JP2010062436A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トレンチ内へのエピタキシャル膜の埋め込み性を確保しつつ、成膜時間が短い半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】エピタキシャル膜の原料となる第1ガスを少なくとも用いてトレンチの内側の一部に第1エピタキシャル膜を成長させる第1工程と、前記第1の工程の後に、前記第1ガスと、エッチング性を有する第2ガスと、を用い、前記第2ガスの前記第1ガスに対する第2流量比が、前記第1工程における前記第2ガスの前記第1ガスに対する第1流量比よりも高い条件で、前記第1エピタキシャル膜の上に第2エピタキシャル膜を成長させる第2工程と、を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造において、基板にトレンチを形成し、そのトレンチの内部に半導体層をエピタキシャル成長させる工程がある。
例えば、縦形パワーMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)の一例であるスーパージャンクション構造の半導体装置においては、基板にトレンチを形成した後、トレンチの内部に半導体層をエピタキシャル成長させる。これにより、p型ピラー層及びn型ピラー層のスーパージャンクション構造が形成され、このp型ピラー層とn型ピラー層とがドリフト層となる。p型ピラー層とn型ピラー層とに含まれるチャージ量(不純物量)を同じとすることで、擬似的にノンドープ層を作り出し、高耐圧を保持しつつ、高濃度でドープされたn型ピラー層を通して電流を流すことで、材料限界を越えた低オン抵抗を実現する。
このような半導体装置の製造において、高いアスペクト比を有するトレンチへの埋め込み性を確保する条件で成膜が行われているため、成膜時間が長いことが問題である。
例えば、従来の方法では、埋め込み性の向上のために、原料ガスであるSiHClにエッチン性のあるHClガスを添加して、トレンチの下部よりも上部の方が成膜速度が遅くなる条件で成膜することが行われるが、この場合、全体の膜の成膜速度が遅くなるため、成膜時間が長い。
また、比較的成膜速度が速い条件による成膜と、その後のエッチングと、を繰り返してエピタキシャル膜を埋め込む方法もあるが、この場合も全体の成膜時間が長い。
このように、従来の方法においては、長い成膜時間を要し、生産性が悪かった。
なお、特許文献1には、ボイドの発生を抑制し、エピタキシャル膜形成後の平坦性を向上させるために、シリコンソースガスとハロゲン化物ガスの混合ガスを用いる成膜に関する技術が開示されている。
特開2007−96137号公報
本発明は、トレンチ内へのエピタキシャル膜の埋め込み性を確保しつつ、成膜時間が短い半導体装置の製造方法を提供する。
本発明の一態様によれば、エピタキシャル膜の原料となる第1ガスを少なくとも用いてトレンチの内側の一部に第1エピタキシャル膜を成長させる第1工程と、前記第1の工程の後に、前記第1ガスと、エッチング性を有する第2ガスと、を用い、前記第2ガスの前記第1ガスに対する第2流量比が、前記第1工程における前記第2ガスの前記第1ガスに対する第1流量比よりも高い条件で、前記第1エピタキシャル膜の上に第2エピタキシャル膜を成長させる第2工程と、を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、トレンチ内へのエピタキシャル膜の埋め込み性を確保しつつ、成膜時間が短い半導体装置の製造方法が提供される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式図である。
すなわち、同図(a)は、ガス流量条件を例示するグラフ図であり、同図(b)は、トレンチの各位置での膜厚の時間変化を例示するグラフ図であり、同図(c)は、トレンチの各位置を例示する模式的断面図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示するフローチャート図である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法によって形成される半導体装置の構成を例示する模式的断面図である。
まず、図3によって、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法によって形成される半導体装置の一例を説明する。
図3に表したように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法によって製造される半導体装置10は、半導体層の表裏面のそれぞれに設けられた第1の主電極101(ドレイン電極)と第2の主電極109(ソース電極)との間を結ぶ縦方向に主電流経路が形成される縦型素子である。
半導体装置10においては、高不純物濃度のn型シリコンからなる第1の第1導電型半導体層(ドレイン層)102の主面上に、n型シリコンからなる第2の第1導電型半導体層(n型ピラー層)103と、p型シリコンからなる第3の第2導電型半導体層(p型ピラー層)104とが設けられている。
n型ピラー層103とp型ピラー層104とは、ドレイン層102の主面に対して略平行な横方向に交互に隣接(pn接合)して周期的に配列され、いわゆる「スーパージャンクション構造」を構成している。n型ピラー層103の底部は、ドレイン層102に接して、オン時における主電流経路の一部を構成している。
n型ピラー層103とp型ピラー層104との周期的配列構造(スーパージャンクション構造)の平面パターンは、例えばストライプ状であるが、これに限ることなく、格子状や千鳥状に形成しても良い。
p型ピラー層104の上には、p型シリコンからなる第4の第2導電型半導体領域(ベース領域)105が設けられている。ベース領域105は、p型ピラー層104と同様に、n型ピラー層103に対して隣接してpn接合している。ベース領域105の表面には、n型シリコンからなる第5の第1導電型半導体領域(ソース領域)106が選択的に設けられている。
n型ピラー層103から、ベース領域105を経てソース領域106に至る部分の上には、ゲート絶縁膜107が設けられている。ゲート絶縁膜107は、例えば、シリコン酸化膜であり、膜厚は約0.1μmである。ゲート絶縁膜107の上には、制御電極(ゲート電極)108が設けられている。
ソース領域106の一部、及び、ベース領域105におけるソース領域106間の部分の上には、第2の主電極(ソース電極)109が設けられている。ソース電極109は、ソース領域106及びベース領域105に接して電気的に接続されている。ドレイン層102の主面の反対側の面には、第1の主電極(ドレイン電極)101が設けられ、ドレイン電極101はドレイン層102と電気的に接続されている。
制御電極108に所定の電圧が印加されると、その直下のベース領域105の表面付近にチャネルが形成され、ソース領域106とn型ピラー層103とが導通する。その結果、ソース領域106、n型ピラー層103、ドレイン層102を介して、ソース電極109とドレイン電極101との間に主電流経路が形成され、この半導体装置がオン状態とされる。
