JP2010068404A - 改造防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】工程において工数アップとならないこと、不要輻射性能が低下しないこと、および特殊な部品を使ってコストアップになることがない改造防止装置を提供することを目的とする。
【解決手段】プリント基板と、プリント基板を囲い込む金属製のシールドケースと、シールドケースがプリント基板から離れたことを検出する検出手段と、検出手段がシールドケースがプリント基板から離れたことを検出するとプリント基板の動作を停止させる制御手段とを備え、プリント基板は、シールドケースをプリント基板のグラウンドに接続するグラウンド接続用ランドと検出手段に接続した検出用ランドとが絶縁しながら周囲に配置され、シールドケースをプリント基板に固定したときに、グランド接続手段と検出手段とシールドケースとがグラウンド電位になることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】プリント基板と、プリント基板を囲い込む金属製のシールドケースと、シールドケースがプリント基板から離れたことを検出する検出手段と、検出手段がシールドケースがプリント基板から離れたことを検出するとプリント基板の動作を停止させる制御手段とを備え、プリント基板は、シールドケースをプリント基板のグラウンドに接続するグラウンド接続用ランドと検出手段に接続した検出用ランドとが絶縁しながら周囲に配置され、シールドケースをプリント基板に固定したときに、グランド接続手段と検出手段とシールドケースとがグラウンド電位になることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、シールドケースによって閉じられるプリント基板の回路を、シールドケースの不正な開放から保護する改造防止装置に関するものである。
CATVなどの放送においては、有料コンテンツを未契約の視聴者が見ることができないように暗号化された放送コンテンツが送信されている。特に、デジタル放送を受信して復号化されたトランスポートストリーム(以下TSと呼ぶ)信号については、第3者によってシールドケースが開けられてTS信号をコピーされたり、波形を記録されたりすることを防ぐ必要がある。
図4は従来の改造防止装置の第1例の組立斜視図である。従来の改造防止装置の第1例は、プリント基板1と、シールドケース2および3と、ネジ4と、スルーホール5と、改造検出用パッド(以下パッドと呼ぶ)6と、シールドケース2に設けられた改造検出用折り曲げ部(以下折り曲げ部と呼ぶ)7と、ねじ止め部8と、ランド9から構成されている。
プリント基板1の4隅にはネジが容易に通過できる大きさのスルーホール5が設けてある。そして、プリント基板1の上下にプリント基板1をはさむようにシールドケース2および3を配置し、シールドケース2、3の4隅のねじ止め部8とプリント基板1の4隅のスルーホール5をネジ4によって固定する。プリント基板1の部品面およびはんだ面にはスルーホール5の周囲にランド9が設けている。そして、スルーホール5およびランド9はプリント基板1のグラウンドに接続されているので、シールドケース2および3のネジ止め部8がプリント基板1とネジ止めされる際には、ネジ止め部8はランド9と接触することとなる。シールドケース2の中央部には2カ所に折り曲げ部7が設けてあり、シールドケース2とプリント基板1がネジ4で固定される際に、折り曲げ部7はプリント基板1上に設けられた2カ所のパッド6と接触するようになっている。そして、プリント基板1とシールドケース2の組み立て時には折り曲げ部7とプリント基板上のパッド6は半田付けされる。
このように構成された従来の改造防止装置の第1例の接続を示す模式的な回路図を図5に示す。図4と同じシールドケース2、スルーホール5、パッド6、折り曲げ部7、ランド9と、更に、抵抗12、CPU13、OR回路14、電源回路15から構成されている。シールドケース2がプリント基板1とネジ止めされ、折り曲げ部7がパッド6とハンダ付けされると、パッド6はシールドケース2の折り曲げ部7およびネジ止め部8、スルーホール5の周囲のランド9を介してプリント基板1のグラウンドに接続される。一方、2カ所のパッド6はOR回路14に接続されるが途中抵抗12によって電源電圧にプルアップされ、OR回路14の出力はCPU13に接続されている。
シールドケース2が正常にプリント基板1とネジ止めされていれば、パッド6はシールドケース2を介してプリント基板1のグラウンドに接続されるので、パッド6の電位が2カ所ともグラウンドレベルとなり、OR回路14の出力もグラウンドレベルとなるので、CPU13はOR回路14の出力としてグラウンドレベルを検出すればシールドケースが正常に閉じられている、すなわち、改造されていないと判断し、各回路を通常通り動作させる。
もしパッド6と折り曲げ部7の半田付けがはずされ、シールドケース2のネジ止めがはずされてシールドケース2が開けられると、パッド6と折り曲げ部7の接続、あるいはネジ止め部8とランド9の接続がなくなるので、パッド6はオープン状態となり、パッド6の電位はプルアップ抵抗12を介して電源電圧にプルアップされる。そして、OR回路14は2カ所の入力のうち一方でも電源電圧となれば、OR回路14は電源電圧を出力する。そして、CPU13はOR回路14の出力として電源電圧を検出すると、シールドケース2は改造されたと判断して、電源回路15の動作を停止させる。
また、図6に従来の改造防止装置の第2例の接続を示す模式的な回路図を示す。パッド6と折り曲げ部7を削除し、プリント基板1の4隅のランド9のうち2カ所のランド9はプリント基板1のグラウンドに接続され、残りの2カ所のランド16はOR回路14に接続するようにしたものである。
