JP2010071908A - 同期式測定装置および同期式測定システム - Google Patents

同期式測定装置および同期式測定システム Download PDF

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Abstract

【課題】1の同期式測定装置で発生したイベントに同期させてすべての同期式測定装置に測定させる。
【解決手段】トリガ出力端子3(3a〜3d)をトリガ入力端子2(2a〜2d)および処理部9のいずれかに接続するセレクタ4(4a〜4d)と、自己IDに対応するセレクタ4に対しては処理部9を、他のセレクタ4に対してはトリガ入力端子2をトリガ出力端子3に接続させるデコーダ6とを備え、処理部9は、トリガ条件を満たしたときに測定部7で測定された測定データDmを記憶部8に記憶させると共に自己IDに対応するセレクタ4にトリガ信号S3を出力し、他のセレクタ4に接続されたトリガ入力端子2からトリガ信号S2を入力したときにそれに同期して測定部7に測定させて測定データDmを取得すると共にトリガ信号S2を入力したトリガ入力端子2に対応するIDに対応させて記憶部8に記憶させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部からトリガ信号を入力したときに、このトリガ信号の入力に同期して信号(測定対象体において発生する信号)を測定してその測定データを取得・記憶する同期式測定装置、および同期式測定システムに関するものである。
この種の同期式測定装置として、下記特許文献1に開示されている測定装置(波形測定装置)が知られている。この測定装置は、1つのマスター(オシロスコープ)と1以上のスレーブ(オシロスコープ)とが、ハブを介して高速な通信回線で接続されて構成されている。この測定装置では、マスターが、スレーブに対して、トリガ情報や時間軸情報等の設定情報を出力すると共に、自らも同じ設定情報に基づいて測定を実行する。一方、スレーブは、マスターが出力したトリガ情報や時間軸情報等の設定情報を入力したときには、この設定情報に基づいて測定を実行すると共に、測定結果(測定した波形データ)をマスターに出力する。つまり、各スレーブは、マスターの測定に同期して測定を実行する。一方、マスターは、自身が測定した波形データ、および通信回線を介して入力したスレーブでの波形データを同時に表示する。したがって、この測定装置によれば、複数のオシロスコープを高速な通信回線によって接続して、チャンネル数を増加させることが可能となっている。
特開2003−254996号公報(第2−3頁、第1図)
ところが、上記の同期式測定装置には、以下の解決すべき課題がある。すなわち、この同期式測定装置では、スレーブはマスターからの設定情報の入力に同期して測定を実行している。したがって、この同期式測定装置には、1台の多チャンネルの測定装置として機能する場合において、1つのスレーブにおいて発生したイベントに同期させて、マスターおよび他のスレーブに対して測定を実行させることができないという課題が存在している。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、複数の同期式測定装置で構成した場合において、任意の1つの同期式測定装置において発生したイベントに同期させて、他のすべての同期式測定装置において測定を実行し得る同期式測定装置、および同期式測定システムを提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の同期式測定装置は、信号を測定して当該信号についての測定データを出力する測定部、およびトリガ入力端子からトリガ信号を入力したときに前記測定部に対して前記信号の測定を実行させると共に前記測定データを取得して記憶部に記憶させる処理部を備えた同期式測定装置であって、複数の前記トリガ入力端子と、当該複数のトリガ入力端子に一対一で対応して配設された複数のトリガ出力端子と、対応する前記トリガ入力端子および前記トリガ出力端子間にそれぞれ配設されて、当該トリガ出力端子を当該トリガ入力端子および前記処理部のいずれか一方に選択的に接続する複数のセレクタと、前記複数のセレクタのうちの予め設定された自己の識別番号に対応する1つのセレクタに対しては前記処理部を前記トリガ出力端子に接続させ、かつ他のセレクタに対しては前記トリガ入力端子を前記トリガ出力端子に接続させるデコーダとを備え、前記測定部は前記信号が予め設定されたトリガ条件を満たしたときに当該信号の測定を実行して前記測定データを出力可能に構成され、前記処理部は、前記トリガ条件を満たしたときに前記測定部によって測定された前記測定データを取得して記憶部に記憶させると共に少なくとも前記1つのセレクタに対してトリガ信号を出力する処理と、前記他のセレクタに接続された前記トリガ入力端子から前記トリガ信号を入力したときに当該トリガ信号の入力に同期して前記測定部に対して前記信号の測定を実行させて前記測定データを取得すると共に当該取得した測定データと前記トリガ信号を入力した前記トリガ入力端子に対応する識別番号とを対応させて前記記憶部に記憶させる処理とを実行する。
