JP2010066866A - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高速かつ効率的にストロボ画像を生成することが可能な画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】連続する複数の撮影フレームを生成し、生成された撮影フレームの中から合成対象のフレームを検出し、検出された各フレームの同一座標ごとのピクセル値を取得する。そして、取得されたピクセル値を値に従って並び替え、並び替えられたピクセル値のうち中央に位置するピクセル値に基づいて背景画像を生成し、生成された背景画像と合成対象の各フレームの差に基づいて被写体のみを抽出し、抽出された被写体を合成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
従来、固定されたカメラで移動する被写体を撮影し、1枚の画像(写真)内に当該被写体の移動の経過を表したストロボ画像が知られている。フィルムカメラの時代においては、長時間露光中に移動する被写体へ複数回のストロボ発光を行うことでストロボ画像を生成していたが、デジタルカメラが普及した今日においては、カメラ内のコンピュータによる画像処理でストロボ画像を生成することが可能となっている。
上記のような画像処理によるストロボ画像生成を行っているものとして、例えば特許文献1には、連写画像の中から被写体が重ならない画像を選択し、その差を利用することで、被写体領域を抽出する技術が開示されている。
また、例えば特許文献2には、動画像上の特定の調査領域の相関パターンから背景が写っている時間区間を特定することで移動体を判別したり、被写体が写っている画像の前後の被写体が映っていない画像を利用して変動のない被写体を予想したりすることで、移動する被写体の移動速度を想定する技術が開示されている。
特許第3793258号公報 特許第3569992号公報
しかしながら、上記従来技術では、連写撮影や動画撮影におけるフレームレートが変化したり、被写体の大きさが変化したりする場合などでは、撮影画像すべてについての領域情報が取得できるまで画像内での被写体の位置を特定することができない。そのため、連写画像や動画像からストロボ画像を生成する場合、使用する画像の選択に時間がかかってしまい、ストロボ画像を高速に生成することができなかった。
本発明は、高速かつ効率的にストロボ画像を生成することが可能な画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、画像処理装置において、連続する複数の撮影フレームの画像を生成する撮影手段と、前記撮影フレームの少なくとも一の領域に、前記画像の変化を検出するための評価領域を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された評価領域における前記画像の変化に基づいて、前記撮影手段により生成された複数の撮影フレームの中から合成対象フレームを検出する検出手段と、前記検出手段により検出された合成対象フレームの画像に基づいて、移動する被写体を重ね合わせたストロボ画像を合成する画像合成手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記撮影手段は、低解像度の前記画像を生成し、前記検出手段は、前記撮影手段が生成する前記低解像度の画像を用いて前記合成対象フレームを検出することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、前記検出手段は、前記設定手段により設定された一の評価領域に変化が表れたフレームを合成開始フレームとして検出した後、前記設定手段により設定された他の評価領域の変化が終了したフレームを合成終了フレームとして検出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、前記検出手段は、前記設定手段により設定された評価領域に変化が表れたフレームを合成開始フレームとして検出した後、当該評価領域の変化が終了したフレームを合成終了フレームとして検出することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の画像処理装置において、前記撮影手段は、前記検出手段により検出された前記合成開始フレームから前記合成終了フレームまでの間、高解像度の画像を生成することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記検出手段は、前記撮影手段により生成された複数の撮影フレームの中から所定の枚数の合成対象フレームを検出することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記検出手段により検出された前記合成対象フレームの数及び所望する合成対象フレームの数に基づいて、前記撮影手段の連写速度を算出する算出手段を備え、前記撮影手段は、次の撮影において、前記算出手段により算出された連写速度で前記画像を生成することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記画像合成手段は、前記検出手段により検出された合成対象フレームの画像について、同一座標ごとのピクセル値を取得し、当該取得されたピクセル値を値に従って並び替え、当該並び替えられたピクセル値のうち中央に位置するピクセル値に基づいて背景画像を生成する生成手段と、前記合成対象フレームの画像と前記生成手段により生成された背景画像との差に基づいて、被写体の画像領域を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された被写体の画像領域を合成する被写体合成手段と、を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像処理装置において、前記抽出手段により抽出された被写体の画像領域のうち、使用者が任意の被写体の画像領域を合成用画像として選択するための選択手段を更に備え、前記被写体合成手段は、前記選択手段により選択された被写体の画像領域を合成することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、連続する複数の撮影フレームの画像を生成させる撮影ステップと、前記撮影フレームの少なくとも一の領域に、前記画像の変化を検出するための評価領域を設定する設定ステップと、前記設定ステップにより設定された評価領域における前記画像の変化に基づいて、前記撮影ステップにより生成された複数の撮影フレームの中から合成対象フレームを検出する検出ステップと、前記検出ステップにより検出された合成対象フレームの画像に基づいて、移動する被写体を重ね合わせたストロボ画像を合成する画像合成ステップと、を含むことを特徴とする画像処理方法である。
