JP2010061900A - 電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定数内のいかなる電池数であっても電力を供給することができる動電源装置を提供する。
【解決手段】電池室100に電池11が装填されているときは押し込み部材103が電池11に押圧されて外に突出することで第1接片101と第2接片102との間を電気的に非導通とし、電池11が装填されていないときは押し込み部材103が開口部107内の近傍に位置することで第1接片101と第2接片102との間を電気的に導通させるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】電池室100に電池11が装填されているときは押し込み部材103が電池11に押圧されて外に突出することで第1接片101と第2接片102との間を電気的に非導通とし、電池11が装填されていないときは押し込み部材103が開口部107内の近傍に位置することで第1接片101と第2接片102との間を電気的に導通させるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、装填された電池により電力を供給する電源装置に関する。
従来、カメラなどの閃光装置において、装填される電池の本数が正規の値と異なる場合においても確度高く照明光が得られるようにした電子閃光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3744062号公報
上記電子閃光装置では、電池の装填された本数に応じてトランスの巻き線比を変えることにより出力を一定に保つようにしている。しかしながら、この従来の電子閃光装置では、所定数(例として2本/4本)の電池を電池室の特定の位置に装填しないと動作しない構成となっている。つまり従来例では、使用可能な電池の数に制約があり、所定数内のいかなる電池数であっても電力を供給できるようにはなっていなかった。
本発明の課題は、収納可能でさえあれば、所定数内のいかなる電池数であっても電力を供給することができる動電源装置を提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、電池が装填される電池室(100,100A,100B,100C)と、前記電池室に装填された電池(11)の正負電極とそれぞれ導通する第1(101)及び第2接片(102)と、前記第1及び第2接片間を導通または非導通とする切り替え手段(103、108、109a)とを備え、前記電池室に電池が装填されているときは前記切り替え手段により前記第1及び第2接片間を非導通とし、前記電池室に電池が装填されていないときは前記切り替え手段により前記第1及び第2接片間を導通させることを特徴とする電源装置(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電源装置であって、前記切り替え手段は、前記電池室(100,100A)に形成された開口部(107)に対して進退可能に装着され、前記電池室に電池(11)が装填されているときは前記開口部を介して前記電池室外に突出することで前記第1(101)及び第2接片(102)間を非導通とし、前記電池室に電池が装填されていないときは前記開口部内近傍に位置することで前記第1及び第2接片間を導通させる押し込み部材(103)であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電源装置であって、前記切り替え手段は、前記電池室(100B)を形成する一部であって且つ当該電池室の外部へ突出可能な可動片(108)と、当該可動片の内側に形成された突起部(108a)とから構成され、前記電池室に電池(11)が装填されているときは前記突起部が前記電池に押圧されることにより前記可動片が前記電池室外に突出することで前記第1(101)及び第2接片(102)間を非導通とし、前記電池室に電池が装填されていないときは前記可動片が前記電池室を形成する位置に位置することで前記第1及び第2接片間を導通させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の電源装置において、前記電池室(100,100A,100B,100C)から供給される電圧を所定の昇圧比に基づいて昇圧する昇圧回路(21)と、前記昇圧回路で昇圧された電圧が所定の閾値以上か閾値未満かを検知する電圧検知回路(22)と、前記電圧検知回路において前記昇圧回路から出力された電圧が前記閾値以上と検知されたときは前記昇圧回路における昇圧動作を停止し、前記電圧検知回路において前記昇圧回路から出力された電圧が前記閾値未満と検知されたときは前記昇圧回路における昇圧動作を開始する制御回路(23)とからなる電源回路部(20)を更に備えることを特徴とする。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
