JP2010053920A - ナット - Google Patents

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洋太 江口
Toshihiro Murakawa
敏浩 村川
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Abstract

【課題】簡便な構造でボルトの緩みを効果的に防止する。
【解決手段】ナットとしてのブッシュ14は、基端側が部品締結側であり、内腔に雌ねじ15を備える。ブッシュ14は、基端側の座面で、中心を含む部分に凹部200が設けられるとともに、先端側に向かって肉薄となる形状の側面縮径部202を有することを特徴とする。側面断面上で、側面縮径部202は、側面の少なくとも全長の半分以上を含み、曲線形状となっている。先端側の端部204は、少なくとも一部が円環線形状となっている。ブッシュ14の基端側の全周がフレーム12の熱影響部112に接続され、凹部200の一部は該熱影響部112が先端側に向かって凸のテーパ形状となって形成されている。
【選択図】図15

Description

本発明は、内腔に雌ねじを備えるナットに関する。
特許文献1には、座金と一体になったナットに対してボルトを締結し、被締結部材の2枚の金属板を固定することが記載されている。このナットでは、部品締結側の座面が中央に向けて高くなる凸形状となっており、ワークの表面に傷を付けにくくなっている。特許文献1記載のナットは、非部品締結側に向かって肉薄となる形状となっているが、これによる作用及び効果は特に記載されてない。
ところで、ボルト・ナットによる締結構造では長期使用による緩みがないように検討が必要であり、使用状況に応じてボルト・ナットの数、径及び締結トルク等が設定されている。特に、車両のように振動が発生するワークに用いる場合には、該振動による緩みがないように余裕をもって、やや大径のボルト・ナットが用いられることがある。
特許文献2には、部品締結側の座面が中心に向かって凹んだ凹形状のナットが記載されており、該凹部が変形してワークに面接触するまでトルクをかけることが記載されている。このナットによれば、凹部を変形させるために大きな締め付けトルクが必要となり、緩み難くなると記載されている。
非特許文献1には、ボルト・ナットの締結においては、部品締結側の第1山部及び第2谷部が集中的に締結力を発生させる一方、第2山部及び第2谷部以降で分担する締結力は相当に小さいことが指摘されている。
特開平8−200343号公報 特開2006−118582号公報 日経メカニカル編、「ねじ締結‘‘新’’常識のうそ ねじの奥義を全公開」、第1版2刷、日経BP社、1997年5月9日、p.77−79
前記の特許文献2記載のナットは相当に肉厚であって、部品締結側の凹部を変形させるのには相当に高いトルクが必要となる。また、特許文献2記載のナットでは、部品締結側の凹部がばねとして作用するのであって、いわゆるばね座金を挿入することとあまり違いはない。
一方、非特許文献1で指摘しているように、ボルト・ナットに加えられたトルクは、相当部分が第1山部及び第1谷部で負担することになり、単純にトルクを高めるだけでは、第2山部及び第2谷部以降で分担する締結力が小さいことに変わりはない。つまり、締結トルクを高めても第2山部及び第2谷部以降のねじ部が十分に締結力に寄与しているとは言い難く、一層効果的な緩み止め構造が望まれている。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、簡便な構造でボルトの緩みを効果的に防止することのできるナットを提供することを目的とする。
本発明に係るナットは、基端側が部品締結側であり、内腔に雌ねじを備えるナットであって、基端側の座面で、中心を含む部分に凹部が設けられるとともに、先端側に向かって肉薄となる形状の側面縮径部を有することを特徴とする。
このように、基端側の座面に凹部が設けられていると、ボルトを締結する場合に、軸方向の力によって該凹部が変形、変位する。この変位は、ナットのほぼ全域に影響を与え、側面縮径部は先端側に向かって肉薄となる形状であることから先端側ほど変形しやすく、内側に向かって縮径するように変位し、ボルトに対して噛み込むように作用する。これにより、ナットは簡便な構造でボルトの緩みを効果的に防止することができる。
側面断面上で、前記側面縮径部は、側面の少なくとも全長の半分以上を含み、曲線形状となっていてもよい。このような側面の曲線形状は、締結トルクの分担に応じた形状であり、合理的にナットを縮径させることができる。設計条件、加工条件等により、全長を曲線形状にすることができない場合もあるが、側面の少なくとも全長の半分以上が、曲線形状となっていれば上記の効果が得られる。
