JP2010064627A - 車両制動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の左右軸重の偏りによる制動時の偏向を安価に抑制することを目的とする。
【解決手段】イグニッションスイッチがドライバによってオンされた場合に、車両制動制御ECU12が、シートベルト警告灯点灯回路14から出力されるシートベルト警告灯信号を取得し、乗員が助手席に乗車したか否かを判断する。そして、乗員が助手席に乗車した場合には、車両の左右の重量差はないものとして、車両制動偏向抑制手段18は制御せず、また、乗員が助手席に乗車していない場合には、ドライバ単独の運転と判断でき、車両の左右の重量差が発生するので、重量差に応じて車両制動偏向抑制手段18を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両制動制御装置にかかり、特に、車両の左右軸重の偏りによる制動時の偏向を抑制する車両制動制御装置に関する。
実際の車両の構造は、例えば、ハンドル、エンジン、燃料タンク、ブレーキ配管等を含む制動装置等の構造や配置、サスペンション構造、乗員位置や積載物の積載位置等の左右非対称性により、車両の直進制動時に偏向が発生して、直進状態で停止することができない。
そこで、特許文献1に記載の技術では、車両構造に起因する左右の非対称性に起因して、車両制動時に生じる車両の偏向を是正する車両の運動制御装置が提案されている。
詳細には、特許文献1に記載の技術では、加速度センサや荷重センサの検出結果を用いて、ヨーモーメントを低減又は相殺するように制動装置や操舵装置を制御している。
特開2008−37259号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、加速度センサや荷重センサ等の高価なセンサが必要であり、小型車を始めとする多くの車両には加速度センサや荷重センサが搭載されていないことが多いため、これらの車両に適用するためには高価なセンサを設ける必要があるのでコストアップとなってしまう。
また、車両の構造に起因するヨーモーメントは、特許文献1に記載の技術を適用しなくてもサスペンションやアライメント等を調整することによって抑制することができるが、乗員の乗車状態によっても車幅方向の重量差が発生して車両の左右軸重の偏りが変化するため、乗車状態に応じてヨーモーメントを抑制する必要がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、車両の左右軸重の偏りによる制動時の偏向を安価に抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、車幅方向に並んだ座席に対応したシートベルトの装着の有無を表すシートベルト信号を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記シートベルト信号に基づいて、車幅方向の重量差があるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記重量差があると判断された場合に、前記重量差に起因する車両の制動時の偏向を抑制するように、車両の偏向を抑制するための抑制手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、取得手段では、車幅方向に並んだ座席に対応したシートベルトの装着の有無を表すシートベルト信号が取得される。例えば、取得手段は、請求項2に記載の発明のように、車両の各座席のシートベルトの装着を促すシートベルト警告灯を点灯させるためのシートベルト警告灯信号をシートベルト信号として取得してもよい。この場合には、請求項3に記載の発明のように、シートベルトタングのシートベルトバックルへの挿入を検出するバックルスイッチの検出結果に応じてシートベルト警告灯を点灯する点灯回路から出力されるシートベルト警告灯信号をシートベルト信号として取得してもよいし、請求項4に記載の発明のように、シートベルトタングのシートベルトバックルへの挿入を検出するバックルスイッチ及びシートクッションへの圧力を検出する圧力センサの各検出結果に基づいてシートベルト警告灯を点灯する点灯回路から出力されるシートベルト警告灯信号をシートベルト信号として取得してもよい。
また、判断手段では、取得手段によって取得されたシートベルト信号に基づいて、車幅方向の重量差があるか否かが判断される。すなわち、シートベルト信号から車両の乗車乗員を判断することで、乗員の着座位置によって車幅方向の重量差が発生しているか否かを判断する。