このように構成することにより従来の改造防止装置の第2例では、シールドケース2がプリント基板1に正常に固定されていれば、ランド16はシールドケース2、ランド9を介してプリント基板1のグラウンドに接続されるのでグラウンドレベルになる。一方、2カ所のランド16はOR回路14に接続される。OR回路14の2つの入力電圧がグラウンドレベルであれば、OR回路14の出力はグラウンドレベルになるので、CPU13はOR回路14の出力としてグラウンドレベルを検出すれば、シールドケース2は改造されていないと判断して電源回路15を正常に動作させていた。
もしシールドケース2がプリント基板1からはずされると、ランド16とネジ止め部8の接続、あるいは、ネジ止め部8とランド9の接続がなくなるので、ランド16はオープン状態となり、ランド16の電位は抵抗12によって電源電圧にプルアップされる。そして、OR回路14の2カ所の入力のうち1方でも電源電圧になれば、OR回路14は電源電圧を出力する。そして、CPU13はOR回路14の出力として電源電圧を検出するとシールドケース2は改造されたと判断して、電源回路15の動作を停止させる。
また、従来の改造防止装置の第3例では、プリント基板上とシールドケース上にホール素子および磁石を設けてシールドケースが開けられたことを磁束の変化で検出し、シールドケースが開けられたことをマイコンが検出すれば動作を停止したりメモリの内容を書き換えたりしていた(例えば特許文献1参照)。
特開2006−229667号公報
しかしながら、上記従来の改造防止装置の第1例では、プリント基板1上のパッド6に熱容量の大きなシールドケース2をはんだ付けするため、工程においてシールドケース2とパッド6とのハンダ付けに時間がかかるなど工数アップとなっていた。また、はんだ付けせずにパッド6とシールドケース2を接触させる構造も考えられるが、パッド6や折り曲げ部7が経年変化で錆びたり変形したりすることにより導通しなくなる場合があり、その場合にCPU13がパッド6が接続されていないと判断して動作を停止してしまうなど誤動作する恐れがあった。
また、上記従来の改造防止装置の第2例では、プリント基板1の4隅のうち2カ所のランド9はプリント基板1のグラウンドに接続し、残りの2カ所のランド16はOR回路14に接続するようにしたため、シールドケース2の全方位をプリント基板1のグラウンドに接続していない状態となっている。この結果、シールドケース2の本来の目的である不要輻射性能のシールド効果が低下するという問題があった。
また、上記従来の改造防止装置の第2例では、プリント基板上とシールドケース上にホール素子および磁石を設けるなど、本来の装置の動作に必要でない特殊な部品が必要でコストアップになるという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、シールドケースの固定工程において工数アップとならないこと、不要輻射性能のシールド特性が低下しないこと、および特殊な部品を使ってコストアップになることがない改造防止装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の改造防止装置は、プリント基板と、前記プリント基板を囲い込む金属製のシールドケースと、前記シールドケースが前記プリント基板から離れたことを検出する検出手段と、前記検出手段が前記シールドケースが前記プリント基板から離れたことを検出すると前記プリント基板の動作を停止させる制御手段とを備え、前記プリント基板は、前記シールドケースを前記プリント基板のグラウンドに接続するグラウンド接続用ランドと前記検出手段に接続した検出用ランドとが絶縁しながら周囲に配置され、前記シールドケースを前記プリント基板に固定したときに、前記グランド接続手段と前記検出手段とシールドケースとがグラウンド電位になることを特徴とする。
本構成によって、正常にシールドケースが固定されている場合、改造検出用ランドはシールドケースを介して通常動作においてシールドケースのグラウンド接続を十分確保したことにより不要輻射性能は低下することがなく、また特殊な部品も必要としないのでコストアップもなく、また何ら工数を増やすことがない。またシールドケースがはずされた場合、改造検出用ランドの出力が電源電圧になるのでCPUはこれを検出すると電源の動作を停止させることにより、改造を防止することが可能である。
本発明の改造防止装置によれば、特殊な部品を必要としない安価な部品で、シールドケースを固定するだけの工数で、かつ、シールドケース全体で不要輻射性能のシールド特性を確保することができるという効果がある。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における改造防止装置の組立斜視図である。本発明の改造防止装置は、プリント基板1、金属製のシールドケース2、シールドケース3、ネジ4、スルーホール5、ネジ止め部8、および本発明の特徴であるグラウンド接続用ランド10、改造検出用ランド11から構成されている。
図1は本発明の実施の形態1における改造防止装置の組立斜視図である。本発明の改造防止装置は、プリント基板1、金属製のシールドケース2、シールドケース3、ネジ4、スルーホール5、ネジ止め部8、および本発明の特徴であるグラウンド接続用ランド10、改造検出用ランド11から構成されている。
図2は本発明の実施の形態1における改造防止装置の接続用ランドの拡大図であり、本発明の特徴であるグラウンド接続用ランド10、および改造検出用ランド11について、シールドケース2のネジ止め部8との位置関係を示した組立斜視図である。
図3は本発明の実施の形態1における改造防止装置の接続を示す模式的な回路図であり、シールドケース2、抵抗12、CPU13、OR回路14、電源回路15は、従来の改造防止装置の第1例の図4と同じである。そして、従来の改造防止装置の第1例と異なる主な点は、プリント基板1の4隅のスルーホール5の近傍に、グラウンド接続用ランド10と改造検出用ランド11が絶縁されながら1対で配置されている。そして、グラウンド接続用ランド10はプリント基板1のグラウンドに接続されており、改造検出用ランド11はOR回路14に接続されている。