前記凹部は、少なくとも雌ねじ径の1.2倍の範囲を含み、前記側面縮径部は、側面の少なくとも全長の半分以上を含んでいてもよい。
先端側の肉厚は、基端側端部の肉厚の1/10以下であってもよい。このように先端側の肉厚を十分に薄くすることにより、弾性的に縮径しやすくなり、ボルトに対する噛み込効果が向上する。
先端側の端部は、少なくとも一部が円環線形状となっていてもよい。このように、端部を平坦部のない円環線形状とすることにより、この部分が特にボルトに対して噛み込みやすくなり、一層の抜け止め効果を奏する。
基端側の全周が金属板に接続され、前記凹部は前記金属板が先端側に向かって凸のテーパ形状となって形成されていてもよい。このようにテーパ形状の金属板により凹部を形成すると、この部分がばね体として作用し、ナットを一層縮径させることができる。
本発明に係るナットによれば、基端側の座面に凹部が設けられていることから、ボルトを締結する場合に、軸方向の力によって該凹部が変形、変位する。この変位は、ナットのほぼ全域に影響を与え、側面縮径部は先端側に向かって肉薄となる形状であることから先端側ほど変形しやすく、内側に向かって縮径するように変位し、ボルトに対して噛み込むように作用する。これにより、ナットは簡便な構造でボルトの緩みを効果的に防止することができる。
以下、本発明に係るナットについて実施の形態を挙げ、添付の図1〜図22を参照しながら説明する。本実施の形態に係るナットとしてのブッシュ14は、雌ねじ加工装置10及び該雌ねじ加工装置10を用いた雌ねじ加工方法によって得られる。先ず、雌ねじ加工装置10及び雌ねじ加工方法について説明する。
図1に示すように、雌ねじ加工装置10は、本塗装前であるフレーム(金属板)12における所定の箇所にブッシュ14を形成するためのユニット型式の装置であり、ロボット16の先端に着脱自在に設けられている。ブッシュ14には雌ねじ15(図12参照)が形成される。ロボット16は産業用の多関節型であって、雌ねじ加工装置10はロボット16の動作範囲内で任意の位置に任意の姿勢に設定可能である。これにより、雌ねじ加工装置10は、例えば、フレーム12におけるドアヒンジ部12aやバンパビーム部12bに対向するように配置され、これらの箇所にブッシュ14を形成することができる。
フレーム12は搬送ライン18上で搬入されてロボット16の近傍において一時停止し、カメラ19によって正確な位置の確認が行われる。フレーム12は雌ねじ加工装置10によってブッシュ14を形成する加工が行われた後、搬送ラインに沿って次工程のステーションへと搬送され、この後、ロボット16の近傍には未加工の次のフレーム12が搬入される。
ロボット16及び雌ねじ加工装置10は、コントローラ20によって制御される。コントローラ20は、ロボット16を所定の教示データに基づいて動作させるロボット駆動部22と、雌ねじ加工装置10内の昇降モータ(進退駆動部)36及びスピンドルモータ(回転駆動部)52を駆動するモータ制御部24と、フィラー48(図2参照)を送給するためのフィラー送給制御部26と、TIGトーチ(アーク加熱機46)からアークを放射するためのアーク電流制御部28と、雌ねじ加工装置10の所定の箇所を冷却するための冷却制御部29とを有する。また、コントローラ20はカメラ19から得られる画像に基づいてフレーム12及びブッシュ加工位置Pの位置確認を行うことができる。
図2に示すように、雌ねじ加工装置10は、ベースユニット30と、該ベースユニット30に対して昇降する昇降ユニット32とをベースとして構成されている。ロボット16はベースユニット30の側面に接続されている。
ベースユニット30は、ベース体34と、昇降モータ36と、ボールねじ38と、ボールナット40と、ガイドレール42と、フィラー送給機44と、アーク加熱機(加熱部)46(例えば、TIGトーチ)とを有する。ベース体34は縦長の構造体であり、上端に昇降モータ36が備えられている。ボールねじ38は昇降モータ36に接続されて下向きに延在しており、回転自在に保持されている。ガイドレール42は、ベース体34における端部で昇降ユニット32に対面して上下方向に延在して設けられている。ガイドレール42とボールネジ38は平行である。
ボールナット40はボールネジ38に螺合するとともに昇降ユニット32に接続されており、昇降モータ36の回転作用下に昇降ユニット32を昇降させることができる。昇降ユニット32の昇降量は、図示しないセンサを用いてフィードバックする。
