JP2010073149A - 演出画像作成装置、演出画像作成方法、演出画像作成プログラム及び記録媒体 - Google Patents

演出画像作成装置、演出画像作成方法、演出画像作成プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】演出基準点を設定することで、ページ画像内の画像等に簡単な操作で変化に富んだ種々の演出効果を施すことができる演出画像作成装置を得る。
【解決手段】画面に表示されたページ画像201について演出効果を施す演出画像作成装置であって、ページ画像201内に演出設定領域211を設定するとともに、前記画面内の任意の位置を演出基準点Pとして設定し、演出設定領域211の中心点(演出原点O)と前記演出基準点Pとの位置関係を基準として演出効果を付与する演出効果設定手段15を備えることで、移動量などの変化の大きな演出効果を、演出基準点の設定という簡単な操作で得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば絵本等の各ページの画像(ページ画像)を電子情報として記憶し、コンピュータの画面上でページ毎に表示する電子絵本において、各ページに描写されたキャラクタ等の画像が動いたり移動したり、背景画像に変化を与えるようなアニメ演出を行うに際して、演出効果を付与する場合の演出画像作成装置及び演出画像作成方法に関し、更には演出画像の作成をコンピュータに実行させるための演出画像作成プログラム及び記録媒体に関する。
従来、例えば特許文献1に示されるように、絵本における背景用の画像及び動画用の画像を記録媒体にそれぞれ書き込み、この記録媒体から読み出した背景用画像及び動画用画像を合成してディスプレイ部上に絵本として表示するに際して、アニメーション機能や音読を付加することで、静止した絵だけでは得られない効果を与えるようにした電子絵本表示装置が提案されている。
特開平5−120400
すなわち、上記電子絵本表示装置によれば、絵本のページを表示するとともに、ページ内の文章を読み聞かせる音読やBGM、効果音を再生しながら、場面内の動物や風景等をアニメーション動作させるものである。
また、ページ内の画像の特定位置をポインティングデバイス等で指示することで、画面に変化が起きたり、効果音などを発したりするシークレット演出が施された電子絵本表示装置も存在する。
しかしながら、上述した電子絵本表示装置によれば、ディスプレイ部に示された画像において、アニメーション動作の演出の種類や切替タイミング等、画面に変化を起こす場所、変化の種類が固定的なため、閲覧者(絵本の読者)の好みに合わない場合があるばかりでなく、何度も読み返すうちに変化に新鮮味がなくなって飽きてしまうという現象が生じてしまう。
また、電子絵本表示装置においてシークレット演出をさせる場合、初めて絵本を観る時には、変化を起こす場所が解らず期待するが、その場所が解ってしまうと面白味が持続しないという問題点があった。
そして、電子絵本表示装置において画面上のページ画像に変化を与える演出効果を施す場合、各種の設定の仕方が考えられるが、簡単な操作でページ画像における画像等に種々な変化が得られることが好ましい。
本発明は、上記実情に鑑みて提案されたもので、演出基準点を設定することで、ページ画像内の画像等に簡単な操作で変化に富んだ種々の演出効果を施すことができる演出画像作成装置及び演出画像作成方法、更には演出画像の作成をコンピュータに実行させるための演出画像作成プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明の請求項1の演出画像作成装置は、画面に表示されたページ画像について演出効果を施す装置であって、前記画面内の任意の位置を演出基準点として設定し、前記演出基準点を基準として演出効果を付与する演出効果設定手段を備えて成ることを特徴としている。
請求項2の演出画像作成装置は、画面に表示されたページ画像について演出効果を施す装置であって、前記ページ画像内に演出領域を設定するとともに、前記画面内の任意の位置を演出基準点として設定し、前記演出領域の中心点(演出原点)と前記演出基準点との位置関係を基準として演出効果を付与する演出効果設定手段を備えて成ることを特徴としている。
請求項3の演出画像作成装置は、請求項1又は請求項2において、前記演出効果設定手段により付与される演出効果は、ページ画像に新たに書き込むテキスト表示部分が変化するものであることを特徴としている。
請求項4の演出画像作成装置は、請求項1又は請求項2において、前記演出効果設定手段により付与される演出効果は、ページ画像全体が変化するものであることを特徴としている。
請求項5の演出画像作成装置は、請求項1又は請求項2において、前記演出効果設定手段により付与される演出効果は、ページ画像に表示された部品画像部分が変化するものであることを特徴としている。
請求項6の演出画像作成装置は、請求項5において、前記ページ画像から演出対象となる部品画像に対応した演出領域を設定する演出領域設定手段と、前記演出領域の画像を元にして部品画像を自動で抽出する部品画像自動抽出手段を備え、
前記演出効果設定手段は、前記部品画像を元にして生成される画像について、演出基準点を設定することを特徴としている。
請求項7の演出画像作成装置は、請求項1又は請求項2において、ページ画像内で予期しない画像変化を起こさせるシークレット演出が選択されている場合、前記演出基準点は、シークレット演出再生中におけるマウスカーソルの位置であることを特徴としている。
請求項8の演出画像作成方法は、画面に表示されたページ画像の全体領域、一部領域又はページ画像に新たに書き込むテキスト表示部分について演出効果を付与する領域として選択する演出領域設定ステップと、前記演出効果の内容を選択する演出効果設定ステップと、前記ページ画像が表示される画面内の任意の位置を演出基準点として設定する演出基準点設定ステップとを具備することを特徴としている。
請求項9の演出画像作成プログラムは、請求項8に記載の演出画像作成方法の各ステップをコンピュータにより実行することを可能としたことを特徴としている。
請求項10の記録媒体は、請求項9に記載の演出画像作成プログラムを格納したことを特徴としている。
請求項1の演出画像作成装置によれば、演出基準点を設定することで、この演出基準点を基準としてページ画像やページ画像に表示された部品画像の回転・移動等の各種の変化に富んだ演出効果を施すことができる。
請求項2の演出画像作成装置によれば、演出基準点及び演出領域の中心点(演出原点)を設定することで、両者の位置関係を基準として演出効果を付与することができるので、ページ画像やページ画像に表示された部品画像の回転・移動等の演出効果を施す場合に、回転半径や移動距離が大きい演出効果を容易に付与することができる。
請求項3の演出画像作成装置によれば、ページ画像に新たに書き込まれる文章としてのテキスト表示部分に対して、演出基準点を基準とした回転・移動等の変化を演出効果として与えることができる。
請求項4の演出画像作成装置によれば、ページ画像全体が演出基準点(又は、演出領域の中心点と演出基準点との位置関係)を基準として変化することで、ページ画像の背景全体を変化させるような演出を付与させることができる。
請求項5の演出画像作成装置によれば、ページ画像上に描かれたキャラクタ等の部品画像が演出基準点(又は、演出領域の中心点と演出基準点との位置関係)を基準として移動等することで、ページ画像の背景に対してキャラクタ等の部品画像が動くような演出を付与させることができる。
請求項6の演出画像作成装置によれば、演出領域設定手段と部品画像自動抽出手段を備えることで、部品画像を元にして生成される画像について演出基準点を設定し、演出領域の中心点と演出基準点との位置関係を基準として演出効果を付与することができる。
請求項7の演出画像作成装置によれば、シークレット演出再生中にマウスカーソルの位置を移動させることにより、その位置が演出基準点となるので、ダイナミックな演出を楽しむことができる。
請求項7の演出画像作成方法によれば、各ステップを実行することにより、演出基準点を基準としてページ画像全体やキャラクタ等の画像(部品画像)に対して、簡単な操作で移動量が大きい種々の変化の富んだ演出効果を付与することができる。
請求項8の演出画像作成プログラム及び請求項9の記録媒体によれば、前記演出画像作成方法で示された各ステップをコンピュータに読み込んで、実行することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の演出画像作成装置について説明する。
図1は、演出画像作成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。演出画像作成装置は、ページ毎に取り込む複数の画像を電子情報として記憶し、記憶した画像に対して各種の演出効果を設定した演出画像を作成し、作成した演出画像をページ毎に再生可能とする装置である。
演出画像作成装置のハードウェアは、パーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置によって実現することができる。演出画像作成装置は、CPU1、ROM2、RAM3、音源としてのソフトウェアや効果付与のためのDSP等から構成される音源装置4、画像を読み取るためのスキャナ装置5、キーボード及びマウス等のポインティングデバイスで構成される入力装置6、および液晶ディスプレイ等の表示装置7を備えて構成されている。表示装置7としては、液晶ディスプレイ等、パーソナルコンピュータの処理結果を表示するための周知の表示手段を使用することができる。また、パーソナルコンピュータには、記録媒体との間でデータの入出力を行うための外部記憶装置8が接続されると共に、音声等を入力して記憶するため、A/D変換器9を介してマイクロフォン10が接続されている。
コンピュータのROM2には、演出画像作成を行うための演出画像作成プログラムが外部記憶装置8に装着された記録媒体からインストールされ、若しくはインターネットを介して所定のURLよりダウンロードされている。
CPU1は、上記の手順によりインストール等された所定の制御プログラム(演出画像作成プログラム)に従って各種処理(各ステップ)を実行し、装置全体を制御するものであり、画像記憶手段11、演出領域設定手段12、演出効果設定手段15、演出再生手段16を要部機能として備えることで、ページ毎に取り込む複数の画像を電子情報として記憶し、記憶した画像をページ毎に表示装置7に表示可能とする。
また、CPU1は、部品画像抽出手段13及び背景画像作成手段14を備えることで、ページ画像の一部を構成する背景上に描かれた部品画像から部品画像のみを電子情報として抽出して記憶し、抽出した部品画像の下側の背景画像を自動的に作成できるようになっている。
RAM3は、CPU1での処理に使用される情報を一時記憶するものである。
音源装置4には、D/A変換器、アンプ、スピーカを含むサウンドシステム4aが接続される。
したがって、演出画像作成装置は、パーソナルコンピュータに演出画像作成プログラムをインストール又はダウンロードすることにより、パーソナルコンピュータのハードディスクにページ画像を読み込んで記憶する画像記憶手段11と、読み込まれたページ画像内に演出を施す領域を設定する演出領域設定手段12と、設定された演出領域から部品画像を抽出する部品画像抽出手段13と、抽出された部品画像の下の背景画像を作成する背景画像作成手段14と、設定した演出領域に演出効果を対応させる演出効果設定手段15と、演出が施されたページ画像を再生する演出再生手段16を備える一方、画像を読み込む画像作成モードと、取り込まれた画像に対して好みの演出効果を付与する演出設定モード(編集モード)と、演出効果が付与された画像を再生する演出画像再生モード(鑑賞モード)を切り替えて表示装置7に表示するように構成されている。