また、請求項2記載の同期式測定装置は、請求項1記載の同期式測定装置において、前記処理部は、前記トリガ信号の出力後、前記自己の識別番号に対応する前記セレクタに接続されている前記トリガ入力端子から当該トリガ信号を入力したときに、前記出力しているトリガ信号の出力を停止する。
また、請求項3記載の同期式測定システムは、請求項1または2記載の同期式測定装置を複数備え、1つの前記同期式測定装置の前記各トリガ出力端子が他の1つの前記同期式測定装置の前記各トリガ入力端子に接続されることにより、当該複数の同期式測定装置が全体としてリング状に接続されている。
請求項1記載の同期式測定装置によれば、複数個をリング状に接続して同期式測定システムとして構成することにより、いずれか1つの同期式測定装置において、測定対象体において発生している信号についてトリガ条件が満足したというイベントが発生したときには、このイベントの発生に同期して、同期式測定システムを構成するすべての同期式測定装置において、それぞれが測定している測定対象体についての信号の測定データを、イベントが発生した(トリガ条件が満足した)1つの同期式測定装置の識別番号と共に記憶部に記憶することができる。また、このようにして各同期式測定装置の記憶部には、測定データと共に、この測定データの測定のトリガとなったイベントの発生した同期式測定装置の識別番号が記憶される結果、各同期式測定装置で測定された測定データの解析に際して、他の同期式測定装置で測定された測定データと見比べる必要がないため、解析に要する時間を短縮することができる。
また、請求項2記載の同期式測定装置によれば、処理部が、トリガ信号のトリガ出力端子からの出力後、自己識別番号に対応するセレクタに接続されているトリガ入力端子からトリガ信号を入力したときに、出力しているトリガ信号を停止することにより、一回のイベントの発生につき、各同期式測定装置に対して信号の測定を1回だけ実行させることができる。
また、請求項3記載の同期式測定システムによれば、いずれか1つの同期式測定装置において、測定対象体において発生している信号についてトリガ条件が満足したというイベントが発生したときには、このイベントの発生に同期して、同期式測定システムを構成するすべての同期式測定装置において、それぞれが測定している測定対象体についての信号の測定データを、イベントが発生した(トリガ条件が満足した)1つの同期式測定装置の識別番号と共に記憶部に記憶することができる。また、請求項2記載の同期式測定装置を用いて構成することにより、一回のイベントの発生につき、各同期式測定装置に対して信号の測定を1回だけ実行させることができる。
以下、本発明に係る同期式測定装置およびこの同期式測定装置を用いた同期式測定システムの最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、同期式測定装置1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す同期式測定装置1は、信号の波形データ(後述する測定データDm)を測定して記録・表示する波形測定装置であって、複数のトリガ入力端子2a,2b,2c,2d(以下、特に区別しないときには「トリガ入力端子2」ともいう)、複数(トリガ入力端子2と同数)のトリガ出力端子3a,3b,3c,3d(以下、特に区別しないときには「トリガ出力端子3」ともいう)、複数(トリガ入力端子2と同数)のセレクタ4a,4b,4c,4d(以下、特に区別しないときには「セレクタ4」ともいう)、ID(IDentification)設定部5、デコーダ6、測定部7、記憶部8および処理部9を備え、後述するように、複数個(本例では一例として、同期式測定装置1a〜1dの4個)がリング状に接続されて同期式測定システム21(図3参照)を構成可能となっている。
トリガ入力端子2は、リング状に接続される同期式測定装置1の個数分だけ配設されている。本例では、上記したように4個の同期式測定装置1で同期式測定システム21を構成するため、4つのトリガ入力端子2a,2b,2c,2dが配設されている。トリガ出力端子3は、トリガ入力端子2と同数(同期式測定装置1の個数分)配設されて、各トリガ出力端子3a,3b,3c,3dが、トリガ入力端子2a,2b,2c,2dに一対一で対応している。
