以下に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明が適用可能な画像形成装置の一実施形態について、図1を参照して説明する。ここで、図1は本発明が適用可能なタンデム型カラー画像形成装置の概略構成図である。
本実施の形態に係る画像形成装置の一例である複写機は、原稿読取装置により読み取られた原稿の画像情報、図示しないパーソナルコンピュータ等のように複写機に対して画像情報を入力する画像情報入力装置から送られてくる画像情報等が入力され、入力された画像情報に対して画像処理が行われるようになっている。
図1において、1は電子写真方式のタンデム型のデジタルカラー型複写機の本体を示すものであり、本体1の上部に、原稿2を一枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置3と、自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿2の画像を読み取る原稿読取装置4が配設されている。この原稿読取装置4は、プラテンガラス5上の原稿2を光源6によって走査し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8,9及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子11上に露光して、この画像読取素子11によって原稿2の反射光像を予め定められたドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るようになっている。
原稿読取装置4によって読み取られた原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとして画像処理装置12に送られ、この画像処理装置12では、原稿2の反射率データに対して、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の画像処理が施される。また、画像処理装置12は、パーソナルコンピュータ等から送られてくる画像データに対しても、画像処理を行うようになっている。
そして、上記の如く画像処理装置12で画像処理が施された画像データは、同じく画像処理装置12によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各8ビット)の4色の階調データに変換され、次に述べるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの走査光学系14に送られ、露光手段である走査光学系14では、各色画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kに対応した階調データに応じてレーザ光LBによる画像露光が行われる。
また、本実施の形態に係る画像形成装置では、各々色の異なるトナー像を形成する複数の画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kを並列的に配置するとともに、この複数の画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの上部にわたって、当該複数の画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kで形成された各色のトナー像が転写されるベルト状の中間転写体25を配置し、さらに複数の画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの下方に、各画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの像保持体15Y,15M,15C,15Kに画像の書き込みを行なう画像書込手段14Y,14M,14C,14Kを配置している。
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応する4つの画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kは、複数の張架ロールにより張架された無端状の中間転写ベルト25の進行方向に沿って水平方向に一定の間隔をおいて並列的に配置されており、それぞれイエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色のトナー像が予め定められたタイミングで順次形成されるように構成されている。なお、これらの各画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kは、以下適宜、各構成機器の符号は総称表記(例えば、感光ドラム15)とするが、例えば、使用頻度が他と比べて多い黒色に関しては例えば感光ドラム15Kを大きくすることなどがあり、全く同一であることを示すわけではない。