請求項11に記載の発明は、コンピュータに、連続する複数の撮影フレームの画像を生成させる撮影機能と、前記撮影フレームの少なくとも一の領域に、前記画像の変化を検出するための評価領域を設定する設定機能と、前記設定機能により設定された評価領域における前記画像の変化に基づいて、前記撮影機能により生成された複数の撮影フレームの中から合成対象フレームを検出する検出機能と、前記検出機能により検出された合成対象フレームの画像に基づいて、移動する被写体を重ね合わせたストロボ画像を合成する画像合成機能と、を実現させるためのプログラムである。
本発明によれば、高速かつ効率的にストロボ画像を生成することが可能な画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発明に係る画像処理装置をデジタルスチルカメラ(以下、デジタルカメラ)に適用した場合について例示する。本実施形態に係るデジタルカメラ1は、一般的なデジタルスチルカメラが有する機能を備えているものとし、この中には、少なくとも連写機能が含まれているものとする。連写機能とは、1回のシャッタ操作で、連続した複数の撮影画像を得ることができる機能のことである。
また、本実施形態に係るデジタルカメラ1は、本発明の適用により、連写機能によって得られた撮影画像からストロボ画像(マルチストロボ画像)を生成するストロボ画像生成機能を有する。本実施形態では、デジタルカメラ1でストロボ画像を生成する際、デジタルカメラ1を固定して、移動する被写体を連写機能により撮影することとする。
なお、本実施形態では、デジタルカメラ1で撮影する対象を「被写体」、連続して撮影した写真データを「フレーム」、フレームに含まれる撮影範囲を「画角」、被写体を重ね合わせた画像を「ストロボ画像」、と呼ぶものとする。
図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、デジタルカメラ1は、画像データ生成部21と、データ処理部22と、ユーザインタフェース部23と、を備えて構成される。
画像データ生成部21は、光学レンズ部101と、イメージセンサ102と、を備えて構成され、被写体を撮影する機能を有する。
光学レンズ部101は、被写体を撮影するために光を集光するレンズ等で構成されたものであり、焦点、露出、ホワイトバランス等のカメラ設定パラメータを調整するための周辺回路を備える。
イメージセンサ102は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)等で構成され、光学レンズ部101が光を集光することによって結像した画像を、デジタル化した画像データ(画像フレーム)として取り込む。取り込まれた画像データは、データ処理部22のメモリ201に一時的に記憶される。
なお、画像データ生成部21は、低解像度画像撮影(プレビュー撮影)と高解像度画像撮影が可能である。低解像度画像撮影は、例えば、画像解像度がXGA(Extended Graphics Array:1024×768ドット)程度と低いが、30fps(フレーム/秒)の速さで動画撮影と画像読み出しが可能である。一方、高解像度画像撮影は、例えば、撮影可能な最大画素数(例えば400万画素のカメラである場合はその400万画素)での画像撮影を行うことができるが、画像の読み取り速度は遅くなる。
データ処理部22は、メモリ201と、ビデオ出力部202と、画像処理部203と、CPU204と、プログラムメモリ205と、を備えて構成される。
メモリ201は、撮影処理を行う度にイメージセンサ102が取り込んだ画像データを一時記憶する。また、メモリ201は、画像処理に必要な画像データ、各種フラグの値、閾値等も記憶する。さらに、メモリ201は、画像表示を行うための表示画像データの記憶と読み出しを行うための表示メモリ領域を含んでいる。
ビデオ出力部202は、メモリ201の表示メモリ領域に格納された表示画像データを読み出し、当該読み出された表示画像データに基づいてRGB信号を生成し、当該生成されたRGB信号をユーザインタフェース部23の液晶表示部301に出力する。また、RGB信号を、ユーザインタフェース部23の外部インタフェース303を介して外部出力させることにより、テレビやPC、プロジェクタ等の外部機器に画像表示させることも可能である。
画像処理部203は、メモリ201に一時記憶されている画像データに対して、画像表示を行うための所定の画像処理を施す。当該画像処理を施された画像データは、表示画像データとしてメモリ201の表示メモリ領域に格納される。
CPU204は、プログラムメモリ205に記憶されたデジタルカメラ1用の各種処理プログラムに従って各種制御動作を行う。
プログラムメモリ205は、例えば、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの記憶装置から構成され、CPU204の動作に必要な各種プログラムやデータを記憶する。具体的には、被写体を撮影し当該被写体のストロボ画像を生成するための撮影プログラム、合成処理の開始フレームを検出するための開始フレーム検出プログラム、合成処理の終了フレームを検出するための終了フレーム検出プログラム、合成フレームを特定するための合成フレーム特定プログラム、特定された合成フレームから被写体を抽出してストロボ画像を合成するための合成プログラム、背景画像を生成するための背景画像生成プログラム、被写体を判別するための被写体判別パラメータ算出プログラム、被写体のみを抽出するための被写体抽出プログラム等を記憶している。
ユーザインタフェース部23は、液晶表示部301と、操作部302と、外部インタフェース303と、外部メモリ304と、を備えて構成される。
液晶表示部301は、ビデオ出力部202から出力されたRGB信号に基づいて被写体画像を表示する。具体的には、画像データ生成部21により生成された複数の画像データ(画像フレーム)に基づいたライブビュー画像や録画中に外部メモリ304に記録される動画像を表示したり、外部メモリ304に記録された動画像を再生表示したりする。
なお、液晶表示部301は、ビデオ出力部202から適宜出力される表示画像データを一時的に記憶するビデオメモリ(図示せず)を備えるようにしてもよい。