フィラー送給機44は、ブッシュ加工位置Pを指向している。フィラー送給機44は、フィラー送給制御部26の作用下にフィラー48をブッシュ加工位置Pに向けて送給する。アーク加熱機46は、ブラケット47によってベース体34の下端部に固定されており、アーク電流制御部28の作用下にブッシュ加工位置Pに対するアーク放電を行い、該ブッシュ加工位置Pを加熱する。ブラケット47には、アーク加熱機46を移動させるスライド機構47aが設けられている。
昇降ユニット32は、昇降ベース体50と、スピンドルモータ52と、レール係合部54と、回転ロッド56と、チャック58と、加工ツール60と、冷却ユニット(冷却部)62とを有する。冷却ユニット62によって冷却される部分には、面積を広げて空冷効果を高めるようにフィンが設けられていてもよい。
昇降ベース体50は、上下2つのレール係合部54によってガイドレール42に対して昇降自在に係合するとともに、所定箇所がボールナット40に接続されている。昇降ベース体50の上端にはスピンドルモータ52が下向きで備えられている。モータ制御部24の作用下にスピンドルモータ52は回転数制御が可能な構成であり、昇降モータ36と同期して回転可能である。
回転ロッド56はスピンドルモータ52に接続されて下向きに延在しており、回転自在に保持されている。回転ロッド56の下端には該加工ツール60を保持するチャック58が設けられている。
冷却ユニット62は、回転ロッド56の中間部に設けられており、該回転ロッド56を軸支するベアリングブロック64を含んでいる。冷却ユニット62は、空気供給口66から圧縮空気が供給され、回転ロッド56及びベアリングブロック64に圧縮空気を噴き付けて冷却することができる。噴き付けられた圧縮空気は、そのまま外部に排出される。空気供給口66は、例えば複数のノズルを有する。空気供給口66に対しては、空気供給量を調整するとともに、流路の開閉が可能な調整弁67が設けられている。調整弁67には冷却された圧縮空気が供給されている。
このような空冷式の冷却ユニット62によれば、冷却媒体の供給管路、回収管路等が不要で、簡便である。
図3に示すように、加工ツール60は、先端に設けられた縮径部70と、該縮径部70の上方に連続して設けられた円柱部72と、そのさらに上方に連続して設けられたタップ部74とを有する。縮径部70は、下方に向かって縮径する円錐形であり、縮径部70の上端部における最も大径の部分は円柱部72と同径である。縮径部70はフレーム12に孔100(図7参照)を形成する部分であって、円柱部72は孔100の形状が安定化するように作用する、これらの縮径部70及び円柱部72は下孔形成部76として一体となっている。タップ部74は、孔100に雌ねじを形成するための部分であり、円柱部72よりも大径の螺旋突起74aが設けられている。設計条件及び加工条件によっては、円柱部72を設けずにタップ部74が縮径部70の直上部又は縮径部70の上端の一部まで達していても良い。
また、縮径部70には、フレーム12と間の摩擦効果を高めるためのダル加工や、強度を増加させるための超硬材コーティング等を形成してもよい。
タップ部74と下孔形成部76は着脱自在に構成されており、摩耗の程度によりいずれか一方を個別に交換可能である。もちろん、タップ部74と下孔形成部76は一体型であってもよい。加工ツール60は、例えば、高速工具鋼等の金属で構成される。
雌ねじ加工装置10は、ブッシュ加工位置Pを中心に配置された複数の負極板69(図5参照)を有している。また、負極板69の代わりにワークを固定する台車、治具、加工台等にアース線69a(図22参照)を設けてもよい。
次に、このように構成される雌ねじ加工装置10を用いて、フレーム12のブッシュ加工位置Pにブッシュ14(図12参照)を形成する雌ねじ加工方法について説明する。以下の説明では、表記したステップ番号順に処理が実行されるものとする。
図4におけるステップS1(冷却工程)において、冷却制御部29の作用下に、冷却ユニット62に冷却された圧縮空気を供給し、回転ロッド56及びベアリングブロック64を冷却する。この冷却工程は一連で複数回の雌ねじ加工時において、継続的に行われ、チャック58を介して間接的に加工ツール60を冷却する。このようにチャック58を介した間接的な冷却によれば、加工ツール60は冷却手段が不要な簡便構造となるとともに、加工ツール60の交換が容易となる。
初回の雌ねじ加工時には加工ツール60は常温となっていることから、冷却工程を省略し、2回目の加工時から冷却を開始してもよい。
このステップS1は、後述するステップS6で加熱された加工ツール60を適度に冷却するための処理であり、加工ツール60を600℃以下、例えば500℃程度にしておく。この冷却処理は、厳密な温度管理は必要なく、実験又は経験に基づいて適量で一定の空気を回転ロッド56及びベアリングブロック64に噴き続けておき、ステップS6の直前に加工ツール60が600℃以下となるようにしておけばよい。
