JP2010064226A - 携帯用切断機 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉塵の集塵空間を変更可能とし作業効率を向上することができる携帯用切断機を提供する。
【解決手段】回転軸を有するモータ2と、該モータ2の回転軸に取り付けられて回転する鋸刃3と、該鋸刃3の外周の一部を覆うソーカバー4と、該ソーカバー4に着脱可能に取り付けられ粉塵を収納する集塵カバー11と、を備えた本体を有する携帯用切断機1において、集塵カバー11のソーカバー4に対する取り付け状態を変更することによって前記ソーカバー4と前記集塵カバー11とによって構成される前記粉塵を収納する収納空間15の大きさを変更可能とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、モータによって回転駆動される鋸刃によって加工材を切断する携帯用切断機に関するものである。
例えばチップソーカッター等の携帯用切断機は、モータと、該モータによって回転駆動される円板状の鋸刃と、該鋸刃の外周の一部を覆うソーカバーと、該ソーカバーに着脱可能に取り付けられた集塵カバーを備えている。
ここで、図10に従来の集塵カバー101を備えた携帯用切断機100の構造を示す。集塵カバー101は、その中心部がボルト102によってソーカバー103に取り付けられており、ソーカバー103はボルト102によって切断機100に固定されている。集塵カバー101は、ボルト102を回してソーカバー103に対して固定を解除することによってソーカバー103から取り外される。
集塵カバー101は、加工材の切断作業によって発生する粉塵(切粉)を集塵するためのものである。粉塵は、鋸刃104の回転によってソーカバー103と集塵カバー101により形成される集塵空間105に集められ蓄積される。集塵空間105が粉塵により満たされると、集塵能力が低下するため、作業者はボルト102を緩めて集塵カバー101をソーカバー103から取り外し、粉塵を廃棄して清掃する。
また、特許文献1には、丸鋸本体を傾斜させて切断作業を行なう際に集塵カバーが傾斜の邪魔にならないように、集塵カバーを傾斜に応じて上下動可能とした技術が開示されている。
特許第3899224号
しかしながら、従来の切断機及び特許文献1に開示の技術においては、ソーカバーと集塵カバーにより形成される集塵空間を大きくし粉塵の集塵量を多くすることで粉塵の廃棄作業を減らすことができるが、反面、切断機本体も大きくなり、狭い場所での作業が難しくなってしまう問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、粉塵の保持空間の大きさを変更可能とし、作業効率を向上することができる携帯用切断機を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、回転軸を有するモータと、該モータの回転軸に取り付けられて回転する鋸刃と、該鋸刃の外周の一部を覆うソーカバーと、 該ソーカバーに着脱可能に取り付けられ粉塵を収納する集塵カバーと、を備えた本体を有する携帯用切断機において、前記集塵カバーの前記ソーカバーに対する取り付け状態を変えることにより前記ソーカバーと前記集塵カバーとによって構成される前記粉塵を収納する収納空間の大きさを変更可能としたことを特徴としている。
このような構成にすることにより、切断作業によって発生する粉塵を収納する収納空間の大きさを可変することができるため、切断作業又は切断場所等の状況に応じて収納空間の容量を変更でき作業効率を向上することができる。
また、前記ソーカバーと集塵カバーとの間に介在部材を有し、該介在部材の前記本体に対する取り付け向きを変えることにより、前記収納空間の容量を変更可能とすることが好ましい。また、前記介在部材は、本体に対する取り付け向きを変えることにより、前記ソーカバーに当接する面から前記集塵カバーに当接する面までの距離が異なるようにすることが好ましい。
このような構成にすることにより、介在部材の向きを変えるだけで容易に収納空間の容量を変更することができ、作業効率及び操作性を向上することができる。
また、前記集塵カバーを前記本体に対して前記回転軸の軸方向にスライド可能に配置したスライド部を有することが好ましい。
このような構成にすることにより、集塵カバーのスライド移動のみで収納空間の容量を容易に変更することができ、作業効率及び操作性を向上することができる。
また、前記スライド部は、前記本体もしくは前記集塵カバーの一方に設けた操作レバーと、他方に設けられ該操作レバーの一端部が係合する係合溝と、前記操作レバーの一端部を前記係合溝に係合するように前記操作レバーの他端部を付勢する弾性体とを備えることが好ましい。
