JP2010060313A - 変流器の異常検査試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電機が運転中であっても定常運転状態、即ち一定負荷で安定的に運転している運転状態であれば、短時間にブッシングCTの励磁特性の計測を可能にする試験装置を提供する。
【解決手段】発電機のブッシングに装着された変流器1と、変流器の2次側に接続された可変負荷抵抗5と、可変負荷抵抗への流入電流を計測する電流計3と、可変負荷抵抗の両端電圧を変流器の至近端で計測する電圧計4と、可変負荷抵抗の抵抗値と電流計、電圧計の計測結果を処理、保存するデータ処理装置6とを備え、発電機を一定負荷で安定的に運転している状態において、可変負荷抵抗を増加させた時の電流計の計測値の減少分に対する電圧計の計測値の変化を変流器の近似励磁特性とし、この近似励磁特性とあらかじめ計測された変流器の励磁特性とをデータ処理装置によって照合することにより変流器の異常の有無を判定するようにした構成。
【選択図】図1

Description

この発明は、発電機のブッシングに装着されたブッシング変流器(貫通型変流器)(以下ブッシングCTという)の異常の有無を検査する異常検査試験装置に関するものである。
従来のブッシングCTおよびCT2次回路の異常検査は、ブッシングCTの励磁特性を計測し、これを工場出荷時にあらかじめ計測していた励磁特性と照合して異常の有無を判定するものであった。しかし、発電機の運転状態においては一次電流分による擾乱により零相残留電流や零相循環電流等の不測電流が流れ、正確な励磁特性の測定が不可能であるため、発電機を停止してから計測していた。(例えば非特許文献1参照)。
JEC(電気学会 電気規格調査会標準規格)におけるJEC−1201(1996) 計器用変成器(保護継電器用)、P59、励磁特性(V2−I0曲線)の測定回路
従来のブッシングCTの試験におけるブッシングCTの励磁特性の計測は、上述のように、発電機を停止した状態で実施する必要があるが、中央給電所から発電所に課せられた発電要求を簡単に変更できないことから、発電機の運転停止が可能な時期まで計測を延期する必要があった。
一方、発電機を停止すると、発電機会の喪失による経済損失のほか、試験器材の準備や作業者の確保などにも費用が発生するという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、発電機が運転中であっても定常運転状態、即ち一定負荷で安定的に運転している運転状態であれば、短時間にブッシングCTの励磁特性の計測を可能にする試験装置を提供することを目的とする。
この発明に係るブッシングCTの異常検査試験装置は、発電機のブッシングに装着された変流器と、上記変流器の2次側に接続された可変負荷抵抗と、上記可変負荷抵抗への流入電流を計測する電流計と、上記可変負荷抵抗の両端電圧を上記変流器の至近端で計測する電圧計と、上記可変負荷抵抗の抵抗値と上記電流計、電圧計の計測結果を処理、保存するデータ処理装置とを備え、上記発電機を一定負荷で安定的に運転している状態において、上記可変負荷抵抗を増加させた時の上記電流計の計測値の減少分(上記変流器の励磁電流の増加分)に対する上記電圧計の計測値の変化を上記変流器の近似励磁特性とし、この近似励磁特性とあらかじめ計測された上記変流器の励磁特性とを上記データ処理装置によって照合することにより上記変流器の異常の有無を判定するようにしたものである。
この発明に係るブッシングCTの異常検査試験装置は上記のように構成されており、発電機が運転中であっても定常運転状態、即ち一定負荷で安定的に運転している運転状態であれば、短時間にブッシングCTの励磁特性を近似し、ブッシングCTの異常検査試験を行うことができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図にもとづいて説明する。図1は、実施の形態1の構成を示す概略図、図2は、実施の形態1の基本概念を説明するための等価回路、図3は、ブッシングCTの鉄心飽和領域における端子電圧と2次電流との関係を示す図、図4は、実施の形態1の主要な要素となる近似励磁特性、即ちブッシングCTの端子電圧と励磁電流の増加分との関係を示す図、図5は、ブッシングCT端子電圧の実際の測定結果と励磁電流Iとの関係を示す図である。
