JP2010060453A - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】夜間時間帯に車両の室内灯が点灯・消灯のいずれの状態にあるかによって表示モニタの輝度を適切に切り替えるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】取得した現在時刻が所定の夜間時間帯に属していた場合は、室内灯が点灯・消灯のいずれの状態にあるかを判定する。消灯の状態にある場合は、夜画面を表示するように表示モニタの輝度を制御する。点灯の状態にある場合は、夜画面と、取得した現在時刻が所定の昼間時間帯に属していた場合に表示される昼画面との間の範囲に含まれる輝度となるように制御する。
【選択図】図2
【解決手段】取得した現在時刻が所定の夜間時間帯に属していた場合は、室内灯が点灯・消灯のいずれの状態にあるかを判定する。消灯の状態にある場合は、夜画面を表示するように表示モニタの輝度を制御する。点灯の状態にある場合は、夜画面と、取得した現在時刻が所定の昼間時間帯に属していた場合に表示される昼画面との間の範囲に含まれる輝度となるように制御する。
【選択図】図2
Description
本発明は、昼画面と夜画面を切り替えて表示するナビゲーション装置に関する。
明るい色調の表示モードによる昼画面と、暗い色調の表示モードによる夜画面とを用意し、自車両のスモールランプが点灯しているか否かを判定して、上記2つの表示モードを切り替える車載用ナビゲーション装置が知られている。このような車載用ナビゲーション装置では、スモールランプが点灯していれば車内が暗いと判定して夜画面表示モードとし、それ以外の場合は昼画面表示モードとすることで、画面の視認性を向上させていた。
しかしながら、昼間の明るい状況であっても、事故防止のため、自車両のスモールランプを点灯させたまま走行する場合がある。このような運転を行う場合、スモールランプの点灯によって車内の明るさを判定することはできない。これに対して、GPS(Global Positioning System)信号に含まれている現在時刻を基に、現在昼間なのか夜間なのかを判定し、判定結果に応じて昼画面と夜画面を切り替えるナビゲーションシステムが公知である(特許文献1)。
しかし、特開平5−18767号公報に開示されているナビゲーション装置利用においては、昼間でもトンネル内走行中のために車内が暗い環境にある、または夜間でも室内灯が点灯しているために車内が明るい環境にある場合は、ナビゲーション装置の画面を視認しづらい。そのような場合には、従来のナビゲーションシステムでは、画面切り替えを適切に行うことができず、手動で画面表示を設定する必要がある。
本発明によれば、夜間におけるナビゲーション装置の表示画面の輝度を、室内灯の点灯に応じて適切に制御することができる。
請求項1の発明に係るナビゲーション装置は、車両に搭載されるナビゲーション装置であって、文字や図形等の画像を画面表示する表示装置と、ユーザが各種設定を入力するための入力手段と現在時刻を取得する時刻取得手段と、車両内部の居住空間に対する照明機器の点灯スイッチの接続状態を判定する判定手段と、現在時刻が夜間に属すると判定した場合に、接続状態が肯定判定であるか否定判定であるかに応じて画面表示の輝度を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
−−−第1の実施の形態−−−
図面を用いて、本発明の一実施の形態によるナビゲーション装置について説明する。図1は、本実施形態におけるナビゲーション装置1を示すブロック図である。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、スピーカ17、入力装置18、データ記憶部20、ディスクドライブ21および照度センサ23を有している。ディスクドライブ21には、地図データが記憶されたDVD−ROM22が装填されている。
図面を用いて、本発明の一実施の形態によるナビゲーション装置について説明する。図1は、本実施形態におけるナビゲーション装置1を示すブロック図である。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、スピーカ17、入力装置18、データ記憶部20、ディスクドライブ21および照度センサ23を有している。ディスクドライブ21には、地図データが記憶されたDVD−ROM22が装填されている。