このような構造のスーパージャンクション構造においては、1つのピラー層の両隣に反対導電型のピラー層がpn接合していることで、ドレイン電極1に高電圧が印加されると、各ピラー層の両側から空乏層が伸び、高耐圧を保持できる。
このような構造を有する半導体装置10を形成する際には、例えば、第2の第1導電型半導体層(n型ピラー層)103となるn型シリコン層にトレンチを形成し、その内部に、p型シリコンをエピタキシャル製造させて埋め込むことによって、第3の第2導電型半導体層(p型ピラー層)104を形成することができる。
以下では、本実施形態に係る半導体装置の製造方法として、n型シリコン層にトレンチを形成し、その内部にp型シリコンをエピタキシャル成長させる方法として説明する。そして、まず、1つのトレンチにおける成膜の状況についてのみ説明する。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法におけるトレンチの内部へのエピタキシャル成膜においては、エピタキシャル膜の原料となる第1ガスと、エピタキシャル膜に対してエッチング性を有する第2ガスと、を用いて成膜する。
図1(a)は、本実施形態に係る半導体装置の製造方法におけるガス流量条件を例示している。同図の横軸は時間tであり、同図の種軸は、第2ガスの第1ガスに対する流量比Aを表している。
そして、同図(c)は、トレンチの各位置を例示している。
すなわち、図1(c)に表したように、トレンチ210の底の部分を底部210cとし、上の部分を上部210aとし、底部210cと上部210aの中間の部分を中間部210bとする。
そして、同図(b)は、トレンチ210の各位置における膜厚の時間変化を例示するグラフ図である。すなわち、横軸は時間tを示し、縦軸は、底部210c、中間部210b及び上部210aの膜厚dを示している。すなわち、同図は、底部210c、中間部210b及び上部210aにおける成膜速度を例示している。
図1(a)及び図2に表したように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法の第1工程(ステップS110)では、まず、エピタキシャル膜の原料となる第1ガスを用いてトレンチ210の内側の一部に第1エピタキシャル膜241を成膜する。この時、第1ガスの他にエピタキシャル膜に対してエッチング性のある第2ガスを添加しても良い。
そして、第2工程(ステップS120)では、前記第1ガスと、エピタキシャル膜に対してエッチング性のある第2ガスと、を用いて、前記第1ガスに対する前記第2ガスの流量比が、前記第1工程よりも高い条件で、前記第1エピタキシャル膜241の内側に第2エピタキシャル膜242を成膜する。
すなわち、時刻T0から時刻T1までのステップS110の期間においては、第2ガスの第1ガスに対する流量比Aは、第1流量比A1であり、時刻T1から時刻T2までのステップS120の期間においては、第2ガスの第1ガスに対する流量比Aは、第2流量比A2であり、第2流量比A2は第1流量比A1よりも高い。すなわち、数式(1)を満たす。

A1 < A2 (1)

ここで、ステップS110においては、第2ガスは用いなくてもよく、すなわち、第1流量比A1は0であっても良い。
このように、第1ガス及び第2ガスの条件を設定することにより、成膜中のトレンチ210の各位置における膜厚の変化は以下のようになる。
すなわち、図1(b)に表したように、ステップS110においては、トレンチ210の上部210a、中間部210b及び底部210cで、ほぼ同じ成膜速度でエピタキシャル膜が成膜する。
そして、ステップS120においては、トレンチ210の上部210aにおいては、中部210bよりも成膜速度が遅く、底部210cにおいては中部210bよりも成膜速度が速い。すなわち、底部210cから中部210b、上部210aに行くに従って、成膜速度が遅くなっている。これは、ステップS120では、エッチング性の第2ガスの流量比を高くしているためである。すなわち、第2ガスの比率を高くすることによって、トレンチ210の開口部に近い上部210aでは成膜と同時にエッチングの影響が大きく、トレンチ210の開口部から遠い底部210cでは、エッチングの影響が小さいために、このように、トレンチ210の開口部に近いほど成膜速度が遅くなる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法における成膜状態を例示する模式的断面図である。
同図(a)は、成膜を開始する前のトレンチの状態を例示しており、同図(b)は、最初の段階(ステップS110)における成膜の状態を例示しており、同図(c)は次の段階(ステップS120)における成膜の状態を例示している。
図4(a)に表したように、まず、例えば、第1の第1導電型半導体層(ドレイン層)102及び第2の第1導電型半導体層(n型ピラー層)103となる、n型シリコン層203に、例えば酸化シリコンからなる所定形状のマスク230が形成され、マスク230に基づいた開口部を有するトレンチ210が形成されている。
そして、図4(b)に表したように、最初の段階であるステップS110の期間においては、第2ガスの第1ガスに対する流量比Aを第1流量比A1としてエピタキシャル成膜し、第1エピタキシャル膜241を形成する。この時、第1流量比A1は比較的小さく、例えば、第2ガスの流量を、零または非常に小さい値に設定し、これにより、図1(b)に例示したようにトレンチ210の上部210a、中部210b及び底部210cにおける成膜速度は、ほぼ同じになる。このため、トレンチ210の上部210a、中部210b及び底部210cでほぼ均等にエピタキシャル膜の膜厚が厚くなっていき、結果として、トレンチ210の幅は次第に細くなる。そして、ある程度トレンチが細くなってくると、例えば、トレンチ210の底部210cに原料ガスである第1ガスが到達し難くなる。
この時、次の段階であるステップS120を実施する。すなわち、第2ガスの第1ガスに対する流量比Aを、第1流量比A1から第2流量比A2に切り換えてエピタキシャル成膜し、第2エピタキシャル膜242を形成する。この時、第2流量比A2は比較的大きく、エッチング性が大きくされた条件であり、図1(b)に例示したようにトレンチ210の上部210aから底部210cに行くに従って成膜速度が高くなる条件である。このため、細くなったトレンチ210においても、底部210cに成膜することが可能となり、トレンチにボイドなどは発生しない。そして、底部210cから中部210b、上部210aにかけて次第にトレンチ210が埋められていく。
