JP2010055231A - 金融取引処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振込者が内容を把握しないと振込完了できないATM1を提供し、利用者が自分の操作を理解しないまま詐欺にあってしまうことを防止する。
【解決手段】利用者が希望する金融取引に関する操作案内を行う画面表示部2aと、該操作案内に対応する入力を受け付ける操作部2bとを備え、該入力に基づいて前記金融取引を処理するATM1に対して、画面表示部2aは、前記利用者に対して回答入力を要求して不正な金融取引を防止する振込詐欺注意喚起画面40a〜40fを表示する構成とし、操作部2bは、前記振込詐欺注意喚起画面40a〜40fでの要求に応じた前記利用者の肯定回答ボタン42または否定回答ボタン43の入力を受け付ける構成とした。
【選択図】図7

Description

この発明は、例えば利用者が希望する金融取引を操作案内手段の操作案内とこれに対応する入力手段での入力に応じて処理するような金融取引処理装置に関する。
近年、金融取引処理装置(ATM:Automated Teller Machine等)を用いた不正行為として、利用者のキャッシュカード及び暗証番号を不正に入手し、利用者になりすまして利用者の口座から出金したりする不正行為や、虚偽の情報に基づいて利用者に振込を行わせて直ちに引き出す振込詐欺が多発している。
特に振り込め詐欺は、他人が親族に成りすまし、ある口座への振込を指示するオレオレ詐欺や、或いは公共機関の職員に成りすまし、還付金、公共料金の返還を携帯電話から誘導し、自己の口座から振込み処理をさせる還付金などの架空請求詐欺など、手口が多様化しつつある。
このような振り込め詐欺の防止を目的として、金融機関は、金融取引処理装置のブース内で携帯電話を通話圏外にする抑止電波発信装置を導入することも検討している。また、上記振り込め詐欺を防止する技術に関して、以下の公知文献に示す技術が開示されている。
例えば、振込先の口座が不正使用口座か否かを自動的に判定し、資金の移動を制限する口座不正使用防止装置が提案されている(特許文献1参照)。この口座不正使用防止装置は、データベースに記録された振込人の振込履歴を参照することにより、新規振込先か否か、識別情報が付加された振込の合計金額と当該口座の残高との割合、あるいは、振込件数と総振込件数との割合に基づいて不正使用口座か否かを判定する。そして、口座不正使用防止装置は、不正使用口座と判定した口座からの現金の引き出しを制限する。
また、監視カメラ及び上位の監視サーバーを設け、受取人を撮影した撮像画像と受取人情報を関連付けて管理する自動取引システムが提案されている(特許文献2参照)。この自動取引システムは、自動取引装置の操作部で入力された受取人の金融機関名、支店名、口座番号等の受取人口座情報と監視の有無を関連付けて監視データベースに格納しておく。そして、監視の有無が有の場合、自動取引システムは、受取人が現金支払い等の取引をした際に監視カメラ部で受取人を撮影し、この撮影した画像データを受取人口座情報と関連付けて監視データベースに格納する。この自動取引システムは、上記格納した情報を有効に利用することが可能となるだけでなく、不正な取引を行なう利用者が現金を受取り難くすることができるという効果も得られるとされている。
また、振り込め詐欺に対する注意喚起表示を操作部に表示する自動取引装置も提案されている(特許文献3参照)。この自動取引装置は、利用者が現金での振込を選択した場合、注意喚起画面を表示して利用者に注意を喚起させると共に、振込先の間違いがないか確認キーを押下させる確認動作も行う。このため、注意喚起のアピール性が向上し、振り込め詐欺の被害を抑制することができるとされている。
また、振り込め詐欺に対する警告表示を操作部に表示する現金振込システムが提案されている(特許文献4参照)。この現金振込システムは、振込依頼人ごとに過去の振込取引情報を蓄積した振込情報ベースを備え、今回の振込取引の振込先口座が過去に振込みを行ったことが無い口座である場合のみに警告表示を行うようにしたものである。これにより、現金振込システムは、明らかに問題ない振り込みを実施する利用者にとって警告表示が煩わしく感じられること、毎月同じ場所に振り込む様な利用者にとっては不必要な表示であること、そのような不必要な表示を繰り返すことにより利用者が警告表示に慣れてしまうこと、および、本当に振り込め詐欺に遭っている場合に警告表示が無視されてしまうことを考慮している。
しかし、上述した抑止電波発信装置を導入する方法は、ブースごとに抑止電波発信装置を設置するために莫大な費用が嵩むという問題点がある。また、振り込み詐欺ではなく単に携帯電話を用いて取引処理を行なう場合でも携帯電話が使用できないことから、利用者の利便性が下がるという問題点もある。
また、上述した特許文献1の口座不正使用防止装置は、振込先の口座が不正使用口座か否かを自動的に判定する場合に、その判定機能を設けた設備が必要となるという問題がある。また、口座不正使用防止装置は、あくまで不正口座である可能性があると推定するものであるから、不正口座でない口座においても制限しまい、利用者の利便性を妨げるという問題点が考えられる。
