JP2010052778A - 衛生用品収納体 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用後に箱体を簡易かつ確実に廃棄しやすい形状にできる衛生用品収納体を提供する。
【解決手段】
【請求項1】
直六面体の外箱1の側面30に、他の面との間の稜線13,23,43に沿って裂開用ミシン目線31を環状となるように配するともに、この外箱1と内部の衛生用品束5の間に立設壁部6を配した衛生用品収納体X1により解決される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ティシュペーパーや化粧用パフ等の使い捨ての衛生用品を複数収納した衛生用品収納体に関する。
ティシュペーパーや化粧用パフ(化粧用コットンとも言われる)などの使い捨ての衛生用品は、複数枚をまとめて箱体に収納して市販に供されている。
このような衛生用品の収納体に用いられる箱体は、カートンとも呼ばれ、上面及び底面とこれらに連接する一対の側面と前記各面の端縁から延在する端面片が折り畳まれ接合面において接着されて形成された端面とで構成される直六面体形状をなしている。
そして、このような収納体においては、内部の衛生用品を使い切った後に残る箱体を簡易に破棄しやすい偏平形状にできるようにするために、箱解体手段が設けられるのが一般的となっている。
この箱解体手段は、下記特許文献1〜5に開示されるように、端面に指入れ用のミシン目線及びこれに連接する開封用ミシン目線を配し、これらミシン目線の裂開によって端面片を開いて箱体を角筒状に解体するようにしたものである。
角筒状にすることで、箱体が上下に潰しやすくなり、簡易に破棄しやすい上面と底面とが接する偏平形状にすることができるようになる。
なお、ミシン目線の配し方については、各特許文献によって異なるように、数種のバリエーションが知られているが、原理としては、端面片に接合を解いて角筒状にするといった点で共通する。
しかしながら、この箱解体手段においては、角筒状にするにあたって、上面端面片を開く操作、底面端面片を開く操作、2つある側面端面片のそれぞれを開く操作など多くの煩雑な操作を要する。
また、端面片の接着が強い場合等には、側面端面片と上面端面片(又は底面端面片)が分離せずに、上面端面片(又は底面端面片)が破れて角筒状にならない場合があった。
特開2007−126160 特開2007−45525 特開2007−99392 特開2007−55683 特開2006−341925 特開2005−225564 特開2007−314207 特開2005−231651
そこで、本発明は、より簡易、使用後に確実に箱体を廃棄しやすい形状にでき、さらには利便性が高く幅広い使用形態に対応できる衛生用品収納体を提供することを課題とする。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
上面及び底面とこれらに連接する一対の側面とこれら各面の端縁から延在する端面片が折り畳まれかつ接合面において接着されて形成された端面とで構成される直六面体の外箱と、
前記側面と他の面との間の稜線上又は側面における前記稜線に沿う位置に形成された裂開用ミシン目線によって環状に囲まれた開口形成部と、
前記外箱内に収められた、複数の衛生用品からなる衛生用品束と、
前記外箱及び衛生用品束の間に位置され、かつ前記外箱の側面及び端面の少なくとも一方に対して対面する立設壁部を有して、前記外箱の上下方向の強度を高める補強材と、を備えることを特徴とする衛生用品収納体。
<請求項2記載の発明>
前記立設壁部は、前記外箱内において、各側面に形成された各開口形成部同士のみに接してこれら連結するように架橋されている請求項1記載の衛生用品収納体。
<請求項3記載の発明>
前記補強部材は、立設壁部のほかに、前記外箱内において、各側面に形成された各開口形成部同士のみに接してこれら連結するように架橋されかつ外箱の底面に平行な下側部を有する、請求項2記載の衛生用品収納体。
<請求項4記載の発明>
前記立設壁部は、前記外箱及び衛生用品束に対して自由な状態であり、かつ、外箱の側面及び端面のそれぞれに平行な面が連接されて環状をなしている請求項1記載の衛生用品収納体。
<請求項5記載の発明>
