JP2005190081A - 有価証券の取引方法及び取引処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 顧客から有価証券の売却を依頼された販売者が、その有価証券を特定の購入希望者に販売する。
【解決手段】 取引市場における特定銘柄の有価証券の買い注文の購入数量及び発注者の情報を含む取引状況を取得して、特定の投資家層と関連する情報として記憶された特定の発注者から所定数量の買い注文が出現したかを検出する購入取引状況監視工程と、前記買い注文を検出した場合に、前記販売処理システムが当該買い注文に対当する当該有価証券の売り注文を発注する売り注文発注工程とを備えた。
【選択図】 図5
【解決手段】 取引市場における特定銘柄の有価証券の買い注文の購入数量及び発注者の情報を含む取引状況を取得して、特定の投資家層と関連する情報として記憶された特定の発注者から所定数量の買い注文が出現したかを検出する購入取引状況監視工程と、前記買い注文を検出した場合に、前記販売処理システムが当該買い注文に対当する当該有価証券の売り注文を発注する売り注文発注工程とを備えた。
【選択図】 図5
Description
本発明は、公開市場において取り引きされる有価証券を所望の顧客層に販売するための方法及び取引処理システムに関する。
近時の株式の持合解消を促す関係省庁からの指導や財務体質を強化するという目的で、金融機関等の間で保有株式を売却したいという機運が高まってきている。また、金融期間等は取引先である事業会社(株式の発行企業等)の大口株主であることが多いため、その保有株式を無制限に取引市場に拠出した場合に投資家の間で乱売されるなどしての株価等に影響を与えるおそれがある。そのため、金融機関等は取引先の株価等への影響を最小限にとどめるために、拠出した株式はできるだけ長期保有が見込まれる個人投資家などに購入して欲しいと希望する傾向がある。
このような傾向は、近年の有価証券市場における規制緩和や市場の活性化の一環として我が国に導入された株価指数連動型投資信託受益証券(Exchange Traded Fund 以下「ETF」という)においても同様である。このETFは、TOPIXや日経平均株価などの所定の指数に連動することを目的として運用される投資信託であり、通常の株式と同様に公開市場(取引所)で売買されるものである。なおETFのような株価指数に関する参考文献として以下のものがある。
特開2002−109226号公報。
ところで、前記ETFを初めとする有価証券の取引は、取引の透明性(公平性)を確保するために公開市場において行われている。そのため、有価証券を拠出する金融機関等が購入者(売却先)として特定の顧客層を選択したり限定することはできない。したがって、個人投資家等の特定の顧客層に株式を売却したい場合には、取引市場における個々の取引注文を常に監視し所望の売り注文が出現した場合に、その注文に合致した買い注文を発注するというやり方で行われていた。
しかし、このやり方では、全ての取引を常時監視し続けなければならないため専属で人員を配置する必要があり人的な負荷が大きくなる。また、出現した買い注文に関する限られた情報(購入希望数、希望価格、発注者等)に基づいて購入希望者の顧客層であるかを判別しなければならない。例えば、小口の買い注文や、個人投資家を主要な顧客としている証券会社からの買い注文を画一的に個人投資家からの注文と推測している。そのため、個人投資家からの買い注文であるかの判別の精度は高くなく、また他の顧客層の判別はより困難である。
一方、金融機関等が保有する大量の有価証券を売却する場合は、上記した小口取引の繰り返しでは多大な時間及び手数料がかかるため、金融機関及び証券会社にとって1回の取引で大量の有価証券を効率的に売却したいという要請もある。
さらに、公開市場においては他の取引者(証券会社)も同じ取引状況を監視しているため、上記した顧客層の判別を瞬時に行って同数・同価格の売り注文を発注しないと他の取引者との間で先に取引が成立してしまうおそれもある。
以上のような理由によって、従来は公開市場で取引される有価証券を特定の顧客層に販売することは極めて困難であった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、ETFを初めとする顧客の有価証券を売却する販売者が、高い確率で特定の購入希望者に販売することができる有価証券の取引方法および取引処理システムを提供することを目的とする。