このような構成にすることにより、集塵カバーをスライドし収納空間を設定した後に、確実に収納空間を固定することができる。
また、前記係合溝は、前記本体もしくは前記集塵カバーの前記回転軸の軸方向に複数箇所設けられていることが好ましい。
このような構成にすることにより、集塵カバーをスライドし任意の位置で集塵カバーを固定することができるため、切断作業に応じて最適な収納空間の容量に設定することができる。
また、前記集塵カバーと前記本体との間にシール部材を設けることが好ましい。このような構成にすることにより、収納空間からの粉塵の漏れを防止できる。
本発明によれば、粉塵の収納空間の大きさを変更することができるため、切断作業や作業場所に応じて適切な収納空間を設定することができ、作業効率を向上することができる。また、集塵カバーをスライド可能に本体に取り付け可能にしたため、容易に収納空間の容量を設定することができ、操作性を向上することができる。
以下に本発明の実施の形態を図1乃至図9に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明の第1の実施の形態に係る携帯用切断機の側面図、図2は集塵空間を小さくした状態を示す図1のA−A断面図、図3は集塵空間を小さくした状態を示す図1のB−B断面図、図4は図3のC部拡大図、図5は集塵空間を大きくした状態を示す図1のA−A断面図、図6は集塵空間を大きくした状態を示す図1のB−B断面図、図7は図6のC部拡大図である。
図1及び図2において、携帯用切断機1(以下、切断機と称す)は、モータ2を駆動源とする電気式のものであって、切断機本体1aに接続されたモータハウジング1bにはモータ2が横置き状態(図2の左右方向)で水平に配置されている。モータ2の出力軸2aには円板状の鋸刃3が取り付けられており、鋸刃3は、その上半部外周がソーカバー4によって覆われていると共に、下半部の一部は出力軸2aを中心として回動可能であり回動した際にソーカバー4に収納される保護カバー5によって覆われている。
また、切断機本体1aには、作業者が把持するためのハンドル6が設けられており、このハンドル6には、電源コード7からモータ2への通電をオン又はオフして切断機1を起動又は停止するためのスイッチ8が設けられている。
更に、切断機本体1aには、加工材9上に載置される矩形プレート状のベース10が設けられており、このベース10に形成されたスリット状の挿通溝10Aを鋸刃3が貫通し、鋸刃3の一部が図1に示すようにベース10の下方に突出しすることで、鋸刃3により加工材9の切断を行なうことができるようになっている。
ところで、ソーカバー4には、加工材9の切断作業によって発生する粉塵(切粉)を集塵するための集塵カバー10が切断機1(ソーカバー4)に対してボルト14によって着脱可能に取り付けられている。ここで、本実施の形態では、ソーカバー4は、後述する容量可変機構を構成する集塵スリーブ12と切断機本体1aによって挟持され、集塵カバー11はソーカバー4に対して着脱可能に取り付けられている。
以上のように構成された切断機1を用いて加工材9を切断するには、ベース10の底面を加工材9上に載置し、スイッチ8をオンして電源コード7からモータ2に電力を供給しモータ2を起動する。モータ2の回転軸2aに取り付けられた鋸刃3が回転軸2aによって図1の矢印Aの方向(図1の反時計方向)に回転駆動され、作業者がハンドル6を把持して切断機1を加工材9の表面に沿って移動させれば、回転する鋸刃3によって加工材9が切断される。加工材9の切断によって発生する粉塵は、図2の矢印Bに示すように、鋸刃3の回転に伴って発生する空気流によって上方に巻き上げられてソーカバー4内に進入し、空気流と共にソーカバー4の内周壁に沿って流れ、最終的には後述するソーカバー4と集塵カバー5とで形成された収納空間となる集塵空間15に回収されて蓄積される。なお、モータ2への電力供給を繰り返し充放電可能な電池によって行なっても良い。
ソーカバー4と集塵カバー11により形成される粉塵の集塵空間15に粉塵が溜まると、把持部14aを把持してボルト14を緩めることによって集塵カバー11をソーカバー4から取り外して粉塵を廃棄し清掃することができる。図10に示す従来の集塵カバーを備えた切断機100では、集塵カバー101を切断方向前後に設けられた2つのボルト106によって切断機本体100Aに固定するだけであり集塵空間105が固定の大きさであった。従って、集塵カバー101(集塵空間)が大きい場合には粉塵の回収量は多くすることができるが切断機1自体が大型化してしまい作業場所によっては集塵カバー101が邪魔になり切断作業が行なえなかったり、逆に、小さい場合には粉塵の回収量が少なくなってしまい粉塵の廃棄作業を頻繁に行なうことが必要となってしまい作業効率が低下するものであった。