衛生用品束が、複数の衛生薄葉紙が折り畳まれ重層されたものであり、
外箱の上面に裂開用ミシン目線が環状に配された衛生薄葉紙取出口形成部を有し
使用時に取出口から衛生薄葉紙の一枚を取り出すと、隣接して積層されている他の一枚の一部が取出口から露出されるように構成されている、請求項1〜5の何れか1項に記載の衛生用品収納体。
本発明によれば、より簡易、使用後に確実に箱体を廃棄しやすい形状にでき、さらには利便性が高く幅広い使用形態に対応できる衛生用品収納体が提供される。
次いで、本発明の実施の形態を図面を参照しながら以下に詳述する。
『第1の実施の形態』
まず、第1の実施の形態を図1〜6を参照しながら詳述する。この第1の実施の形態X1は、本発明の衛生用品収納体がポップアップ式のティシュペーパー製品である例である。なお、図1は、このティシュペーパー製品の斜視図、図2は、その端面構造を説明するための斜視図、図3は、使用状態の斜視図、図4は、ティシュペーパー束の説明図、図5は、外箱解体時の斜視図である。
〔外箱の構造〕
このティシュペーパー製品X1における外箱1は、特に図1に示すように、上面10にティシュペーパーの取出口形成部である環状の裂開用ミシン目線11を有する紙箱1Aと、前記裂開用ミシン目線11により囲まれる範囲11aを紙箱内側から覆うシート材1Bとで構成されている。
外箱1の外形をなす紙箱1Aは、一対の平行な長手縁とこれらよりも短い一対の平行な短手縁で構成される長方形の上面10及び底面20と、これらに連接する一対の側面30,30及び端面40,40とからなる直六面体形状をなす。
前記端面40は、特に図2から理解されるように、上面10、底面20及び側面30の各面の長手方向両側端縁からこれらに連接して延在する上面端面片10E、底面端面片20E、側面端面片30E,30Eが、前記側面端面片30E,30Eを箱内面側に折り返した後、これに重ねて上面側端面片10Eと底面側端面片20Eとを折り曲げられ、それら各片の接合部分がホットメルト接着材等により接着されて形成されている。
他方、外箱1(紙箱1A)の側面30には、特徴的に、側面30,30と他の面(上面10、底面20及び端面40,40)との間の稜線13,23,43に沿って、裂開用ミシン目線31,31が配され、環状矩形の開口形成部31a,31aを形成している。なお、この裂開用ミシン目線は、前記稜線上に配することもできるが、稜線上にある場合には、意図しない裂開が生じやすくなるため、上述のように側面において稜線に沿って配するのが好ましい。
この場合における裂開用ミシン目線31の好適な位置を例示すると、上面10と底面20との間の稜線13,23から7〜13mm離間した位置、端面40との間の稜線43からは12〜17mm離間した位置である。
また、この側面30,30の裂開用ミシン目線31,31は、好適には、カット部が3〜5mm、タイ部が1〜3mmであるのが望ましい。意図せず裂開し難く、また、使用時には簡易に裂開することができる。
このように本形態の外箱1は、この裂開用ミシン目線31,31を裂開して環状部分が分離除去されると、外箱1の上面10を広範に支える側面30が矩形に大きく刳り抜かれて開口部が形成され外箱1の上下方向の強度が低下され、特に中央部において潰れやすくなる。
なお、本形態においては、裂開用ミシン目線31,31は好適な例として矩形としているが、かならずしも矩形である必要はない。
また、図示の本形態においては、より容易に裂開用ミシン目線の裂開ができるように、底部20との間の稜線23に沿う位置の裂開用ミシン目線の中央部にこれに繋がるようにして円弧形状に裂開ミシン目線32が配されている。ミシン目線の裂開をするにあたり、まず当該円弧形状部分(以下、指入れ部32aともいう)に指を押し入れることで、前記裂開ミシン目線31の裂開が容易になる。
ここで、外箱1(紙箱1A)の大きさは、内包される衛生用品の束、すなわちティシュペーパーの束より若干大きく、概ね束の外形よりも1〜30mm程度大きい内形とされる。一般的なこの種の製品では、概ね長手縁が110〜320mm、短手縁が70〜200mm、高さが40〜150mm程度である。
なお、紙箱1Aの素材としては、例えば、バージンパルプ、古紙パルプ等の各種のパルプを主原料とする既知の紙素材が採用できる。好適には、紙箱の素材は、米坪250〜500g/m2、好適には350〜400g/m2のコートボール紙である。
