JP2010058772A - 浮体構造物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】貯蔵タンク3から取り出され圧力を上昇させられたLNGを加熱してガス化するベーパライザ25と、少なくともLNGを貯蔵タンク3から取り出し圧力を上昇させる動力を供給する蒸気タービンおよび発電機と、を備えているLNG船1であって、海水を貯留するシーベイ29と、シーベイ29からベーパライザ25へ供給海水を供給する供給ライン31と、ベーパライザ25からシーベイ29へ熱交換後の回収海水を回収する回収ライン33と、少なくとも蒸気タービンの排蒸気を用いて回収ライン33を通過する回収海水を加熱する蒸気コンデンサ15と、が備えられている。
【選択図】図2
Description
これは、RV(Regasification Vessel)と呼ばれ、たとえば、陸上にLNG受入基地が備えられていない場合、LNG船が、船内でLNGを再ガス化して陸上のガス配管に直接供給するものである。
また、所定場所に係留され、LNGを貯蔵して陸上に供給するFPSO(Floating Production Storage and Offloading Unit)でも、再ガス化プラントが備えられているものがある。
このため、再ガス化プラントは、貯蔵タンク内のLNGを取り出し、液の状態でポンピングによって所定圧力まで昇圧し、その後この昇圧されたLNGを加熱してガス化している。
また、ガス化する加熱源としては、特許文献1に示されるように海水を用いるもの、あるいは、船内蒸気を用いるものがある。
このような規制下では、大量の海水を熱源とする海水加熱式再ガス化方式は吸引・排出するため採用することができず、蒸気で直接加熱する方式等が採用されてきた。
このように、船内蒸気を用いてLNGを加熱する場合、蒸気を発生させるための追加燃料は荷卸量の約2%程度を要するほど多い。
また、蒸気を発生させるボイラは従来装備しているものより大型となるか、あるいは追加ボイラの設置が必要である。
すなわち、本発明にかかる浮体構造物は、貯蔵タンクから取り出され圧力を上昇させられた液化ガスを加熱してガス化する再ガス化部と、少なくとも前記液化ガスを前記貯蔵タンクから取り出し圧力を上昇させる動力を供給する動力部と、を備えている浮体構造物であって、加熱媒体水を貯留する貯留部と、該貯留部から前記再ガス化部へ前記加熱媒体水を供給する供給部と、前記再ガス化部から前記貯留部へ熱交換後の前記加熱媒体水を回収する回収部と、少なくとも前記動力部の排熱を用いて前記回収部を通過する前記加熱媒体水を加熱する熱交換部と、が備えられていることを特徴とする。
このように、液化ガスは貯留部、供給部、再ガス化部および回収部を循環する加熱媒体水によって再ガス化されるので、加熱媒体水を外部に排出することなく再ガス化することができる。このため、厳しい排出規制が実施されている場所でも、加熱媒体水、たとえば、海水を用いた再ガス化を実施することができる。
なお、動力部の排熱による海水の加熱量が不十分な場合には、他の加熱源を併せて用いてもよいし、一方、過剰である場合には、部分的に加熱するようにしてもよい。
また、「液化ガス」としては、液化天然ガス(LNG)、液化石油ガス(LPG)等が好適である。
これにより、たとえば、厳しい排出規制が適用されていない場所では、効率のよい開ループ方式によって再ガス化を行うことができる。
このように、場所の状況に対応して、加熱媒体水を外部に排出しない、いわゆる、閉ループ方式と、開ループ方式と、を選択することができる。
再ガス化部において、液化ガスによって冷却された加熱媒体水は、蒸気タービンから排出される排出蒸気を冷却し凝縮させ、すなわち、復水させる。
このように、蒸気タービンから排出される排出蒸気は通常の海水よりも低温とされている液化ガスによって冷却された加熱媒体水によって復水されるので、蒸気復水器内の蒸気凝縮温度が低くなる。蒸気復水器内の蒸気凝縮温度が低くなると、排出蒸気の真空度が高くなるので、蒸気タービン熱落差が大きくなり、熱効率を向上させることができる。
なお、蒸気復水器内の真空度を過度に高くすると、蒸気の湿り度が増して蒸気タービンの翼等に減耗等が発生する要因となるので、蒸気復水器に供給する海水量を調節することが好ましい。
