治 田川
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Abstract

【課題】 発光効率の優れた希ガス蛍光ランプを提供すること。
【解決手段】 発光管の内面に蛍光体が塗布され、この発光管の外面に一対の電極が管軸方向に形成され、この発光管内に主としてキセノンガスからなる希ガスが封入されており、前記の電極は管軸方向で周期的にその幅を増減させた部分を有し、かつ、一方の電極の管軸方向の両端部位を除いた、幅の広い電極部位が、発光管を挟んで他方の電極の幅の広い電極部位の間の狭い電極部位に対向した位置にある希ガス蛍光ランプとする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、一般照明および液晶用バックライトに使用される希ガス蛍光ランプに関し、特に電極形状に特徴のある希ガス蛍光ランプに関する。
直管状の発光管内に希ガスのみを封入し、発光管の外面に一対の導電性材料からなり発光管の略全長に亘り配設された電極を備えた外部電極型の希ガス蛍光ランプが知られている。この希ガス蛍光ランプは、液晶テレビやパ−ソナルコンピュータなど家庭用製品のバックライトに使用される場合において、発光種として水銀を使用しないため、無公害光源として例えば特許文献1にあるように注目されてきている。
図4に従来の希ガス蛍光ランプ10´の概略図を示す。図4(a)は斜視図を示し、図4(b)は図4(a)のA´―A´断面図を示す。発光管11´は、その両端部が密閉されており、その外面には一方の電極12´と他方の電極13´とよりなる一対の帯状または線状の外部電極が、発光管11´の管壁により構成された誘電体及び放電空間を介して対向配置されている。また、この発光管11´にはキセノンガスを主成分とする希ガスが封入されており、その発光管内面上には蛍光体が塗布されて蛍光体層3´が形成されている。電極の一端部の給電部(不図示)には給電端子21´、22´が接続されており、給電端子にはリード線15´、16´が接続されコネクタ部30´につながっている。なお、図4において、電極を保護するために電極部を被覆する保護ガラス層については便宜上、記載を省略してある。
液晶バックライト用途での希ガス蛍光ランプは、光放出の際に影となってしまう電極の幅を極力減らすことが要求される。また、電極を細くすることで入力を減らし、電流密度を下げて、放電移動による光のちらつきが防止される。しかし、希ガス蛍光ランプは、水銀での紫外線変換効率に比べて、希ガスの場合は紫外線変換効率が低く、また、ガス温度の上昇、電流密度の影響を受けやすい。
特開2006−216391号公報 特開平9−320536号公報
そこで、本発明の目的は、発光効率が優れた希ガス蛍光ランプを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、発光管内面に蛍光体を塗布してあり、該発光管外面に一対の電極を管軸方向に形成してあり、該発光管内に主としてキセノンガスからなる希ガスを封入してなる希ガス蛍光ランプにおいて、該電極は該管軸方向で周期的にその幅を増減させる部分を有し、かつ、一方の電極の該管軸方向の両端部位を除く幅の広い電極部位が、該発光管を挟んで他方の電極の幅の広い電極部位の間の狭い電極部位に対向した位置にあることを特徴とする希ガス蛍光ランプとするものである。
請求項2に記載の発明は、前記電極の幅の増減は、2種類の大きさの幅を周期的に繰り返すものであることを特徴とする請求項1に記載の希ガス蛍光ランプとするものである。
なお、特許文献2には発光管の長手方向に電極の幅を増減させた外部電極蛍光ランプが開示されているが、この技術は放電位置を安定させるという理由で、発光効率を改善する効果はなく、放電を安定させるものである。
請求項1に記載の発明によれば、一方の電極の該管軸方向の両端部位を除く幅の広い電極部位が、該発光管を挟んで他方の電極の幅の広い電極部位の間の幅の狭い電極部位に対向した位置にあることにより、一方の幅広の電極部位と発光管を挟んで、配置周期が半周期ずれて対面している他方の幅広の電極部位との間で放電するようになり、一様の電極幅の希ガス蛍光ランプに比べて放電距離が伸び、放電が拡がって放電空間にかかる電圧が増加するという効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば、希ガス蛍光ランプに電極を形成する際の電極形状が安定するという効果を奏する。