セレクタ4は、トリガ出力端子3と同様にして、トリガ入力端子2と同数(同期式測定装置1の個数分)設けられている。具体的には、対応するトリガ入力端子2aおよびトリガ出力端子3a間にセレクタ4aが、また対応するトリガ入力端子2bおよびトリガ出力端子3b間にセレクタ4bが、対応するトリガ入力端子2cおよびトリガ出力端子3c間にセレクタ4cが、対応するトリガ入力端子2dおよびトリガ出力端子3d間にセレクタ4dがそれぞれ配設されている。各セレクタ4a,4b,4c,4dは、デコーダ6からそれぞれに対して出力されるデコード信号S1a,S1b,S1c,S1d(以下、特に区別しないときには「デコード信号S1」ともいう)に基づき、対応するトリガ入力端子2a,2b,2c,2dおよび処理部9の対応する不図示の出力ポート(トリガ入力端子2と同数)のいずれか一方を選択して、対応するトリガ出力端子3a,3b,3c,3dに接続する。これにより、各セレクタ4a,4b,4c,4dは、入力したデコード信号S1に基づき、対応するトリガ入力端子2a,2b,2c,2dに入力されているトリガ信号S2a,S2b,S2c,S2d(以下、特に区別しないときには「トリガ信号S2」ともいう)および処理部9の対応する出力ポートから出力されているトリガ信号S3a,S3b,S3c,S3d(以下、特に区別しないときには「トリガ信号S3」ともいう)のうちの一方を選択して、対応するトリガ出力端子3a,3b,3c,3dに出力する。
ID(識別番号)設定部5は、同期式測定システム21を構成する複数の同期式測定装置1を識別するための自己ID(自局(自己)の識別番号)が予め設定されている。本例では、一例として、ID設定部5は2ビットのディップスイッチで構成されて、十進数で「0」〜「3」のいずれかの数値が自己IDとして設定可能となっている。このため、ID設定部5からは自己IDとして設定された上記数値のうちのいずれか1つを示す2ビットのデータがIDデータDidとして出力される。
デコーダ6は、ID設定部5から出力されるIDデータDidに基づいて、複数のセレクタ4へのデコード信号S1を生成して出力する。本例では、デコーダ6は、IDデータDidで特定される1つのセレクタ4のみに対して処理部9から出力されているトリガ信号S3をトリガ出力端子3に出力させる状態(内部出力状態)に移行させ、他のセレクタ4に対してはトリガ入力端子2に入力されているトリガ信号S2をトリガ出力端子3に出力させる状態(スルー状態)に移行させるデコード信号S1を生成して出力する。本例では、デコーダ6は、自己IDとして「0」が設定されているときにはセレクタ4aのみを内部出力状態に移行させるデコード信号S1を生成して出力する。同様にして、デコーダ6は、自己IDとして「1」、「2」、「3」が設定されているときには、それぞれセレクタ4b,4c,4dのみを内部出力状態に移行させて、他のセレクタ4をスルー状態に移行させるデコード信号S1を生成して出力する。
測定部7は、不図示のプローブを介して測定対象体に接続される。また、測定部7は、プローブを介して測定対象体において発生する信号Smを入力すると共に、この信号Smが予め設定されたトリガ条件を満たしたというイベントが生じたときに内部トリガ信号S4を処理部9に出力すると共に、信号Smの測定を開始して測定データDmを処理部9に出力する。また、測定部7は、処理部9から測定開始を示す指示信号S5を入力したときにはトリガ条件に拘わらず、入力している測定対象体の信号Smの測定を開始して測定データDmを処理部9に出力する。記憶部8は、ROMおよびRAMなどの半導体メモリで構成されて、処理部9の動作プログラムを記憶すると共に、処理部9に対するワークメモリとして機能する。処理部9は、一例としてCPUおよびタイマ(時刻データを生成する構成要素)で構成されて、記憶部8に記憶されている動作プログラムに基づいて、図2に示す測定処理を実行する。また、処理部9は、ID設定部5から出力されるIDデータDidを入力することにより、自己IDの設定内容を認識可能となっている。
次いで、同期式測定装置1についての単体での動作について図1,3を参照して説明する。