請求項1に記載の発明は、電池が装填される電池室(100,100A,100B,100C)と、前記電池室に装填された電池(11)の正負電極とそれぞれ導通する第1(101)及び第2接片(102)と、前記第1及び第2接片間を導通または非導通とする切り替え手段(103、108、109a)とを備え、前記電池室に電池が装填されているときは前記切り替え手段により前記第1及び第2接片間を非導通とし、前記電池室に電池が装填されていないときは前記切り替え手段により前記第1及び第2接片間を導通させることを特徴とする電源装置(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電源装置であって、前記切り替え手段は、前記電池室(100,100A)に形成された開口部(107)に対して進退可能に装着され、前記電池室に電池(11)が装填されているときは前記開口部を介して前記電池室外に突出することで前記第1(101)及び第2接片(102)間を非導通とし、前記電池室に電池が装填されていないときは前記開口部内近傍に位置することで前記第1及び第2接片間を導通させる押し込み部材(103)であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電源装置であって、前記切り替え手段は、前記電池室(100B)を形成する一部であって且つ当該電池室の外部へ突出可能な可動片(108)と、当該可動片の内側に形成された突起部(108a)とから構成され、前記電池室に電池(11)が装填されているときは前記突起部が前記電池に押圧されることにより前記可動片が前記電池室外に突出することで前記第1(101)及び第2接片(102)間を非導通とし、前記電池室に電池が装填されていないときは前記可動片が前記電池室を形成する位置に位置することで前記第1及び第2接片間を導通させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の電源装置において、前記電池室(100,100A,100B,100C)から供給される電圧を所定の昇圧比に基づいて昇圧する昇圧回路(21)と、前記昇圧回路で昇圧された電圧が所定の閾値以上か閾値未満かを検知する電圧検知回路(22)と、前記電圧検知回路において前記昇圧回路から出力された電圧が前記閾値以上と検知されたときは前記昇圧回路における昇圧動作を停止し、前記電圧検知回路において前記昇圧回路から出力された電圧が前記閾値未満と検知されたときは前記昇圧回路における昇圧動作を開始する制御回路(23)とからなる電源回路部(20)を更に備えることを特徴とする。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、収納可能でさえあれば、所定数内のいかなる電池数であっても電力を供給することができる動電源装置を提供することができる。
以下、本発明に係わる電源装置をカメラの閃光装置用の電源とした場合の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係わる電源装置の全体構成を示す回路図である。本実施形態の電源装置1は、大別すると、電池部10と、電圧変換部20とから構成されている。以下、電池部10、電圧変換部20のそれぞれの構成について説明する。
[実施形態1]
[実施形態1]
本実施形態の電池部10では、2つの電池室100が直列に接続されている。各電池室100には、電池が1または2本装填可能となっている。したがって、電池部10全体として、1または2〜4本の電池が装填可能となっている。
図2は、実施形態1に係わる電池室100の構成を示す斜視図である。本実施形態の電池室100は、内部に電池が装填される箱形の筺体からなり、装填された図示しない電池の正負電極とそれぞれ電気的に導通する第1接片101及び第2接片102と、押し込み部材113とが設けられている。このうち、電池室100本体と押し込み部材113は絶縁性を有する材料により形成されている。
また、電池室100には、電池を挿入する一方の端部に前カバー104が設けられ、他方の端部に後カバー106が設けられている。前カバー104は、電池室100の一方の端部に回動自在に取り付けられている(回動機構の図示を省略する)。電池室100内に電池を装填した後に、前カバー104を閉じると、図示しない開閉ノブにより前カバー104は電池室100に係合固定される。電池室100に装填された電池は、上記開閉ノブを操作して前カバー104を開くことにより取り出すことができる。また前カバー104の内側には共通電極114が設けられている。この共通電極114は、第1接片101の一部をなしており、装填された2本の電池の一方の正極と、他方の負極の両方とを導通させる電極である。
すなわち、図2に示す電池室100では、手前側に装填される電池は負極側から挿入し、奥側に装填される電池は正極側から挿入されることになる。なお、本実施形態の電池室100は、必ずしも2本の電池を挿入する必要はなく、電池を挿入しないか、或いは手前側又は奥側のいずれか一方に電池を装填すればよい。ただし、電池を挿入する方向は上記のように手前側と奥側とでは異なる。図2において、「+」、「−」の符号はその位置に装填される電池の極性を示している。