各画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kは、大別して、予め定められた速度(例えば、200mm/sec)で回転駆動される像保持体としての感光ドラム15と、この感光ドラム15の表面を一様に帯電する帯電手段としてのコロナワイヤとグリッドとを含む帯電ユニット16と、当該感光ドラム15の表面に各感光ドラム15に対応した画像を露光して静電潜像を形成する露光手段としての走査光学系14と、感光ドラム15上に形成された静電潜像を各感光ドラム15に対応した色のトナーで現像する現像手段としての現像装置17と、感光ドラム15の表面を清掃するクリーニング手段としてのドラムクリーニング装置18等とから構成されている。なお、本実施の形態において、帯電ユニット16は被保護部材の一例であり、コロナワイヤ及びグリッドと感光ドラム15とが非接触な状態で、予め定められた電圧を印加することにより、感光ドラム15の表面を帯電し、画像形成装置1に対してコロナワイヤとグリッドとを感光ドラム15に対して独立して着脱自在に構成され、複写機本体1から個別に交換を可能としたものを指す。
本実施の形態において、走査光学系14は、4つの画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kに共通に構成されており、図示しない4つの半導体レーザを各色の階調データに応じて変調して、これらの半導体レーザからレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kを階調データに応じて照射するように構成されている。なお、上記走査光学系14は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成してもよい。上記半導体レーザから出射されたレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kは、図示しないf−θレンズを介してポリゴンミラー19に照射され、このポリゴンミラー19によって偏向走査される。上記ポリゴンミラー19によって偏向走査されたレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kは、図示しない結像レンズ及び複数枚のミラーを介して、感光ドラム15上の露光ポイントに、斜め下方から走査露光される。
本実施の形態において、上記走査光学系14は、その周囲が直方体状のフレーム20によって密閉されていると共に、当該フレーム20の上部には、4本のレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kを、各画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの感光ドラム15上に露光するため、シールド部材としての透明なガラス製のウインドウ21Y,21M,21C,21Kが設けられている。
上記画像処理装置12からは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kに共通して設けられた走査光学系14に、各色の画像データが順次出力され、この走査光学系14から画像データに応じて出射されたレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kは、対応する感光ドラム15の表面に走査露光され、静電潜像が形成される。上記感光ドラム15上に形成された静電潜像は、現像装置17によって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像(可視像化)される。
上記各画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの感光ドラム15上に、順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの上方にわたって配置された転写ユニット22の中間転写ベルト(ベルト状の中間転写体)25上に、4つの一次転写ロール26Y,26M,26C,26Kによって順次多重に転写される。これらの一次転写ロール26Y,26M,26C,26Kは、各画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの感光ドラム15に対応した中間転写ベルト25の裏面側に配設されている。ここで、各一次転写ロール26Y,26M,26C,26Kは、所望の体積抵抗値に調整されており、これらの一次転写ロール26Y,26M,26C,26Kには、不図示の転写バイアス電源が接続されており、トナー極性とは逆極性(本実施の形態では正極性)の転写バイアスが予め定められたタイミングで印加されるようになっている。
また、上記中間転写ベルト25は、ドライブロール27と、テンションロール24と、バックアップロール28との間に一定のテンションで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロール27により、矢印方向に循環するように駆動されるようになっている。上記中間転写ベルト25は、例えば、チャージアップを起こさないべルト素材(ゴムまたは樹脂)にて抵抗調整されたものが使用されている。