本発明によれば、前記取引市場における特定銘柄の有価証券の買い注文の購入数量及び発注者の情報を含む取引状況を予測して、特定の投資家層と関連する情報として記憶された特定の発注者から所定数量の買い注文が出現したかを前記予測に基づいて検出する購入取引状況監視工程と、
前記買い注文を検出した場合に、前記販売処理システムが当該買い注文に対当する当該有価証券の売り注文を発注する売り注文発注工程をを備えたことを特徴とする有価証券の取引方法が提供される。ここで、好ましい態様によれば、前記有価証券の特定銘柄は株価指数連動型上場投資信託(ETF)である。
このような構成によれば、取引市場において特定の発注者から特定銘柄の買い注文を検出してこれに対当する売り注文を発注することができ、特定の購入者と販売者との間で有価証券の取引を成立させることができる。したがって、有価証券を拠出する顧客が売却を希望する投資家層に当該有価証券を売却することが可能となる。
なお、この発明の他の特徴と顕著な効果は、次の発明の実施の形態の項の記載と添付した図面とを参照することで、より明確に理解される。
以上説明したように、本発明によれば、顧客から有価証券の売却を依頼された販売者が、その有価証券を特定の購入希望者に販売することができる有価証券の取引方法及び取引処理システムを得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。この実施形態は、取引市場に上場されたETFを売買する際に、投資家からはいわゆるVWAPトレードによって購入の委託を受けている場合である。
ここで、VWAPトレードとは、取引市場に上場されている株式等の売買を、所定のVWAP(Volume Weighted Average Price:出来高加重平均価格)を基準にした価格で、顧客(投資家等)の委託注文と証券会社の注文を対当させること(クロス取引)により取引を成立(約定)させる形態の取引を言う。このVWAPトレードは、「成行き注文」の場合の約定単価が投資家の予想を大きく乖離してしまうリスクや、「指値注文」の場合のように約定が成立しないリスクが大幅に軽減される。また、まとまった数量の売買を行う投資家が、発注の時間を分散してリスクを低減したい場合に、発注のタイミングや値動きを考慮する必要がなくなる。このようなVWAPトレードに関する参考文献として以下のものがある。
特開2002−366762号公報。
このVWAPトレードの基準となるVWAP値は、東京証券取引所(東証)においては所定のタイミングで取引所自身が計算し、他の取引所においては所定の情報ベンダーが計算して、夫々所定の情報端末に配信されるものである。VWAP値には、当日の全立会取引から算出される「終日VWAP値」、午前の立会取引(前場)だけから算出される「前場VWAP値」及び午後の立会取引(後場)だけから算出される「後場VWAP値」の3種類がある。例えば、東証では、一定の時間帯に前日VWAP値・当日前場VWAP値・当日後場VWAP値・終日VWAP値で、立会時間外取引が行われる。以下においては、このうち終日VWAP値を基準とした取引の例を説明する。
まず、図1を参照して、本発明が適用されるETFの取引方法の概略を説明する。この図で符号1で示すのは、株式を保有する金融機関等の顧客2から拠出され、投資信託委託会社3によって組成されたETFの売却を行う証券会社4(ETFの指定参加者)のETF販売担当部門(以下「販売者」という)である。この販売者1は、公開の取引市場(証券取引所)5を通じて、提携する他の証券会社6(ETFの指定参加者)のETF購入担当部門(以下「購入者」という)7との間でETFの売買を行うものである。この購入者7は、証券会社6の自己勘定で市場取引する部門であり、投資家8(個人投資家、機関投資家等)からのVWAPトレードによる注文にクロス取引で対当させるETFを取引市場5で買い付けるものである。
前記販売者1及び購入者7は、夫々が所属する証券会社4、6に設置された業務処理システム9、10に本発明に係る取引処理方法を実行させるものである。ここで前記業務処理システム9、10は、何れも証券会社4、6に設置された1又は2以上のコンピュータシステムによって構成され、顧客情報(取引口座番号や契約内容等)の管理や、有価証券の取引の実行(取引市場での売買、市場動向の表示、成立した取引に係る有価証券の執行・約定・決済等)に必要な処理を行うものである。