本発明者の実験した結果によれば、ある程度の室温の変化があった場合でも、冷却ユニット62による回転ロッド56及びベアリングブロック64に対する冷却として、フィードバック制御を用いることなくしかも室温に応じた特別な調整をすることがなくても、適量で一定の空気を回転ロッド56及びベアリングブロック64に噴き続けておけば好適な雌ねじ15を有するブッシュ14が得られることが確認されている。
ステップS2において、ロボット駆動部22の作用下にロボット16を動作させ、雌ねじ加工装置10をフレーム12に接近させて、負極板69を接触させる。ワークを固定する台車、治具、加工台等にアースを設けている場合には負極板69は不要である。このとき、予め設定されたブッシュ加工位置Pが加工ツール60の進退する軸上に配置されるようにする。
ステップS3(加熱工程)において、図5に示すように、フィラー送給制御部26の作用下にフィラー送給機44からフィラー48を送給して肉盛りをするとともに、アーク電流制御部28の作用下にアーク加熱機46に高電圧を印加してアークAを発生させる。アーク加熱機46は、ブッシュ加工位置Pの近傍までスライド移動させておき、該ブッシュ加工位置Pに対してアークを発生させて予備加熱して軟化させる。ブッシュ加工位置PはアークAによって迅速に加熱される。所定時間が経過した後、高電圧の印加を停止してアークAを消滅させる。ブッシュ加工位置Pにおけるフレーム12及び肉盛りされたフィラー48の加熱は、例えば1200℃に達するまで行う。
フィラー48は所定量送給された後、残余分はやや引き戻されてフィラー送給機44内に退避する。ブッシュ加工位置Pにおける板厚が厚いときにはフィラー48の供給による肉盛りを省略してもよい。
このときのブッシュ加工位置Pには、図6に示すように、適度な肉盛部110と、該肉盛部110を含みその周辺の熱影響部112が形成される。熱影響部112は、加熱により温度が上昇して、表面色が変化した箇所である。
ステップS4において、ブッシュ加工位置Pが適温に自然冷却されるまで待機する。この時点でブッシュ加工位置Pの適温とは、オーステナイト域以上の温度であり、例えば900℃程度である。この前段階のステップS3において1200℃まで加熱することなく、900℃の加熱で停止させてもよいが、一旦それよりも高い1200℃程度まで加熱してから冷却させると、より短時間で900℃に設定でき、また、熱影響部112を適度に広く確保することができる。
ステップS5において、図7に示すように、加工ツール60を無回転で進行させて、孔100を形成する。当初、孔100は縮径部70の先端部によって形成された後、縮径部70の錐面によって拡径され、さらに円柱部72が挿通することにより形状が安定化する。
このとき、ブッシュ加工位置Pが900℃程度であるのに対して、加工ツール60は600℃以下、例えば500℃であることから、ブッシュ加工位置Pは急冷され、いわゆる焼入と同じ状態になる。冷却時間を0.5sec程度とすると、図8に示すように、CCT曲線(continuous cooling transformation diagram)86はベイナイト域88の直上部まで導かれることが理解されよう。図8は、C0.13%、Mn0.56%の炭素鋼における連続冷却状態図であるが、これ以外の組成の金属を用いる場合には、その組成の連続冷却状態図に基づいて冷却条件を設定すればよい。
加工ツール60によるフレーム12の急冷処理は、該フレーム12の温度の低下にともなって加工ツール60の温度が上昇し、両者が接触している間で、フレーム12が600℃〜700℃程度になるまで継続的に行われることになり、実際にはステップS5だけではなく次のステップS6においても継続的に行われる。600℃〜700℃程度の箇所はフェライト域であり、この後の空冷時にベイナイト域を通ることになる。600℃〜700℃程度までの急冷では、冷却設備が簡便で済む。
また、冷却設備は大型化するが、強制冷却時にベイナイト域まで直接的に冷却させることにより作業効率を向上させることができる。
この間、加工ツール60はフレーム12の熱を受けて多少の温度上昇が発生するが、該加工ツール60は、冷却ユニット62によってチャック58を介して継続的に冷却されていることから過度に温度上昇することはなく、熱膨張が抑制され、高い加工精度を維持することができる。
