JP2010072351A - 画像形成装置 - Google Patents

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隆幸 近藤
Tomoya Saeki
智也 佐伯
Noribumi Sato
紀文 佐藤
Toru Tanaka
徹 田中
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Abstract

【課題】低コストで色ずれ制御および斜行補正を行うことのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】
記録媒体(印刷用紙18)に対して1色または2色以上の色材を用いて画像を形成する画像形成手段(画像形成ユニット2)と、前記記録媒体の幅方向に所定の間隔を挟んで複数並設され、当該記録媒体を前記画像形成手段に対向して搬送する搬送ベルト(B1、B2)とを少なくとも備えているので、搬送ベルトの総面積を縮減することができ、コストを低減することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
電子写真方式等を採用したプリンタや複写機等の画像形成装置のうち、カラー画像を形成可能な画像形成装置としては、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(以下、YMCKと略する)等の複数色のトナー像を、記録媒体としての印刷用紙を搬送する搬送ベルト上に保持された状態で搬送される印刷用紙上に多重に転写した後、当該YMCK等の複数色のトナー像が多重に転写された印刷用紙を、搬送ベルトから分離して定着処理を施すことにより、カラー画像を形成するように構成したものがある。
また、カラー画像を形成可能な画像形成装置としては、例えば、YMCK等の複数色のトナー像を、中間転写ベルト上に多重に一次転写した後、当該中間転写ベルト上に多重に一次転写されたYMCK等の複数色のトナー像を、一括して印刷用紙上に二次転写して定着処理を施すことにより、カラー画像を形成するように構成したものがある。
ところで、上述のような画像形成装置に用いられる搬送ベルトは、耐熱性を有し、厚さは例えば50〜600μm、体積抵抗値は例えば10〜1012Ωcm等の条件が課され、例えばポリイミド
、ポリイミドアミド、PBI(ポリベンゾイミダゾール樹脂)等の伸縮性のない耐熱材料で形成されたフィルムが用いられる。
このような特殊な材質を用いた搬送ベルトは、非常に高価な機能部材であり、画像形成装置のコストが嵩む要因の一つとなっている。
一方で、プリンタエンジン間の用紙経路等を工夫することにより、搬送ベルトを省いても用紙搬送は可能であり、搬送ベルトを省略した直接転写方式が提案されている。これにより、搬送ベルト、ベルト駆動用モータ、駆動ローラ等を省略することができコスト低減が可能となる。
ところが、従来は、搬送ベルト上に色ずれ検出パターンを転写し、この検出パターンをセンサ等の検出手段で検出することにより、色ずれ制御(カラーレジストレーション調整)を行っているため、前記のように搬送ベルトを省略した直接転写方式による画像形成装置では、検出パターンを形成することができず、色ずれ制御を行うことができないという問題があった。
そこで、特開2003−84511号公報では、印刷用紙上に検出パターンを形成して色ずれ制御を行う技術が開示されている。
また、直接転写方式では、ローラ対の搬送ベルトに対する搬送速度差や平行度が、搬送ベルトの搬送速度や斜行に影響を与えるという不具合があり、これを解消すべく種々の技術が提案されている。
例えば、特許3074054号公報では、記録媒体の先端が最初の転写位置に到達後から次の転写位置に到達前に搬送力付与手段の搬送力を解除する技術が開示されている。
特開2003−84511号公報 特許3074054号公報
本発明は、低コストで色ずれ制御および斜行補正を行うことのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る画像形成装置は、記録媒体に対して1色または2色以上の色材を用いて画像を形成する画像形成手段と、前記記録媒体の幅方向に所定の間隔を挟んで複数並設され、当該記録媒体を前記画像形成手段に対向して搬送する搬送ベルトとを少なくとも備えることを特徴とする。
請求項2の発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載の発明について、前記画像形成手段を用いて前記各搬送ベルトの表面に色ずれ検出パターンを形成する検出パターン形成手段と、前記検出パターンを検出する検出手段とを備えることを特徴とする。
