JP2010062677A - メッセージを転送する装置、出力方法および出力プログラム - Google Patents

メッセージを転送する装置、出力方法および出力プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】QoSが正しく適用されうるネットワークトポロジの構築を補助するパケット転送装置を提供すること。
【解決手段】第1ポートで受信したメッセージを第2ポートに転送し、第2ポートで受信したメッセージを第1ポートに転送するパケット処理部111と、受信したメッセージに、予め定められた第1特定情報が含まれるか否かを判定し、第1特定情報が含まれる場合に、第1ポートで受信したメッセージの送信元である通信端末または第2ポートで受信したメッセージの宛先である通信端末を、QoSの適用を要求するQoS端末として検出するQoS端末検出部113と、検出されたQoS端末が、第1ネットワークを介して第1ポートに接続可能なQoS端末に関する予め定められた接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、接続条件を満たさないことを表す出力情報を出力する出力部114と、を備えた。
【選択図】 図2

Description

この発明は、サービス品質(QoS:Quality of Service)を保証しつつメッセージを転送する装置、出力方法および出力プログラムに関する。
ネットワークでの伝送品質を保証する技術としてQoSが知られている。IPネットワークでは、高精細な動画像または音声を伝送する際にQoSが適用されている。これにより、伝送帯域、伝送遅延、およびパケット破棄率などの品質条件に対して、一定の基準を満たすネットワークが構築できる。
一般にQoSは、QoS機能を備える通信端末(ノード)によって実現される。例えば、ノードがネットワークにパケットを送信するとき、および、ノード内でパケットが処理されるときに、パケットごとに処理の優劣が決定される。パケットは、より優先度の高いものから順番に処理されるため、特定の通信に対するQoSが実現できる。
QoSを正しく機能させて所望の通信品質を確保するためには、QoSの対象となるパケットを検出する処理、および、パケットに対して適用するルールの決定が重要である。
特許文献1では、PLC(Power Line Communications)を用いたホームネットワークで、PLCアダプタがQoSを適用するパケットを検出した際に、自動的にQoSの適用を開始する技術が提案されている。また特許文献1では、QoSが適用できなかった場合に、PLCアダプタのLED(Light Emitting Diode)を点滅させるなどして、その旨を通知することが開示されている。
特許文献2では、事前に設定される、または、ネットワークからダウンロードされるパケット群の識別条件と処理ルールとを用いて、ノードを通過するパケットから識別条件を満たすパケットを検出し、検出されたパケットに対して処理ルールを適用することでQoSを実現する技術が提案されている。
特開2008−35510 特開2006−174350
しかしながら、特許文献1および特許文献2などの従来の方法では、QoSの適用を要求するノードに対して、適切にQoSを適用できない場合があった。これは、従来の方法では、主に利用可能な帯域または利用可能な記憶領域などのようにQoSを実現する装置の内部の状態にしたがってQoSの適用可否を判定していることに起因する。
すなわち、このような方法では、例えば、QoSの適用を要求するノードが属するネットワークに、他のノードがどのような接続状態で接続されているかといったノードの外部の状況に対応してQoSの適用可否を判定することができない。このため、同じネットワークに接続される他のノードの動作状態によっては、要求を満たすQoSを実現できない場合があった。
例えば、イーサネット(登録商標)により構成されたLAN(Local Area Network)が、QoS機能を有するルータによって広域ネットワークに接続していると仮定する。この場合、広域ネットワークからQoSが確保された通信が到達すれば、ルータはそれを維持してLANに転送することができる。ところが、LAN内に大量のパケットを送信するノードが接続している場合、ルータが適切な条件でパケットを転送しても、LAN内のパケットにより通信が乱される可能性が高い。結果として、QoSが適用できなくなる。
このように、QoS型の通信を行うノードとベストエフォート型の通信を行うノードが混在していると、各々のノードが所望の通信品質を得られなくなる可能性がある。また、単にQoSが適用されないだけでなく、QoS型ノードが多数接続したケースでは、ベストエフォート型の通信が全くできなくなるという可能性もある。
このような問題は、LANのトポロジに関係なくQoSが設定されることが原因で生じる。特に、QoS型通信を用いてサービスを提供するサービス提供者が想定しなかった環境でノードが通信を行うことが問題となる。
また、ネットワークやコンピュータの専門的な知識がないユーザが、このようにネットワークトポロジで問題が生じていることを理解することは困難である。例えば、すべてのノードがLANに同じように接続され、通信も可能な状態にあるにも関わらず、動画像や音声に乱れが生じるといった状況で、この状況の原因をユーザが追究することは極めて困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、QoSが正しく適用されうるネットワークトポロジの構築を補助することができる装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、通信端末が接続された第1ネットワークに接続する第1ポートと、第2ネットワークに接続する第2ポートと、前記第1ポートで受信したメッセージを前記第2ポートに転送し、前記第2ポートで受信したメッセージを前記第1ポートに転送するメッセージ処理部と、受信したメッセージに、メッセージの種類を特定可能な予め定められた第1特定情報が含まれるか否かを判定し、前記第1特定情報が含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末または前記第2ポートで受信したメッセージの宛先である前記通信端末を、QoS(Quality of Service)の適用を要求するQoS端末として検出するQoS端末検出部と、前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続可能なQoS端末に関する接続条件を記憶する記憶部と、検出された前記QoS端末が、前記接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、前記接続条件を満たさないことを表す出力情報を出力する出力部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記装置を実行することができる方法およびプログラムである。
また、本発明は、通信端末が接続された第1ネットワークに接続する第1ポートと、
第2ネットワークに接続する第2ポートと、前記第1ポートで受信したメッセージを前記第2ポートに転送し、前記第2ポートで受信したメッセージを前記第1ポートに転送するメッセージ処理部と、前記第1ポートで受信したメッセージに、メッセージの種類を特定可能な予め定められた特定情報が含まれるか否かを判定し、前記特定情報が含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末を、前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続された前記通信端末として検出する接続検出部と、前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続可能な通信端末に関する接続条件を記憶する記憶部と、接続されたと判断された前記通信端末が、前記接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、前記接続条件を満たさないことを表す出力情報を出力する出力部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記装置を実行することができる方法およびプログラムである。
本発明によれば、QoSが正しく適用されうるネットワークトポロジの構築を補助することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる装置、方法およびプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態にかかるメッセージ転送装置は、所定のメッセージ(パケット)の受信により通信端末(ノード)の接続を検出するとともに、QoSの適用を要求するノード(以下、QoSノードという)を検出する。そして、検出されたノードおよびQoSノードが予め定められた接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、接続されたノードに接続条件を満たさないことを通知する。
図1は、第1の実施の形態にかかるメッセージ転送装置としてのパケット転送装置を含む通信システムの一形態を示す図である。図1に示すように、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100は、ノードが接続されるネットワークであるエンドサイト300と、広域ネットワーク200とを接続している。
パケット転送装置100は、例えば、企業内または家庭内などで構築されるエンドサイト300と、通信事業者が提供する広域ネットワーク200との境界に設置されるHGW(Home Gate Way)などによって構成することができる。なお、適用可能な装置はHGWに限るものではなく、QoSノードからのメッセージ(パケット)を転送する機能を備えた装置であればあらゆる装置に適用できる。
広域ネットワーク200は、例えば動画像や音声などのコンテンツを配信するサーバ(図示せず)などを接続している。エンドサイト300内の各ノードは、パケット転送装置100を介して広域ネットワーク200のサーバにアクセスすることにより、各種サービスの提供を受けることができる。
次に、パケット転送装置100の構成について図2を用いて説明する。図2は、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100のブロック図である。同図に示すように、パケット転送装置100は、WANポート101と、LANポート102a〜102cと、記憶部120と、パケット処理部111と、接続検出部112と、QoS端末検出部113と、出力部114と、を備えている。