そして、制御手段では、判断手段によって重量差があると判断された場合に、重量差に起因する車両の制動時の偏向を抑制するように、車両の偏向を抑制するための抑制手段が制御される。
このようにシートベルト信号から重量差があるか否かを判断して抑制手段を制御するので、加速度センサや荷重センサ等の各種センサを特別に設けることなく、制動時の偏向を抑制することができる。従って、車両の左右軸重の偏りによる制動時の偏向を安価に抑制することができる。
なお、制御手段が抑制手段を制御する際には、予め定めた駆動量を記憶手段等に記憶しておき、重量差があると判断された場合に、予め定めた駆動量で抑制手段を駆動するようにしてもよい。
また、請求項5に記載の発明のように、取得手段が、乗員の体格に応じて調整される、車両に設けられた機器の調整状態を検出する状態検出手段の検出結果を更に取得し、制御手段が、状態検出手段の検出結果に基づいて乗員の体格を更に推定して、判断手段によって重量差があると判断された場合に、推定した乗員の体格から求めた車幅方向の重量差を抑制するように、抑制手段を制御するようにしてもよい。
また、抑制手段としては、請求項6に記載の発明のように、車両の制動バランスを変更可能な制動装置、及び車両の操舵を行う操舵装置の少なくとも一方を適用することができる。
以上説明したように本発明によれば、シートベルトの装着有無を表すシートベルト信号を用いて、車幅方向の重量差があるか否かを判断して、重量差がある場合に車両の偏向を抑制するように制御するので、加速度センサや荷重センサ等の各種センサを特別に設けることなく、車両の左右軸重の偏りによる制動時の偏向を安価に抑制することができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係わる車両制動制御装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係わる車両制動制御装置10は、制動時の偏向を制御する車両制動制御ECU12を備えている。
車両制動制御ECU12は、CPU12A、RAM12B、ROM12C、及び入出力ポート(I/O)12Dがそれぞれバス12Eに接続されたマイクロコンピュータで構成されている。
I/O12Dには、シートベルト警告灯点灯回路14及び車両制動偏向抑制手段18が接続されており、シートベルト警告灯点灯回路14から車両制動制御ECU12に信号が入力されると共に、車両制動制御ECU12によって車両制動偏向抑制手段18が制御される。
シートベルト警告灯点灯回路14は、シートベルトが装着されていない時に、メータ等にシートベルトの装着を促すシートベルト警告灯を点灯するためのシートベルト警告灯信号を出力する。本実施形態では、シートベルトバックルにタングプレートが挿入されたことを検出するシートベルトバックルスイッチ16の状態に応じたシートベルト警告灯信号を出力する。なお、本実施形態では、シートベルト警告灯点灯回路14は、車幅方向に並んだ座席に対応したのシートベルトの装着を検出して、検出結果に応じたシートベルト警告灯信号を出力する場合を例に説明する。より具体的には、シートベルト点灯回路14は、前席(運転席及び助手席)のシートベルトの装着の有無を表すシートバックルスイッチ16の状態に応じたシートベルト警告灯信号を出力する。
車両制動偏向抑制手段18は、車幅方向の重量差によって制動時に発生する偏向を抑制する。車両制動偏向抑制手段18は、例えば、特開2008−37259号公報に記載のものを適用することが可能であり、ブレーキバランスを変更可能な制動装置のブレーキバランスを変更することによって制動時の偏向を抑制するものを適用するようにしてもよいし、制動時に操舵を可変するものであってもよいし、双方を組み合わせたものでもよい。
車両制動制御ECU12のROM12Cには、車両制動偏向抑制手段18を制御するためのプログラムや、車両制動偏向抑制手段18を駆動するための予め定めた駆動量等の情報が記憶されており、プログラムをRAM12Bに展開してCPU12Aが実行することによって、車幅方向の重量差によって制動時に発生する偏向を抑制するように車両制動偏向抑制手段18を制御する。
