JP2010053205A - 遮熱用粘着テープ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】厚さ0.006〜0.1mmのアルミニウム箔等の金属箔1に手切れ性に優れた綿布等の布3を接着剤にて貼り合わせてなる基材の上記布3の表面に厚さ0.01〜0.1mmのアクリル系粘着剤からなる粘着剤層4を設けた遮熱用粘着テープ。
【選択図】図1
Description
ここで、糸の太さを表す番手とは、基準重量1ポンド(約453g)あたり、単位長さ840ヤード(約768m)の何倍の長さになるのかで表す単位で、例えば、30番手とは、糸1ポンドあたり、840ヤードの30倍の25200ヤードの長さの糸である。
19mmの幅に切断したロール状の粘着テープを約10cm巻きだし、切断する部分を片方の手の親指で押さえ、巻きだした粘着テープをひねって切断することにより、粘着テープの手切れ性を評価した。容易に切断することができ、かつ、切断した部分が粘着テープの長手方向に対して垂直に近い方向に切断されたものを手切れ性有り、それ以外のものを手切れ性無しとした。
JISZ0237に基づき測定した。
Φ1.25mmの電線を20本束ね、Φ10mmのコルゲートチューブに挿入する。このコルゲートチューブに、25mm幅にした本発明の遮熱用粘着テープを螺旋状に、粘着テープが半分ずつ重なるように巻きつけたものを試料とする。この試料を80℃にした恒温槽の中に入れ、電線の表面温度が恒温槽と同じ80℃になるまで放置する。あらかじめ、恒温槽の中に遮熱用粘着テープを巻かない状態で、コルゲートチューブの表面温度が160℃になるように熱源とコルゲートチューブの距離を調節した加熱装置を用意する。この装置に試料を設置し、電線の表面温度、コルゲートチューブの表面温度、及び、本発明粘着テープの表面温度の温度上昇がなくなるまで加熱をする。その時のコルゲートチューブ表面温度を測定する。テープを巻かないときのコルゲートチューブの表面温度(160℃)との差を遮熱効果とする。
以下、本発明の遮熱用粘着テープについて、実施例によって、具体的に説明する。
厚さ0.1mmの軟質アルミニウム(東海アルミ箔社製)に剥離処理溶液(一方社油脂工業社製、ピーロイル1010)を直接塗工し、約110℃で乾燥させた。このアルミニウムの剥離処理をした面と反対面に接着剤(サイデン化学社製、エマルション型アクリル系接着剤)を塗工量25g/m2で直接塗工し、緯糸に太さ30番手のコットン糸、経糸に太さ10番手のコットン糸をそれぞれ50本/インチ、50本/インチの打ち込み密度で平織りして作製した綿布に貼り合せ、約110℃で乾燥させた。次に、この貼り合せた基材の綿布が露出している側に粘着剤溶液(昭和高分子社製、ポリゾールSE-6210L)を乾燥後の厚さが0.1mmになるように直接塗工し、約110℃で乾燥させて、粘着テープを作製した。得られた粘着テープは、対SUS鋼板粘着力6.0N/10mm、自背面粘着力2.0N/10mm、遮熱効果30℃で、優れた手切れ性を有し、設置時の作業性が良好であった。
厚さ0.02mmの軟質アルミニウム(東海アルミ箔社製)に剥離処理溶液(一方社油脂工業社製、ピーロイル1010)を直接塗工し、約110℃で乾燥させた。このアルミニウムの剥離処理をした面と反対面に接着剤(サイデン化学社製、エマルション型アクリル系接着剤) を塗工量15g/m2で直接塗工し、緯糸に太さ60番手のコットン糸、経糸に太さ60番手のコットン糸をそれぞれ90本/インチ、90本/インチの打ち込み密度で平織りして作製した綿布に貼り合せ、約110℃で乾燥させた。次に、この貼り合せた基材の綿布が露出している側に粘着剤溶液(昭和高分子社製、ポリゾールSE-6210L)を乾燥後の厚さが0.05mmになるように直接塗工し、約110℃で乾燥させて、粘着テープを作製した。得られた粘着テープは、対SUS鋼板粘着力4.0N/10mm、自背面粘着力1.0N/10mm、遮熱効果30℃で、優れた手切れ性を有し、設置時の作業性が良好であった。