図1において、ブッシングCT(貫通型変流器)1は、発電機端子部分に設置され、発電機主回路に流れる電流を計測するようにされている。ブッシングCTの2次回路S1、S2は、テストターミナル2に接続されている。通常はテストターミナル2を経由してブッシングCTの2次回路は保護リレー回路(図示せず)に接続されている。ブッシングCTの検査をする場合は、試験装置の端子をテストターミナル2に接続することによってテストターミナル2が保護リレー回路を切り離すと共にブッシングCTの2次回路に試験装置の回路を接続して2次回路が開放されないようになっている。
試験装置は、交流電流計3、交流電圧計4、可変負荷抵抗5、検査記録保存・データ処理装置6を有し、ブッシングCTの2次回路に図のように接続されるように構成されている。交流電流計3は図2に示すIを計測するものであり、交流電圧計4は図2に示すET
を計測するものである。また、可変負荷抵抗5は図2に示す抵抗RBに相当する。
次に、図2を用いて実施の形態1の基本概念について説明する。
ブッシングCTの1次電流と2次電流との関係は周知のように次の式で示される。

=(I÷N)−I ・・・・(1)
ただし I:1次電流
:2次電流
:励磁電流
N :巻数比 である。
さらにブッシングCTの端子電圧Eと負荷抵抗Rとの関係は次の式で示される。

=I x R ・・・・(2)

ここで、発電機運転を一定負荷運転とすると1次電流Iは固定値となる。従って式(1)から I+I=一定 になる。さらに式(2)から負荷抵抗Rを零オーム近くから増加させてゆくとブッシングCTの端子電圧Eが増えて行くことになる。
これは次のように説明できる。ブッシングCTの内部では、負荷抵抗Rが増えるに従い負荷抵抗Rに2次電流Iを流すように内部磁束が増えるように作用し、励磁電流Iが増加する結果となる。2次電流Iは、励磁電流Iが増加した分減少することになるが結果としてブッシングCTの端子電圧Eは増加することとなる。
さらに負荷抵抗Rを増加させてゆくと内部磁束が増加しIが増加するが、ブッシングCTの鉄心の飽和領域になるとブッシングCTの端子電圧Eが飽和する特性を示すようになる。これはブッシングCTの鉄心の飽和領域になると励磁電流Iが急速に増加し、2次電流Iがその分減少するためと考えられる。
この関係をグラフに示すと図3のようになる。さらに、2次電流Iの減少分を励磁電流Iの増加分として考えると、ブッシングCTの端子電圧Eと励磁電流Iの増加分との関係は図4に示すようになる。
図4のグラフは、ブッシングCTの製作時に検査レポートとしてあらかじめ作成される励磁特性(図示していないが、励磁電流と励磁電圧との関係を示す特性で、工場試験によって作成されるものである)と近似の特性を示しているため、実施の形態1では図4の特性をブッシングCTの運転状態における近似励磁特性として設定し、この特性とあらかじめ計測されたブッシングCTの励磁特性とを照合することにより、ブッシングCTの異常の有無を判定することを特徴とする。
なお、図4に示す近似励磁特性の縦軸(端子電圧)は図2に示すブッシングCTの2次抵抗Rを含む電圧Eを実測しているため、ブッシングCTの至近端の電圧Eに対しては図5に示すように、ブッシングCTの2次抵抗Rと2次電流Iの積によって求められる電圧降下分ΔVだけずれていることになる。従って、あらかじめ計測された励磁特性との照合に際しては、図5に示すΔV相当の電圧降下分を補正してブッシングCTの至近端の電圧に対応した近似励磁特性とする必要がある。
次に、試験手順について説明する。
発電機が定常運転状態、即ち一定負荷で安定的に運転している状態で、可変負荷抵抗5を零オームから断続的に抵抗値を増やしてゆき、その都度、交流電流計3、交流電圧計4、可変負荷抵抗5の指示値をデータ処理装置6に記録させる。可変負荷抵抗5の抵抗値の変化にくらべて2次端子電圧の増加がなく飽和の兆候が確認できたところで計測を終了する。