また、上述した特許文献2の自動取引システムは、本人が特定できる顔画像を精度良く取得出来る高性能な監視カメラの導入、さらには、監視サーバーを上位に新たに設ける必要があり、システム構築するのに莫大な費用がかかるという問題点がある。また、受取人情報を改竄され得るという問題点や、監視カメラで顔面を撮像する時にマスクやメガネなどを着用し、個人を特定出来なくする手口で対抗される問題点も考えられる。
また、特許文献3の自動取引装置、および特許文献4の現金振込システムは、本人が振り込め詐欺であることを理解できないまま振込を実行してしまう詐欺事件に対して防止できないという問題点を有している。詳述すると、振り込め詐欺に遭遇した人は、冷静さを失った状態であることが多い。そして、振り込め詐欺を誘導する犯人は、予め振込を実施させる金融機関設置の取引装置の操作画面情報を入手しておき、振込人に巧みに操作を誘導させる。このため、特に老人などの年配者は、振り込め詐欺に遭遇していることに気づかず、携帯電話で指示されるままに金融取引装置を操作し、本人自体が理解できないまま振込を実行してしまう。
特開2006−302221号公報 特開2006−338290号公報 特開2007−18295号公報 特開2007−102620号公報
この発明は、振込者が内容を把握しないと振込完了できない金融取引処理装置を提供し、利用者が自分の操作を理解しないまま詐欺にあってしまうことを防止することを目的とする。
この発明は、利用者が希望する金融取引に関する操作案内を行う操作案内手段と、該操作案内に対応する入力を受け付ける入力手段とを備え、該入力に基づいて前記金融取引を処理する金融取引処理装置であって、前記操作案内手段は、前記利用者に対して回答入力を要求して不正な金融取引を防止するための回答要求画面を表示する構成とし、前記入力手段は、前記回答要求画面での要求に応じた前記利用者の回答入力を受け付ける構成とした金融取引処理装置であることを特徴とする。
この発明により、振込者が内容を把握しないと振込完了できない金融取引処理装置を提供し、利用者が自分の操作を理解しないまま詐欺にあってしまうことを防止することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
本実施形態は、銀行システムなどの金融機関システムに採用される例えばATM(Automated Teller Machine)のような金融取引処理装置に関する。
図1は、金融取引処理装置としてのATM1の外観を示す斜視図であり、図2は、ATM1の内部構成を示すブロック図であり、図3は、ATM1と通信回線を介して接続されている上位装置であるホストコンピュータとしてのホスト13の内部構成を示すブロック図である。
図1および図2に示すように、ATM1は、金融機関等に設置され、顧客である利用者の操作によって現金の入金や出金等の取引を行う自動取引装置である。このATM1は、回線接続部11により上位に設けたホスト13の回線接続部19に接続されている。ATM1は、操作案内部2、紙幣処理部3、硬貨処理部4、カード/明細票処理部5、通帳処理部6、音声案内ガイダンス部7、利用者検知センサ部8、そしてこれら各部を制御する制御部10などで構成されており、利用者の希望する種々の金融取引を自動的に実行する。制御部10は、CPU、記憶部9等のハード構成と、前記記憶部9に記憶されたプログラム、データ等のソフト構成とから成り、各種処理、取引を制御する。
操作案内部2は、利用者に対して取引を誘導する操作案内手段としての画面表示部2a、及び利用者が入力するためのキー入力機能を有する入力手段としての操作部2bから構成されている。主にATM1の利用者が取引を行う際、ATM1は、前記画面表示部2aで取引処理案内を行ない、操作部2bにて希望する取引種別キーを選択入力させ、選択された取引を処理する。尚、操作案内部2は、操作案内表示画面に表示された表示キーへの押下を検知出来るようになっており、画面(ディスプレイ)とキー(タッチパネル)が一体化されたタッチパネルディスプレイ等により構成された入力兼表示部(入力表示部ともいう)が好ましい。そして、操作部2bは、表示ボタンあるいは表示キーとして構成されることが好ましい。
紙幣処理部3と硬貨処理部4は、現金の入金や出金機能、現金の鑑別や搬送、収納機能を有する。
カード/明細票処理部5は、利用者のカードの挿入又は排出動作、カードの磁気ストライプ又はICチップへのリード又はライト動作、カードエンボス部分のイメージの読取り機能などを有する。また取引した内容を印字部により明細票に印字し、装置内から排出する明細票機構を有する。
通帳機構部6は、利用者の通帳の挿入を受け付けまた排出する挿入/排出機能、磁気ストライプのリード/ライト機能、通帳への印字部による印字機能などを有する。
音声案内ガイダンス部7は、前記操作案内部2で利用者が取引を行なう際に、音声にて取引案内のサポートを実施し、利用者が取り忘れた現金の注意喚起等を行なう機能を有する。
利用者検知センサ部8は、ATM1の前方部に設けられ、該装置の前方の利用者が存在するか否かを検知するものである。この利用者検知センサ部8は、検知結果を制御部10に通知し、利用者の挙動に対する様々な対応を実施するものである。
記憶部9は、各種処理、取引に必要なプログラム、データ等が記憶されており、制御部10によって、記憶制御される。
図3に示すように、ATM1と接続するホスト13は、回線接続部19を介してATM1の回線接続部11と接続され、ATM1とのデータの送信または受信を行う。