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。この制御回路11がDVD−ROM22に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行う。そして、その処理結果が推奨経路として表示モニタ16に表示される。
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置である。現在地検出装置14は、振動ジャイロ14a、車速センサ14b、GPS(Global Positioning System)センサ14cなどからなる。振動ジャイロ14aは、車両の進行方向を検出する。車速センサ14bは、車速を検出する。GPSセンサ14cは、GPS衛星からのGPS信号を検出する。GPS信号は現在時刻を含んでいる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上にその現在地を表示する。
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはDVD−ROM22に記憶された地図データに基づいて、適宜生成される。ナビゲーション装置1は、このようにして生成された画像データを用いることによって地図表示など行うことができる。
ディスクドライブ21は、DVD−ROM22から地図データを読み出す。地図データは、地図表示用データ、経路探索用データなどを含む。地図表示用データおよび経路探索用データには、地図データに格納されている道路のリンク情報およびノード情報が含まれている。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、ユーザの要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。また、地図データには、トンネルデータも含まれる。トンネルデータは、トンネル名称、位置(入口と出口)、全長などを含む。なお、DVD−ROM22以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
照度センサ23は、ナビゲーション装置1の周辺、すなわち車内の明るさを検出して、数値化するセンサである。なお、車内の明るさは昼夜における車両周囲の明るさに依存する。ナビゲーション装置1は、照度センサ23によって得られた明るさを用いて、表示モニタ16へ表示される画面を昼画面にするか夜画面にするかを決定する。
室内灯監視回路24は、車内の室内灯の点灯・消灯の別を制御回路11が検出するための回路である。室内灯監視回路24は、室内灯の点灯・消灯を制御するスイッチの出力電圧信号を、制御回路11の端子へ入力させる。ナビゲーション装置1は、室内灯監視回路24によって得られた電圧信号を用いて、表示モニタ16へ表示される画面を昼画面にするか夜画面にするかを決定する。なお、室内灯は、たとえば、前席運転席側、前席助手席側、中央、後席等、通常、車両内の複数個所に設置されている。このような場合において、室内灯監視回路24を室内灯毎に設け、各室内灯の点灯・消灯の別を検出できることが好ましい。
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の道路地図などの各種情報を画面表示としてユーザに提供する。スピーカ17は、各種入力操作をユーザに指示したり、経路誘導したりするための音声を出力する。入力装置18は、ユーザが各種コマンドを設定するための入力スイッチを有し、操作パネルやリモコンなどによって実現される。ユーザは、表示モニタ16の表示画面の指示やスピーカ17からの音声指示に従って入力装置18を手動で操作することにより、目的地を選択して目的地を設定する。
目的地がユーザにより設定されると、ナビゲーション装置1はGPSセンサ14cにより検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。このようにして求められた経路(以下、推奨経路という)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、ユーザは地図上の推奨経路を画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、推奨経路に従って車両が走行できるように、ユーザに対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を経路誘導する。
