JP2010055526A - Vwapハイブリッド・システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 約定率を向上させ、機関投資家等の発注元の負担を軽減し、マーケットインパクトを与えることなく、効率的にVWAP値を用いて大口注文を処理することの可能なVWAPハイブリッド・システムを提供すること。
【解決手段】 発注元とマーケットメイカーの入出力端末と、VWAPクロッシング・システムと、情報系システムと通信でき、発注元が失効注文を約定するために許容できる許容スプレッド値を含む条件を記憶する発注元側条件受付手段と、マーケットメイカーに失効注文を約定させるために必要な受諾スプレット値を含む条件を記憶するマーケットメイカー側条件受付手段と、レーティング値を管理するレーティング値管理手段と、記憶された条件とレーティング値とから回送先を決定する回送先決定手段と、仮約定を確定させる仮約定管理手段と、本約定を確定させる本約定管理手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金融市場に発注される大口注文を出来高加重平均値(以下、「VWAP値」という。)を用いて取引する場合の処理システムに関する。
機関投資家等のような大量の取引を行う発注元が、金融市場に発注する際は、「成行」や「指値」で取引を指定する場合と、価格変動を平準化した値であるVWAP値を用いて行う取引を指定する場合がある。
これらの取引方法のうち、「成行」で行う取引方法には、約定価格が予想外に変動することがあるというリスクが存在し、「指値」で行う取引方法には、売買が成立しないことがあるというリスクが存在する。また、機関投資家等が、「成行」や「指値」による取引方法で大量の注文を一般の金融市場(証券取引所)に発注すると、発注者自らの注文により発注者自身にとって不利な方向に価格が動く、いわゆるマーケットインパクトが生じてしまうというリスクが存在する。
これに対し、VWAP値を用いる取引方法は、これらのリスクを軽減することが可能であることが知られている。このため、機関投資家等のように大量の注文を行うような発注元の資金運用においては、VWAP値を用いて行う取引を如何に活用するかが重要となっている。
近年、そのVWAP値を用いて大口注文を処理する取引方法としては、VWAPギャランティー取引(例えば、非特許文献1及び非特許文献2参照。)や、VWAPクロッシング取引(例えば、非特許文献3参照。)といったものが知られている。
野村證券株式会社『VWAPギャランティー取引』(URL:http://www.nomura.co.jp/service/deal/rule/vwap.html:2008.7.25検索) 松井証券株式会社『VWAPギャランティー取引に関する説明書』(URL:http://www.matsui.co.jp/service/kitei/pdf/stock/vwap.pdf:2008.7.25検索) 日本証券業界『インスティネット証券取引方法の詳細』(URL:http://pts.offexchange.jp/html/11178besi.html:2008.7.25検索)
これらのVWAP値を用いて行う取引の処理方法を図8及び図9を用いて説明する。なお、図8はVWAPギャランティー取引による処理方法を示す概念図であり、図9はVWAPクロッシング取引による処理方法を示す概念図である。
図8に示すように、VWAPギャランティー取引は、主に証券取引所における取引当日の終日、前場、後場のVWAP値を用いて、証券会社が売買の相手方となって約定を成立させる相対取引である。このVWAPギャランティー取引において、約定価格はVWAP値そのものではなく、買注文の場合にはVWAP値より高い価格となり、売注文の場合にはVWAP値よりも低い価格となる。そして、これらの価格差(スプレッド)が証券会社の収益となる。なお、売注文と買注文の差分については、証券会社が、自己ポジションとして保有した後、金融市場へ発注することによって調整を行う。近年は、そのような調整を効率的に行うために、アルゴリズム・トレードによる分割(スライシング)注文が行われている。
図9に示すように、VWAPクロッシング取引は、主に証券取引所における取引当日の日通し、前場、大引けの証券取引所からの発表価格を用いて、PTS(私設取引システム)を保有する証券会社が、顧客同士の注文を付き合わせる(クロッシング)取引である。このVWAPクロッシング取引において、機関投資家等の発注元は、一日に複数回ある取引機会(セッション)の注文受付終了時刻までに、電話、ファクシミリ、電子メールその他の電子的方法を用いて証券会社に対して発注を行い、証券会社は、機関投資家等からの売買注文をシステム上に集め、売買の成立数が最大化するように、売買注文を一定の順序とアルゴリズムによりシステム的に組み合わせて約定させる。なお、売注文と買注文の差分量については、失効注文となる。