厚さ0.006mmの軟質アルミニウム(東海アルミ箔社製)に剥離処理溶液(一方社油脂工業社製、ピーロイル1010)を直接塗工し、約110℃で乾燥させた。このアルミニウムの剥離処理をした面と反対面に接着剤(サイデン化学社製、エマルション型アクリル系接着剤) を塗工量10g/m2で直接塗工し、緯糸に太さ100番手のコットン糸、経糸に太さ100番手のコットン糸をそれぞれ200本/インチ、200本/インチの打ち込み密度で平織りして作製した綿布に貼り合せ、約110℃で乾燥させた。次に、この貼り合せた基材の綿布が露出している側に粘着剤溶液(昭和高分子社製、ポリゾールSE-6210L)を乾燥後の厚さが0.01mmになるように直接塗工し、約110℃で乾燥させて、粘着テープを作製した。得られた粘着テープは、対SUS鋼板粘着力2.0N/10mm、自背面粘着力0.5N/10mm、遮熱効果20℃で、優れた手切れ性を有し、設置時の作業性が良好であった。
厚さ0.02mmの軟質アルミニウム(東海アルミ箔社製)に剥離処理溶液(一方社油脂工業社製、ピーロイル1010)を直接塗工し、約110℃で乾燥させた。このアルミニウムの剥離処理をした面と反対面に接着剤(サイデン化学社製、エマルション型アクリル系接着剤)を塗工量15g/m2で直接塗工し、厚さ0.03mmの麻不織布に貼り合せ、約110℃で乾燥させた。次に、この貼り合せた基材の麻不織布が露出している側に粘着剤溶液(昭和高分子社製、ポリゾールSE-6210L)を厚さが0.05mmになるように直接塗工し、約110℃で乾燥させて、粘着テープを作製した。得られた粘着テープは、対SUS鋼板粘着力4.0N/10mm、自背面粘着力1.0N/10mm、遮熱効果30℃で、優れた手切れ性を有し、設置時の作業性が良好であった。
厚さ0.02mmの軟質アルミニウム(東海アルミ箔社製)に剥離処理溶液(一方社油脂工業社製、ピーロイル1010)を直接塗工し、約110℃で乾燥させた。このアルミニウムの剥離処理をした面と反対面に接着剤(サイデン化学社製、エマルション型アクリル系接着剤)を塗工量15g/m2で直接塗工し、厚さ0.2mmの麻不織布に貼り合せ、約110℃で乾燥させた。次に、この貼り合せた基材の麻不織布が露出している側に粘着剤溶液(昭和高分子社製、ポリゾールSE-6210L)を厚さが0.05mmになるように直接塗工し、約110℃で乾燥させて、粘着テープを作製した。得られた粘着テープは、対SUS鋼板粘着力4.0N/10mm、自背面粘着力1.0N/10mm、遮熱効果30℃で、優れた手切れ性を有し、設置時の作業性が良好であった。
Claims (7)
- 金属箔に布を貼り合せてなる基材の上記布の表面に粘着剤層を設けたことを特徴とする遮熱用粘着テープ。
- 上記金属箔が、アルミニウム箔であることを特徴とする請求項1に記載の遮熱用粘着テープ。
- 上記布が、綿布であることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の遮熱用粘着テープ。
- 上記粘着剤層が、アクリル系粘着剤からなる粘着剤層であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遮熱用粘着テープ。
- 上記金属箔が、厚さ0.006〜0.1mmのアルミニウム箔であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遮熱用粘着テープ。
- 上記布が、緯糸の太さ30〜100番手、緯糸の糸数50〜200本/インチ、経糸の太さ10〜100番手、経糸の糸数50〜200本/インチの綿布であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の遮熱用粘着テープ。
- 上記粘着剤層が、厚さ0.01〜0.1mmのアクリル系粘着剤からなる粘着剤層であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の遮熱用粘着テープ。
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