WANポート101は、広域ネットワーク200と接続するポートである。LANポート102a〜102cは、エンドサイト300と接続するポートである。エンドサイト300に含まれる各ノードは、LANポート102a〜102cのいずれかのポートに接続される。WANポート101およびLANポート102は、それぞれ広域ネットワーク200およびエンドサイト300に接続可能な適切な通信方式に対応していればよい。
例えば、LANポート102は、100BASE−TXや1000BASE−TなどのIEEE 802.3関連の規格や802.11b/gなどのIEEE 802.11関連の規格に対応したものを用いることができる。WANポート101も、同様にIEEE802.3規格を適用できる。WANポート101が、PPP over Ethernet(登録商標)などの論理的なインターフェイスを用いるように構成してもよい。
なお、LANポート102a〜102cは同様の構成を備えるため、以下では単にLANポート102という場合がある。また、LANポート102の個数は3つに限られるものではない。また、LANポート102のそれぞれは、一意に識別可能なポート識別子が割り当てられている。以下では、LANポート102a、102b、および102cに、パケット転送装置100内で管理する通し番号である1、2、および3がそれぞれポート識別子として割り当てられているものとして説明する。ポート識別子は、各LANポート102を識別可能であればどのような情報を用いてもよい。
また、同図では、QoSを実現するポートと通常のポートとを分けていないが、この区別を設けるように構成してもよい。さらに、直接管理できるLANポート102の先にスイッチングハブなどのリピータを内蔵するように構成してもよい。
記憶部120は、パケット転送装置100の各種処理で利用するデータを記憶する。例えば、記憶部120は、QoSを適用するために必要なノードの接続形態に関する条件(接続条件)を定めたトポロジ条件リスト121を記憶している。また、記憶部120は、後述する接続検出部112により検出されたノードの情報を含む接続ノードリスト122、および、QoS端末検出部113により検出されたノードの情報を含むQoSノードリスト123を記憶する。
図3は、記憶部120に記憶されるトポロジ条件リスト121のデータ構造の一例を示す図である。図3に示すように、記憶部120は、番号と、条件とを対応づけたトポロジ条件リスト121を記憶している。番号は、説明のために便宜上、設けたものである。同図では、「LANポート1にはQoS型通信のノードとベストエフォート型通信のノードは混在できない」、および、「LANポート1には1台のみ接続可」の2つの条件が指定されている。LANポート1とは、ポート識別子が1であるLANポート(LANポート102a)を意味する。
なお、説明の都合上、同図ではトポロジ条件を自然言語で記述しているが、トポロジ条件は、パケット転送装置100で利用可能な形式に適宜変換されてトポロジ条件リスト121に保存されるものとする。
また、トポロジ条件リスト121は、以下のような方法により設定することができる。第一の方法は、パケット転送装置100のユーザが、操作用インターフェイス(図示せず)を介して設定する方法である。ユーザは、広域ネットワーク200から指定された接続ルールに基づいて条件を設定してもよいし、独自の基準で自由に条件を設定してもよい。
第二の方法は、広域ネットワーク200上に存在するサーバ装置からダウンロードすることで設定する方法である。接続先の広域ネットワーク200が複数存在し、条件をダウンロードするサーバが複数存在する場合には、各サーバからそれぞれ条件をダウンロードし、複数の条件を論理的に組み合わせて設定する条件を生成してもよい。または、複数のサーバから1つのサーバを選択し、そのサーバにより指定される条件を使用してもよい。
第三の方法は、事前に定められた1つ以上の条件を事前に記憶部120に設定する方法である。例えば、特定のISPに向けた設定を事前に用意しておき、ユーザが選択したISP、または接続先のドメイン名などから動的に決定したISPに応じた条件を選択するように構成してもよい。
図4は、接続ノードリスト122のデータ構造の一例を示す図である。図4に示すように、接続ノードリスト122は、ノードを特定可能なノード識別子と、接続を検出したLANポート102のポート識別子とを含んでいる。
同図の例は、ポート識別子1のLANポート102aに1つ、ポート識別子2のLANポート102bに2つ、ポート識別子3のLANポート102cに1つのノードが接続されていることを示している。
図5は、QoSノードリスト123のデータ構造の一例を示す図である。図5に示すように、QoSノードリスト123は、QoSを適用した通信を行うノードのノード識別子と、当該ノードが接続しているポートのポート識別子とを含んでいる。
なお、図4および図5では、ノード識別子としてノードのMACアドレスを利用した例が示されている。ノード識別子はMACアドレスに限られるものではなく、ノードを識別可能なものであればあらゆる情報を利用できる。
また、接続ノードリスト122とQoSノードリスト123とを共に記憶部120に保存しているが、それぞれ別の記憶部に保存するように構成してもよい。さらに、全てのLANポート102に対して1つの接続ノードリスト122およびQoSノードリスト123を作成しているが、LANポート102ごとに別々のリストを作成するように構成してもよい。全てのポートに対して1つのリストを作成する場合には、ポート識別子との対応関係を維持できるようにしなければならない。以下では、接続ノードリスト122およびQoSノードリスト123を1つの記憶部120で管理する場合を例に説明する。
なお、記憶部120は、HDD(Hard Disk Drive)、光ディスク、メモリカード、RAM(Random Access Memory)などの一般的に利用されているあらゆる記憶媒体により構成することができる。
図2に戻り、パケット処理部111は、WANポート101とLANポート102a〜102cとに到達したパケットを処理する。例えば、パケット処理部111は、WANポート101に到達したパケットを受信し、受信したパケットをパケット内で指定された宛先アドレスに対応するノードが接続されたLANポート102に転送する。また、パケット処理部111は、LANポート102に到達したパケットを受信し、パケット内で広域ネットワーク200内のサーバ等のアドレスが指定されている場合、受信したパケットをWANポート101に転送する。
接続検出部112は、LANポート102に接続されたノードを検出する。具体的には、接続検出部112は、まず、LANポート102で受信したパケットを監視してLANポート102へのノードの接続に伴う所定のパケットを検出する。接続検出部112は、ノードが通信に先立って送信するパケットを監視対象とする。より具体的には、接続検出部112は、IPv4 ARPパケットやIPv6 Neighbor Discoveryのパケットを監視対象とする。そして、接続検出部112は、監視対象のパケット(以下、監視対象パケットという)を受信した場合に、受信したパケットの送信元のノードが接続されたことを検出する。
QoS端末検出部113は、パケット処理部111により転送されるパケットを監視して、メッセージの種類を特定可能な予め定められた特定情報が含まれるか否かによって、LANポート102に接続されたノードからQoSノードを検出する。QoS端末検出部113によるQoSノード検出処理の詳細については後述する。
出力部114は、接続検出部112によって検出されたノード、および、QoS端末検出部113によって検出されたQoSノードが、トポロジ条件リスト121に記憶された条件を満たすか否かを判定し、条件を満たさない場合に、条件を満たさないことを表す出力情報を出力する。例えば、出力部114は、出力情報として、条件を満たさないことを表す通知メッセージを、接続が検出されたノードに対してLANポート102を介して通知する。出力部114は、直接LANポート102に接続して通知メッセージを送信する。出力部114が、パケット処理部111を介して通知メッセージを送信するように構成してもよい。
また、出力部114が、図示しないLED等を点滅させることにより出力情報を出力するように構成してもよい。また、LED以外の表示用のインターフェイス(表示手段)を備え、出力部114が、このインターフェイスに出力情報を出力するように構成してもよい。
なお、パケット転送装置100が、表示用のインターフェイスや、設定のために利用可能なユーザインターフェイスとともに、これらのインターフェイスを制御するプロセッサを備えるように構成してもよい。
次に、このように構成された第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100によるメッセージ転送処理について図6を用いて説明する。図6は、第1の実施の形態におけるメッセージ転送処理の全体の流れを示すシーケンス図である。
同図に示すように、本実施の形態のパケット転送装置100では、パケット処理部111が単に受信したパケットを転送するだけでなく(ステップS601、ステップS602、ステップS615)、受信したパケットを用いて、LANポート102に接続されたノードがQoSを適用するための接続条件を満たすかを判定し、判定結果を通知する処理が追加される(ステップS603〜ステップS614)。
追加された処理は、大きく2つの部分から構成される。前半部分(ステップS603〜ステップS608)は、LANポート102に接続されたノードを検出する接続ノード検出処理である。後半部分(ステップS609〜ステップS614)は、LANポート102に接続したノードによるQoSが必要な通信の開始またはQoSが必要な通信に先立つ通信を検出することにより、接続されたノードがQoSノードであることを検出するQoSノード検出処理である。
まず、LANポート102のいずれかがパケットを受信すると(ステップS601)、パケット処理部111に受信したパケットが通知される(ステップS602)。パケット処理部111は、パケットをさらに接続検出部112に通知する(ステップS603)。
接続検出部112は、受け取ったパケットが監視対象パケットであるか否かを判断する(ステップS604)。例えば、接続検出部112は、受信したパケットが、監視対象パケットとして予め定められたIPv4 ARPパケットまたはIPv6 Neighbor Discoveryパケットであるかを判断する。
接続検出部112は、ARPパケットか否かを、例えば、Ethernet(登録商標) Typeフィールドが「0x0806」であるか否かによって判断できる。また、接続検出部112が、ヘッダ情報中の宛先MACアドレスが「ff:ff:ff:ff:ff:ff」であるか否かによってARPパケットか否かを判断してもよい。また、接続検出部112は、例えば、ICMPv6 Typeが特定値であることを確認することによってIPv6 Neighbor Discoveryパケットであることを判断できる。このように、接続検出部112は、受信したパケットが特定のプロトコルのパケットであるか否かを、検出対象のプロトコルごとに定められた特定の情報(特定プロトコル情報)が含まれるか否かによって判断する。