ホスト13は、利用者の口座情報などを記憶する口座情報ファイル17および各種ファイル18を記憶するファイル部16と、この口座情報ファイル17および各種ファイル18を制御する口座情報ファイル制御部15と、これらを制御するホストコンピュータ制御部14とを有する。
口座情報ファイル17は、利用者の暗証番号も記憶されている。ホスト13は、この暗証番号を、ATM1より受信するデータに含まれる暗証番号と比較し、比較した結果をATM1に送信する。これにより、ホスト13は、ATM1によって入力された暗証番号の可否を判断する。
図4はATM1での取引開始から振込処理を選択した場合に制御部10がプログラムに従って動作する取引処理フローの一例を示したものである。また、図5はATM1での取引操作時に画面表示部2aに表示する操作案内画面のイメージ図を示す。
まず、利用者検知センサ部8でATM1前方に利用者を検知した場合、制御部10は、操作案内部2に対して、取引操作の初期画面である取引処理画面30a(図5(a))を表示させる(ステップS400)。この取引処理画面30aは、利用者が各種取引を開始するための各種取引項目の開始ボタン32が複数設けられている。この複数の開始ボタン32は、例えば、「お引出し」「お預入れ」「お振込み」「残高照会」など、ATM1にて取引可能な各種取引項目が表示されている。なお、取引処理画面30aは、さらに他の取引メニューを開始ボタン32に追加して、それらも含めて選択可能としてもよい。
また、図5(b)に示すように、取引処理画面30aの代わりに取引処理画面30bを表示する構成にしてもよい。この取引処理画面30bは、取引処理画面30aの表示内容に加えて、注意喚起表示部31が設けられている。この取引処理画面30bは、「振り込め詐欺」等の関連取引詐欺が横行した場合に、現状を踏まえてATM1が判断して表示する構成とするとよい。これにより、取引処理の初期画面である取引処理画面30aを、警告画面となる取引処理画面30bに変更表示して、利用者の注意を喚起することができる。
利用者によって前記取引項目の中から希望する取引種別が選択(取引ボタン押下)されると、その選択を操作案内部2の操作部2bによって検知し、制御部10は、選択された取引を開始する。
利用者に「お振込み」以外の取引種別が選択された場合(ステップS401:NO)、制御部10は、振込取引以外の取引処理画面に移行する(ステップS402)。一方、「お振込み」が選択された場合(ステップS401:YES)、制御部10は、振込処理画面に移行する。
制御部10は、操作案内部2の画面表示部2aに振込処理を現金で行なうか、口座から振込むかを選択させる操作案内画面(図示省略)を表示し、現金振込か否かを利用者に選択させる(ステップS403)。ここで利用者に現金振込みが選択されると(ステップS403:YES)、制御部10は、振り込み処理の詳細処理へと移行する(ステップS408)。現金振込ではなく口座振込が選択された場合(ステップS403:NO)、制御部10は、カード挿入を促すカード挿入案内画面(図示省略)を操作案内部2の画面表示部2aに表示し、カード挿入を待つ(ステップS404)。
利用者によって自分の保有するカードが前記カード/明細書処理部5のカード挿入口(図示無し)に挿入されると、制御部10は、挿入された前記カードからカードに記憶されたカード情報を読み取る。
挿入されたカードが正常であれば、制御部10は、暗証番号入力画面(図示省略)を表示し、利用者に暗証番号の入力を促す(ステップS405)。利用者によって操作部2bで暗証番号が入力されると、制御部10は、回線接続部11を通じて上位のホスト13と通信し、前記読み取ったカード情報及び暗証番号情報をホスト13へ送信し、暗証番号の妥当性を打診する。
一方、ホスト13は、口座情報ファイル制御部15により内部に記憶されたファイル部16内の口座情報ファイル17を参照し、送付された情報を基に利用者に入力された暗証番号の妥当性を判断し、この判断結果をATM1に回線接続部19を介して返信する。
前記判断結果を受信したATM1の制御部10は、前記判断結果を基に暗証番号が一致するか否かを判断し(ステップS406)、暗証番号が一致する場合(ステップS406:YES)、暗証番号OK画面(図示省略)を画面表示部2aに表示し(ステップS407)、振込処理の詳細取引処理へ移行する(ステップS408)。
一致しない場合(ステップS406:NO)、制御部10は、暗証番号NG画面(図示省略)を画面表示部2aに表示する(ステップS409)。制御部10は、暗証番号入力回数が所定回数を超過しているかどうかをチェックし(ステップS410)、所定回数を超過していない場合に(ステップS10:NO)、ステップS405に戻る。
暗証番号入力回数が所定回数を超過している場合(ステップS10:YES)、制御部10は、利用者の不正取引の防止の観点から挿入されたカードを利用者に返却するカード返却処理に移行する(ステップS411)。それ以降の取引、及びカードの扱いに関しては、各金融機関で予め定められた運用に基づいて処理される。
以上の処理フローにより、正規なカードで正しい暗証番号を入力した利用者によって振込取引が選択された場合に限り、制御部10は、後述する振込処理に移行する。この振込処理は、多数の実施例が考えられるため、以下に各実施例に分けて説明する。
