JP2010061597A - 固着部材保護装置およびこれを用いた認証端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】認証端末装置等の電子機器をねじ等の固着部材により固着して使用し、または認証端末装置等の内部を保護するために固着部材で密封して使用する場合において、認証端末装置等自体が盗難にあい、または認証端末装置等が分解されてデータが盗まれ内部が損傷を受けることを防止する、簡潔な構成からなる固着部材保護装置を提供する。
【解決手段】固着部材の頭部を保護する保護カバーを設け、保護カバー表面は通常の固着部材工具が係合する部分を持たず、保護カバーにのみ係合する保護カバー専用の着脱工具を設けて、他者による固着部材への直接のアクセスを防止する。
【選択図】図5
【解決手段】固着部材の頭部を保護する保護カバーを設け、保護カバー表面は通常の固着部材工具が係合する部分を持たず、保護カバーにのみ係合する保護カバー専用の着脱工具を設けて、他者による固着部材への直接のアクセスを防止する。
【選択図】図5
Description
本発明は、ねじ等の着脱自在な固着部材の固着部材保護装置およびこれを用いた認証端末装置に関するものである。
従来、例えばセキュリティシステムなどにおいては、高価な認証端末装置、制御装置等を保護エリアの壁面等に、ねじ等の着脱自在な固着部材により固着してシステムと接続して使用する場合がある。また認証端末装置等の内部を保護するために固着部材で密封して使用している。その際、認証端末装置等自体が盗難にあい、または認証端末装置等が分解されてデータが盗まれ、内部が損傷を受けるケースがある。これを防止するために、盗難時に固着部材へのアクセスを検出して事前に機密データ等を消去して盗難を防ぐ構成が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、これらは構成が高価になるばかりでなく、装置自体の盗難や損傷を防止することが難しい。
しかしながら、これらは構成が高価になるばかりでなく、装置自体の盗難や損傷を防止することが難しい。
本発明は、上記の問題を解決し、簡潔な構成で上述した問題を解決することのできる新規な固着部材保護装置を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は、複数の被固定部材を互いに着脱自在に固着する固着部材の頭部を覆い、前記固着部材への直接アクセスを制限する保護カバーと、前記保護カバーに係合可能な保護カバー専用の着脱工具とを有することを特徴とする。
また、前記保護カバーにのみ選択的に係合可能な選択手段を有する保護カバー用の着脱工具を有することを特徴とする。
また、保護カバーは前記被固定部材に設けた固着部材の取付孔に弾性的に係合することを特徴とする。保護カバーは開口部外周に係合部を有し、前記被固定部材の取付孔底部に段差を有し、前記保護カバーの取り付け孔への挿入時に前記段差と係合部が係合することを特徴とする。
また、前記保護カバーは外周に固着部材取付側に広がるテーパ面を有し、前記着脱工具は保護カバーの前記テーパ面と係合するテーパ孔を有することを特徴とする。前記保護カバーは外周に軸方向にスリットを有し、保護カバーは着脱工具のテーパ孔に収納されたときに、スリットを介して半径方向に直径が圧縮されることを特徴とする。保護カバーは着脱工具のテーパ孔に収納されたときに、摩擦力によって保護カバーの前記テーパ面とテーパ孔が係合することを特徴とする。
また、前記保護カバーは固着部材に弾性的に係合することを特徴とする。
また、前記選択手段は前記保護カバーと着脱工具のいずれか一方に設けられた係合部と、他方に設けられた前記係合部と係合する被係合部からなることを特徴とする。係合部と被係合部の少なくとも一方が溝からなり、他方が前記溝と係合する突起部からなることを特徴とする。
さらに、本発明の固着部材保護装置を用いて、認証端末装置を着脱自在に固着し、または内部分解自在に固着することを特徴とする。
上記の構成により、本発明は従来の安価な固着部材を用いて、簡潔な構成により高価な認証端末装置の盗難や分解によるデータ盗用、機器の損傷の可能性を大幅に低減することができる。
以下に本発明の実施例を図面について説明する。
図1は、本発明を適用する装置の使用状態を示す側面図である。図において1は認証端末装置、2は認証端末装置1に設けられた取付スイッチである。3は認証端末装置1を壁面5に固定する際に壁面に取り付けられる固定フレーム、4は固定フレーム3に形成された係合部であり、前記取付スイッチ2と係合して認証端末装置1を作動状態に切り替える。
図2は、認証端末装置1の内部構成を示すブロック図である。認証端末装置1は、上位の認証システムに情報を入出力するI/Oユニット6と、CPU8、ファームウェア9、メモリ10、バックアップ電源11を有する制御回路7と、指静脈センサ12、表示部13、テンキー等の入力部14を有する。
図3は本発明の実施例を示す分解斜視図である。図3において、認証端末装置1は固定フレーム3にネジ16からなる固着部材により着脱自在に固着される。17は認証端末装置1に形成されネジ16を案内する取付孔である。18は取付孔17内部でネジ16をカバーする保護カバーである。19は保護カバー18を取付孔17に着脱する着脱工具である。20は取付孔17を覆うカバーである。ネジ16は通常のマイナスネジ、プラスネジ、六角ネジ等が用いられ、これに対応するドライバー工具で着脱される。