このように、VWAPギャランティー取引とVWAPクロッシング取引とは、それぞれが独特の特性を持つ全く異なる独立した方法であるため、これらの取引は、それぞれ別個に提供されるサービスとして取り扱われている。
しかし、VWAPギャランティー取引は、相対取引であるため、売注文と買注文の差分を証券会社が自己ポジションとして保有して価格変動リスクを保持しなければならず、結果として、機関投資家等が証券会社に支払うコストであるスプレッドが高額となってしまうという問題がある。また、取引可能な銘柄は、流動性の高い銘柄を主として証券会社から指定されているため、対象となる銘柄が限定され、利便性が低いという問題がある。さらに、証券会社にとっては、機関投資家からの売注文と買注文の差分によって生じた自己ポジションを金融市場への発注により調整する際、アルゴリズム・トレードによるスライシング注文等を用いた場合であっても、価格が大きく乖離してしまうリスクを抱えてしまうという問題がある。
また、VWAPクロッシング取引は、買注文と売注文の注文数に偏りがあり、また、その差分が大きい場合には、売買の差分はすべて失効注文となるため、機関投資家等にとっては、約定が付きにくいという問題があった。また、証券会社にとっては、そのような失効注文に対しては手数料を獲得することができないため、大きな機会損失となってしまうという問題があった。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、約定率を向上させ、機関投資家等の発注元の負担を軽減し、マーケットインパクトを与えることなく、効率的にVWAP値を用いて大口注文を処理することの可能なVWAPハイブリッド・システムを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明のVWAPハイブリッド・システムは、発注元が設定する注文の条件が入力され、通知された情報が表示される発注元側入出力端末と、マーケットメイカーが設定する注文の条件が入力され、通知された情報が表示されるマーケットメイカー側入出力端末と、前記発注元が設定した条件を受け付け、該条件に基づいてVWAPクロッシング取引を行い、前記発注元側入出力端末に該VWAPクロッシング取引の結果を通知するVWAPクロッシング・システムと、取引所の大引け後に確定するVWAP値を取り込む情報系システムと、の間で情報の送受信を行うことが可能であり、前記VWAPクロッシング取引で失効注文が生じたときに、該失効注文を約定するために許容できる許容スプレッド値を含む前記発注元が設定した注文の条件を前記発注元側入出力端末から受け付け記憶する発注元側条件受付手段と、前記マーケットメイカーに前記失効注文を約定させるために必要な受諾スプレット値を含む該マーケットメイカーが設定した注文の条件を前記マーケットメイカー側入出力端末から受け付け記憶するマーケットメイカー側条件受付手段と、前記マーケットメイカーごとに前記失効注文を受諾した比率と通知から受諾までのレスポンスタイムとに基づきレーティング値を算出し保管するレーティング値管理手段と、前記VWAPクロッシング・システムから前記失効注文の発生を通知されたときに、前記発注元側条件受付手段に記憶された注文の条件と前記マーケットメイカー側条件受付手段に記憶された注文の条件と前記レーティング値管理手段に記憶された前記レーティング値とに基づき複数の前記マーケットメイカーから該失効注文に適合する回送先を決定する回送先決定手段と、前記回送先決定手段が決定した回送先の前記マーケットメイカー側入出力端末に前記失効注文の銘柄と前記発注元が設定した条件を通知し、回送先の前記マーケットメイカーが該失効注文を受諾したときには該マーケットメイカー側入出力端末と前記発注元側入出力端末に仮約定を通知して該仮約定を記憶し回送先の前記マーケットメイカーが該失効注文を受諾しなかったときには前記回送先決定手段に新たな回送先の決定を要請し、受諾の可否と通知から受諾までのレスポンスタイムを前記レーティング値管理手段に送信する仮約定管理手段と、大引け後に前記情報系システムから確定したVWAP値を取り込み該VWAP値を用いて前記仮約定を本約定として確定させ、該本約定を前記マーケットメイカー側入出力端末と前記発注元側入出力端末とに通知する本約定管理手段と、備えることを特徴とする。