測定したブッシングCTの2次電流IとブッシングCTの端子電圧Eをグラフにすると図3のようになる。
さらにデータ処理装置6により、2次電流Iの減少分を励磁電流Iの増加分として演算し、ブッシングCTの端子電圧Eと励磁電流Iの増加分の関係をグラフにすると図4に示すような近似励磁特性が得られる。この近似励磁特性について、ブッシングCTの2次抵抗Rによる電圧降下分の補正を行った後、あらかじめ工場試験によって得られているブッシングCTの励磁特性と照合し、両特性の相違点からブッシングCTの異常の有無を判定する。
例えば、近似励磁特性の飽和を示す部分の電圧が低くなっておれば、ブッシングCTで部分的に内部短絡が発生していることを知ることができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2を図にもとづいて説明する。図6は、実施の形態2の構成を示す概略図で、図1と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
図1と異なる点は、可変負荷抵抗5を電動操作式にして制御し得るようにすると共に、信号変換器を付加した交流電流計3、交流電圧計4の信号を取り込む可変抵抗器制御・測定信号処理装置7を設けた点である。
可変抵抗器制御・測定信号処理装置7は、電動操作式の可変負荷抵抗5を零オームから自動で変化させると共に、その設定値、即ち抵抗値と計測される交流電流値、交流電圧値を取り込み、データ処理装置6が自動的に計測した結果を装置内に取り込み保存できるように信号を処理するものである。実施の形態2はこのような構成とすることにより、より多数の測定データを短時間に収集でき、検査期間の短縮と測定精度の向上を図ることができる。
実施の形態3. 次に、この発明の実施の形態3を図にもとづいて説明する。実施の形態3の構成は図1または図6と同様であるため、これらの図を援用して図示を省略する。また、図7(a)は実施の形態3の作用効果を説明するための等価回路であり、図7(b)は図7(a)の所定の測定点における測定結果を示すものである。
上述した実施の形態1および2では、ブッシングCTの検査のみに注目したが、実施の形態3はブッシングCTの2次回路に使用されるCTケーブルのケーブル端子の緩みによる回路異常についても検知しようとするものである。
CT2次回路ケーブルが正常な場合には、ケーブル抵抗は図7(a)に示すRのみであり、負荷端Tにおいて測定したブッシングCTの励磁特性は、ケーブル抵抗Rによる電圧降下の影響を受けるのみであるが、CT2次回路ケーブルに接触不良が発生すると、図7(a)に示す接触不良抵抗Rが等価回路に加わることになる。このため、負荷端Tで測定したブッシングCTの励磁特性は、ケーブル抵抗R+Rによる電圧降下の影響を受け、測定したブッシングCTの励磁特性は図7(b)に破線で示すようになる。
つまり、CT2次ケーブルに接触不良が発生した場合には、ブッシングCTの至近端Tで測定したブッシングCTの励磁特性(図7(b)に実線で示す)と負荷端Tで測定したブッシングCTの励磁特性とを比較すると、図7(b)に示すようにケーブル抵抗R+Rに相当する電圧降下分だけ飽和電圧の差が生じるため、両測定結果を比較して飽和電圧の差が一定値以上であることを判定することによりCT2次回路ケーブルの端子接続部分の異常を検出することができる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4を図にもとづいて説明する。実施の形態4の構成は図1または図6と同様であるため、これらの図を援用して図示を省略する。また、図8(a)は実施の形態4の作用効果を説明するための等価回路であり、図8(b)は図8(a)の所定の測定点における測定結果を示すものである。
