JP2010057881A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010057881A
JP2010057881A JP2008266387A JP2008266387A JP2010057881A JP 2010057881 A JP2010057881 A JP 2010057881A JP 2008266387 A JP2008266387 A JP 2008266387A JP 2008266387 A JP2008266387 A JP 2008266387A JP 2010057881 A JP2010057881 A JP 2010057881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water receiving
receiving tank
power cable
washing
drying machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008266387A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5053975B2 (ja
Inventor
Hiroki Hayashi
浩樹 林
Takashi Nishimura
孝 西村
Naoko Goto
直子 後藤
Toshio Arakawa
敏雄 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp
Toshiba Home Appliances Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp, Toshiba Home Appliances Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008266387A priority Critical patent/JP5053975B2/ja
Publication of JP2010057881A publication Critical patent/JP2010057881A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5053975B2 publication Critical patent/JP5053975B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

【課題】電源ケーブルが断線して万が一にも発火した場合、水受槽への延焼を防止できる洗濯乾燥機を提供することにある。
【解決手段】外箱1内に水受槽2が弾性支持され、この水受槽2内にドラムが配設されており、このドラムを駆動する駆動モータ5が水受槽2の背面部4に取付けられている。
電源ケーブル8は防炎板7に取付けられている。電源ケーブル8と水受槽2との間には防炎板7があり、電源ケーブル8が断線によるアークで発火しても、その炎が防炎板7により水受槽2への延焼を防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源ケーブルを水受槽に固定した洗濯乾燥機に関する。
洗濯機においては、洗濯運転を制御する制御基板が、上部外装体内に収容されているものがある。上記制御基板は、過電流が流れると発火し上記上部外装体に類焼する可能性があった。このため、上記洗濯機は、上記制御基板と上記上部外装体との間に難燃性または不燃性の材料で構成されたカバー体を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−67901号公報
洗濯機、特にドラム式の洗濯乾燥機では、外箱内に水受槽が弾性支持されており、その水受槽内にドラムが配置されている。このドラムは、水受槽の背面部に設けられたモータによって回転駆動されるようになっている。従って、モータに電源を供給するための電源ケーブルが水受槽の背面部に配置されている。
上記電源ケーブルは、上記水受槽の背面部に固定される部分と上記外箱の底部に固定されている固定部とを有する。このため、洗濯物を収容したドラムが回転駆動されることに伴って水受槽が振動すると、上記電源ケーブルの上記水受槽の背面部に固定される部分に繰り返し屈曲がかかる。当該繰り返し屈曲は、例えば洗濯機の設置床面が異常に弱いなどの事情により脱水時に通常より振動が大きくなることがあり、このような異常な状態が長期間にわたると、上記電源ケーブル断線の可能性が高まり、その場合、そのまま使い続けると、当該断線箇所からアークが発生することも考えられる。
この種の洗濯乾燥機においては、通常、前述のようなアークが発生して過電流が流れると、内蔵のブレーカのトリップ若しくは電流ヒューズの溶断により電源遮断状態となる安全対策が施されている。