なお、温水と加熱媒体水との間で熱交換される部分に熱媒体により加熱する加熱部材を備えるようにしてもよい。
本発明では、たとえば、外部の加熱媒体水温度が供給加熱媒体水温度よりも高い場合には、供給タンクに外部の加熱媒体水を導入する。供給部の周囲の温度が供給海水温度よりも高くなるので、供給部を通る加熱媒体水の温度を維持上昇させることができる。また、外部の加熱媒体水温度が供給加熱媒体水温度よりも低い場合には、供給タンクに外部の加熱媒体水を導入せず空のまま、すなわち、ドライ状態とする。これにより、供給部の周囲に断熱効果を有する空気の層が形成されるので、供給タンクの外側の低温が供給部に影響する程度を低減でき、供給部を通る加熱媒体水の温度が低下することを抑制することができる。
このように、外部の加熱媒体水温度の状況に対応して供給タンクおよび/または回収タンクに外部の加熱媒体水を導入したり、あるいは導入せず空にしたりすることによって供給加熱媒体水温度および/または回収加熱媒体水温度が設定された温度から大きく外れないように維持することができるので、安定した再ガス化を行うことができる。
外部の加熱媒体水温度が回収加熱媒体水温度よりも高い場合には、回収部の中間部分を通る加熱媒体水は回収タンク内を通過するようにされる。これにより、回収部を通る加熱媒体水はより外部の加熱媒体水温度の影響を受けるので、回収海水温度の温度を一層維持上昇させることができる。
また、動力部の排熱が液化ガスを再ガス化する熱源として用いられるので、再ガス化のために燃料を追加する必要がなくなる。このため、再ガス化のための燃料消費を節約することができる。
図1は、LNG船1の全体概略構成を示すブロック図である。
LNG船1には、略球形をした液化天然ガス(液化ガス;以下、LNGという。)を貯蔵する貯蔵タンク3が長手方向に沿って複数、たとえば、4個備えられている。
LNG船1の後部には、機関室5が設けられている。機関室5には、過熱蒸気を発生するボイラ7、ボイラ7からの過熱蒸気で駆動されるタービンである主機(動力部)9、ボイラ7からの過熱蒸気で駆動される蒸気タービン(動力部)11、蒸気タービン11の回転駆動力によって電力を発生する発電機(動力部)13、主機9および蒸気タービン11からの排出蒸気を凝縮させる蒸気コンデンサ(蒸気復水器)15等を有する蒸気タービンプラントが備えられている。
LNG船1の両舷および底部には、複数のバラストタンク21が長手方向に沿って配置されている。各バラストタンク21は図示しない注排水装置によって海水が注排水されるように構成されている。
図2は、再ガス化プラント23の概略構成を示すブロック図である。
再ガス化プラント23には、貯蔵タンク3から取り出されたLNGを加熱してガス化するベーパライザ(再ガス化部)25と、貯蔵タンク3からベーパライザ25へLNGを供給するLNG供給配管27と、LNG供給配管27に少なくとも1個備えられ、発電機13で発生された電力で駆動されてLNGの圧力を上昇させるポンプ(図示省略)と、海水(加熱媒体水)を貯留するシーベイ(貯留部)29と、シーベイ29からベーパライザ25へ海水(以下、供給海水という。)を供給する供給ライン(供給部)31と、ベーパライザ25からシーベイ29へ熱交換後の海水(以下、回収海水という。)を回収する回収ライン(回収部)33と、が備えられている。
シーベイ29は、密閉したタンク構造であり、たとえば、機関室5の2重底部分を利用して形成されている。
機関室5の2重底部分には、船側で船外と連通する空間であるシーチェスト35および船底で船外と連通する空間であるシーチェスト37が備えられている。シーチェスト35は、導入ライン39によってシーベイ29と接続され、シーチェスト37は導入ライン41によってシーベイ29と接続されている。導入ライン39,41には、それらを開閉する導入弁43,45が備えられている。このシーチェスト35,37、導入ライン39,41および導入弁43,45が本発明の第一連通部を構成する。
回収ライン33のシーベイ29側は、回収海水が蒸気コンデンサ15を通ってシーベイ29に戻される冷熱供給ライン(第一回収ライン)51と、回収海水をシーベイ29に直接戻す直接回収ライン(第二回収ライン)53と、回収海水をシーベイ29の一部に区画された小シーベイ(小貯留部)59に戻す間接回収ライン(第二回収ライン)55と、が並列するようにされている。