上記中間転写ベルト25上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、当該中間転写ベルト25の側面に配置されたバックアップロール28に圧接する二次転写ロール29によって、圧接力及び静電吸引力により記録媒体としての記録用紙P上に二次転写され、これら各色のトナー像が転写された記録用紙Pは、上方に位置する定着装置30へと搬送される。上記二次転写ロール29は、バックアップロール28の側方に圧接しており、鉛直方向の下方から上方に搬送される記録用紙P上に、各色のトナー像を二次転写するようになっている。
上記記録用紙Pは、装置本体1の内部に配設された給紙カセット34から、ナジャーロール35及び用紙分離搬送用のフィードロール36により、1枚ずつ分離された状態で用紙搬送路37に設けられたレジストロール38まで一旦搬送され停止される。上記給紙カセット34から供給された記録用紙Pは、形成された画像に対応したタイミングで回転駆動されるレジストロール38によって中間転写ベルト25の二次転写位置へ送出される。
レジストロール38には、記録用紙Pがレジストロ−ラ対3に接する時に発生し、レジストロ−ル38表面に付着した紙粉を除去する紙粉除去用のブレード38aが接触して設けられている。また、ブレード38aは、ブレード38aによってレジストロ−ラ38の表面から掻き落した紙粉を回収する紙粉回収容器38bと共に一体的に装置本体に対して着脱可能に構成されている。
なお、本実施の形態に係るデジタルカラー画像形成装置において、フルカラー等の両面コピーをとる場合には、片面に画像が定着された記録用紙Pを、排出ロール32によって排出トレイ33上にそのまま排出せずに、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替え、用紙搬送用のローラ対39を介して両面用搬送ユニット40へと搬送する。そして、この両面用搬送ユニット40では、搬送径路41に沿って設けられた図示しない搬送用ローラ対により、記録用紙Pの表裏が反転された状態で、再度レジストロール38へと搬送され、今度は、当該記録用紙Pの裏面に画像が転写・定着された後、排出トレイ33上に排出される。なお、図中,44Y,44M,44C,44Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の現像装置17に、対応した色のトナーを供給するトナーカートリッジをそれぞれ示している。
本実施の形態において、上記各色の画像形成ユニット13Y、13M,13C、13Kは、上述したように、感光ドラム15を備えており、これらの感光ドラム15の表面は、スコロトロン16によって一様に帯電される。その後、上記感光ドラム15の表面は、走査光学系14から画像データに応じて出射される画像形成用のレーザ光LBが走査露光されて、各色に対応した静電潜像が形成される。上記感光ドラム15上に走査露光されるレーザ光LBは、当該感光ドラム15の直下よりやや右側寄りの斜め下方から露光されるように設定されている。上記感光ドラム15上に形成された静電潜像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像装置17の現像ロールによってそれぞれイエロー色、マゼンタ色、シアン色、黒色の各色のトナーにより現像されて可視トナー像となり、これらの可視トナー像は、一次転写ロール26の帯電によって中間転写ベルト25上に順次多重に転写される。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光ドラム15の表面は、ドラムクリーニング装置18によって残留トナー等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。上記ドラムクリーニング装置18は、不図示のクリーニングブレードによって感光ドラム15上の残留トナー等を除去するようになっている。また、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト25の表面は、クリーニングブラシ43a及びクリーニングブレード43bを備えたベルトクリーニング装置43によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。
このような中間転写ベルト25等が装備された画像形成装置1では、感光ドラム15上のトナー像が一次転写位置で中間転写ベルト25に静電的に一次転写される。この際、単色画像を形成する場合には、中間転写ベルト25に一次転写されたトナー像が二次転写位置で直ちに記録用紙Pへ静電的に二次転写される。これに対し、カラー画像を形成する場合には、複数色のトナー像が中間転写ベルト25に順次一次転写されて重ね合わされた後に、二次転写位置で記録用紙Pに一括して二次転写される。