上述した実施の形態3では、2次回路ケーブル端子の緩みなどによる回路抵抗の変化に注目したが、実施の形態4はブッシングCTの2次回路に使用されるCTケーブルのケーブル絶縁抵抗の低下による回路異常についても検知しようとするものである。
図8(a)の等価回路において、ケーブルの絶縁抵抗Rを追加して説明する。
CT2次回路ケーブルが正常な場合には、ケーブルの絶縁抵抗Rは非常に高い抵抗値であり、負荷端Tで測定したブッシングCTの励磁特性は、ケーブル抵抗Rによる電圧降下の影響を受けるのみであるが、CT2次回路ケーブルに絶縁低下が発生すると絶縁抵抗Rによる漏れ電流Iが励磁電流Iに対して無視できなくなる。このため、負荷端Tで測定したブッシングCTの励磁特性は、ケーブル抵抗Rによる漏れ電流の影響を受け、測定したブッシングCTの励磁特性は図8(b)に破線で示すようになる。
つまり、CT2次回路ケーブルに絶縁低下が発生した場合には、ブッシングCTの至近端Tで測定したブッシングCTの励磁特性(図8(b)に実線で示す)と負荷端Tで測定したブッシングCTの励磁特性とを比較すると、図8(b)に示すように電流Iによる漏れ電流の増加分に対応して励磁特性の直線部分の傾きに差が生じるため、両測定結果を比較して励磁特性の直線部分の傾きの差が一定値以上であることを判定することによりCT2次回路ケーブルの絶縁抵抗低下の異常を検出することができる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5を図にもとづいて説明する。実施の形態5の構成は図1または図6と同様であるため、これらの図を援用して図示を省略する。また、図9は、実施の形態5の作業手順を示すフローチャートである。
実施の形態5は、上述した実施の形態1から4の異常判定の手順と機能をデータ処理装置6の機能として組み込み、データ処理装置6が取り込んだ測定結果とあらかじめ計測されているブッシングCTの励磁特性とを装置自身で自動的に演算・処理して判定を行い、ブッシングCTおよびCT2次回路の異常の有無を自動的に表示できるようにしたものである。このような機能をデータ処理装置6に組み込むことにより、検査員の負担を軽減し、人による判定のバラツキをなくすことができるため、検査時間の短縮と判定結果の信頼性を高める効果がある。
次に、図9に示すフローチャートについて説明する。ステップST1において、実施の形態1で説明した至近端での測定結果を図4に示す近似励磁特性として設定する。
次に、ステップST2において、あらかじめ工場試験で計測されている励磁特性とステップST1で設定された図4に示す近似励磁特性とを比較し、飽和電圧値の差を確認する。
飽和電圧値の差が大きい場合はステップST3でブッシングCTの内部異常と判定する。
ステップST2において、飽和電圧値の差が小さい場合は、ステップST4において実施の形態3で説明した負荷端での測定結果を図7に示す近似励磁特性として設定する。
次に、ステップST5で至近端での近似励磁特性と負荷端での近似励磁特性とを比較し、飽和電圧値の差を確認する。ステップST5で飽和電圧値の差が大きい場合には、ステップST6でCT2次回路ケーブルの接触不良によるケーブル異常と判定する。
ステップST5で飽和電圧値の差が小さい場合は、ステップST7でステップST5と同じ比較を行い、近似励磁特性の直線部の傾きの差を確認する。傾きの差が大きい場合には、ステップST8でCT2次回路ケーブルの絶縁低下によるケーブル異常と判定し、傾きの差が小さい場合には、ステップST9でCT回路に異常なしと判定する。
この発明の実施の形態1の構成を示す概略図である。 実施の形態1の基本概念を説明するための等価回路である。 ブッシングCTの鉄心飽和領域における端子電圧と2次電流との関係を示す図である。 実施の形態1の主要な要素となる近似励磁特性を示す図である。 ブッシングCT端子電圧の実際の測定結果と励磁電流との関係を示す図である。 この発明の実施の形態2の構成を示す概略図である。 (a)は実施の形態3の作用効果を説明するための等価回路であり、(b)は(a)の所定の測定点における測定結果を示すものである。 (a)は実施の形態4の作用効果を説明するための等価回路であり、(b)は(a)の所定の測定点における測定結果を示すものである。 この発明の実施の形態5の作業手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ブッシングCT(貫通型変流器)、 2 テストターミナルまたは切り離し回路、