すなわち、表示装置7では、画像作成モード(読取モード)において、読み取った画像が表示され、演出設定モード(編集モード)において、演出画像作成を行うに際しての演出設定画面が表示され、演出画像再生モード(鑑賞モード)において、演出が施された演出設定済画像が再生される。
画像記憶手段11は、画像作成モードにおいて、スキャナ装置5から読み取られた画像を各ページ画像として記憶するものである。スキャナ装置5から読み取る画像は、絵本の各ページや手書きの画像等であり、また、ディジタルカメラ等で撮影された電子情報による画像を直接画像記憶手段11に取り込んでもよい。更に、外部記憶装置8等から記録媒体によりインストールする演出画像作成プログラムに絵本画像として予め格納されている各画像を読み出して取り込むものであってもよい。あるいは、後述の記憶装置に記憶されている例えばディジタルカメラ等で撮影した既存の画像データを選択して取り込んでも良い。
演出領域設定手段12は、演出設定モードにおいて、表示装置7に表示された各ページ画像又はページ画像の一部を入力装置6により演出領域として指定し、これを記憶しておくものである。
入力装置6のポインティングデバイスにおいては、X・Y方向の移動量が検出され、RAM3上のカーソルポイントレジスタのカーソル座標データに加算されることで、この座標データに基づいて表示装置7上でのカーソルの位置が決定される。そして、表示装置7に表示された各ページ画像において演出領域として指定された位置の座標データに対応した再生時期データが初期値として作成され、演出領域設定手段12に記憶される。
本発明の特徴的な構成は、ページ画像内に演出に表示された画像等に対して演出効果を付与する場合において、表示部の画面内の任意の位置である演出基準点を基準として、又は、更に演出領域を設定し、演出領域の中心点(演出原点)と演出基準点との位置関係を基準として、演出効果を付与する演出効果設定手段15を備えることである。
すなわち、演出効果設定手段15では、演出基準点を基準に、又は、演出基準点と演出原点との位置関係を基準としてページ画像内の画像に変化が与えられる演出効果を設定することが行われる。また、演出効果設定手段15は、演出効果を付与する場合に画像の変化(例えば、後述する「特殊効果演出」の「波紋」を演出するような場合)が伴うので、画像処理手段を有して構成されている。
演出効果の設定は、新たにページ画像に挿入されるテキスト文書、ページ画像全体、ページ画像に表示されたキャラクタ等の部品画像等に対して行われるが、部品画像に演出効果を付与する場合は、部品画像抽出手段(部品画像自動抽出手段)13及び背景画像作成手段14を備えることで、ページ画像から部品画像を自動的に抽出するとともに、部品画像の下の背景画像について自動的に作成できるようにしている。
ページ画像において演出設定を行う場合、演出設定モード(編集モード)で表示される図2に示すような演出設定画面200上で行われる。演出設定画面200には、中央部分に絵本の見開き状態であるページ画像201が表示され、画面の中央上部に表示されたページ展開部202の各アイコンをクリックすることで、左ページ、右ページ、絵本の1ページ目の各ページを表示させ、演出効果を設定する。また、操作キー窓203として、設定した演出効果を再生して確認するための再生ボタン、再生を停止するための停止ボタン、再生途中で絵本ページの再生当初に戻すための巻きもどしボタンが設けられている。
演出設定画面200の画面左上には、現在演出設定を行っていることを示す表示部204が表示され、その下側に表示された「画像」205、「演出」206、「出力」207、「印刷」208の各窓が表示され、これらをクリックすることで各処理について実行するようになっている。
ページ画像を読み込む「画像」205は、ページ画像をスキャナ装置5から読み込む際に使用するものである。「演出」206は、ページ画像について演出を設定するものである。「出力」207は、ページ画像に設定された演出の再生を行うものである。「印刷」208は、表示されているページ画像201において指定された範囲の画像等を印刷するものである。
画面下側には設定した各演出についての再生時期を示すタイムライン40が表示されている。タイムライン40の説明については後述する。
演出基準点を利用して演出効果を付与するアニメ演出の種類としては、ページ画像に対して新たに挿入する文書部分が回転・移動等の変化を伴うような演出を施す「テキスト演出」、ページ画像に対して雨や雪を降らせたり、地震による揺れを発生させたりする自然現象の演出を施す「自然演出」、ページ画像の一部を拡大するズーム、パンなどのカメラワーク的な演出や全体が波紋状や渦巻き状などに表示させるような特殊な演出を施す「特殊効果演出」、ページ画面内に表示されたキャラクタ等の部品画像部分が回転・移動等の変化を伴うような演出を施す「部品演出」の4つのタイプが存在する。
上記したアニメ演出は、後述するアニメ演出設定画面上に表示される「タイプ」において、「テキスト演出」「自然演出」「特殊効果演出」「部品演出」の中から一つを選択し、変化の種類を「スタイル」で選択し、変化の程度や位置等の仕方を「パターン」で選択し、画面における任意の位置を基準点として指定することで行われる。
「テキスト演出」は、図3乃至図8に示されるように、例えば、ページ画像の表示されたキャラクタ等が発する言葉を文章として挿入するような場合に用いられる。すなわち、演出設定画面200のページ画像201において、(女の子が言葉を発するように設定するため、)女の子の部品画像210を囲むように演出設定領域211を設定し、タイプ選択部260で「テキスト」を選択すると、図3のアニメ演出設定画面220が表示される。演出設定領域211の中心は、演出原点(演出エリア中心点)Oとして設定される。
アニメ演出設定画面220には、図3乃至図8に示すように、右側にテキスト文書を書き込むテキスト窓261、テキスト文書が再生される場合のフォントが表示されるフォント窓262が表示されている。
テキスト窓261には、キーボード等の入力手段から入力されたページ画像201に表示させたいテキスト文書が表示され、テキスト窓261をマウスでクリックすると、テキスト文書入力ができるようになっている。フォント窓262には、テキスト文書が再生される場合のフォントが表示され、フォント窓262内部をクリックすると、フォント設定ウィンドウ(図示せず)が開いてフォントの設定ができるようになっている。
図3のアニメ演出設定画面220には、タイプ選択部260の他、スタイル選択部270及びパターン選択部280が表示され、各種スタイル及びパターンが選択できるようになっている。また、スタイル選択部270及びパターン選択部280では、登録されているスタイルやパターンを無作為に選択して演出が行われる「ランダム」が選択できるようになっている。
スタイル選択部270では、図4に示すように、テキスト文書が小から大にズームして表示される「ズーム」、テキスト文書が点滅して表示される「点滅」、テキスト文書がタイプライターで打っているように1文字ずつ表示される「タイプライター」、テキスト文書が振動しながら表示される「振動」、テキスト文書が流れるように移動しながら表示される「吹き出し」、テキスト文書が回転しながら表示される「スピン」等の演出が選択できるように登録されている。
パターン選択部280では、スタイル選択部270で選択されたスタイルに対応して選択できるようになっており、例えば図5に示すように、スタイル選択部270で選択された「ズーム」に対しては、テキスト文書が標準的な大きさで表示される「元」、テキスト文書が縮小して表示される「縮小」、テキスト文書が拡大して表示される「拡大」、テキスト文書が「元」の状態から「拡大」し、更に「元」の状態に変化して表示される「元→拡大→元」等、テキスト文書の大きさや変化に関する演出が選択できるように登録されている。また、スタイル選択部270で選択されたスタイルが「タイプライター」である場合には、図6に示すように、パターン選択部280では、「中央揃え」「左寄せ」「右寄せ」が選択できるようになっている。
スタイル選択部270で選択された「吹き出し」に対しては、図7に示すように、テキスト文書がゆっくりと吹き出して移動する「ゆっくり」、平均的な速さで移動する「中くらい」、テキスト文書が速く移動する「速い」が選択できるようになっている。
スタイル選択部270で選択された「スピン」に対しては、図8に示すように、「左に1回転」、「左に2回転」、「左に1回転しながら縮小」「右に1回転しながら拡大」等、スピンの回転方向、回転数、拡大・縮小が選択できるようになっている。
アニメ演出設定画面220において、スタイル選択部270及びパターン選択部280での選択を行った後に、ページ画像の任意の位置に演出基準点Pを設定する。演出基準点Pの設定は、例えばマウスによるクリック操作で行われる。演出基準点Pの位置は、マウスによる最終のクリック位置が有効となり、クリック動作を行うことで変更できるようになっている。また、演出基準点Pは、演出効果が付与される場合の基準となるが、その意味するところは選択された各スタイルにより異なる。
図3の例では、タイプ選択部260でテキスト演出が選択され、スタイル選択部270及びパターン選択部280はランダムを選択しているため、演出基準点を基準としてテキスト文書として入力された文字について、ランダムに選択されたスタイル及びパターンに応じた演出効果が付与される。
図4の例では、選択されたスタイルが「タイプライター」で、演出基準点Pが白熊の顔の少し上に設定されているが、指定パターン(ランダムに指定された)で演出基準点Pを中心にタイプライターで打っているようにテキスト文書として入力した「こんにちは」の文字が表示される。
図6の例では、選択されたスタイルが「タイプライター」で、演出基準点Pが左ページ上部の端に設定されているが、指定パターン(左寄せ)で演出基準点Pを中心にタイプライターで打っているようにテキスト文書として入力した「しろくまさん あそびましょう」の文字が演出基準点Pの右側に表示される。
図5の例では、選択されたスタイルが「ズーム」で、演出基準点Pが左ページ端に設定されているが、指定パターン(元→拡大→元)で演出基準点Pを中心に元の大きさから拡大して元の大きさに戻るようにテキスト文書として入力した「こんにちは」の文字がズーム表示される。
図7の例では、選択されたスタイルが「吹き出し」で、演出基準点Pが左右ページ中央位置に設定されているが、指定パターン(中くらい)の速さで演出基準点Pをめがけてテキスト文書である「しろくまさん あそびましょう」の文字が吹き出して表示される。
図8の例では、選択されたスタイルが「スピン」で、演出基準点Pが演出設定領域211内の女の子の顔の左位置に設定されているが、指定パターン(右に1回転しながら拡大)で演出基準点を中心としてテキスト文書である「しろくまさん あそびましょう」の文字が拡大しながら回転して表示される。
上述した図3乃至図8に示した「テキスト演出」の各「スタイル」の場合、演出領域の位置及び演出原点(演出エリア中心点)Oはテキスト文書の移動等の変化に関係せず、演出基準点Pのみを基準として演出効果が付与されている。したがって、上記各例においては女の子を囲む演出設定領域211を設定したが、演出領域の位置はページ画像内のいずれの位置を指定するものであってもよい。
その一方、演出原点(演出エリア中心点)Oと演出基準点Pとの距離に応じて変化するような「テキスト演出」のスタイルを設けてもよい。例えば、演出原点(演出エリア中心点)Oと演出基準点Pとの間でテキスト文書が往復移動するような演出とすれば、図3乃至図8に示したページ画像201において、部品画像210を囲む演出設定領域211を設定することにより、女の子(部品画像210)が言葉を発したり、呼びかけられたりするような演出効果を付与することができる。