しかし、上記ブレーカ若しくは上記電流ヒューズが万が一劣化故障していた場合は、上記アークが持続的に発生し、その周辺部から発火して上記水受槽に延焼するという想定外の事故の発生の可能性は否定できない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、電源ケーブルが断線して万が一にも発火した場合であっても、水受槽への延焼を防止できる洗濯乾燥機を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の洗濯乾燥機は、外箱と、この外箱の内部に弾性的に支持され、洗濯水を貯水する水受槽と、この水受槽内に設けられ、洗濯物を収容して回転駆動されるドラムと、前記外箱の底部と前記水受槽に固定された電源ケーブルとを具備し、前記水受槽の前記電源ケーブルを固定する部分に、前記水受槽と前記電源ケーブルとの間に位置して難燃素材を使用した防炎板を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、水受槽と電源ケーブルとの間に難燃素材を使用した上記防炎板を設けたことにより、万が一上記電源ケーブルが断線し発火しても、その炎は当該防炎板で抑えられ上記水受槽に延焼することを防止することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態につき、図1ないし図4を参照して説明する。
図2に示すように、外箱1内には、前面が開放する横軸形の水受槽2が複数の弾性支持機構3を介して弾性支持されており、この水受槽2内には、前面に洗濯物の出入口を有する横軸形のドラム(図示せず)が回転可能に配設されている。なお、図示はしないが、外箱1の上部1aには、水受槽2内に給水する給水装置が配設され、外箱1の底部1bには、水受槽2内から排水する排水装置が配設されている。
水受槽2の背面部4には、駆動モータ5が固定されている。この駆動モータ5は、アウタロータ型の三相ブラシレスDCモータからなり、前記図示しないドラムをダイレクトドライブ方式により回転駆動する。そして、この駆動モータ5は、洗い、すすぎ時には、ドラムを低速度で正逆転駆動し、脱水時には,ドラムを一方向に高速度で回転駆動し、乾燥時には、ドラムを一方向に低速度で回転駆動(必要に応じて反転)するようになっている。
外箱1内の底部1bには、図示はしないが、ヒートポンプ(冷凍サイクル)が配置されている。このヒートポンプは、圧縮機(コンプレッサ)で圧縮した気体冷媒を凝縮器(コンデンサ)で凝縮して液体冷媒とし、この液体冷媒を蒸発器(エバポレータ)で蒸発させて気体冷媒とし、再び圧縮機に送り込む周知の構成である。そして、外箱1内には、図示しない送風ファンが回転されると、空気が凝縮器で加熱されて温風となり、これが水受槽2の背面部4のダクト6を介してドラム内に供給されて洗濯物から湿気を奪って排気となり、その排気はドラムからヒートポンプ側に放出されて蒸発器で除湿され、再び凝縮器で加熱されることを繰り返す循環経路が構成されている。
次に、本実施形態のおける電気的構成について述べる。
外箱1内の上部1aには、図示していないが、操作部(各種操作スイッチ)、表示部(各種表示器)を備えた操作パネルが配置されている。外箱1の底部1bには、図示はしないが、マイクロコンピュータを主体に構成された制御装置と、この制御装置により制御されるインバータ及び各種駆動部(例えば給水弁、排水弁、コンプレッサ等用)とが設けられている。そして、外箱1の底部1bには、図示はしないが、商用単相交流電源から高電圧(例えば282V)の直流駆動電源を得てインバータに与える駆動電源回路、及び、上記商用単相交流電源から低電圧(例えば5V、15V)の直流制御電源を得る制御電源回路が設けられている。そして、当該制御電源回路の出力端子に接続されて制御電源を前記操作パネルに供給するための制御電源線及び前記操作パネルと前記制御装置とを接続する信号線は、外箱1内の隅角部に沿って配置されている。
図1及び図2に示すように、水受槽2の背面部4には後述するような防炎板7がねじ止めされ、この防炎板7の下端部には、難燃性材料からなるクランプ9がねじ止めされている。電源ケーブル8は、外箱1の底部1bから導出され、電源ケーブル8の一部を被覆する難燃性クッション8aとともにクランプ9に挟支され防炎板7に固定されている。従って、クランプ9が防炎板7に電源ケーブル8を固定する固定部に相当する。電源ケーブル8は、11本の電線の束であり、クランプ9の先で二股に分けられる。
一方は、駆動モータ5に前記インバータからの三相交流電力を供給するモータ電力供給線10u、10v、10wと、駆動モータ5のロータ5a近傍に取り付けられた回転位置センサ(図示せず)と前記制御装置とに接続される3本の信号線11u、11v、11w及び共通線11cとである。他方は、水受槽2に取り付けられている二つの振動センサ(図示せず)に接続される4本の信号線12a、12b、12c、12dである。
モータ電力供給線10u、10v、10wは、それぞれコネクタ13u、13v、13wによって駆動モータ5の電力供給端子(図示せず)に接続され、3本の信号線11u、11v、11w及び共通線11cは、4針のコネクタ14によって前記回転位置センサに接続されている。4本の信号線12a、12b、12c、12dは、前記二つの振動センサから延出する4本の信号線(図1、図2において当該信号線の束15を図示)と4針のコネクタ(図示せず)で中継されて接続される。このため、前記制御装置から延出する信号線12a、12b、12c、12dと、前記二つの振動センサから延出する上記4本の信号線とは、上記コネクタにより分離可能である。
前記コネクタはその両端に接続されている上記両信号線の一部とともに難燃性の素材からなる筒状体16に収納され、その筒状体16の両端開口部は難燃性粘着テープ17で巻回され液密状に閉じられコネクタ収納部18が構成されている。当該コネクタ収納部18は、後述する防炎板7に一体成型されたL字型の延設部19により水受槽2側に押さえられ、水受槽2の背面部4に形成されたリブ切り欠き部20を通り、水受槽2の背面部4に設けられたリブ21で仕切られた凹部22に収納される。