後カバー106は、電池室100の奥側の端部に設けられている。この後カバー106は、装填された電池を受ける側にあるため、電池室100に固定されている。
第1接片101、第2接片102は電池室100の上面に長手方向に沿って形成されている。第1接片101は、一方の端部が前カバー104側に延ばされている。そして、前カバー104を閉じたときに、一方の端部と共通電極114とが接触して電気的に導通するように構成されている。また、第1接片101の他方の端部は電池室100の中央付近まで延ばされている。
第2接片102は、一方の端部が後カバー106側に延ばされ、その端部は電池室100の内部で略U字形に形成されている。第2接片102には図示しない配線が接続されている。図2に示す構成では、一方の第2接片102がもう一つの電池室100につながる配線と接続され、他方の第2接片102が後述する電圧変換部20につながる配線と接続されている。また、第2接片102の他方の端部は電池室100の中央付近まで延ばされ、第1接片101の他方の端部と接触するように構成されている。さらに、第2接片102の下部には、押し込み部材103が配置されている。
図3は、押し込み部材103の構成を示す斜視図である。同図(a)は押し込み部材103の斜視図。同図(b)は押し込み部材103の配置を示す斜視図である。なお図3(b)では、説明に不要な部分を省略している。図3(a)に示すように、押し込み部材103は、一方の側に電池11と接触するスロープ形状の突起部103aが設けられている。また、図3(b)に示すように、電池室100の上面には、押し込み部材103の突起部103aが挿入される開口部107が形成されている。押し込み部材103は、突起部103aが図中下側に向けられた状態で、電池室100の開口部107に挿入されることにより、開口部107に対して進退可能に装着される。
なお、突起部103aの向きは、スロープ面が電池の挿入方向に向くように形成されている。これにより、挿入された電池が押し込み部材103に引っ掛かることがなく、また押し込み部材103が電池に押圧されたときに、開口部107に対してスムーズに進退することになる。また、押し込み部材103は電池室100と同一材料で形成されたものでもよいし、他の絶縁性を有する材料で形成されたものであってもよい。
図4は、電池室100の長手方向における断面図であり、同図(a)は電池装填前の断面図、同図(b)は電池装填後の断面図である。図4(a)に示すように、第2接片102の一方の端部は、電池室100の内部で略U字形に形成されている。この部分は電池11の挿入方向と反対側に弾性力が与えられており、挿入された電池11の端部を挿入方向と反対側に押圧して、電池室100内で電池11が移動しないように構成されている。
図4(a)に示すように、電池11が電池室100に装填されていないとき(又は挿入中)は、押し込み部材103が開口部107内の近傍に位置しているため、第1接片101と第2接片102とは互いに接触して電気的に導通状態となっている。したがって、電池11が装填されていないときは、第1接片101と第2接片102との間には電流が流れることになる。
一方、図4(b)に示すように、電池11が電池室100に装填されたときは、押し込み部材103の突起部103aが電池11により押圧され、押し込み部材103は開口部107から電池室100の外に突出する。これにより、第2接片102は押し込み部材103により押し上げられて第1接片101と非接触となり、第1接片101と第2接片102とは電気的に非導通状態となる。したがって、電池11の装填時には、第1接片101と第2接片102との間には電流が流れないことになる。
以上の構成による作用を図1で説明すると、電池室100に電池11がまったく装填されていないときは、第1接片101と第2接片102とが接触しているため、電池室100の正極側と負極側の間は導通状態となる。したがって、電池室100に電池11がまったく装填されていない場合でも、電池室100を含む回路には電流を流すことが可能となる。
また、電池室100のいずれかの位置に電池11が装填されると、電池11が装填された位置では第1接片101と第2接片102とが電気的に非導通状態となり、電池11が装填されていない位置では第1接片101と第2接片102とは電気的に導通状態となる。すなわち、電池11が装填された位置では、第1接片101と第2接片102とは間に電池11を介して導通することになり、電池11が装填されていない位置では、第1接片101と第2接片102とは短絡状態となって導通することになる。
したがって、電池室100全体としては、正極側と負極側との間には電池1本分の電圧が取り出されることになる。さらに、電池室100の両方の位置にそれぞれ電池11が装填されると、電池11が装填されたそれぞれの位置では第1接片101と第2接片102とが電気的に非導通状態となる。したがって、電池室100全体としては、正極側と負極側との間には電池2本分の電圧が取り出されることになる。