他方、前記上面10に形成される取出口形成部11aにかかる裂開ミシン目線11は環状をなし、既知の方法及びカットタイ比で形成される。このミシン目線11により囲まれる範囲11aの具体的形状については必ずしも限定されない。ただし、この種の製品においては、図示例の如く、紙箱上面の長手方向に沿う方向を長辺とする略楕円形状又は矩形が代表的であり、取出し性、利便性が高いことから、本発明においても多くの既存の製造ラインで製造可能なこの形状が好適である。
他方、外箱1の構成部材である前記シート材1Bは、好ましく樹脂製フィルムであり、前記上面10に形成された裂開用ミシン目線11により囲まれる範囲11aのサイズより大きく、例えば、矩形や楕円形であり、紙箱上面の内面側において、特に環状ミシン目線の切り剥がしに影響がないように、環状ミシン目線11の外側で接着されている。
この樹脂性フィルムの好適な素材は、ポリエチレンフィルムであるが、ポリプロピレン、ポリエステルなども例示できる。なお、シート材としては紙素材も例示できる。
樹脂製フィルムとするならば、その厚みは、10〜200μmが適する。10μm未満では、強度的に不足し、ティシュペーパーの取り出し時において裂けあるいは破断の確率が高くなる。逆に、200μmを超えると、強度の問題はないものの、取り出し難くなり、またコスト高となる。
他方、このシート材1Bには、スリットSが形成されている。このスリットSはミシン目線11により囲まれる範囲11aに位置されている。
従って、前記取出口形成部にかかるミシン目線11により囲まれる範囲11aを切り剥がした後には、紙箱上面10に取出口12が形成され、図3に示されるが如く、前記シート材1B及びそれに形成されたスリットSが取出口12を介して露出される。束として収納されているティシュペーパーは、このスリットSを介して取出口12から一枚ずつ取り出される。
なお、前記スリットSの長さは、適宜の長さとすることができ、既知の環状ミシン目線との大きさの関係で適するとされる長さが採用できる。
〔ティシュペーパーの束〕
他方、本発明の衛生用品束であるティシュペーパーの束5は、図4に示すように、ティシュペーパー50,50…が折り畳まれ、積層されてなるものである。より好ましくは、特に図4に示されるように、方形のティシュペーパー50,50…が実質的に二つ折りされ、その折り返し片の縁50eが上下に隣接する薄葉紙の折り返し内面に位置するようにして、互い違いに重なり合いつつ積層されている構造をなす。なお、ここで実質的にとは、製造上の形成される縁部の若干の折り返しを許容する意味である。
本積層構造のティシュペーパーの束5は、図示例の如く最上位に位置する一枚の折り返し片を上方に引き上げると、その直下で隣接する他の一枚の折り返し片が上方に引きずられて持ち上げられる。
本形態の収納体X1では、このティシュペーパーの束5は、その最上面が前述の外箱の上面側に向かうようにして収納されており、前記取出口12のスリットSを介して最初の一枚(最上面に位置する一枚)が引き出されたときに、その下方に位置する他の一枚の一部が露出される。そして、この露出部分は、スリットSによって挟持されてあその一部露出状態が維持される。
なお、本発明においては、ティシュペーパー50の具体的な構成、例えばプライ数や、原料パルプについては特に限定されない。既知のものが問題なく利用できる。
また、本積層構造のティシュペーパーの束5は、既知のインターフォルダ設備により製造可能である。
〔補強部材〕
他方、本形態のティシュペーパー製品X1においては、特に、図5から理解できるように、特徴的に外箱1の内部に補強部材6を有する。本形態の補強部材6は、外箱1の端面40に対して対面する立設壁部60を有し、この立設壁部60が、外箱1内の特に前記ティシュペーパー束5と端面40との間に位置している。 また、補強部材6は、接着部61等を介して前記各側面30,30に形成された各裂開用ミシン目線31,31で囲まれる開口形成部31a,31aにのみに接着されて、各側面の開口形成部31a,31aを連結するように架橋されている。
なお、図示の形態では、両端面40,40に対応して立設壁部60,60が配されているが、一方端面側のみにあってもよい。