監視対象パケットではないと判定された場合(ステップS604:NO)、接続ノード検出処理を終了して次のパケットの受信に備える。
監視対象パケットであると判定された場合(ステップS604:YES)、接続検出部112は、図4に示した接続ノードリスト122に追加するためのエントリを作成する(ステップS605)。上述したように、接続ノードリスト122の各エントリは、ノード識別子とポート識別子とを含んでいる。この2つの識別子は、パケット処理部111により抽出または識別されて接続検出部112に伝えられる。
パケット処理部111は、受信したパケットのイーサネット(登録商標)ヘッダに含まれる送信元MACアドレスフィールドからMACアドレスを抽出することができる。また、パケット処理部111は、LANポート102a〜102cからパケットを受け取る際に、LANポート102a〜102cごとに別々の受付手段(例えば受信パケットキュー)を設けることで、受信したLANポート102を特定できる。
エントリを作成後、接続検出部112は、作成したエントリを記憶部120に保存する(ステップS606)。
なお、既に記憶部120に登録済みのノードを検出した場合、接続検出部112が既存のエントリを上書きするように構成すれば、重複したエントリの作成を防ぐことができる。また、エントリを作成する前に、接続検出部112が、検出されたノードが記憶部120に登録済みか否かを確認し、登録済みの場合はエントリの作成と保存(ステップS605、ステップS606)の処理を省略するように構成してもよい。
接続ノードリスト122への登録が完了すると、接続検出部112は、出力部114に対して条件判定を依頼する(ステップS607)。条件判定とは、検出したノードがトポロジ条件リスト121の条件を満たすか否かを判定することを意味する。出力部114は、接続検出部112から依頼を受けると、条件を判定し、条件を満たさない場合に検出したノードに通知する条件判定・通知処理を実行する(ステップS608)。条件判定・通知処理の詳細については後述する。
次に、パケット処理部111は、受信したパケットをQoS端末検出部113に通知する(ステップS609)。
なお、パケット処理部111は、前半部分の接続ノード検出処理と同様に、ノード識別子とポート識別子とを抽出し、QoS端末検出部113に通知する。パケット処理部111は、後半部分のQoSノード検出処理で、接続ノード検出処理と異なるノード識別子を用いるように構成してもよい。例えば、接続ノード検出処理ではMACアドレスを利用し、QoSノード検出処理ではIPアドレスを利用するようにしてもよい。接続ノード検出処理では、例えばARPパケットを検出するため、MACアドレスを抽出するほうが効率的であるのに対し、その他の場合はIPアドレスを抽出するほうが効率的な場合があるためである。
ただし、異なるノード識別子を用いる場合には、両者の対応関係を保持する機構を備え、出力部114から利用できる構成にする必要がある。この機構としては、例えば、MACアドレスとIPv4アドレスとの対応であればARPテーブルを利用できる。また、MACアドレスとIPv6アドレスとの対応であれば近隣ノードテーブルを利用できる。
QoS端末検出部113は、受け取ったパケットがQoSの適用が必要な通信に属するパケット、または、QoSの適用が必要な通信に先立つ通信に属するパケットか否かを判断する(ステップS610)。本ステップで行う判断の詳細については後述する。
受け取ったパケットがQoSの適用が必要な通信に属するパケット、または、QoSの適用が必要な通信に先立つ通信に属するパケットでないと判断された場合(ステップS610:NO)、QoSノード検出処理を終了し、次のパケットの受信に備える。
受け取ったパケットがQoSの適用が必要な通信に属するパケット、または、QoSの適用が必要な通信に先立つ通信に属するパケットであると判断された場合(ステップS610:YES)、QoS端末検出部113は、図5に示したQoSノードリスト123に追加するためのエントリを作成する(ステップS611)。エントリを作成後、QoS端末検出部113は、作成したエントリを記憶部120に保存する(ステップS612)。
なお、QoSノードリスト123に必要なノードの情報は、受信したパケットを構成する各ヘッダから抽出する。一部の情報は受信したパケットに含まれない場合があるため、このような場合は、必要に応じてパケット転送装置100内に事前に蓄積された情報を用いる。
例えば、MACアドレスをQoSノードリスト123のノード識別子として使用し、WANポート101から受信したパケットを対象としてQoSノード検出処理を実行する場合を考える。一般にMACアドレスは、イーサネット(登録商標)ヘッダから取得できる。しかし、このような場合には、パケットの受信先のノードのMACアドレス、すなわちLANポート102に接続してQoS型通信の端点となるノードのMACアドレスは、受信したパケット中に含まれない。このため、QoS端末検出部113は、受信したパケットから受信先IPアドレスを取得し、パケット転送装置100に搭載されたARPテーブルまたは近隣ノードテーブルを用いて、取得したIPアドレスに対応するMACアドレスを取得する必要がある。
また、上記のような場合に、ポート識別子としてWANポート101の識別子を用いることができない。このため、QoS端末検出部113は、受信先のノードが接続されているLANポート102のポート識別子を、例えばARPテーブルを参照して特定する必要がある。
QoSノードリスト123への登録が完了すると、QoS端末検出部113は、出力部114に対して条件判定を依頼する(ステップS613)。そして、依頼を受けた出力部114は、ステップS608と同様に条件判定・通知処理を実行する(ステップS614)。条件判定・通知処理の詳細については後述する。
なお、条件判定・通知処理の後、パケット処理部111は、受信したパケットを当該パケットで指定された宛先に向けて転送する(ステップS615)。条件判定・通知処理で条件を満たさないと判定された場合にパケットを転送しないように構成してもよい。
また、同図では、接続ノード検出処理の後にQoSノード検出処理を実行していたが、実行順序はこれに限られず、QoSノード検出処理を先に実行してもよいし、両処理を並行して実行するように構成してもよい。
また、同図では、パケット処理部111は受信したパケットをそのまま接続検出部112およびQoS端末検出部113に渡し、接続検出部112およびQoS端末検出部113が、受信したパケットが所定のパケットであるか否かの判定をそれぞれ実行していた。これに対し、パケット処理部111がパケットフィルタを備え、パケットフィルタによって受信したパケットが所定のパケットであるか否かを判定するように構成してもよい。
次に、ステップS610の、QoSの適用が必要な通信のパケットまたはQoSの適用が必要な通信に先立つ通信のパケットを検出する処理の詳細について説明する。
QoSの適用が必要な通信とは、当該通信を用いるアプリケーションにより予めQoSの適用が好ましいまたは必要とされている通信である。例えば、リアルタイムに音声情報を送受信するVoIPアプリケーションや、動画像を受信するIPTVアプリケーションがこのようなアプリケーションに該当する。
QoS端末検出部113は、パケットヘッダを解析してプロトコルとポート番号を得ることにより、このようなアプリケーションが利用する通信のパケットであることを特定する。すなわち、QoS端末検出部113は、解析により得られたプロトコルおよびポート番号が、VoIPアプリケーションやIPTVアプリケーションで利用するプロトコルおよびポート番号として予め定められた特定のIPアドレス(特定IPアドレス)および特定のポート番号(特定ポート番号)と一致していれば、該パケットはQoSの適用が必要な通信に属していると判断する。例えば、RTP(Real-time Transport Protocol)、およびRTSP(Real Time Streaming Protocol)などがこのようなプロトコルに該当する。QoS端末検出部113は、受信したパケットがRTP/RTSPを用いて構成されている場合には、当該パケットはVoIPアプリケーションまたはIPTVアプリケーションが扱うパケットと判断することができる。
多用途に利用されるプロトコルの場合には、IPヘッダやトランスポート層のヘッダだけではその中で伝送されるデータを特定できない場合がある。例えば、HTTPはテキストデータや画像データに加え、音声データや動画像データを伝送する際にも利用されている。一方、伝送データの形式は、HTTPヘッダのContent−Typeフィールドを参照することで取得可能である。そこで、QoS端末検出部113が、Content−Typeフィールドを参照してQoSの適用が必要な通信か否かを判断してもよい。例えば、QoS端末検出部113は、Content−Typeフィールドの設定値が音声データや動画像データを表す特定値である場合に、QoSの適用が必要な通信であると判断する。
Content−Typeフィールドが含まれないパケットの場合は、このフィールド以外の情報によってQoSの適用が必要な通信か否かを判定する必要がある。例えば、エンドサイト300内のノードが、広域ネットワーク200内のサーバに対して動画像の送信を要求する要求パケットには、上記のようなContent−Typeフィールドが含まれない。代わりに、この要求パケットにはデータを特定するURIが含まれる。このURIには、習慣により、MPEG動画であれば「mpg」、MP3音声であれば「mp3」というように、そのデータのデータ形式を特定可能な特定文字列が含まれることが多い。したがって、QoS端末検出部113が、このような特定文字列を検索することにより、要求パケットからQoSの適用が必要な通信か否かを判断するように構成してもよい。
一方、QoSの適用が必要な通信に先立つ通信とは、QoSの適用が必要な通信の前に、所定のメッセージの送受信、または所定のサーバへのアクセス等のために利用される通信をいう。QoSの適用が必要な通信に先立つ通信には、QoSの適用が必要な通信を明示的に要求する通信と、QoSの適用が必要な通信を暗に要求する通信とが存在する。
明示的に要求する通信は、実際にデータを送受信する通信に先立ち、交換対象とするデータが要求する通信特性を通信相手に伝えるための通信である。この通信により、所望の通信特性が実現可能かを問い合わせたり、所望の通信特性の実現にむけてノードを制御するように依頼したりする。
このような通信には、SIP(Session Initiation Protocol)やRSVP(Resource reSerVation Protocol)のようなシグナリングプロトコルを用いることが多い。そこで、QoS端末検出部113は、受信したパケットがこのような特定のプロトコルにより構成されている場合に、当該パケットはQoSの適用が必要な通信に先立つ通信に属していると判断する。