次に、アニメ演出として、ページ画像に対して雨や雪を降らせたり、地震による揺れを発生させたりする自然現象の演出を施す「自然演出」の場合について説明する。
「自然演出」は、図9乃至図13に示されるように、例えば、ページ画像201の表示された背景画面に生じる地震等の自然現象を表現したい場合に用いられる。すなわち、演出設定画面200のページ画像201において、例えば、女の子の部品画像210を囲むように演出設定領域211を設定し、タイプ選択部260で「自然」を選択すると、図9のアニメ演出設定画面220が表示される。演出設定領域211の中心は、演出原点(演出エリア中心点)Oとして設定される。
アニメ演出設定画面220には、図9乃至図13に示すように、右側にオプション領域が表示され、タイプ選択部260及びスタイル選択部270で選択する種類によっては、この部分にカラー設定窓271(図11)が表示される。
図9のアニメ演出設定画面220には、タイプ選択部260の他、スタイル選択部270及びパターン選択部280が表示され、各種スタイル及びパターンが選択できるようになっている。また、スタイル選択部270及びパターン選択部280では、登録されているスタイルやパターンを無作為に選択して演出が行われる「ランダム」が選択できるようになっている。
スタイル選択部270では、図10に示すように、ページ画像201に各種の自然現象を表現するため、雨を降らせる演出を行う「雨」、雪を降らせる演出を行う「雪」、霧がかかったような状態を演出する「霧」、風が吹いた状態を演出する「風」、稲妻が光った状態を演出する「稲妻」、闇の状態を演出する「闇」、地震が起こった状態を演出する「地震」、炎がたかれた状態を演出する「炎」、輝いた状態を演出する「輝き」等の演出が選択できるように登録されている。
パターン選択部280では、スタイル選択部270で選択されたスタイルに対応して選択できるようになっており、例えば図11に示すように、スタイル選択部270で選択された「輝き」に対しては、ページ画面に輝きを付与するに際して、「全体(1回のみ)」、「全体(遅い繰り返し)」「基準点(1回のみ)」「基準点(速い繰り返し)」等、「輝き」を発生させたい場所や回数に関する演出が選択できるように登録されている。また、オプション領域には、輝きの色を選択するためのカラー選択窓271が表示され、希望する色が選択できるようになっている。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「炎」である場合には、図12に示すように、パターン選択部280では、「常に広がった状態(全体)」「だんだん広がる(全体)」「常に広がった状態(演出エリア)」等、「炎」が生じる場所及び広がり状態を選択できるようになっている。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「地震」である場合には、図13に示すように、パターン選択部280では、「ゆっくり」「中くらい」「速い」の「地震」の揺れ状況を選択できるようになっている。
「自然演出」の場合も前記した「テキスト演出」と同様に、アニメ演出設定画面220において、スタイル選択部270及びパターン選択部280での選択を行った後に、ページ画像201若しくはその外側(ページ画像の外で画面内)の任意の位置に演出基準点Pを設定する。演出基準点Pの設定は、「テキスト演出」と同様に、マウスによるクリック操作で行われ、最終のクリック位置が演出基準点Pとして有効となる。
図9の例では、タイプ選択部260で「自然演出」が選択され、スタイル及びパターンはランダムであるため、演出基準点Pのみ、又は、演出基準点Pと演出原点(演出エリア中心点)Oとの位置関係によりランダムに選択されたスタイル及びパターンに応じた演出効果が付与される。
図10の例では、選択されたスタイルが「地震」で、演出基準点Pが右ページ左上端に設定され、演出原点(演出エリア中心点)Oとの距離及び傾きにより、指定パターン(図13に示された3種のパターンからランダムに指定された)、傾き方向及び距離に応じた振動が演出効果として付与される。
図11の例では、選択されたスタイルが「輝き」で、演出基準点Pが白熊の顔の少し上に設定されているが、指定パターン(全体(速い繰り返し))で演出基準点Pを中心にした一定の範囲に輝きが速い繰り返しで発生する演出効果が付与される。
図12の例では、選択されたスタイルが「炎」で、演出基準点Pが白熊の上方のアザラシ上に設定されているが、指定パターン(常に広がった状態(演出エリア))で演出基準点Pを中心に演出エリアに対応する大きさの領域に炎が立ち上がる演出効果が付与される。
図13の例では、選択されたスタイルが「地震」で、演出基準点Pが右ページの外側下に設定され、演出原点(演出エリア中心点)Oとの距離及び傾きにより、指定パターン(遅い)、傾き方向及び距離に応じた振動が演出効果として付与される。前記した距離により移動(揺れ)の大小が決まり、傾きにより移動(揺れ)の方向が決まる。この例では、ほぼ上下方向に揺れが発生する演出効果が付与される。
次に、アニメ演出として、ページ画像の一部を拡大するズームや全体が波紋状に表示させるような特殊な演出を施す「特殊効果演出」の場合について説明する。
「特殊効果演出」は、図14乃至図23に示されるように、例えば、ページ画像の背景画面に特殊な画像変化を与えたい場合に用いられる。すなわち、演出設定画面200のページ画像201において、例えば、女の子の部品画像210を囲むように演出設定領域211を設定し、タイプ選択部260で「特殊効果」を選択すると、図14のアニメ演出設定画面220が表示される。演出設定領域211の中心は、演出原点(演出領域の中心点)として設定される。
アニメ演出設定画面220には、図14乃至図23に示すように、右側にオプション領域が表示され、タイプ選択部260及びスタイル選択部270で選択する種類によっては、この部分に設定窓(図示せず)が表示される。
図14のアニメ演出設定画面220には、タイプ選択部260の他、スタイル選択部270及びパターン選択部280が表示され、各種スタイル及びパターンが選択できるようになっている。また、スタイル選択部270及びパターン選択部280では、登録されているスタイルやパターンを無作為に選択して演出が行われる「ランダム」が選択できるようになっている。
スタイル選択部270では、図15に示すように、ページ画像201に各種の特殊効果による画像変化を表現するため、画面の拡大処理を行う「ズーム」、回転処理を行う「スピン」、ページ画像の一部分のみスポットライトを当てる演出を行う「スポットライト」、ページ画面に遠近感を生じさせる処理を行う「遠近」、ページ画面が波紋状に変化する演出を行う「波紋」、ページ画像をくねくねと波打たせるように変化させる演出を行う「フラダンス」、ページ画像を渦巻き状に変化させる演出を行う「渦巻き」、ページ画面にスクロール処理を施す演出を行う「スクロール」等の演出が選択できるように登録されている。
パターン選択部280では、スタイル選択部270で選択されたスタイルに対応して選択できるようになっており、例えば図16に示すように、スタイル選択部270で選択された「ズーム」に対しては、ページ画像201に拡大処理を施すに際して、「元→拡大(小)」、「拡大(小)→元」「元→拡大(小)→元」「元→拡大(大)」「元→拡大(大)連続2回」等、「ズーム」の種類や回数・程度に関する演出が選択できるように登録されている。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「スピン」である場合には、図17に示すように、パターン選択部280では、「左へ20度回転」「右20度から左へ20度回転」「左に360度回転」「右に連続2回転」等、「スピン」の回転方向及び角度が選択できるようになっている。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「スポットライト」である場合には、図18に示すように、パターン選択部280では、「スポットが除々に小さくなって消える」「スポットを全体へ広げる」「右上からスポットを移動」等、「スポットライト」の動作状況及び移動方向を選択できるようになっている。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「遠近」である場合には、図19に示すように、パターン選択部280では、「効果(小)」「効果(中)」「効果(大)」の遠近の程度を選択できるようになっている。「効果(大)」を選択すると、大きな遠近感が得られるものである。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「波紋」である場合には、図20に示すように、パターン選択部280では、「最大〜最小」まで波紋処理による画像の変形の程度を選択できるようになっている。「最大」を選択すると、画像の変形(くずれ)具合が大きくなる。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「フラダンス」である場合には、図21に示すように、パターン選択部280では、「横にくねくね(とてもゆっくり)」〜「縦にくねくね(とても速い)」まで波打たせる方向とくねくねの大きさを選択できるようになっている。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「渦巻き」である場合には、図22に示すように、パターン選択部280では、「元→小渦巻き(左巻き)」「元→小渦巻き(左巻き)→元」「大渦巻き→元(右巻き)」等、渦巻きの変化状況、渦巻きの方向、大きさを選択できるようになっている。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「スクロール」である場合には、図23に示すように、パターン選択部280では、「左→右(遠近)」「右→左(遠近)」「右→左(平行)」等、遠近を伴う移動であるかどうかのスクロールの種類、方向を選択できるようになっている。
「特殊効果」の場合も、「テキスト演出」及び「自然演出」と同様に、アニメ演出設定画面220において、スタイル選択部270及びパターン選択部280での選択を行った後に、ページ画像若しくはその外側(ページ画像の外で画面内)の任意の位置に演出基準点Pを設定する。演出基準点Pの設定は、「テキスト演出」と同様に、マウスによるクリック操作で行われ、最終のクリック位置が演出基準点Pとして有効となる。
また、前記したように演出設定領域の中心点が演出原点Oとなるとともに、演出領域設定手段12では演出設定領域の大きさ(演出エリア面積や縦横の長さなど)を検出し、演出効果設定手段15において、演出基準点Pのみ、又は、演出基準点P、演出原点O、演出エリアの大きさの中の複数をパラメータとして移動量や回転量等の変化量が異なる各演出効果が付与される。
図14の例では、タイプ選択部260で「特殊効果演出」が選択され、スタイル及びパターンはランダムであるため、演出基準点Pのみ、又は、演出基準点Pと演出原点(演出領域の中心点)Oとの位置関係によりランダムに選択されたスタイル及びパターンに応じた演出効果が付与される。
図15の例では、スタイル選択部270で選択されたスタイルが「ズーム」で、演出基準点が左ページ右下位置に設定されているので、指定パターン(ランダムに指定された)で演出基準点Pを中心に演出エリアを拡大したり縮小したりする演出効果が付与される。
図16の例では、スタイル選択部270で選択されたスタイルが「ズーム」で、パターンが「元→拡大(大)」であるため、この指定パターンで演出基準点Pを中心に演出エリアを拡大する演出効果が付与される。