なお、証券会社4、6は何れも取引市場5においてETFの購入及び売却(販売)の両方の取引を行うものであり、前記業務処理システム9、10は、販売処理と購入処理の何れも実行できるものである。以下においては、説明の便宜上、販売者1が属する証券会社4を販売証券会社、購入者7が属する証券会社6を購入証券会社、販売証券会社4に設置された業務処理システム9を販売処理システム、購入証券会社6に設置された業務処理システム10を購入処理システムと夫々称する。
前記購入処理システム10は、図2に示すように、前記投資家8から図示しない入力手段を通じて購入依頼に係る有価証券の銘柄、購入依頼数及び購入依頼日の情報を取得して購入取引情報格納部11に格納する購入依頼受付部12と、公開市場5の開設前に、前記取得した購入依頼日に基づいて購入取引情報格納部11に格納された銘柄毎の購入依頼数を抽出して、当該取引日における銘柄毎の購入総数を集計する購入総数集計部13と、前記集計した購入総数の情報を取引市場5に対して自己勘定による注文を行う担当者が参照するインターフェイスに送信する購入総数送信部14と、前記公開市場5の管理サーバ等から所定のタイミングで銘柄毎の終日VWAP値を取得して取引日における予測VWAP値を演算するVWAP値取得・演算部15と、取引市場5に対するETFの発注処理を行う買い注文発注処理部16と、売買が成立した取引の情報を格納する売買取引情報格納部17とを備えている。
また、前記販売処理システム9は、図3に示すように、前記顧客2から特定銘柄のETFの売却先の希望に関する依頼を受け付けて売却取引情報格納部18に格納する売却依頼受付部19と、前記購入処理システム10の情報を取得して前記売却取引情報格納部18に格納する購入先情報取得部20と、所定の取引態様予測モデル21に適用することで前記購入処理システム10がETFを購入する数量(予測購入取引単位数)やタイミング、買い付け価格等の態様を予測する取引態様演算部22と、前記取引態様演算部22で演算した予測に基づいて前記特定の購入処理システム10から所定数量の買い注文が出現したかを検出する購入取引状況監視部23と、有価証券の売り注文を発注する売り注文発注部24と、売買が成立した取引の情報を格納する売買取引情報格納部25とを備えている。
上記販売処理システム9及び購入処理システム10は、詳細説明は省略するが、演算制御手段(CPU)、記憶装置(HDD、RAM等)、入出力装置、モデム等の通信デバイス、接続バス等の周知のハードウェア構成を備えている。上記した各構成要素はコンピュータシステムの前記記憶装置の所定領域に格納されたソフトウェアプログラム若しくはそのサブルーチンであり、前記演算制御手段(CPU)によってRAM上に随時呼び出されて処理を実行することで上記した各機能を奏するものである。
次に、図4及び図5のフローチャートを参照して、前記販売処理システム9及び購入処理システム10の具体的な機能を実際の動作と共に説明する。まず図4を参照して公開市場開設(立会い)前に行われる処理の工程を説明する。
この処理工程においては、前記販売処理システム9の売却依頼受付部19が、入力手段に所定事項が入力されることで顧客2が拠出した株式で組成されたETFの売却先に関する依頼を受け付けると(ステップS1)、受け付けた依頼内容を顧客2の情報(IDや取引口座番号等)に関連付けて売却取引情報格納部(メモリ)18に格納する(ステップS2)。またこの時、顧客2が希望する売却先に関する依頼としては、例えば、投資家層の属性情報がある。これにより、顧客2の希望する投資家層を顕在化できる。
また、前記購入処理システム10の購入依頼受付部12は、所定の受付期間中に入力手段に所定事項が入力されることで投資家8からETFの購入依頼を受け付けると(ステップS3)、受け付けた依頼内容を当該投資家8の情報に関連付けて購入取引情報格納部11に格納する(ステップS4、S5)。ここで、所定の受付期間は、例えば取引日の前日の15時30分から取引日当日の8時30分(終日VWAPの場合)までの期間に設定される。この所定の受付期間が終了すると(ステップS5のYes)、前記購入総数集計部13は投資家8から終日VWAP値に基づくVWAPトレードが指定された購入依頼情報を前記購入取引情報格納部11から抽出する(ステップS6)。また、この購入総数集計部13は、前記取得した購入依頼日に基づいて購入取引情報格納部11に格納された銘柄毎の購入依頼数を抽出して、当該取引日にVWAPトレードで購入予定のETFの総数を集計する(ステップS7)。集計されたETFの購入総数の情報は、前記購入総数送信部14によって通信回線を利用して、取引市場5に対して自己勘定による注文を行う担当者が参照するインターフェイスに送信される(ステップS8)。