請求項3の発明に係る画像形成装置は、記録媒体に対して2色以上の色材を用いて画像を形成する画像形成手段と、前記記録媒体の幅方向に所定の間隔を挟んで複数並設され、前記画像形成手段によって表面に形成される色ずれ検出パターンを搬送する搬送ベルトと、前記検出パターンを検出する検出手段とを備えることを特徴とする。
請求項4の発明に係る画像形成装置は、請求項2または請求項3の何れかに記載の発明について、前記搬送ベルトの幅は、前記画像形成手段による作像範囲よりも狭く、前記検出手段の読み取り範囲よりも広く選定されることを特徴とする。
請求項5の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項4の何れかに記載の発明について、前記画像形成手段は、前記記録媒体および前記搬送ベルトに画像を転写する1または2以上の転写ローラを備え、前記搬送ベルトは、前記転写ローラによって駆動されることを特徴とする。
請求項6の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項5の何れか記載の発明について、前記搬送ベルトを巻き掛ける複数の張架ローラと、前記記録媒体の前記搬送ベルトへの送り出しタイミングを調整するレジゲートとを備え、前記記録媒体の搬送経路の最上流に位置する前記張架ローラは、軸方向において搬送ベルトとの接触面以外の領域に、当該搬送ベルトとの接触部の直径よりも小径の領域を有し、前記レジゲートは、前記記録媒体を係止する係止部が、前記張架ローラの前記小径の領域でかつ外径よりも内側に移動可能に配置されることを特徴とする。
請求項7の発明に係る画像形成装置は、請求項6に記載の発明について、複数の前記搬送体ベルトの幅方向における最外端部の距離は、前記記録媒体の最大幅寸法よりも大きく選定されることを特徴とする。
請求項8の発明に係る画像形成装置は、請求項6に記載の発明について、前記搬送ベルトが2本である場合において、前記搬送ベルトの幅方向における内側端部間の距離は、前記記録媒体の最小幅寸法よりも小さく選定されることを特徴とする。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、搬送ベルトの総面積を縮減することができ、コストを低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、記録媒体に検出パターンを形成する必要がなく、記録媒体を消費することなく色ずれ制御を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、記録媒体に検出パターンを形成する必要がなく、記録媒体を消費することなく色ずれ制御を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、搬送ベルトの総面積をより縮減することができ、コストを一層低減することができる。
請求項5に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、ベルト駆動ローラおよび従動ローラを省略することができるので、コストを低減することができる。
請求項6に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、レジゲートから斜行補正された後、送出された記録媒体は斜行補正状態を崩すことなく、張架ローラと対向ローラとの圧接部(ニップ部)に進入、搬送させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、記録媒体の先端を確実に係止して斜行補正を行うことができる。
請求項8に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、記録媒体の先端を確実に係止して斜行補正を行うことができる。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1から図3を参照して、本発明についての第1の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
特には限定されないが、本実施の形態の示す画像形成装置としてのプリンタPR1は、フルカラープリンタであるものとする。
フルカラープリンタは、例えば、パーソナルコンピュータやスキャナ等から送られてくる画像データに基づいて印刷動作を実行するように構成されている。
図1の概略構成図において、フルカラープリンタ本体1の内部には、その略中央部に、画像形成手段としての画像形成ユニット2が上下方向に沿って配設されている。