図17の例では、スタイル選択部270で選択されたスタイルが「スピン」で、パターンが「左に360度回転」であるため、この指定パターンで演出基準点Pを中心に回転する演出効果が付与される。この例の場合、演出エリアの位置は演出効果付与に関係しない。
図18の例では、スタイル選択部270で選択されたスタイルが「スポットライト」で、パターンが「右上からスポットを移動」であるため、この指定パターンにより右上からスポットが移動し、演出基準点Pを中心にスポットライトが当たるような演出効果が付与される。この例の場合、演出設定領域211の面積の大きさに応じてスポットライトのサイズが変化する。
図19の例では、スタイル選択部270で選択されたスタイルが「遠近」で、パターンが「効果(中)」であるため、この指定パターンで演出基準点Pから演出エリアに遠近をつけてパン移動する演出効果が付与される。
図20の例では、スタイル選択部270で選択されたスタイルが「波紋」で、パターンが「やや大きい」であるため、この指定パターンで演出基準点Pを中心に波を起こす演出効果が付与される。この例の場合、演出エリアの位置は演出効果付与に関係しない。
図21の例では、スタイル選択部270で選択されたスタイルが「フラダンス」で、パターンが「縦にくねくね(ゆっくり)」であり、演出基準点Pがページ画像の外に位置されている。この指定パターンによりくねくねと波打たるが、その大きさは演出基準点Pと演出原点Oとの距離に応じて変化する演出効果が付与される。この例の場合、演出エリアの面積の大きさに応じてくねくねの速度が変化する。
図21の例では、スタイル選択部270で選択されたスタイルが「渦巻き」で、パターンが「元→小渦巻き→元(右まき)」であるため、この指定パターンで演出基準点Pを中心に渦巻きを起こす演出効果が付与される。この例の場合、演出エリアの位置は演出効果付与に関係しない。
図22の例では、スタイル選択部270で選択されたスタイルが「スクロール」で、パターンが「右から左へ(遠近)」であるため、この指定パターンで左右が遠目に見える走馬灯のようなスクロール表示の演出効果が付与される。この例の場合、演出基準点Pの位置に応じて開始位置が変化する。また、演出エリアの位置は演出効果付与に関係しない。
次に、アニメ演出として、ページ画面内に表示されたキャラクタ等の部品画像部分が回転・移動等の変化を伴うような演出を施す「部品演出」の場合について説明する。
「部品演出」の場合、既に述べた「テキスト演出」「自然演出」「特殊効果演出」と異なり、ページ画像の背景画面からキャラクタ(部品画像)を分離させ、分離させた部品画像に変化を与えるため、ページ画像201から部品画像210を分離させる画像処理が必要となる。
この処理は、先ず部品画像抽出手段13により、演出領域設定手段12で指定した演出領域内において、背景画像をマスク色で塗りつぶすことで塗りつぶした領域を自動的に削除若しくは分離して部品画像を抽出し記憶することで行われる。
すなわち、例えば演出設定画面200のページ画像201において、女の子の部品画像210を囲むように演出設定領域211を設定すると、図24のアニメ演出設定画面220が表示される。アニメ演出設定画面220には、右側に部品画像生成窓221、背景画像作成窓222が表示され、各窓の下側に「自動生成」「編集」「削除」のボタンが設定されている。
この状態で、部品画像生成窓221の「自動生成」ボタンをクリックすると、演出設定領域211内において、女の子の部品画像210を背景から分離させるため、背景をマスクするためのマスクパターンが自動的に作成され、部品画像210を抽出することが行われる。
この例では、女の子の部品画像210を囲むように演出設定領域211を設定したが、部品画像の内部の一部分の領域を部品画像に対応した領域として演出設定領域に設定し、その領域を元にして自動的に部品画像を抽出する処理を行っても良い。
マスクパターンの自動作成による部品画像210の抽出は、演出設定領域211内の部品画像210の背景領域をペイントツールの要領でマスク色で塗りつぶしていくことにより行われる。この場合、演出設定領域211は、図4に示すような画像になるが、説明を簡単にするため、図5に示すように、演出設定領域211内の水平線部分をH、女の子部分をX、Hで区画される上側背景部分をY、Hで区画される下側背景部分をZとし、図27のフローチャート図を参照しながらマスクパターンの自動作成の詳細な手順について説明する。
図24の部品画像生成窓221において「自動生成」が選択されると、ページ画像201の演出設定領域211の画像を複写する(ステップ301)。
つぎに、初期化処理として、すべてのセルの透過フラグをOFFにし、透過開始点配列および、次回透過開始点配列を空にしておく。また、演出設定領域211の外周特定点(例えば図26の演出設定領域211の左上端部)を走査原点とし、走査原点を走査開始点とする(ステップ302)。
走査開始点のセルの色C(海の色である青色)を記憶し、類似色ラン長を「1」に設定する(ステップ303)。
走査開始点から時計周りに次の隣接外周走査点へ移動し(ステップ304)、走査点が走査原点であるかを判断し(ステップ305)、走査原点でなければ走査点のセルが色Cの類似色であるかどうかを判断する(ステップ306)。
走査点のセルが色Cの類似色である場合は、類似色ラン長を「1」加算し(ステップ307)、ステップ304に戻って次の隣接外周走査点へ移動する。
走査点のセルが類似色Cでなく、透過フラグがONでない場合(ステップ308)、類似色ラン長が予め決められた所定長(塗りつぶし条件の閾値)より長いかどうかを判断し(ステップ309)、長い場合は走査開始点塗りつぶし処理が行われる(ステップ310)。
走査開始点塗りつぶし処理が行われると走査点を走査開始点としてセットし(ステップ311)、新たな走査を開始する(ステップ303)。
ここまでの処理を図5で説明すると、図26(a)の走査原点であるセル1を走査開始点とし、所定長を8としておく。類似色ラン長は初期値の「1」となっている。所定長は、演出領域の大きさに応じて予め固定値として設定されている。マスクパターンを作成する際に塗りつぶし位置を管理するための透過開始点配列及び次回透過開始点配列を空にしておく。
外周時計回りで走査点を移動し、各セルについて色Cの類似色かどうかを判断する。セル2〜12は色C(青色)の類似色なので、類似色ラン長=12まで加算され、セル13は色Cの類似色でなく、また透過フラグはOFFとなっている。その結果、類似色ラン長(12)>所定長(8)が成立し、走査開始点のセル1を塗りつぶし対象の透過開始点配列に追加する(図26(a))。ここで、セル1の透過フラグをONにする(図26(a)において、「太線枠で囲まれた領域」)。
透過開始点配列の各セル全てについて、上下左右のセルが類似色Cかどうか判断する。セル2,セル28は、色Cの類似色であり、且つ透過フラグOFFなので、これらを次回透過開始点配列に追加し、透過フラグをONする(図26(b))。
全ての透過開始点配列についての処理が終了したら、次回透過開始点配列を透過開始点配列にコピーし、次回透過開始点配列を空にする。
新たな透過開始点配列のセル2,28について、上下左右のセルが類似色Cかどうか判断する。色Cの類似色であって透過フラグOFFのセル3,27,29が次回透過開始点配列に追加される。このような処理により、色Cの類似色のセルが透過ONで塗りつぶされる(図26(c))。
新たな透過開始点配列がなくなった時点で、セルを透過ONで塗りつぶす作業は終了する(図26(d))。透過開始点配列及び次回透過開始点配列を空にしておく。
ここで、次の走査開始点であるセル13に移動する。走査開始点の色D(水平方向に引かれた線の色である黒色)を記憶する。類似色ラン長は初期値の「1」となっている。外周時計回りで走査点を移動し、セル14は色Dの類似色でなく、透過フラグOFFであるので、類似色ラン長(1)<所定長(8)となり、塗りつぶし処理は行われない。
よって、走査開始点がセル14に移動する。走査開始点の色E(氷の色である白色)を記憶する。類似色ラン長は初期値の1となっている。外周時計回りで走査点を移動し、セル15〜23は色Eの類似色なので、類似色ラン長=10まで加算される。
セル24は色Eの類似色でなく、また透過フラグはOFFとなっている。その結果、類似色ラン長(10)>所定長(8)が成立し、走査開始点のセル14を塗りつぶし対象の透過開始点配列に追加し、セル14の透過フラグをONにする。
セル14の上下左右のセルを類似色Eかどうか判断し、塗りつぶし領域を拡げる。新たな透過開始点配列がなくなった時点で塗りつぶし処理は終了する(図26(e))。透過開始点配列及び次回透過開始点配列を空にしておく。
ここで、次の走査開始点であるセル24に移動する。走査開始点の色D(水平方向に引かれた線の色である黒色)を記憶する。類似色ラン長は初期値の1となっている。外周時計回りで走査点を移動し、セル25〜28は色Dの類似色でなく、透過フラグONなので、順次走査点が動き、走査点がセル1に移動する。走査点のセル1は走査原点なので、外周を一周したことになる。
すなわち、走査点が走査原点である場合(ステップ305)、類似色ラン長が所定長より長いかどうかを判断する(ステップ312)。ここでは、類似色ラン長(1)<所定長(8)となり、塗りつぶし処理は行われない。
逆に、走査点が走査原点である場合(ステップ305)で、類似色ラン長が所定長より長いかどうかを判断し(ステップ312)、長い場合は走査開始点塗りつぶし処理が行われる(ステップ313)。
最後に透過フラグがONである点について透過処理を施す(ステップ314)ことで、透過処理(背景マスク処理)が行われる(図26(f))。
背景マスク処理が完了した場合、図28のアニメ演出設定画面220の部品画像生成窓221には、背景部分がマスクされて透過処理が行われて抽出された部品画像が表示される。
上記手順により、走査開始点が演出設定領域211の周囲を一周し、走査開始点からの類似色ラン長さが所定長を超えたときに、走査開始点から塗りつぶしが領域内部に拡がる。すなわち、図25において、走査開始点を透過開始点とする処理Aと、透過開始点に隣接する点が、透過フラグOFF且つ記憶された色の類似色ならば、新たな透過開始点として登録し、その点の透過フラグをONにセットする処理Bが行われ、新たな透過開始点がなくなった時点で背景に対するマスクパターンが自動的に生成されることにより、部品画像を抽出することができる。
部品画像を自動で抽出する方法は、上記した演出領域の全周囲を走査していく方法以外にも各種存在する。
例えば、部品画像を自動で抽出する方法として、(1)演出領域内部の画像に対して輪郭抽出処理(一般的にはSobel、Prewittなどの微分演算法を用いて画像の色調が急激に変化する部分を抽出する)を施した上で輪郭線を追跡する方法、(2)演出領域として部品画像内部の領域を設定しておき、領域内の色を元に類似色で領域を色成長させて部品画像を抽出する方法、(3)演出領域として部品画像の輪郭を含む領域を設定しておき、領域内の輪郭抽出と領域内外の類似色成長の組み合わせ処理によって部品画像を抽出する方法等を採用しても良い。
図25の演出設定領域211に対して部品画像の自動生成を行った場合、図28のアニメ演出設定画面220の部品画像生成窓221に示されるように、演出設定領域211の下方に水平に現れる線については、背景と判断することができず、マスクパターンにより塗りつぶしが行われることなく残っている。
このような自動生成できない部分に対処するため、部品画像抽出手段13には部品画像抽出補助手段を備えている。
部品画像抽出補助手段は、演出設定領域211における背景画像若しくは部品画像をマスク色で塗りつぶすことで塗りつぶした領域を削除若しくは分離して部品画像210を抽出するに際して、塗りつぶし用のペイントツール(例えばドローペンやバケツ)を使用して手動で部品画像210であるかどうかを決めるものである。