[実施形態2]
[実施形態2]
上記実施形態1では、電池11を電池室100の長手方向から装填する構成について説明したが、電池11の装填方向は長手方向と直交する方向(横方向)であってもよい。図5は、電池11を電池室の横方向から装填するように構成したときの断面図である。図示していないが、この実施形態2においても、電池11は2本装填されるように構成されている。以下、実施形態1と同等部分には同一符号を付して説明する。
図5に示す電池室100Aでは、電池室100Aの横方向が開口しており、電池11は矢印方向から装填される。なお、電池室100Aの開口位置には、装填された電池11の脱落を防止するための図示しないカバーが設けられている。本実施形態の構成においても、電池11が電池室100Aに装填されていないときは、押し込み部材103が開口部107内近傍に位置しているため、第1接片101と第2接片102とは接触している。したがって、第1接片101と第2接片102とは電気的に導通状態となっている。
一方、電池11が電池室100に装填されたときは、押し込み部材103の突起部103aが電池11により押圧され、押し込み部材103は開口部107から電池室100Aの外に突出する。このとき、第2接片102は押し込み部材103により押し出され、第1接片101と非接触となるため、第1接片101と第2接片102とは電気的に非導通状態となる。以上の構成による作用は実施形態1と同じである。
なお、本実施形態において、押し込み部材103の位置は電池室100Aの底部であってもよいし、側面であってもよい。また、押し込み部材103の代わりに、後述する実施形態3の可動片108を設けた構成としてもよい。
[実施形態3]
[実施形態3]
図6は、実施形態3に係わる電池室100Bの構成を示す斜視図である。以下、実施形態1と同等部分には同一符号を付して説明する。
本実施形態では、押し込み部材103(図3)の代わりに可動片108が設けられている。この可動片108は、電池室100Bを形成する一部であって、且つ電池室100Bの外部への突出可能となるように形成されている。
図7は、電池室100Bの長手方向における部分断面図であり、同図(a)は電池装填前の部分断面図、同図(b)は電池装填後の部分断面図である。図7(a)に示すように、可動片108の内側には、電池11と接触するスロープ形状の突起部108aが形成されている。電池11が電池室100Bに装填されていないときは(又は挿入中)は、可動片108の突起部108aが電池室100Bを形成する位置に位置しているため、第1接片101と第2接片102とは接触して電気的に導通状態となっている。したがって、電池11が装填されていないときは、第1接片101と第2接片102との間には電流が流れることになる。
一方、図7(b)に示すように、電池11が電池室100Bに装填されたときは、可動片108の突起部108aが電池11により押圧され、可動片108は電池室100Bの外に突出する。これにより、第2接片102は可動片108により矢印方向に押し上げられて第1接片101と非接触となり、第1接片101と第2接片102とは電気的に非導通状態となる。したがって、電池11の装填時には、第1接片101と第2接片102との間には電流が流れないことになる。以上の構成による作用は実施形態1と同じである。
[実施形態4]
[実施形態4]
図8は、実施形態4に係わる電池室100Cの長手方向における部分断面図であり、同図(a)は電池装填前の部分断面図、同図(b)は電池装填後の部分断面図である(斜視図を省略する)。
本実施形態では、第2接片109の一部に、断面略V字形の突起部109aが形成されている。図8(a)に示すように、電池11が電池室100Cに装填されていないとき(又は挿入中)は、第2接片109の突起部109aが開口部107内の近傍に位置しているため、第1接片101と第2接片109とは接触して電気的に導通状態となっている。したがって、電池11が装填されていないときは、第1接片101と第2接片109との間には電流が流れることになる。
一方、図8(b)に示すように、電池11が電池室100Cに装填されたときは、第2接片109の突起部109aが電池11により押圧され、第2接片109は電池室100Cの外に突出する。これにより、第2接片109は押し上げられて第1接片101と非接触となり、第1接片101と第2接片109とは電気的に非導通状態となる。したがって、電池11の装填時には、第1接片101と第2接片109との間には電流が流れないことになる。以上の構成による作用は実施形態1と同じである。
なお、本実施形態において、突起部109aが電池11と接する部分には、絶縁性を有する保護膜を形成することが望ましい。
上記実施形態1〜4によれば、以下の効果を奏する。