また、フルカラープリンタ本体1の内部には、画像形成ユニット2の一側(図1上は、右側)に、画像形成ユニット2で形成された複数色の検出パターンP1、P2(図2の(a)参照)を搬送する搬送ベルトユニット3が設けられている。
また、当該画像形成ユニット2の他側(図1上は、左側)には、制御回路等を備えた制御ユニット4が、画像形成ユニット2の斜め下方には、高圧電源回路等を備えた電源回路ユニット5が、それぞれ設けられている。
また、フルカラープリンタ本体1内の底部には、転写材(記録媒体)としての印刷用紙18を給紙する給紙ユニット6が配設されている。
画像形成ユニット2は、下から順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(B)の各色のトナー像を形成する4つの画像形成部7Y、7M、7C、7Bを備えており、これらの4つの画像形成部7Y、7M、7C、7Bは、上下方向に沿って一定の間隔をおいて直列的に配設されている。
これらの4つの画像形成部7Y、7M、7C、7Bは、形成する画像の色以外はすべて同様に構成されており、図1に示すように、所定の回転速度で回転する感光体ドラム8と、この感光体ドラム8の表面を一様に帯電する一次帯電用の帯電ローラ(図示せず)と、当該感光体ドラム8の表面に各色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する露光装置10と、感光体ドラム8上に形成された静電潜像を対応する色のトナーで現像する現像装置11と、感光体ドラム8上に残留した転写残トナーをクリーニングするクリーニング装置(図示せず)と、現像装置11にトナーを補給するトナー補給装置13とから構成されている。
現像装置11は、図1に示すように、内部に収容された二成分または一成分の現像剤を攪拌しつつ現像ローラへと供給し、当該現像ローラに供給された現像剤の層厚を規制しながら、感光体ドラム8と対向する現像領域へと搬送し、当該感光体ドラム8の表面に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像するように構成されている。
また、フルカラープリンタ本体1の内部には、図1に示すように、制御ユニット4が配設されており、この制御ユニット4には、例えば、画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理装置が設けられている。
この画像処理装置からは、露光装置10にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色の画像データが順次出力され、この露光装置10から画像データに応じて出射される4本のレーザービームが、それぞれの感光体ドラム8Y、8M、8C、8B上に走査露光されて静電潜像が形成される。
各感光体ドラム8Y、8M、8C、8B上に形成された静電潜像は、現像装置11Y、11M、11C、11Bによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色のトナー像として現像される。
また、搬送ベルトユニット3は、図1および図2に示すように、無端状ベルトとして、切れ目が無く循環して移動する搬送ベルトB1(B2)を備えている。
なお、印刷用紙18としては、シート状部材であって、例えば、A4サイズやA3サイズ、あるいはB5サイズやB4サイズなど種々のサイズの普通紙、コート紙等の厚紙や、OHPシートなど、種々の材質のものが用いることが可能である。
また、符号50は、自動両面印字用の用紙搬送経路である。ロール対32から排出される紙の後端が完全に排出される前にロール対32が逆転し、切り替えゲート(図示せず)により符号50の方向に搬送され、再びレジロール19に突入し、裏面印字を行う。
本実施の形態における搬送ベルトB1、B2は、図2の(a)に示すように、張架ローラとしての駆動ローラ19と従動ローラ20の両端部に巻き掛けられる2本の無端状ベルトで構成されている。
搬送ベルトB1、B2は、駆動ローラ19の回転により、矢印A方向に回動される。
なお、搬送ベルトB1、B2は、転写ローラ23Y、23M、23C、23Bにより感光体ドラム8Y、8M、8C、8Bに対して圧接されている。これにより、搬送ベルトB1、B2の表面に検出パターンP1、P2が形成される。
また、図2の(b)に示すように、搬送ベルトB1、B2の表面に対向させて、検出パターンP1、P2を検出する検出センサS1が設けられている。
これにより、検出センサS1による検出パターンP1、P2の検出結果に基づいて色ずれ量に応じた色ずれ制御を行うことができる。