そして、部品画像抽出補助手段は、ペイントツールで描画した部分が背景領域となるようにマスクカラーで塗りつぶされるマスクモードと、ペイントツールで描画した部分が部品画像となるようにマスクカラーで塗りつぶした部分が元の画像に戻されるマスク取り消しモードと、前記マスクモードとマスク取り消しモードとの切替を行うモード切替手段を備えている。
具体的には、図28のアニメ演出設定画面220で部品画像を自動生成した後に、部品画像生成窓221の下の編集ボタンをクリックすると、図29のアニメ画像編集画面(部品編集)230が表示される。図29のアニメ画像編集画面230においてブラシ窓231を選択することで演出設定領域211にドローペンに該当するブラシ部232を表示させ、透明窓233を選択することで前記したマスクモードに切り替えられ、例えば、マウスなどのポインティングデバイスでドラッグするなど、演出設定領域211内の不要な線をブラシ部232でなぞる(マスクカラーで塗りつぶす)ことで消すことができる。
この際、誤って線を消し過ぎたような場合には、「色の復元」窓234を選択することで前記したマスク取り消しモードに切り替えられ、演出設定領域211内でブラシ部232を例えばマウスでドラッグすることにより、消された画像部分(マスクカラーで塗りつぶされた画像)を復元することができる。尚、編集の方法は、上述の例に限らず、一般的な画像編集ソフト等で行われている方法を含めることができる。
部品画像抽出補助手段により不要な線が除去された部品画像は、図30に示されるように、アニメ演出設定画面220の部品画像生成窓221に表示される。
上記例では、部品画像抽出に際して、自動的に部品画像を生成する部品画像抽出手段13と、自動生成ができない部分のみ部品画像抽出補助手段により手動で部品画像を抽出するようにしたが、手動で部品画像の抽出を行う部品画像抽出手段単独で部品画像を抽出する構成であってもよい。
背景画像作成手段14は、抽出した部品画像に対応した背景画像上の領域について周囲の背景色に対応した色に置換することで背景画像を作成するものである。
すなわち、図30のアニメ演出設定画面220の背景画像生成窓222の「自動生成」ボタンをクリックすると、演出設定領域211内において、女の子の部品画像210が取り除かれた背景画像が自動的に作成されて背景画像生成窓222に表示される。
背景画像を自動的に生成する方法は、抽出された女の子の部品画像が取り除かれた背景画像の領域について、周囲の背景色(空の青色、氷の白色、空と氷の境界線の黒色)に置換することで背景画像を生成するものであるが、図31のフローチャート図及び図30のアニメ演出設定画面220を参照しながら詳細な手順について説明する。
アニメ演出設定画面220の背景画像生成窓222において「自動生成」が選択されると、ページ画像201の演出設定領域211の画像を複写する(ステップ401)。
演出設定領域211の左上を処理の開始点として走査が始まり(ステップ402)、右下の終了点まですべての点について走査していく。そして、処理点が部品画像抽出に際して分類された部品画像の透過点であるかどうかを判断する(ステップ403)。
透過点でない場合、この部分は部品画像部分であるので、処理点を背景色に変更処理する(ステップ404)。例えば、変更処理する色は、処理点に一番近い背景色にする。
透過点である場合、この部分は部品画像抽出に際してのマスクパターンの部分(つまり背景画像)であるため、変更処理する必要がないので、次の処理点へ移動する(ステップ405)。
そして、全ての処理点についての処理が終了したかどうかを判断し(ステップ406)、終了した場合には背景画像作成を終了する。
上記例では、背景画像を自動的に作成するに際して、「抽出した部品画像に対応する全ピクセルについて、そのピクセルに最短の背景画像上のピクセルの色に置換する」という処理を行っているが、例えば、「背景画像を自動作成するに際して、演出領域設定手段により設定された演出領域の周囲に沿って色の連続性や規則性などを検出し、検出した色を連続させるなどして背景に成長させる」等の処理を行うことで背景画像を作成してもよい。
背景が単純な場合は、上記の手順により背景画像の完全な自動生成が可能であるが、背景が複雑な場合には、ある程度画像の特徴から背景画像を自動生成したものを基礎として手動で修正できるようにすればよい。
すなわち、図30の演出設定領域211に対して背景画像の自動生成を行った場合、背景画像生成窓222に示されるように、女の子(部品画像)の中央部250の背景を正確に作成することができない。この部分は下側に近いため、下側の色(氷の色である白)と同じ色で再現されている。
このような自動生成できない部分に対処するため、背景画像作成手段14には背景画像作成補助手段を備えている。
背景画像作成補助手段は、生成した背景画像に対して、画線描写や色の着色を手動で編集を行うことができるようにしたものである。尚、編集の方法は、実施例に限らず、一般的な画像編集ソフト等で行われている方法を含めることができる。
具体的には、アニメ演出設定画面220で背景画像を自動生成した後に、背景画像生成窓222の下の編集ボタンをクリックすると、図32のアニメ画像編集画面(背景編集)230が表示される。図32のアニメ画像編集画面230においてブラシ窓231を選択することで演出設定領域211にペイントツールに該当するブラシ部232を表示させ、色付け窓235(所望の色が選択済)を選択することで、演出設定領域211内をブラシ部232でなぞることで選択した色の色付けを行うことができる。ブラシ部232の太さを変更し、色付け窓235の選択色を黒とすることで、水平線を付加することができる。
背景画像作成補助手段により線や色を追加した背景画像は、図33に示されるように、アニメ演出設定画面220の背景画像生成窓222に表示される。
また、背景画像作成に際して、自動的に背景画像を生成する背景画像作成手段14と、自動生成ができない部分のみ背景画像作成補助手段により手動で背景画像を作成するようにしたが、手動で背景画像の作成を行う背景画像作成手段単独で背景画像を作成する構成であってもよい。
演出効果設定手段15は、演出設定モードにおいて、演出領域に対応する演出の種類を演出効果として選択し、これを記憶しておくものである。また、演出領域に設定する演出の属性は、ストーリーに沿って演出する「ストーリー演出」と、予期しない演出を行う「シークレット演出」と、その両方の演出、の中からいずれかを設定するようになっている。
演出効果としては、上記した画像の拡大・変形処理等の画像変化を伴う演出(アニメ演出)の他に、音読(音声)、効果音(サウンド)、BGM等の音源データによる演出が考えられる。
演出領域に対する演出効果の選択は、各演出領域に対して行われるが、演出領域設定手段12に記憶されている各演出領域の座標データに対応した再生時期データによりページ画像内における各演出効果の再生順序が振り分けられるようになっている。また、各演出効果の選択は、前記したように、スタイル選択部270の演出種類の内容に対応したキーワードで選択可能とすることで、必要な演出効果を容易に選択可能にしている。
演出再生手段16は、演出設定モード及び演出画像再生モードにおいて、演出設定が行われた各ページ画像が表示された際に、前記再生時期データに対応したタイミングで演出効果を再生するものである。すなわち、ページ画像内に複数の演出領域が存在する場合は、演出領域設定手段12に記憶された演出領域の座標データを元にして振り分けられたあるいはその後に編集された再生時期データによって再生が行われる。
ページ画像から部品画像を抽出し、この部品画像を元の位置から離れたページ画像の任意の場所に移動するような演出設定を再生する場合、元々部品画像があった位置を背景画像で描画し、部品画像が移動する新たな描画には、背景マスクパターンを利用して、新たな背景との画像合成処理が行われる。
その結果、部品画像のみをページ画像内で移動させたりする演出(例えば、気球だけをその場所でふわふわと動かしたり、雪の場面で雪の結晶を画面にたくさん降らせたり、集合写真の特定の顔だけをズームしたりする演出)が可能となり、設定できる演出の自由度を拡げることができる。
「部品演出」は、図33乃至図42に示されるように、例えば、ページ画像の背景画面からキャラクタ(部品画像)を分離させ画像変化を与えたい場合に用いられる。すなわち、演出設定画面200のページ画像201において、例えば、女の子の部品画像210を囲むように演出設定領域211を設定し、タイプ選択部260で「部品演出」を選択すると、図33のアニメ演出設定画面220が表示される。演出設定領域211の中心は、演出原点(演出領域の中心点)Oとして設定される。
アニメ演出設定画面220には、図39乃至図42に示すように、右側に上述した手順で抽出作成した部品画像及び背景画像が部品画像作成窓221と背景画像作成窓222にそれぞれ表示される。
図33のアニメ演出設定画面220には、タイプ選択部の他、スタイル選択部270及びパターン選択部280が表示され、各種スタイル及びパターンが選択できるようになっている。また、スタイル選択部270及びパターン選択部280では、登録されているスタイルやパターンを無作為に選択して演出が行われる「ランダム」が選択できるようになっている。
スタイル選択部270では、図34に示すように、部品画像に種々の変化を与えるため、部品画像が拡大させる演出である「ズーム」、部品画像を単純に回転させる演出である「スピン」、部品画像が演出基準点を中心にローテーション移動する演出である「ローテーション」、部品画像が演出基準点を中心に奥行き方向にループさせる演出である「ループ」、部品画像が演出基準点を中心に揺らす演出である「スウィング」、部品画像が演出基準点の方向にジャンプする演出である「ジャンプ」、部品画像を膨らます演出である「風船」、部品画像が転がる演出である「車輪」、部品画像が移動する演出である「移動」、部品画像が往復運動する演出である「往復」等の動作を行う各演出が選択できるように登録されている。
パターン選択部280では、スタイル選択部270で選択されたスタイルに対応して選択できるようになっており、例えば図35に示すように、スタイル選択部270で選択された「ローテーション」に対しては、部品画像がローテーションするに際して、「時計回り(ゆっくり)」、「時計回り(速い)」「反対時計回り(速い)」等、「ローテーション」を行う場合の回転方向及び速さに関する演出が選択できるように登録されている。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「ループ」である場合には、図36に示すように、パターン選択部280では、「時計回り(ゆっくり)」、「時計回り(速い)」「反対時計回り(速い)」等、「ループ」を行う場合の回転方向及び速さに関する演出が選択できるように登録されている。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「スウィング」である場合には、図37に示すように、パターン選択部280では、「振幅小(ゆっくり)」「振幅小(中くらい)」「振幅大(ゆっくり)」等、部品画像がスウィングする場合の振り幅と速さに関する演出を選択できるようになっている。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「ジャンプ」である場合には、図38に示すように、パターン選択部280では、「ゆっくり」「中くらい」「速い」の部品画像がジャンプする場合の速さに関する演出を選択できるようになっている。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「風船」である場合には、図39に示すように、パターン選択部280では、「元→膨張(1回)」「元→膨張→元(1回)」「連続 元→膨張→元(中くらい)」等、部品画像が風船のように膨らむ演出において、膨張が1回であるのか連続するのか、膨張の速度に関する演出を選択できるようになっている。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「車輪」である場合には、図40に示すように、パターン選択部280では、「左へ転がる(回転は遅い)」「左へ転がる(回転は中くらい)」「右へ転がる(回転は速い)」等、回転する方向及び速さに関する演出を選択できるようになっている。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「移動」である場合には、図41に示すように、パターン選択部280では、「基準点へ瞬時移動」「基準点めがけてスライド」「基準点へスライドしてすぐにもどる」「基準点からスライド」等、基準点に対する動きに関する演出を選択できるようになっている。