そして、中間転写ベルト25上から各色のトナー像が二次転写された記録用紙Pは、中間転写ベルト25から分離された後、二次転写手段の下流側に配設された定着装置30へと搬送され、この定着装置30によって熱及び圧力でトナー像が記録用紙P上に定着されるようになっている。定着後の記録用紙Pは、排出ロール32を介して排出トレイ33上に排出される。このような一連の画像形成プロセスを経て単色画像又はカラー画像の形成が行われる。
次に、本実施の形態に係り、保護部材の一例である帯電ユニット16の帯電カバー100の構成について、図2〜図10を参照して以下に説明する。ここで、図2は、本実施の形態に係る帯電カバー100の構成を説明するための装置上方から見た斜視図であり、図3及び図4は、帯電カバー100の構成を説明するための装置下方(底部側)から見た斜視図である。また、図5及び図6は、保護筐体固定部材の構成を説明するための模式的拡大図であり、図7〜図10は、操作レバー103による着脱操作を説明するための模式的拡大図である。
なお便宜上、以下の説明においては、交換可能に形成された被保護部材の一例として、帯電ユニット16を例にとって説明する。ここで、本実施の形態における帯電ユニット16は、その長手方向一端部(帯電ユニット16を複写機本体1に装着した際に位置決め用シャーシ200から突出する部分)に、鍔部16Tを有して断面略T字状に形成された樹脂製の端部カバー16Cを備えている(図7〜図10参照)と共に、かかる帯電ユニット16を装着方向に押し込むことにより、その詳細を後述する、複写機本体1に設けられた係合部材と弾性的に係合して固定されるようになっている。
本実施の形態に係る帯電ユニット16の帯電カバー100は、図2に示すように、複写機本体1とは別体で設けられ、保護壁の一例である側壁101s、上壁101u,底壁101bによって箱状(中空で略直方体の形状)に形成され、その内部に帯電ユニット16を収容し保護する保護部材の一例である保護筐体101と、この保護筐体101の側壁101sの上部に長手方向に渡って設けられたスリット102と、このスリット102に沿ってスライド可能に取りつけられ、帯電ユニット16を長手方向(着脱方向)に沿って移動するときに操作する操作部の一例である操作レバー103と、保護筐体101の先端側(画像形成装置1側)であって操作レバー103の下方に設けられ、保護筐体101の画像形成装置1への固定を可能とする保護筐体固定部材としての固定爪105と、保護筐体101の上壁101uの先端側(画像形成装置1側)に設けられて、筐体内に収容された帯電ユニット16が先端側から飛び出すのを塞き止めるように位置を規制する第1規制部材の一例である塞止部材109Lと、帯電ユニット16を複写機本体1に装着するときに装着方向に沿って案内する案内部の一例であるガイドレール101g(図3参照)等を備えている。
保護筐体101は、図2〜図4に示すように、その長手方向一端部側(画像形成装置1側)が開口端101fとなっていると共に、他端部側が閉鎖端101eとなっている。また、保護筐体101の開口端101fには、操作レバー103の移動軌跡の下方に帯電カバー100を複写機本体1に対して固定するための固定爪105が設けられている。この固定爪105は、断面略く字状のレバー部材であり、その先端部に幅方向(長手方向と直交する方向)内側に付勢されたロック爪105tを有すると共に、その基端側にロック爪105tによる固定状態を解除するロック解除部105bを有し、かかるロック解除部105bを幅方向内側(図5の矢印方向)に移動することにより、先端のロック爪105tが付勢力に抗して外側に開くようになっている。
さらに、図5及び図6に拡大して示すように、保護筐体101の開口端101fには、位置決め用に画像形成装置1側に突出して形成された複数の突起片101p1〜101p3が設けられており、これらの突起片101p1〜101p3を画像形成装置1の位置決め用シャーシ200に設けられた対応する位置決め孔200h1〜200h3に挿入することにより、保護筐体101の位置決めを行うと共に、保護筐体101の先端縁部が画像形成装置1の位置決め用シャーシ200に突き当たった時点で、上記固定爪105先端のロック爪105tが位置決め用シャーシ200側に設けられたロック孔200h4と係合し(図5参照)、これにより、保護筐体101が画像形成装置1に対して固定されるようになっている。また、上記ロック解除部105bを矢印方向(幅方向内側)に移動することにより、ロック爪105tによる固定状態が解除され(図6参照)、保護筐体101を画像形成装置1から容易に引き抜く(取り外す)ことが可能となる。
ここで、上述した位置決め用の突起片101pや、対応する位置決め孔200h等の設置数や設置位置あるいは形状等は、適宜任意に設定することができる。
さらに、図3及び図4に最も良く示されるように、保護筐体101の底部には、帯電ユニット16の画像形成装置1に対する固定状態を解除する第2解除部材の一例としての板状の固定解除部材107が、保護筐体101の底壁101bに対して回転移動可能なように取り付けられている。