シグナリングプロトコルによる通信は、複数のパケットで1つの通信を構成する場合がある。例えばSIPであれば、要求とその応答により通信シーケンスが構成されるが、通信シーケンスが複数回になる場合もある。そのような場合には、2つの方法で判定することができる。第一の方法は、ある1つのパケットが特定のプロトコルおよびポート番号に一致したか否かで判定する方法である。第二の方法は、全てのパケットをパケット処理部111および接続検出部112で検出し、シーケンス全体を用いて判定する方法である。QoS端末検出部113は、いずれの方法でQoSの適用が必要な通信に先立つ通信を検出してもよい。
QoSの適用が必要な通信を暗に要求する通信は、SIPやRSVPのようなシグナリングプロトコルを用いない。代わりに、QoSの適用が必要または好ましい通信を行う機器に固有の通信を行う。例えば、IPTV機器は番組情報やコンテンツ配信網の情報を取得するために、特定のサーバにアクセスするように設計されるかもしれない。本実施の形態では、このような通信を、QoSの適用が必要な通信を暗に要求する通信として検出する。
QoS端末検出部113は、QoSの適用が必要な通信を暗に要求する通信を、プロトコル、IPアドレスやポート番号、およびアプリケーションデータなどの情報を用いて特定する。ただし、各情報の設定値は、対象となる機器ごとに異なるため、記憶部120等に事前に設定しておく必要がある。例えば、管理者がユーザインターフェイスを用いて設定してもよいし、ネットワークからダウンロードした情報を設定するように構成してもよい。
本実施の形態のパケット転送装置100では、上記2種類の方法のうち、いずれかを満たす通信を行ったノードを、QoSの適用が必要なノードと判断する。なお、QoSの適用が必要な通信に先立つ通信を検出した場合、その後に実行されるQoSの適用が必要な通信は、QoSの適用が必要な通信を明に、または、暗に要求したノードが対象になることを仮定している。この仮定は一般的であるが、仮に異なるノードへの通信が要求されている場合には、要求にて指定されたノードを、QoSの適用が必要なノードと判断する。
次に、ステップS608およびステップS614の条件判定・通知処理の詳細について図7を用いて説明する。図7は、第1の実施の形態における条件判定・通知処理の全体の流れを示すフローチャートである。
接続検出部112またはQoS端末検出部113から処理依頼の通知を受け取ると、出力部114は、接続ノードリスト122とQoSノードリスト123とを記憶部120から取得する(ステップS701〜S702)。また、出力部114は、記憶部120からトポロジ条件リスト121を取得する(ステップS703)。
次に、出力部114は、取得したトポロジ条件リスト121から、未処理の条件を取得する(ステップS704)。そして、出力部114は、接続ノードリスト122に含まれる各ノード、および、QoSノードリスト123に含まれる各ノードが、取得した条件を満たすか否かを判定する(ステップS705)。この判定処理の詳細については後述する。
条件を満たす場合(ステップS705:YES)、出力部114は、トポロジ条件リスト121内のすべての条件を処理したか否かを判断する(ステップS706)。処理していない場合は(ステップS706:NO)、出力部114は、次の未処理の条件を取得して処理を繰り返す(ステップS704)。すべての条件を処理した場合は(ステップS706)、条件判定・通知処理を終了する。
ステップS705で、接続ノードリスト122に含まれる各ノード、および、QoSノードリスト123に含まれる各ノードが、取得した条件を満たさないと判断した場合(ステップS705:NO)、出力部114は、条件を満たさないことを表す出力情報を、LANポート102に接続された各ノードに対して通知し(ステップS707)、条件判定・通知処理を終了する。
なお、出力部114は、条件を満たさなかったLANポート102に対してのみ通知してもよいし、全てのLANポート102に対して通知してもよい。また、出力部114は、接続を検出したノードまたはQoSノードであることを検出したノードに対してユニキャストで通知してもよいし、LANポート102に接続された各ノードにマルチキャストで通知してもよい。
例えば、条件を満たさないノードが、ユーザインターフェイスを備えていないIP電話などの機器であった場合、出力情報をユニキャストで通知してもユーザは通知されたことを認識することができない。マルチキャストで通知すれば、ユーザインターフェイスを備えたPC等にも通知されるため、ユーザが通知を知ることができる。
ユニキャストで通知する場合、出力部114は、接続ノードリスト122およびARPテーブルや近隣ノードテーブルに含まれるMACアドレスやIPv4アドレスまたはIPv6アドレスを用いて宛先アドレスを決定する。
一方、マルチキャストで通知する場合、出力部114は、新たなマルチキャストアドレスを規定してもよいし、既存のマルチキャストアドレスを使用してもよい。また、出力部114は、例えば、既存のマルチキャスト通知方法としてホームネットワークで広く利用されているUPnP(Universal Plug and Play)を利用してもよい。また、出力部114が、複数回通知を行うように構成してもよい。この場合、例えば、通知から所定時間経過した後に再度通知を行うように構成する。
次に、ステップS705の判定処理の詳細について説明する。上述の通り、出力部114がトポロジ条件リスト121の条件を満たすか否かを判定する。
具体的には、出力部114は、トポロジ条件リスト121に記載の条件を順番に評価する。例えば、トポロジ条件リスト121、接続ノードリスト122、およびQoSノードリスト123として、それぞれ図3、図4、および図5に示す各リストが取得できたと仮定する。
出力部114は、まず、図3の番号1の条件301を判定する。すなわち、出力部114は、ポート識別子=1のLANポート102aに、QoS型通信のノードと、ベストエフォート型通信のノードとが混在していないことを確認する。例えば、出力部114は、図5のQoSノードリスト123からポート識別子=1のLANポート102aに接続しているノードを検出し、検出したノードと同じノードを含むエントリが図4の接続ノードリスト122に存在するか否かを確認すればよい。
より具体的には、出力部114は、まず、図5からQoS型の通信を行うノードとして、MACアドレス「AA:BB:CC:DD:EE:FF」のノードがポート識別子=1のLANポート102aに接続していると判定する。そして、出力部114は、図4から、ポート識別子=1のLANポート102aには同じMACアドレスを持つノードのみが接続されていると判定することができる。したがって、出力部114は、番号1の条件301は満たされていると判定する。
出力部114は、引き続き、番号2の条件302を満たすか否かを確認する。具体的には、出力部114は、ポート識別子=1のLANポート102aに接続するノードの個数が1台であることを確認する。このためには、出力部114が接続ノードリスト122を確認すればよい。すなわち、出力部114は、図4の接続ノードリスト122から、ポート識別子=1のLANポート102aにはMACアドレス「AA:BB:CC:DD:EE:FF」のノードだけが接続していると確認できる。したがって、出力部114は、番号2の条件302も満たされていると判定する。
以上の判定処理の結果、この例では、出力部114は指定されたトポロジ条件を満たしていると判定する。この場合、出力部114はメッセージ通知等の特別な処理は行わず、現在の状態を維持する。
次に、ステップS705の判定処理の別の具体例について説明する。図8は、この例で用いる接続ノードリスト122の一例を示す図である。なお、トポロジ条件リスト121およびQoSノードリスト123は、図3および図5に示したものと同一とする。
また、図8の接続ノードリスト122は、図6の前半部分の接続ノード検出処理で、新たなノードであるMACアドレス「19:28:37:46:55:00」のノードの接続を検出した状態を表すと仮定する。
先の例と同様に、出力部114は、トポロジ条件リスト121の番号1の条件301から順番に評価する。具体的には、出力部114は、接続ノードリスト122とQoSノードリスト123とを確認し、ポート識別子=1のLANポート102aには、QoSが必要なノード(MACアドレス「AA:BB:CC:DD:EE:FF」)と、ベストエフォートでもよいノード(MACアドレス「19:28:37:46:55:00」)とが一台ずつ接続していると判定する。したがって、出力部114は、番号1の条件301が満たされないと判定する。この後、出力部114は、トポロジ条件を満たしていない旨を通知する。なお、出力部114は、通知するメッセージに、満たされなかった条件や原因となったノード(この場合はMACアドレス「19:28:37:46:55:00」のノード)の情報を含めてもよい。
上述のように、図8を用いて説明した例は、図6の前半部分の接続ノード検出処理で実行される条件判定・通知処理(ステップS608)の例を表している。すなわち、条件を満たさない原因となったノードが、QoSの適用が必要なノードか否かは、出力部114の判断がなされた時点では完了してない。
この後に実行されるQoSノード検出処理で、条件を満たさない原因となったノードがQoSの適用が必要なノードであると判明した場合、番号1の条件301は満たされることになる。
このように、出力部114の判断は、ノードの接続状況が変化していなくても、通信の状況に応じて変化する可能性がある。なお、上記例では、番号2の条件302が満たされないため、最終的な判断は不変である。
このような状況に対応するため、出力部114が、一定時間経過し、安定した状態になった後に再度判断を行い、メッセージを通知するように構成してもよい。また、例えば、ユーザがパケット転送装置100のユーザインターフェイスからネットワーク診断を指定した場合に、トポロジ条件を満たすか否かの判断処理を開始するように構成してもよい。
記憶部120に保存される接続ノードリスト122のエントリは、予め定められた有効時間が経過後に削除される。例えば、接続検出部112が、IPv4 ARPパケットを検出したことにより接続ノードリスト122を作成する場合には、対応するARPエントリの有効期間が経過したときに、接続ノードリスト122のエントリが削除される。接続検出部112が、IPv6近隣探索パケットを用いて接続ノードリスト122のエントリを作成する場合には、対応する近隣ノードテーブルのエントリの有効期間が経過したときに、接続ノードリスト122のエントリが削除される。
また、記憶部120に保存されるQoSノードリスト123のエントリは、エントリの検出方法に応じた方法により削除される。
例えば、QoS端末検出部113が、QoSの適用が必要な通信を明示的に要求する通信を検出したことによりエントリを作成した場合には、検出した通信に含まれた有効期間が経過したとき、または、QoSの適用が必要な通信を明示的に無効にする通信または終了する通信を検出したときに削除される。