同期式測定装置1では、作動状態において、デコーダ6が、ID設定部5から出力されているIDデータDidをデコードして、デコード信号S1a,S1b,S1c,S1dを対応するセレクタ4a,4b,4c,4dに出力する。これにより、ID設定部5に予め設定されている自己ID(一例として「1」)に対応する1個のセレクタ4(自己ID「1」に対応するセレクタ4b)のみが内部出力状態となり、他のセレクタ4(セレクタ4a,4c,4d)はスルー状態に移行する。また、測定部7は、測定対象体において発生する信号Smをプローブを介して入力して、この信号Smが予め設定されたトリガ条件を満たしているか否かの判別と、処理部9から指示信号S5が出力されているか否かの判別とを繰り返し実行している。
一方、処理部9は、図2に示す測定処理50を開始して、測定部7から内部トリガとしての内部トリガ信号S4が出力されたか否か(イベントが発生したか否か)を検出する内部トリガ検出処理(ステップ51)と、トリガ入力端子2に外部トリガとしてのトリガ信号S2が入力されたか否かを検出する外部トリガ検出処理(ステップ52)とを繰り返し実行している(トリガ検出状態となっている)。
このトリガ検出状態において、内部トリガとしての内部トリガ信号S4を検出したとき(つまり、信号Smがトリガ条件を満たし、測定部7が信号Smの測定を開始したというイベントが発生したとき)には、処理部9は、トリガ信号S3の出力処理を実行する(ステップ53)。具体的には、処理部9は、少なくとも自己IDに対応する1つのセレクタ4に接続されている出力ポートからのトリガ信号S3の出力を開始する。本例では一例として、処理部9は、各セレクタ4に接続されているすべての出力ポートからのトリガ信号S3a,S3b,S3c,S3dの出力を開始する。これにより、自己IDの設定内容(「1」)と一致するセレクタ4(本例ではセレクタ4b)を経由して、このセレクタ4に接続されたトリガ出力端子3(本例ではトリガ出力端子3b)からトリガ信号S3が出力され始める。なお、処理部9はID設定部5から出力されているIDデータDidに基づいて自己IDの設定内容(「1」)と一致するセレクタ4(本例ではセレクタ4b)を特定可能なため、自己IDで特定されるこの1つのセレクタ4に接続されている出力ポートからのみトリガ信号S3を出力する構成(この例では、トリガ信号S3bのみに出力する構成)とすることもでき、この構成においても、自己IDの設定内容と一致するセレクタ4に接続されたトリガ出力端子3からのみトリガ信号S3が出力される。
次いで、処理部9は、測定データ記憶処理を実行する(ステップ54)。この測定データ記憶処理では、処理部9は、信号Smの測定を実行している測定部7から内部トリガ信号S4に続いて出力される測定データDmを入力して、自己ID(IDデータDid)およびタイマから取得した時刻データ(日時を示すデータ)と共に記憶部8に記憶させる。このようにして自己IDに対応させて測定データDmを記憶させることで、この測定データDmが自局(内部)で生じたトリガに基づいて測定されたものであることが識別可能となる。続いて、処理部9は、自己IDの設定内容に対応するトリガ入力端子2(本例ではトリガ入力端子2b)に外部からトリガ信号S2が入力されているか否かの検出処理(戻りトリガ検出処理)を繰り返し実行する(ステップ55)。同期式測定システム21では、1つの同期式測定装置1におけるトリガ出力端子3から出力されたトリガ信号S3は、他の同期式測定装置1を経由してこの1つの同期式測定装置1におけるトリガ入力端子2に、トリガ信号S2(戻りトリガ)として入力される(戻る)ことになる。このため、処理部9は、ステップ55において、戻りトリガとしてのトリガ信号S2を検出したときには、トリガ信号S3の出力ポートからの出力を停止する。本例では、処理部9は、上記したように各セレクタ4に接続されているすべての出力ポートからトリガ信号S3を出力しているため、すべての出力ポートからのトリガ信号S3の出力を停止する(ステップ56)。これにより、測定処理が完了する。
一方、処理部9は、ステップ51とステップ52とを繰り返し実行しているトリガ検出状態において、このステップ52でトリガ入力端子2への外部トリガとしてのトリガ信号S2(同期式測定システム21における他の同期式測定装置1から出力されたトリガ信号S3)の入力を検出したときには、測定データ取得処理を実行する(ステップ57)。この測定データ取得処理では、処理部9は、測定部7に指示信号S5を出力することにより、測定部7に対して測定対象体の信号Smの測定を強制的に開始させる。また、処理部9は、信号Smの測定を開始した測定部7から出力される測定データDmを入力して、外部トリガとしてのトリガ信号S2を入力したトリガ入力端子2に対応するIDおよびタイマから取得した時刻データと共に記憶部8に記憶させる。このようにしてトリガ入力端子2に対応するIDに対応させて測定データDmを記憶させることで、この測定データDmがこのIDで特定される他の同期式測定装置1の内部で生じたトリガに基づいて測定されたものであることが識別可能となる。この測定データ取得処理の完了により、測定処理が完了する。