この固定解除部材107は、その先端に断面略コ字状の固定解除部107tを有して、回転支点107rを中心に回転可能に形成されていると共に、不図示の弾性部材により底壁101b側に付勢されており、図3に示すような収納状態と、図4に示すような固定解除状態とのいずれかに設定可能となっている。
そして、図3に示す収納状態においては、保護筐体101が複写機本体1に対して着脱可能となるように、保護筐体101の底部空間内に底壁101bに沿って収容されていると共に、図4に示す固定解除状態においては、その先端の固定解除部107tが保護筐体101の底壁101bに沿って、保護筐体101の先端から突出するようになっている。なお、上記固定解除部材107の動作や機能の詳細については後述する。
本実施の形態において、操作レバー103の移動を可能とするスリット102は、図3に最も良く示されるように、保護筐体101の側壁101sの上部に渡って着脱方向に沿って直線状に形成されており、操作レバー103の円滑なスライド動作を可能とする軌道部102gと、この軌道部102gの先端(画像形成装置1側の端部)にて、かかる軌道部102gよりも幅広に形成された略方形の切り欠き部102sとを有している。
操作レバー103は、その外部(保護筐体101の外表面から露出している部分)に、スリット102面と直交する方向に突出した把手部103gと、上記スリット102の切り欠き部102sを覆うように形成されたカバー部103cとを有している。
一方、操作レバー103の内部(保護筐体101の内側)には、図7〜図10に示すように、帯電ユニット16の端部カバー16Cの端面と対向する対向面103b1を有する押出部の一例であるブロック状の押出ブロック103bが把手部103gと一体に形成されており、さらに、この押出ブロック103bの上面103b0先端のスリット102側端部には、水平断面が略L字状に形成されたフック部材103Lがスリット102に対応する位置(高さ)に回転自在に取り付けられている。なお、本実施の形態において、上記押出ブロック103bの対向面103b1には、さらに、その表面が球状の突起部103pが設けられており、これにより、操作レバー103の姿勢が傾いた場合でも、帯電ユニット16の端部カバー16Cとの安定した接触を可能としている。
本実施の形態において、上記フック部材103Lは、押出ブロック103bの上面103b0のスリット102側先端部に設けられた回転支点103rにその一端部が接続されて回転自在に形成されていると共に、他端部が帯電ユニット16の鍔部16Tと対向するように屈曲形成された爪部103L0を形成しており、不図示のバネ等により、定常状態において外側(スリット102側)に回転するように付勢されている。また、フック部材103Lの厚さは、軌道部102gの幅(間隙)よりも広く、かつ、切り欠き部102sの幅よりも狭く設定されている。
このように構成した操作レバー103によれば、例えば図7に示すように、操作者が外部に突出した把手部103gを装着方向(矢印A方向)に移動させることにより、押出ブロック103bを介して保護筐体101内部に収容された帯電ユニット16をガイドレール101gに沿って装着方向に押し込む(移動させる)ことができる。なおこの際、操作レバー103が軌道部102g上を移動している間は、フック部材103Lがスリット102の内面と接触し、かかるフック部材103Lは、スリット102の外部に突出することができない(図7参照)ので、その先端の爪部103L0が帯電ユニット16の着脱方向の移動に対するストッパの機能を担って帯電ユニット16が装置本体から外れないように保持する。また、本実施の形態における操作レバー103は、帯電ユニット16が着脱方向に移動した際に帯電ユニット16の位置を規制する機能を兼用している。そして、操作レバー103をさらに装着方向(矢印A方向)にスライドさせると、フック部材103Lがスリット102の切り欠き部102sに到達した際に、当該フック部材103Lは付勢力によりスリット102の外側に突出するように回転し、カバー部103cの内面と接触して停止し、この状態を維持する(図8参照)。これにより、帯電ユニット16に対するストッパ機能が解除され、操作レバー103をさらに装着方向に移動させることにより、帯電ユニット16を円滑に画像形成装置1内に装着することができる。
また操作レバー103は、帯電カバー100に引き入れる機能も兼用し、図9に示すような、操作レバー103の解除状態(スリット102の切り欠き部102sからフック部材103Lが突出してカバー部103cと接触している状態)から、操作レバー103を取り外し方向(矢印B方向)に移動させることにより、操作レバー103の移動に伴ってフック部材103Lが保護筐体101内部に引き込まれ、図10に示すような引入れ状態となる。その後、さらに操作レバー103を取り外し方向(矢印B方向)に移動させることにより、操作レバー103と帯電ユニット16の鍔部16Tとが係合(接触)した状態で帯電ユニット16をさらに矢印B方向に移動させ、かかる帯電ユニット16を容易に画像形成装置1から取り外して(引き抜いて)保護筐体101内に収容することが可能となる。