本実施形態では、シートベルト警告灯点灯回路14から出力されるシートベルト警告灯信号に基づいて、車両制動制御ECU12が、乗員の乗車状態を推定して車幅方向の重量差を求め、車幅方向の重量差に応じて車両制動偏向抑制手段18を制御する。具体的には、車両制動制御ECU12が、シートベルト警告灯点灯回路14から出力されるシートベルト警告灯信号を取得し、乗員が助手席に乗車したか否かを判断する。そして、乗員が助手席に乗車した場合には、車幅方向の重量差はないものとして、車両制動偏向抑制手段18は制御せず、また、乗員が助手席に乗車していない場合には、ドライバ単独の運転と判断でき、車幅方向の重量差が発生するので、重量差に応じて車両制動偏向抑制手段18を制御する。例えば、乗員の体重を標準的な体重(例えば、55kg)として、該標準的な体重分の重量差が発生した場合の、車両制動偏向抑制手段18の駆動量を実験等によって予め定めてROM12C等に記憶しておくことで、車幅方向の重量差が発生している場合の制動時の偏向を抑制することができる。
続いて、上述のように構成された本発明の第1実施形態に係わる車両制動制御装置10で行われる処理の流れについて説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係わる車両制動制御装置10の車両制動制御ECU12で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図2の処理は、図示しないイグニッションスイッチがオンされた場合に開始するものとして説明するが、車両が走り始めたことを判定後に開始してもよい。また、図2の処理は、車両制動制御ECU18のROM12Cに記憶されたプログラムを実行することによって行う処理として説明するが、ハードウエアで行う処理としてもよい。
イグニッションスイッチがオンされるとステップ100では、シートベルト警告灯信号が取得されてステップ102へ移行する。すなわち、シートベルト警告灯点灯回路14からシートベルトバックルスイッチ16の状態に応じて出力されるシートベルト警告灯信号を取得する。
ステップ102では、取得されたシートベルト警告灯信号から助手席シートベルト警告灯点灯か否か判定され、該判定が肯定された場合にはステップ104へ移行し、否定された場合にはステップ108へ移行する。
ステップ104では、ドライバ単独運転と判断されてステップ106へ移行する。すなわち、ドライバが乗車してイグニッションスイッチをオンした場合に、助手席のシートベルトが装着されていない場合にはドライバ単独運転と判断する。
ステップ106では、車両制動偏向抑制手段18を予め定めた駆動量で駆動するように設定されてステップ110へ移行する。すなわち、車両制動偏向抑制手段18の駆動量を設定することにより、制動時の車両制動偏向手段18の制御が可能となる。このように車両制動偏向抑制手段18の駆動量を設定することで制動時には設定された駆動量で車両制動偏向抑制手段18が駆動されるので、車幅方向の重量差によって発生する制動時の車両の偏向を抑制することができる。
一方、ステップ108では、前席2名乗車と判断されてステップ110へ移行する。すなわち、ドライバが乗車してイグニッションスイッチをオンした場合に、助手席のシートベルトが装着されている場合には、前席に2名乗車していると判断し、車幅方向の重量差がないものとして、車両制動偏向抑制手段18の駆動量は設定せずにそのままステップ110へ移行する。
ステップ110では、イグニッションスイッチがオフされたか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ100に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ110の判定が肯定されたところで一連の処理を終了する。
すなわち、車両制動制御装置10が上述のように処理を行うことにより、図3(A)に示すように、全席に2名乗車している場合には、車幅方向の重量差がなく、ヨーモーメントの偏向がないので、車両制動偏向抑制手段18の制御は行わない。一方、図3(B)に示すように、ドライバ単独運転の場合には、車幅方向の重量差が発生するので、ヨーモーメントの偏向が発生し、制動時には乗車していない助手席側へ車両が偏向して曲がっていく。そこで、シートベルト警告灯信号から上述のように乗員の乗車状態を検出して、ドライバ単独運転と判断した場合には、予め定めた駆動量で車両制動偏向抑制手段18を制御する。これによって、ヨーモーメントの偏向を抑制して停止することができる。