また、本発明のVWAPクハイブリッド・システムは、前記失効注文に適合する回送先がないときに、前記回送先決定手段が、前記マーケットメイカー側入出力端末に該失効注文を注目銘柄として通知し、前記マーケットメイカーが、前記マーケットメイカー入出力端末を介して前記受諾スプレッド値の追加設定をすることができることように構成することが好ましい。
また、本発明のVWAPハイブリッド・システムは、前記仮約定管理手段が、前記失効注文の仮約定を、前記マーケットメイカー側入出力端末に通知せず、自動的に受諾したものとみなすように構成しても良い。
本発明によれば、約定率を向上させ、機関投資家等の発注元の負担を軽減し、マーケットインパクトを与えることなく、効率的にVWAP値を用いて大口注文を処理することの可能なVWAPハイブリッド・システムを提供することができる。
以下、図示した実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。なお、図1は、本発明の実施例に係るVWAPハイブリッド・システムの概略構成を示す模式図である。図2は、本発明の実施例に係るVWAPハイブリッド・システムが、発注元側入出力端末に表示させる発注指示画面の一例を概念的に示す模式図である。図3は、本発明の実施例に係るVWAPハイブリッド・システムが、マーケットメイカー側入出力端末に表示させるマーケットメイク画面の一例を概念的に示す模式図である。図4は、本発明の実施例に係るVWAPハイブリッド・システムに対し、マーケットメイカー側入出力端末が行う処理の手順を示すフローチャートである。図5は、本発明の実施例に係るVWAPハイブリッド・システムに対し、発注元側入出力端末が行う処理の手順を示すフローチャートである。図6は、本発明の実施例に係るVWAPハイブリッド・システムに対し、VWAPクロッシング・システムが行う処理の手順を示すフローチャートである。図7は、本発明の実施例に係るVWAPハイブリッド・システムが行う処理の手順を示すフローチャートである。
まず、図1を用いて、本実施例のVWAPハイブリッド・システムの構成を説明する。証券会社等の注文執行会社のサーバ1には、本実施例のVWAPハイブリッド・システム11と、VWAPクロッシング・システム12と、情報系システム13とが設けられている。
なお、このサーバ1は、インターネット等の通信回線を介し、機関投資家等の発注元が使用するパソコンや情報端末等である発注元側入出力端末2と、証券会社等のマーケットメイカーが使用するパソコンや情報端末等であるマーケットメイカー側入出力端末3と、情報の送受信が可能となっている。
VWAPハイブリッド・システム11は、発注元側条件受付手段11aと、マーケットメイカー側条件受付手段11bと、回送先決定手段11cと、レーティング値管理手段11dと、仮約定管理手段11eと、本約定管理手段11fとを備えている。
なお、発注元側条件受付手段11aは、データベース等のデータ管理システムで構成されており、発注元が設定した注文の条件を、発注元側入出力端末2から受け付け記憶し、回送先決定手段11cからの要求に応じて送信するように構成されている。
また、マーケットメイカー側条件受付手段11bは、データベース等のデータ管理システムで構成されており、マーケットメイカーが設定した注文の条件を、マーケットメイカー側入出力端末3から受け付け記憶し、回送先決定手段11cからの要求に応じて送信するように構成されている。
また、回送先決定手段11cは、VWAPクロッシング・システム12から失効注文の発生を通知されたとき、又は、仮約定管理手段11eから要請があったときに、発注元側条件受付手段11aに記憶された発注元が設定した注文の条件と、マーケットメイカー側条件受付手段11bに記憶されたマーケットメイカーが設定した注文の条件と、レーティング値管理手段11dに記憶されたレーティング値とを取り出し、それらに基づいて複数のマーケットメイカーのうちから最適な回送先を決定し、その回送先を仮約定管理手段11eに送信する処理を行うプログラムにより構成されている。
なお、失効注文に対して設定された条件に適合する回送先がなく、回送先を決定できなかった場合には、回送先決定手段11cは、マーケットメイカー側入出力端末3に、その失効注文を注目銘柄として通知する処理を行う。
また、レーティング値管理手段11dは、データベース等のデータ管理システムで構成されており、回送先とされたマーケットメイカーが失効注文を受諾した比率及びレスポンスタイムを、仮約定管理手段11eから受信し、それらに基づいたレーティング値を算出し記憶し、そのレーティング値を回送先決定手段11cからの要請に応じて送信するように構成されている。