図6及び、図7〜図8を用いて、実施例1の振込処理の詳細処理フローを説明する。
図7(a)および図7(b)の回答要求画面としての振込詐欺注意喚起画面40a,40bは、振込時に多発している「振り込め詐欺」を示す注意喚起文言(例えば、「振込詐欺が多発しています」)を表示し、「振り込め詐欺」に関連する二者択一式の質問項目に回答しないと次の処理に移行しないようになっている。
質問項目は、例えば、第1質問項目41「あなたは携帯電話で指示されながらATMをご利用中ですか?」、或いは第2質問項目44「あなたは振込先の方をよくご存知ですか?」等、振り込め詐欺が行なわれている態様を想定して複数の設定されている。また、第1質問項目41および第2質問項目44には、それぞれに肯定回答ボタン42「はい」と否定回答ボタン43「いいえ」とが設けられている。これにより、第1質問項目41に対して肯定か否定かを回答入力させ、さらに第2質問項目44に対して肯定か否定かを回答入力させる構成となっている。
この振込詐欺注意喚起画面40a,40bは、1画面に1つの質問項目41,44を設けた例を示している。この場合、1つの取引処理中に振込詐欺注意喚起画面40a,40bをこの順または逆順に順番に表示し、両方の画面で回答入力させ、この回答入力パターンによって振込詐欺か否か確認(推測)する構成にするとよい。
またこの場合、最初に表示した振込詐欺注意喚起画面(40aまたは40b)で、振込詐欺の可能性のある回答入力がされた場合に次の振込詐欺注意喚起画面(40bまたは40a)を表示し、振込詐欺の可能性のない回答入力がされた場合に、次の振込詐欺注意喚起画面(40bまたは40a)は表示しない構成とすることもできる。この場合、振込詐欺の可能性が高ければ、さらに詳細な質問を行って振込詐欺か否かさらに詳細に判定することが可能となる。
図6に示すフローチャートは、利用者に対して複数回の質問を行うことで、振込詐欺か否かを詳細に確認する場合に制御部10がプログラムに従って動作する振込処理を示す。
上述のフロー(図4参照)で振込取引が選択されて振り込み処理開始(図4のステップS408)となった場合(ステップS500)、制御部10は、「振り込め詐欺」の被害に合っている場合を想定し、振込詐欺注意喚起画面40a(図7(a))を表示する(ステップS501)。
このステップS501の際、制御部10は、ランダムあるいは特定パターンによって振込詐欺注意喚起画面40aまたは40bのいずれを表示するか決定する。特定パターンとしては、取引処理毎または利用者変更毎に、交互に順番に表示する、あるいは1度振込詐欺注意喚起画面40aを表示すれば次は二度振込詐欺注意喚起画面40bを表示するなど、適宜のパターンに設定することができる。
制御部10は、最初の質問項目(第1質問項目41)を表示し(図7(a))、その回答入力によって振込詐欺の可能性の有無を判断する(ステップS502)。この回答入力は、肯定回答ボタン42または否定回答ボタン43を押下させることで行わせる。
振込詐欺の可能性がなければ(ステップS502:NO)、制御部10は、ステップS504の振込情報入力処理に移行する。上記質問に対する回答が「振り込め詐欺」に遭遇している可能性が高いと判断した場合(ステップS502:YES)、制御部10は、さらに質問項目を表示した振込詐欺注意喚起画面40b(図7(b))を表示する(ステップS503)。ここで表示する振込詐欺注意喚起画面40は、ステップS501で表示した内容と異なる内容を表示する。この実施例では振込詐欺注意喚起画面40a,40bの2パターンであるから、ステップS501と逆の画面を表示するが、振込詐欺注意喚起画面40として複数パターンを用意した場合であっても、ステップS501と異なる画面を表示するようにする。
この振込詐欺注意喚起画面40bで第2質問項目44に対して肯定回答ボタン42と否定回答ボタン43のいずれか一方を選択入力させることで、振込人である利用者に「振り込め詐欺」の被害に合っているかどうかを認識させる。
この実施例では、振込詐欺注意喚起画面40bで肯定回答ボタン42と否定回答ボタン43のいずれが押下されて始めて次の処理に進めるように構成されている。これにより、利用者に操作を要求して確実に認識させるようにしている。
また、振込詐欺注意喚起画面40bで肯定回答ボタン42と否定回答ボタン43のいずれかが選択入力された後、制御部10は、振込詐欺の可能性が高いと判断すれば、取引継続を停止する構成にしている。これにより、振込詐欺に遭遇した被害者が気づかぬまま振込完了させてしまうことをより確実に防止できる。
なお、この実施例と異なり、肯定回答ボタン42と否定回答ボタン43のいずれが押下されても処理を継続できるように構成してもよい。この場合は、振込詐欺ではなく通常の振込処理を行っていると確信を持っている利用者が取引を継続できる。
上記の質問項目に利用者が応答した後、制御部10は、振込情報入力画面(図示省略)に移行する(ステップS504)。ここでの入力内容は、例えば、振込先の科目/口座及び受取人名の入力等が設定されている。上記入力が完了すると、制御部10は、振込金額入力画面(図示省略)に移行する(ステップS505)。