従って、本実施形態では、シートベルト警告灯信号を取得して、車幅方向の重量差を求めて車両の偏向を抑制するように制御するので、高価なセンサ等を設けることなく、車両の左右軸重の偏りによる制動時の偏向を安価に抑制することができる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態に係わる車両制動制御装置について説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係わる車両制動制御装置の構成を示すブロック図である。なお、第1実施形態と同一構成については同一符号を付して説明する。
図4に示すように、本発明の第2実施形態に係わる車両制動制御装置11は、第1実施形態と同様に、制動時の偏向を制御する車両制動制御ECU12を備えている。
車両制動制御ECU12は、 第1実施形態と同様に、CPU12A、RAM12B、ROM12C、及び入出力ポート(I/O)12Dがそれぞれバス12Eに接続されたマイクロコンピュータで構成されている。
I/O12Dには、シートベルト警告灯点灯回路15及び車両制動偏向抑制手段18が接続されており、シートベルト警告灯点灯回路15から車両制動制御ECU12に信号が入力されると共に、車両制動制御ECU12によって車両制動偏向抑制手段18が制御される。
シートベルト警告灯点灯回路15は、シートベルトが装着されていない時に、メータ等にシートベルトの装着を促すシートベルト警告灯を点灯するためのシートベルト警告灯信号を出力する。なお、第1実施形態のシートベルト警告灯点灯回路15では、前席に対応した各シートベルトバックルスイッチ16の状態に応じてシートベルト警告灯を点灯する構成としたが、本実施形態のシートベルト警告灯点灯回路15は、シートベルトバックルスイッチ16の他に、シートクッション等に設けられて圧力を検出するシート圧力センサ20が接続されており、シートベルトバックルスイッチ16及びシート圧力センサ20の検出結果に基づいて、前席に対応する座席のシートベルト警告灯を点灯するものを適用する。
車両制動偏向抑制手段18は、第1実施形態と同様に、車幅方向の重量差によって制動時に発生する偏向を抑制する。具体例としては第1実施形態と同一であるための省略する。
車両制動制御ECU12のROM12Cには、車両制動偏向抑制手段18を制御するためのプログラムや、車両制動偏向抑制手段18を駆動するための予め定めた駆動量等の情報が記憶されており、プログラムをRAM12Bに展開してCPU12Aが実行することによって、車幅方向の重量差によって制動時に発生する偏向を抑制するように車両制動偏向抑制手段18を制御する。
本実施形態においても、シートベルト警告灯点灯回路15から出力されるシートベルト警告灯信号に基づいて、車両制動制御ECUが、乗員の乗車状態を推定して車幅方向の重量差を求める。そして、車幅方向の重量差に応じて車両制動偏向抑制手段18を制御する。具体的には、第1実施形態と同様に、図示しないイグニッションスイッチがドライバによってオンされた場合に、シートベルト警告灯点灯回路15から出力されるシートベルト警告灯信号を取得し、乗員が助手席に乗車したか否かを判断する。また、本実施形態では、助手席に乗員が乗車したか荷物が載せられたかまで判断する。そして、乗員が助手席に乗車した場合には、車幅方向の重量差はないものとして、車両制動偏向抑制手段18は制御せず、また、助手席に荷物が載せられたり、乗員が助手席に乗車していない場合には、ドライバ単独の運転と判断でき、車幅方向の重量差が発生するので、重量差に応じて車両制動偏向抑制手段18を制御する。例えば、乗員の体重を標準的な体重(例えば、55kg)として、該標準的な体重分の重量差が発生した場合の、車両制動偏向抑制手段18の駆動量を実験等によって予め定めてROM12C等に記憶しておくことで、車幅方向の重量差が発生している場合の制動時の偏向を抑制することができる。
ここで、本実施形態におけるシートベルト警告灯点灯回路15で行われる処理の流れについて説明する。図5は、本実施形態で適用するシートベルト警告灯点灯回路15で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図5の処理は、図示しないイグニッションスイッチがオンされた場合に開始するものとして説明するが、車両が走り始めたことを判定後に開始してもよい。
イグニッションスイッチがオンされるとステップ200では、シートベルトバックルスイッチ16及びシート圧力センサ20の検出結果が取得されてステップ202へ移行する。