ステップS6において、円柱部72が無回転で孔100に挿入された後、スピンドルモータ52によって、ボールねじ38及び加工ツール60を回転させる。また、昇降モータ36の回転数を制御し、加工ツール60が1回転する間に該加工ツール60がタップ部74の螺旋突起74aのピッチt(図7参照)だけ進行するように同期させる。これにより、図9に示すように、螺旋突起74aが孔100に螺合するようにタップ加工され、雌ねじ15を有するブッシュ14が形成される。
ステップS6及びS7で強制冷却が行われる時間(つまり、加工ツール60がワークに接触している時間であって、孔を形成してタップ加工を行って、加工ツール60を抜くまでの時間)は、例えば1.5sec程度である。
なお、ステップS5の後、加工ツール60は孔100に挿入されたまま次のステップS6へ移ることから、これらのステップS5とステップS6は実質的に1つの工程とみなすことができる。このステップS5とステップS6との間において、加工ツール60を交換する必要がないことは当然である。
ステップS7において、スピンドルモータ52及び昇降モータ36を逆回転させ、加工ツール60をブッシュ14から抜き取る。このとき、スピンドルモータ52と昇降モータ36とを同期させて、加工ツール60が1回転する間に該加工ツール60がピッチtだけ後退するように同期させる。タップ部74がブッシュ14から抜き取られた後には加工ツール60を高速で後退させてもよい。
加工ツール60をブッシュ14から抜き取ることにより、該加工ツール60による強制冷却が終了する。加工ツール60は、この後も冷却ユニット62によって継続的に冷却される。
ステップS8(放熱工程)においては、ブッシュ14を自然空冷する。これにより、図8のCCT曲線86における屈曲点90以下の部分のように、緩やかに冷却が進み、ベイナイト域88を通してフレーム12を冷却することになる。これにより、フレーム12にベイナイトが析出して十分高強度な雌ねじが得られる。ベイナイトは、フェライト中に微細セメンタイトが分散した組織であり、高い硬度及び靭性を有する。CCT曲線86がパーライト域96を通るか否かは特に問われない。
また、金属板は一度、オーステナイト域まで加熱していることから、柔軟な対応が可能であり、設計条件によっては金属組織に対して種々の熱処理をすることができる。なお、図8において、符号92、94、96及び98は、順にオーステナイト域、フェライト域、パーライト域及びマルテンサイト域である。
ステップS8においては、加工ツール60以外の吸熱手段により、ブッシュ14の放熱を促進させてもよい(放熱工程)。
この後、ロボット16を動作させることにより雌ねじ加工装置10をフレームから離間させる。
ステップS9(ステップS8と並行してもよい。)においては、未加工のブッシュが残っているか確認し、未加工のものがある場合には、次のブッシュ加工位置Pへ雌ねじ加工装置10を移動させて、ステップS2へ戻り、同様の手順により加工を続行する。
全てのブッシュ14の加工が終了している場合には、冷却ユニット62を停止させ(ステップS10)、図4に示す処理を終了する。
このように雌ねじ加工装置10及び雌ねじ加工方法では、アーク加熱機46と冷却ユニット62とを設けることにより、加熱したブッシュ加工位置Pに加工ツール60を挿入するときに、該ブッシュ加工位置Pが急冷されて組織が硬くなり、高強度の雌ねじ15を形成することができる。
また、加工ツール60を無回転でブッシュ加工位置Pに押圧して、縮径部70によってブッシュ加工位置Pに孔100を形成し、この後、加工ツール60を回転させ、加工ツール60を孔100から抜くことなくさらに挿入させ、タップ部74によって孔100に雌ねじ15を形成している。これによって、ブッシュ14を実質的に1つの工程で形成することができ、作業効率の向上を図ることができる。
上記の冷却ユニット62は空冷式に限らず、図10に示す冷却ユニット62aのように液冷式にしてもよい。冷却ユニット62aは、図示しない回転継手を介して、回転ロッド56内に設けた流路180に液体(水、油等)を流すことによって該回転ロッド56の熱を吸収し、図示しないラジエータで放熱して、循環させている。このような液冷式の冷却ユニット62aによれば、高い冷却効果が得られる。
加工ツール60としては、例えば図11に示す加工ツール60aを用いてもよい。加工ツール60aにおける円柱部72及びタップ部74は前記加工ツール60と同様であり、前記縮径部70に相当する部分に先端部80が設けられている点で両者は異なる。先端部80は、縮径部70に対して螺旋突起80aを付加したものである。
また、螺旋突起80aの螺旋の方向と、タップ部74における螺旋突起74aの螺旋の方向とは同一の方向であるが、設計条件によっては逆向きにしてもよい。