(1)電池室に所定数の電池を装填しなくても、電池室からは装填した電池の本数分の電力を供給することができるため、この電池室を閃光装置と接続した場合は、所定数内のいかなる電池数であっても閃光装置を動作させることが可能となる。すなわち、先に説明した従来例の電子閃光装置(特許第3744062号)では、電池1本を装填しただけでは装置そのものを動作させることはできないが、上記実施形態の電池部10によれば、充電に時間はかかるものの、電池1本を装填しただけでも閃光装置のコンデンサを充電することができ、閃光装置を発光させることができる。
(2)電池室内のどの位置に電池を入れても、装填した本数分の電圧を取り出すことができるので、ユーザは電池の装填位置を確認する必要がなく、電池の装填が容易になる。
(3)実施形態1及び2の電池室100、100Aによれば、電池サイズの異なる電池室を作成した場合でも、同一構成の押し込み部材103を使用することができるので、部品コストの削減を図ることができる。また、押し込み部材103を紛失、破損した場合でも容易に交換することができるので、メンテナンス性にも優れたものとなる。
(4)実施形態3の電池室100Bによれば、可動片108が電池室100Bを形成する一部として構成されているため、この部分を別部品とした場合に比べて部品数を削減することができ、また実装も容易となるので、コスト低減を図ることができる。また、別部品を組み合わせることがないため、公差により生じる寸法ばらつきを少なくすることができる。
(5)実施形態4の電池室100Cによれば、第2接片109の一部に突起部109aを形成しているため、上記(4)と同様の理由により、部品数を削減することができる。また実装も容易となるので、コスト低減を図ることができる。さらに、別部品を組み合わせることがないため、公差により生じる寸法ばらつきを少なくすることができる。
[実施形態5]
(1)電池室に所定数の電池を装填しなくても、電池室からは装填した電池の本数分の電力を供給することができるため、この電池室を閃光装置と接続した場合は、所定数内のいかなる電池数であっても閃光装置を動作させることが可能となる。すなわち、先に説明した従来例の電子閃光装置(特許第3744062号)では、電池1本を装填しただけでは装置そのものを動作させることはできないが、上記実施形態の電池部10によれば、充電に時間はかかるものの、電池1本を装填しただけでも閃光装置のコンデンサを充電することができ、閃光装置を発光させることができる。
(2)電池室内のどの位置に電池を入れても、装填した本数分の電圧を取り出すことができるので、ユーザは電池の装填位置を確認する必要がなく、電池の装填が容易になる。
(3)実施形態1及び2の電池室100、100Aによれば、電池サイズの異なる電池室を作成した場合でも、同一構成の押し込み部材103を使用することができるので、部品コストの削減を図ることができる。また、押し込み部材103を紛失、破損した場合でも容易に交換することができるので、メンテナンス性にも優れたものとなる。
(4)実施形態3の電池室100Bによれば、可動片108が電池室100Bを形成する一部として構成されているため、この部分を別部品とした場合に比べて部品数を削減することができ、また実装も容易となるので、コスト低減を図ることができる。また、別部品を組み合わせることがないため、公差により生じる寸法ばらつきを少なくすることができる。
(5)実施形態4の電池室100Cによれば、第2接片109の一部に突起部109aを形成しているため、上記(4)と同様の理由により、部品数を削減することができる。また実装も容易となるので、コスト低減を図ることができる。さらに、別部品を組み合わせることがないため、公差により生じる寸法ばらつきを少なくすることができる。
[実施形態5]
次に、図1に示す電圧変換部20の構成について説明する。図9は、電圧変換部20の構成を示すブロック図である。電圧変換部20は、電池部10から出力された電圧を所定の電圧値まで昇圧して閃光部30へ出力するものである。本実施形態の電圧変換部20は、電池部10から供給される電圧を所定の昇圧比に基づいて昇圧する昇圧回路21と、この昇圧回路21で昇圧された電圧が所定の閾値以上か閾値未満かを検知する電圧検知回路22と、この電圧検知回路22において昇圧回路21から出力された電圧が閾値以上と検知されたときは昇圧回路21における昇圧動作を停止し、また電圧検知回路22において昇圧回路21から出力された電圧が閾値未満と検知されたときは昇圧回路21における昇圧動作を開始する制御回路23とを備えている。
次に、昇圧回路21の構成について説明する。図10(a)は回路図、同図(b)はクロック信号の波形図である。
図10(a)において、トランスTの一次側の一端は、FET素子Q1のソースと接続され、そのFET素子Q1のドレインは接地されている。また、トランスTの一次側の他端は、FET素子Q2のソースと接続され、そのFET素子Q2のドレインは接地されている。FET素子Q1、Q2のゲートには、制御回路23から図10(b)に示すような交互にオン/オフレベルとなるクロック信号が供給される。さらに、トランスTの一次側の中間タップには、コンデンサC1を介して電池部10が接続されている。