ステップ202では、シート圧力センサ20がオンか否か判定される。該判定は、シート圧力センサ20によって所定の圧力を検出したか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ204へ移行し、否定された場合にはステップ212へ移行する。
ステップ204では、メータ等に設けられた図示しないシートベルト警告灯が点灯されてステップ206へ移行する。
ステップ206では、シートベルトバックルスイッチ16がオンされたか否か判定される。該判定は、乗員によってシートベルトが装着されてシートベルトタングがシートベルトバックルに挿入されたか否かをシートベルトバックルスイッチ16の状態から判定し、該判定が肯定された場合にはステップ208へ移行し、否定された場合にはステップ210へ移行する。
ステップ208では、ステップ204で点灯されたシートベルト警告灯が消灯されてステップ210へ移行する。
ステップ210では、イグニッションスイッチがオフされたか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ200へ戻って上述の処理が繰り返され、ステップ210の判定が肯定されたところでシートベルト警告灯点灯回路15の一連の処理を終了する。
一方、ステップ212では、シートベルト警告灯が点灯中か否か判定される。該判定は、既にシート圧力センサ20がオンしてステップ202の判定が肯定されてシートベルト警告灯が点灯され、その後、荷物等が移動された等により圧力センサがオフになったか否かを判定し、該判定が否定された場合にはそのままステップ200に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ214へ移行して、シートベルト警告灯を消灯してからステップ200に戻って上述の処理が繰り返される。
次に、本発明の第2実施形態に係わる車両制動制御装置11で行われる処理の流れについて説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係わる車両制動制御装置11の車両制動制御ECU12で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図6の処理は、図示しないイグニッションスイッチがオンされた場合に開始するものとして説明するが、車両が走り始めたことを判定後に開始してもよい。また、図6の処理は、車両制動制御ECU18のROM12Cに記憶されたプログラムを実行することによって行う処理として説明するが、ハードウエアで行う処理としてもよい。
イグニッションスイッチがオンされるとステップ300では、シートベルト警告灯信号が取得されてステップ302へ移行する。すなわち、シートベルト警告灯点灯回路15からシートベルトバックルスイッチ16及びシート圧力センサ20の検出結果に応じて出力されるシートベルト警告灯信号を取得する。
ステップ302では、取得されたシートベルト警告灯信号から助手席シートベルト警告灯点灯か否か判定され、該判定が肯定された場合にはステップ304へ移行し、否定された場合にはステップ316へ移行する。
ステップ304では、助手席に荷物ありと判断されてステップ306へ移行する。なお、当該ステップでは、暫定的に助手席に荷物有りと判断する。
ステップ306では、シートベルト警告灯信号が再び取得されてステップ308へ移行する。
ステップ308では、助手席シートベルト警告灯が消灯されたか否か判定される。すなわち、シート圧力センサ20によってシートクッション上に荷物または乗員が乗車したことを検出した後に、シートベルトバックルスイッチ16がオンしてシートベルト警告灯が消灯したか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ310へ移行し、否定された場合にはステップ314へ移行する。
ステップ310では、シート圧力センサ20がオンされた後に、シートベルトが装着されてシートベルトバックルスイッチ16がオンしたので、前席2名乗車と判断されてステップ312へ移行する。
ステップ312では、車両制動偏向抑制手段18の制御が禁止されてステップ320へ移行する。すなわち、前席2名乗車の場合には、車幅方向の重量差がないので、車両制動偏向抑制手段18の制御が禁止される。