続いて、図3に示す同期式測定システム21について説明する。
まず、この同期式測定システム21の構成について説明する。同期式測定システム21は、同図に示すように、4個の同期式測定装置1a,1b,1c,1d(以下、特に区別しないときには「同期式測定装置1」ともいう)が全体としてリング状に接続されて構成されている。具体的には、同期式測定装置1aのトリガ出力端子3a,3b,3c,3dが、同期式測定装置1bのトリガ入力端子2a,2b,2c,2dにそれぞれ接続され、同期式測定装置1bのトリガ出力端子3a,3b,3c,3dが、同期式測定装置1cのトリガ入力端子2a,2b,2c,2dにそれぞれ接続され、同期式測定装置1cのトリガ出力端子3a,3b,3c,3dが、同期式測定装置1dのトリガ入力端子2a,2b,2c,2dにそれぞれ接続され、さらに同期式測定装置1dのトリガ出力端子3a,3b,3c,3dが、同期式測定装置1aのトリガ入力端子2a,2b,2c,2dにそれぞれ接続されることにより、各同期式測定装置1a,1b,1c,1dがリング状に接続されている。
また、一例として、同期式測定装置1a,1b,1c,1dは、自己IDとして「0」、「1」、「2」、「3」がそれぞれ設定されている。これにより、同期式測定装置1aではセレクタ4aのみが、同期式測定装置1bではセレクタ4bのみが、同期式測定装置1cではセレクタ4cのみが、同期式測定装置1dではセレクタ4dのみが、内部出力状態となっている。また、同期式測定装置1aは第1測定対象体の信号Sm1を測定してその測定データDm1を記憶し、同期式測定装置1bは第2測定対象体の信号Sm2を測定してその測定データDm2を記憶し、同期式測定装置1cは第3測定対象体の信号Sm3を測定してその測定データDm3を記憶し、同期式測定装置1dは第4測定対象体の信号Sm4を測定してその測定データDm4を記憶する。なお、信号Sm1,Sm2,Sm3,Sm4について特に区別しないときには「信号Sm」ともいう。また、各測定データDm1,Dm2,Dm3,Dm4について特に区別しないときには「測定データDm」ともいう。
次いで、この同期式測定システム21の動作について説明する。
この同期式測定システム21では、各同期式測定装置1が上述した動作をそれぞれ実行している。したがって、各同期式測定装置1のうちのいずれかの同期式測定装置1において、この同期式測定装置1が測定している測定対象体の信号Smがトリガ条件を満たしたとき(イベントが発生したとき)には、この同期式測定装置1の処理部9が、測定部7によって測定された信号Smについての測定データDmを自己IDに対応させて、時刻データと併せて記憶部8に記憶させると共に、この同期式測定装置1が自己IDに対応するセレクタ4を介してトリガ出力端子3からトリガ信号S3を出力する。これにより、出力元の同期式測定装置1(イベント発生元の同期式測定装置1)から出力されたこのトリガ信号S3は、他のすべての同期式測定装置1に順次に伝達される。また、このトリガ信号S3は、出力元の同期式測定装置1のトリガ入力端子2に入力した時点で、出力元の同期式測定装置1によって出力が停止される。つまり、トリガ信号S3は、リング状に接続された各同期式測定装置1を1巡して停止される。
一方、トリガ信号S3の出力元ではない他のすべての同期式測定装置1では、出力元の同期式測定装置1によって出力されたトリガ信号S3をそれぞれのトリガ入力端子2から、外部トリガとしてのトリガ信号S2として入力して、自らの測定部7に対して測定対象体の信号Smの測定を強制的に開始させ、測定部7から出力される信号Smについての測定データDmを、トリガ信号S2を入力したトリガ入力端子2に対応するID(つまり、出力元の同期式測定装置1のID)に対応させてセレクタ4に記憶させる。したがって、この同期式測定システム21では、いずれか1つの同期式測定装置1において、この同期式測定装置1が測定している信号Smについてトリガ条件が満足したとき、つまりイベントが発生したときには、これに同期して、同期式測定システム21を構成するすべての同期式測定装置1が、それぞれが測定している測定対象体についての信号Smの測定データDmをトリガ条件が満足した1つの同期式測定装置1のIDと共に、時刻データと併せて記憶部8に記憶する。