3 交流電流計または変換器付交流電流計、
4 交流電圧計または変換器付交流電圧計、
5 可変負荷抵抗または電動式可変負荷抵抗、
6 検査記録保存・データ収集処理装置、
7 可変抵抗器制御・測定信号処理装置。

Claims (4)

  1. 発電機のブッシングに装着された変流器と、上記変流器の2次側に接続された可変負荷抵抗と、上記可変負荷抵抗への流入電流を計測する電流計と、上記可変負荷抵抗の両端電圧を計測する電圧計と、上記可変負荷抵抗の抵抗値と上記電流計、電圧計の計測結果を処理、保存するデータ処理装置とを備え、上記発電機を一定負荷で安定的に運転している状態において、上記可変負荷抵抗を増加させた時の上記電流計の計測値の減少分に対する上記電圧計の計測値の変化を上記変流器の近似励磁特性とし、この近似励磁特性とあらかじめ計測された上記変流器の励磁特性とを上記データ処理装置によって照合することにより上記変流器の異常の有無を判定するようにしたことを特徴とする変流器の異常検査試験装置。
  2. 発電機のブッシングに装着された変流器と、上記変流器の2次側に接続された可変負荷抵抗と、上記可変負荷抵抗への流入電流を計測する電流計と、上記変流器の至近端の2次側電圧を計測する第1の電圧計と、上記可変負荷抵抗の両端の電圧を計測する第2の電圧計と、上記可変負荷抵抗の抵抗値と上記電流計、第1及び第2の電圧計の計測結果を処理、保存するデータ処理装置とを備え、上記発電機を一定負荷で安定的に運転している状態において、上記可変負荷抵抗を増加させた時の上記電流計の計測値の減少分に対する上記第1、第2の電圧計の計測値の変化を上記変流器の第1及び第2の近似励磁特性とし、上記第1及び第2の近似励磁特性を上記データ処理装置によって照合することにより上記変流器の異常の有無を判定するようにしたことを特徴とする変流器の異常検査試験装置。
  3. 発電機のブッシングに装着された変流器と、上記変流器の2次側に接続された可変負荷抵抗と、上記可変負荷抵抗への流入電流を計測する電流計と、上記変流器の至近端の2次側電圧を計測する第1の電圧計と、上記可変負荷抵抗の両端の電圧を計測する第2の電圧計と、上記可変負荷抵抗の抵抗値と上記電流計、第1及び第2の電圧計の計測結果を処理、保存するデータ処理装置とを備え、上記発電機を一定負荷で安定的に運転している状態において、上記可変負荷抵抗を増加させた時の上記電流計の計測値の減少分に対する上記第1、第2の電圧計の計測値の変化を上記変流器の第1及び第2の近似励磁特性とし、上記第1の近似励磁特性とあらかじめ計測された上記変流器の励磁特性とを上記データ処理装置によって照合し、電圧飽和値の差が所定値より大の時に上記変流器の内部異常と判定し、上記電圧飽和値の差が所定値より小の時は上記第1近似励磁特性と第2近似励磁特性とを上記データ処理装置によって照合し、電圧飽和値の差が所定値より大の時にケーブルの接触抵抗異常と判定し、上記両近似励磁特性の傾きの差異が所定値以上の時にケーブルの絶縁抵抗異常と判定することを特徴とする変流器の異常検査試験装置。
  4. 上記可変負荷抵抗を電動操作式にして制御すると共に、その抵抗値及び上記電流計、電圧計の計測値を取り込み上記データ処理装置に供給する可変抵抗器制御・測定信号処理手段を設け、上記可変負荷抵抗の抵抗値を自動的に増減し得るようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の変流器の異常検査試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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