また、ステップ314では、車両制動偏向抑制手段18の駆動量が予め定められた駆動量に設定されてステップ320へ移行する。すなわち、ステップ308が否定された場合には、シート圧力センサ20によってシートクッション上に荷物または乗員が乗車して助手席シートベルト警告灯が点灯された後に、シートベルト警告灯が点灯されたままであるため、ステップ304で助手席に荷物が有ると判断したままとなり、ドライバ単独運転と判断して車両制動偏向抑制手段18を予め定めた駆動量で駆動するように設定する。これによって、第1実施形態と同様に、制動時には設定された駆動量で車両制動偏向抑制手段18が駆動されるので、車幅方向の重量差によって発生する制動時の車両の偏向を抑制することができる。
一方、ステップ302の判定が否定されてステップ316へ移行した場合には、ドライバ単独運転と判断されてステップ318へ移行する。
ステップ318では、車両制動偏向抑制手段18の駆動量が予め定められた駆動量に設定されてステップ320へ移行する。すなわち、ドライバが乗車してイグニッションスイッチをオンした場合に、助手席のシートベルト警告灯が点灯しない場合には、本実施形態では、シート圧力センサ20によって圧力が検出されていないので、助手席のシートクッション上には何もない。従って、ドライバ単独運転と判断して、車両制動偏向抑制手段18の駆動量を予め定められた駆動量に設定する。これによって、第1実施形態と同様に、制動時には設定された駆動量で車両制動偏向抑制手段18が駆動されるので、車幅方向の重量差によって発生する制動時の車両の偏向を抑制することができる。
続いて、ステップ320では、イグニッションオフか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ300に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ320の判定が肯定されたところで一連の処理を終了する。
すなわち、本実施形態においても第1実施形態と同様に、シートベルト警告灯信号を取得して、車幅方向の重量差を求めて車両の偏向を抑制するように制御するので、高価なセンサ等を設けることなく、車両の左右軸重の偏りによる制動時の偏向を安価に抑制することができる。
なお、上記の各実施形態では、前席に対応するシートベルト警告灯信号を用いて乗員の乗車状態を判断するようにしたが、これに限るものではなく、後席に対応するシートベルト警告灯を備えた車両の場合には、後席も考慮するようにしてもよい。後席を考慮する場合には、例えば、4人乗り右ハンドル車両の場合には、図7(A)〜(H)に示すような乗車状態が考えられるので、シートベルト警告灯信号から、図7(A)〜(H)の何れかを判断し、車両制動偏向抑制手段18を制御する。この場合、図7(A)〜(C)は、車幅方向の重量差がないので、車両制動偏向抑制手段18は制御せず、図7(D)〜(H)は車幅方向の重量差があるので、予め定められた駆動力で車両制動偏向抑制手段18を制御すればよい。なお、図7(D)〜(G)は車両右側の重量が重く重心位置が車両右側にあるため、ヨーモーメントは左側へ曲がるので、これを抑制するように車両制動偏向抑制手段18を制御し、図7(H)の場合は車両左側の重量が重く重心位置が車両左側にあるため、ヨーモーメントは右側へ曲がるので、これを抑制するように車両制動偏向抑制手段18を制御すればよい。また、この場合には、図7(D)〜(G)のように乗員一人分の重量差がある場合と、図7(H)のように乗員二人分の重量差がある場合とがあるので、車両制動偏向抑制手段18の駆動量は予め2種類記憶して重量差に応じて駆動量を選択するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態では、車両制動偏向抑制手段18を制御する際に、制動時に予め定めた駆動量で車両制動偏向抑制手段18を駆動するようにしたが、これに限るものではない。例えば、予め定めた駆動量を複数用意してROM12C等に記憶しておくと共に、図8に示すように、ドライバの体格を推定するためにシートスライド量を検出するシートスライド量検出センサ22を更に設けてI/O12Dに接続し、シートスライド量検出センサ22の検出結果を用いて乗員の体格を推定することにより、車幅方向の重量差を推定して、推定結果に応じて車両制動偏向抑制手段18の駆動量を選択するようにしてもよい。また、乗員の体格を推定するための検出手段としては、シートスライド量検出センサ22に限るものではなく、例えば、シートベルトの肩の位置を検出するセンサ、ステアリグのチルト位置や車両前後方向の位置を検出するセンサ、ルームミラーの角度を検出するセンサ等の乗員の体格に応じて調整される車両に設けられた機器の調整状態を検出するセンサを適用してもよいし、これらのセンサを組み合わせて使用し、ドライバの体格を推定してもよい。