次に、上述のように構成した帯電カバー100を用いた帯電ユニット16の一連の着脱操作について、図11〜図18を参照してまとめて説明する。なお、図11〜図14は、帯電ユニットの装着動作を説明するための模式図であり、図15〜図18は、帯電ユニット16の取り外し動作を説明するための模式図である。
ここで、本実施の形態における画像形成装置1では、例えば図11に示すように、位置決め用シャーシ200の内側に、帯電ユニット16を固定するための固定用シャーシ300がさらに設けられており、この固定用シャーシ300には、帯電ユニット16の位置決めをガイドする位置決め孔300hが形成されていると共に、帯電ユニット16をユニット側爪部16L嵌り合うように形成された第2規制部材の一例であるシャーシ側爪部300Lがその外表面に取り付けられている。一方、帯電ユニット16には、端部カバー16Cの底部に、固定用シャーシ300の位置決め孔300hと対応するように位置決めピン16pが突出形成されていると共に、シャーシ側爪部300Lと係合する、図中、略上下方向に弾性変形可能なように形成されたユニット側爪部16Lが設けられている。また、シャーシ側爪部300Lの上部には、ユニット側爪部16Lと接触した際に、当該ユニット側爪部16Lの弾性変形をガイドするテーパ面300L1が形成されている。一方、ユニット側爪部16Lには、帯電ユニット装着時の自らの弾性変形をガイドする装着テーパ面16L1がシャーシ側爪部300Lのテーパ面300L1と対向するように形成されていると共に、その反対側には、帯電ユニット取り外し時の自らの弾性変形をガイドするテーパ面16L2が前述した固定解除部材107の固定解除部107tと対向するように設けられている。
まず、帯電ユニット16を画像形成装置1に装着する際には、保護筐体101の底部に設けられた固定解除部材107を収納状態に設定し(図3参照)、保護筐体101に設けられた突起片101pを複写機本体1の位置決め用シャーシ200側に設けた位置決め孔200hに挿入して、その内部に帯電ユニット16が収容された保護筐体101の位置決めを行う。そして、この状態でさらに保護筐体101を、その先端縁が位置決め用シャーシ200に突き当たるまで水平に押し込むことにより、保護筐体101の固定レバー105に設けられたロック爪105tにより保護筐体101を画像形成装置本体1に固定する。
次に、保護筐体101を複写機本体1に固定した状態で、操作レバー103を装着方向(複写機本体1方向)にスライドさせることにより、帯電ユニット16を画像形成装置1内に挿入する(図11〜図14参照)。
なおこの際、帯電ユニット16の装着方向の移動に伴って、帯電ユニット16の位置決めピン16pが固定用シャーシ300の位置決め孔300hに挿入されて帯電ユニット16の位置決めがなされる(図11参照)と共に、帯電ユニット16のユニット側係合部16Lの装着テーパ面16L1と固定用シャーシ300のシャーシ側係合部300Lのテーパ面300L1とが接触し(図12参照)、シャーシ側係合部300Lのテーパ面300L1にガイドされて帯電ユニット16のユニット側係合部16Lが上方に弾性変形する(図13参照)。そして、帯電ユニット16を予め定められたストロークだけ画像形成装置1内に挿入すると、帯電ユニット16のユニット側係合部16Lが、シャーシ側係合部300Lのテーパ面300L1を乗り越えて、ユニット側係合部16Lとシャーシ側係合部300Lとが係合し、帯電ユニット16が画像形成装置1の固定用シャーシ300に装着固定される(図14参照)。
一方、帯電ユニット16を画像形成装置1から取り外す際には、保護筐体101の底部に設けられた固定解除部材107を固定解除状態に設定(図4参照)すると共に、予め操作レバー103を保護筐体101の開口端101f側に移動させておく。そして、保護筐体101に設けられた突起片101pを画像形成装置本体1の位置決め用シャーシ200側に設けた位置決め孔200hに挿入して保護筐体101の位置決めを行う。さらに、保護筐体101を、その先端縁が位置決め用シャーシ200に突き当たるまで水平に押し込むことにより、保護筐体101の固定レバー105に設けられたロック爪105tにより保護筐体101を画像形成装置本体1に固定する。
なお、保護筐体101を画像形成装置本体1に固定する際には、固定解除部材107が固定解除状態に設定されているので、保護筐体101の先端に固定解除部107tが突出しており、保護筐体101の装着動作(本例では、水平方向に押し込む動作)に伴って、かかる固定解除部107tが帯電ユニット16のユニット側係合部16Lの下方に潜り込む(図15参照)。この状態から、さらに保護筐体101を装着方向に押し込むと、固定解除部107tの先端がユニット側係合部16Lのテーパ面16L2と接触し(図16参照)、ユニット側係合部16Lを上方に弾性変形させる(図17参照)。そして、保護筐体101が、ロック爪105tにより画像形成装置本体1に装着固定された際には、保護筐体101から突出した固定解除部107tの先端が画像形成装置本体1に設けられたシャーシ側係合部300Lと突き当たって、ユニット側係合部16Lをその上方に十分に弾性変形させ、ユニット側係合部16Lとシャーシ側係合部300Lとの係合を解除し、この状態を維持する(図18参照)。すなわち、固定解除部材107を固定解除状態に設定し、保護筐体101を画像形成装置本体1に装着固定した状態では、帯電ユニット16と画像形成装置本体1との係合固定が解除された状態となる。