すなわち、本実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、トレンチ210の幅が比較的広く、原料ガスである第1ガスがトレンチ210の底部210cに効果的に届く最初の段階では、トレンチ210の上部210a、中部210b及び底部210cで比較的均等な速度でエピタキシャル膜が成長するように成膜する。そして、その後、トレンチ210が細くなり、原料ガスである第1ガスがトレンチ210の底部210cに届きにくくなった次の段階では、トレンチ210の上部210aに比べて底部210cの方が成膜速度が高くなる条件でエピタキシャル膜を成長させる。これにより、各段階での成膜を効率的に行うことが可能となり、結果として、トレンチ210を埋め込むのに要する全体の時間が短縮される。
このように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、第1ガス及び第2ガスの条件を適切に設定することにより、トレンチ内へのエピタキシャル膜の埋め込み性を確保しつつ、成膜時間が短い半導体装置の製造方法が提供できる。
なお、上記の第1ガスは、原料ガスであり、SiH、SiHCl、SiHCl及びSiHよりなる群から選ばれた少なくとも1つを含むことができる。
また、上記の第2ガスは、成膜されるエピタキシャル膜に対してエッチング性を有するガスであり、塩化水素、塩素、フッ素、三フッ化塩素、フッ化水素、臭化水素よりなる群から選ばれた少なくとも1つを含むことができる。
なお、これらの第1ガス及び第2ガスの少なくともいずれかは、H等のキャリアガス、及び、例えば、B、BF、PH、AsH等のドーピングガスの少なくともいずれかを含むことができる。
なお、上記において、図1及び図4に例示した成膜の様子は、説明を簡単にするために模式的に描かれており、厳密なものではない。例えば、図1(a)では、成膜条件として、ステップS110とステップS120との2つの段階が例示されているが、3つ以上の段階で成膜しても良い。また、ステップS110及びステップS120において、流量比Aは、階段的に、すなわち、不連続に変化させているが、徐々に、すなわち、連続的に変化させても良い。すなわち、本実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、トレンチ内への成膜において、流量比Aが小さいステップS110と、その後の流量比AがステップS110よりも高いステップS120があれば良い。
また、本実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、S110におけるトレンチ210の上部210aの成膜速度と底部210cの成膜速度との差が、ステップS120において拡大されれば良い。すなわち、ステップS110におけるトレンチ210の上部210a及び下部210cの成膜速度をそれぞれV1a及びV1cとし、ステップS120における上部210a及び下部210cの成膜速度をそれぞれV2a及びV2cとしたとき、以下の数式(2)を満たせば良い。

V1c−V1a < V2c−V2a (2)
図1(b)の例では、数式(2)の左辺が零である例であるが、本発明はこれに限らず、数値(2)を満たせば良い。
なお、本実施形態において、トレンチ210へのエピタキシャル膜の形成に際しては、成膜温度は、例えば、1000℃とすることができる。ただし、本発明はこれに限らず、成膜温度は任意である。そして、ステップS110とステップS120とで成膜温度を変えても良い。本実施形態に係る半導体装置の製造方法において、成膜温度は900℃以上1100℃以下が望ましい。この条件で成膜することにより、均一な特性のエピタキシャル膜が、比較的短時間で得られる。
また、本実施形態において、トレンチ210へのエピタキシャル膜の形成に際しては、成膜時のガス圧力は、例えば、10600Paとすることができる。ただし、本発明はこれに限らず、ガス圧力は任意である。また、ステップS110とステップS120とでガス圧力を変えても良い。本実施形態に係る半導体装置の製造方法において、ガス圧力は1333.22Pa以上、39996.6Pa以下が望ましい。この条件で成膜することにより、均一な特性のエピタキシャル膜が、比較的短時間で得られる。
(第1の実施例)
本実施形態に係る半導体装置の製造方法の第1の実施例を説明する。
本実施例においては、例えば1000℃、10600Paで成膜が行われる。ただし、この条件は一例であり、他の条件でも良い。
そして、第1の実施例に係る半導体装置の製造方法においては、図1(a)に例示した、ステップS110では、第1ガスであるSiHClの流量を1.0slmとし、第2ガスを用いない。すなわち、第1流量比A1は0である。
そして、ステップS120では、第1ガスであるSiHClの流量を0.7slmとし、第2ガスであるHClの流量を1.75slmとする。すなわち、第2流量比A2は2.5である。
この時、ステップS110の時間は、全体の成膜時間の76%であり、ステップS120の時間は全体の成膜時間の24%である。そして、全体の成膜時間は40分で成膜が可能であった。
(第1の比較例)
図5は、第1の比較例の半導体装置の製造方法を例示する模式図である。
すなわち、同図(a)は、ガス流量条件を例示するグラフ図であり、同図(b)は、トレンチの各位置での膜厚の時間変化を例示するグラフ図である。なお、トレンチの各位置については、図1(c)と同様である。
第1の比較例の半導体装置の製造方法においても、1000℃、10600Paで成膜が行われる。
そして、図5(a)に表したように、第1ガスであるSiHClの流量を1.0slmとし、第2ガスを用いない。すなわち、第1の比較例においては、流量比A8は常に0である。
図5(b)に表したように、この条件で成膜すると、上部210a、中部210b及び底部210cでの成膜速度は、ほぼ同じで成膜が開始される。そして、成膜が進み、トレンチ210は細くなった場合には、トレンチ210の底部210cに原料ガスである第1ガスが届きにくくなり、底部では成膜が行われないまま上部210aでの成膜が行われる。このため、底部210cにボイドが発生する。
(第2の比較例)
図6は、第2の比較例の半導体装置の製造方法を例示する模式図である。
すなわち、同図(a)は、ガス流量条件を例示するグラフ図であり、同図(b)は、トレンチの各位置での膜厚の時間変化を例示するグラフ図である。なお、トレンチの各位置については、図1(c)と同様である。
第2の比較例の半導体装置の製造方法においても、1000℃、10600Paで成膜が行われる。
そして、図6(a)に表したように、本比較例では、第1ガスであるSiHClの流量が0.92slmとされ、第2ガスであるHClの流量が1.75slmとされる。そして、この流量の条件は、エピタキシャル成膜中において一定である。すなわち、本比較例における流量比Aは、流量比A9で一定であり、1.90である。なお、この流量比A9は、上記の第1の実施例における第1流量比A1と第2流量比A2との間の値である。
なお、第1の比較例においては、流量比A8が小さ過ぎた(エッチング性の第2ガスが少な過ぎた)ためにトレンチ210の底部210cにボイドが発生したのに対して、本比較例は、トレンチ210にボイドが発生しない条件である。