QoS端末検出部113が、QoSの適用が必要な通信を暗に要求する通信を検出したことによりエントリを作成した場合には、接続ノードリスト122のエントリが削除される時にあわせて削除される。
QoS端末検出部113が、QoSの適用が必要な通信を検出したことによりエントリを作成した場合には、接続ノードリスト122のエントリが削除される時にあわせて削除される。
なお、上記以外の方法を用いてエントリを削除するように構成してもよい。例えば、QoSノードリスト123のエントリに固有の有効期間を設けて、該有効期間が無効になったタイミングで削除するようにしてもよい。
(変形例)
上記実施の形態では、QoSの適用が必要な通信またはQoSの適用が必要な通信に先立つ通信として検出されるパケットは、パケット転送装置100により転送されるだけであった。本変形例では、これらのパケットを内部で処理するパケット転送装置の例を示す。
パケット処理部111がパケットを処理するためには、当該パケットの受信先アドレスに本パケット転送装置100のアドレスが指定されていなければならない。このため、本変形例では、QoS端末検出部113は、QoSの適用が必要な通信を明示的に要求する通信のみを検出するものとする。QoSの適用が必要な通信を明示的に要求する通信には、通常、SIPやRSVPといったシグナリングプロトコルが利用される。本変形例ではSIPを用いる場合を例として説明する。すなわち、パケット転送装置100がSIPプロキシとして動作している場合を例に説明する。
この場合、LANポート102に接続したノードが送信するSIPメッセージは、SIPプロキシとして動作するパケット転送装置100により処理される。この処理はパケット処理部111にて行われる。
したがって、パケット処理部111は、QoSの適用が必要な通信に先立つ通信に属するパケットを、パケットを処理する時点で検出することができる。検出した情報は、QoS端末検出部113に通知され、記憶部120に保存される。なお、メッセージ転送処理の流れは上述の図6と同様であるため説明を省略する。
このように、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置では、パケット転送装置のポートごとに接続したノードを検出する機能と、QoSの対象となる通信またはQoSの適用が必要な通信に先立つ通信を検出する機能とを具備したことにより、ホームネットワークのようにユーザが自由にネットワークを構築できる環境であっても、トポロジおよび通信を動的に検出することができる。
さらに、ノードの接続状況が所定の条件を満たすか否かを判断する機能を具備したことにより、ホームネットワークのようにユーザが自由にネットワークを構築できる環境であっても、トポロジおよび通信の動的な検出と要求されるQoSが適用可能なトポロジか否かを判断することができる。
そして、この判断の結果、条件を満たさないことが判明した場合にその旨を通知する機能を具備することにより、ネットワークの知識に乏しいユーザであっても問題の状況を知り、改善することができる。すなわち、例えばネットワークやコンピュータの専門的な知識がないユーザに対しても、QoSが正しく適用されうるネットワークトポロジの構築を補助することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態にかかるパケット転送装置は、所定のパケットの受信によりノードの接続のみを検出し、検出されたノードが接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、接続されたノードに接続条件を満たさないことを通知する。
図9は、第2の実施の形態にかかるパケット転送装置900の構成を示すブロック図である。図9に示すように、パケット転送装置900は、WANポート101と、LANポート102a〜102cと、記憶部920と、パケット処理部111と、接続検出部112と、出力部114と、を備えている。
第2の実施の形態では、QoS端末検出部113を削除したこと、記憶部920からQoSノードリスト123が削除されたこと、およびトポロジ条件リスト921の内容が第1の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100の構成を表すブロック図である図1と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
本実施の形態では、QoSを適用できるか否かを、接続が検出されたノード数のみによって判定する。このため、接続されたノードを検出する接続検出部112を備えるが、QoS端末検出部113が削除されている。また、QoS端末検出部113が作成したエントリを記憶するQoSノードリスト123が削除されている。
また、トポロジ条件リスト921は、上述のように接続されたノードの台数のみを規定した条件を記憶する。例えば、「ノードは、LANポート102に一台しか接続できない」という条件である。このように条件が固定されているため、トポロジ条件リスト921を記憶部920に記憶せず、出力部114がこのような静的に決定された条件を用いて判定処理を実行するように構成してもよい。
本実施の形態では、出力部114は、LANポート102に接続しているノード数を確認し、トポロジ条件リスト921の条件で設定された台数の閾値を超えたか否かを判断する。そして、出力部114は、閾値より多くのノードが接続していた場合に、条件を満たさない旨を通知する。
なお、本実施の形態のメッセージ転送処理は、第1の実施の形態のメッセージ転送処理を表す図6の後半部分(ステップS609〜ステップS614)を削除した処理に相当するため、説明を省略する。
このように、第2の実施の形態にかかるパケット転送装置では、所定のパケットの受信により検出したノードの接続数が接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、接続されたノードに接続条件を満たさないことを通知することができる。これにより、QoSが正しく適用されうるネットワークトポロジの構築を補助することができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態にかかるパケット転送装置は、所定のパケットの受信によりQoSノードのみを検出し、検出されたQoSノードが接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、接続されたQoSノードに接続条件を満たさないことを通知する。
図10は、第3の実施の形態にかかるパケット転送装置1000の構成を示すブロック図である。図10に示すように、パケット転送装置1000は、WANポート101と、LANポート102a〜102cと、記憶部1020と、パケット処理部111と、QoS端末検出部113と、出力部114と、を備えている。
第3の実施の形態では、接続検出部112を削除したこと、記憶部1020から接続ノードリスト122が削除されたこと、およびトポロジ条件リスト1021の内容が第1の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100の構成を表すブロック図である図1と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
本実施の形態では、QoS型通信により全ての帯域が占有される状況を前提とする。そのため、QoS型通信に関する情報のみを取り扱う。すなわち、本実施の形態では、QoSを適用できるか否かを、QoSノードを検出することのみによって判定する。このため、QoSノードを検出するQoS端末検出部113を備えるが、接続検出部112が削除されている。また、接続検出部112が作成したエントリを記憶する接続ノードリスト122が削除されている。
また、トポロジ条件リスト1021は、QoS型通信を行うノードに関する条件だけを記憶する。例えば、「各ポートに2台までQoS型通信を行うノードを接続可能」という条件である。
本実施の形態では、出力部114は、QoS端末検出部113によって検出されたQoS型通信を行うノードが、トポロジ条件リスト1021内の条件を満たすか否かを確認する。
なお、本実施の形態のメッセージ転送処理は、第1の実施の形態のメッセージ転送処理を表す図6の前半部分(ステップS603〜ステップS608)を削除した処理に相当するため、説明を省略する。
このように、第3の実施の形態にかかるパケット転送装置では、所定のパケットの受信により検出されたQoSノードが接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、接続されたQoSノードに接続条件を満たさないことを通知することができる。これにより、QoSが正しく適用されうるネットワークトポロジの構築を補助することができる。
(第4の実施の形態)
上記各実施の形態では、ノードの検出とQoS型通信の適用を要求するノードの検出とを独立に実行していた。本実施の形態では、これらを結合することにより、検出処理を効率化する。このため、本実施の形態にかかるパケット転送装置は、QoSノードに関する情報を不揮発メモリに記憶し、記憶した情報を参照することにより、ノードの検出と同時に、接続されたノードがQoSノードか否かを判定する。
図11は、第4の実施の形態にかかるパケット転送装置1100の構成を示すブロック図である。図11に示すように、パケット転送装置1100は、WANポート101と、LANポート102a〜102cと、記憶部120と、パケット処理部111と、接続検出部1112と、QoS端末検出部1113と、出力部114と、不揮発メモリ1130と、を備えている。
第4の実施の形態では、不揮発メモリ1130を追加したことと、接続検出部1112およびQoS端末検出部1113の機能と、が第1の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100の構成を表すブロック図である図1と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
不揮発メモリ1130は、パケット転送装置1100の電源を切断したときにも情報が消去されないフラッシュメモリなどの記憶媒体である。不揮発メモリ1130は、QoSノードを特定可能な情報を記憶する。具体的には、不揮発メモリ1130は、図5に示したQoSノードリスト123と同様の情報(以下、長期的QoSノードリストという)を記憶する。
接続検出部1112は、ノードの接続を検出したときに、接続されたノードのノード識別子と、接続を検出したLANポート102のポート識別子とを、QoS端末検出部1113に通知する機能が追加された点が、第1の実施の形態の接続検出部112と異なっている。
QoS端末検出部1113は、QoSノードを検出したときに、記憶部120にQoSノードリスト123を保存するとともに、不揮発メモリ1130に長期的QoSノードリストを記憶する機能が追加されている。また、QoS端末検出部1113は、接続検出部1112から通知されたノード識別子およびポート識別子を用いて、ノード検出時にもQoSノードの検出を実行し、条件判定・通知処理の依頼を実行する機能が追加されている。