スタイル選択部270で選択されたスタイルが「往復」である場合には、図42に示すように、パターン選択部280では、「ゆっくり」「速い」「ゆっくり(復路反転)」「速い(往路反転)」等、移動の速さと往復路において反転させるかに関する演出を選択できるようになっている。
「部品演出」の場合も「テキスト演出」「自然演出」「特殊効果演出」と同様に、アニメ演出設定画面220において、スタイル選択部及びパターン選択部での選択を行った後に、ページ画像若しくはその外側(ページ画像の外で画面内)の任意の位置に演出基準点Pを設定する。演出基準点Pの設定は、他と同様に、マウスによるクリック操作で行われ、最終のクリック位置が演出基準点Pとして有効となる。
図33の例では、タイプ選択部260で「部品演出」が選択され、スタイル及びパターンはランダムであるため、演出基準点Pのみ、又は、演出基準点Pと演出原点(演出領域の中心点)Oとの位置関係によりランダムに選択されたスタイル及びパターンに応じた演出効果が付与される。
図34の例では、スタイル選択部260で選択されたスタイルが「部品演出」、選択されたスタイルが「スウィング」で、演出基準点Pが白熊の前足近くに設定されているので、演出基準点を中心として部品画像が指定パターン(図39に示された複数パターンからランダムに指定された)に応じた揺れ(スウィング)が演出効果として付与される。この例では演出設定領域の位置は演出効果に関係しない。
図35の例では、スタイル選択部260で選択されたスタイルが「ローテーション」で、演出基準点Pが演出設定領域211の左側線上に設定されているが、指定パターン(時計回り(ゆっくり))で部品画像210が演出基準点Pを中心にローテーションする演出効果が付与される。この例では演出設定領域の位置は演出効果に関係しない。
図36の例では、スタイル選択部260で選択されたスタイルが「ループ」で、演出基準点Pが白熊の後ろ位置に設定されているが、指定パターン(時計回り(ゆっくり))で部品画像210が演出基準点Pを中心にループする演出効果が付与される。
図37の例では、スタイル選択部260で選択されたスタイルが「スウィング」で、演出基準点Pが女の子(部品画像210)の足下に設定されているので、演出基準点Pを中心として部品画像210が指定パターン(振幅大(ゆっくり))に応じた揺れ(スウィング)が演出効果として付与される。この例では演出設定領域211の位置は演出効果に関係しない。
図38の例では、スタイル選択部260で選択されたスタイルが「ジャンプ」で、演出基準点Pが演出設定領域211の上方位置に設定されているので、部品画像210が指定パターン(中くらい)で演出基準点Pの方へジャンプする演出効果として付与される。この例では演出基準点Pの位置に応じてジャンプする高さや移動する位置が変化する。また、演出設定領域211の位置は演出効果に関係しない。
図39の例では、スタイル選択部260で選択されたスタイルが「風船」で、演出基準点Pが演出設定領域211の外側左上位置に設定されているので、部品画像210が指定パターン(中くらい)で風船のように膨張する演出効果が付与される。この例では演出基準点Pと演出原点Oとの距離に応じて膨らむ大きさが変化する。また、演出設定領域211の位置は演出効果に関係しない。
図40の例では、スタイル選択部260で選択されたスタイルが「車輪」で、演出基準点Pが演出設定領域211の内側左位置に設定されているので、部品画像210が指定パターン(左へ転がる(回転は中くらい))で演出基準点Pを中心に車輪のように転がる演出効果が付与される。この例では演出設定領域211の位置は演出効果に関係しない。
図41の例では、スタイル選択部260で選択されたスタイルが「移動」で、演出基準点Pが白熊胴体部に設定されているので、部品画像210が指定パターン(基準点へモーションブラー移動)で演出原点Oから演出基準点Pに移動する演出効果が付与される。この例では演出設定領域211の位置は演出効果に関係しない。
図42の例では、スタイル選択部260で選択されたスタイルが「往復」で、演出基準点Pが白熊を通過した左位置に設定されているので、部品画像210が指定パターン(ゆっくり(復路反転))の往路で演出原点Oから演出基準点Pに移動し、復路で演出基準点Pから演出原点Oまで左右反転して移動する演出効果が付与される。この例では演出設定領域211の位置は演出効果に関係しない。
上述した各例における演出基準点の設定は、アニメ演出設定画面220において、スタイル選択部及びパターン選択部の選択を行った後に、マウスのクリック操作により演出基準点Pの位置を設定するが、アニメ演出設定画面220における演出効果の確認のためのプレビュー再生中のマウス移動の軌跡を記憶しておき、その軌跡に応じて演出基準点Pを可変にするようにしてもよい。
上述した各例における演出効果では、演出基準点及び演出領域の中心点(演出原点)を設定することで、両者の位置関係を基準として演出効果を付与することができる。例えば、演出原点に対して演出基準点を距離を大きくすることで、演出基準点を基準とした回転や移動が大きいものとなる。したがって、ページ画像やページ画像に表示された部品画像の回転・移動等の演出効果を施す場合に、回転半径や移動距離が大きい等、変化が大きい演出効果について、演出基準点の位置の設定という簡単な操作で容易に付与することができる。
タイプ選択部260で「部品演出」を選択した演出効果では、部品画像が移動等することにより、例えば、図43の演出設定画面200のページ画像201において、女の子の部品画像210を当初存在した位置210aから全く別の場所に移動する演出効果を設定した場合であっても、部品画像下の背景画面が完全に復元されているため、違和感ない演出とすることができる。
上述した「テキスト演出」「自然演出」「特殊効果演出「部品演出」については、ページ画像内において組み合わせて設定することもできる。
例えば、ページ画像内における複数のキャラクタをそれぞれ「部品演出」でジャンプさせたり、移動させたりしながら、特定のキャラクタだけに「特殊効果演出」でスポットライトを当てる一方、その場面全体に「自然演出」で雨や雪を降らせつつ、さらにそのページ画像全体を「特殊効果演出」でくねくねとフラダンスさせるなど、複数のアニメ演出を効果的にそして自在に組み合わせることもできる。
また、後述するシークレット演出(ページ画像内で予期しない画像変化を起こさせるシークレット演出)の場合は、ページ画像内における演出領域が入力装置6を構成するマウス等のポインティングデバイスで選択された際に、演出効果設定手段15で指定された演出効果を再生するものである。
また、シークレット再生の場合には、設定された演出基準点の代わりに、移動するマウスカーソルの位置をアニメ演出の演出基準点Pとして扱うようにしてもよい。この場合、シークレット再生中にマウスを移動することで演出基準点Pの位置が変化し、ダイナミックな演出を楽しむことが可能となる。
次に、演出画像作成装置を使用した演出画像の作成及び再生の全体的な流れについて、電子絵本の作成を例に、図44及び図45のフローチャート図、図46(又は図2)に示した演出画像設定ページ20(演出画像設定画面200)を参照しながら説明する。
絵本の各ページにおける演出画像の作成とは、絵本のストーリーに沿って演出する「ストーリー演出」と、ページ画像内の任意の部分において予期しない画像変化や音発生を伴う「シークレット演出」に分けられ、「ストーリー演出」及び「シークレット演出」における具体的な演出は、上記したページ画像内のキャラクタ等に動きを与える「アニメ演出」の他、ページ画像内のキャラクタ等に効果音を付与する「効果音演出」、ページ画像が表示される際に音楽が流れる「BGM演出」、ページ画像内に書かれた文章の朗読音声を付与する「音読演出」等を各ページ画像に対して行うことができる。
各ページ画像における演出は、上記した各演出が単独若しくは組み合わせて設定されている。
電子絵本を作成するに際しては、コンピュータ上で演出画像作成プログラムを立ち上げ、図44のフローチャート図の画像作成モード、演出設定モード、演出画像再生モードのモード選択において、画像作成モードを選択しておく(ステップ101)。
続いて、紙を綴じて構成された絵本をページ毎にスキャナ装置5で読み取る(ステップ102)。読み取られた画像は表示装置7に表示され、必要により画面の回転、トリミング、色調補正等の補正処理を行って(ステップ103)、各ページ画像を電子情報として画像記憶手段11に記憶する。各ページ画像を繰り返して全て読み取ることで画像読み取りが完了する(ステップ104)。
画像記憶手段11に記憶された各ページ画像は、画像再生手段14により入力装置6のキーボードにおける「→」(次の頁に進む場合)「←」(前の頁に戻る場合)のキーをタッチ(演出画像設定画面200の場合は、ページ展開部202の各アイコンをクリック)することで表示装置7においてページを1枚ずつめくって(本を読むような状態に表示して)再生可能になっている。
既存の絵本画像データを使用する場合には、画像作成により画像を読み取る作業を省略することができる。
次に、モード選択において演出設定モードを選択し(ステップ101)、演出画像を作成したいページ画像を演出画像設定ページ20(図46)又は演出画像設定画面200(図2)として表示装置7に表示させ、演出画像設定ページ20(演出画像設定画面200)において、各ページ画像について演出領域を指定する演出領域設定、及び、演出領域に演出効果を付与する演出効果設定を行う(ステップ105)。
すなわち、例えばページ画像上の部品画像に対して演出を設定する場合、図45のフローチャートに示すように、ページ画像の一部を構成する背景上に描かれた部品画像に対して、部品画像を囲む領域を演出領域(図2の演出画像設定画面200では演出設定領域211)として設定する(演出領域設定ステップ121)。
次に、演出領域における背景画像若しくは部品画像をマスク色で塗るつぶすことで塗りつぶした領域を削除若しくは分離して部品画像(図2の演出画像設定画面200では部品画像210)を抽出する(部品画像抽出ステップ122)。
抽出した部品画像を電子情報として記憶する(部品画像記憶ステップ123)。
抽出した部品画像に対応する全ピクセルについて、そのピクセルに最短の背景画像上のピクセルの色に置換することで前記演出領域における背景画像を作成する(背景画像作成ステップ124)。
前記部品画像を前記ページ画像の任意の位置に合成して演出を付与する(部品画像演出設定ステップ125)。
各ページ画像に対する演出設定が全て設定されることにより演出設定が終了する(ステップ106)。
次に、モード選択において演出画像再生モードを選択し(ステップ101)、表示装置7において演出画像の再生を行う(ステップ107)。