なお、色ずれ制御は、既存の制御方式によって行われる。
例えば、図6の(a)に示すような検出パターンP1、P2によって、用紙搬送方向の色ずれ量を検知、補正し、図6の(b)に示すような検出パターンP1、P2によって用紙搬送方向と直交する方向の色ずれ量を検知、補正する。
また、検出パターンP1,P2の大きさは、特には限定されないが、例えば幅5〜10mm程度とすることができる。
搬送ベルトB1、B2の材質は、比較的高価なポリイミド、ポリイミドアミド、PBI(ポリベンゾイミダゾール樹脂)等の伸縮性のない耐熱材料を敢えて用いる必要はなく、トナーにより検出パターンP1、P2を表面に形成することができる材質であれば足りる。
即ち、例えば、可撓性を有するポリカーボネートなどの合成樹脂フィルムを無端ベルト状に形成したものを用いることができる。
これにより、搬送ベルトを駆動ローラ19と従動ローラ20の全幅にわたって設ける場合に比して、搬送ベルトの総面積を低減することができ、また、材料費を低減することができるので、プリンタPR1の製造コストが低減される。
また、検出パターンP1、P2を形成する際に印刷用紙18を消費することもないので、運用コストも低減される。
また、搬送ベルトB1、B2の幅は、画像形成ユニット2による作像範囲よりも狭く、検出センサS1の読み取り範囲よりも広く選定されるようにできる。これにより、搬送ベルトの総面積をより縮減することができ、コストが一層低減される。
次に、図3を参照して、搬送ベルトユニットの他の構成例について説明する。
図3に示す搬送ベルトユニット3’は、図2に示す搬送ベルトユニット3と比較すると分かるように、駆動ローラ19と従動ローラ20が省略され、搬送ベルトB1、B2が、転写ローラ23Y、23M、23C、23Bの両端部に直接巻き掛けられている。
そして、搬送ベルトB1、B2が、転写ローラ23Y、23M、23C、23Bによって感光体ドラム8Y、8M、8C、8Bに対して圧接されている。これにより、搬送ベルトB1、B2は、感光体ドラム8Y、8M、8C、8Bの回転により矢印A方向に従動されると共に、表面に検出パターンP1、P2が形成される。
従って、駆動ローラ19および従動ローラ20が不要となる分、部品点数が低減され、コストも低廉化される。
なお、搬送ベルトユニット3および搬送ベルトユニット3’において、搬送ベルトの本数は、2本に限らず、3本以上であってもよい。
また、図4に、本発明とは構成を異にするが、同様の作用を得られる搬送ベルトユニット300の構成例を示す。
図4に示す搬送ベルトユニット300は、図2の搬送ベルトユニット3および図3の搬送ベルトユニット3’と比較すると分かるように、駆動ローラ19と従動ローラ20の両端部または転写ローラ23Y、23M、23C、23Bの両端部に搬送ベルトB1、B2を巻き掛ける構成に代えて、駆動ローラ19と従動ローラ20の両端部または転写ローラ23Y、23M、23C、23Bの略中央部に1本の搬送ベルトB3が巻き掛けられた構成となっている。
なお、搬送ベルトB3の材質等は上記の通りである。
これにより、搬送ベルトの総面積を一層低減することができ、プリンタPR1の製造コストが一層低減される。
(第2の実施の形態)
図5を参照して、本発明についての第2の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
なお、画像形成装置としてのプリンタPR2の全体構成は、図1に示す第1の実施の形態に係るプリンタPR1と同様である。
また、プリンタPR2における搬送ベルトユニット500について、第1の実施の形態に係るプリンタPR1の搬送ベルトユニット3、3’と同様の構成については同一の符号を付して説明は省略する。
搬送ベルトユニット500が、搬送ベルトユニット3、3’と異なる点は、印刷用紙の搬送経路Kの最上流に位置する張架ローラ190が、軸方向において2本の搬送ベルトB10、B11との接触面191a、191c以外の領域に搬送ベルトB10、B11との接触部の直径よりも小径の領域192a〜dを有している点である。
また、張架ローラ190に対向し、ベルト外周面から押圧された対向ローラ45を有し、印刷用紙の搬送経路Kを搬送されて来た印刷用紙の先端が張架ローラ190と対向ローラ45との圧接部(ニップ部)に進入する上流側において印刷用紙を係止する係止部250aを有するレジゲート250を備えている。
このレジゲート250の係止部250aは、張架ローラ190の小径の領域192a〜dで且つ外径よりも内側に矢印C方向に回動可能とされている。