なお、モータ電力供給線10u、10v、10w及び3本の信号線11u、11v、11w及び共通線11cは、その途中でクランプ9a、9bにより水受槽2の背面部4に留められ、前記二つの振動センサから延出する4本の信号線(図1、図2において当該信号線の束15を図示)は、その途中でクランプ9c、9dにより水受槽2の背面部4に留められている。
次に、図3、4を用い、防炎板7の構成について詳細に説明する。図3は防炎板7正面(水受槽2では背面)の斜視図であり、図4は防炎板7裏面の斜視図である。
防炎板7は、難燃性ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)からなり、略扇型の基板部23、その基板部23の左側辺部に前方に向かって一体に成型された円弧状側板部25、及び基板部23の上端部に後方に伸びる一体に成型された庇たる長方形状板部27を有する。
基板部23は、上端部の中央部にL字型の延設部19を同一平面状に一体的に有し、更にクランプ9をねじ28(図1参照)で止めるためのねじ孔29、螺着用ボス30、防炎板7を水受槽2の背面部4にねじ止めするために用いるねじ31(図1参照)のための貫通孔32、及びクランプ9の回転止めに用いられる突起部33を有する。
延設部19は位置決め孔34と貫通孔35とを有する。この位置決め孔34は、水受槽2の背面部4に設けられた突起部36(図1参照)が挿入するためのものであり、これにより水受槽2の背面部4への防炎板7の取り付け位置を定める。貫通孔35には防炎板7を水受槽2の背面部4にねじ止めするために用いるねじ37(図1参照)が挿通する。
円弧状側板部25は、防炎板7が水受槽2の背面部4に取付けられたときに水受槽2の周壁面にその全体が当接するように形成されている。
長方形状板部27は矩形状の切り欠き部38を有し、この切り欠き部38は筒状体16が嵌挿する(図1参照)。
なお、防炎板7はねじ31、37により水受槽2の背面部4に取り付けられているが、ねじ31、37は水受槽2の背面部4のリブに一体的に形成されている螺着用ボス(図示せず)に螺着されている。
本実施形態に係る洗濯乾燥機の洗い、すすぎ、脱水の洗濯運転、及び乾燥運転動作中、水受槽2は振動する。電源ケーブル8のクランプ9により固定されている部分の直下部分は、繰り返し屈曲する。当該繰り返し屈曲は、長期間にわたると、上記電源ケーブル8を断線させ、当該断線箇所からアークが発生する可能性がある。
本実施形態に係る洗濯乾燥機においては、前述のようなアークが発生して過電流が流れると、内蔵のブレーカのトリップ若しくは電流ヒューズの溶断により電源遮断状態となる安全対策が施されている。
しかし、上記ブレーカ若しくは上記電流ヒューズが万が一劣化故障していた場合は、上記アークが持続的に発生し、その周辺部から発火する可能性は否定できない。その発火部分は難燃性クッション8aに被覆されているので容易には発火しないが、繰り返し屈曲により難燃性クッション8aが破損していた場合にはその防炎効果は見込めない。このような状況でも電源ケーブル8は防炎板7に取付けられているため、電源ケーブル8と水受槽2との間にはその防炎板7があり、電源ケーブル8から発生した炎が防炎板7により受け止められ水受槽2への延焼を防ぐことができる。
防炎板7は、円弧状側板部25を有しているため当該炎が横に広がったとしても水受槽2の周壁面に延焼することはなく、また長方形状板部27を有しているため当該炎が上方へ伸び上がるのを抑制することができる。さらに、コネクタ収納部18は、L字型の延設部19により水受槽2側に押さえられ凹部22に収納されている。このため、長方形状板部27が有する切り欠き部38から前記炎が伸びあがったとしてもコネクタ収納部18及びその先の信号線の束15に延焼することを防止できる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態につき、図5ないし図7を参照して説明する。なお、上記第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7は後述する防炎板40が取り付けられた水受槽2の部分拡大斜視図である。図7に示すように、水受槽2の背面部4には駆動モータ5が固定されており、この駆動モータ5の重量により水受層2の背面側に偏った重心を水受槽2の中心に位置させるように水受槽2の周壁底面前部の左右両側に2個ずつの計4個のバランサ41が取り付けられている。このバランサ41は、金属で構成されており、本発明でいう不燃部材に相当する。このような状態で水受槽2が外箱1内で複数の弾性支持機構3を介して弾性支持されている。
外箱1内の上部1aには、ヒートポンプに代わる乾燥装置(図示せず)が配設されている。この乾燥装置は、ヒータとファンモータと送風ファンを備えており、当該ヒータにより加熱された空気がファンモータによって回転される送風ファンの風圧によりダクト6を介して上記ドラム内に熱風として送り込まれる周知の構成である。
次に、本実施形態における電気的構成について述べる。外箱1内の底部1bには、図示はしないが、前述したように、マイクロコンピュータを主体に構成された制御装置と、この制御装置により制御されるインバータ及び各種駆動部とが設けられている。
図5及び図6に示すように、水受槽2の周壁底部43に防炎板40がねじ止めされ、この防炎板40の下端面には、クランプ9(電源ケーブルの固定部に相当)がねじ止めされている。電源ケーブル42は、外箱1の底部1bから導出され、電源ケーブル42の一部を巻回する難燃性のクッション付粘着テープ44とともにクランプ9に挟支され防炎板40に固定されている。従って、クランプ9が防炎板40に電源ケーブル42を固定する固定部に相当する。電源ケーブル42は、10本の電線の束であり、クランプ9の先で二股に分けられている。