次に、上記の雌ねじ加工装置10及び雌ねじ加工方法によって形成され、内腔に雌ねじ15を有するブッシュ14について説明する。ブッシュ14の説明上、部品締結側で図12における矢印X1の方向を基端側、その反対で矢印X2方向を先端側とする。
図12に示すように、ブッシュ14はねじ部150と、熱影響部112とを有する。熱影響部112の外側は母材部114である。ねじ部150、熱影響部112及び母材部114は互いに組織が異なっており、断面色の違いにより識別が可能である。ねじ部150の内面には雌ねじ15が形成されている。
ねじ部150は、主に肉盛りされたフィラー48に基づく組織であって、熱影響が相当に大きい部分であると考えられ、ベイナイトが多く含まれている(ベイナイトが主成分として95%以上含まれている)。ねじ部150は下方に向けて突出した形状であり、熱影響部112との境界は、上接続部150a及び下接続部150bで略屈曲した形状となっている。
熱影響部112は、母材としてのフレーム12に対して多少のフィラー48が混在し、さらにある程度の熱影響を受けている部分であると考えられ、細かいフェライトに球状セメンタイトが混在している(セメンタイトと母材部に近づくほどに組織が微細化するフェライトとを主成分として95%以上含まれている。)。熱影響部112では、内側のねじ部150に近づくほどフェライトの金属組織が微細化している。
母材部114は、元のフレーム12からほとんど組織の変化がない部分であり、粗いフェライトに球状セメンタイトが混在している(セメンタイトとフェライトとが主成分として95%以上含まれている。)。
次にブッシュ14の形状について説明する。
ブッシュ14には、基端側の座面に設けられた凹部200が設けられている。ねじ部150は、先端側に向かって肉薄となる形状の側面縮径部202を有し、側面断面上で、凸の曲線形状となっている。
凹部200は、ねじ部150と同芯形状であって、雌ねじ15の呼び径dの1.3〜1.6倍程度の範囲に設定されている。凹部200は、基端側の座面の中心及び少なくとも雌ねじ15の呼び径dの1.2倍の範囲を含んでいるとよい。これにより、後述するように、ボルト203を締結する際に、軸力が発生して側面縮径部202を縮径させることができる。ブッシュ14の実用上、凹部200の最大値としては呼び径dの2.0倍程度にするとよい。凹部200の最大深さXdは、例えば雌ねじ15の0.5ピッチ程度にするとよい。
側面縮径部202は、基端側が比較的肉厚となっており、先端側に向かって当初は緩やかに、次第に急に薄肉となっており、先端部はねじ山を除いて厚みが実質的に0となっている。したがって、図13に示すように、先端側の端部204は、1箇所のねじ谷206を除いて円環線形状となっている。端部204は必ずしも厚みが0でなくとも、基端側端部の肉厚の1/10以下にしておくと、十分に薄くなって、弾性的に縮径しやすくなり、ボルトに対する噛み込効果が向上する。また、薄肉構造とすることにより、コストダウン及び軽量化の効果が得られる。
端部204は、ねじ谷206が存在することや、加工条件等によって全周を円環線形状することは困難であるが、少なくとも一部を円環線形状にすると上記の効果が得られる。
また、端部204を平坦部のない円環線形状とすることにより、この部分が特にボルト203に対して噛み込みやすくなり、一層の抜け止め効果を奏する。
側面縮径部202の側面の凸の曲線形状は、締結トルクの分担に応じた形状であり、ボルトの軸力によって合理的にナットを縮径させることができる。すなわち、前記の非特許文献1の記載によれば、図14に示すように、一般的にナット及びボルトの締結トルクを分担する応力分布Tは、基端点X0を最大値として先端側に向かって緩やかに減少する曲線となる。ねじ部150の側面形状は、この応力分布Tに応じた形状となっていることから、合理的に応力分担が行われ、しかも先端に向かって薄肉となっていることから弾性的に縮径させることができる。
また、側面縮径部202の側面が凸の曲線形状となっていることにより、端部204はボルト203に対して一層噛み込みやすくなる。
ところで、先端部は非常に薄肉であって、理想的な断面円弧形状にすることが困難であり、基端部は熱影響部112が接続されている関係上、断面円弧形状にはできない。このように、設計条件、加工条件等により、ねじ部150の側面の全長を凸の曲線形状にすることができない場合もあるが、側面縮径部202は、側面の少なくとも全長の半分以上を占めていれば上記の効果が得られる。
さらに、ブッシュ14は基端側の全周がフレーム12の熱影響部112に接続されており、凹部200は該熱影響部112が先端側に向かって凸のテーパ形状となって形成されている。換言すれば、熱影響部112は、内側のねじ部150へ向けてやや下向きに傾斜した形状であり、母材部114とは滑らか且つ略水平に接続されている。