回収ライン33における冷熱供給ライン51、直接回収ライン53および直接回収ライン53よりも上流側には、開閉弁58によって選択的に船外と接続される船外放出ライン(第二連通部)57が分岐されている。
直接回収ライン53には、回収海水の通過量を調整する直接回収調整弁63が、間接回収ライン55には、回収海水の通過量を調整する間接回収調整弁65が備えられている。
冷熱供給ライン51における回収熱量調整弁61と蒸気コンデンサ15との間には、シーベイ29の海水を吸込み送り出す海水循環ポンプ67が備えられている給水ライン69が接続されている。
冷熱供給ライン51における船外放出ライン73の分岐位置よりも下流(シーベイ29)側には、開閉弁75が備えられている。
冷熱供給ライン51には、給水ライン69の合流位置と蒸気コンデンサ15との間に、回収海水の温度を測定する温度計49が備えられている。
蒸気コンデンサ15には内部の真空度を測定する真空度計50が備えられている。
小シーベイ59は、その底部がシーベイ29の高さ方向の略中間位置となるようにシーベイ29内で区画された空間である。小シーベイ59が存在するシーベイ29の位置に隣接してウォータベイ(温水貯留部)77が備えられている。
ウォータベイ77は、清水あるいは塩分を除去した海水を貯留するもので、仕切79によって流通可能な2部分に区画されている。仕切79のシーベイ29側には、小シーベイ59とシーベイ29とを連通する連絡流路81が小シーベイ59に入り込むように形成されている。
機関室5には、燃料を燃焼させてイナートガスを生成するイナートガス発生装置(加熱部)85が備えられている。
仕切79のシーベイ29側から清水をイナートガス発生装置85のスクラバー水として供給し、仕切79の他方側に戻すスクラバー水循環ライン(循環ライン)87が備えられている。スクラバー水循環ライン87には、イナートガス発生装置85を通過した温水を選択的に船外に放出する船外放出ライン88が備えられている。
底部のバラストタンク21に隣接して、供給タンク89と回収タンク91とが機関室5の前部位置からベーパライザ25の近傍位置まで長手方向に沿って延在するように備えられている。
供給タンク89および回収タンク91は、図示しない注排水装置によって選択的に船外の海水が注排水されるように構成されている。
回収タンク91の前後端側における回収ライン33には、回収ライン33と回収タンク91とを接続するバイパスライン93が備えられている。
バイパスライン93に備えられた開閉弁95と、回収ライン33に備えられた開閉弁97との開閉を調整することにより回収海水が回収タンク91内を通って戻るルートと、回収ライン33を通って戻るルートとを選択できるようにされている。
まず、LNG船1が海水出入の完全禁止等厳しい排出規制が実施されている海域で荷降ろしする場合について説明する。
この場合、導入弁43,45を閉じ、導入ライン39,41を閉鎖し、シーチェスト35,37からシーベイ29へ海水が流入しないようにする。開閉弁58,71を閉じ、船外放出ライン57,73を閉鎖し、回収ライン33から船外に回収海水が流出しないようにする。ベーパライザ25の天然ガス(NG)出口を陸上側の都市ガス供給ラインに接続する。
ベーパライザ25では、この供給海水がLNGを加熱しガス化する。ガス化された天然ガスは、陸上側の都市ガス配管に供給される。
供給海水は、LNGによって冷却され、回収海水とされる。回収海水は、回収ライン33を通ってシーベイ29に回収される。
供給海水の温度および回収海水の温度は、熱収支の計画によって適宜値に決定される。たとえば、供給海水の温度は24℃とされ、回収海水の温度は、12℃とされる。
このため、厳しい排出規制が実施されている場所でも海水を用いた再ガス化を実施することができる。
また、外部の海水温度が供給海水の温度よりも低い場合には、供給タンク89に外部の海水を導入せず空のまま、すなわち、ドライ状態とする。これにより、供給ライン31の周囲に海水等より高い断熱効果を有する空気の層が形成されるので、供給タンク89の外側の低温が供給ライン31を通る供給海水に影響する程度を低減でき、供給海水の温度が低下することを抑制することができる。