本形態の製品X1では、この補強部材6の存在により、外箱1の特に上下方向に圧力がかかって上面10及び底面20が近接するように撓んだときには、前記立設壁部60の上側縁及び底側縁に接して支持し、所定長さ以上に撓むことがない。このように、本形態の製品では、補強部材の存在によって、未使用時あるいは使用時における上下方向の潰れにたいする強度が高められており、従って、上述のとおり、側面30に大きく環状に裂開用ミシン目線が31が配されていても、これが意図せず裂開することが防止されている。
そして、かかる効果とともに、本形態の補強部材6によって、後述の使用方法例において説明するとおり、一回の操作によって外箱を解体可能な形態に変形させことが可能となる。
なお、補強部材6の素材は特に限定されないが、廃棄の点から外箱と同様に紙素材であるのが望ましい。紙素材等としては、上述の外箱と同様のコートボール紙、坪量が例示できる。
〔使用方法例〕
次いで、本形態の衛生用品収納体の使用方法例について説明する。
まず、特に図3に示されるように、上面10の環状ミシン目線11を裂開して取出口12を形成し、スリットSからティシュペーパー50を取り出して使用する。
収納されているティシュペーパーを使い切ったならば、外箱1の一方の側面30の円弧状にミシン目線を配した指入れ部32に指を入れ、この側面30の矩形環状の裂開用ミシン目線31で囲まれる開口部形成部31を側面30から引き抜くように引張り、当該裂開用ミシン目線31を裂開させてこのミシン目線で囲まれる部分を側面の他の部分から分離させ開口部を形成する。
このとき、本形態の収納体X1では、前記補強部材6,6における立設壁部60,60によって両側面30,30の開口形成部同士が連結されているので、対面する他方の側面における環状矩形の裂開用ミシン目線31も同時に裂開され開口部が形成される。そして、この反対面において分離された部分は外箱内を通って、図5に示されるように、対面する開口部から補強部材6,6とともに引き抜かれる。かくして、取出口形成部にかかるミシン目線31,31で囲まれる範囲31a,31aと補強部材6,6とが外箱1から分離される。
そして、このように分離されたのちの残った外箱1は、図からも理解されるように、側面30,30に環状矩形に大きく刳り抜かれた開口部31A,31Aが形成された状態となり、上下方向の強度が著しく低く容易に潰れる形態となる。
このような形状となった後には、例えば、上面10(又は底面20)の長手方向中央部分を押し潰すとともに、端面40を上面10(又は底面20)に重なるように押し潰す。すると、外箱1の各頂点から刳り抜かれた矩形部分の頂点に向かって容易に折り筋が入り、極めて簡易に、かさばらず廃棄しやすい偏平形状に変形される。
以上のとおり、本形態の衛生用品収納体X1では、一方の側面30の取出口形成部を引き抜くという一回の操作によって、外箱を偏平形状にしやすい形態にすることができる。
『第2の実施の形態』
次いで、第2の実施の形態X2を図6〜7を参照しながら説明する。第2の実施の形態もまた、第1の実施の形態と同様にポップアップ式のティシュペーパー製品の例である。
この第2の実施の形態は、第1の実施の形態と補強部材の構成が相違する。なお、第1の実施の形態と同様の構成(外箱1の構造、ティシュペーパーの束5)については記載重複となるため説明は省略する。
なお、図6は、このティシュペーパー製品の内部を上面側から見た図、図7は、外箱解体時の斜視図である。
〔補強部材〕
この第2の形態の補強部材は、特に、図6に示すように、立設壁部60が外箱の側面30,30及び端面40,40のそれぞれに平行な面が連接されて環状をなしており、さらに、外箱1及び衛生用品束5に対して自由な状態となっている。
すなわち、本形態の補強部材6は、外箱内においてティシュペーパー束5の側面及び端面を囲むようにして配されている。
また、本形態の補強部材6は、立設壁部60,60…のうち、側面30,30に対面する位置の特に中央部の下縁に円弧状に欠損された指入れ部33が形成されている。
他方、本形態における補強部材6においては、特に、立設壁部60の高さは、側面30に形成される環状ミシン目線31で囲まれる範囲の高さよりも、低くなるように形成されているのが望ましい。