そこで、本実施の形態では、ソーカバー4と集塵カバー11の間に形成される集塵空間の大きさ(粉塵の回収量)を変更することができるようにして、切断作業に合わせて集塵空間を調整でき作業性を向上することができるようにしている。以下、本実施の形態に係る集塵空間の調整機構について詳細に説明する。
図2乃至図7に示すように、ソーカバー4と集塵カバー11との間に容量可変機構を構成し介在部材となる集塵スリーブ12を配置し、集塵スリーブ12は集塵カバー11との突き当て部12a及び12bを非対称な形状とし切断機本体1aに対し取り付け向きを変えることで集塵空間15の大きさを調整することができるようになっている。
図3に示すように、集塵スリーブ12は、切断機本体1a及びソーカバー4を貫通する把持部13aを有する蝶ボルト13を固定するための螺子部12dを有する。集塵スリーブ12の外周には、集塵スリーブ12の取り付け向きに応じてソーカバー4と当接する突き当て面12cが形成され、突き当て面12cからの距離が異なり一方が本体1aと、他方が集塵カバー11と当接する突き当て面部12a及び12bが表裏の両面に形成されている。また、集塵スリーブ12の外周には、集塵カバー11の先端部11aと係合するための溝部12eが形成されている。
一方、切断機本体1aの外周には、凹部1cが形成されており、集塵スリーブ12をボルト13で固定した際に突き当て面部12aが当接しないように、すなわち突き当て面部12aを回避するように形成されている。
上述のように形成された集塵スリーブ12を切断機本体1aに固定する際に、突き当て面部12aと12bのいずれを集塵カバー11に突き当てるかにより、ソーカバー4と集塵カバー11の距離が変化することになり、粉塵の集塵空間15の大小が選択可能となる。
図2乃至図4は、集塵スリーブ12の突き当て面部12bを集塵カバー111に突き当てた場合の断面図であり、集塵空間15が小さい状態であり、図5乃至図7は集塵スリーブ12の突き当て面部12aを集塵カバー11に突き当てた場合の断面図であり、集塵空間15が大きい状態を示すものである。
まず、図2乃至図4に示した集塵空間15が小さい場合、すなわち切断作業で粉塵があまり出ない場合や作業場所が狭い場合について説明する。この場合、集塵スリーブ12を図4に示すように本体1aに取り付ける。集塵スリーブ12は略L字状になっており、把持部13aを有するボルト13によって集塵スリーブ12を本体1aに取り付ける際に、ボルト13が挿入される穴部12dが集塵スリーブ12の一部を貫通して形成されている。突き当て面部12aを本体1a側に、突き当て面部12bを集塵カバー11側に配置し、集塵スリーブ12をボルト13によって本体1aに固定する。この場合、突き当て面部12a側の突き当て面12cがソーカバー4と当接する。突き当て面部12aは本体部1aに設けられた凹部1cに入り込むように配置され固定される。一方、突き当て面部12bには、集塵カバー11が当接され、集塵カバー11の先端部11aは、集塵スリーブ12に設けられた溝部12eに入り込む。これにより、左右方向のズレを防止することができると共に、集塵カバー11の集塵スリーブ12に対する位置決めを容易に行なうことができる。突き当て面部12bの端面は、ソーカバー4と当接しない側の突き当て面12cの端面と略同じ位置に配置される。
集塵スリーブ12を本体1aに固定し、集塵カバー11を位置決めした後、ボルト14によって集塵カバー11を切断機1に固定することによって、集塵空間15が小さい切断機1を構成することができる。
次に、図5乃至図7に示した集塵空間15が大きい場合、すなわち切断作業で粉塵が多く出る場合について説明する。この場合、集塵スリーブ12を図7に示すように本体1aに取り付ける。突き当て面部12bを本体1a側に、突き当て面部12aを集塵カバー11側に配置し、集塵スリーブ12をボルト13によって本体1aに固定する。この場合、突き当て面部12b側の突き当て面12cがソーカバー4と当接する。突き当て面部12aには、集塵カバー11が当接され、集塵カバー11の先端部11aは、突き当て面部12aの側面と当接することにより、左右方向のズレを防止することができると共に、集塵カバー11の集塵スリーブ12に対する位置決めを容易に行なうことができる。突き当て面部12aの端面は、ソーカバー4と当接しない側の突き当て面12cの端面より突き当て面12cと突き当て面部12a端面との距離X分、突き当て面12cより集塵カバー11側に突出して配置される。従って、図2乃至図4の状態に対して距離X分の集塵空間を増やすことができるため、集塵空間15を大きくすることができ、集塵効率を向上することができる。