また、前記VWAP値取得・演算部15は、取引市場5の管理システムや図示しない情報ベンダーの管理システムから通信回線を介して所定期間内の終日VWAP値を取得する(ステップS9)。このVWAP値は、前記受付期間が終了したことに基づいて購入処理システム10が取引市場の管理システム等にアクセスして取得するようにしても良いし、当該システムから定期的に送信される情報を取得してメモリに格納しておいても良い。
次いで、VWAP値取得・演算部15は、取得した終日VWAP値に基づいて、当該取引日における予測VWAP値を算出して前記購入取引情報格納部11に格納しておく(ステップS10)。なお、所定期間内のVWAP値だけでなく、ETFを構成する個々の株式銘柄の値動き、株価に影響が与える諸事情等を取得して、この情報を例えばVWAP値予測モデルに当て嵌めたり、所定のアルゴリズムを適用することで前記システム9が当該取引日における予測VWAP値を算出するように構成するのが好ましい。
また、買い注文発注処理部16は、前記購入予定総数や予測VWAP値等に基づいてその取引日にETFの買い注文を発注する回数、1回当たりの購入量(口数)、発注するタイミング(周期等)の取引態様を決定する(ステップS11)。例えば、購入予定総数が10000口である場合、その日の値動きの予測が困難であれば午前と午後に1000口で5回ずつ30分おきに発注して1日の平均購入価格がVWAP値により近くなるように取引態様を決定する。
このようにして決定した取引日における取引態様は、前記購入取引情報格納部11に格納されると共に(ステップS12)、購入者7の取引端末に出力される(ステップS13)。この取引態様は、市場開設後に相場の動向等に基づいて随時更新するのが好ましい。
ここまでの処理(ステップS3〜S13)が完了した状態で、購入処理システム10は取引市場5の開設時刻まで待機する(ステップS14)。
一方、販売処理システム9には、顧客2からの依頼内容に対応する購入を取引市場5で行う証券会社として購入者7(購入処理システム10)の情報に関連付けて売却取引情報格納部18に格納する(ステップS15)。ここで、個々の取引毎の買い注文の発注予定時刻や、1回当たりの注文数等を購入者7との間で共有することは、証券取引法で規制されている相場操縦的行為に該当するおそれがある。そのため、本発明では、販売者1(販売処理システム9)は、顧客2からの依頼内容に適した顧客層を有する購入者7(購入処理システム10)からの買い注文に対して、販売者1の売り注文が対当するように取引市場5に発注するようにした。
次いで、前記取引態様演算部22が、ステップS15で関連付けた購入者7の取引態様を、取引態様予測モデル21によって予測する。より具体的には、前記購入処理システム10がその取引日にETFを購入する回数、1回当たりの購入量(購入口数)、タイミング等の取引態様の予測を行う(ステップS16)。この取引態様予測モデル21は、銘柄毎の取引実績(売買価格、最大・最小・平均の取引数量等)や、前記特定の購入者7の属性(法人向けか、リテール向けか、ネット専業か等)による係数等に基づいて販売者1が独自の基準で予め設定しておくもので、定期・不定期に随時更新される。このモデル21は、所定のアルゴリズムを含むものである。このアルゴリズムとしては、例えば、対応する指数先物の売り注文が出現していない場合には、機関投資家による裁定取引ではないと判別できるので、購入者7による実需に基づく大口の買い注文と予測する。対応する先物の売り注文が検出されない場合でも、同一の指数に連動する他の銘柄についても大口の買い注文が検出されたときは、購入者7とは異なる大口の実需が発生していると判別できるので、購入者7による買い注文態様の予測から除外する。
このようにして演算された取引態様の予測は、前記売却取引情報格納部18に登録されると共に(ステップS17)、販売者1の端末(図示せず)にも出力される(ステップS18)。
ここまでの処理(ステップS15〜S18)が完了した状態で販売処理システム9は前記購入処理システム10と同様に取引市場の立会い開始を待つことになる(ステップS14)。