また、図示はしないが立設壁部60,60…には上下方向に分断用ミシン目線を配し、この分断用のミシン目線で分断することで環状から帯状に変形できるようにしてもよい。
なお、この補強部材6の素材等については、第1の実施における補強部材と同様であり、外箱の上下方向の圧縮に対して上縁及び下縁で支持して強度を高める効果を奏することも同様である。
〔使用方法例〕
次いで、本形態のティシュペーパー製品X2の使用方法例について説明する。
まず、第1の実施の形態と同様に上面の環状ミシン目線11を裂開して取出口12を形成し、スリットからティシュペーパー50を取り出して使用する。
なお、本形態の補強部材6は、上述のとおり外箱1及びティシュペーパー束6に対して自由であるため、ティシュペーパー50の取り出しを妨げることはない。
収納されているティシュペーパー50を使い切ったならば、外箱1の一方の側面30の円弧状のミシン目線からなる指入れ部32aに指を入れ、外箱側面の矩形環状の裂開用ミシン目線で囲まれる開口形成部を側面から引き抜くように引張り、当該裂開用ミシン目線31を裂開させてこのミシン目線31で囲まれる部分31aを側面の他の部分から分離させる。
次いで、分離した側面と反対の他方の側面30についても同様にミシン目線31で囲まれる範囲を分離する。そして、この他方の側面30におけるミシン目線31で囲まれる範囲の分離と前後して、外箱内における環状の補強部材6を刳り抜かれた矩形の開口部31Aから外箱外へと引張り出す。このとき、立設壁部60,60…で囲まれる部分には、ティシュペーパー50が使い切られて存在しなくなっているため、ティシュペーパー50によって補強部材6の引き抜きが妨げられることはない。
なお、引き抜きの際には、本形態では立設壁部60,60…の側面の対面する位置に指入れ欠損部33があるため、当該部位に指を掛けて容易に引き抜くことができる。
このとき、上述のとおり好ましく立設壁部60,60…の高さをミシン目線31で囲まれる範囲31aの高さより低くしていたり、分断用ミシン目線を配していたりすると、引き抜きが容易となる。ただし、補強部材6として、好ましい素材であるコートボール紙等の厚紙であれば、容易に変形できるため、これらの構成は必須ではない。
かくして、両側面30,30からミシン目線で囲まれる環状矩形の開口形成部31a,31aが分離され、さらに、補強部材6が内部から引き抜かれた後には、残った外箱1は、図8に示すが如く、側面30,30が環状矩形に大きく刳り抜かれた開口部31A,31Aを有する状態となり、上下方向の強度が著しく低く容易に潰れる形態となる。
このような形状となった後には、第1の実施の形態と同様に、例えば、上面20(又は底面20)の長手方向中央部分を押し潰すとともに、端面40,40を上面10(又は底面20)に重なるように押し潰すことで、外箱1の頂点から刳り抜かれた矩形部分に向かって折り筋が入り、かさばらず廃棄しやすい偏平形状に容易に変形される。
以上のとおり、本形態の衛生用品収納体X2についても、簡易な操作で外箱を偏平形状にしやすい形態にすることができる。
『その他の形態』
他方、本発明の衛生用収納体においては、例えば、内部に収納される衛生用品として、ティシュペーパーのほか、キッチンペーパーや化粧パフ(化粧用コットン)であってもよい。これら化粧パフやキッチンペーパー及びこれらの束については、従来既知の構成のものが問題なく採用できる。
また、外箱1については、図8に示す形態X3のように、上面10の一方の長縁から他方の長縁にむかって凸となるように円弧形状に裂開用ミシン目線11を配し、これを裂開することで円弧形状のヒンジ蓋が形成され、開閉自在な取出口が形成される構造のものが例示できる。このような、ヒンジ蓋となる取出口形成部11aを有する外箱1は、特に衛生用品を化粧用パフとする場合に好適である。
さらに、補強部材6としては、図9に示す形態X4のように、第1の実施の形態における立設壁部60,60に加えて、外箱1内において、各側面30,30に形成された裂開用ミシン目線31,31で囲まれる開口形成部31a,31a同士のみに連結するように架橋されかつ外箱1の底面20に平行な下側部62を有するものとすることができる。