このように、この同期式測定装置1によれば、複数個(2個以上)をリング状に接続して同期式測定システム21として構成することにより、いずれか1つの同期式測定装置1において、信号Sについてトリガ条件が満足したというイベントが発生したときには、このイベントの発生に同期して、同期式測定システム21を構成するすべての同期式測定装置1において、それぞれが測定している測定対象体についての信号Smの測定データDmを、イベントが発生した(トリガ条件が満足した)1つの同期式測定装置1のIDと共に記憶部8に記憶することができる。また、このようにして各同期式測定装置1の記憶部8には、測定データDmと共に、この測定データDmの測定のトリガとなったイベントの発生した同期式測定装置1のIDが記憶される結果、各同期式測定装置1で測定された測定データDmの解析に際して、他の同期式測定装置1で測定された測定データDmと見比べる必要がないため、解析に要する時間を短縮することができる。
また、この同期式測定装置1および同期式測定システム21によれば、処理部9が、トリガ信号S3のトリガ出力端子3からの出力後、自己IDに対応するセレクタ4に接続されているトリガ入力端子2からトリガ信号S2を入力したときに、出力しているトリガ信号S3を停止することにより、一回のイベントの発生につき、各同期式測定装置1に対して信号Smの測定を1回だけ実行させることができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、IDデータDidを出力するためのID設定部5を設けているが、記憶部8にIDデータDidを予め記憶させておき、処理部9がデコーダ6にIDデータDidを出力する構成を採用することもできる。さらに、処理部9が記憶部8から読み取ったIDデータDidをデコードしてデコード信号S1を生成して出力する構成、つまり、処理部9にデコーダ6の機能を持たせる構成を採用することもできる。
同期式測定装置1の構成を示すブロック図である。 同期式測定装置1による測定処理50のフローチャートである。 同期式測定システム21の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 同期式測定装置
2a〜2d トリガ入力端子
3a〜3d トリガ出力端子
4a〜4d セレクタ
6 デコーダ
7 測定部
8 記憶部
9 処理部
21 同期式測定システム
Dm 測定データ
S2a〜S2d トリガ信号
S3a〜S3d トリガ信号
Sm 信号

Claims (3)

  1. 信号を測定して当該信号についての測定データを出力する測定部、およびトリガ入力端子からトリガ信号を入力したときに前記測定部に対して前記信号の測定を実行させると共に前記測定データを取得して記憶部に記憶させる処理部を備えた同期式測定装置であって、
    複数の前記トリガ入力端子と、
    当該複数のトリガ入力端子に一対一で対応して配設された複数のトリガ出力端子と、
    対応する前記トリガ入力端子および前記トリガ出力端子間にそれぞれ配設されて、当該トリガ出力端子を当該トリガ入力端子および前記処理部のいずれか一方に選択的に接続する複数のセレクタと、
    前記複数のセレクタのうちの予め設定された自己の識別番号に対応する1つのセレクタに対しては前記処理部を前記トリガ出力端子に接続させ、かつ他のセレクタに対しては前記トリガ入力端子を前記トリガ出力端子に接続させるデコーダとを備え、
    前記測定部は前記信号が予め設定されたトリガ条件を満たしたときに当該信号の測定を実行して前記測定データを出力可能に構成され、
    前記処理部は、前記トリガ条件を満たしたときに前記測定部によって測定された前記測定データを取得して記憶部に記憶させると共に少なくとも前記1つのセレクタに対してトリガ信号を出力する処理と、前記他のセレクタに接続された前記トリガ入力端子から前記トリガ信号を入力したときに当該トリガ信号の入力に同期して前記測定部に対して前記信号の測定を実行させて前記測定データを取得すると共に当該取得した測定データと前記トリガ信号を入力した前記トリガ入力端子に対応する識別番号とを対応させて前記記憶部に記憶させる処理とを実行する同期式測定装置。
  2. 前記処理部は、前記トリガ信号の出力後、前記自己の識別番号に対応する前記セレクタに接続されている前記トリガ入力端子から当該トリガ信号を入力したときに、前記出力しているトリガ信号の出力を停止する請求項1記載の同期式測定装置。
  3. 請求項1または2記載の同期式測定装置を複数備え、1つの前記同期式測定装置の前記各トリガ出力端子が他の1つの前記同期式測定装置の前記各トリガ入力端子に接続されることにより、当該複数の同期式測定装置が全体としてリング状に接続されている同期式測定システム。
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