二股に分かれている電源ケーブル42の一方は、前述したように、駆動モータ5にインバータからの三相交流電力を供給するモータ電力供給線10u、10v、10wと、駆動モータ5のロータ5a近傍に取付けられた回転位置センサ(図示せず)と上記制御装置とに接続される3本の信号線11u、11v、11w及び共通線11cとである(図7参照)。
二股に分けられている電源ケーブル42の他方は、水受槽2のダクト7の排気口(図示せず)近くに取り付けられている二つの温度センサ(図示せず)に接続される2本の信号線45a、45b及びアースに接続される共通線46である(図6参照)。なお、電源ケーブル42のクランプ9から駆動モータ5までの部分は、2個の電源ケーブル留57a、57bにより水受槽2に留められている(図7参照)。
次に、図5及び図7を用いて、防炎板40の構成について詳細に説明する。図5は防炎板40を前方下側から見た斜視図である。防炎板40は、難燃性ABSからなり、水受槽2の周壁底部43にねじにより取り付けられている。
防炎板40は、略台形板状の基板部47とこの基板部47の周縁部に下方に向けて一体的に突設されている壁48を備えている。壁48は、バランサ41に臨む部分に切り欠き部49を有している。さらに、防炎板40は、その基板部47に二つの貫通孔50、51を有する。防炎板40は、ねじ52、53を貫通孔50、51に挿入し水受槽2の周壁底部43のリブ21に設けられたねじ孔(図示せず)に螺着させることにより、水受槽2の周壁底部43に固定される。
また、防炎板40は、その基板部47に後述のドライバ(ネジ回し)を挿入する貫通口(図示せず)を有し、その貫通口の周縁部に下方に向けて一体的に突設される円筒54を備える。上記ドライバは、バランサ41を水受槽2に取り付けるためのねじ(図示せず)を回すために用いる。基板部47の貫通孔55は防炎板40の位置決め用の孔であり、水受槽2の周壁底部43のリブ21の下端面に一体的に設けられた突起部56が貫通孔55に貫入することにより水受槽2における防炎板40の位置が決まる。
本実施形態に係る洗濯乾燥機は、第1の実施形態に係る洗濯乾燥機と同様に、電源ケーブル42の断線箇所からアークが発生して過電流が流れると、内蔵のブレーカのトリップ若しくは電流ヒューズの溶断により電源遮断状態となる安全対策が施されている。
しかし、上記ブレーカ若しくは上記電流ヒューズが万が一劣化故障していた場合は、上記アークが持続的に発生し、その周辺部から発火する可能性は否定できない。その発火部分はクッション付粘着テープ44に被覆されているので容易には発火しないが、繰り返し屈曲によりクッション付粘着テープ44が破損していた場合にはその防炎効果は見込めない。このような状況下でも電源ケーブル42は防炎板40に取付けられているため、電源ケーブル42と水受槽2との間には防炎板40があり、電源ケーブル42から発生した炎が防炎板40により水受槽2への延焼を防ぐことができる。
さらに、電源ケーブル42の断線箇所から発生する炎が大きくなったとしても、炎とともに発生する気流が炎を矢印に示すごとく防炎板40の切り欠き部49へ導く(図5参照)。切り欠き部49の先には不燃部材である金属でできたバランサ41があるため、炎の延焼は他の可燃性部材の部位に及ぶことはなくバランサ41に導かれ、これにより抑制することができる。
また、防炎板40の基板部47には円筒54が一体的に設けられているため、この円筒54により上記ドライバを挿入する貫通口(図示せず)に炎が入りこむことを防止することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態につき、図8を参照して説明する。図8は後述する防炎板60を前方下側から見た斜視図である。なお、上記第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態に係る構成は、防炎板60を除いて第2の実施形態と同様である。
防炎板60は、難燃性ABSからなり、略正方形板状の基板部61とこの基板部61の周縁部には壁62が一体的に下方に突設されている。さらに、壁62の内壁に沿う基板部61の周縁部に上方に凹となる溝63が形成されている。
このため、万が一電源ケーブル42から発火したとしても、電源ケーブル42と水受槽2との間には防炎板60があり、電源ケーブル42から発生した炎が防炎板60により水受槽2への延焼を防ぐことができる。
さらに、電源ケーブル42の断線箇所から発生する炎が大きくなったとしても、炎は矢印に示すごとく溝63に入り込み左右に分岐する。このため、炎は防炎板60の壁62より外に飛び出ることはなく水受槽2への延焼を防ぐことができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態につき、図9を参照して説明する。図9は後述する防炎板70を前方下側から見た斜視図である。なお、上記第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態に係る構成は、防炎板70を除いて第2の実施形態と同様である。
防炎板70は、難燃性ABSからなり、略正方形板状の基板部71とこの基板部71の周縁部には内周壁72(壁に相当)が一体的に下方に突設され、さらに内周壁72の外周に外周壁73(壁に相当)が一体的に下方に突設されている。