制御部10は、利用者が入力した情報を確認する振込確認画面60a(図8(a))を表示する(ステップS506)。この振込確認画面60aにおいて、制御部10は、利用者に現在振込処理を実施しようとしている内容を再度認識させ、ここでこの振込取引に問題がないことを認識させる。詳述すると、振込確認画面60aは、振込金額表示部61と、受取人表示部62をわかりやすく大きく表示しており、その上で取消ボタン63と確認ボタン64とを表示している。また、振込金額表示部61から受取人表示部62へ矢印69を表示することで、振込金額表示部61の金額が受取人表示部62の受取人へ移動されることを視覚的に一目で解るようにしている。
そして、一般的な振り込み確認画面で表示されるような依頼人、口座番号、手数料といった細かい内容を表示せず、金額と相手だけを大きく表示することで、振込人が自分の口座から現金を振込もうとしていることを認識させるようにしている。特に、この構成の振込確認画面60aは、これまで詐欺者から携帯電話で指示されてボタン押下や数字入力だけを行っていただけである利用者(振込人)が、「振り込め詐欺」に遭遇して振り込もうとしていることを気づかせるように工夫されている。
なお、この振込確認画面60aの代わりに、図8(b)に示す振込確認画面60bを表示してもよい。この振込確認画面60bは、取消ボタン63と確認ボタン64の代わりに、振込むボタン65と振込まないボタン66とが設けられている。これは、「確認」「取消」ボタンが常時使用されている文言であることから、処理内容の意味を理解せずに無意識で押下される可能性があることに対し、ボタンそのものに意味を表示したものである。このように選択ボタン(65,66)に処理内容を表記更することで、利用者が上記選択ボタンを押下する時に必然的に意識させるように工夫している。
さらに、この振込確認画面60bでは、取引処理を継続するための振込むボタン65を、通常の右側ではなく左側に配置している。このように処理を継続する確認ボタン等が常に右側に配置されていることに対して、振込を実施する最後の振込むボタン65を意図的に逆の左側に配置することで、ボタンの文言を確認せずにずっと右側のボタンを押下して処理を完了させてしまうことを防止している。つまり、ずっと右側のボタンを押下しつづけると、最終的に振込まないボタン66を押下することになり、振込完了せずに処理が終了することになる。
このような画面で、振り込むつもりでなかった利用者等によって取消ボタン63(または振込まないボタン66)が押下されると(ステップS507:NO)、制御部10は、振込取消処理を実行する(ステップS508)。この振込取消処理は、振込処理の初期画面に移行する、取引処理の初期画面、あるいは、係員対応にするなど、金融機関の希望に沿って適宜の処理とすることができる。
振込み内容に問題が無く、利用者によって確認ボタン64が押下されると(ステップS507:YES)、振込処理が完了する(ステップS509)。
以上の構成および動作により、利用者である振込者が内容を把握しないと振込完了できないATM1を提供し、利用者が自分の操作を理解しないまま詐欺にあってしまうことを防止することができる。
つまり、質問項目の詳細内容としては、例えば、「携帯電話で指示されながら取引を行なっていますか?」或いは「振込先の方をよくご存知ですか?」等、振り込め詐欺が行なわれている態様を想定して質問項目が設定されている。従って、振込人が上記質問内容を理解し、自分で判断して回答しないと取引が続行出来ない仕組みになっており、利用者が振込詐欺に遭遇して振込完了してしまうことを防止できる。
画面表示部2aに表示する振込詐欺注意喚起画面40a,40bは、取引の都度、あるいは利用者が変わる都度に表示順序が変わるため、取引を継続するための回答入力がその都度変わることになる。このため、予め誘導する詐欺者が質問内容に対する回答を用意していたとしても、振り込み誘導を防止することができる。つまり、詐欺者が二者択一式の回答であることが解っていても、どちらを回答すれば良いのか取引の都度に振込詐欺注意喚起画面を見ない限り定まらないようにできる。これにより、詐欺者からの携帯電話のみで指示された回答を被害者がそのまま入力して振込完了まで処理を進めることを困難にできる。仮に携帯電話で指示する詐欺者が正しい回答を知ろうとして被害者に質問内容を読み上げさせた場合、被害者は声を出して読むことで内容を認識することになる。これにより、指示された通りに意味もわからず操作して振り込み完了してしまうことを防止できる。
また、質問項目41,44に対して正しく回答しないと取引処理を継続できない構成とすることで、振込詐欺の被害者が気づかないうちに振込完了してしまうことを防止できる。
また、振込詐欺の可能性がある場合に表示する画面数が増えて質問項目が増えるため、通常の振込処理を行う利用者に余計な手間をかけないで処理することができる。
また、最終的な振込実行時に、振込金額と受取人を振込金額表示部61と受取人表示部62により解りやすく表示するため、誘導されるままに操作の意味をわからずに振り込んでしまうことを防止できる。
また、質問項目への回答方式を二者択一式にしているため、利用者本人が内容を理解して回答を選択でき、また複数の質問を設定しても、利用者の操作性が低下することを防止できる。
また、これらの画面、質問内容毎に携帯電話などの通話手段を介して第三者(振込詐欺者)に確認している状況では、取引するために要する時間時間が長くなる。このため、取引する利用者が多く待っている状況では実施し難いようにできる。さらには、このような状況を銀行員が察知して直接対応することで、未然に振り込め詐欺を防止こともできる。