操作部302は、ユーザがデジタルカメラ1における所定の操作を行うための機能であり、ユーザの操作に応じた操作信号をCPU204に出力する。操作部302は、例えば、シャッタボタン、選択決定用ボタン、再生ボタン、撮影ボタン等を備えている。
外部インタフェース303は、テレビやPC、プロジェクタ等の外部機器との接続用端子であり、所定の通信ケーブルを介してデータの送受信を行う。
外部メモリ304は、例えば、カード型の不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)やハードディスク等により構成され、画像データ生成部21により撮影された被写体画像の画像データを複数記憶する。
図2は、実際にストロボ撮影を行っている様子について示した図である。また、図3は、図2で連続撮影されたフレーム群と、当該フレーム群を合成した画像(ストロボ画像)と、を示した図である。すなわち、図2に示したように被写体をデジタルカメラ1で連続撮影すると、図3(b)に示したようなストロボ画像が出来上がることとなる。
固定されたデジタルカメラ1で移動する被写体を連続撮影すると、フレーム内では被写体のみが移動することとなる。連続撮影された結果、図3(a)に示したような「フレーム」が生成される。このフレームの中で移動する被写体の領域(以下、移動領域)を後に述べる処理(図6に示す撮影処理)で抽出し、この抽出された移動領域を重ね合わせることで、図3(b)に示したような動きのある合成画像が生成される。
ただし、すべての連写画像における移動領域を重ね合わせていくと、被写体の移動速度や連写スピードによっては、重なり具合が大きかったり、逆に撮影のタイミングが合わずに被写体がほとんど写っていなかったり、処理枚数が多くなりすぎて処理時間が増大してしまったりしてしまう。
そこで、これらの問題を解決すべく、図4において、撮影したい被写体の通過を検出する領域(評価領域)を画角内に予め設定し、当該評価領域を通過しはじめた時点から通過し終わった時点までの撮影画像を利用することで、合成に適した画像を自動選択する方法を提案する。
図4は、評価領域が設定されている画角内を被写体が通過していく様子について示した図である。なお、図4(a)に示すように、画角内には予め開始評価領域fa_in(n)と、終了評価領域fa_out(n)と、が設定表示されている。
図4(b)は、画面左から右に被写体が移動し、開始評価領域fa_in(n)内に変化が生じた様子が示されている。このように、開始評価領域fa_in(n)に変化が生じると、当該変化が検出され、合成対象の開始フレームを特定することが可能となる。
一方、図4(c)は、画面左から右に被写体が移動し、終了評価領域fa_out(n)内に変化が生じた様子が示されている。このように、終了評価領域fa_out(n)に変化が生じると、当該変化が検出され、当該変化が終了したフレームを合成対象の終了フレームとして特定することが可能となる。
このように、本実施形態に係るデジタルカメラ1は、変動評価領域を2箇所設定することで、合成対象の開始フレームと終了フレームを正確に検出することができる。
図4に示したように、画角内の被写体の移動を検出し、その結果特定される合成対象のフレームと、後述する図6の処理により抽出される背景フレームとの差分が、例えば、図5に示すように、フレーム毎の被写体位置を示す。
このように、被写体を撮影し、合成対象のフレームを特定し、ストロボ画像の合成処理を行うまでの一連の流れを次の図6を用いて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図6は、デジタルカメラ1内で行われる撮影処理の一例について示したフローチャートである。この撮影処理は、ユーザによりシャッタボタンが押下操作され、画像の撮影が開始されたことを契機に、CPU204がプログラムメモリ205に格納されている撮影プログラムを実行することにより実現される。
具体的には、ユーザにより撮影操作(シャッタボタンの押下)が行われると、当該操作に応じた入力信号がCPU204に入力される。CPU204は当該入力信号を受け付けると、画像データ生成部21を制御して、移動する被写体の連写撮影を行わせる。(この連写撮影動作は、ユーザがシャッタボタンを押下し続けている間行われる。)
まず、図6に示すように、撮影画像を一時的にメモリ201に記憶させながら(ステップS101)、停止操作が行われるまで連写撮影を行わせる(ステップS102で“No”)。この連写撮影中に停止操作が行われた場合(ステップS102で“Yes”)、撮影枚数が複数であるか否かを判別する(ステップS103)。ここで、撮影枚数が複数でなかった場合、すなわち、撮影枚数が1枚だった場合(ステップS103で“No”)は、そのまま撮影画像の結果を液晶表示部301に表示させた(ステップS108)後、当該画像を記憶させるか否かを判別し(ステップS109)、当該画像を記憶させる場合は(ステップS109で“Yes”)、外部メモリ304に記憶(ステップS110)させて終了する。一方、撮影枚数が複数だった場合(ステップS103で“Yes”)は、後述する開始フレーム検出処理(ステップS104)、終了フレーム検出処理(ステップS105)、合成フレーム特定処理(ステップS106)を経て、合成処理(ステップS107)を行う。当該合成処理が行われると、合成画像の結果を液晶表示部301に表示した(ステップS108)後、当該画像を記憶させるか否かを判別し(ステップS109)、当該画像を記憶させる場合は(ステップS109で“Yes”)、外部メモリ304に記憶(ステップS110)させて終了する。
図7は、開始フレーム検出処理の一例について示したフローチャートである。なお、評価用データには、実撮影データではなく、リアルタイム表示に使われる低解像度データ(プレビュー)が用いられる。
まず、図7に示すように、変数nに「0」を設定する(ステップS121)。図7において、変数nは撮影フレームのフレーム番号を表すものとする。そして、低解像度データにおける開始評価領域をfa_in(n)として取得する(ステップS122)。ただし、最初のフレーム、すなわちn=0の場合(ステップS123で“Yes”)は、比較対象のフレームが存在しないために取得処理のみが行われ、変数nに1を加算した後(ステップS128)、次のフレーム(n=1)の取得処理を行う。前回のフレームにおいて取得した開始評価領域(fa_in(n−1))と今回のフレームにおいて取得した開始評価領域(fa_in(n))とが揃った段階で比較が行われ、両者がほぼ同じ画像であれば(ステップS124で“Yes”)次のフレーム(n=n+1)の取得処理へと移行する。一方、両者がほぼ同じ画像とみなせない場合は(ステップS124で“No”)、変化があった、つまり被写体が通過したとみなすことができるので、フレーム番号nを開始フレーム「n_in」として記録する(ステップS125)。ここで、撮影枚数を“frame_num”とすると、最後のフレーム(n=frame_num−1)まで通過を検出できなかった場合は(ステップS126で“Yes”)、最初のフレーム(n=0)を開始フレーム「n_in」として記録する(ステップS127)。