次に、図5のフローチャートを参照して、前記販売処理システム9及び購入処理システム10が立会開始後に行う具体的な処理の工程を説明する。
まず、所定の時刻が到来して証券取引市場における立会いが開始されると、前記販売処理システム9の購入取引状況監視部23は、直ちに取引市場におけるETFの取引状況の監視を開始する(ステップS19)。具体的には、この購入取引状況監視部23は、ETFの売買注文を記録した銘柄別の注文控え(いわゆる「板」の情報)を検索し、後述する所定の買い注文が出現したか等を検出する(ステップS21〜S23)。この監視工程の具体的な処理については後述する。
ここで、板の情報は、取引市場5の会員証券会社(販売証券会社4及び購入証券会社6)が取引用端末から入力した注文の情報が取引市場の管理システムによって売り買い別、値段別に整理・記録され、各証券会社4、6の取引用端末の「板表示画面」に表示されるものである。
この板には、図6に示すように、銘柄毎に、発注した取引者の情報(ID)、売り買いの別、注文数量、注文種別(成り行き注文か指値注文かVWAPトレードか)等が含まれる。例えば、図中Xで示す買い注文は、「銘柄コード=1308/TのETF(上場インデックスファンドTOPIX)について、ID=444の指定参加者(証券会社)がVWAPトレードによって、800円で20000口発注」であることが分かる。購入者7は、この板表示画面を見ながら、何円上までに何口の売り注文があるか、何円下まで買い注文があるか、及び買い気配若しくは売り気配の場合に何口の成り行き注文があるか等を把握し、必要に応じて前記取引態様予測モデル21を更新する。
このような取引情報の提供手法は市場毎に異なる場合がある。例えば、東証一部であれば、売買量の多い150銘柄は立会場で表示され、それ以外のシステム銘柄は会員証券会社内のコンピュータ端末で表示されるようになっている。また、WEB上でも提供される。
また、前記購入処理システム10の買い注文発注処理部16は、取引市場が開設された後、前記ステップS10で演算したVWAP予測値やステップS11で決定した取引態様(購入タイミング・購入数量(口数)等)を前記購入取引情報格納部11から抽出し、取引市場5に対して随時買い注文の発注処理を実行する(ステップS20)。ここで、前記VWAP値取得・演算部15が当該取引日における終日VWAP予測値を例えば802円と演算した場合、買い注文発注処理部16は802円より所定の近似値内の安い価格(800円等)で買い注文を発注する。そして、所定時間内に取引が成立しなかった場合に、この価格を1円ずつ加算して買い注文を発注する。この結果、VWAP予測値を超えた価格で取引が成立することもある。
一方、前記販売処理システム9の購入取引状況監視部23は、前記注文控え(板)の監視工程(ステップS19)においてETFの買い注文が出現を検出した場合(ステップS21のYes)、その板に表示された取引情報(取引量や発注者情報等)から、前記特定の購入者7(購入処理システム10)からの買い注文であるかを判別する(ステップS22)。特定の購入処理システム10からの買い注文であると判別した場合(ステップS22のYes)、前記売り注文発注部24は、前記売却取引情報格納部18から前記ステップS16、S17で演算・格納した購入口数の予測値を抽出し、当該買い注文の購入数が所定範囲内で近似するかを判断する(ステップS23)。例えば、出現した買い注文の購入数が予測値の30%以内にある場合には近似すると判断する。なお、取引数量が所定口数以上か(例えば2000口以上か)若しくは以下か(例えば1000口以下でないか)に基づいて判断するようにしても良い。
そして、買い注文の購入態様が予測に近似すると判別した場合、売り注文発注部24は、その買い注文と同一価格、同一数量のETFの売り注文の発注処理を実行する(ステップS24)。例えば、前記Xの買い注文を所望の買い注文と判別した場合、この売り注文発注部24は直ちに「800円で20000口の売り注文」を発注する。これにより、公開市場においても特定の購入者7と販売者1との間で確実にETFの売買を成立させることができる。販売処理システム9は、売買が成立したかを板情報の表示で確認すると共に(ステップS25)、成立した取引に関して取引市場の管理システムから送信される所定の取引情報を前記売買取引情報格納部17に格納する(ステップS26)。なお、上記したステップS21〜S24の処理は、当該買い注文が他の取引業者(証券会社)からの売り注文との間で売買が成立しないように迅速に行う必要がある。