なお、本実施の形態において、画像形成装置本体1には、帯電ユニット16を外側に押し出すための不図示の弾性部材(例えば、ばね部材)が備えられており、帯電ユニット16の画像形成装置本体1に対する固定状態が解除された場合には、帯電ユニット16を外部に押し出すようになっている。
また、帯電ユニット16が押し出されることで、操作レバー103が内側に移動してきたときに、引入れることが可能な位置に配置され、操作レバー103の取り外し方向への移動に伴って、帯電ユニット16を画像形成装置本体1から取り外して保護筐体101内部に引き込んで収容することが可能となる。
なお、本実施の形態において、位置決めされたときとは、帯電ユニット16が画像形成装置本体1に装着された装着状態を意味している。
次に、操作レバー103を取り外し方向に移動させることにより、前述した操作レバー103にもうけられた、引入部の一例である爪部103L0により帯電ユニット16が係止され、操作レバー103の取り外し方向への移動に伴って、帯電ユニット16を複写機本体1から取り外して保護筐体101内部に引き込んで収容する。
このように、本実施の形態に係る保護装置100によれば、帯電ユニット16を画像形成装置1に装着する場合、及び画像形成装置1から帯電ユニット16を取り外す場合のいずれにおいても、画像形成装置1から突出する帯電ユニット16を保護部材にて保護することができるので、帯電ユニット16を着脱操作する際に、帯電ユニット16の外表面への汚れの付着や不測の接触による傷等のダメージの発生を低減することができる。
なお、上述の実施の形態では、操作レバー103と一体に形成されたフック部材103Lの先端の帯電ユニット16を引入れるための部位を爪部103L0として形成したために、帯電ユニット16を取り外す際には、予め操作レバー103を開口端101f側端部に移動させておく必要があったが、本発明に係る操作部材は、上述した形態に限定されるものではなく、例えば、爪部の構成として、爪部103L2に対して帯電ユニット16が複写機本体1が配置された側から接触した時には帯電ユニット16を避けるように変形し、帯電ユニット16が逆側から接触した時にはその変形を制限することで帯電ユニット16の引き入れを可能とする関節構造を有する可動式の爪部103L2としてもよい。このような操作部材の変形例を図19〜図23を参照して以下に説明する。
本変形例に係る操作レバー103´は、先に説明した操作レバー103に比し、その爪部が爪部103L2に対して帯電ユニット16が複写機本体1が配置された側から接触した時にのみ帯電ユニット16を退避するような変形を可能とするようにフック部材103Lの構成を屈曲する関節構造としたものであり、先に説明した操作レバー103と同様な機能を有する部材には、同様な符号を付しその詳細な説明は省略する。
本変形例に係るフック部材103L´は、図19及び図20に示すように、その一端部が第1回転支点103r1回りに回転可能となるように取り付けられた基体部103L1と、この基体部103L1の他端(先端)に設けられた第2回転支点103r2回りに回転可能に取り付けられた可動爪部103L2とを有している。基体部103L1及び可動爪部103L2の第2回転支点103r2側の端部には、それぞれストッパ面103L1s,103L2sが形成されていると共に、可動爪部103L2は、不図示のバネ等により予め定めた方向(図19における矢印方向)に回転するように付勢されている。ここで、上記ストッパ面103L1s,103L2sは、図19に示すような、可動爪部103L2が基体部103L1に対して略直交するような姿勢(以下、係止姿勢とも称する)となったときに、互いに係合するように形成されており、定常状態(可動爪部103L2に外力が加わっていない状態)では、かかる係止姿勢を維持するようになっている。一方、係止姿勢にある可動爪部103L2に対して外力Fが加わった場合には、図20に示すように、可動爪部103L2は、予め定めた一方向(本例では、図中、反時計まわり方向)にのみ屈曲可能となる。すなわち、本変形例に係る可動爪部103L2は、定常状態において、係止姿勢を維持すると共に、外力が加わった場合には、爪部103L2に対して帯電ユニット16が複写機本体1が配置された側から接触した時にのみ帯電ユニット16を退避するような変形を可能とするように構成されている。
このように構成した操作レバー103´の係止部103L0の動作を図21〜図23を参照してさらに説明する。なお、操作レバー103´の基本的な動作(特に、帯電ユニット16を画像形成装置本体1に装着する際の動作)は、既に説明した操作レバー103と同様であるので、可動爪部103L2の動作を中心に説明する。