集塵スリーブ12を本体1aに固定し、集塵カバー11を位置決めした後、ボルト14によって集塵カバー11を切断機1に固定することによって、集塵空間15が大きい切断機1を構成することができる。
以上から、本実施の形態では、集塵スリーブ12を切断機本体1aに対し、表裏のどちら側でも固定可能としたため、集塵カバー11と当接する突き当て面部12a及び12bのどちらか一方を選択し固定することができる。この突き当て面部の選択により、切断機本体1aから集塵カバー11までの距離を変化させることが可能となり、粉塵を蓄積する集塵空間15の大きさを容易に変更することができる。
従って、本実施の形態によれば、集塵スリーブ12を表裏に付け変えることにより、粉塵を蓄積する集塵空間15を容易に変化させることができるため、作業効率を向上することができる。
<実施の形態2>
次に、本発明の第2の実施の形態について図8及び図9に基づいて説明する。
図8は本発明の実施の形態に係る携帯用切断機1の集塵カバー11の固定状態を示す断面図、図9は本体1aに対して集塵カバー11の取り付け位置を変更した場合の図8のD部拡大図であり、これらの図においては図1乃至図7に示したものと同一の機能を有するものには同一符号を付しており、以下それらについての説明は省略する。
本実施の形態に係る切断機1の基本構成は第1の実施の形態と同じであるが、集塵カバー11の集塵空間15の調整機構を変更した点が異なっており、第1の実施の形態の集塵スリーブ12を削除し、代わりに操作レバー16によって集塵空間15を調整する構成としたものである。
ソーカバー4は切断機本体1aに固定されており、集塵スリーブ12及びボルト14は使用せず、代わりに容量可変機構をスライド部で構成し集塵カバー11を直接、操作レバー16によって切断機本体1aに固定する構成とした。具体的には、切断機本体1aには、集塵カバー11との係合部16aを有する操作レバー16が、軸17を介して回動可能に設けられており、操作レバー16は切断機本体1aに縮装されたバネ等からなる弾性体18により係合部16aを集塵カバー11に付勢するように配置されている。なお、スライド部は、操作レバー16、軸17、弾性体18、及び後述する凹部11bを含む。
一方、集塵カバー11には、操作レバー16の係合部16aと係合し、集塵カバー11と切断機本体1aを固定するための凹部11bが複数個形成されている。 集塵カバー11の全周には、切断機本体1a及びソーカバー4側に伸長する外周壁11cが形成され、一方の切断機本体1a及びソーカバー4を包み込むよう構成される。また、集塵カバー11と切断機本体1a及びソーカバー4との間に発生する隙間から、粉塵が漏れるのを防止するためのシール部材19が設けられてる。
本実施の形態において、図8に示すように集塵カバー11が切断機本体1aに取り付けられた状態では、操作レバー16の係合部16aが切断機本体1aの凹部11bに係合するように弾性体18により付勢されているため、集塵カバー11が切断機本体1aに確実に固定されており、集塵カバー11が切断機本体1aから外れることはない。
集塵カバー11が切断機本体1aに固定された状態から集塵カバー11を取り外すには、作業者は操作レバー16の操作部16bを操作して操作レバー16を、軸17を中心として弾性体18に抗して押すことにより、係合部16aと凹部11bの係合が解除されるため、集塵カバー11と切断機本体1aの位置を変更することができ、第1の実施の形態と同様に粉塵を蓄積する集塵空間15の大きさを容易に変化させることができる。集塵空間15の容量変更の手順を図9を用いて具体的に説明する。
図9(a)が通常の状態とする。この状態では集塵空間15は最も小さい容量に設定されている。この状態から同図(b)に示す矢印Yの方向に操作レバー16の操作部16bを弾性体18の付勢力に抗して押すことにより、操作レバー16は軸17を中心に回転し、係合部16aが集塵カバー11の凹部11bから外れる。その後、同図(c)に示すように、集塵カバー11を矢印Zの方向にスライドさせ、係合部16aを集塵カバー11に設けた複数の凹部11bの内、切断作業に応じた凹部11bと係合させる。すなわち、操作部16bに掛ける押圧力を解除し、操作レバー16を弾性体18の付勢力により軸17を中心に回転させ、凹部11bと係合部16aを係合させることによって、集塵カバー11の集塵空間15の容量を変更することができ、切断作業に応じて適切な集塵容量を確保することができ、作業性を向上することができる。また、本実施の形態では、操作レバー16によって、係合部16aと凹部11bとの係合及び係合解除を行なうようにしたため、集塵空間15の容量を容易に変更することができ操作性も向上することができる。