従来の希ガス蛍光ランプにおいては、管径を太くしたり、電極幅を広げて発光効率の増大を図ってきたが、一般照明用や液晶バックライト用では管径や電極幅はできるだけ細くするという要請もあり発光効率の増大に苦慮していたが、本発明によれば、管径を太くすることなく、また、部分的に電極を繰り返し広げるだけで発光効率の増加を実現できる。
図1(a)は、本発明の実施形態としての外部電極型希ガス蛍光ランプの全体図を示す。図1(b)は図1(a)のA−A断面図を示す。図1(c)は上段が一方の電極12を側面から見た図であり、下段が他方の電極13を側面から見た図である。
発光管11内面に蛍光体3を塗布してあり、発光管外面に一対の電極12,13を管軸方向に形成してあり、発光管11内に主としてキセノンガスからなる希ガスを封入している。
電極12,13は銀(Ag)ペーストなどの導電性ペーストを印刷し焼成してなり、管軸方向で周期的にその幅を増減させている。一方の電極12の管軸方向の両端部位12cを除く幅の広い幅広電極部12aが、発光管11を挟んで他方の電極13の両端部位13cを除く幅の広い幅広電極部13aの間の狭い幅狭電極部13bに対向した位置にある。
他方の電極13の管軸方向の両端部位13cを除く幅の広い幅広電極部13aが、発光管11を挟んで一方の電極12の両端部位12cを除く幅の広い幅広電極部12aの間の狭い幅狭電極部12bに対向した位置にある。その典型例としては、電極12,13はその両端部を除き、2種類の大きさの幅を周期的に繰り返すものである。なお、図において、電極を保護するための保護ガラス層については便宜上、記載を省略した。
電極の一端部の給電部19、20には給電端子21、22が接続されており、給電端子21、22にはリード線15、16が接続され不図示の給電装置に接続されるコネクタ部30につながっている。
図1の実施形態において、具体的な材料、数値を挙げれば、発光管11は軟質ガラスであり、特には無鉛ガラスである場合が多く、そのうち、ソーダ石灰ガラスなどでは熱膨張係数は84×10−7/K〜10.4×10−6/Kであることが好ましい。発光管の全長は950〜1500mmであり、その一例を挙げれば1250mmである。管径は8〜12mmであり、その一例を挙げれば9.8mmである。厚みは0.4〜0.5mmであり、その一例を挙げれば0.4mmである。発光管内にはキセノンガス(Xe)が封入され、封入ガス圧は1.4kPa〜2.8kPaの範囲であり、その一例を挙げれば2.2kPaである。
蛍光体層は赤色蛍光体が(Y,Gd)BO3:EuまたはY2O3:Eu、緑色蛍光体がLaPO4:Ce,Tb、青色蛍光体がBaMgAl10O17:Euからなり、その厚みは12μm〜17μmであり、その一例を挙げれば15μmである。
電極材料は導電性銀(Ag)ペーストであり、その塗布時の組成は銀(Ag)にフリットガラスの混合したものであり、スクリーン印刷により発光管上に塗布される。焼成温度は480〜500℃の温度範囲が使用され、本発明においては500℃で焼成した。
電極の形成パターンは図2に一方の電極について示すが、電極幅を0.5mmと1.0mmの2種類として、所定の間隔で管軸方向に交互に0.5mmの電極幅の部位と1.0mmの電極幅の部位が繰り返し位置するように形成した。
電極形成の具体的例を示す。電極の管軸方向の全長が1169mm、電極の両端において幅1.0mmの電極部位を長さ10mm形成し、その両端の電極部位間は19mmづつ距離をあけて5mmの長さを有する1.0mm幅の電極部位、それに続き19mmの長さを有する0.5mm幅の電極部位を形成した。
なお、一般照明用途や液晶バックライト用途では、希ガス蛍光ランプの電極幅は0.5mm〜1.0mmが実用的である。0.5mm未満になるとスクリーン印刷の版の目が詰まり、安定した品質で印刷電極をパターニングができないからである。また、1.0mmを超えるとランプからの放出光が電極で遮られる割合が増えるため、1.0mm幅までに制限するのが好ましい。
次に、本発明の効果を比較実験により確認した。
<本発明の実施例ランプ>
本発明の実施例ランプとしては、図1に示した形態のランプである。
発光管11はソーダ石灰ガラス製であり、全長は1250mmであり、管径は9.8mm、厚みは0.4mmである。発光管11内にはキセノンガス(Xe)が2.2kPaで封入されている。