また、仮約定管理手段11eは、まず、回送先決定手段11cが決定した回送先のマーケットメイカーのマーケットメイカー側入出力端末3に、失効注文の銘柄と発注元が設定した条件を通知し、次に、回送先のマーケットメイカーがその失効注文を受諾したときには、発注元側入出力端末2とマーケットメイカー側入出力端末3に仮約定を通知し、その仮約定を記憶し、回送先のマーケットメイカーがその失効注文を受諾しなかったときには、回送先決定手段11cに、新たな回送先の決定を要請し、最後に、受諾の可否と通知から受諾までのレスポンスタイムを、レーティング値管理手段11dに送信する処理を行うプログラムにより構成されている。
さらに、本約定管理手段11fは、まず、大引け後に情報系システム13から、取引所から発表された確定したVWAP値を取り込み、そのVWAP値を用いて仮約定を本約定として確定させ、その後、その本約定の通知を発注元側入出力端末2とマーケットメイカー側入出力端末2に通知する処理を行うプログラムにより構成されている。
次に、図1及び図2を用いて、発注元側入出力端末2について説明する。発注元側入出力端末2には、図2に示すように、注文内容設定部21aと、許容スプレッド値設定部21bとを有する発注指示画面21が表示される。
なお、注文内容設定部21aには、従来公知の株式取引における設定項目と同様、銘柄コード、売買の別、数量、注文有効時間等のVWAPクロッシング取引の条件を設定するための入力欄が設けられている。
また、許容スプレッド値設定部21bには、VWAPクロッシング取引において注文が失効した場合に失効注文をマーケットメイカーへ回送するか否かを選択するためのチェックボックスである回送選択欄21b1と、その失効注文を約定するために発注元が許容できる許容スプレッド値を入力する許容スプレッド値設定欄21b2とが設けられている。
このように、発注元側入出力端末2は、機関投資家等の発注元がこの発注指示画面21を介して入力した注文の条件を、インターネット等の通信回線を介し、証券会社等の注文執行会社のサーバ1に送信するように構成されている。また、サーバ1から注文の失効や仮約定や本約定等に関する通知があった場合には、それに応じた画面を表示するように構成されている。
次に、図1及び図3を用いて、マーケットメイカー側入出力端末3について説明する。マーケットメイカー側入出力端末3には、図3に示すように、受諾条件設定部31aと、回送注文取引部31bと、注目銘柄表示部31cとを有するマーケットメイク画面31が表示される。
なお、受諾条件設定部31aには、マーケットメイカーに失効注文を約定させるために必要な受諾スプレット値を含む条件を入力するための受諾条件設定欄31a1と、回送された失効注文を自動的に受諾するか否かを選択するためのチェックボックスである自動受諾設定欄31a2とが設けられている。なお、受諾条件設定欄31a1には、受諾スプレッド値の設定欄の他、従来公知のスプレッド入力項目と同様に、銘柄毎に複数のスプレッド・パターンの中から売買毎の数量範囲や、上限保有ポジションや、設定内容の有効/無効を入力するための設定欄が設けられている。
また、回送注文取引部31bには、回送された失効注文に関する銘柄名や売買の別、注文数量や許容スプレッド値等を表示するための回送注文内容表示欄31b1と、回送された失効注文を受諾するか否かを選択するための約定受諾選択欄31b2とが設けられている。
また、注目銘柄表示部31cには、適切な回送先の発見されなかった失効注文の銘柄名等を注目銘柄として表示するための注目銘柄情報表示欄31c1と、注目銘柄として表示された失効注文に対して受諾スプレッド値等の条件を追加して受諾するか否かを選択するための追加受諾設定欄31c2とが設けられている。
このように、マーケットメイカー側入出力端末3は、マーケットメイカーがこのマーケットメイク画面31を介して入力した注文の条件や受諾の可否を、インターネット等の通信回線を介し、証券会社等の注文執行会社のサーバ1に送信するように構成されている。また、サーバ1から注文の失効や仮約定や本約定等に関する通知があった場合には、それに応じた画面を表示するように構成されている。
なお、証券取引市場においては、取引可能な銘柄が非常に多く存在するため、マーケットメイカーが、その全てに対して予め失効注文となった場合に受諾するための条件を設定しているとは限らず、当然のことながら、回送先がない場合も発生してしまう。しかし、そのような回送先がない失効注文を、注目銘柄として通知し提示すれば、その通知に基づいて、マーケットメイカーが、受諾スプレッド値を含む条件の追加設定を行うことができ、その結果、約定率の向上と機会損失の抑制が、さらに効率的に可能となる。そこで、本発明では、マーケットメイカー側入出力端末3を、上記のように、適切な回送先の発見されなかった失効注文を注目銘柄として表示するように構成している。