次に、ナビゲーション装置1における、周辺状況に応じた画面表示モードの切り替え制御について説明する。ナビゲーション装置1は、車両周辺が暗いときにはコントラストが弱い夜画面表示モードにより、車両周辺が明るいときにはコントラストが強い昼画面表示モードにより表示モニタ16を駆動する。以下、車両周辺が暗いのか明るいのかを判定する方法を説明する。なお、便宜上、昼画面表示モードによる表示モニタ16上の画面を昼画面、夜画面表示モードによる表示モニタ16上の画面を夜画面と呼ぶ、。
ナビゲーション装置1は、表示する画面を決定するために、まず現在時刻を取得する。取得した現在時刻が所定の夜間時間帯に属していれば、夜画面表示処理を実行する。取得した現在時刻が所定の昼間時間帯に属していた場合は、さらに、照度センサ23から明るさを取得する。明るさが所定のしきい値以上であれば、昼画面を表示する。
現在時刻が昼間時間帯に属しており、かつ照度センサ23によって得られた明るさが所定のしきい値未満であった場合、ナビゲーション装置1は、車両の現在位置ならびに地図データに基づいて、昼画面か夜画面かを決定する。車両が例えばトンネルの中などの、車両周囲が暗いことが明らかである場所に位置している場合は、夜画面を表示し、そうでなければ昼画面を表示する。
現在時刻が夜間時間帯に属していた場合、ナビゲーション装置1は、室内灯監視回路24を介して得られた室内灯の点灯・消灯のいずれであるかに基づいて、昼画面か夜画面かを決定する。室内灯が点灯している場合は昼画面を表示し、そうでなければ夜画面を表示する。
図2は、トンネルを含む道路において、ナビゲーション装置1が表示画面を決定する手順を説明するための図である。図2において、直線は道路を表し、四角形(31,32,33,35)はトンネルを表す。
まず、昼間時間帯においてトンネル31を通過する場合を考える。トンネルに入ると車両周辺の明るさは低下するため、表示モニタ16には夜画面を表示するのが望ましい。次に、トンネル31よりも短いトンネル32を考える。このように、短いトンネルを通過する場合、ナビゲーション装置1は、所定の距離を下回る長さのトンネルにおいては、明るさが所定値以下であったとしても、昼画面のまま表示を切り替えない。
次に、トンネル33およびトンネル35を考える。これら2つのトンネルの間には、ごく短い道路34が存在する。この道路34を通過する場合も、昼画面と夜画面との切り替えが頻繁に発生する。そこで、前述と同様に、ナビゲーション装置1は、トンネル同士の間に存在する道路の長さが所定の距離を下回る場合には、明るさが所定値以上であったとしても、夜画面のまま表示を切り替えない。
図3は、ナビゲーション装置1による、画面表示の切り替え処理を示すフローチャートである。この処理は、一定周期ごとに、ナビゲーション装置1によって繰り返し実行される。まずステップS1では、画面履歴の初期値として「昼画面」を設定する。ステップS2では、GPSセンサ14cが受信したGPS信号から、現在時刻を取得する。なお、ナビゲーション装置1にタイマーを持たせ、それによって現在時刻を取得してもよい。
ステップS3では、ステップS2で取得した現在時刻が、所定の夜間時間帯に属するか否かを判定する。現在時刻が夜間時間帯に属している場合、ステップS3により肯定判定がなされ、ステップS4へ進む。ステップS4は、夜画面表示のサブルーチン処理であり、図4の説明にて後述する。ステップS4が完了すると、ステップS2へ戻る。他方、ステップS3において否定判定がなされた場合は、ステップS6へ進む。所定の夜間時間帯は、例えば18時〜6時のように、予め定義する。地域、季節に応じて夜間時間帯を変更するのが好ましい。
ステップS6では、照度センサ23によって車両周辺の照度を取得する。ステップS7では、ステップS6で取得した照度が所定のしきい値以上であるか否かを判定する。照度がしきい値以上であった場合、ステップS7により肯定判定がなされ、ステップS8へ進む。他方、ステップS7において否定判定がなされた場合は、ステップS14へ進む。
ステップS8では、現在地検出装置14によって車両の現在地情報を取得する。ステップS9では、車両が位置している道路が、所定の距離よりも長い2つのトンネルの間であり、かつトンネル間の長さが、所定の距離よりも短いか否かを判定する。ステップS9により否定判定がなされると、ステップS10へ進む。ステップS10では、画面を「昼画面」に設定し、ステップS11では、画面履歴を「昼画面」に設定してステップS2へ戻る。他方、ステップS9により肯定判定がなされた場合は、ステップS12へ進む。ステップS12は、ステップS4と同じ夜画面表示のサブルーチン処理である。ステップS12が完了すると、ステップS2へ戻る。