また、本発明は、既存のATM1に対して処理プログラムを更新することで適用できる。このため、実現方法が容易であり、低コストでセキュリティレベルの高い金融取引処理装置を提供することができる。
実施例2は、上述した質問項目41,44の表示パターンを異ならせた例である。
図9(c)に示す回答要求画面としての振込詐欺注意喚起画面40cは、上述した振込詐欺注意喚起画面40a,40bのように1画面に1つの質問項目41,44を設けるのではなく、1画面に2つの質問項目41,44を設けている。これにより、1画面で2つの質問項目41,44について回答させる構成としている。
なお、この実施例では、振込詐欺ではないと確認(推測)できる入力は、第1質問項目41で否定回答ボタン43「いいえ」が選択され、第2質問項目44で肯定回答ボタン42「はい」が選択された場合である。
図9(d)は、上述した振込詐欺注意喚起画面40cが一部変更された振込詐欺注意喚起画面40d(回答要求画面)を示している。振込詐欺注意喚起画面40dは、第1質問項目41と第2質問項目44の表示順序が上述した振込詐欺注意喚起画面40cと逆になっている。このため、上述した振込詐欺注意喚起画面40cでは、上から順に「いいえ」、「はい」と選択された場合に振込詐欺でないと確認できたが、振込詐欺注意喚起画面40dでは、上から順に「はい」、「いいえ」と選択された場合に振込詐欺でないと確認できる。つまり、各画面によって振込詐欺でないと認識できる回答入力パターンが異なるようになっている。
このような振込詐欺注意喚起画面40cと振込詐欺注意喚起画面40dは、利用者が変わる都度、あるいは取引処理の都度に、予め決められた特定パターンで切り替える、あるいはランダムで切り替えるなど、適宜の法則によって切り替えると良い。
このように振込詐欺注意喚起画面40c,40dを用意した実施例2では、実施例1で図6と共に説明したフローチャートからステップS502〜S503を省略し、ステップS501の1回の警告画面表示(注意喚起画面40c,40dのいずれかを表示)によって2つの質問に回答させると良い。
以上の構成と動作により、実施例1と同様の効果を得ることができる。特に、1つの画面で複数の質問に回答させることができるため、画面数を少なくして取引処理に要する全体時間を短くすることができる。また、振込詐欺ではない通常の振込処理を行っている利用者は、振込詐欺防止用の画面がほとんど増加しないことにより、通常処理と殆ど同じ操作で振り込み完了でき、余計な手間をなるべくかけないことができる。
実施例3は、同じ質問内容であっても、質問の表現によって回答を異ならせる例である。
図10(e)および図10(f)に示す回答要求画面としての振込詐欺注意喚起画面40e,40fは、質問内容が同じであっても、回答の「はい」(肯定回答)と「いいえ」(否定回答)が逆になるように表現を異ならせている。
この場合も、図6のステップS502〜S503を省略し、ステップS501にて表示する警告画面を、振込詐欺注意喚起画面40e,40fのいずれか一方とするとよい。
また、振込詐欺注意喚起画面40e,40fを、予め決められた特定パターンで切り替える、あるいはランダムで切り替えるなど、適宜の法則によって切り替えると良い。
振込詐欺注意喚起画面40e,40fには、振込詐欺の一種である還付金詐欺についての注意を喚起する説明文45が表示されている。なお、この説明文45は、還付金に限らず、公共料金等、振込詐欺に用いられる適宜のものとすることができる。
そして、その下に質問項目46が設けられている。この質問項目46は、振込詐欺注意喚起画面40eでは、その質問について一致するか否かを問い合わせる質問項目46eとし、振込詐欺注意喚起画面40gでは、その質問について不一致か否かを問い合わせる質問項目46fとしている。
以上の構成および動作により、実施例1と同様の効果を得ることができる。特に、内容の同じ質問項目46を1つ設けるだけであっても、振込詐欺注意喚起画面(40eまたは40f)での肯定回答ボタン42と否定回答ボタン43のどちらを選択すれば処理を継続できるかを異ならせることができる。
また、「還付金のお振込ですか?」という質問項目内容と、これと逆の「還付金以外でのお振込ですか?」という質問項目内容とを変更して表示することで、応答内容が逆転するように構成されている。よって、振込人が自ら質問内容を認識して回答することになり、詐欺者が携帯電話など通話手段を介して振込人を誘導することをさらに困難とすることができる。
次に、図11のフローチャートと共に、実施例4で制御部10がプログラムに従って動作する振込処理の動作について説明する。
実施例1で説明したフロー(図4参照)で振込取引が選択されて振り込み処理開始(図4のステップS408)となった場合(ステップS600)、制御部10は、図6と同様にして振込先情報を入力完了する(ステップS601)。
そして、制御部10は、「振り込め詐欺」を示す振込詐欺注意喚起画面(40c〜40fのいずれか1つ)(図9〜図10参照)を表示する(ステップS602)。
これにより、「振り込め詐欺」に関連する二者択一式の質問項目に回答しないと次の処理に移行しないようにしている。このとき、利用者は振込先の情報の入力を完了させているため、心理的に安心した状態で振込詐欺注意喚起画面を確認できる。