一方、トランスTの二次側の一端は、ダイオードD1を介して接地されるとともに、ダイオードD3のアノードと接続されている。また、トランスTの二次側の他端は、ダイオードD2を介して接地されるとともに、ダイオードD4のアノードと接続されている。ダイオードD3、D4のカソードは、出力端子Voutに接続されている。さらに、出力端子Voutには、メインコンデンサC2が接続されている。このメインコンデンサC2に充電された充電電圧値が出力端子Voutの出力電圧として取り出される。
上記のように構成された昇圧回路21において、トランスTの一次側に電池部10の電源電圧Eが印加され、且つFET素子Q1、Q2のゲートに図10(b)に示すクロック信号が供給されると、トランスTの一次側に印加された電圧は徐々に昇圧され、二次側にはトランスTの巻き線比に応じた電圧が出力される。本実施形態では、電池11が1本装填されたときの電圧値を基準にしてトランスTの巻き線比を設定している。例えば、トランスTの一次側に印加される電源電圧Eが1.5V(電池1本分の電圧値)であり、出力端子Voutに330Vの出力電圧が必要であるとすると、トランスTの巻き線比は、一次:二次=1:220に設定されていればよいことになる。
この場合、電池が2本以上装填されたときには、出力端子Voutの出力電圧は330Vよりも高い電圧となる。このために、電圧検知回路22と制御回路23とによって、メインコンデンサC2の充電電圧値が所定値に保たれるように制御している。すなわち、電圧検知回路22では、出力側に接続されたメインコンデンサC2の充電電圧値が閾値以上か閾値未満か、すなわち330V以上か未満かを検知しており、メインコンデンサC2での充電電圧値が330V以上であることを検知したときは、制御回路23に第1検知信号を送信する。制御回路23では、電圧検知回路22から第1検知信号を受信すると、昇圧回路21のFET素子Q1、Q2へのクロック信号の供給を停止する。これにより、昇圧回路21での昇圧動作が停止し、メインコンデンサC2の充電電圧値は330Vを上回ることなく、ほぼ330V付近の電圧値となる。
なお、メインコンデンサC2に充電された電荷は、コンデンサ自身の内部リークなどにより徐々に低下することになる。電圧検知回路22では、メインコンデンサC2での充電電圧値が330V未満となったことを検知したときは、制御回路23に第2検知信号を送信する。制御回路23では、電圧検知回路22から第2検知信号を受信すると、昇圧回路21のFET素子Q1、Q2へのクロック信号の供給を再開する。これにより、昇圧回路21において昇圧動作が開始され、メインコンデンサC2の充電電圧値は330Vを下回ることなく、ほぼ330V付近の電圧値となる。
以上の動作により、メインコンデンサC2は、閃光部30において常に安定した発光を行うことができる充電電圧値を維持することができるようになる。なお、制御回路23において、昇圧回路21での昇圧動作を停止した後、図示しないタイマー回路から所定時間毎にタイムアップ信号を出力させ、このタイミングに合わせて定期的に昇圧動作を行うようにしてもよい。
上記実施形態5によれば、以下の効果を奏する。
(1)電池部10に装填された電池数が所定数に満たない場合でも、昇圧回路21により必要な出力電圧まで昇圧されるため、少ない昇圧時間で必要な電圧値を得ることができる。
(2)メインコンデンサC2での充電電圧値が所定の閾値以上であるときは昇圧動作を停止し、また所定の閾値未満であるときは昇圧動作を開始するようにしたので、メインコンデンサC2での充電電圧値をほぼ所定値付近に維持することができる。したがって、閃光部30において常に安定した発光を行うことができる。
[変形形態]
(1)電池部10に装填された電池数が所定数に満たない場合でも、昇圧回路21により必要な出力電圧まで昇圧されるため、少ない昇圧時間で必要な電圧値を得ることができる。
(2)メインコンデンサC2での充電電圧値が所定の閾値以上であるときは昇圧動作を停止し、また所定の閾値未満であるときは昇圧動作を開始するようにしたので、メインコンデンサC2での充電電圧値をほぼ所定値付近に維持することができる。したがって、閃光部30において常に安定した発光を行うことができる。
[変形形態]
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)上記実施形態では、一つの電池室に2本の電池を装填できるようにした例について説明したが、一つの電池室に更に複数本の電池を装填できるように構成してもよい。また、上記実施形態では、電池部10において合計で4本の電池が接続される例について示したが、少なくとも2本の電池が接続されればよく、5本以上の電池が接続される構成であってもよい。
(2)実施形態1〜3において、押し込み部材103、可動片108の形状や設置箇所は適宜に変更可能である。例えば、突起部103a、108aはスロープ形状に限らず、半球形、半円柱形などの球面形状であってもよい。
上記実施形態の構成は適宜に組み合わせて用いることもできるが、各実施形態の構成は図示により明らかであるため、詳細な説明は省略する。また、本発明、以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