蛍光体層は赤色蛍光体が(Y,Gd)BO3:Eu、緑色蛍光体がLaPO4:Ce,Tb、青色蛍光体がBaMgAl10O17:Euからなり、その厚みは15μmである。電極材料は導電性銀(Ag)ペーストであり、その塗布時の組成は銀(Ag)にフリットガラスの混合したものであり、スクリーン印刷により発光管上に塗布され、500℃で焼成したものである。電極の形成パターンは図2に示したように、電極幅を0.5mmと1.0mmの2種類として、所定の間隔で管軸方向に交互に0.5mmの電極幅の部位と1.0mmの電極幅の部位が繰り返し位置するように形成した。電極の管軸方向の全長は1169mm、電極の両端において幅1.0mmの電極部位を長さ10mm形成し、その両端の電極部位間は19mmづつ距離をあけて5mmの長さを有する1.0mm幅の電極部位、それに続き19mmの長さを有する0.5mm幅の電極部位を形成した。
<比較例ランプ>
比較例ランプとしては、図4で示した形態のランプである。電極以外はすべて本発明の実施例のランプと同じ仕様で製作した。そして、電極は電極幅0.5mmで一様とした。
図3には本発明の実施例ランプと比較例ランプとで発光効率を測定した結果を示す。
本発明において発光効率は次のようにして求めた。
発光効率=全光束/インバータ入力
=(π×(発光面積)×輝度)/インバータ入力
=π×((π×管内径―(電極幅×2))×発光長)×輝度/インバータ入力
本発明のランプと比較例のランプで同一のインバータを使用して点灯し、トプコン製輝度計SR−3を使用して輝度を求めた。その結果、従来の希ガス蛍光ランプに比べて本発明の希ガス蛍光ランプは約4%発光効率がアップしたことが確認された。
図5は本発明の効果を説明する放電の状態の模式図を示す。放電の状態については蛍光体を塗布しない状態で確認できる。図5(a)は蛍光体を塗布しないで製作した従来ランプである比較例ランプに相当するランプの放電の様子を示す模式図、図5(b)は蛍光体を塗布しないで製作した本発明の実施例ランプに相当するランプの放電の様子を示す模式図である。このように、従来の図5(a)においては、放電空間において飛び飛びに存在していた放電が、本発明のランプにおいては図5(b)に示したように放電が対面する幅広電極間が主体の放電となる。なお、図5においては電極厚みは同じだが、電極幅が広い箇所である幅広電極部12a、13aについてわかりやすくするため便宜上厚みを付けて幅狭電極部12b、13bと異なって描いている。
本発明において希ガス蛍光ランプの発光効率が増大した理由としては、電極を管軸方向で周期的にその幅を増減させ、一方の電極の管軸方向の両端部位を除く、幅の広い電極部位が、発光管を挟んで他方の電極の幅の広い電極部位の間にある狭い電極部位に対向した位置に配置したことで、対向電極間での放電を拡げるとともに放電距離をも増やしたためであるものと考えられた。
本発明の実施形態としての希ガス蛍光ランプの全体図を示す。 本発明の希ガス蛍光ランプの電極パターンを説明する図を示す。 本発明の効果を説明する図を示す。 従来の希ガス蛍光ランプの全体図を示す。 本発明の効果を説明する放電の状態の模式図を示す。
符号の説明
3、3´ 蛍光体
10,10´ 希ガス蛍光ランプ
11、11´ 発光管
12、12´ 電極
12a 幅広電極部
12b 幅狭電極部
12c 両端部位
13、13´ 電極
13a 幅広電極部
13b 幅狭電極部
13c 両端部位
15、15´ リード線
16、16´ リード線
19 給電部
20 給電部
21、21´ 給電端子
22、22´ 給電端子
30、30´ コネクタ部

Claims (2)

  1. 発光管の内面に蛍光体が塗布され、該発光管の外面に一対の電極が管軸方向に形成され、該発光管内に主としてキセノンガスからなる希ガスが封入されてなる希ガス蛍光ランプにおいて、
    該電極は該管軸方向で周期的にその幅を増減させた部分を有し、かつ、一方の電極の該管軸方向の両端部位を除く幅の広い電極部位が、該発光管を挟んで他方の電極の幅の広い電極部位の間の狭い電極部位に対向した位置にあることを特徴とする希ガス蛍光ランプ。
  2. 前記電極の幅の増減は、2種類の大きさの幅を周期的に繰り返すものであることを特徴とする請求項1に記載の希ガス蛍光ランプ。
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