なお、注目銘柄としては銘柄名のみを提示することが好ましい。これは、売買の別や数量が明示された大口注文が存在する事実が晒されてしまうと、今後の相場の動向を想定し前もって売買を行う、所謂フロントランニングが発生するおそれがあるためである。
次に、図1乃至図6を用いて、本実施例に係るVWAPハイブリッド・システムの行う処理の手順、並びに、VWAPハイブリッド・システムに関し、マーケットメイカー側入出力端末、発注元入出力端末及びVWAPクロッシング・システムが行う処理の手順について説明する。
まず、図1、図3及び図4を用いて、マーケットメイカー側の条件の入力からその条件を送信するまでに、マーケットメイカー側入出力端末3が行う処理の手順について説明する。
マーケットメイカーが、マーケットメイカー側入出力端末3に、銘柄毎、売買別、数量毎に応じた受諾スプレッド値等の条件を入力する(ステップS1)と、マーケットメイカー側入出力端末3は、マーケットメイカーに、その条件に適合する失効注文が回送されたときに、自動的に受諾するか否かの選択を行わせる(ステップS2)。その後、マーケットメイカー側入出力端末3は、それらの入力内容を、インターネット等の回線を経由して注文執行会社のサーバ1へ送信し、VWAPハイブリッド・システム11のマーケットメイカー側条件受付手段11bに記憶させる(ステップS3)。
次に、図1、図2及び図5を用いて、発注元側の条件の入力からその条件を送信するまでに、発注元側入出力端末2が行う処理の手順について説明する。
発注元が、発注元側入出力端末2に、VWAPクロッシング取引に対する発注銘柄、売買、発注数量、注文有効時間等の条件を入力する(ステップS4)と、発注元側入出力端末2は、発注元に、VWAPクロッシング取引に対する注文が失効注文となったときに、その失効注文の回送を希望するか否かの選択を行わせる(ステップS5)。そして、発注元が回送を希望した場合には、発注元側入出力端末2は、さらに、その失効注文に対して許容できる許容スプレッド値の設定(ステップS6)を行わせ、その許容スプレッド値を、インターネット等の回線を経由して注文執行会社のサーバ1へ送信し、VWAPハイブリッド・システム11の発注元側条件受付手段11aに記憶させる(ステップS7)。一方、発注元が回送を希望しなかった場合には、このような許容スプレッド値の設定及び送信が行われない。これらの処理を行った後、発注元側入出力端末2は、インターネット等の回線を経由して注文執行会社のサーバ1へ送信し、VWAPクロッシング・システム12へ発注を行う(ステップS8)。
次に、図1及び図6を用いて、VWAPクロッシング取引の発注から失効注文の処理の開始までに、VWAPクロッシング・システム12が行う処理の手順について説明する。
VWAPクロッシング・システム12は、発注元側入出力端末2から発注が行われると、VWAPクロッシング取引を行い(ステップS9)、そのVWAPクロッシング取引が終了した後に、失効注文が存在するか否かの確認を行う(ステップS10)。そして、失効注文が存在した場合、VWAPクロッシング・システム12は、その失効注文が回送を希望されたものであるか否かを確認する(ステップS11)。その後、失効注文が回送を希望されたものであった場合には、VWAPクロッシング・システム12は、VWAPハイブリッド・システム11の回送先決定手段11cに、失効注文の発生を通知する(ステップS12)。なお、失効注文が存在しなかった場合や、失効注文が回送を希望されたものではなかった場合には、VWAPクロッシング・システム12は、発注元側入出力端末2に、取引の終了結果を通知する(ステップS13)。
次に、図1及び図7を用いて、失効注文の発生の通知から本約定を確定するまでに、本発明のVWAPハイブリッド・システム11が行う処理の手順について説明する。
まず、VWAPハイブリッド・システム11の回送先決定手段11cは、VWAPクロッシング・システム12から失効注文の発生の通知を受信する(ステップS14)と、その失効注文に関する、発注元側条件受付手段11aに記録されている発注元の設定した条件と、マーケットメイカー側条件受付手段11bに記録されているマーケットメイカーの設定した条件を確認する(ステップS15)。そして、回送先決定手段11cは、発注元の設定した条件と、マーケットメイカーの設定した条件とに基づいて、適合するマーケットメイカーを検索する(ステップ16)。