このように、本実施形態に係るデジタルカメラ1は、画角内に変動評価領域を予め設定し、当該変動評価領域に変化が表れたフレームを合成開始フレームとして検出することができるので、合成対象の開始フレームを正確に検出することができる。
図8は、終了フレーム検出処理の一例について示したフローチャートである。図8において、変数nは撮影フレームのフレーム番号を表すものとする。
図8に示すように、図7で検出された開始フレーム「n_in」を初期フレームに設定し(ステップS131)、さらに、フレーム内の終了評価領域をfa_out(n)として取得する(ステップS132)。ただし、最初のフレーム、すなわちn=n_inの場合(ステップS133で“Yes”)は、比較対象のフレームが存在しないために取得処理のみが行われ、変数nに1を加算した後(ステップS137)、次のフレームの取得処理を行う。前回取得した終了評価領域(fa_out(n−1))と今回取得した終了評価領域(fa_out(n))が揃った段階で比較が行われ、両者がほぼ同じ画像であれば(ステップS134で“Yes”)次のフレーム(n=n+1)の取得処理へと移行する。一方、両者がほぼ同じ画像とみなせない場合は(ステップS134で“No”)、変化があった、つまり被写体が通過したとみなすことができるので、フレーム番号nを終了フレーム「n_out」として記録する(ステップS135)。最後のフレーム(n=frame_num−1)まで通過を検出できなかった場合は(ステップS136で“Yes”)、フレーム番号nを終了フレーム「n_out」として記録する(ステップS135)。
このように、本実施形態に係るデジタルカメラ1は、画角内に変動評価領域を予め設定し、当該変動評価領域に変化が表れた後、当該変化が終了したフレームを合成終了フレームとして検出することができるので、合成対象の終了フレームを正確に検出することができる。
図9は、合成フレーム特定処理の一例について示したフローチャートである。図9において、変数nは、合成フレーム特定処理において特定される合成フレームのフレーム番号を表すものとする。
図9に示すように、図7で検出された開始フレーム(n_in)から図8で検出された終了フレーム(n_out)までの被写体の存在するフレームを有効フレームとし、この有効フレームの数((n_out)−(n_in)+1)を有効フレーム数(n_all)として設定する(ステップS141)。ステップS141で設定された有効フレーム数(n_all)が実際に合成したいフレーム枚数(num)より少ない場合(ステップS142で“Yes”)は、図7で検出された開始フレーム(n_in)からのすべての有効フレームを、合成フレームとして対応付ける。すなわち、開始フレーム(n_in)からの撮影フレームのフレーム番号を、合成フレームを参照するためのFrame[n]に順次設定する。まず、合成フレームのフレーム番号を表す変数nに初期値「0」を設定する(ステップS143)。この変数nの値が有効フレーム数(n_all)よりも小さい場合(ステップS144で“Yes”)は、変数nの値を開始フレーム(n_in)に加算した値をFrame[n]に設定する(ステップS145)。その後、変数nに1を加算する(ステップS146)。このように、合成フレームのフレーム番号を表す変数nの値が有効フレーム数(n_all)と等しくなる(ステップS144で“No”)まで変数nの値に対応するフレームFrame[n]が合成フレームとして設定されるので、n_inからn_outにかけてのすべてのフレームが合成フレームとして利用されることとなる。なお、後述する背景画像生成処理に枚数が不足する場合は、開始フレーム(n_in)と終了フレーム(n_out)の前後のデータを合成フレームとして利用することも可能である。
一方、ステップS141で設定された有効フレーム数(n_all)が実際に合成したいフレーム枚数(num)以上の場合(ステップS142で“No”)は、有効フレーム数(n_all)を合成したいフレーム枚数(num)で割った値(=f)おきのフレームを利用する(ステップS147)。まず、合成フレームのフレーム番号を表す変数nに「0」を設定(ステップS148)して初期化を行う(この場合、nf=0.0となる)。変数nの値が合成したいフレーム枚数(num)より小さい場合(ステップS149で“Yes”)は、変数mにnfの整数部(フレーム番号に小数は存在しないため)を代入し(ステップS150)、当該変数mの値を開始フレーム(n_in)に加算した値をフレーム番号Frame[n]に設定する(ステップS151)。その後、nfにfを(ステップS152)、変数nに1を加算していき(ステップS153)、変数nの値が合成したいフレーム枚数(num)以上になる(ステップS149で“No”)まで、ステップS150以降の処理が繰り返されることとなる。また、ステップS144で変数nの値が有効フレーム数(n_all)に達した場合(ステップS144で“No”)、又は、ステップS149で変数nの値が合成したいフレーム枚数(num)に達した場合(ステップS149で“No”)は、変数nを合成フレームのフレーム数を表す合成フレーム数“Page”に代入する(ステップS154)。
このように、本実施形態に係るデジタルカメラ1は、生成された撮影フレームの中から必要な枚数のフレームのみを選択することができるので、高速かつ効率的にストロボ画像を生成することが可能となる。
図10は、合成処理の一例について示したフローチャートである。図10において、変数nは、合成フレームのフレーム番号を表す。また、合成フレームは、図9で設定されたFrame[n]に基づいて撮影フレームを参照するものとする。また、“Page”は合成フレームのフレーム数である。