つまり、熱影響部112の少なくとも内径側部分は、ねじ部150の突出する方向(先端側、図12で下向き)に向かって凸形状になっており、基端側面は凹部200の一部となって、熱影響部112のスプリングの作用としての作用が一層発揮される。これは、例えば直線部材よりも蛇腹形状部材の方が屈曲しやすいことからも容易に理解されよう。
このようにテーパ形状の金属板により凹部200を形成すると、この部分がばね体として作用し、側面縮径部202を一層縮径させることができる。
次に、このように構成されるブッシュ14にボルト203を締結させる際の作用について説明する。
図15に示すように、ワーク板208をフレーム12に対して接続するために、ブッシュ14の基端側からボルト203を螺合及び締結させる。ボルト203のヘッド203aをワーク板208に当接させた後にさらに適度にトルクをかけると、ボルト203のねじ部とブッシュ14のねじ部150との間に軸力Fが発生する。このとき、座面には適度な大きさの凹部200が存在することから、ブッシュ14は軸力Fによって基端側へ移動するように力を受けるが、基端側座面の周縁部210はワーク板208に当接していることから変位することができない。そうすると、ねじ部150には、概念的に、周縁部210を略基点として傾斜させるモーメントMが発生することになり、内径方向に縮径するように変位する。図15では、模式的にねじ部150の変位を仮想線を用いて誇張して示している。
また、ねじ部150は、ほぼ全長が側面縮径部202となっており、先端側ほど弾性的に変位しやすく、しかも先端側の端部204は円環線形状(図13参照)となっており、ボルト203に噛み込みやすい。さらに、熱影響部112は、ばね体として作用することからねじ部150は変位しやすい。
つまり、従来ではボルト203と雌ねじ15は、基端側の第1山部及び第1谷部で締結トルクの大部分を負担していて、第2山部及び第2谷部以降は締結トルクの負担の程度が小さいのに対して、本実施の形態に係るブッシュ14では、基端側の座面に凹部200が設けられていることから、ボルト203を締結する場合に、軸力Fによって該凹部200が変形、変位する。この変位は、ブッシュ14のほぼ全域に影響を与え、側面縮径部202は先端側に向かって肉薄となる形状であることから先端側ほど変形しやすく、第2山部及び第2谷部以降も内側に向かって縮径するように変位し、ボルト203に対して噛み込むように作用する。これにより、ブッシュ14は簡便な構造でボルト203の緩みを効果的に防止することができる。
このようなブッシュ14は、車両のように振動が発生するワークに用いる場合にも該振動による緩みが少なく、やや小径に設定でき、又は過大なトルクをかける必要がなくなる。
ブッシュ14は、前記の雌ねじ加工装置10以外の手段(例えば、切削や鍛造等)によって形成してもよい。ブッシュ14の材質は、ベイナイト、フェライト、球状セメンタイト等に限られない。
本発明者は、本実施の形態に係るブッシュ14にボルト203を締結させた場合と、従来のようにフレーム12に通常のナット212を溶接接続させた場合でねじ山とねじ谷との間に発生する隙間の比較実験を行った。
その結果、ブッシュ14にボルト203を締結させた場合には、図16に示すように、全長に亘ってねじ山とねじ谷の間に隙間が少なく、特に先端部にはほとんど隙間がないことが確認された。これに対して、フレーム12に通常のナット212を溶接接続させた場合では、図17に示すように、全長に亘ってねじ山とねじ谷の間に隙間があり、特に先端部の隙間219が大きいことが確認された。この実験結果からも本実施の形態に係るブッシュ14による緩み止め効果が理解されよう。
次に、変形例に係るナット220及び222を示す。ナット220及び222において、前記のブッシュ14と同じ部分には同符号を付してその詳細な説明を省略する。
図18に示すように、第1の変形例に係るナット220は、前記のブッシュ14をフレーム12から切り取って単体としたものである。ナット220は、平面状のフレーム12の一部及び熱影響部112を含んでおり、安定してワーク板208に当接する。
図19に示すように、第2の変形例に係るナット222は、前記のブッシュ14のうちフレーム12及び熱影響部112を取り除いて単体としたものである。ナット222の基端側座面は、外周端を除いてほぼ全面が凹部200を形成しており、側面縮径部202の縮径効果が高い。ナット222には、ワッシャ224を用いてもよい。
図20に示すように、単体のナット222(又は220)の側面には、スパナ等の工具226を係合させる係合部228を設けてもよい。