(1)上記実施形態では、一つの電池室に2本の電池を装填できるようにした例について説明したが、一つの電池室に更に複数本の電池を装填できるように構成してもよい。また、上記実施形態では、電池部10において合計で4本の電池が接続される例について示したが、少なくとも2本の電池が接続されればよく、5本以上の電池が接続される構成であってもよい。
(2)実施形態1〜3において、押し込み部材103、可動片108の形状や設置箇所は適宜に変更可能である。例えば、突起部103a、108aはスロープ形状に限らず、半球形、半円柱形などの球面形状であってもよい。
上記実施形態の構成は適宜に組み合わせて用いることもできるが、各実施形態の構成は図示により明らかであるため、詳細な説明は省略する。また、本発明、以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
10:電池部、11:電池、20:電圧変換部、21:昇圧回路、22:電圧検知回路、23:制御回路、30:閃光部、100,100A,100B,100C:電池室、101:第1接片、102,109:第2接片、103:押し込み部材、107:開口部、108:可動片
Claims (4)
- 電池が装填される電池室と、
前記電池室に装填された電池の正負電極とそれぞれ導通する第1及び第2接片と、
前記第1及び第2接片間を導通または非導通とする切り替え手段とを備え、
前記電池室に電池が装填されているときは前記切り替え手段により前記第1及び第2接片間を非導通とし、前記電池室に電池が装填されていないときは前記切り替え手段により前記第1及び第2接片間を導通させることを特徴とする電源装置。 - 請求項1に記載の電源装置であって、
前記切り替え手段は、
前記電池室に形成された開口部に対して進退可能に装着され、前記電池室に電池が装填されているときは前記開口部を介して前記電池室外に突出することで前記第1及び第2接片間を非導通とし、前記電池室に電池が装填されていないときは前記開口部内近傍に位置することで前記第1及び第2接片間を導通させる押し込み部材であること、
を特徴とする電源装置。 - 請求項1に記載の電源装置であって、
前記切り替え手段は、
前記電池室を形成する一部であって且つ当該電池室の外部へ突出可能な可動片と、当該可動片の内側に形成された突起部とから構成され、
前記電池室に電池が装填されているときは前記突起部が前記電池に押圧されることにより前記可動片が前記電池室外に突出することで前記第1及び第2接片間を非導通とし、前記電池室に電池が装填されていないときは前記可動片が前記電池室を形成する位置に位置することで前記第1及び第2接片間を導通させることを特徴とする電源装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の電源装置において、
前記電池室から供給される電圧を所定の昇圧比に基づいて昇圧する昇圧回路と、
前記昇圧回路で昇圧された電圧が所定の閾値以上か閾値未満かを検知する電圧検知回路と、
前記電圧検知回路において前記昇圧回路から出力された電圧が前記閾値以上と検知されたときは前記昇圧回路における昇圧動作を停止し、前記電圧検知回路において前記昇圧回路から出力された電圧が前記閾値未満と検知されたときは前記昇圧回路における昇圧動作を開始する制御回路と、
からなる電源回路部を更に備えることを特徴とする電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008224603A JP2010061900A (ja) | 2008-09-02 | 2008-09-02 | 電源装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2017022342A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 本田技研工業株式会社 | 電動車両 |
-
2008
- 2008-09-02 JP JP2008224603A patent/JP2010061900A/ja active Pending
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JPWO2017022342A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2018-01-25 | 本田技研工業株式会社 | 電動車両 |
CN107848388A (zh) * | 2015-07-31 | 2018-03-27 | 本田技研工业株式会社 | 电动车辆 |
CN107848388B (zh) * | 2015-07-31 | 2020-06-30 | 本田技研工业株式会社 | 电动车辆 |
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