演出画像再生モードにおいて、絵本の各ページを自動的に捲って順次再生する「自動めくり」が選択されている否かを判断し(ステップ108)、「自動めくり」が選択されていない場合は、当該ページ画像に設定された演出効果の再生のみで終了し、「自動めくり」が選択されている場合はページ画像に設定された演出効果が最終ページまで再生されるように(ステップ109)、自動的にページがめくられ再生を繰り返す(ステップ110)。
各ページ画像における演出効果の再生は、演出領域の座標データを元にして振り分けられたあるいはその後に編集された再生時期データによって行われる。
また、「自動めくり」の場合、前ページの再生終了時からページが捲られ次ページが表示されるまでの期間は、予め設定された期間であるインターバル時間として管理されている。
演出画像設定ページ20では、図46に示すように、絵本ページ(左頁21及び右頁22)が見開き状態で表示され、「ストーリー演出」において左頁21及び右頁22に設定された演出効果をページ画面毎に再生するための操作キー窓30(演出画像設定画面200の場合は操作キー窓203)が絵本ページの上方に表示されている。操作キー窓30には、設定した演出効果を再生(プレビュー再生)して確認するための再生ボタン31、再生を停止するための停止ボタン32、再生途中で絵本ページ(左頁21及び右頁22)の再生当初に戻すための戻りボタン33、再生音量調節のための音量ボタン34が設けられている。
操作キー窓30の各ボタンについて、マウス(入力装置6)のボタン(ポインティングデバイスで表示されたカーソル先端部)を合わせてクリックすることで再生等が行われ、「ストーリー演出」において左頁21及び右頁22に設定された演出効果をページ画面毎に確認できるようになっている。
演出画像設定ページ20において、絵本のページ(左頁21及び右頁22)の下方位置には、上から「音読演出」41、「BGM演出」42、「アニメ演出」43、「効果音演出」44にそれぞれ対応する矩形部を有するタイムライン40(演出画像設定画面200のタイムライン)が表示される。タイムライン40の最下段位置には、時間軸45が表示されている。
また、タイムライン40の左横に「ストーリー演出」を設定するための「ストーリー属性」と、「シークレット演出」を設定するための「シークレット属性」との切り替えを行うための切替窓47が表示されている。「ストーリー属性」と「シークレット属性」との切り替えは、切替窓47をマウス(入力装置6)のボタンをクリックすることでクリック毎にモードの切り替えが行われるが、演出設定モードでの演出領域毎に切り替えの設定ができるようなっている。
また、タイムライン40の時間軸45の左端には、ページ再生時間を編集するための設定値増減用の再生時間編集ボタン48a,48bが設けられている。
次に、上述した演出画像作成装置により、ページ画像に描かれるキャラクタ等の部品画像に対して、「アニメ演出」(ストーリー演出)の演出効果を付与する場合の手順について、図46及び図47を参照しながら説明する。図46の演出画像設定ページ20は、図2の演出画像設定画面200に対応し、図47のアニメ設定画面80は、図33乃至図42のスタイル選択部270及びパターン選択部280にそれぞれ対応している。
この場合、演出画像作成プログラムを立ち上げた後、演出設定モード(編集モード)を選択し、演出画像設定ページ20の切替窓47で「ストーリー属性」が選択されている。
演出画像設定ページ20で表示されているタイムライン40のアニメ窓43aにマウスボタン(ポインティングデバイスで表示された先端部)を合わせてクリックして設定画面とし、ページ画像内においてアニメ演出を行いたい領域をマウスボタンでドラッグすることで任意面積の領域を矩形表示させる。
例えば、イヌの絵52を囲んで矩形表示された領域を「アニメ演出設定領域」53とする。
アニメ演出の演出画像設定を行う場合に矩形表示させた「アニメ演出設定領域」53は、ページ画像を表示して演出領域を設定するに際して(演出画像設定ページ20が表示されている場合)、演出設定領域が確認できるように、その周囲に領域境界線53aが表示されている。
矩形表示させた「アニメ演出設定領域」53内をクリックすることでアニメ設定画面80(図47)を表示させ、「アニメ演出設定領域」53に対応する演出パターンを設定する。
アニメ設定画面80では、アニメ動作の種類を示す「スタイル」81、アニメ動作の変化を示す「パターン」82、「変化の大きさ」83、「変化時間」84の窓が表示され、各窓に複数の選択枝が表示される。「スタイル」81の窓では、選択肢としてアニメーションの動作の種類に関連する回転・ズーム・変形等の語句をキーワードで表示し、「パターン」82の窓では、「キーワード」で選択された語句に対する下層の選択肢である「縦に伸びる」「横に伸びる」「丸くなる」等を表示することで、キーワードの動作に対する種類を選択し易くしている。「変化の大きさ」83の窓では、選択肢として小さい・大きい等の変化の程度を示す文言が表示され、「変化時間」84の窓では、選択肢として短い・長い等の時間の長さを示す文言が表示される。
例えば、ページ画像内のアニメを変形させて演出したい場合、「スタイル」81で「変形」を選択すると、「パターン」82の窓では「横に伸びる」「縦に伸びる」「丸くなる」等の変形動作の種類が選択肢として表示される。
各窓において演出効果を希望する選択肢上でクリックすることで文章又は文言が反転表示され、アニメ設定画面80の各窓における選択は、アニメ設定画面80が閉じた時に確定される。
アニメ設定画面80を閉じると再生時期データが作成され、タイムライン40のアニメ部43に演出領域(「アニメ演出設定領域」53)に応じた演出時間(例えばアニメが動作する時間)に対応する長さの長方形部43bが表示される。タイムライン40における長方形部43bの左端の位置は、アニメ演出の再生開始時期に対応し、この再生開始時期は、演出領域設定手段12に記憶されている各演出領域(「アニメ演出設定領域」53)の再生時期データにより決められる。
タイムライン40の時間軸45における長方形43bの位置は、演出領域設定手段12に記憶されている各演出領域の座標データに基づいて作成された再生時期データにより、時間軸45における演出効果の再生位置が自動的に振り分けられる。そして、長方形部43bの左端が演出時期の始期となり、右端が終期となる。この長方形部43bの横幅方向の長さは、演出時間として予め設定された時間に対応する長さで表示されるが、マウス等によるポインティングデバイス先端を長方形部43b上の右端又は左端に位置させて左右方向にドラッグすることで、長方形部43bの長さを変化させ、始期、終期及び演出時間の長さを変更することで演出タイミングを編集することができる。
アニメ演出として使用するアニメ画像において、「アニメ演出設定領域」53から背景データを除いたキャラクタ部を抽出したものを使用したい場合は、演出効果設定時において背景除去データを作成し、この背景除去データをアニメ画像として使用すれば、「アニメ演出設定領域」53に描かれたキャラクタをその場所で「スタイル」81及び「パターン」82に応じた動作を与えることができる。
アニメ画像によるアニメ演出を行う場合、アニメ画像が表示される中心位置に十字マーク(演出基準点)が表示され、この十字マークを基準にしてアニメ画像が回転する等の演出効果が与えられる。この十字マークの位置を画面上で自由に設定できるようにしてもよい。
また、アニメ画像について、絵本の各ページから読み取るのではなく、自分で作成して記憶しておいたオリジナルのキャラクタ画像や、演出画像作成プログラムに予め格納された既存のアニメ画像を使用するものであってもよい。
アニメ演出の再生手法は、一般的なアニメ描写手法を用いる。例えば、絵本から背景画像を除去して抜き出した「イヌ」のアニメ画像を、ページ内のイヌが描写された位置で回転させたり、雨の場面では雨のラインを画面に多数描写したり、地震の場面ではページ全体を大きくぶれさせたり、集合写真の特定の顔だけズームしたりする。
アニメ演出効果は、演出領域のサイズや位置等に対応させてもよい。例えば、演出領域に対応させてズーム・パンニング・スクロール・スピン処理、モザイク処理・変形処理・波紋をつけた処理を行う。
上述の例では「ストーリー演出」としてアニメ演出を設定したが、演出画像設定ページ20における切替窓47でシークレット属性を選択し、アニメ窓43aをクリックし同様の手順で演出効果の設定を行えば、「シークレット演出」としてのアニメ演出を設定することができる。
図46の絵本ページ(左ページ21及び右ページ22)においては、太陽の絵50に対して「シークレット演出」による効果音演出領域設定51が、文章部分54,55,56に対して「ストーリー演出」による「音読演出領域指定」57が、文章部分55に対して「ストーリー演出」による「BGM演出領域指定」57が、それぞれ設定され、効果音や朗読音等の演出効果が施されている。演出設定画面20においては、各演出領域に対して、領域境界線51a,57aが表示されている。
また、タイムライン40においては、音声部41及び音声窓41a、BGM部42及びBGM窓42a、効果音部44及び効果音窓44aがそれぞれ表示され、演出時間に対応する各長方形部41b,42b、44bが表示されている。
また、シークレット演出が設定された場合、演出設定モードの選択時(演出画像設定ページ20)において、「シークレット演出設定領域」51中にマウスのカーソル(ポインティングデバイスの先端)が位置する場合に、クリック可能なことを示す指形図形25が表示される。
また、上記例では、演出領域として指定される領域を矩形としたが、円形、三角形等などでもいいし、任意に指定した複数の座標で作られる閉じた図形であってもいいし、その大きさや形状はどんなものであってもよい。
さらに、演出領域の中心点は、図形の中心に限らず、図形に対応した任意の点でも構わない。その場合、ユーザーが自由に設定できるようにしてもよい。
また、演出画像設定ページ20では、絵本のページが見開き状態で表示され、その下方に「音読演出」「BGM演出」「アニメ演出」「効果音演出」に対応するタイムライン40が表示されているが、同じ演出設定領域に対するタイムラインにおける同じタイミング位置に、それぞれ「アニメ演出」「効果音演出」を設定することで、演出領域設定手段により設定された一つの演出領域に対して、2種類の演出効果を施すことができる。
例えば、「ストーリー演出」における一つの演出領域としての「アニメ演出設定領域」53に対して、アニメ演出及びそれに対応する効果音演出の2種類の演出(例えば、アニメ演出で「イヌが回転」及び、効果音演出で「イヌの吠える音を発生」)を同じタイミングで設定することにより、画像と音が同期した演出効果を実現することができる。
ページ画像における全ての文章部分に音読演出の設定を最初に行うことで、各演出領域の座標データ及び再生時期データに基づいて、ページ再生時間及び各演出領域の再生タイミングの初期値が決定される。
演出効果が設定されたページ画像が演出画像再生モードで再生される場合に表示装置7に表示される画面は、図48に示したページ画像再生画面70のようになる。音読演出の演出画像設定を行う際に演出画像設定ページ20に表示されていた各領域境界線57aは、絵本本来の画像を邪魔しないため、及びシークレット演出を秘密にしておくために非表示となる。
音読データの再生に際しては、各ページ画像が表示されている状態で、タイムライン40の音読部41で設定された発音タイミングで再生される。発音タイミングは、上述したように、演出領域の再生時期データにより演出効果の再生時期が振り分けられている。すなわち、ページ画像再生画面70においては、各音読演出設定領域57、57,57に対して文章部分55,文章部分54,文章部分56の順で再生される。