そして、レジゲート250の係止部250aが所定のタイミングで矢印C方向に回動されることにより、斜行補正を行った印刷用紙を搬送させることができる。
なお、レジゲート250はソレノイド等を駆動源として動作されるようにできる。
即ち、レジゲート250をバネ付勢や自重などによって通常時において係止位置に保持し、ソレノイド等の駆動力によってレジゲート250を解除位置に移動させるように構成することができる。
また、駆動力が無い状態においてバネ付勢や自重などによりレジゲート250を解除位置とし、ソレノイド等の駆動力の作用によってレジゲート250を係止位置に移動させるように構成してもよい。
ここで、プリンタPR2における印刷用紙の給紙からトナー画像転写開始までの動作を説明する。なお、プリンタPR2の構成については図1を参照する。
給紙ユニット6から給紙された印刷用紙18の先端をセンサで検知し、予め印刷用紙18を係止する位置(以後、係止位置という)にあるレジゲート250に印刷用紙18の先端が係止される状態まで印刷用紙18を搬送する。
前記センサの検知信号を基準として感光体ドラム8Y、8M、8C、8Bへの画像形成を開始するとともに、感光体ドラム8Y、8M、8C、8B上に形成したトナー画像先端が印刷用紙18への転写点に到達するのと同時に該転写点に印刷用紙18の画像形成領域先端が到達するようにレジゲート250を印刷用紙18を係止しない位置(以後、解除位置という)に移動して印刷用紙18の搬送を再開する。
レジゲート250から送出された印刷用紙18は、既に回転動作している搬送経路の最上流に配置された張架ローラ190と対向ローラ45とのニップ部に進入し、該ニップ力と搬送ベルトB10、B11に印加された高圧電圧によって搬送ベルトB10、B11に発生する静電気吸着力によって搬送ベルトB10、B11と一体的に、下流に配置された各色のトナー画像転写点へと搬送される。
上述したように、搬送経路Kの最上流に位置する張架ローラ190は、軸方向において搬送ベルトB10、B11との接触面191a、191c以外の領域に搬送ベルトB10、B11との接触部の直径よりも小径の領域192a〜dを有しており、レジゲート250の係止部250aが小径の領域192a〜dでかつ張架ローラ190の外径よりも内側で移動可能に配置されているので、レジゲート250から斜行補正された後に送出された印刷用紙18は斜行補正状態を崩すことなく、張架ローラ190と対向ローラ45とのニップ部に進入され、搬送される。
さらに図5に示すように、レジゲート250の係止部250aが搬送経路Kを遮断する位置にあるので、レジゲート250が係止位置にあるときには、印刷用紙18の先端を確実に係止して斜行補正が行われる。
また、レジゲート250の直後に、張架ローラ190と対向ローラ45とのニップ部が位置しているので、レジゲート250が解除位置に移動し、印刷用紙18の搬送が再開された直後に、印刷用紙18はニップ部に進入されて、搬送されるので、斜行補正状態を確実に維持される。
なお、比較対象としての従来の技術においては、レジユニットはレジゲートとレジローラ対とで構成され、搬送ベルトに対して搬送経路上の上流側に独立して配置されているので、記録媒体の上端が搬送ベルトに到達してから記録媒体の下端がレジローラのニップを抜けるまでは、レジローラ対と搬送ベルトとの搬送速度の差によって、レジユニットは搬送ベルトに対して押込み力あるいは引き戻し力を生じる。
これに対して、本実施の形態によれば、搬送ベルトB10、B11を張架する複数のローラのうち搬送経路K上の最上流に位置するローラ190と対向ローラ45とのローラ対がレジユニットのレジローラ対の機能を兼ねているため、搬送ベルトB10、B11に対して押込み力あるいは引き戻し力を生じることがなく、したがって搬送速度を変化させることがない。
また、従来のようにレジローラ対を独立に設ける必要が無いため、構成の簡素化、装置の小型化、コストの低減がなされる。
また、上述の通り、印刷用紙18は搬送ベルトB10、B11により搬送速度が変動することなく搬送され、転写点を通過していくため、感光体ドラム8Y、8M、8C、8B上に形成されたトナー画像は、予め設定された転写位置に転写される。
よって、印刷用紙18上の各色画像位置の相互のずれを生じることがないので、色ずれが抑制される。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明による画像形成装置は、レーザプリンタ、フルカラープリンタ、複合機、ファクシミリ装置等に適用することができる。