図10に示すように、図9で合成フレームが特定されると、後述する背景画像生成処理(ステップS161)、被写体判別パラメータ算出処理(ステップS162)を行う。その後、変数nに「0」を設定して初期化し(ステップS163)、全ての合成フレームに対して(ステップS165で“No”、ステップS166)後述する被写体抽出処理(ステップS164)を行う。そして、最後の合成フレームから順に(ステップS171)、それぞれ抽出された被写体領域のうち合成画像に未登録の部分のみを重ね合わせて登録し(ステップS169、S170)、最後に(ステップS167で“Yes”)まだ書き込まれていない合成画像の未登録座標に対して最初の合成フレーム(n=0)のデータを書き込んでいく(ステップS168)。これにより、例えば図3(b)のように、すべての座標にデータが書き込まれる。このように生成された合成画像は、液晶表示部301でプレビュー表示され(図6のステップS108)、外部メモリ304に記憶されることとなる(図6のステップS110)。
図11は、背景画像生成処理の一例について示したフローチャートである。
まず、図11に示すように、調査座標(x,y)の初期化(x,yにそれぞれ0を設定)を行う(ステップS181)。次に、合成フレームのフレーム番号を表す変数nに0を設定して初期化する(ステップS182)。上述した合成フレーム特定処理のステップS145又はステップS151で設定したFrame[n]を参照しながらすべての合成フレームの同一座標の値(ピクセル値)を取得する(ステップS183〜ステップS185)。取得されたピクセル値は、値に従って並び替えられることとなる(ステップS186)。当該並び替え処理は、例えば、数1によって表すことができる。
Figure 2010066866
そして、ステップS186で並び替えられたピクセル値のうち中央に位置するピクセル値を、背景画像fb(x,y)の調査座標(x、y)に登録する(ステップS187)。当該登録処理は、例えば、数2によって表すことができる。
Figure 2010066866
全調査座標について上記処理を繰り返す(ステップS188で“No”、ステップS189)ことで、背景画像を生成することができる。生成された背景画像はメモリ201に格納される。このように、背景画像の生成に調査座標ごとに取得されたピクセル値の中央値を利用することによって高速化が可能である。なお、ここでは調査座標ごとに取得されたピクセル値の中央値を利用したが、例えば、フレームの枚数や変動対象によっては平均値を取ることで高速化が可能な場合もある。また、調査画像及び生成される背景画像の座標数を実際の画像サイズより縮小する事で高速化することもできる。
図12は、被写体判別パラメータ算出処理の一例について示したフローチャートである。
まず、図12に示すように、調査座標(x,y)の初期化(x,yにそれぞれ0を設定)を行う(ステップS191)。次に、合成フレームのフレーム番号を表す変数nに0を設定して初期化する(ステップS192)。ここで、調査座標(x、y)における合成フレームnの値f(n,x,y)と背景画像生成によって生成された背景画像の値fb(x,y)との絶対値差fd(n,x,y)を算出し、ピクセル値として登録する(ステップS193)。当該登録処理は、例えば、数3によって表すことができる。
Figure 2010066866
すべての合成フレームの同一座標についてステップS193の登録処理が終了した後(ステップS194で“Yes”)、同一座標におけるピクセル値の標準偏差(以下、座標標準偏差)を算出して登録する(ステップS196、ステップS197)。当該座標標準偏差は、例えば、数4を演算することで算出することができる。
Figure 2010066866
全調査座標について上記処理を終了すると(ステップS198で“Yes”)、調査座標(x,y)の初期化(x,yにそれぞれ0を設定)を行う(ステップS200)。次に、変数nに0を設定して初期化し(ステップS201)、ステップS197で登録された座標標準偏差を超えるピクセル値のみの登録データテーブルを作成する(ステップS202〜ステップS206)。そして、作成された登録データテーブルの標準偏差(以下、変動閾値move)を算出する(ステップS207)。当該変動閾値moveは、例えば、数5を演算することで算出することができる。
Figure 2010066866
こうして算出されたパラメータを利用して、例えば図5に示すように、各フレームから被写体領域を抽出する。
図13は、被写体抽出処理の一例について示したフローチャートである。
まず、図13に示すように、調査座標(x,y)の初期化(x,yにそれぞれ0を設定)を行う(ステップS211)。そして、座標(x、y)における合成フレームnの値f(n,x,y)と背景画像生成によって生成された背景画像の値fb(x,y)との絶対値差fd(n,x,y)が変動閾値moveの値を超える座標を1、超えない座標を0とするデータfp(n,x,y)を生成する(ステップS212〜ステップS216)。当該生成されるデータfp(n,x,y)は、例えば、数6を演算することで算出することができる。
Figure 2010066866
その後、生成された0と1のデータに対して、連続している領域には同じ番号を振り、離れている領域には別の番号を振るラベリングを行う。そして、ラベリングした領域のうち最大の領域のみを残し(ステップS217)、さらに、膨張(ステップS218)、穴埋め(ステップS219)、収縮(ステップS220)といった欠損を補完するための処理を行う。また、この際に、生成した領域情報の周辺部に透過パラメータを付加させることで、より自然な重ね合わせが可能となる。当該被写体抽出をすべての合成フレームに対して行うことで、すべての合成フレームの領域マスクデータが生成されることとなる。
このように、第1実施形態では、連写した画像中の特定領域の変動を見ることで、合成に有効なフレームを効率的に選択することを可能としている。さらに、合成対象フレームを必要枚数のみに絞り込むことができるので、高速にストロボ画像を生成することを可能としている。
上述したように、第1実施形態では、連写撮影後の低解像度画像に対して被写体領域の判定を行うものとしたが、低解像度画像を撮影中に取得することができれば、連写の開始と終了を撮影中に判定することも可能である。
(第2実施形態)
図14は、撮影処理の一例(撮影処理2)について示したフローチャートである。
なお、第1実施形態とは異なり、最初は撮影を開始せず、開始評価領域の画像の変動を判別して撮影記憶を開始し、終了評価領域の画像の変動を判別して撮影記憶を終了する。