上記のステップS19及びS21〜S26の処理を、顧客2から委託された販売予定数に達するまで継続する(ステップS27)。
一方、前記購入処理システム10は、販売処理システム9若しくは他の取引者からの売り注文によって売買が成立したかを板情報の表示で確認すると共に(ステップS28)、成立した取引に関して取引市場の管理システムから送信される所定の取引情報を前記売買取引情報格納部25に格納する(ステップS29)。前記買い注文発注処理部16は、このような一連の買い注文を前記ステップS7で集計したその取引日の購入総数に達するまで継続して行う(ステップS30)。
取引市場の所定の立会終了時刻が到来した場合には(ステップS31)、前記販売処理システム9及び購入処理システム10は、立会取引において売買が成立したETF取引を前記売買取引情報格納部17、25から夫々抽出して所定の執行・約定処理が行う(ステップS32)。
ところで、証券会社6に対してVWAPトレードによるETFの購入を委託した投資家8に対しては、ETF購入担当部門7から図示せぬ顧客勘定による取引を行う部門に対する立会外取引での約定を行う。立会外取引とは、所定の最低売買単位以上で成立したETFのような単一銘柄の取引等について、所定の時間帯(15時〜16時30分等)に限って行われる電子取引ネットワークシステム(ToSNet)を介した売買取引を言う。この立会外取引においては、市場(立会)で成立した売買取引の執行及び約定が行われる。また、約定日の当日若しくは4日目に約定単価×取引口数に基づいてETFと売買代金とが決済される。
本実施形態では、VWAPトレードでETFを売買しているため、約定単価はETFの取引日の終日VWAP値に所定のスプレッド(証券会社の手数料に相当)が加算若しくは減算された価格となる。例えば、ある銘柄のETFの終日VWAP値が800円、スプレッドが1%である場合、その日に買い付けたETFの約定単価は、800円+(800円×1%)=808円となる。また、この日に売却したETFの約定単価は、800円−(800円×1%)=792円となる。さらに、購入した投資家8に対しては、投資信託委託会社3(図1参照)への信託報酬や売却益に対する課税が別途加算される。
この立会外取引では、公開市場(立会取引)で売買が成立したETFの取引について、前記ETF購入担当部門7と顧客勘定による取引を行う部門との間で約定価格や売却先等が決定され、第三者が介在しない状況で売却先等を決定することができる。上述したように、ETF購入担当部門7が取引市場5において立会内に購入したETFは、販売者1が売却したETFである可能性が高いので、ETFを拠出した顧客2が希望する投資家層に確実に売却することが可能になる。
以上のような方法により、本実施形態は以下の効果を得ることができる。
まず、特定の証券会社について顧客層と関連させて、取引のタイミング・購入数量等の取引態様を予測することができるようにし、特定の購入者からの買い注文に対する売り注文を対当させることえを容易にしたので、公開市場においても特定の購入者・販売者の間で売買取引を成立させることができる。成立した取引については、第三者が介在しない立会外取引において所望の投資家層にETFを売却することができる。したがって、ETFを拠出したい顧客が希望する売却先の投資家層に対して高い確率でETFを販売することが可能になる。本出願人による試算では、90%以上の確率で所望の投資家層に対してETFを販売することができることになる。
また、ETFを組成する株式を拠出する金融機関等の顧客から、販売先として希望する投資家層の属性情報を受け取り、この投資家層に合致したETFの取引態様を決定するようにした。これにより、希望する投資家層にETFを売却することが容易になる。
さらに、取引市場において、板情報に表示されるETFの買い注文を監視して所望の取引が出現したかを自動的に検出できるようにした。これにより、販売者1が常時取引情報を監視し続ける必要がなく人的な負荷を軽減できると共に、所望の買い取引を迅速に検出できるようになる。また、所望の取引であるかを客観的・画一的・確実に判別することができる。特に、取引種別がVWAPトレードの場合には、投資家8による注文がそのまま取引市場5に発注されずに、場を通しての買付価格の平均がVWAP値に近似するような態様で証券会社6の自己勘定による発注がなされるので、買い注文を所定回数に分散して行うことができ、板の状態としては、証券会社6からの買い手口が大口になる場合が多く、証券会社4はそれに対当する売り発注することが容易になる。また、VWAPトレードは指値注文や成行注文に比べて取引が成立する確率が高く、複数の投資家からの購入・売却をまとめて取引するネットコミッション取引であるため1回当たりの買い注文の数量を大きくすることができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