図21に示すように、保護筐体101を画像形成装置本体1に固定した状態で、操作レバー103により帯電ユニット16の着脱操作を行う場合(例えば、帯電ユニット16を画像形成装置本体1から取り外す操作を行う場合)に、操作レバー103´が、その係止部103L2により帯電ユニット16の鍔部16Tを係止できない位置(図21参照)にあっても、かかる操作レバー103´を開口端101f側に移動させることにより、可動爪部103L2と帯電ユニット16の鍔部16Tとが接触して、可動爪部103L2が反時計回り方向に回転して屈曲し(図22参照)、操作レバー103´をさらに移動させることにより、可動爪部103L2と鍔部16Tとの接触が解除された時点で、可動爪部103L2が付勢力により係止姿勢に復帰する(図23参照)。これにより、その後の操作レバー103´の逆方向の操作に対して、可動爪部103L2による帯電ユニット16の係止が可能となる。
すなわち、このように可動爪部103L2を爪部103L2に対して帯電ユニット16が複写機本体1が配置された側から接触した時には帯電ユニット16を避けるように変形可能な関節構造とした場合には、先の実施形態に比し、構造は複雑となるものの、帯電ユニット16を取り外す際に、予め操作レバー103を開口端101f側端部に移動させることなく、操作レバー103´の着脱操作が任意の位置から可能となるため、操作性、作業性の向上により一層寄与することができる。
なお、上述した実施の形態では、本発明が適用される被保護部材の一例として帯電ユニット16を例示したが、本発明に係る帯電カバー100は、このような帯電ユニット16に限定されるものではなく、画像形成装置1に対して着脱自在に形成された部品に適用可能である。例えば、感光ドラム15をクリーニングするためのクリーニングユニットに適用してもよいし、感光ドラム15とその周辺機器(例えば、帯電器、クリーニングブレード、現像器)とを一体化した、いわゆるプロセスカートリッジのように装置本体に対して一体的に着脱可能に形成された着脱ユニット全般に対して適用してもよい。また、上述した実施の形態では、画像形成装置として電子写真方式の複写機1を例示しているが、インクジェット方式のプリンタや有版の印刷機に適用してもよい。インクジェット方式のプリンタへの適用を考える場合には、ヘッドを装置本体に対して取り外した時にはヘッドのノズル面を保護する必要があるので、ヘッドを含んで装置本体に対して着脱されるユニットに適用することができる。また、画像形成装置全般への適用を考える場合には、ブレード38aのように搬送される記録用紙Pで発生した紙粉を除去する紙粉除去部材に適用することが考えられる。上述した実施の形態では、レジストロール38に付着した紙粉を除去するブレード38aを例示したが、紙粉除去部材としては、記録用紙Pを搬送する他のロールに付着した紙粉を除去する部材や、搬送される記録用紙Pに直接接触して紙粉を除去する部材に適用できる。
また、上述した実施の形態では、保護部材の一例として、その内部に収容可能とし、長手方向一端部側が開口形成されている箱状のハウジング101を例示したが、接触することで損傷が懸念される部位のみを保護する態様とすることも考えられる。例えば、帯電ユニットであればコロナワイヤやグリッドは保護し、シールドに関しては保護しない、また、プロセスカートリッジであれば感光体ドラム15の感光層に関しては保護し、周囲に配置されたクリーニング装置や現像器の樹脂の部位は保護しないなどとすることができる。
1:画像形成装置本体、13Y,13M,13C,13K:画像形成ユニット、14:ROS、15Y,15M,15C,15K:感光ドラム、16Y,16M,16C,16K:帯電ユニット、16C:端部カバー、16L:ユニット側係合部、16L1:装着テーパ面、16L2:テーパ面、16T:鍔部、16p:位置決めピン、17Y,17M,17C,17K:現像装置、18Y,18M,18C,18K:ドラムクリーニング装置、25:中間転写ベルト、26Y,26M,26C,26K:一次転写ロール、29:二次転写ロール、30:定着装置、34:給紙カセット、38:レジストロール、43:ベルトクリーニング装置、100:保護装置、101:保護筐体、101b:底面、101e:閉鎖端、101f:開口端、101p:突起片、101s:側面、102:スリット、102g:軌道部、102s:切り欠き部、103:操作レバー、103L:フック部材、103L0:係止部、103L1:基体部、103L2:可動爪部、103L1s,103L2s:ストッパ面、103b:押圧部、103c:カバー部、103g:把手部、103r,103r1,103r2:回転支点、105:固定レバー、105b:ロック解除部、105t:ロック爪、107:固定解除部材、107r:回転支点、107t:固定解除部、200:位置決め用シャーシ、200h:位置決め孔、300:固定用シャーシ、300L:シャーシ側係合部、300L1:テーパ面、P:記録用紙