なお、図8では、第2実施形態に対してシートスライド量検出センサ22を設けた構成例を示すが、これに限るものではなく、第1実施形態に対してシートスライド量検出センサ22を設けるようにしてもよいし、後席のシートベルト警告灯を備えた車両に適用する車両制動制御装置にシートスライド量検出センサ22等の乗員の体格を推定するための手段を設けるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係わる車両制動制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係わる車両制動制御装置の車両制動制御ECUで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (A)は左右の重量差がなく、ヨーモーメントの偏向がない場合を示す図であり、(B)は左右の重量差が発生して、ヨーモーメントの偏向が発生した一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係わる車両制動制御装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態で適用するシートベルト警告灯点灯回路で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係わる車両制動制御装置の車両制動制御ECU12で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (A)〜(D)はヨーモーメントの偏向が発生しない場合の乗車状態の一例を示す図であり、(D)〜(H)はヨーモーメントの偏向が発生する場合の乗車状態の一例を示す図である。 乗員の体格を推定するして車両の偏向を制御する車両制動制御装置の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10、11 車両制動制御装置
12 車両制動制御ECU
14、15 シートベルト警告灯点灯回路
16 シートベルトバックルスイッチ
18 車両制動偏向抑制手段
20 シート圧力センサ
22 シートスライド量検出センサ

Claims (6)

  1. 車幅方向に並んだ座席に対応したシートベルトの装着の有無を表すシートベルト信号を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記シートベルト信号に基づいて、車幅方向の重量差があるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記重量差があると判断された場合に、前記重量差に起因する車両の制動時の偏向を抑制するように、車両の偏向を抑制するための抑制手段を制御する制御手段と、
    を備えた車両制動制御装置。
  2. 前記取得手段は、車両の各座席のシートベルトの装着を促すシートベルト警告灯を点灯させるためのシートベルト警告灯信号を前記シートベルト信号として取得する請求項1に記載の車両制動制御装置。
  3. 前記取得手段は、シートベルトタングのシートベルトバックルへの挿入を検出するバックルスイッチの検出結果に応じてシートベルト警告灯を点灯する点灯回路から出力されるシートベルト警告灯信号を前記シートベルト信号として取得する請求項2に記載の車両制動制御装置。
  4. 前記取得手段は、シートベルトタングのシートベルトバックルへの挿入を検出するバックルスイッチ及びシートクッションへの圧力を検出する圧力センサの各検出結果に基づいてシートベルト警告灯を点灯する点灯回路から出力されるシートベルト警告灯信号を前記シートベルト信号として取得する請求項2に記載の車両制動制御装置。
  5. 前記取得手段が、乗員の体格に応じて調整される、車両に設けられた機器の調整状態を検出する状態検出手段の検出結果を更に取得し、
    前記制御手段が、前記状態検出手段の検出結果に基づいて乗員の体格を更に推定して、前記判断手段によって前記重量差があると判断された場合に、推定した乗員の体格から求めた前記重量差を抑制するように、前記抑制手段を制御する請求項1〜4の何れか1項に記載の車両制動制御装置。
  6. 前記抑制手段は、車両の制動バランスを変更可能な制動装置、及び車両の操舵を行う操舵装置の少なくとも一方である請求項1〜5の何れか1項に記載の車両制動制御装置。
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