次に、このように構成された第4の実施の形態にかかるパケット転送装置1100によるメッセージ転送処理について図12および図13を用いて説明する。図12および図13は、第4の実施の形態におけるメッセージ転送処理の全体の流れを示すシーケンス図である。
ステップS1201からステップS1206までの、パケット受信処理、監視対象パケット判定処理、およびエントリ保存処理は、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100におけるステップS601からステップS606までと同様の処理なので、その説明を省略する。
接続ノードリスト122にエントリを保存後、接続検出部1112は、検出したノードのノード識別子と、検出したノードが接続されたLANポート102のポート識別子とを、QoS端末検出部1113に通知する(ステップS1207)。
次に、QoS端末検出部1113は、通知されたノード識別子およびポート識別子を含むエントリを、不揮発メモリ1130に記憶された長期的QoSノードリストから取得する(ステップS1208)。
次に、QoS端末検出部1113は、通知されたノード識別子およびポート識別子を含むエントリが取得できたか否かを判断する(ステップS1209)。取得できた場合(ステップS1209:YES)、QoS端末検出部1113は、記憶部120のQoSノードリスト123に保存するためのエントリを作成する(ステップS1210)。具体的には、QoS端末検出部1113は、不揮発メモリ1130から取得したエントリと同様のエントリを作成する。
ステップS1211からステップS1213までの、エントリ保存処理および条件判定・通知処理は、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100におけるステップS612からステップS614までと同様の処理なので、その説明を省略する。
このような処理により、不揮発メモリ1130にそのノードがQoSノードであることが記憶されていれば、ノードの接続が検出されたときに、検出されたノードがQoSノードであると判定することができる。すなわち、QoSの適用が必要な通信のパケット等を判定してQoSノードを検出する処理(QoSノード検出処理)を実行する必要がなくなる。
なお、ノードがパケット転送装置1100に初めて接続されたときには、不揮発メモリ1130に対応するエントリは保存されていない。このため、その後に当該ノードによってさらに送信されたパケットを参照することにより、当該ノードがQoSノードか否かを判定する必要がある。
すなわち、ステップS1209で、通知されたノード識別子およびポート識別子を含むエントリが取得できなかった場合(ステップS1209:NO)、QoS端末検出部1113は、QoSの適用が必要な通信またはQoSの適用が必要な通信に先立つ通信を検出する処理を実行する(ステップS1214〜ステップS1220)
ステップS1214からステップS1217までの、パケット判定処理、エントリ作成処理、およびエントリ保存処理は、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100におけるステップS609からステップS612までと同様の処理なので、その説明を省略する。
第2の実施の形態では、QoS端末検出部1113は、QoSノードを検出時に作成したエントリを、不揮発メモリ1130にも保存する(ステップS1218)。
ステップS1219からステップS1220までの、依頼処理および条件判定・通知処理は、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100におけるステップS613からステップS614までと同様の処理なので、その説明を省略する。また、ステップS1221のパケット転送処理は、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100におけるステップS615と同様の処理なので、その説明を省略する。
このように、第4の実施の形態にかかるパケット転送装置では、QoSノードに関する情報を不揮発メモリに記憶し、記憶した情報を参照することにより、ノードの検出と同時に、接続されたノードがQoSノードか否かを判定することができる。これにより、QoSノードの検出処理を効率化することができる。
(第5の実施の形態)
上記各実施の形態では、特定のパケットを受信することでノードの接続を検出していた。第5の実施の形態にかかるパケット転送装置は、LANポートに機器が接続されたときに検出される電気信号によって、ノードまたはスイッチングハブなどの機器の接続を検出する。そして、電気信号の検出時刻と、所定のパケットの受信時刻との差が閾値以上であるときに、ノードが接続条件を満たさないと判定する。
図14は、第5の実施の形態にかかるパケット転送装置1400の構成を示すブロック図である。図14に示すように、パケット転送装置1400は、WANポート101と、LANポート102a〜102cと、記憶部120と、パケット処理部111と、接続検出部1412と、QoS端末検出部113と、出力部1414と、を備えている。
第5の実施の形態では、接続検出部1412および出力部1414の機能が第1の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100の構成を表すブロック図である図1と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
接続検出部1412は、LANポート102のリンク状態を示す電気信号を監視する機能、および、各LANポート102のリンクアップを検出した時刻(日時)から監視対象パケットを検出した時刻(日時)までの期間(監視対象パケット検出時刻とリンクアップ検出時刻との差分)を算出する機能をさらに備えた点が、第1の実施の形態の接続検出部112と異なっている。図14に示すように、接続検出部1412は、電気信号を検出するために各LANポート102と直接接続されている。
出力部1414は、リンクアップの時刻と監視対象パケットの検出時刻との差分が、予め定められた閾値以上離れている場合に、ネットワークトポロジが不正であると判断する機能が追加された点が、第1の実施の形態の出力部114と異なっている。なお、本実施の形態では、トポロジ条件リスト121に、「1つのQoS用LANポートには一台のノードのみ接続可能」またはそれに類似する条件が記憶されているものとする。ここで、QoS用LANポートとは、QoS型通信のノードを接続するためのポートを意味する。
ここで、出力部1414が正常および不正と判断するネットワークトポロジの例について図15および図16を用いて説明する。図15は、正常と判断されるトポロジの一例を示す図である。
図15のLANポート102aは、QoS用LANポートであるものとする。同図では、QoS型通信を行うノード1531が、LANポート102aに直接接続されている。LANポート102cには、スイッチングハブ1535を介して、ベストエフォート型通信を行う3台のノード1532〜1534が接続されている。
同図では、QoS型通信を行うノードがQoS用LANポートに一台だけ接続されている。したがって、出力部1414は、トポロジ条件リスト121の条件が満たされていると判断する。
一方、図16は、不正と判断されるトポロジの一例を示す図である。図16のLANポート102aが、QoS用LANポートであるものとする。同図では、このQoS用LANポートにスイッチングハブ1635を接続し、その下にQoS型通信を行うノード1631とベストエフォート型通信を行うノード1632〜1634とを混在させている。したがって、出力部1414は、多数のノードがQoS用LANポートに接続しており条件が満たされないと判断する。
出力部1414は、上述のように、LANポート102のリンクアップの時刻と監視対象パケットの検出時刻との差分と所定の閾値とを比較することにより、図15のトポロジを正常と判断し、図16のトポロジを不正と判断することができる。
例えば図15の場合、LANポート102がリンクアップする時刻と、当該ポートに接続するノード1532から監視対象パケットを受信する時刻とは、ノードが起動し、プロトコルスタックが初期化されるまでの時間離れるだけであって、大きく変わらないことが期待できる。
一方、図16の場合、スイッチングハブ1635の電源が常に入っているとすれば、ノード1631〜1634から監視対象パケットを受信するよりも遥かに前の時刻から、LANポート102がリンクアップしていると考えられる。
そこで、本実施の形態の出力部1414は、このような相違に基づき、両者を区別可能な適当な閾値を設定し、リンクアップの時刻と監視対象パケットの検出時刻との差分が閾値より小さいか否かを判定することによって、妥当なトポロジか否かを判定する。
次に、このように構成された第5の実施の形態にかかるパケット転送装置1400によるメッセージ転送処理について図17を用いて説明する。図17は、第5の実施の形態におけるメッセージ転送処理の全体の流れを示すシーケンス図である。
最初に、接続検出部1412は、各LANポート102に対する機器のリンクアップを検出し、検出した時刻を保存しておく(ステップS1701)。
ステップS1702からステップS1707までの、パケット受信処理、監視対象パケット判定、およびエントリ保存処理は、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100におけるステップS601からステップS606までと同様の処理なので、その説明を省略する。
次に、接続検出部1412は、監視対象パケットを受信した時刻と、リンクアップを検出した時刻との差分を算出する(ステップS1708)。そして、接続検出部1412は、出力部1414に対して条件判定を依頼する(ステップS1709)。このとき、接続検出部1412は、算出した差分を出力部1414に通知する。出力部1414は、通知された差分等を参照し、条件判定・通知処理を実行する(ステップS1710)。本実施の形態の条件判定・通知処理の詳細については後述する。
ステップS1711からステップS1717までの、パケット通知処理、エントリ保存処理、条件判定・通知処理、およびパケット転送処理は、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100におけるステップS609からステップS615までと同様の処理なので、その説明を省略する。
次に、ステップS1710およびステップS1716の条件判定・通知処理の詳細について図18を用いて説明する。図18は、第5の実施の形態における条件判定・通知処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、出力部1414は、接続検出部1412から通知された時刻の差分が、予め定められた閾値以下であるか否かを判断する(ステップS1801)。差分が閾値以下でない場合(ステップS1801:NO)、出力部1414は、条件を満たさないことを表す出力情報を通知し(ステップS1808)、条件判定・通知処理を終了する。