このため、万が一電源ケーブル42から発火したとしても、電源ケーブル42と水受槽2との間には防炎板70があり、電源ケーブル42から発生した炎が防炎板70により水受槽2への延焼を防ぐことができる。
さらに、電源ケーブル42の断線箇所から発生する炎が大きくなり内周壁72を炎が越えるような場合が生じたとしても、炎は矢印に示すごとく外周壁73で止められる(図9参照)。さらに炎は内周壁72と外周壁73との間に成形された上方に凹となる溝74をつたい左右に分岐する。このため、防炎板70の周縁部に下向きの壁を2重に設けることで、炎は外周壁73より外に飛び出ることはなく水受槽2への延焼を防ぐことができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記し且つ図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形または拡張が可能である。
駆動モータ5は回転位置センサを有するが、この種のモータに限らず回転センサを有しないものであってもよい。例えば、ベクトル制御により駆動される位置センサレスモータであってもよい。
また、防炎板7は難燃性ABSからなるものであるが、これに限らず金属等の不燃材料やその他難燃材料であってもよい。
また、第1の実施形態に係る洗濯乾燥機はヒートポンプ(冷凍サイクル)により洗濯物から湿気を奪っているが、これに限らずヒータにより洗濯物から湿気を奪う方式のものであってもよい。第2ないし第4の実施形態に係る洗濯乾燥機はヒータにより洗濯物から湿気を奪っているが、これに限らずヒートポンプ(冷凍サイクル)により洗濯物から湿気を奪う方式のものであってもよい。
また、第4の実施形態に係る防炎板70にその周縁部に下向きの壁を2重に設ける例を示したが、2重に限ることはなく防炎板の周縁部に下向きの壁を3重以上に設けてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る洗濯乾燥機の背面カバーを取り除いた状態の背面の部分拡大図 洗濯乾燥機の背面カバーを取り除いた状態の背面図 防炎板の正面の斜視図 防炎板の裏面の斜視図 本発明の第2の実施形態に係る図1相当図 洗濯乾燥機の図2相当図 水受槽を前方下側から見た斜視図 本発明の第3の実施形態に係る図1相当図 本発明の第4の実施形態に係る図1相当図
符号の説明
図面中、1は外箱、2は水受槽、3は弾性支持機構、5は駆動モータ、7、40、60、70は防炎板、8、42は電源ケーブル、9はクランプ(固定部)、9a、9b、9c、9dはクランプ、10u、10v、10wはモータ電力供給線、12a〜12dは信号線、18はコネクタ収納部、15は束(信号線)、19は延設部、25は円弧状側板部、27は長方形状板部(庇)、41はバランサ(不燃部材)、43は周壁底部、48、62は壁、49は切り欠き部、63、74は溝、72は内周壁(壁)、73は外周壁(壁)を示す。

Claims (8)

  1. 外箱と、
    この外箱の内部に弾性的に支持され、洗濯水を貯水する水受槽と、
    この水受槽内に設けられ、洗濯物を収容して回転駆動されるドラムと、
    前記外箱の底部と前記水受槽に固定された電源ケーブルとを具備し、
    前記水受槽の前記電源ケーブルを固定する部分に、前記水受槽と前記電源ケーブルとの間に位置して難燃素材を使用した防炎板を設けたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記防炎板は、前記電源ケーブルの固定部を有することを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記防炎板は、前記水受槽の背面に取付けられ、前記電源ケーブルの発火した時の炎の伸びを阻止する庇を有することを特徴とする請求項1または2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記水受槽には信号ケーブルが配置され、この信号ケーブルと前記電源ケーブルから分離された信号ケーブルとがコネクタで連結され、このコネクタを収納する収納部を防炎板が前記水受槽側に押さえるようにしたことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記防炎板は、前記水受槽の周壁底部に取り付けられ、前記電源ケーブルを固定する部分を囲う下向きの壁を設けたことを特徴とする請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  6. 前記下向きの壁を2重以上に設けたことを特徴とする請求項5に記載の洗濯乾燥機。
  7. 前記防炎板は、前記水受槽に備えられた不燃部材に臨む前記壁の部分に切り欠き部を有することを特徴とする請求項5に記載の洗濯乾燥機。
  8. 前記防炎板の前記電源ケーブルの固定部の周囲に上方に凹となる溝を設けたことを特徴とする請求項5または6に記載の洗濯乾燥機。
JP2008266387A 2008-08-04 2008-10-15 洗濯乾燥機 Active JP5053975B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008266387A JP5053975B2 (ja) 2008-08-04 2008-10-15 洗濯乾燥機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008200717 2008-08-04