すなわち、図6(b)に表したように、トレンチ210の上部210aの成膜速度は、常に、底部210cよりも小さい。このため、トレンチ210が細くなった場合においても、底部210cに原料ガスである第1ガスが比較的到達でき、ボイドが発生せずに、トレンチ210の埋め込みが可能である。この時、埋め込みに必要とした時間は85分であった。
このように、第1の比較例でトレンチ210にボイドが発生した。そして、本実施例及び第2の比較例では、ボイドが発生せずにトレンチ210を埋め込むことができた。この時、第2の比較例の成膜時間は85分であるのに対して、本実施例の成膜時間は40分であり、本実施例では、第2の比較例の成膜時間の47%の時間でトレンチを埋め込むことができた。そして、形成されたエピタキシャル膜の特性や平坦性は第2の比較例と同等であった。
すなわち、本実施例に係る半導体装置の製造方法によれは、第2の比較例によるエピタキシャル成長膜と同等の性能の膜を、第2の比較例の半分以下の時間で成膜することができる。
このように、本実施例に係る半導体装置の製造方法によれば、第1ガス及び第2ガスの条件を適切に設定することにより、トレンチ内へのエピタキシャル膜の埋め込み性を確保しつつ、成膜時間が短い半導体装置の製造方法が提供できる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式図である。
すなわち、同図(a)は、ガス流量条件を例示するグラフ図であり、同図(b)は、トレンチの各位置での膜厚の時間変化を例示するグラフ図である。なお、トレンチの各位置については、図1(c)と同様である。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示するフローチャート図である。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法によって製造される半導体装置も、例えば、図3に例示した半導体装置10の構造を有している。
図7(a)、図8に表したように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法は、第1工程(ステップS110)と、第2工程(ステップS120)と、第3工程(ステップS130)を有する。第1工程(ステップS110)及び第2工程(ステップS120)に関しては、第1の実施形態と同様なので説明を省略する。
本実施形態の第3工程(ステップS130)においては、前記第1ガスと、前記第1ガスに対する前記第2ガスの流量比が前記第2工程よりも低い前記第2ガスと、を用いて、前記第2エピタキシャル膜の内側に第3エピタキシャル膜を成膜する。
すなわち、時刻T0から時刻T1までのステップS110の期間においては、第2ガスの第1ガスに対する流量比Aは、第1流量比A1であり、時刻T1から時刻T2までのステップS120の期間においては、第2ガスの第1ガスに対する流量比Aは、第2流量比A2であり、時刻T2から時刻T3までのステップS130の期間においては、第2ガスの第1ガスに対する流量比Aは、第3流量比A3である。
そして、第2流量比A2は第1流量比A1よりも高く、すなわち、既に説明した数式(1)を満たす。
そして、第3流量比A3は第2流量比A2よりも低く、数式(3)を満たす。

A3 < A2 (3)

このように、第1ガス及び第2ガスの条件を設定することにより、成膜中のトレンチ210の各位置における膜厚の変化は以下のようになる。
すなわち、図7(b)に表したように、ステップS110においては、トレンチ210の上部210a、中間部210b及び底部210cで、ほぼ同じ成膜速度でエピタキシャル膜が成膜し、第1エピタキシャル膜241が形成される。
そして、図7(b)に表したように、ステップS120においては、トレンチ210の上部210aにおいては、底部210cから中部210b、上部210aに行くに従って成膜速度が遅くなる。すなわち、既に説明したように、ステップS120では、エッチング性の第2ガスの流量比を高くしているため、トレンチの開口部に近い上部210aでは成膜と同時にエッチングの影響が大きく、トレンチの開口部から遠い底部210cでは、エッチングの影響が小さいため、トレンチの開口部に近いほど成膜速度が遅くなる。これにより、細くなったトレンチ210においても、底部210cに成膜することが可能となり、トレンチにボイドなどは発生しない。そして、底部210cから中部210b、上部210aにかけて次第にトレンチ210が埋められていく。すなわち、第1エピタキシャル膜241の内側に、第2エピタキシャル242が形成されていく。
そして、トレンチ210の底部210cと中部210bが埋め込まれ、上部210aのみが埋め込まれないで残る。
この時、ステップS130として、第2流量比A2よりも低い、第3流量比A3によって、エピタキシャル膜を成長させ、第3エピタキシャル膜243を形成する。このステップS130では、第3流量比A3が小さく、すなわち、エッチング性の第2ガスの量が少ないため、原料ガスである第1ガスによる効果が大きく、成膜速度が高い。すなわち、トレンチ210の底部210cと中部210bが埋め込まれ、上部210aのみが埋め込まれないで残っている状態において、第2ガスの比率を低くして、成膜速度を上げる。
これにより、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、全体の成膜時間が、第1の実施形態よりもさらに短縮される。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法における成膜状態を例示する模式的断面図である。
同図(a)は、最初の段階(ステップS110)における成膜の状態を例示しており、同図(b)は次の段階(ステップS120)における成膜の状態を例示しており、同図(c)は、その次の段階(ステップS130)における成膜の状態を例示している。
図9(a)に表したように、最初の段階であるステップS110の期間においては、第2ガスの第1ガスに対する流量比Aを第2流量比A1として、第1エピタキシャル膜を成膜する。この時、第1流量比A1は比較的小さく、トレンチ210の上部210a、中部210b及び底部210cにおける成膜速度は、ほぼ同じになり、トレンチ210の上部210a、中部210b及び底部210cでほぼ均等にエピタキシャル膜の膜厚が厚くなっていき、結果として、トレンチ210の幅は次第に細くなる。そして、ある程度トレンチが細くなってくると、例えば、トレンチ210の底部210cに原料ガスである第1ガスが到達し難くなる。
そして、次の段階であるステップS120においては、第2ガスの第1ガスに対する流量比Aを第1流量比A1よりも高い第2流量比A2に切り換えて、第2エピタキシャル膜242を成膜する。この時、トレンチ210の上部210aから底部210cに行くに従って成膜速度が高くなるようにすることで、細くなったトレンチ210においても、底部210cに成膜することが可能となり、トレンチにボイドなどは発生しない。そして、底部210cから中部210b、上部210aにかけて次第にトレンチ210が埋められ、上部のみが残る。この時、図9(b)に表したように、例えば、トレンチ210の上部210aには、幅より深さの方が小さい、例えば、断面がV字状の凹部が形成された状態となる。