図14に示すように、待機状態のままライブビュー画像を取得する(ステップS222)。そして、図7のステップS124で行った比較同様、前回の開始評価領域fa_in(n−1)と今回の開始評価領域fa_in(n)とを比較し(ステップS223)、開始評価領域に変動があるまでライブビュー画像の取得と表示を繰り返す(ステップS223で“Yes”)。その後、開始評価領域に変動があった時点(ステップS223で“No”)で、撮影された画像の記憶を開始する。撮影画像を一時的にメモリ201に記憶させながら(ステップS225)、図8のステップS134で行った比較同様、前回の終了評価領域fa_out(n−1)と今回の終了評価領域fa_out(n)とを比較し(ステップS226)、終了評価領域で変動があるまで、撮影画像の記憶を繰り返す(ステップS226で“YES”)。撮影終了時に撮影枚数が複数でなかった場合、すなわち、撮影枚数が1枚だった場合(ステップS228で“No”)は、そのまま撮影画像の結果を液晶表示部301に表示させた(ステップS233)後、当該画像を記憶させるか否かを判別し(ステップS234)、当該画像を記憶させる場合は(ステップS234で“Yes”)、外部メモリ304に記憶(ステップS235)させて終了する。一方、撮影枚数が複数だった場合(ステップS228で“Yes”)は、撮影開始フレームのフレーム番号“0”を開始フレーム「n_in」として記録し(ステップS229)、撮影終了フレームのフレーム番号を終了フレーム「n_out」として記録する(ステップS230)。さらに、合成フレーム特定処理(ステップS231)を経て、合成処理(ステップS232)を行う。当該合成処理が行われると、合成画像の結果を液晶表示部301に表示させた(ステップS233)後、当該画像を記憶させるか否かを判別し(ステップS234)、当該画像を記憶させる場合は(ステップS234で“Yes”)、外部メモリ304に記憶(ステップS235)させて終了する。
このように、本実施形態に係るデジタルカメラ1は、撮影フレーム生成前の低解像度の画像を用いて合成対象のフレームを検出することができる。また、デジタルカメラ1は、変動評価領域に変化が検出された後、当該変化の終了が検出されるまでの間、連続する複数の撮影フレームを生成するので、より少ない撮影枚数によって合成対象のフレームを特定することができる。
これにより、連写撮影の開始と終了を撮影中に判定することができ、より高速かつ効率的にストロボ画像を生成することが可能となる。
また、第1実施形態では、合成の開始フレームと終了フレームを特定するために開始評価領域と終了評価領域を定義したが、例えば、図15に示すように、画角全体に渡った評価領域fa_all(n)を定義し、この評価領域に変動があった最初のフレームをn_in、最後のフレームをn_outとすることで、合成対象を選択するようにしてもよい。
この場合でも、第1実施形態において、図7で示した開始評価領域fa_in(n)をfa_all(n)とし、図16に示すように、図8で示した終了評価領域fa_out(n)をfa_all(n)とし、前回取得したフレーム(fa_all(n−1))といま取得したフレーム(fa_all(n))とで差がなくなった時点(ステップS244で“Yes”)を終了フレームとすることで実現可能である。
同様に、図17に示すように、上記図14で示したfa_in(n)をfa_all(n)、fa_out(n)をfa_all(n)とし、前回取得したフレーム(fa_all(n−1))といま取得したフレーム(fa_all(n))とで差がなくなった時点(ステップS255で“Yes”)を撮影停止地点とすることで実現可能である。
ただし、この場合、図16のステップS247の終了フレームn_outの値、及び図17のステップS260の終了フレームn_outの値は、最終評価領域fa_all(n)の変動がなくなった時点での撮影フレームのフレーム番号であり、実際に被写体が写っているのはその2つ前のフレームまでであるため、当該撮影フレームのフレーム番号から2を減じた値となる。
第1実施形態では、撮影済みの画像又はライブビュー画像における評価領域の変動に基づいて合成対象の画像を選択するようにしていたが、これは被写体によってどのような連写速度が適切か判別できなかったためである。例えば、被写体が同じ移動速度で繰り返し撮影位置を通過する場合、ライブビュー状態で移動体を検出する第2実施形態を使えば、ライブビューの連写間隔から、どれくらいの連写速度で撮影すれば、画角内に被写体が存在するか予想することができる。
(第3実施形態)
図18は、評価領域が設定されている画角内を被写体が通過していく様子について示した図である。なお、図18(a)に示すように、画角内には予め開始評価領域fa_in(n)と、終了評価領域fa_out(n)と、が設定表示され、30fpsの速度で連写撮影が行われているものとする。
図18(b)は、画面左から右に被写体が移動し、開始評価領域fa_in(n)内に変化が生じた様子が示されている。このように、開始評価領域fa_in(n)に変化が生じると、当該変化が検出され、合成対象の開始フレームを特定することが可能となる。
一方、図4(c)は、画面左から右に被写体が移動し、終了評価領域fa_out(n)内に変化が生じた様子が示されている。このように、終了評価領域fa_out(n)に変化が生じると、当該変化が検出され、当該変化が終了したフレームを合成対象の終了フレームとして特定することが可能となる。
ここで、図18(b)で特定された開始フレームと、図18(c)で特定された終了フレームと、の差が30フレームだったとすると、被写体が画角を通過した時間は30[f]÷30[fps]=1[s]であることがわかる。すなわち、1fpsで撮影を行うと、1[fps]×1[s]=1[f]撮影されることとなるため、合成したいフレーム数が例えば5フレームであれば、5[f]÷1[s]=5[fps]で撮影すればよいことがわかる。
このように、ライブビュー画像において、開始評価領域fa_in(n)と終了評価領域fa_out(n)の間で変動が発生するフレームの枚数が測定できれば、数7を用いることにより、必要連写速度を特定することができる。
Figure 2010066866
図19は、撮影処理の一例(撮影処理4)について示したフローチャートである。
まず、図19に示すように、変数nに0を設定して初期化した(ステップS271)後、ライブビュー画像を利用して、図18に示す開始評価領域fa_in(n)と終了評価領域fa_out(n)を移動体が通過する間の有効フレーム数を取得する(ステップS272〜ステップS278)。取得された有効フレーム数(n_all)、合成必要枚数(num)、及びライブビューの連写速度(sl)から、数7を用いて必要な連写速度(s)を算出し、高解像度撮影用の連写速度として設定する(ステップS279)。設定された連写速度で撮影を行うステップS280以降の処理は、図14の処理から合成フレーム特定処理(ステップS231)を除いたものと同じであるため、説明を省略する。