JP2008200717 2008-08-04
JP2008266387A JP5053975B2 (ja) 2008-08-04 2008-10-15 洗濯乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010057881A true JP2010057881A (ja) 2010-03-18
JP5053975B2 JP5053975B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=42185355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008266387A Active JP5053975B2 (ja) 2008-08-04 2008-10-15 洗濯乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5053975B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016168232A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611783U (ja) * 1979-07-09 1981-01-31
JPS60145192A (ja) * 1984-01-09 1985-07-31 松下電器産業株式会社 洗濯機のパネル装置
JPS6247388U (ja) * 1985-09-11 1987-03-24
JPH10127977A (ja) * 1996-10-31 1998-05-19 Toshiba Corp 洗濯機
JPH1133284A (ja) * 1997-07-18 1999-02-09 Toshiba Corp 洗濯機
JP2008067901A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611783U (ja) * 1979-07-09 1981-01-31
JPS60145192A (ja) * 1984-01-09 1985-07-31 松下電器産業株式会社 洗濯機のパネル装置
JPS6247388U (ja) * 1985-09-11 1987-03-24
JPH10127977A (ja) * 1996-10-31 1998-05-19 Toshiba Corp 洗濯機
JPH1133284A (ja) * 1997-07-18 1999-02-09 Toshiba Corp 洗濯機
JP2008067901A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016168232A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5053975B2 (ja) 2012-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2948584B1 (en) Laundry treatment apparatus
US20050155394A1 (en) Plastic housing
JP5053975B2 (ja) 洗濯乾燥機
KR20210074946A (ko) 스팀발생장치 및 이를 갖는 의류 관리기
US20070209227A1 (en) Control Panel Assembly In Dryer
JP5449921B2 (ja) ドラム式洗濯機
KR102655152B1 (ko) 의류 관리기
JP6898704B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP6371719B2 (ja) 除湿機
CN102400292A (zh) 洗衣机
KR20070059424A (ko) 세탁기의 컨트롤 패널
WO2023243553A1 (ja) 衣類処理装置
JPH119889A (ja) 洗濯機
US20240301607A1 (en) Interface and clothing treatment apparatus equipped with interface
US20240360611A1 (en) Interface and clothes processing apparatus comprising interface
EP3545125B1 (en) Dual drying apparatus
KR101016312B1 (ko) 세탁물 처리기기
JP6334110B2 (ja) 洗濯機
KR102092591B1 (ko) 세탁기용 커넥터 및 세탁기
KR101498038B1 (ko) 의류처리장치
JP2013085728A (ja) 衣類乾燥機
EP4365353A1 (en) Interface and laundry treating apparatus including interface
KR102422009B1 (ko) 공기조화기
JP5426252B2 (ja) 衣類乾燥機
KR20070062282A (ko) Pcb기판에 결합되는 전원단 커넥터 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5053975

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350