例えば、上記実施形態においては、販売処理システム9や購入処理システム10は、予め設定された態様で自動発注するもとしているが、これに限らず、発注のトリガとなる状況を検出した際にアラームを出力するようにして、あくまでも発注指示は担当者が行うようにしてもよい。
なお、有価証券としてETFを例示したが、公開市場で取引される他の有価証券にも同様に適用できることは言うまでもない。また、取引の種別としてVWAPトレードを例示したが、売り付ける有価証券を保有する証券会社が特定した所定の証券会社からの買い注文に対して対当するような板の状態であれば、「指値取引」「成行取引」によっても同様の効果を得る場合もある。
また、前記販売処理システム9が、取得した有価証券の購入総数に基づいて前記購入者が発注する買い注文の予測取引回数を算出する手段と、前記特定銘柄の有価証券に関する特定の購入者からの買い注文に対して売り注文を発注した回数をカウントする手段と、前記予測取引回数から発注回数を減算して取引残回数を算出する手段と、前記特定銘柄の有価証券について前記購入者から所定数量の買い注文が出現したことを検出した場合に、前記取引残回数が1以上であるかに基づいて売り注文を発注するかを判別する手段とを備えるようにしても良い。これにより、出現した買い注文の回数に基づいて特定の買い注文であるかを販売者が瞬時に判別することができ、他の取引者からの売り注文に先んじて売買を成立させることが可能になる。
また、前記販売処理システム9が、取得した有価証券の購入総数から発注済みの購入数を減算して有価証券の購入残数量を算出する手段を備えるようにしても良い。この場合、この販売処理システム9は、当該有価証券について前記購入処理システム10からの所定数量の買い注文が出現したことを検出した場合に、前記購入残数量が当該注文に係る買い数量よりも多い場合に当該買い注文に係る購入数量及び購入価格で当該有価証券の売り注文を発注するようにする。これにより、特定の買い注文であるかを販売処理システム9が瞬時に判別することができ、他の取引者からの売り注文に先んじて売買を成立させることが可能になる。
さらに、販売者1と購入者7とが同一の証券会社に属していても良い。この場合でも、有価証券の個別の取引情報(発注予定時刻・発注量等)を事前に相手方に通知できないことは言うまでもない。
1…販売者(ETF販売担当部門)
2…顧客
3…投資信託委託会社
4…証券会社(販売証券会社)
5…取引市場(公開市場)
6…証券会社(購入証券会社)
7…購入者(ETF購入担当部門)
8…投資家
9…業務処理システム(販売処理システム)
10…業務処理システム(購入処理システム)
11…購入取引情報格納部
12…購入依頼受付部
13…購入総数集計部
14…購入総数送信部
15…VWAP値取得・演算部
16…買い注文発注処理部
17…売買取引情報格納部
18…売却取引情報格納部
19…売却依頼受付部
20…購入先情報取得部
21…取引態様予測モデル
22…取引態様演算部
23…購入取引状況監視部
24…売り注文発注部
25…売買取引情報格納部
2…顧客
3…投資信託委託会社
4…証券会社(販売証券会社)
5…取引市場(公開市場)
6…証券会社(購入証券会社)
7…購入者(ETF購入担当部門)
8…投資家
9…業務処理システム(販売処理システム)
10…業務処理システム(購入処理システム)
11…購入取引情報格納部
12…購入依頼受付部
13…購入総数集計部
14…購入総数送信部
15…VWAP値取得・演算部
16…買い注文発注処理部
17…売買取引情報格納部
18…売却取引情報格納部
19…売却依頼受付部
20…購入先情報取得部
21…取引態様予測モデル
22…取引態様演算部
23…購入取引状況監視部
24…売り注文発注部
25…売買取引情報格納部
Claims (6)
- コンピュータシステムによって取引市場において上場有価証券の売却を行う取引方法であって、