ステップS14では、現在地検出装置14によって車両の現在地情報を取得する。ステップS15では、現在地情報と地図データに基づいて、車両が現在トンネル内にいるか否かを判定する。車両がトンネルの中にいる場合、ステップS15により肯定判定がなされ、ステップS16へ進み、トンネルの長さを調べる。他方、ステップS15において否定判定がなされた場合は、ステップS12へ進む。
ステップS16では、車両が位置しているトンネルの長さを調べ、所定の距離よりも短いか否かを判定する。トンネルの長さが所定の距離よりも短い場合、ステップS16により肯定判定がなされ、ステップS17へ進む。ステップS17では、画面を画面履歴として保存されているものに設定し、ステップS2へ戻る。以上のようにして、表示モニタ16の表示内容が決定される。
図4は、図3のステップS4およびステップS12に該当する夜間画面処理に対応するサブルーチン処理を示すフローチャートである。この処理は、前述したステップS3またはステップS9における肯定判定、あるいはステップS15またはステップS16における否定判定を契機として開始される。なお、図4は、後述する図5のステップS27およびS35に該当する夜間画面処理に対応するサブルーチン処理をも示すフローチャートである。この場合は、後述するステップS23またはステップS30における肯定判定、あるいはステップS26またはステップS32における否定判定を契機として開始される。
ステップS401では、室内灯が点灯しているか否かを判定する。室内灯監視回路24を介して室内等が点灯していることを検出した場合、ステップS401により肯定判定がなされ、ステップS402へ進む。ステップS402では、画面を「指定輝度画面」に設定し、ステップS403では、画面履歴を「指定輝度画面」に設定して前述したステップS2または後述する図5のステップS22へ戻る。なお、指定輝度は、昼画面と夜画面の中間の輝度を目安とし、ユーザが指定する輝度であることが好ましい。
上述した第1の実施の形態によるナビゲーション装置によれば、次の作用効果が得られる。
(1)現在地検出装置14によって得られた車両の現在位置と、DVD−ROM22に格納されている地図データと、照度センサ23によって得られた照度値と、GPS信号から取得した現在時刻とを用いて、昼画面と夜画面の切り替えを行うようにした。これにより、車内の明るさに応じて適切な画面が選択され、視認性が向上する。
(2)短いトンネルや、2つの長いトンネルの間に位置する短い区間を走行する際には、昼画面と夜画面の切り替えを行わないようにした。これにより、短い間隔で画面の切り替えが繰り返されることがなくなり、視認性がさらに向上する。
(3)夜間時間帯に室内等を点灯している場合は、指定輝度画面が自動的に選択されるようにした。これにより、昼画面では明る過ぎて、夜画面では暗過ぎるということがなくなり、視認性が向上する。
(1)現在地検出装置14によって得られた車両の現在位置と、DVD−ROM22に格納されている地図データと、照度センサ23によって得られた照度値と、GPS信号から取得した現在時刻とを用いて、昼画面と夜画面の切り替えを行うようにした。これにより、車内の明るさに応じて適切な画面が選択され、視認性が向上する。
(2)短いトンネルや、2つの長いトンネルの間に位置する短い区間を走行する際には、昼画面と夜画面の切り替えを行わないようにした。これにより、短い間隔で画面の切り替えが繰り返されることがなくなり、視認性がさらに向上する。
(3)夜間時間帯に室内等を点灯している場合は、指定輝度画面が自動的に選択されるようにした。これにより、昼画面では明る過ぎて、夜画面では暗過ぎるということがなくなり、視認性が向上する。
上述した第1の実施の形態では、表示画面の切り替え処理が、現在時刻、照度、位置情報、の順で決定されていた。以下に詳述する第2の実施の形態では、現在時刻、位置情報、照度の順で、表示画面の内容を決定する。
−−−第2の実施の形態−−−
図面を用いて、本発明の一実施の形態によるナビゲーション装置について説明する。第2の実施の形態におけるナビゲーション装置は、第1の実施の形態と同様のブロック構成を備える。第1の実施の形態におけるナビゲーション装置1との違いは、表示画面の切り替え処理の内容のみとなっている。