制御部10は、選択入力された回答内容から振込詐欺の可能性が低いと判断すれば(ステップS603:NO)、通常の振込金額入力画面(図示省略)を表示し(ステップS605)、利用者に振込金額を入力させた後、ステップS606に処理を進める。
振込詐欺の可能性が高いと判断すれば(ステップS603:YES)、制御部10は、再度の警告画面表示として図12(c)に示す振込確認画面60cを表示し(ステップS604)、この画面で振込金額を入力させてから振込処理を終了する(ステップS606)。
この振込確認画面60cは、実施例1で説明した振込確認画面60a,60bの表示内容に加えて、注意喚起表示部67を表示したものである。この注意喚起表示部67には、「還付金詐欺にご注意を!還付金をATMで変換することは絶対に有りません!」といった表示を行う。また、振込金額表示部61および受取人表示部62により、振込金額であることと誰に振り込むかをわかりやすく表示している。
さらにここでも、振込先情報が既に確定しているため、振込人は「振り込め詐欺」に遭遇しているかどうかの判断が出来る状態になっている。よって、再度、質問項目に回答させることで「振り込め詐欺」に気づかせるという効果が想定出来る。
これにより、実施例1と同様の効果を得ることができるとともに、さらに利用者が心理的に余裕を持った状態で確認できるという効果が得られる。これにより、振込詐欺をより確実に防止することができる。
実施例5は、質問項目の代わりに、別途の警告画面を表示する例である。
図13の振込処理の別処理フローに示すように、制御部10は、プログラムに従って、実施例1で説明したフロー(図4参照)で振込取引が選択されて振り込み処理開始(図4のステップS408)となった場合(ステップS700)、実施例1と同様に振込先情報を入力させ(ステップS701)、振込金額を入力させる(ステップS702)。
この振込先情報および振込金額が入力されたあと、制御部10は、入力内容を基にATMが「振り込め詐欺」に遭遇している可能性が高いか否か判断し、高いと判断した場合に、図12(d)に示すような振込確認画面60dを表示する(ステップS3)。
この振込確認画面60dでは、振込金額表示部61の下に、入力されている数字が振込金額であることを示す数字意味表示部68が設けられている。これにより、振込詐欺に遭遇している利用者が意味をわからずに振込金額を入力して入力完了することを防止できる。
なお、振込金額に着目し、通常あり得ない金額、例えば、「123456円」等の入力があった場合に、上記振込確認画面60dを表示する構成としてもよい。最近の「振り込め詐欺」では、振込金額を金額と理解されないように、何らかの番号を入力させる偽装を装い、携帯電話にて誘導する手口も増加しており、手口も様々に多様化して高度なものになってきている。このような「振り込め詐欺」にも、振込確認画面60dにより対応できる。
このようにして金額入力が完了した後に、制御部10は、振込処理を実行して処理を終了する(ステップS704)。
以上の構成および動作によっても、実施例1の場合と同様、振込詐欺に遭遇した利用者が誘導されるままに振込完了してしまうことを防止できる。
図14は、振込取引情報、および金額が利用者によって入力された後、振込処理が完了するまでの処理中画面において、「振り込め詐欺」に関連する注意喚起文言を画面に表示する例で制御部10がプログラムに従って動作する処理のフローチャートである。
制御部10は、取引操作の取引処理画面30aを画面表示部2aに表示させる(ステップS800)。利用者が取引種別から「振込取引」以外を選択した場合(ステップS801:NO)、制御部10は、振込以外の取引処理へ移行し(ステップS802)、取引処理を終了する(ステップS809)。
取引種別から「振込取引」が選択された場合(ステップS801:YES)、制御部10は、振込情報の入力と振込金額の入力を利用者に要求する。
振込情報、振込金額の入力が完了し、振込処理が実行されることになる。この処理フローは、利用者の操作が伴わないフローであり、ATM1と上位のホスト13が回線接続部11、19を介して処理する。この処理により、振込先の口座の有無、振込人情報を照会する(ステップS803)。
この振込照会中に、制御部10は、図15(a)に示す警告画面50を表示する(ステップS804)。この警告画面50は、質問項目を表示せず、直接に「振り込め詐欺」を警告する文面を表示する。
この文面は、例えば「還付金詐欺にご注意を!還付金をATMで返還することは絶対に有りません!!」といったように、詐欺の可能性の高い内容を具体的に示す文面とすることが好ましい。また、このとき同時に、音声案内ガイダンス部7からの音声によっても振込詐欺に対する注意喚起を行うことが好ましい。
振込照会が完了し、確認画面を表示して利用者に確認ボタン等が押下されると、制御部10は、振込実行中に移行する(ステップS805)。このとき、制御部10は、再度、振り込め詐欺を警告する警告画面51(図15(b))を画面表示部2aに表示する(ステップS806)。このとき同時に、音声案内ガイダンス部7からの音声によっても振込詐欺に対する注意喚起を行うことが好ましい。また、この警告画面51は再度の表示であるから、画面の色を異ならせる、注意喚起する文字列のフォントサイズを大きくする、ハイライト表示(反転表示)する、ブリンク表示(点滅表示)するなど、より目立つように表示することが好ましい。