また、外部の海水温度が回収海水の温度よりも低い場合には、回収タンク91に外部の海水を導入せず空のまま、すなわち、ドライ状態とする。これにより、回収ライン33の周囲に海水等より高い断熱効果を有する空気の層が形成されるので、回収タンク91の外側の低温が回収ライン33を流れる回収海水に影響する程度を低減でき、回収海水の温度が低下することを抑制することができる。
このようにすると、回収海水はバイパスライン93から回収タンク91に流れ込み、回収タンク91内を流れることになる。これにより、回収海水はより外部の海水温度の影響を受けるので、回収海水の温度の温度を一層維持上昇させることができる。
蒸気コンデンサ15は、通常状態では主機9および蒸気タービン11で使用された蒸気を、海水循環ポンプ67によってシーベイ29から供給される海水で冷却し、凝縮させている。この凝縮された復水はボイラ7の給水ラインに戻される。
このように、蒸気タービン11等から排出される蒸気は通常の海水よりも低温とされている回収海水によって復水されるので、蒸気コンデンサ15内の温度が通常よりも低くなる。蒸気コンデンサ15内の温度が低くなると、蒸気の真空度が高くなるので、蒸気タービン熱落差が大きくなり、熱効率を向上させることができる。
これは、温度計49および真空度計50の計測結果に応じて回収熱量調整弁61、直接回収調整弁63、間接回収調整弁65および海水循環ポンプ67の動作を制御することで行なわれる。
再ガス化プラント23が稼動した場合の初期設定としては、回収熱量調整弁61は全開、直接回収調整弁63および間接回収調整弁65は開度制御、海水循環ポンプ67は停止とされている。したがって、回収海水は全量が冷熱供給ライン51を通って蒸気コンデンサ15に供給されている。
直接回収調整弁63および間接回収調整弁65の開度制御は、回収海水の全量と回収熱量調整弁61が全開時に冷熱供給ライン51を通過する回収海水の量との差分が通過できるようにされる。
温度計49の検出値が、所定温度範囲内に、また、真空度計50の検出値が所定真空度範囲内に戻ると、初期設定に戻される。
温度計49の検出値が、所定温度範囲内に、また、真空度計50の検出値が所定真空度範囲内に戻ると、初期設定に戻される。
温度計49の検出値が、所定温度範囲内に、また、真空度計50の検出値が所定真空度範囲内に戻ると、初期設定に戻される。
この場合、たとえば、状況に応じて蒸気コンデンサ15を通過する回収海水の量が低減されると、回収海水の加熱が不十分となり、シーベイ29の海水の温度が低下、すなわち、供給海水の温度が所定の24℃よりも低下することがある。また、設計条件によっては、蒸気コンデンサ15で回収される熱量が不足することもある。
ウォータベイ77に貯留された清水は、イナートガス発生装置85で燃焼させた燃料ガスの燃焼熱によって温められている。
小シーベイ59に戻された回収海水は、連絡流路81を通る際、ウォータベイ77の温められた清水および水中熱交換器83から加熱され、シーベイ29に流入するので、蒸気コンデンサ15で回収される熱量の不足を充足することができる。
なお、シーベイ29は、これらの減少による温度変動を緩やかにするために十分大きな容量を有するようにするのが好ましい。
たとえば、図6に示されるように連絡通路81を小シーベイ59側に存在するようにしてもよい。
また、図7に示されるように熱交換のための連絡通路81、水中熱交換器83および小シーベイ59を設けず、スクラバー水循環ライン87と間接回収ライン55との間に熱交換器99を設け、スクラバー水循環ライン87を通る温水と間接回収ライン55を通る回収海水との間で熱交換させるようにしてもよい。
この場合、導入弁43,45を開き、導入ライン39,41を開放する。これにより、シーチェスト35,37からシーベイ29へ海水が流入するようになる。
開閉弁58を開き、船外放出ライン57を開放し、回収ライン33から船外に回収海水が流出するようにする。
海水循環ポンプ67は起動し、シーベイ29の海水を蒸気コンデンサ15に供給するようにする。なお、開閉弁71,75は状況に応じ、適宜開閉し、蒸気コンデンサ15からの海水を船外に放出するか、シーベイ29に戻すかを選択する。
ベーパライザ25では、この供給海水がLNGを加熱しガス化、昇温する。ガス化され常温になった天然ガスは、陸上側の都市ガス配管に供給される。