この時に、さらに次の段階であるステップS130に切り換え、流量比をステップS120の第2流量比A2から第3流量比A3へと低くして、第3エピタキシャル膜を成膜する。これにより、上記のV字状の凹部への埋め込みを高速に行うことできる。
すなわち、本実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、トレンチ210の幅が比較的広く、原料ガスである第1ガスがトレンチ210の底部210cに効果的に届く最初の段階(ステップS110)では、トレンチ210の上部210a、中部210b及び底部210cで比較的均等な速度でエピタキシャル膜が成長するように成膜する。そして、その後、トレンチ210が細くなり、原料ガスである第1ガスがトレンチ210の底部210cに届きにくくなった次の段階(ステップS120)では、トレンチ210の上部210aに比べて底部210cの方が成膜速度が高くなる条件でエピタキシャル膜を成長させる。そして、トレンチ210がほぼ埋め込まれ、上部210aのみが残っている状態のその次の段階(ステップS130)では、エッチング性の第2ガスの流量を下げ、成膜速度の高い成膜を行う。
これにより、各段階での成膜を効率的に行うことが可能となり、結果として、トレンチ210を埋め込むのに要する全体の時間が短縮される。
このように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、第1ガス及び第2ガスの条件をさらに適切に設定することにより、トレンチ内へのエピタキシャル膜の埋め込み性を確保しつつ、成膜時間が短い半導体装置の製造方法が提供できる。
なお、既に説明したように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、ステップS130の第3流量比A3は、第2ステップS120の第2流量比A2よりも低い。その一例として、図6(a)に表した具体例では、ステップS130における流量比A3は、第1流量比A1と第2流量比A2との間の値となっているが、本発明はこれには制限されない。例えば、第3流量比A3は、第1流量比A1と同じであっても良く、第1流量比A1よりも小さくても良い。
なお、上記において、図7及び図9に例示した成膜の様子は、説明を簡単にするために模式的に描かれており、厳密なものではない。例えば、図7(a)では、成膜条件として、ステップS110とステップS120とステップS130の3つの段階が例示されているが、成膜時間の短縮や埋め込み性を阻害しないような別のステップを、上記の3つのステップのそれぞれの前後に実施しても良い。
例えば、ステップS110とステップS120との間に、ステップS110及びステップS120の中間的な条件で成膜するステップを設けても良く、また、ステップS120とステップS130との間に、ステップS120及びステップS130の中間的な条件で成膜するステップを設けても良い。
また、ステップS110、ステップS120及びステップS130において、流量比Aは、階段的に、すなわち不連続に変化させているが、徐々に、すなわち連続的に変化させても良い。
すなわち、本実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、トレンチ内への成膜において、流量比Aが小さいステップS110と、その後の、流量比AがステップS110よりも高いステップS120と、さらにその後の、流量比AがステップS120よりも低いステップS130と、があれば良い。すなわち、数式(1)と数式(3)を満たす流量比で成膜が行われれば良い。
なお、図9(b)、(c)に例示したように、トレンチ210開口部の周辺にトレンチ210の上面よりも突出した膜が成膜されることがあるが、この膜はこの工程の後に、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)などの手法によって除去し、平坦化することができる。
(第2の実施例)
本実施形態に係る第2の実施例について説明する。
図10は、本発明の第2の実施例に係る半導体装置の製造方法における成膜状態を例示する模式的断面図である。
同図(a)は、最初の工程の図であり、同図(b)〜(e)はそれぞれ前の図に続く工程の図である。そして、同図(c)はステップS110における成膜の状態を例示しており、同図(d)はステップS120における成膜の状態を例示しており、同図(e)は、ステップS130における成膜の状態を例示している。
図10(a)に表したように、第2の実施例に係る半導体装置の製造方法においては、まず、第1の主電極101(ドレイン電極)となるnシリコン膜201を形成したシリコン基板上に、第1の第1導電型半導体層(ドレイン層)102及び第2の第1導電型半導体層(n型ピラー層)103となる、n型シリコン層203を形成し、その上に酸化膜230を形成する。
次に、図10(b)に表したように、フォトリソグラフィにより酸化膜230の上に図示しないレジストパターンを形成し、RIE(Reactive Ion Etching)により酸化膜230を開口し、さらに、RIEにより、n型シリコン層203中にトレンチ210を形成し、表面のレジスト(酸化膜230)を除去する。なお、この時、トレンチ210の深さは50μmである。
そして、以下、このトレンチ210内をエピタキシャル膜で埋め込む。この時、1000℃、10600Paの条件は一定とする。
まず、図10(c)に表したようにそして、ステップS110では、第1ガスであるSiHClの流量を1.0slmとし、第2ガスを用いない。すなわち、第1流量比A1は0である。既に説明したように、トレンチ210の上部210a、中間部210b及び底部210cではほぼ同じ成膜速度となり、トレンチ210の幅が次第に細くなる。これにより、第1エピタキシャル膜241が形成され、トレンチ210の内部の75%が埋め込まれる。
そして、図10(d)に表したように、ステップS120では、第1ガスであるSiHClの流量を0.7slmとし、第2ガスであるHClの流量を1.75slmとし、エピタキシャル膜を成膜する。すなわち、第2流量比A2は、2.5である。これにより、第2エピタキシャル膜242が形成され、トレンチ210の内部の23%が埋め込まれる。
そして、図10(e)に表したように、ステップS130では、第1ガスであるSiHClの流量を1.0slmとし、第2ガスであるHClの流量を1.0slmとし、エピタキシャル膜を成膜する。すなわち、第3流量比A3は、1.0である。これにより、第3エピタキシャル膜243が形成され、トレンチ210の内部の上部210aに残っていた2%が埋め込まれる。
その後、表面をCMPで平坦化し、さらに、その後、MOS構造を形成する。
このような方法により、ボイドの発生もなく、トレンチにエピタキシャル膜を短時間で埋め込むことができる。