また、画像再生画面70においては、「シークレット演出設定領域」51以外の領域にマウスのカーソル(ポインティングデバイスの先端)が位置する場合は矢印図形26が表示されるのに対して(図48(a))、「シークレット演出設定領域」51中にマウスのカーソル(ポインティングデバイスの先端)が位置する場合に、クリック可能なことを示す指形図形25が表示されるので(図48(b))、演出画像再生モード(鑑賞モード)において「シークレット演出設定領域」であることを認識することができる。
上記した各例では、表示装置7において、絵本のページの左右頁が見開き状態で表示され、一枚ずつ捲るように再生するようにしたが、見開きではなく紙芝居のように一頁毎に表示されるような再生の仕方であってもよい。
上述した演出画像作成装置及び演出画像作成プログラムによれば、名作絵本や紙芝居など子供に見せたい絵本のページ画像をコンピュータに読み込むとともに、それに対して自分の感性で、登場するキャラクタ等に動きの変化を与えるアニメ演出を自由に設定することができ、また、子供自身が見つけて驚いたり喜んだりしそうな秘密の仕掛をシークレット演出として設定することで、各場面の情景や絵に対して変化を与え、決まりきった仕掛けや演出しかない従来の電子絵本では味わえない自分なりの絵本演出を自由に楽しむことができる。
更に、ページ画像において演出を施す領域、シークレット演出対象物や種類、演出タイミング等はいつでも自由に変更することができるので、一つの題材に対して繰り返して新鮮な絵本鑑賞を楽しむことができる。
また、コンピュータの画面上で実際の絵本のページを捲りながら、画像とストーリー、シークレットの演出を編集しながら施すことができるので、誰にでも直感的で解りやすいユーザーインターフェースを提供することができる。
上述した例では、ページ画像が複数存在する絵本について演出を施す例について説明したが、絵本以外の一枚の絵、ポスター等の画像であっても本発明を実施することが可能である。
本発明の演出画像作成装置を使用することにより、ページ画像から抽出した部品画像を用いて「部品画像」そのものが動き出すような様々な演出、例えば、部品画像の位置を移動する演出、部品画像の拡大縮小、回転、変形(伸縮、反転、ひずみ、風船、遠近など)、透過、輪郭強調などの演出等を施すことができ、自由度の高い演出効果が施された演出画像を作成することができる。
本発明の演出画像作成装置の一例を示すブロック図である。 表示装置に表示された演出設定画面の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(テキスト演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(テキスト演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(テキスト演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(テキスト演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(テキスト演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(テキスト演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(自然演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(自然演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(自然演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(自然演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(自然演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(特殊効果演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(特殊効果演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(特殊効果演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(特殊効果演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(特殊効果演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(特殊効果演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(特殊効果演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(特殊効果演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(特殊効果演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(特殊効果演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面の一例を示す画面説明図である。 演出設定領域から部品画像を自動的に抽出する手順を説明するための演出設定領域の画像説明図である。 (a)〜(f)は演出設定領域から部品画像を自動的に抽出する手順を説明するための演出設定領域の模式説明図である。 部品画像を自動的に抽出するための手順を説明するためのフローチャート図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ画像編集画面(部品編集)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面の一例を示す画面説明図である。 背景画像を自動的に作成するための手順を説明するためのフローチャート図である。 表示装置に表示されたアニメ画像編集(背景編集)画面の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(部品演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(部品演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(部品演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(部品演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(部品演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(部品演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(部品演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(部品演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(部品演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示されたアニメ演出設定画面(部品演出)の一例を示す画面説明図である。 表示装置に表示された演出設定画面の一例を示す画面説明図である。 本発明の演出画像作成装置全体の動作を説明するためのフローチャート図である。 演出画像作成プログラムによる動作手順を示すフローチャート図である。 表示装置に表示された演出画像設定ページの一例を示す画面説明図である。 「アニメ演出」の設定に際して表示装置に表示されたアニメ設定画面を示す説明図である。 (a)及び(b)は表示装置に表示されたページ画像再生画面一例を示す画面説明図である。
符号の説明
1…CPU、 2…ROM、 3…RAM、 4…音源装置、 5…スキャナ装置、 6…入力装置、 7…表示装置、 8…外部記録装置、 9…A/D変換器、 10…マイクロフォン、 11…画像記憶手段、 12…演出領域設定手段、 13…部品画像抽出手段(部品画像自動抽出手段)、 14…背景画像作成手段、 15…演出効果設定手段、 16…演出再生手段、 20…演出画像設定ページ、 30…操作キー窓、 40…タイムライン、 45…時間軸、 47…切替窓、 53…アニメ演出設定領域、 53a…領域境界線、 70…ページ画像再生画面、 80…アニメ設定画面、 200…演出画像設定画面、 201…ページ画像、 210…部品画像、 211…演出設定領域、 220…アニメ演出設定画面、 221…部品画像生成窓、222…背面画像生成窓、 230…アニメ画像編集画面、 232…ブラシ部(ペイントツール) 233…透明窓(マスクモード)、 234…「色の復元」窓(マスク取消モード)、 235…色付け窓、 260…タイプ選択部、 261…テキスト窓、 270…スタイル選択部、 280…パターン選択部、 O…演出原点(演出領域の中心点)、 P…演出基準点。

Claims (10)

  1. 画面に表示されたページ画像について演出効果を施す装置であって、
    前記画面内の任意の位置を演出基準点として設定し、前記演出基準点を基準として演出効果を付与する演出効果設定手段を備えて成ることを特徴とした演出画像作成装置。
  2. 画面に表示されたページ画像について演出効果を施す装置であって、
    前記ページ画像内に演出領域を設定するとともに、前記画面内の任意の位置を演出基準点として設定し、
    前記演出領域の中心点と前記演出基準点との位置関係を基準として演出効果を付与する演出効果設定手段を備えて成ることを特徴とした演出画像作成装置。
  3. 前記演出効果設定手段により付与される演出効果は、ページ画像に新たに書き込むテキスト表示部分が変化するものである請求項1又は請求項2に記載の演出画像作成装置。
  4. 前記演出効果設定手段により付与される演出効果は、ページ画像全体が変化するものである請求項1又は請求項2に記載の演出画像作成装置。
  5. 前記演出効果設定手段により付与される演出効果は、ページ画像に表示された部品画像部分が変化するものである請求項1又は請求項2に記載の演出画像作成装置。
  6. 前記ページ画像から演出対象となる部品画像に対応した演出領域を設定する演出領域設定手段と、前記演出領域の画像を元にして部品画像を自動で抽出する部品画像自動抽出手段を備え、
    前記演出効果設定手段は、前記部品画像を元にして生成される画像について、演出基準点を設定する請求項5に記載の演出画像作成装置。
  7. ページ画像内で予期しない画像変化を起こさせるシークレット演出が選択されている場合、前記演出基準点は、シークレット演出再生中におけるマウスカーソルの位置である請求項1又は請求項2に記載の演出画像作成装置。
  8. 画面に表示されたページ画像の全体領域、一部領域又はページ画像に新たに書き込むテキスト表示部分について演出効果を付与する領域として選択する演出領域設定ステップと、
    前記演出効果の内容を選択する演出効果設定ステップと、
    前記ページ画像が表示される画面内の任意の位置を演出基準点として設定する演出基準点設定ステップと
    を具備することを特徴とした演出画像作成方法。
  9. 請求項8に記載の演出画像作成方法の各ステップをコンピュータにより実行することが可能な演出画像作成プログラム。
  10. 請求項9に記載の演出画像作成プログラムが格納されたことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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