差分が閾値以下である場合(ステップS1801:YES)、出力部1414は、第1の実施の形態にかかるパケット転送装置100におけるステップS701以降と同様の処理を実行する。
このように、第5の実施の形態にかかるパケット転送装置では、機器が接続されたときに検出される電気信号によってLANポートに対する機器の接続を検出する。そして、電気信号の検出時刻と、所定のパケットの受信時刻との差が閾値以上であるときに、ノードが接続条件を満たさないと判定することができる。
次に、第1〜第5の実施の形態にかかるパケット転送装置のハードウェア構成について図19を用いて説明する。図19は、第1〜第5の実施の形態にかかるパケット転送装置のハードウェア構成を示す説明図である。
第1〜第5の実施の形態にかかるパケット転送装置は、CPU(Central Processing Unit)51などの制御装置と、ROM(Read Only Memory)52やRAM53などの記憶装置と、ネットワークに接続して通信を行う通信I/F54と、各部を接続するバス61を備えている。
第1〜第5の実施の形態にかかるパケット転送装置で実行される出力プログラムは、ROM52等に予め組み込まれて提供される。
第1〜第5の実施の形態にかかるパケット転送装置で実行される出力プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(Compact Disk Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、第1〜第5の実施の形態にかかるパケット転送装置で実行される出力プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、第1〜第5の実施の形態にかかるパケット転送装置で実行される出力プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
第1〜第5の実施の形態にかかるパケット転送装置で実行される出力プログラムは、上述した各部(パケット処理部、接続検出部、QoS端末検出部、出力部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU51が上記ROM52から出力プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上のように、本発明にかかる装置、方法およびプログラムは、QoSを保証しつつメッセージを転送するHGW、ルータなどのパケット転送装置に適している。
第1の実施の形態にかかる通信システムの一形態を示す図である。 第1の実施の形態にかかるパケット転送装置のブロック図である。 トポロジ条件リストのデータ構造の一例を示す図である。 接続ノードリストのデータ構造の一例を示す図である。 QoSノードリストのデータ構造の一例を示す図である。 第1の実施の形態におけるメッセージ転送処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 第1の実施の形態における条件判定・通知処理の全体の流れを示すフローチャートである。 接続ノードリストの一例を示す図である。 第2の実施の形態にかかるパケット転送装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態にかかるパケット転送装置の構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態にかかるパケット転送装置の構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態におけるメッセージ転送処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 第4の実施の形態におけるメッセージ転送処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 第5の実施の形態にかかるパケット転送装置の構成を示すブロック図である。 正常と判断されるトポロジの一例を示す図である。 不正と判断されるトポロジの一例を示す図である。 第5の実施の形態におけるメッセージ転送処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 第5の実施の形態における条件判定・通知処理の全体の流れを示すフローチャートである。 第1〜第5の実施の形態にかかるパケット転送装置のハードウェア構成を示す説明図である。
符号の説明
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 通信I/F
61 バス
100 パケット転送装置
101 WANポート
102a〜102c LANポート
111 パケット処理部
112 接続検出部
113 QoS端末検出部
114 出力部
120 記憶部
121 トポロジ条件リスト
122 接続ノードリスト
123 QoSノードリスト
200 広域ネットワーク
300 エンドサイト
301、302 条件
900 パケット転送装置
920 記憶部
921 トポロジ条件リスト
1000 パケット転送装置
1020 記憶部
1021 トポロジ条件リスト
1100 パケット転送装置
1112 接続検出部
1113 QoS端末検出部
1130 不揮発メモリ
1400 パケット転送装置
1412 接続検出部
1414 出力部
1531〜1534 ノード
1535 スイッチングハブ
1631〜1634 ノード
1635 スイッチングハブ

Claims (22)

  1. 通信端末が接続された第1ネットワークに接続する第1ポートと、
    第2ネットワークに接続する第2ポートと、
    前記第1ポートで受信したメッセージを前記第2ポートに転送し、前記第2ポートで受信したメッセージを前記第1ポートに転送するメッセージ処理部と、
    受信したメッセージに、メッセージの種類を特定可能な予め定められた第1特定情報が含まれるか否かを判定し、前記第1特定情報が含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末または前記第2ポートで受信したメッセージの宛先である前記通信端末を、QoS(Quality of Service)の適用を要求するQoS端末として検出するQoS端末検出部と、
    前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続可能なQoS端末に関する接続条件を記憶する記憶部と、
    検出された前記QoS端末が、前記接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、前記接続条件を満たさないことを表す出力情報を出力する出力部と、
    を備えたことを特徴とするメッセージ転送装置。
  2. 前記第1ポートで受信したメッセージに、メッセージの種類を特定可能な予め定められた第2特定情報が含まれるか否かを判定し、前記第2特定情報が含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末を、前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続された前記通信端末として検出する接続検出部をさらに備え、
    前記接続条件は、前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続可能な前記通信端末に関する条件を含み、
    前記出力部は、さらに、接続されたと判断された前記通信端末が前記接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、前記出力情報を出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載のメッセージ転送装置。
  3. 前記第1特定情報は、予め定められた特定プロトコルでメッセージを送信することを表す特定プロトコル情報であり、
    前記QoS端末検出部は、受信したメッセージのヘッダ情報に、前記特定プロトコル情報が含まれるか否かを判定し、前記特定プロトコル情報が含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末または前記第2ポートで受信したメッセージの宛先である前記通信端末を前記QoS端末として検出すること、
    を特徴とする請求項1に記載のメッセージ転送装置。
  4. 前記第1特定情報は、予め定められた特定IPアドレスであり、
    前記QoS端末検出部は、前記第1ポートで受信したメッセージの宛先IPアドレス、または、前記第2ポートで受信したメッセージの送信元IPアドレスに、前記特定IPアドレスが含まれるか否かを判定し、前記特定IPアドレスが含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末または前記第2ポートで受信したメッセージの宛先である前記通信端末を前記QoS端末として検出すること、
    を特徴とする請求項1に記載のメッセージ転送装置。
  5. 前記第1特定情報は、予め定められた特定ポート番号であり、
    前記QoS端末検出部は、前記第1ポートで受信したメッセージの宛先ポート番号、または、前記第2ポートで受信したメッセージの送信元ポート番号に前記特定ポート番号が含まれるか否かを判定し、前記特定ポート番号が含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末または前記第2ポートで受信したメッセージの宛先である前記通信端末を前記QoS端末として検出すること、
    を特徴とする請求項1に記載のメッセージ転送装置。
  6. 前記第1特定情報は、メッセージのヘッダ情報の予め定められた設定項目に設定可能な設定値のうち特定の設定値を表す特定値であり、
    前記QoS端末検出部は、受信したメッセージのヘッダ情報の前記設定項目の設定値として前記特定値が含まれるか否かを判定し、前記特定値が含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末または前記第2ポートで受信したメッセージの宛先である前記通信端末を前記QoS端末として検出すること、
    を特徴とする請求項1に記載のメッセージ転送装置。
  7. 前記第1特定情報は、メッセージで送信されるデータのデータ形式を特定可能な予め定められた特定文字列であり、
    前記QoS端末検出部は、受信したメッセージに前記特定文字列が含まれるか否かを判定し、前記特定文字列が含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末または前記第2ポートで受信したメッセージの宛先である前記通信端末を前記QoS端末として検出すること、