このように、本実施例に係る半導体装置の製造方法によれば、第1ガス及び第2ガスの条件をさらに適切に設定することにより、トレンチ内へのエピタキシャル膜の埋め込み性を確保しつつ、成膜時間が短い半導体装置の製造方法が提供できる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法は、異なる幅のトレンチにエピタキシャル膜を埋め込む製造方法である。
すなわち、本実施形態に係る半導体装置の製造方法によって製造される半導体装置も、例えば、図3に例示した半導体装置10の構造を有している。ただし、n型ピラー層103及びp型ピラー層104の少なくともいずれかが、複数種の幅で設けられる。この場合、深さが同等で2種類以上の幅のトレンチが設けられる。
そして、本実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、深さが同等で2種類以上の幅のトレンチを有する半導体装置において、上記のステップS110とステップS120の条件を使用して、全てのトレンチパターンをほぼ同等の時間で埋め込むことができる。説明を簡単にするために、まず、幅の異なる2種のトレンチがある場合について説明する。ここで、幅が狭い方のトレンチの幅をWとし、幅が広い方のトレンチの幅をWとする。
図11は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式図である。
すなわち、同図は、ガス流量条件を例示するグラフ図であり、横軸は時間tであり、縦軸は第2ガスの第1ガスに対する流量比Aを例示している。
図11に表したように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法では、既に説明したステップS110とステップS120が2回繰り返される。すなわち、まず、最初に、ステップS110及びステップS120により、幅の狭い方のトレンチをエピタキシャル膜で埋め込む。この際、ステップS110及びステップS120においては、数式(1)の条件が満たされる。また、この時、数式(2)が満たされる。
そして、その時、幅が広い方のトレンチの幅は、Wから、実質的に(W−W)に減少している。そして、この残った(W−W)の幅を、ステップS110及びステップS120により、エピタキシャル膜で埋め込む。この際、ステップS110及びステップS120においても、数式(1)の条件が満たされる。また、この時、数式(2)が満たされる。
この時、例えば、幅が狭い方のトレンチが設けられておらず、幅が広い方のトレンチだけに対してエピタキシャル膜を埋め込む時において、ステップS110及びステップS120の時間を、それぞれt1及びt2とすると、幅がWのトレンチを埋め込むステップS110及びステップS120のそれぞれの時間は、t1・W/W、及び、t2・W/W、とすることができる。
そして、幅が(W−W)のトレンチを埋め込むステップS110及びステップS120のそれぞれの時間は、t1・(W−W)/W、及び、t2・(W−W)/Wとすることができる。
そして、全体の成膜時間、すなわち、t1・W/W、t2・W/W、t1・(W−W)/W、及び、t2・(W−W)/Wの合計は、幅が狭い方のトレンチが無く、幅が広い方のトレンチだけに対してエピタキシャル膜を埋め込む時の合計の成膜時間、すなわち、t1及びt2の合計に対して実質的に同等にすることができる。
すなわち、本実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、幅が狭いトレンチをまず埋め込む条件で成膜した後、幅が広いトレンチの残りの部分を埋め込む条件で成膜することにより、幅が狭いトレンチと幅が広いトレンチをそれぞれ最適の条件で成膜し、短時間で成膜することができる。
もし、上記のように、異なる幅のトレンチを有する半導体装置製造方法において、途中で成膜条件を変えないで、また、例えば、ステップS110とステップS120とを繰り返さないで成膜を行うと、例えば、幅が狭いトレンチにおいてボイドが発生したり、成膜に過剰に時間を要し問題となる。
これに対し、既に説明したように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、それぞれの幅のトレンチに対して適正な条件でエピタキシャル膜を埋め込むことができるのでボイドなどの不具合が発生しない。そして、成膜時間も短縮される。
なお、上記のように、2種の幅を有するトレンチにエピタキシャル膜を成膜する際に、2回目のステップS120によって、トレンチの全てを埋め込むのではなく、その最後の段階として、既に説明したステップS130を実施しても良い。すなわち、第2ガスの第1ガスに対する第3流量比A3が、ステップS120よりも低い条件による第3エピタキシャル膜243を成膜しても良い。
この時は、幅がWのトレンチを埋め込むステップS110及びステップS120のそれぞれの時間は、t1・W/W、及び、t2・W/W、であり、幅が(W−W)のトレンチを埋め込むステップS110及びステップS120のそれぞれの時間は、t1・(W−W)/W、及び、(t2・(W−W)/W−β)となり、第3ステップの時間がβとなる。
これによりさらに全体の成膜時間を短縮したエピタキシャル成膜が実現できる。
上記の具体例では、2種類の幅のトレンチの場合について説明したが、本実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、幅の種類は何種類でも良い。例えば、N種類の幅を有するトレンチを埋め込む場合、以下のように行う。以下では、i番目(iは、1以上N以下の整数。)のトレンチの、エピタキシャル膜を成長させる前の幅を、Wとする。そして、トレンチの幅が狭い順に、序数iを並べるものとする。すなわち、一番幅が狭いトレンチの幅がWであり、一番幅の広いトレンチの幅がWである。
図12は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示するフローチャート図である。
まず、i=1として、最初の成膜を行う。この時、最初のステップS110iにおいては、第1ガスを用いて、t1・(W−Wi−1)/Wの時間で、エピタキシャル膜を成膜する。ここで、Wは、一番幅が狭いトレンチの幅Wである。そして、この時、Wi−1はWとなるが、ここでは、便宜上、Wは0とする。すなわち、最初のステップS110iにおいては、t1・W/Wの時間で成膜を行う。これにより1回目の第1エピタキシャル膜241が成膜される。なお、ここで、ステップS110iにおいて、第1ガスに第2ガスを添加しても良い。
そして、i=1のステップS120iにおいては、第1ガス及び第2ガスを用いて、t2・(W−Wi−1)/Wの時間で、エピタキシャル膜を成膜する。すなわち、最初のステップS120iにおいては、t2・W/Wの時間で成膜を行う。これにより、1回目の第2エピタキシャル膜242が成膜される。なお、ここで、ステップS120iにおいては、ステップS110iとの関係において、数式(1)を満足する。
このようにして、一番幅が狭いトレンチが、第1エピタキシャル膜241及び第2エピタキシャル膜242によって埋め込まれる。