第1の実施の形態に係るプリンタPR1の概略構成を示す構成図である。 第1の実施の形態に係るプリンタPR1における搬送ベルトユニットの構成を示す正面図(a)と側面図(b)である。 搬送ベルトユニットの他の構成を示す正面図(a)と側面図(b)である。 搬送ベルトユニットの参考例を示す正面図である。 第2の実施の形態に係るプリンタPR2における搬送ベルトユニットの構成を示す正面図(a)と側面図(b)である。 検出パターンの例を示す説明図である。
符号の説明
PR1、PR2 プリンタ(画像形成装置)
P1〜P3 検出パターン
3 搬送ベルトユニット
4 制御ユニット
5 電源回路ユニット
6 給紙ユニット
7(7Y、7M、7C、7B) 画像形成部(画像形成手段)
8(8Y、8M、8C、8B) 感光体ドラム
10 露光装置
11(11Y、11M、11C、11B) 現像装置
13 トナー補給装置
18 印刷用紙(記録媒体)
19 駆動ローラ
20 従動ローラ
23(23Y、23M、23C、23B) 転写ローラ
45 対向ローラ
190 張架ローラ
250 レジゲート
250a 係止部
300 搬送ベルトユニット
500 搬送ベルトユニット
B1、B2、B3 搬送ベルト
B10、B11 搬送ベルト
K 搬送経路
P1 検出パターン
S1 検出センサ

Claims (8)

  1. 記録媒体に対して1色または2色以上の色材を用いて画像を形成する画像形成手段と、
    前記記録媒体の幅方向に所定の間隔を挟んで複数並設され、当該記録媒体を前記画像形成手段に対向して搬送する搬送ベルトと、
    を少なくとも備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段を用いて前記各搬送ベルトの表面に色ずれ検出パターンを形成する検出パターン形成手段と、
    前記検出パターンを検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記録媒体に対して2色以上の色材を用いて画像を形成する画像形成手段と、
    前記記録媒体の幅方向に所定の間隔を挟んで複数並設され、前記画像形成手段によって表面に形成される色ずれ検出パターンを搬送する搬送ベルトと、
    前記検出パターンを検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記搬送ベルトの幅は、前記画像形成手段による作像範囲よりも狭く、前記検出手段の読み取り範囲よりも広く選定されることを特徴とする請求項2または請求項3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成手段は、前記記録媒体および前記搬送ベルトに画像を転写する1または2以上の転写ローラを備え、
    前記搬送ベルトは、前記転写ローラによって駆動されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 前記搬送ベルトを巻き掛ける複数の張架ローラと、
    前記記録媒体の前記搬送ベルトへの送り出しタイミングを調整するレジゲートと、
    を備え、
    前記記録媒体の搬送経路の最上流に位置する前記張架ローラは、軸方向において搬送ベルトとの接触面以外の領域に、当該搬送ベルトとの接触部の直径よりも小径の領域を有し、
    前記レジゲートは、前記記録媒体を係止する係止部が、前記張架ローラの前記小径の領域でかつ外径よりも内側に移動可能に配置されることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 複数の前記搬送体ベルトの幅方向における最外端部の距離は、前記記録媒体の最大幅寸法よりも大きく選定されることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記搬送ベルトが2本である場合において、前記搬送ベルトの幅方向における内側端部間の距離は、前記記録媒体の最小幅寸法よりも小さく選定されることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013088653A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2015143799A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
US9465345B2 (en) 2014-01-31 2016-10-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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