なお、集塵カバー11と切断機本体1aの固定をより強固なものとするために、図9の固定部を複数個設けることや、第1の実施の形態と同様に集塵カバー11をボルト14によりソーカバー4に固定する方法との併用を実施することができる。
従って、本実施の形態においても、操作性良く集塵カバー11の位置を変更することができ、粉塵を蓄積する集塵空間を容易に変化させることができる。また、集塵カバー11の固定を解除し、集塵カバー11を切断機本体1aから操作性良く取り外すことが可能であり、粉塵の廃棄及び集塵カバー等の清掃を容易に行なうことができる。
本発明は、第1の実施の形態では、集塵スリーブ12を介して集塵カバー11を本体1aにボルト14によって固定し、集塵スリーブ12の取り付け方向を変えることによって集塵空間15の容量を変更するようにした構成とし、第2の実施の形態では、集塵カバー11に複数の凹部11bを設け、本体1aに設けた操作レバー16の操作によって凹部11bと係止部16aとの係合及び係合解除を行なうことによって集塵空間15の容量を変更するようにした構成とした。このような構成にすることによって、切断作業に応じて集塵空間の容量を容易に変更することができ、作業性及び操作性を向上することができる。また、本発明は、上記実施の形態に係らず、集塵空間の容量を変更できるようにすることを特徴とするものであり、種々の変更が可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る携帯用切断機の側面図である。 集塵空間の容量を小さくした状態を示す図1のA−A断面図である。 集塵空間の容量を小さくした状態を示す図1のB−B断面図である。 図3のC部拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る集塵空間の容量を大きくした状態を示す図1のA−A断面図である。 集塵空間の容量を大きくした状態を示す図1のB−B断面図である。 図6のC部拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る携帯用切断機の断面図である。 図8のD部拡大断面図である。 従来の携帯用切断機の上面断面図である。
符号の説明
1は携帯用切断機、1aは切断機本体、2はモータ、3は鋸刃、4はソーカバー、5は保護カバー、6はハンドル、7は電源コード、8はスイッチ、9は加工材、10はベース、11は集塵カバー、12は集塵スリーブ、12a及び12bは突き当て面部、12cはソーカバー突き当て面、13は蝶ボルト、14は着脱ボルト、15は集塵空間、16は操作レバー、16aは係合部、16bは操作部である。

Claims (7)

  1. 回転軸を有するモータと、
    該モータの回転軸に取り付けられて回転する鋸刃と、
    該鋸刃の外周の一部を覆うソーカバーと、
    該ソーカバーに着脱可能に取り付けられ粉塵を収納する集塵カバーと、を備えた本体を有する携帯用切断機において、
    前記集塵カバーの前記ソーカバーに対する取り付け状態を変えることで、前記ソーカバーと前記集塵カバーとによって構成される前記粉塵を収納する収納空間の大きさを変更可能にしたことを特徴とする携帯用切断機。
  2. 前記ソーカバーと集塵カバーとの間に介在部材を有し、該介在部材の前記本体に対する取り付け向きを変えることにより、前記収納空間の容量を変更可能としたことを特徴とする請求項1記載の携帯用切断機。
  3. 前記介在部材は、本体に対する取り付け向きを変えることにより、前記ソーカバーに当接する面から前記集塵カバーに当接する面までの距離が異なることを特徴とする請求項2記載の携帯用切断機。
  4. 前記集塵カバーを前記本体に対して前記回転軸の軸方向にスライド可能に配置したスライド部を有することを特徴とする請求項1記載の携帯用切断機。
  5. 前記スライド部は、前記本体もしくは前記集塵カバーの一方に設けた操作レバーと、他方に設けられ該操作レバーの一端部が係合する係合溝と、前記操作レバーの一端部を前記係合溝に係合するように前記操作レバーの他端部を付勢する弾性体とを備えたことを特徴とする請求項4記載の携帯用切断機。
  6. 前記係合溝は、前記本体もしくは前記集塵カバーの前記回転軸の軸方向に複数箇所設けられていることを特徴とする請求項5記載の携帯用切断機。
  7. 前記集塵カバーと前記本体との間にシール部材を設けたことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の携帯用切断機。
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