検索の結果、適合するマーケットメイカーが存在していた場合(ステップS17)、回送先決定手段11cは、マーケットメイカー毎に、レーティング値管理手段11dに記録されているレーティング値を確認(ステップS18)し、マーケットメイカーの中から最適なものを回送先として決定し(ステップS19)、その回送先が設定した条件等の情報を仮約定管理手段11eに送信する。
その後、VWAPハイブリッド・システム11の仮約定管理手段11eは、回送先として決定されたマーケットメイカーのマーケットメイカー側入出力端末3に、失効注文を回送する(ステップS20)。そして、回送先がその失効注文を受諾した場合、又は、回送先がその失効注文に対して自動的に受諾するように設定していた場合(ステップS21)には、仮約定管理手段11eは、仮約定を確定し(ステップS22)、回送したマーケットメイカーに関する受諾の可否とレスポンスタイムをレーティング値管理手段11dに送信してレーティング値の算出と記憶を行わせ(ステップS23)、発注元側入出力端末2に仮約定を通知(ステップS24)し、本約定管理手段11fにその情報を送信する。一方、回送先がその失効注文を受諾しなかった場合(ステップS21)には、仮約定管理手段11eは、回送先決定手段11cに、新たな回送先を決定するように要請するとともに、回送したマーケットメイカーに関する受諾の可否とレスポンスタイムをレーティング値管理手段11dに送信してレーティング値の算出と記憶を行わせる(ステップS25)。
また、検索の結果、適合するマーケットメイカーが存在していなかった場合(ステップS17)には、回送先決定手段11cは、各マーケットメイカーのマーケットメイカー側入出力端末3に、失効注文の銘柄を注目銘柄として通知する(ステップS26)。
その後、注目銘柄として通知した失効注文に対してマーケットメイカーから適合する条件が追加され受諾された場合(ステップS27)には、仮約定管理手段11eは、仮約定を確定させる(ステップS22)。一方、その失効注文に適合する条件が追加されず受諾されなかった場合(ステップS27)には、仮約定管理手段11eは、発注元側入出力端末2に、注文が失効となった旨を通知する(ステップ28)。
仮約定が確定した通知を受信したVWAPハイブリッド・システム11の本約定管理手段11fは、取引所の大引け後、情報系システム13から、確定VWAP値を取り込み(ステップS29)、そのVWAP値を用いて仮約定を本約定として確定し(ステップS30)、発注元側入出力端末2及びマーケットメイカー側入出力端末3に、本約定の確定を通知する(ステップS31)。
このように、本発明のVWAPハイブリッド・システムによれば、従来、証券取引市場において、VWAP値を用いて大口注文を処理するシステムとして、それぞれ別個に独立にシステム化されているVWAPギャランティー取引とVWAPクロッシング取引との両方の利点を活用することができる。
そのため、発注者は、発注指示を一度行うだけで、VWAPクロッシング取引が可能な場合には、大口注文同士の約定により一挙に処理を行うことができ、また、VWAPクロッシング取引で処理できず失効注文が発生した場合であっても、その失効注文に対して許容可能なスプレッド値を付加したVWAP値を用いて、処理の可能性を探ることができる。
従って、本発明のVWAPハイブリッド・システムによれば、約定率を向上させ、機関投資家等の発注元の負担を軽減し、効率的に、マーケットインパクトを与えることなくVWAP値を用いて大口注文を処理することができる。
本発明は、金融取引市場における大口注文のサービスを提供する分野に有用である。
本発明の実施例に係るVWAPハイブリッド・システムの概略構成を示す模式図である。 本発明の実施例に係るVWAPハイブリッド・システムが、発注元側入出力端末に表示させる発注指示画面の一例を概念的に示す模式図である。 本発明の実施例に係るVWAPハイブリッド・システムが、マーケットメイカー側入出力端末に表示させるマーケットメイク画面の一例を概念的に示す模式図である。 本発明の実施例に係るVWAPハイブリッド・システムに対し、マーケットメイカー側入出力端末が行う処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係るVWAPハイブリッド・システムに対し、発注元側入出力端末が行う処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係るVWAPハイブリッド・システムに対し、VWAPクロッシング・システムが行う処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係るVWAPハイブリッド・システムが行う処理の手順を示すフローチャートである。 VWAPギャランティー取引による処理方法を示す概念図である。 VWAPクロッシング取引による処理方法を示す概念図である。