制御部10は、振込処理が完了した後に(ステップS807)、カード取引の場合はカードおよび明細票等を返却し、現金取引の場合は明細書のみを返却する。
そして、返却完了後の取引処理の最終画面に、取引に関する問合せに関するサポート画面52(図15(c))を表示し(ステップS808)、処理を終了する(ステップS809)。
以上の構成および動作により、実施例1と同様に振込詐欺を防止できる。また、利用者が入力処理を完了し、冷静になった状況で、振り込め詐欺である場合に気づかせるという効果が得られる。
振込完了後に利用者が気づいた場合であっても、利用者は、その旨を係員及び金融関係者に相談することができ、これによって振込詐欺に対応することができる。
なお、以上に説明した取引処理フロー、および振込処理フローは一例であり、この処理フローに限定されるものではなく、様々なフローに本発明を適用できる。例えば、カード及び現金のみの取引フローにおいても適用できる。
また、本実施例で開示した質問項目内容や注意喚起文言などは、一例であり、これに限らず種々の質問項目内容や注意喚起文言を採用できる。
また、各実施例で説明した振込詐欺注意喚起画面40(40a〜40f)を複数種類組み合わせて取引の都度あるいは利用者の変わる都度に変更する構成としてもよい。
また、振込詐欺注意喚起画面40の表示内容の変更は、複数種類の振込詐欺注意喚起画面40を記憶部9内に記憶させておいて選択的に表示する、あるいは、1つの振込詐欺注意喚起画面40の基本画面を1つ記憶部9内に記憶させておいて表示する質問項目(41,44,46)の文字列を複数記憶させておき、文字列のみを変更して表示するなど、適宜の方法で行えばよい。
また、振込確認画面60a,60b(図8(a)(b))を表示する前に、図16に示す内容確認画面70をさらに表示する構成としてもよい。この場合、通常の内容確認画面70を確認した後に、通常とは異なる振込確認画面60a,60bが表示されるため、振込詐欺に遭遇して振り込もうとしている利用者は、自分の行っている行為を明確に認識でき、指示されるまなに振込完了してしまうことを防止できる。
また、本発明はATMを一例として説明したが、これに限らず、振込処理以外の特定した金融取引で同様な詐欺行為が実施された場合に適用することもできる。
なお、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
ATMの外観を示す斜視図。 ATMの内部構成を示すブロック図。 ホストの内部構成を示すブロック図。 ATMの制御部が実行する取引処理のフローチャート。 取引操作時の操作案内画面のイメージ図。 ATMの制御部が実行する振込処理のフローチャート。 振込詐欺注意喚起画面のイメージ図。 振込確認画面のイメージ図。 実施例2の振込詐欺注意喚起画面のイメージ図。 実施例3の振込詐欺注意喚起画面のイメージ図。 実施例4の振込処理のフローチャート。 実施例4の振込確認画面のイメージ図。 実施例5の振込処理のフローチャート。 実施例6の振込処理のフローチャート。 実施例6の警告画面のイメージ図。 他の実施例の内容確認画面のイメージ図。
符号の説明
1…ATM、2a…画面表示部、2b…操作部、40a〜40f…振込詐欺注意喚起画面、42…肯定回答ボタン、43…否定回答ボタン

Claims (7)

  1. 利用者が希望する金融取引に関する操作案内を行う操作案内手段と、
    該操作案内に対応する入力を受け付ける入力手段とを備え、
    該入力に基づいて前記金融取引を処理する金融取引処理装置であって、
    前記操作案内手段は、
    前記利用者に対して回答入力を要求して不正な金融取引を防止するための回答要求画面を表示する構成とし、
    前記入力手段は、前記回答要求画面での要求に応じた前記利用者の回答入力を受け付ける構成とした
    金融取引処理装置。
  2. 前記回答要求画面での表示と前記入力手段で受け付ける回答入力との少なくとも一方の内容を前記金融取引毎に異ならせる構成とした
    請求項1記載の金融取引装置。
  3. 前記金融取引毎に異ならせる前記内容を予め定めた特定パターンあるいはランダムに変更する構成とした
    請求項2記載の金融取引処理装置。
  4. 前記回答要求画面は、
    1つの画面に2以上の質問を表示して該質問毎に回答入力を要求する構成とし、
    前記金融取引毎に前記質問の順序を異ならせる構成とした
    請求項2または3記載の金融取引装置。
  5. 前記回答要求画面は、
    質問内容の異なる複数の画面を有して該画面毎に回答入力を要求する構成とし、
    前記金融取引毎に該画面の表示順序を異ならせる構成とした
    請求項2または3記載の金融取引装置。
  6. 前記回答入力として質問に対する肯定回答と否定回答のいずれか一方を入力させる構成とし、
    前記回答要求画面は、
    前記金融取引毎に前記肯定回答を正とする質問と前記否定回答を正とする質問とで切り替える構成とした
    請求項2または3記載の金融取引装置。
  7. 前記回答要求画面により防止する不正な金融取引を、振込取引とした
    請求項1から6のいずれか1つに記載の金融取引装置。
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