前記取引市場における特定銘柄の有価証券の買い注文の購入数量及び発注者の情報を含む取引状況を予測して、特定の投資家層と関連する情報として記憶された特定の発注者から所定数量の買い注文が出現したかを前記予測に基づいて検出する購入取引状況監視工程と、
前記買い注文を検出した場合に、前記販売処理システムが当該買い注文に対当する当該有価証券の売り注文を発注する売り注文発注工程と
を備えたことを特徴とする有価証券の取引方法。 - 請求項1記載の有価証券の取引方法において、
前記有価証券の特定銘柄は株価指数連動型上場投資信託(ETF)であることを特徴とする方法。 - 請求項1記載の有価証券の取引方法において、
前記特定の発注者は、投資家との間でVWAP値による取引の委託を受けていることを特徴とする方法。 - 取引市場において上場有価証券の売却を行う取引処理システムであって、
前記取引市場における特定銘柄の有価証券の買い注文の購入数量及び発注者の情報を含む取引状況を予測して、特定の投資家層と関連する情報として記憶された特定の発注者から所定数量の買い注文が出現したかを前記予測に基づいて検出する購入取引状況監視手段と、
前記買い注文を検出した場合に、前記販売処理システムが当該買い注文に対当する当該有価証券の売り注文を発注する売り注文発注手段と
を備えたことを特徴とする取引処理システム。
- 請求項4記載の有価証券の取引処理システムにおいて、
前記有価証券の特定銘柄は株価指数連動型上場投資信託(ETF)であることを特徴とする取引処理システム。 - 請求項4記載の有価証券の取引処理システムにおいて、
前記特定の発注者は、投資家との間でVWAP値による取引の委託を受けていることを特徴とする取引処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003429285A JP2005190081A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | 有価証券の取引方法及び取引処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003429285A JP2005190081A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | 有価証券の取引方法及び取引処理システム |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=34787998
Family Applications (1)
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JP2003429285A Pending JP2005190081A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | 有価証券の取引方法及び取引処理システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005190081A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010055526A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Intertrade Co Ltd | Vwapハイブリッド・システム |
JP2015125638A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 株式会社野村総合研究所 | 証券フロントシステム |
-
2003
- 2003-12-25 JP JP2003429285A patent/JP2005190081A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010055526A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Intertrade Co Ltd | Vwapハイブリッド・システム |
JP4688912B2 (ja) * | 2008-08-29 | 2011-05-25 | 株式会社インタートレード | Vwapハイブリッド・システム |
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