符号の説明
1 サーバ
11 VWAPハイブリッド・システム
11a 発注元側条件受付手段
11b マーケットメイカー側条件受付手段
11c 回送先決定手段
11d レーティング値管理手段
11e 仮約定管理手段
11f 本約定管理手段
12 VWAPクロッシング・システム
13 情報系システム
2 発注元側入出力端末
21 発注指示画面
21a 注文内容設定部
21b 許容スプレッド値設定部
21b1 回送選択欄
21b2 許容スプレッド値設定欄
3 マーケットメイカー側入出力端末
31 マーケットメイク画面
31a 受諾条件設定部
31a1 受諾条件設定欄
31a2 自動受諾設定欄
31b 回送注文取引部
31b1 回送注文内容表示欄
31b2 約定受諾選択欄
31c 注目銘柄表示部
31c1 注目銘柄情報表示欄
31c2 追加受諾設定欄

Claims (3)

  1. 発注元が設定する注文の条件が入力され、通知された情報が表示される発注元側入出力端末と、
    マーケットメイカーが設定する注文の条件が入力され、通知された情報が表示されるマーケットメイカー側入出力端末と、
    前記発注元が設定した条件を受け付け、該条件に基づいてVWAPクロッシング取引を行い、前記発注元側入出力端末に該VWAPクロッシング取引の結果を通知するVWAPクロッシング・システムと、
    取引所の大引け後に確定するVWAP値を取り込む情報系システムと、
    の間で情報の送受信を行うことが可能であり、
    前記VWAPクロッシング取引で失効注文が生じたときに、該失効注文を約定するために許容できる許容スプレッド値を含む前記発注元が設定した注文の条件を前記発注元側入出力端末から受け付け記憶する発注元側条件受付手段と、
    前記マーケットメイカーに前記失効注文を約定させるために必要な受諾スプレット値を含む該マーケットメイカーが設定した注文の条件を前記マーケットメイカー側入出力端末から受け付け記憶するマーケットメイカー側条件受付手段と、
    前記マーケットメイカーごとに前記失効注文を受諾した比率と通知から受諾までのレスポンスタイムとに基づきレーティング値を算出し保管するレーティング値管理手段と、
    前記VWAPクロッシング・システムから前記失効注文の発生を通知されたときに、前記発注元側条件受付手段に記憶された注文の条件と前記マーケットメイカー側条件受付手段に記憶された注文の条件と前記レーティング値管理手段に記憶された前記レーティング値とに基づき複数の前記マーケットメイカーから該失効注文に適合する回送先を決定する回送先決定手段と、
    前記回送先決定手段が決定した回送先の前記マーケットメイカー側入出力端末に前記失効注文の銘柄と前記発注元が設定した条件を通知し、回送先の前記マーケットメイカーが該失効注文を受諾したときには該マーケットメイカー側入出力端末と前記発注元側入出力端末に仮約定を通知して該仮約定を記憶し回送先の前記マーケットメイカーが該失効注文を受諾しなかったときには前記回送先決定手段に新たな回送先の決定を要請し、受諾の可否と通知から受諾までのレスポンスタイムを前記レーティング値管理手段に送信する仮約定管理手段と、
    大引け後に前記情報系システムから確定したVWAP値を取り込み該VWAP値を用いて前記仮約定を本約定として確定させ、該本約定を前記マーケットメイカー側入出力端末と前記発注元側入出力端末とに通知する本約定管理手段と、
    を備えることを特徴とするVWAPハイブリッド・システム。
  2. 前記失効注文に適合する回送先がないときに、前記回送先決定手段が、前記マーケットメイカー側入出力端末に該失効注文を注目銘柄として通知し、前記マーケットメイカーが、前記マーケットメイカー入出力端末を介して前記受諾スプレッド値の追加設定をすることができることを特徴とする請求項1に記載のVWAPハイブリッド・システム。
  3. 前記仮約定管理手段が、前記失効注文の仮約定を自動的に受諾したものとみなすことを特徴とする請求項1又は2に記載のVWAPハイブリッド・システム。
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