図面を用いて、本発明の一実施の形態によるナビゲーション装置について説明する。第2の実施の形態におけるナビゲーション装置は、第1の実施の形態と同様のブロック構成を備える。第1の実施の形態におけるナビゲーション装置1との違いは、表示画面の切り替え処理の内容のみとなっている。
図5は、第2の実施の形態におけるナビゲーション装置による、画面表示の切り替え処理を示すフローチャートである。この処理は、一定周期ごとに、ナビゲーション装置によって繰り返し実行される。まずステップS21では、画面履歴の初期値として「昼画面」を設定する。ステップS22では、GPSセンサ14cが受信したGPS信号から、現在時刻を取得する。前述の通り、ナビゲーション装置1にタイマーを持たせ、それによって現在時刻を取得してもよい。
ステップS23では、ステップS22で取得した現在時刻が、所定の夜間時間帯に属するか否かを判定する。現在時刻が夜間時間帯に属している場合、ステップS23により肯定判定がなされ、ステップS35へ進む。ステップS35は、夜画面表示のサブルーチン処理であり、第1の実施の形態における図4に示したサブルーチン処理と同じである。ステップS35が完了すると、ステップS22へ戻る。他方、ステップS23において否定判定がなされた場合は、ステップS24へ進む。
ステップS24では、現在地検出装置14によって車両の現在地情報を取得する。ステップS25では、現在地情報と地図データに基づいて、車両が現在トンネル内にいるか否かを判定する。車両がトンネルの中にいる場合、ステップS25により肯定判定がなされ、ステップS26へ進み、トンネルの長さを調べる。他方、ステップS25において否定判定がなされた場合は、ステップS30へ進み、車両が位置している道路を調べる。
ステップS26では、車両が位置しているトンネルの長さを調べ、所定の距離よりも短いか否かを判定する。トンネルの長さが所定の距離よりも短い場合、ステップS26により肯定判定がなされ、ステップS29に進む。ステップS29では、画面を画面履歴として保存されているものに設定し、ステップS22へ戻る。画面履歴には、現在表示されている画面が保存されているので、表示モニタ16の表示内容は、ステップS22から始まる処理の実行前から変化しない。他方、ステップS26において否定判定がなされた場合は、ステップS27へ進む。ステップS27は、夜画面表示のサブルーチン処理であり、ステップS35と同じサブルーチン処理である。ステップS27が完了すると、ステップS22へ戻る。
ステップS30では、車両が位置している道路が、所定の距離よりも長い2つのトンネルの間であり、かつトンネル間の長さが、所定の距離よりも短いか否かを判定する。ステップS30により肯定判定がなされると、ステップS35へ進む。他方、ステップS30において否定判定がなされた場合は、ステップS31へ進む。
ステップS31では、照度センサ23によって車両周辺の照度を取得する。ステップS32では、ステップS31で取得した照度が所定のしきい値以上であるか否かを判定する。照度がしきい値以上であった場合、ステップS32により肯定判定がなされ、ステップS33へ進む。ステップS33では、画面を「昼画面」に設定し、ステップS34では、画面履歴を「昼画面」に設定してステップS2へ戻る。他方、ステップS32において否定判定がなされた場合は、ステップS35へ進む。以上のようにして、表示モニタ16の表示内容が決定される。
上述した第2の実施の形態によるナビゲーション装置によれば、第1の実施の形態によるナビゲーション装置で得られる作用効果と同等の作用効果が得られる。
次のような変形も本発明の範囲内である。
(1)周囲が暗いことが明らかである地形や建造物についても、トンネルと同様に扱ってよい。
(2)現在時刻、現在位置、照度に加えて、気象情報を加味した走行環境判定を行ってもよい。例えば、雨が降っていれば、車両周囲は暗くなっている可能性が高い、などである。
(3)夜間時間帯における指定輝度画面表示に関して、ナビゲーション装置1が複数個の表示モニタ16を含む場合がある。例えば、前席用表示モニタ16と後席用表示モニタ16が同一の車両に設置される場合、個々の表示モニタ16において指定輝度画面表示を実行しても良い。すなわち、前席の室内灯(運転席側または助手席側)が点灯したとき、距当該室内灯からの距離が近い前席用表示モニタ16においては指定輝度画面表示を実行し、同時に、当該室内灯からの距離が遠い後席用表示モニタ16においては夜画面表示を実行する。