このように、本実施形態に係るデジタルカメラ1は、低解像度画像において、変動評価領域に変化が表れたフレームから変化が終了したフレームまでのフレーム数と、合成に必要なフレーム数とから、高解像度画像の撮影に必要な連写速度を算出することができるので、高速かつ効率的にストロボ画像を生成することが可能となる。
つまり、第3実施形態では、第2実施形態と同じ手法で通過フレーム数を特定し、それに合わせた連写速度で高解像度画像を撮影することを可能にすることで、例えばメモリ制限のある場合など一度に撮影可能な枚数が少ない場合であっても、連続撮影画像の効果的な合成を行うことが可能である。
なお、第3実施形態では、例えば図18に示したように、撮影の開始位置と終了位置を特定した場合を例に挙げたが、図15に示したような全画角に渡る評価領域を指定した場合にも対応可能である。
(第4実施形態)
図20は、撮影処理の一例(撮影処理5)について示したフローチャートである。
まず、図20に示すように、変数nに0を設定して初期化した(ステップS301)後、ライブビュー画像を利用して、図15に示す評価領域fa_all(n)を移動体が通過する間の有効フレーム数を取得する(ステップS302〜ステップS308)。取得された有効フレーム数(n_all)、合成必要枚数(num)、及びライブビューの連写速度(sl)から、数7を用いて必要な連写速度(s)を算出し、高解像度撮影用の連写速度として設定する(ステップS309)。設定された連写速度で撮影を行うステップS310以降の処理は、図17の処理から合成フレーム特定処理(ステップS261)を除いたものと同じであるため、説明を省略する。
第1、第2実施形態は、撮影データから自動で合成対象の高解像度画像を選択することを目的としていたが、移動する被写体を連続撮影した場合、ユーザが任意の画像を選択できた方が有効であることも多い。そこで、撮影自体は第1実施形態の撮影手段を用いながら、合成フレーム特定処理の段階でユーザに任意の画像を選択させる手段を提供する。具体的には、合成対象のフレームから背景生成に必要なフレームを等間隔で取り出し、背景を生成し、ライブビュー画像から領域抽出し、図21に示すように、検出フレームすべての合成結果を表示させる。その際、選択対象となるフレームの被写体のみ色を変える等、ユーザにわかりやすいように表示させる。ユーザは、カーソルキー等でフレームを切り替えながら合成対象を選択していく。ユーザが必要とするフレームを選択し終わった時点で合成フレームの特定を終了し、合成処理を行う。
(第5実施形態)
図22は、合成フレーム特定処理の一例(合成フレーム特定処理2)について示したフローチャートである。なお、図22は、図6のステップS106、図14のステップS231、図17のステップS261に示した合成フレーム特定処理を置き換えるものである。
図22に示すように、まず従来の合成フレーム特定処理(ステップS331)、及び特定された画像から背景画像生成処理、被写体判別パラメータ算出処理、被写体抽出処理を含む合成処理(ステップS332)を行い、液晶表示部301に合成結果を表示する(ステップS333)。なお、被写体判別パラメータ算出処理で算出されたパラメータは、ユーザが合成フレームを選択した後に行う実際の合成の際そのまま利用することが可能である。ここで、合成表示された中からユーザが選択動作を行った(ステップS334で“No”、ステップS335で“Yes”)場合、選択された画像のみを変色して合成する(ステップS347)ことで、ユーザに選択画像を認識させる。次に、実際に合成するフレームがユーザによって決定されると(ステップS334で“Yes”)、選択された合成フレームをFrame[n]に設定し合成フレームを特定する(ステップS337)。また、合成フレーム数を取得して“Page”に代入する(ステップS338)。
以上のように、単純な選択操作で合成するフレームを容易に選択することが可能となる。
このように、本実施形態に係るデジタルカメラ1は、検出されたすべての合成対象フレームに対して、所定の被写体抽出を行い、当該抽出された被写体のうち任意の被写体を合成用画像として選択可能とすることができるので、ユーザによるフレーム選択を容易なものとすることができる。
つまり、第5実施形態では、第1実施形態で実現できなかったユーザによるフレーム選択を容易なものとしたので、ユーザが求める任意のフレームのみで合成した画像を生成することが可能である。
また、第5実施形態では、第1実施形態の合成フレーム特定処理を置き換える形で説明したが、ユーザによる選択を可能としたことで、仮に多数の高解像度画像の撮影が可能な場合に、第1実施形態のように撮影タイミングを判定しなくても有効な画像を選択することが可能である。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
なお、本発明に係る画像処理装置は、上記実施形態で例示したデジタルカメラ1のように、本発明に係る構成や機能を予め備えた画像処理装置として提供できる他、CPU204の各機能と同様の機能を実現するプログラムを適用することにより、既存の画像処理装置を本発明に係る画像処理装置として機能させることもできる。
このようなプログラムの適用方法は任意であり、例えば、CD−ROMやメモリカードなどの記憶媒体に格納して適用できる他、例えば、インターネットなどの通信媒体を介して適用することもできる。
本実施形態に係るデジタルカメラ1の概略構成を示すブロック図である。 実際にストロボ撮影を行っている様子について示した図である。 図2で連続撮影されたフレーム群と、当該フレーム群を合成した画像(ストロボ画像)と、を示した図である。 評価領域が設定されている画角内を被写体が通過していく様子について示した図である。 合成対象のフレームから背景画像を差し引いて、被写体位置を抽出する様子について示した図である。 デジタルカメラ1内で行われる撮影処理の一例について示したフローチャートである。 開始フレーム検出処理の一例について示したフローチャートである。 終了フレーム検出処理の一例について示したフローチャートである。 合成フレーム特定処理の一例について示したフローチャートである。 合成処理の一例について示したフローチャートである。 背景画像生成処理の一例について示したフローチャートである。 被写体判別パラメータ算出処理の一例について示したフローチャートである。 被写体抽出処理の一例について示したフローチャートである。 撮影処理の一例(撮影処理2)について示したフローチャートである。 評価領域が設定されている画角内を被写体が通過していく様子について示した図である。 終了フレーム検出処理の一例(終了フレーム検出処理2)について示したフローチャートである。 撮影処理の一例(撮影処理3)について示したフローチャートである。 評価領域が設定されている画角内を被写体が通過していく様子について示した図である。 撮影処理の一例(撮影処理4)について示したフローチャートである。 撮影処理の一例(撮影処理5)について示したフローチャートである。 合成フレームをユーザが選択して特定する際に表示される一画面例である。 合成フレーム特定処理の一例(合成フレーム特定処理2)について示したフローチャートである。