この構成の補強部材6を有する収納体X3では、第1の実施の形態と同様の各側面30,30の裂開用ミシン目線31,31を裂開させる操作をおこなったときに、補強部材6(立設壁部60及び下側部62)と、側面30から刳り抜かれた部分とで、上面開放の引出し状の部材7が形成される。
従って、かかる補強部材6を有する収納体X4では、例えば、この引出し状部材7を介して内部の衛生用品の取り出しを行うようにして、外箱1に衛生用品の取出口を形成しないようにしてもよい。もちろん、使用後にはこの引出し状部材7を引き抜けば、残る外箱は第1及び第2の形態の使用方法例に示すように偏平形状にすることができる。
なお、本発明の補強部材6としては、第2の実施の形態における環状の立設壁部60,60に下側部62を加えた形態が例示でき、また、第2の実施の形態において、一部、又は複数箇所が分断されて環状となっていない補強部材が例示できる。
以上、詳述のとおり、本発明の衛生用品収納体は、極めて簡易な操作で使用後に確実に箱体を廃棄しやすい形状にでき、さらには引出し形状にできるなど、利便性が高く幅広い使用形態に対応することができる。
本願発明は、ティシュペーパー、キッチンペーパー、化粧用パフ等の使い捨ての衛生用品を収納した衛生用品収納体に利用可能である。
第1の実施の形態のティシュペーパー製品の斜視図である。 第1の実施の形態のティシュペーパー製品の外箱の端面構造を説明するための斜視図である。 第1の実施の形態のティシュペーパー製品の使用状態の斜視図である。 ティシュペーパー束を説明するための説明図である。 第1の実施の形態のティシュペーパー製品の外箱解体時の斜視図である。 第2の実施の形態のティシュペーパー製品の内部を上面側からみた図である。 第2の実施の形態のティシュペーパー製品の外箱解体時の斜視図である。 ヒンジ蓋となる取出口形成部を有する外箱の例を示す斜視図である。 本発明の他の形態の衛生用品収納体を説明するための斜視図である。
符号の説明
X1〜X4…衛生用品収納体、1…外箱、1A…紙箱、1B…シート材、5…ティシュペーパー束、6…補強部材、7…引き出し状部分、10…上面、10E…上面端面片、11…裂開用ミシン目線、11a…裂開用ミシン目線で囲まれる範囲、12…取出し口、20…底面、20E…底面端面片、30…側面、30E…側面端面片、40…端面、13,23,43…稜線,31…裂開用ミシン目線、31a…開口形成部、31A…開口部、32…裂開用ミシン目線、32a,33…指入れ部、S…スリット、60…立設壁部、61…接着部、62…下側部。

Claims (5)

  1. 上面及び底面とこれらに連接する一対の側面とこれら各面の端縁から延在する端面片が折り畳まれかつ接合面において接着されて形成された端面とで構成される直六面体の外箱と、
    前記側面と他の面との間の稜線上又は側面における前記稜線に沿う位置に形成された裂開用ミシン目線によって環状に囲まれた開口形成部と、
    前記外箱内に収められた、複数の衛生用品からなる衛生用品束と、
    前記外箱及び衛生用品束の間に位置され、かつ前記外箱の側面及び端面の少なくとも一方に対して対面する立設壁部を有して、前記外箱の上下方向の強度を高める補強材と、を備えることを特徴とする衛生用品収納体。
  2. 前記立設壁部は、前記外箱内において、各側面に形成された各開口形成部同士のみに接してこれら連結するように架橋されている請求項1記載の衛生用品収納体。
  3. 前記補強部材は、立設壁部のほかに、前記外箱内において、各側面に形成された各開口形成部同士のみに接してこれら連結するように架橋されかつ外箱の底面に平行な下側部を有する、請求項2記載の衛生用品収納体。
  4. 前記立設壁部は、前記外箱及び衛生用品束に対して自由な状態であり、かつ、外箱の側面及び端面のそれぞれに平行な面が連接されて環状をなしている請求項1記載の衛生用品収納体。
  5. 衛生用品束が、複数の衛生薄葉紙が折り畳まれ重層されたものであり、
    外箱の上面に裂開用ミシン目線が環状に配された衛生薄葉紙取出口形成部を有し
    使用時に取出口から衛生薄葉紙の一枚を取り出すと、隣接して積層されている他の一枚の一部が取出口から露出されるように構成されている、請求項1〜5の何れか1項に記載の衛生用品収納体。
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