(4)室内灯が複数個ある場合、点灯している室内灯の個数、あるいは点灯している室内灯の個数と表示モニタ16からの距離の組合せによって、表示モニタ16付近の明るさが変化するため、夜間時間帯における指定輝度画面表示に関して、指定輝度のレベルを複数個設けて切り替えても良い。例えば、以下のようにする。ただし、表示モニタ16は車両内の前席に設置されているものとし、レベル1から4に向かって昼画面の輝度に近づく。
レベル1:中央の室内灯のみが点灯時の指定輝度
レベル2:前席運転席側・助手席側のいずれか一方の室内灯のみが点灯時の指定輝度
レベル3:中央と前席の室内灯(運転席側または助手席側)が点灯時の指定輝度
レベル4:中央と前席運転席側・助手席側の全ての室内灯が点灯時の指定輝度
(5)通常のナビゲーション装置の地図画面表示においては、昼画面と夜画面とで輝度だけでなく着色表示をも切り替えているため、夜間時間帯における指定輝度画面用の着色表示を設けても良い。たとえば、昼画面と夜画面とで用いられている色に対する中間色を採用する。あるいは、昼画面、夜画面、指定輝度画面の各表示における着色をユーザ入力によって設定できるようにしても良い。
(6)夜間時間帯において、室内灯を点灯しながらナビゲーション装置1の画面表示を視認する場合、車両は通常停車していると考えられる。したがって、車速センサからの入力によって、所定の速度以下で走行しているか、または停車していることを検出した場合にのみ、室内灯の点灯時を考慮した指定輝度画面を表示するようにしても良い。
(1)周囲が暗いことが明らかである地形や建造物についても、トンネルと同様に扱ってよい。
(2)現在時刻、現在位置、照度に加えて、気象情報を加味した走行環境判定を行ってもよい。例えば、雨が降っていれば、車両周囲は暗くなっている可能性が高い、などである。
(3)夜間時間帯における指定輝度画面表示に関して、ナビゲーション装置1が複数個の表示モニタ16を含む場合がある。例えば、前席用表示モニタ16と後席用表示モニタ16が同一の車両に設置される場合、個々の表示モニタ16において指定輝度画面表示を実行しても良い。すなわち、前席の室内灯(運転席側または助手席側)が点灯したとき、距当該室内灯からの距離が近い前席用表示モニタ16においては指定輝度画面表示を実行し、同時に、当該室内灯からの距離が遠い後席用表示モニタ16においては夜画面表示を実行する。
(4)室内灯が複数個ある場合、点灯している室内灯の個数、あるいは点灯している室内灯の個数と表示モニタ16からの距離の組合せによって、表示モニタ16付近の明るさが変化するため、夜間時間帯における指定輝度画面表示に関して、指定輝度のレベルを複数個設けて切り替えても良い。例えば、以下のようにする。ただし、表示モニタ16は車両内の前席に設置されているものとし、レベル1から4に向かって昼画面の輝度に近づく。
レベル1:中央の室内灯のみが点灯時の指定輝度
レベル2:前席運転席側・助手席側のいずれか一方の室内灯のみが点灯時の指定輝度
レベル3:中央と前席の室内灯(運転席側または助手席側)が点灯時の指定輝度
レベル4:中央と前席運転席側・助手席側の全ての室内灯が点灯時の指定輝度
(5)通常のナビゲーション装置の地図画面表示においては、昼画面と夜画面とで輝度だけでなく着色表示をも切り替えているため、夜間時間帯における指定輝度画面用の着色表示を設けても良い。たとえば、昼画面と夜画面とで用いられている色に対する中間色を採用する。あるいは、昼画面、夜画面、指定輝度画面の各表示における着色をユーザ入力によって設定できるようにしても良い。
(6)夜間時間帯において、室内灯を点灯しながらナビゲーション装置1の画面表示を視認する場合、車両は通常停車していると考えられる。したがって、車速センサからの入力によって、所定の速度以下で走行しているか、または停車していることを検出した場合にのみ、室内灯の点灯時を考慮した指定輝度画面を表示するようにしても良い。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
なお、以上説明した実施の形態におけるナビゲーション装置の各構成要素と特許請求の範囲の各構成要素との対応関係は以下の通りである。本発明の入力手段は入力装置18に対応し、時刻取得手段はGPSセンサ14cに対応し、判定手段は室内灯監視回路24および制御回路11に対応し、制御手段は制御回路11に対応する。なお、以上の対応関係の説明は一例であり、権利解釈に際して何ら拘束されるものではない。