上記の冷却ユニット62に代えて、図21に示す冷却ユニット300を適用してもよい。ベアリングブロック64の周囲をボックス302で覆い、該ボックス302に対してインレットパイプ304から冷却した圧縮空気を供給してベアリングブロック64及び回転ロッド56を冷却し、加工ツール60を間接的に冷却することができる。ベアリングブロック64をボックス302で覆うことにより、冷却された圧縮空気が無駄に拡散することなく、しかも高密度のまま冷却対象に接することから効率的な冷却が行われる。ボックス302内でベアリングブロック64等を冷却した空気はインレットパイプ304の反対側に設けられたアウトレットパイプ306から排出される。これにより、圧縮空気が気中に排出されることがなく音が静かである。ボックス302内では、効率的な冷却がなされるように、圧縮空気の通過する経路を適正に設定する案内壁が設けられていてもよい。図22に示すように、負極板69の代わりにフレーム12又はブッシュ加工位置Pを含むその一部を固定する加工台310や治具、台車等にアース線69aを設けておいてもよい。これにより、フレーム12は電気的に負極に接続されることになり、加工機側に負極板69が不要になり設備及び作業が簡便になる。
本発明に係るナットは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
雌ねじ加工装置を備えるロボットと、コントローラの略式機能ブロック図である。 雌ねじ加工装置の断面側面図である。 加工ツールの分解斜視図である。 雌ねじ加工方法の手順を示すフローチャートである。 アークにより加熱を行う様子を示す説明図である。 ブッシュ加工位置に設けられた肉盛部及び熱影響部の斜視図である。 ブッシュ加工位置に孔を形成する様子を示す説明図である。 C0.13%、Mn0.56%の炭素鋼における連続冷却状態図である。 タップ部により雌ねじを形成する様子を示す説明図である。 液冷式の冷却ユニットの模式断面図である。 変形例に係る加工ツールの側面図である。 ブッシュの断面カットモデルである。 ブッシュを斜め下方から見た斜視図である。 一般的なナット及びボルトの締結トルクを分担する応力分布を示すグラフである。 ブッシュにボルトを螺合及び締結させた状態を示す断面図である。 本実施の形態に係るブッシュにボルトを締結させた場合で、ねじ山とねじ谷との間に発生する隙間の確認をした実験結果を示す図である。 フレームに通常のナットを溶接接続させた場合で、ねじ山とねじ谷との間に発生する隙間の確認をした実験結果を示す図である。 第1変形例に係るナット、ワーク板及びボルトの断面図である。 第2変形例に係るナット、ワーク板及びボルトの断面図である。 係合部が設けられた第2変形例に係るナットの斜視図である。 変形例に係る冷却ユニットの側面図である。 アース線が設けられた加工台の模式図である。
符号の説明
10…雌ねじ加工装置 12…フレーム
14…ブッシュ(ナット) 15…雌ねじ
112…熱影響部 114…母材部
150…ねじ部 200…凹部
202…側面縮径部 203…ボルト
204…端部 208…ワーク板
210…周縁部 212、220、222…ナット
224…ワッシャ 226…工具
228…係合部

Claims (6)

  1. 基端側が部品締結側であり、内腔に雌ねじを備えるナットであって、
    基端側の座面で、中心を含む部分に凹部が設けられるとともに、
    先端側に向かって肉薄となる形状の側面縮径部を有することを特徴とするナット。
  2. 請求項1記載のナットにおいて、
    側面断面上で、前記側面縮径部は、側面の少なくとも全長の半分以上を含み、曲線形状となっていることを特徴とするナット。
  3. 請求項1又は2記載のナットにおいて、
    前記凹部は、少なくとも雌ねじ径の1.2倍の範囲を含み、
    前記側面縮径部は、側面の少なくとも全長の半分以上を含むことを特徴とするナット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のナットにおいて、
    先端側の肉厚は、基端側端部の肉厚の1/10以下であることを特徴とするナット。
  5. 請求項4記載のナットにおいて、
    先端側の端部は、少なくとも一部が円環線形状となっていること特徴とするナット。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のナットにおいて、
    基端側の全周が金属板に接続され、
    前記凹部は前記金属板が先端側に向かって凸のテーパ形状となって形成されていることを特徴とするナット。
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