図4は、保護カバー18の取付孔17への取付状態を示す縦断面図である。保護カバー18はABS樹脂等から形成されたカップ状部材からなり、先端にスリット22と係合部23を持ち、側面にテーパ面24を形成している。テーパ面24の一部には軸方向に一対の突起部25を形成している。取付孔17の先端には保護カバー18の係合部23と係合する段差21を有する。ネジ16を固着した後、保護カバー18を取付孔17に挿入すると、保護カバー18先端の係合部23が段差21と係合し、ネジ16を外部アクセスから保護する。保護カバー18はその表面に係合溝等を持たず、ネジ16用のドライバー工具で取り外すことはできない。
図5の分解斜視図において、着脱工具19は、前記保護カバー18の突起部25と係合する一対の溝26を有するヘッド27を備えている。図6の縦断面図において、着脱工具19のヘッド27は内部に前記保護カバー18と係合するテーパ孔28を形成している。
ここで、図7の斜視図、および図8の縦断面図から明らかなように、カバー20を外して、着脱工具19を取付孔17に挿入し保護カバー18に係合させると、保護カバー18の突起部25が着脱工具19の溝26に係合する。さらに着脱工具19を取付孔17に押し込むと、保護カバー18はテーパ孔28に深く係合することによりスリット22部分で内側に撓む。次いで着脱工具19を認証端末装置1の取付孔17から引き抜くと、保護カバー18はテーパ孔28との摩擦力により着脱工具19とともに外部に引き出され、ネジ16の頭部が外部からアクセス可能となる。これによりドライバ等でネジ16を取り外すことができる。
図9の平面図に示すように、保護カバー18と着脱工具19に突起部25と溝26を設けたことにより、特別に用意された専用の着脱工具19のみが、保護カバー18を取り外すことができる。この選択手段は、突起部25と溝26の他に、鍵と鍵穴の機能を持つ構造であればどのようなものでも用いることができる。
また、認証端末装置等の内部の保守点検、またはファームウェアのバージョンアップ等で装置を分解するため、蓋体を開閉自在に固着する必要が生じる。本発明は、認証端末装置等自体にカバーや蓋体を開閉自在に固着する場合にも、同様に利用することができる。
1:認証端末装置、16:ネジ、17:取付孔、18:保護カバー、19:着脱工具、
21:段差、22:スリット、23:係合部、24:テーパ面、25:突起部、26:溝、27:ヘッド、28:テーパ孔
21:段差、22:スリット、23:係合部、24:テーパ面、25:突起部、26:溝、27:ヘッド、28:テーパ孔
Claims (12)
- 複数の被固定部材を互いに着脱自在に固着する固着部材の頭部を覆い、前記固着部材への直接アクセスを制限する保護カバーと、前記保護カバーに係合可能な保護カバー用の着脱工具とを有することを特徴とする固着部材保護装置。
- 請求項1に記載の固着部材保護装置において、前記保護カバーにのみ選択的に係合可能な選択手段を有する保護カバー用の着脱工具とを有することを特徴とする固着部材保護装置。
- 請求項1または2に記載の固着部材保護装置において、前記保護カバーは前記被固定部材に設けた固着部材の取付孔に弾性的に係合することを特徴とする固着部材保護装置。
- 請求項3に記載の固着部材保護装置において、前記保護カバーは開口部外周に係合部を有し、前記被固定部材の取付孔底部に段差を有し、前記保護カバーの取り付け孔への挿入時に前記段差と係合部が係合することを特徴とする固着部材保護装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の固着部材保護装置において、前記保護カバーは外周に固着部材取付側に広がるテーパ面を有し、前記着脱工具は保護カバーの前記テーパ面と係合するテーパ孔を有することを特徴とする固着部材保護装置。
- 請求項5に記載の固着部材保護装置において、前記保護カバーは外周に軸方向にスリットを有することを特徴とする固着部材保護装置。
- 請求項6に記載の固着部材保護装置において、前記保護カバーは前記着脱工具のテーパ孔に収納されたときに、前記スリットにおいて半径方向に直径が圧縮されることを特徴とする固着部材保護装置。
- 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の固着部材保護装置において、前記保護カバーは前記着脱工具のテーパ孔に収納されたときに、摩擦力によって保護カバーの前記テーパ面とテーパ孔が係合することを特徴とする固着部材保護装置。
- 請求項1に記載の固着部材保護装置において、前記保護カバーは固着部材に弾性的に係合することを特徴とする固着部材保護装置。
- 請求項1に記載の固着部材保護装置において、前記選択手段は前記保護カバーと着脱工具のいずれか一方に設けられた係合部と、他方に設けられた前記係合部と係合する被係合部からなることを特徴とする固着部材保護装置。
- 請求項10に記載の固着部材保護装置において、前記係合部と被係合部の少なくとも一方が溝からなり、他方が前記溝と係合する突起部からなることを特徴とする固着部材保護装置。
- 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の固着部材保護装置を用いて着脱自在または内部分解自在に固着された認証端末装置。
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JP2014057828A (ja) * | 2012-09-17 | 2014-04-03 | Tata Consultancy Services Ltd | 生体センサ用格納容器 |
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