    を特徴とする請求項1に記載のメッセージ転送装置。
  8. 前記接続条件は、前記第1ポートに接続可能な前記QoS端末の個数が予め定められた閾値以下であることを表し、
    前記出力部は、前記第1ポートに接続された前記QoS端末が前記閾値以下であるか否かを判定し、前記閾値以下でない場合に、前記出力情報を出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載のメッセージ転送装置。
  9. 前記接続条件は、前記第1ポートに、QoSの適用を要求しない前記通信端末と前記QoS端末とを共に接続しないことを表し、
    前記出力部は、前記第1ポートに、QoSの適用を要求しない前記通信端末と前記QoS端末とを共に接続しているか否かを判定し、共に接続している場合に、前記出力情報を出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載のメッセージ転送装置。
  10. 前記出力部は、検出された前記QoS端末が前記接続条件を満たさない場合に、前記接続条件を満たさないことを表すメッセージである前記出力情報を、前記第1ネットワークに送信すること、
    を特徴とする請求項1に記載のメッセージ転送装置。
  11. 前記出力情報を表示可能な表示手段をさらに備え、
    前記出力部は、検出された前記QoS端末が前記接続条件を満たさない場合に、前記出力情報を前記表示手段に表示すること、
    を特徴とする請求項1に記載のメッセージ転送装置。
  12. メッセージ処理部が、通信端末が接続された第1ネットワークに接続する第1ポートで受信したメッセージを第2ネットワークに接続する第2ポートに転送し、前記第2ポートで受信したメッセージを前記第1ポートに転送するメッセージ処理ステップと、
    QoS端末検出部が、受信したメッセージに、メッセージの種類を特定可能な予め定められた第1特定情報が含まれるか否かを判定し、前記第1特定情報が含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末または前記第2ポートで受信したメッセージの宛先である前記通信端末を、QoS(Quality of Service)の適用を要求するQoS端末として検出するQoS端末検出ステップと、
    出力部が、検出された前記QoS端末が、前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続可能な前記QoS端末に関する予め定められた接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、前記接続条件を満たさないことを表す出力情報を出力する出力ステップと、
    を備えたことを特徴とする出力方法。
  13. コンピュータを、
    通信端末が接続された第1ネットワークに接続する第1ポートで受信したメッセージを第2ネットワークに接続する第2ポートに転送し、前記第2ポートで受信したメッセージを前記第1ポートに転送するメッセージ処理部と、
    受信したメッセージに、メッセージの種類を特定可能な予め定められた第1特定情報が含まれるか否かを判定し、前記第1特定情報が含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末または前記第2ポートで受信したメッセージの宛先である前記通信端末を、QoS(Quality of Service)の適用を要求するQoS端末として検出するQoS端末検出部と、
    検出された前記QoS端末が、前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続可能な前記QoS端末に関する予め定められた接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、前記接続条件を満たさないことを表す出力情報を出力する出力部と、
    として機能させる出力プログラム。
  14. 通信端末が接続された第1ネットワークに接続する第1ポートと、
    第2ネットワークに接続する第2ポートと、
    前記第1ポートで受信したメッセージを前記第2ポートに転送し、前記第2ポートで受信したメッセージを前記第1ポートに転送するメッセージ処理部と、
    前記第1ポートで受信したメッセージに、メッセージの種類を特定可能な予め定められた特定情報が含まれるか否かを判定し、前記特定情報が含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末を、前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続された前記通信端末として検出する接続検出部と、
    前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続可能な通信端末に関する接続条件を記憶する記憶部と、
    接続されたと判断された前記通信端末が、前記接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、前記接続条件を満たさないことを表す出力情報を出力する出力部と、
    を備えたことを特徴とするメッセージ転送装置。
  15. 前記記憶部は、さらに、QoS(Quality of Service)の適用を要求する前記通信端末であるQoS端末を識別する端末識別情報を記憶し、
    前記接続条件は、前記第1ポートに接続可能な前記QoS端末に関する条件を含み、
    前記出力部は、さらに、接続されたと判断された前記通信端末を識別する端末識別情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合に、接続されたと判断された前記通信端末が、前記接続条件に含まれる前記第1ポートに接続可能な前記QoS端末に関する条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、前記接続条件を満たさないことを表す出力情報を出力すること、
    を特徴とする請求項14に記載のメッセージ転送装置。
  16. 前記特定情報は、予め定められた特定プロトコルでメッセージを送信することを表す特定プロトコル情報であり、
    前記接続検出部は、受信したメッセージのヘッダ情報に、前記特定プロトコル情報が含まれるか否かを判定し、前記特定プロトコル情報が含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末を、前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続された前記通信端末として検出すること、
    を特徴とする請求項14に記載のメッセージ転送装置。
  17. 前記接続条件は、前記第1ポートに接続可能な前記通信端末の個数が予め定められた第1閾値以下であることを表し、
    前記出力部は、前記第1ポートに接続された前記通信端末が前記第1閾値以下であるか否かを判定し、前記第1閾値以下でない場合に、前記出力情報を出力すること、
    を特徴とする請求項14に記載のメッセージ転送装置。
  18. 前記接続検出部は、さらに、前記通信端末を含む通信装置が前記第1ポートに接続されたときに出力される電気信号を検出した日時を取得し、
    前記接続条件は、前記電気信号を検出した日時から、前記特定情報を含むメッセージを受信したときの日時までの期間が予め定められた第2閾値以下であることを表し、
    前記出力部は、前記電気信号を検出した日時から、前記特定情報を含むメッセージを受信したときの日時までの期間を算出し、算出した期間が前記第2閾値以下であるか否かを判定し、前記第2閾値以下でない場合に、前記出力情報を出力すること、
    を特徴とする請求項14に記載のメッセージ転送装置。
  19. 前記出力部は、前記通信端末が前記接続条件を満たさない場合に、前記接続条件を満たさないことを表すメッセージである前記出力情報を、前記第1ネットワークに送信すること、
    を特徴とする請求項14に記載のメッセージ転送装置。
  20. 前記出力情報を表示可能な表示手段をさらに備え、
    前記出力部は、前記通信端末が前記接続条件を満たさない場合に、前記出力情報を前記表示手段に表示すること、
    を特徴とする請求項14に記載のメッセージ転送装置。
  21. メッセージ処理部が、通信端末が接続された第1ネットワークに接続する第1ポートで受信したメッセージを第2ネットワークに接続する第2ポートに転送し、前記第2ポートで受信したメッセージを前記第1ポートに転送するメッセージ処理ステップと、
    接続検出部が、前記第1ポートで受信したメッセージに、メッセージの種類を特定可能な予め定められた特定情報が含まれるか否かを判定し、前記特定情報が含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末を、前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続された前記通信端末として検出する接続検出ステップと、
    出力部が、接続されたと判断された前記通信端末が、前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続可能な前記通信端末に関する予め定められた接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、前記接続条件を満たさないことを表す出力情報を出力する出力ステップと、
    を備えたことを特徴とする出力方法。
  22. コンピュータを、
    通信端末が接続された第1ネットワークに接続する第1ポートで受信したメッセージを第2ネットワークに接続する第2ポートに転送し、前記第2ポートで受信したメッセージを前記第1ポートに転送するメッセージ処理部と、
    前記第1ポートで受信したメッセージに、メッセージの種類を特定可能な予め定められた特定情報が含まれるか否かを判定し、前記特定情報が含まれる場合に、前記第1ポートで受信したメッセージの送信元である前記通信端末を、前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続された前記通信端末として検出する接続検出部と、
    接続されたと判断された前記通信端末が、前記第1ネットワークを介して前記第1ポートに接続可能な前記通信端末に関する予め定められた接続条件を満たすか否かを判定し、満たさない場合に、前記接続条件を満たさないことを表す出力情報を出力する出力部と、
    として機能させる出力プログラム。
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