供給海水は、LNGによって冷却され、回収海水とされる。回収海水は、回収ライン33を通って船外放出ライン57から船外に放出される。
したがって、外部の海水がベーパライザ25で液化ガスを加熱し、それにより冷却された回収海水は、船外に排出される、いわゆる、開ループ方式となるので、効率のよい再ガス化を行うことができる。
たとえば、本実施形態はLNG船1に搭載する再ガス化プラント23に適用しているが、浮遊式あるいは固定式の海洋構造物に設置するようにしてもよい。
また、液化ガスとしては、LNGに限らず、LPG等、適宜なものを対象とすることができる。
3 貯蔵タンク
5 機関室
7 ボイラ
9 主機
11 蒸気タービン
13 発電機
15 蒸気コンデンサ
23 再ガス化プラント
25 ベーパライザ
29 シーベイ
31 供給ライン
33 回収ライン
35,37 シーチェスト
39,41 導入ライン
47 供給ポンプ
49 温度計
50 真空度計
51 冷熱供給ライン
53 直接回収ライン
55 間接回収ライン
57 船外放出ライン
59 小シーベイ
61 回収熱量調整弁
63 直接回収調整弁
65 間接回収調整弁
67 海水循環給水ポンプ
77 ウォータベイ
85 イナートガス発生装置
87 スクラバー水循環ライン
89 供給タンク
91 回収タンク
99 熱交換器
Claims (8)
- 貯蔵タンクから取り出され圧力を上昇させられた液化ガスを加熱してガス化する再ガス化部と、
少なくとも前記液化ガスを前記貯蔵タンクから取り出し圧力を上昇させる動力を供給する動力部と、を備えている浮体構造物であって、
加熱媒体水を貯留する貯留部と、
該貯留部から前記再ガス化部へ前記加熱媒体水を供給する供給部と、
前記再ガス化部から前記貯留部へ熱交換後の前記加熱媒体水を回収する回収部と、
少なくとも前記動力部の排熱を用いて前記回収部を通過する前記加熱媒体水を加熱する熱交換部と、が備えられていることを特徴とする浮体構造物。 - 前記貯留部と外部とを選択的に連通させる第一連通部と、
前記回収部と前記外部とを選択的に連通させる第二連通部と、が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の浮体構造物。 - 前記動力部は、蒸気タービンで駆動される発電機であり、
前記熱交換部は、ボイラの給水系統に設置される蒸気復水器であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の浮体構造物。 - 前記回収部には、
前記熱交換部を経て前記貯留部へ前記加熱媒体水を戻す第一回収ラインと、
前記貯留部へ前記加熱媒体水を直接戻す第二回収ラインと、が備えられ、
前記第一回収ラインおよび前記第二回収ラインを流れる前記加熱媒体水の流量を調節できるようにされていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の浮体構造物。 - 加熱部を通る循環ラインの一部を構成し、該加熱部で加温された温水を貯留する温水貯留部が、前記貯留部に隣接して備えられ、
前記貯留部の前記温水貯留部側が区画された小貯留部とされ、前記第二回収ラインを流れる前記加熱媒体水の少なくとも一部は該小貯留部に戻され、前記温水と熱交換されることを特徴とする請求項4に記載の浮体構造物。 - 加熱部を通る循環ラインの一部を構成し、該加熱部で加温された温水を貯留する温水貯留部が備えられ、
前記第二回収ラインを流れる前記加熱媒体水と、前記循環ラインを流れる温水との間で熱交換されることを特徴とする請求項4に記載の浮体構造物。 - 前記供給部の中間部分は外部の加熱媒体水を導入排出可能とされた供給タンクの内部に位置するようにされ、
前記回収部の中間部分は外部の加熱媒体水を導入排出可能とされた回収タンクの内部に位置するようにされていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の浮体構造物。 - 前記回収部の中間部分を通る加熱媒体水は、選択的に前記回収タンク内を通過するようにされていることを特徴とする請求項7に記載の浮体構造物。
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