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
14 現在地検出装置
16 表示モニタ
23 照度センサ
24 室内灯監視回路
11 制御回路
14 現在地検出装置
16 表示モニタ
23 照度センサ
24 室内灯監視回路
Claims (6)
- 車両に搭載されるナビゲーション装置であって、
文字や図形等の画像を画面表示する表示装置と、
ユーザが各種設定を入力するための入力手段と
現在時刻を取得する時刻取得手段と、
前記車両内部の居住空間に対する照明機器の点灯スイッチの接続状態を判定する判定手段と、
前記現在時刻が夜間に属すると判定した場合に、前記接続状態が肯定判定であるか否定判定であるかに応じて前記画面表示の輝度を制御する制御手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記制御手段は、前記現在時刻が昼間に属すると判定した場合の前記画面表示の輝度を第1の輝度としたとき、前記現在時刻が夜間に属すると判定した場合に、前記接続状態が否定判定である場合の前記画面表示の輝度と、前記接続状態が肯定判定である場合の前記画面表示の輝度とを、それぞれ第2および第3の輝度とし、第1の輝度と第2の輝度の間の輝度となるように第3の輝度を制御することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項2に記載のナビゲーション装置において、
第3の輝度をユーザが指定する指定手段を備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記制御手段は、前記現在時刻が夜間に属すると判定した場合に、前記接続状態が肯定判定である場合の前記画面表示の輝度を、前記表示装置と前記照明機器との位置関係および/または前記照明機器の個数に基づいて制御することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記画面表示の色調を選定する色調選定手段をさらに備え、
前記色調選定手段は、前記現在時刻が昼間に属すると判定した場合の前記画面表示の色調を第1の色調としたとき、前記現在時刻が夜間に属すると判定した場合に、前記接続状態が否定判定である場合の前記画面表示の色調と、前記接続状態が肯定判定である場合の前記画面表示の色調とを、それぞれ第2および第3の色調とし、第3の色調が第1の色調と第2の色調の間の中間色調となるように選定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記車両の走行速度を検出する検出手段をさらに備え、
前記走行速度が所定値以下の場合に前記制御手段が動作することを特徴とするナビゲーション装置。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008227055A Pending JP2010060453A (ja) | 2008-09-04 | 2008-09-04 | ナビゲーション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010060453A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016166010A (ja) * | 2014-05-26 | 2016-09-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 車載用表示装置、車載表示装置の制御方法、プログラム |
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2008
- 2008-09-04 JP JP2008227055A patent/JP2010060453A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016166010A (ja) * | 2014-05-26 | 2016-09-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 車載用表示装置、車載表示装置の制御方法、プログラム |
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