そして、i=1のステップS150iおいて、iとNとの比較が行われ、iがN未満であれば、iを1増加させて、ステップS110i及びステップS120iが実施される。
そして、i=2のステップS110iにおいては、第1ガスを用いて、t1・(W−Wi−1)/Wの時間で、2回目の第1エピタキシャル膜241を成膜する。
そして、i=2のステップS120iにおいては、第1ガス及び第2を用いて、t2・(W−Wi−1)/Wの時間で、第2エピタキシャル膜242を成膜する。
すなわち、i=1の成膜によって、2番目に幅が狭いトレンチの幅は、(W−Wi−1)に減少しているので、この幅に対してエピタキシャル膜の埋め込みが行われる。これにより、2番目に幅が狭いトレンチがエピタキシャル膜によって埋め込まれる。
以下、この工程を繰り返し、全てのトレンチを埋め込む。
この方法により、異なる種類の幅のトレンチに短時間でエピタキシャル膜を埋め込むことができる。
このように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、異なる幅を有するトレンチに対して、第1ガス及び第2ガスの条件をさらに適切に設定することにより、トレンチ内へのエピタキシャル膜の埋め込み性を確保しつつ、成膜時間が短い半導体装置の製造方法が提供できる。
なお、上記のように、N個の種類の幅を有するトレンチにエピタキシャル膜を成膜する際に、N回目のステップS120によって、トレンチの全てを埋め込むのではなく、その最後の段階として、既に説明したステップS130を実施しても良い。すなわち、第2ガスの第1ガスに対する第3流量比A3が、ステップS120よりも低い条件による第3エピタキシャル膜243を成膜しても良い。
この時は、最後のステップS110の時間は、t1・(W−WN−1)/W、であり、最後のステップS120の時間は、(t2・(W−WN−1)/W−β)となり、第3ステップの時間がβとなる。
これによりさらに全体の成膜時間を短縮したエピタキシャル成膜が実現できる。
なお、本実施形態に係る半導体装置の製造方法において、異なる幅の複数のトレンチの全てにおいて、上記の条件、すなわち、任意のiにおいて、ステップS110iの時間が厳密にt1・(W−Wi−1)/Wであり、そして、ステップS120iの時間が厳密にt2・(W−Wi−1)/W、または、(t2・(W−WN−1)/W−β)なくても良い。
すなわち、幅の異なる2種のトレンチどうしのいずれかにおいて、すなわち、序数iと、序数(i+1)の間のいずれかにおいて、上記の時間で成膜が行われれば良い。
この時、トレンチの幅を、初期状態、すなわち、エピタキシャル膜を成長させる前の状態における幅だけでなく、任意の時刻における幅とすると、以下のように記述できる。
図13は、本発明の第3の実施形態に係る別の半導体装置の製造方法を例示するフローチャート図である。
すなわち、図13に表したように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法は、前記トレンチは、ある時刻において、第1の幅Wを有する第1トレンチと、前記第1の幅Wよりも広い第2の幅Wを有する第2トレンチと、を有し、前記第1工程を、α1・W/Wの時間(α1は定数)で実施し(ステップS110a)、前記第2工程を、α2・W/Wの時間(α2は定数)で実施し(ステップS120a)、前記第1工程を、α1・(W−W)/Wの時間で実施し(ステップS110b)、前記第2工程を、(α2・(W−W)/W−β)の時間(βは定数)で実施する(ステップS120b)。
ここで、α1とα1とは、定数であり、例えば、幅が狭い方の第1トレンチが無く、幅が広い方の第2トレンチだけに対してエピタキシャル膜を埋め込む時において、ステップS110及びステップS120のそれぞれの時間t1及びt2とすることができる。
また、βは定数であり、上記のステップS120bの後に行われるステップS130の時間である。ただし、このステップS130は必要に応じて実施され、省略可能である。すなわち、βは0とすることができる。
このように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、異なる幅を有するトレンチに対して、第1ガス及び第2ガスの条件をさらに適切に設定することにより、トレンチ内へのエピタキシャル膜の埋め込み性を確保しつつ、成膜時間が短い半導体装置の製造方法が提供できる。
なお、上記のステップS110a、ステップS120a、ステップS110b、及び、S120bの4つのステップにおいて、成膜時間の短縮や埋め込み性を阻害しないような別のステップを、上記の4つのステップのそれぞれの前後に実施しても良い。
例えば、ステップS110aとステップS120aとの間、及び、ステップS120aとステップS110bとの間、ステップS110bとステップS120bとの間、のそれぞれに、それぞれのステップどうしの中間的な条件で成膜するステップを設けても良い。
また、図11に例示した具体例では、ステップS110a、ステップS120a、ステップS110b、及び、ステップS120bにおいて、流量比Aは、階段的に、すなわち不連続に変化させているが、徐々に、すなわち連続的に変化させても良い。
(第3の実施例)
本実施形態の第3の実施例に係る半導体装置の製造方法を説明する。
図14は、本発明の第3の実施例に係る半導体装置の製造方法における成膜状態を例示する模式的断面図である。
図15は、図14に続く図である。
すなわち、図14(a)は、最初の工程の図であり、図14(b)は、図14(a)に続く工程の図であり、図15(a)は、図14(b)に続く工程の図であり、図15(b)は、図15(a)に続く工程の図である。
本実施例では、深さが50μmで幅が2μmのトレンチ211、及び、深さが50μmで幅が4μmのトレンチ212の内部に、エピタキシャル膜を成膜する。
ここでは、成膜温度は1000℃であり、ガス圧力は10600Paである。
そして、図14(a)に表したように、1回目のステップS110として、第1ガスのSiHClを流量1.0slmで、第1エピタキシャル膜241aを成膜する。なお、この時、第2ガスは用いていない。従って、1回目の第1流量A1は0である。これにより、幅が2μmのトレンチ211の75%が、第1エピタキシャル膜241aで埋め込まれる。
そして、図14(b)に表したように、1回目のステップS120として、第1ガスのSiHClの流量0.7slmとし、第2ガスのHClの流量を1.75slmとし、第2エピタキシャル膜242aを成膜する。この時、1回目の第2流量A2は2.50である。これにより、幅が2μmのトレンチ211の23%が、第2エピタキシャル膜242aで埋め込まれる。
この時、幅が4μmのトレンチ212は、その49%が、第1及び第2エピタキシャル膜241a、242aで埋め込まれている。
そして、図15(a)に表したように、2回目のステップS110として、第1ガスのSiHClを流量1.0slmで、第1エピタキシャル膜241bを成膜する。なお、この時、第2ガスは用いていない。従って、2回目の第1流量A1は0である。これにより、幅が4μmのトレンチ212の86%が、第1及び第2エピタキシャル膜241a、242a、及び、第1エピタキシャル膜241bで埋め込まれる。