符号の説明
1・・・デジタルカメラ、21・・・画像データ生成部、101・・・光学レンズ部、102・・・イメージセンサ、22・・・データ処理部、201・・・メモリ、202・・・ビデオ出力部、203・・・画像処理部、204・・・CPU、205・・・プログラムメモリ、23・・・ユーザインタフェース部、301・・・液晶表示部、302・・・操作部、303・・・外部インタフェース、304・・・外部メモリ

Claims (11)

  1. 連続する複数の撮影フレームの画像を生成する撮影手段と、
    前記撮影フレームの少なくとも一の領域に、前記画像の変化を検出するための評価領域を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された評価領域における前記画像の変化に基づいて、前記撮影手段により生成された複数の撮影フレームの中から合成対象フレームを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された合成対象フレームの画像に基づいて、移動する被写体を重ね合わせたストロボ画像を合成する画像合成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記撮影手段は、低解像度の前記画像を生成し、
    前記検出手段は、前記撮影手段が生成する前記低解像度の画像を用いて前記合成対象フレームを検出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記検出手段は、前記設定手段により設定された一の評価領域に変化が表れたフレームを合成開始フレームとして検出した後、前記設定手段により設定された他の評価領域の変化が終了したフレームを合成終了フレームとして検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記検出手段は、前記設定手段により設定された評価領域に変化が表れたフレームを合成開始フレームとして検出した後、当該評価領域の変化が終了したフレームを合成終了フレームとして検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  5. 前記撮影手段は、前記検出手段により検出された前記合成開始フレームから前記合成終了フレームまでの間、高解像度の画像を生成することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
  6. 前記検出手段は、前記撮影手段により生成された複数の撮影フレームの中から所定の枚数の合成対象フレームを検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記検出手段により検出された前記合成対象フレームの数及び所望する合成対象フレームの数に基づいて、前記撮影手段の連写速度を算出する算出手段を備え、
    前記撮影手段は、次の撮影において、前記算出手段により算出された連写速度で前記画像を生成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記画像合成手段は、
    前記検出手段により検出された合成対象フレームの画像について、同一座標ごとのピクセル値を取得し、当該取得されたピクセル値を値に従って並び替え、当該並び替えられたピクセル値のうち中央に位置するピクセル値に基づいて背景画像を生成する生成手段と、
    前記合成対象フレームの画像と前記生成手段により生成された背景画像との差に基づいて、被写体の画像領域を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された被写体の画像領域を合成する被写体合成手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記抽出手段により抽出された被写体の画像領域のうち、使用者が任意の被写体の画像領域を合成用画像として選択するための選択手段を更に備え、
    前記被写体合成手段は、前記選択手段により選択された被写体の画像領域を合成することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 連続する複数の撮影フレームの画像を生成させる撮影ステップと、
    前記撮影フレームの少なくとも一の領域に、前記画像の変化を検出するための評価領域を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにより設定された評価領域における前記画像の変化に基づいて、前記撮影ステップにより生成された複数の撮影フレームの中から合成対象フレームを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにより検出された合成対象フレームの画像に基づいて、移動する被写体を重ね合わせたストロボ画像を合成する画像合成ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  11. コンピュータに、
    連続する複数の撮影フレームの画像を生成させる撮影機能と、
    前記撮影フレームの少なくとも一の領域に、前記画像の変化を検出するための評価領域を設定する設定機能と、
    前記設定機能により設定された評価領域における前記画像の変化に基づいて、前記撮影機能により生成された複数の撮影フレームの中から合成対象フレームを検出する検出機能と、
    前記検出機能により検出された合成対象フレームの画像に基づいて、移動する被写体を重ね合わせたストロボ画像を合成する画像合成機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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