シールドケース2がネジ4によってプリント基板1に四隅のスルーホール5で固定されると、図2に点線で示したように、シールドケース2のネジ止め部8はグラウンド検出用ランド10と改造検出用ランド11に密着するように固定される。このときグラウンド接続用ランド10はプリント基板1のグラウンドに接続されているので、改造検出用ランド11の電位はシールドケース2を介してグラウンドに接続されグラウンドレベルになる。残りの改造検出用ランド11も同じくグラウンドレベルとなるので、OR回路14の4本の入力信号はすべてグラウンドレベルとなり、OR回路14からの出力もグラウンドレベルとなる。これにより、CPU13は改造されていないと判断し、電源回路15をオンにして各回路を正常に動作させる。
もしシールドケース2のネジ止め部8が、1カ所でもはずされると改造検出用ランド11とグラウンド接続用ランド10の接続がオープンになるので、改造検出用ランド11の電位はプルアップ抵抗12により電源電圧にプルアップされる。つまり、OR回路14の入力が1本でも電源電圧になればOR回路14の出力は電源電圧になるので、CPU13はOR回路14の出力として電源電圧を検出すると改造されたと判断し、電源回路15をオフにして各回路の動作を停止させる。
かかる構成によれば、プリント基板の4隅のスルーホールの近傍に、グラウンド接続用ランドと改造検出用ランドを配置し、シールドケースをスルーホールでねじ固定することにより、グラウンド接続用ランドと改造検出用ランドとシールドケース全体がグラウンド電位となり、特殊な部品を必要としない安価な部品で、シールドケースを固定するだけの工数で、かつ、シールドケース全体で不要輻射性能のシールド特性を確保することができる。
なお、本実施の形態において、電源回路をオフさせる方法をとったが、電源回路をオンのままで信号の波形などを観測されたくない回路だけをオフする方法でもよい。
本発明にかかる改造防止装置は、特殊な部品を必要としない安価な部品で、シールドケースを固定するだけの工数で、かつ、シールドケース全体で不要輻射性能のシールド特性を確保することが可能になるので、シールドケースによって閉じられるプリント基板の回路を、シールドケースの不正な開放から保護する改造防止装置等として有用である。
1 プリント基板
2 シールドケース
3 シールドケース
4 ネジ
5 スルーホール
6 改造検出用パッド
7 改造検出用折り曲げ部
8 ネジ止め部
9 ランド
10 グラウンド接続用ランド
11 改造検出用ランド
12 抵抗
13 CPU
14 OR回路
15 電源回路
16 ランド
2 シールドケース
3 シールドケース
4 ネジ
5 スルーホール
6 改造検出用パッド
7 改造検出用折り曲げ部
8 ネジ止め部
9 ランド
10 グラウンド接続用ランド
11 改造検出用ランド
12 抵抗
13 CPU
14 OR回路
15 電源回路
16 ランド
Claims (1)
- プリント基板と、前記プリント基板を囲い込む金属製のシールドケースと、前記シールドケースが前記プリント基板から離れたことを検出する検出手段と、前記検出手段が前記シールドケースが前記プリント基板から離れたことを検出すると前記プリント基板の動作を停止させる制御手段とを備え、
前記プリント基板は、前記シールドケースを前記プリント基板のグラウンドに接続するグラウンド接続用ランドと前記検出手段に接続した検出用ランドとが絶縁しながら周囲に配置され、前記シールドケースを前記プリント基板に固定したときに、前記グランド接続手段と前記検出手段とシールドケースとがグラウンド電位になることを特徴とする改造防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008234680A JP2010068404A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 改造防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008234680A JP2010068404A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 改造防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010068404A true JP2010068404A (ja) | 2010-03-25 |
Family
ID=42193561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008234680A Pending JP2010068404A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 改造防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010068404A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015501460A (ja) * | 2012-08-31 | 2015-01-15 | ブルーバード インコーポレイテッド | モバイル端末機 |
-
2008
- 2008-09-12 JP JP2008234680A patent/JP2010068404A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015501460A (ja) * | 2012-08-31 | 2015-01-15 | ブルーバード インコーポレイテッド | モバイル端末機 |
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