そして、図15(b)に表したように、2回目のステップS120として、第1ガスのSiHClの流量0.7slmとし、第2ガスのHClの流量を1.75slmとして、幅が4μmのトレンチ212の98%を、第2エピタキシャル膜242bで埋め込み、その後、ステップS130として、第1ガスのSiHClの流量1.0slmとし、第2ガスを使わない、すなわち、第3流量比A3が=0の条件で、幅が4μmのトレンチ212の残りの2%を、第3エピタキシャル膜243で埋め込む。
このように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、異なる幅を有するトレンチに対して第1ガス及び第2ガスの条件をさらに適切に設定することにより、トレンチ内へのエピタキシャル膜の埋め込み性を確保しつつ、成膜時間が短い半導体装置の製造方法が提供できる。
なお、上記の具体例では、第2回目のステップS120の後に、第2の実施形態で説明したステップS130が実施されているが、本発明はこれに限らず、ステップS130を実施しなくても良い。
すなわち、図15(b)に例示した2回目のステップS120として、第1ガスのSiHClの流量0.7slmとし、第2ガスのHClの流量を1.75slmとし、幅が4μmのトレンチ212の全てを第2エピタキシャル膜242bで埋め込んでも良い。ただし、既に説明したように、ステップS130を実施することによって、さらに成膜時間が短縮される。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、半導体装置の製造方法を構成する各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した半導体装置の製造方法を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての半導体装置の製造方法も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示するフローチャート図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法によって形成される半導体装置の構成を例示する模式的断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法における成膜状態を例示する模式的断面図である。 第1の比較例の半導体装置の製造方法を例示する模式図である。 第2の比較例の半導体装置の製造方法を例示する模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示するフローチャート図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法における成膜状態を例示する模式的断面図である。 本発明の第2の実施例に係る半導体装置の製造方法における成膜状態を例示する模式的断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示するフローチャート図である。 本発明の第3の実施形態に係る別の半導体装置の製造方法を例示するフローチャート図である。 本発明の第3の実施例に係る半導体装置の製造方法における成膜状態を例示する模式的断面図である。 図14に続く図である。
符号の説明
10 半導体装置
101 第1の主電極(ドレイン電極)
102 第1の第1導電型半導体層(ドレイン層)
103 第2の第1導電型半導体層(n型ピラー層)
104 第3の第2導電型半導体層(p型ピラー層)
105 第4の第2導電型半導体領域(ベース領域)
106 第5の第1導電型半導体領域(ソース領域)
107 ゲート絶縁膜
108 制御電極
109 第2の主電極(ソース電極)
201 nシリコン膜
203 n型シリコン層
210、211、212 トレンチ
210a 上部
210b 中間部
210c 底部
230 マスク(酸化シリコン膜)
241、241a、241b 第1エピタキシャル膜
242、242a、242b 第2エピタキシャル膜
243 第3エピタキシャル膜

Claims (5)

  1. エピタキシャル膜の原料となる第1ガスを少なくとも用いてトレンチの内側の一部に第1エピタキシャル膜を成長させる第1工程と、
    前記第1の工程の後に、前記第1ガスと、エッチング性を有する第2ガスと、を用い、前記第2ガスの前記第1ガスに対する第2流量比が、前記第1工程における前記第2ガスの前記第1ガスに対する第1流量比よりも高い条件で、前記第1エピタキシャル膜の上に第2エピタキシャル膜を成長させる第2工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1工程において前記トレンチの上部における成膜速度をV1aとし、前記第1工程において前記トレンチの底部における成膜速度をV1cとし、
    前記第2工程において前記トレンチの前記上部における成膜速度をV2aとし、前記第2工程において前記トレンチの前記底部における成膜速度をV2cとしたとき、(V2c−V2a)が(V1c−V1a)よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2の工程の後に、前記第1ガスと、前記第2ガスと、を用い、前記第2ガスの前記第1ガスに対する第3流量比が、前記第2流量比A2よりも低い条件で、前記第2エピタキシャル膜の上に第3エピタキシャル膜を成長させる第3工程を、さらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記トレンチは、
    第1の幅Wを有する第1トレンチと、
    前記第1の幅Wよりも広い第2の幅Wを有する第2トレンチと、
    を有し、
    前記第1工程を、α1・W/Wの時間(α1は定数)で実施し、
    前記第2工程を、α2・W/Wの時間(α2は定数)で実施し、
    前記第1工程を、α1・(W−W)/Wの時間で実施し、
    前記第2工程を、(α2・(W−W)/W−β)の時間で実施することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1ガスは、SiH、SiHCl、SiHCl及びSiHよりなる群から選ばれた少なくとも1つを含み、
    前記第2ガスは、塩化水素、塩素、フッ素、三フッ化塩素、フッ化水素、臭化水素よりなる群から選ばれた少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010541212A (ja) * 2007-09-21 2010-12-24 フェアチャイルド・セミコンダクター・コーポレーション 電力デバイスのための超接合構造及び製造方法

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