JP2010052599A - Working vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、農作業に使用されるトラクタなどの作業車両に係り、より詳しくは、エンジンを覆うボンネットが開閉可能に構成された作業車両に関するものである。 The present invention relates to a work vehicle such as a tractor used for farm work, and more particularly to a work vehicle in which a hood covering an engine is configured to be openable and closable.
トラクタ等の作業車両では、エンジン等の装置が走行機体の前部に搭載されてボンネットで覆われており、エンジン等の装置をメンテナンスするときには、ボンネットが開放される。従って、ボンネットの開放の操作性を高めてメンテナンス作業の能率化するために、ボンネットの後部に開閉支点軸を配置して、その開閉支点軸回りにボンネットを回動し、ボンネットの前部を上方に持ち上げることによって、エンジンの上面側を開放していた(特許文献1参照)。
しかしながら、ボンネットの後部の開閉支点軸を中心に回動させると、馬力の大きいエンジンを備えた大型のトラクタ等の作業車両では、ボンネットの前部が高位置に持ち上げられる。従って、ボンネットを閉塞させるときに、回動の先端であるボンネットの前部を下方に向けて引き下げようとしても、作業者の手がボンネットの前部に届き難く、ボンネットを閉塞操作し難いという問題があった。 However, when the open / close fulcrum shaft at the rear part of the bonnet is turned around, the front part of the bonnet is lifted to a high position in a work vehicle such as a large tractor equipped with an engine having a large horsepower. Therefore, when closing the bonnet, it is difficult for the operator's hand to reach the front part of the bonnet and to close the bonnet even if the front part of the bonnet, which is the tip of the rotation, is pulled downward. was there.
本発明は、紐体と巻取手段とを用いた簡単な構成で、作業者がボンネットを容易に閉じることが可能な作業車両を提供することを目的とするものである。 An object of the present invention is to provide a work vehicle in which an operator can easily close a bonnet with a simple configuration using a string body and a winding means.
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明における作業車両は、エンジンを搭載した走行機体と、前記エンジンを覆うボンネットとを備え、前記ボンネットが開閉支点軸回りに回動可能に構成された作業車両において、前記ボンネットを閉塞するときの把持部として紐体が設けられ、前記紐体は、一端側が前記ボンネットに他端側が当該紐体を巻き取る巻取手段にそれぞれ連結され、前記巻取手段は前記走行機体側に設けられ、前記紐体が、前記ボンネットの開放動作によって前記巻取手段から引き出され、前記ボンネットの閉塞動作によって前記巻取手段に巻き取られるように構成されていることを特徴とするものである。 In order to achieve the above object, a work vehicle according to the first aspect of the present invention includes a traveling machine body on which an engine is mounted and a bonnet that covers the engine, and the bonnet is configured to be rotatable about an opening / closing fulcrum shaft. In the work vehicle, a string body is provided as a grip portion when closing the bonnet, and the string body is connected to winding means for winding up the string body at one end side to the bonnet and the other end side, Winding means is provided on the traveling machine body side, and the string body is drawn from the winding means by the opening operation of the bonnet, and is wound by the winding means by the closing operation of the bonnet. It is characterized by being.
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の作業車両において、前記ボンネットの後端側に前記開閉支点軸が設けられ、前記ボンネットの前端側に前部支持フレームが設けられ、前記前部支持フレームに取り付けられたボンネットフックが、前記走行機体の前端側に設けられたボンネットロック機構に係脱可能に係止するように構成され、前記紐体の一端側は、前記前部支持フレームに連結されていることを特徴とするものである。
Further, the invention according to
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の作業車両において、前記走行機体側には、前記ボンネットと前記巻取手段との間における前記紐体の張設姿勢を調整するガイド体が設けられていることを特徴とするものである。 According to a third aspect of the present invention, in the work vehicle according to the first aspect, on the traveling machine body side, a guide for adjusting a tension posture of the string body between the bonnet and the winding means. A body is provided.
請求項1に記載の発明によれば、ボンネットを閉塞するときの把持部として紐体が設けられ、前記紐体は、一端側が前記ボンネットに他端側が当該紐体を巻き取る巻取手段にそれぞれ連結されているので、ボンネットを開放位置から閉塞位置に回動させるときには、作業者はボンネットに直接手を掛けなくても紐体を把持することで、ボンネットを下方に引き寄せることができる。従って、大型の作業車両で、ボンネットが開放時に回動して高い位置に持ち上げられていても、紐体を用いることで作業者は簡単にボンネットを閉じることができるので、閉塞時の操作性に優れている。また、紐体は、ボンネットの閉塞動作によって巻取手段に巻き取られるから、ボンネットを閉じた状態のときに、紐体が撓んでエンジンやその周辺の部品に引っ掛かったり、ボンネットから外にはみ出したりすることも抑制できる。 According to the first aspect of the present invention, the string body is provided as a grip portion when closing the bonnet, and the string body is respectively provided to the winding means for winding the string body on one end side and the other end side on the bonnet. Since they are connected, when the bonnet is rotated from the open position to the closed position, the operator can draw the bonnet downward by grasping the string body without directly placing a hand on the bonnet. Therefore, even with a large work vehicle, even if the bonnet is rotated and lifted to a high position when it is opened, the operator can easily close the bonnet by using the string body. Are better. In addition, since the cord body is wound around the winding means by the closing operation of the bonnet, when the bonnet is closed, the cord body may be bent and caught on the engine or its surrounding parts, or may protrude from the bonnet. It can also be suppressed.
請求項2に記載の発明によれば、前部支持フレームは、ボンネットロック機構に係脱するボンネットフックが取り付けられるため、高い剛性を有するように構成されている。従って、紐体を前部支持フレームに強固に取り付けることができ、ボンネットの開閉動作に伴って、紐体に大きな張力が繰り返し掛かっても、紐体を前部支持フレームから外れ難くすることができる。また、ボンネットフックが取り付けられる前部支持フレームを利用して紐体を取り付けているので、紐体の取り付けのために部品点数が増加することも抑制できる。 According to the second aspect of the present invention, the front support frame is configured to have high rigidity because the bonnet hook that engages with and disengages from the bonnet lock mechanism is attached. Therefore, the string body can be firmly attached to the front support frame, and even if a large tension is repeatedly applied to the string body in accordance with the opening / closing operation of the bonnet, the string body can be hardly detached from the front support frame. . Moreover, since the string is attached using the front support frame to which the bonnet hook is attached, it is possible to suppress an increase in the number of parts for attaching the string.
請求項3に記載の発明によれば、ボンネットと巻取手段との間における紐体の張設姿勢を、ガイド体を利用して変えることができるので、任意の位置に巻取手段を設置しても、エンジンやその付設部品等との干渉を避けた位置や作業者が把持し易い位置に紐体を張設することができる。
According to the invention described in
以下に、本発明を具体化した実施形態を、図1〜図6を用いて説明する。実施形態は、作業車両として農作業用のトラクタ1に適用した場合である。なお、以下の説明では、トラクタ1の進行方向に向かって、左側を単に左側、右側を単に右側と称する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The embodiment is a case where the present invention is applied to a farm tractor 1 as a work vehicle. In the following description, the left side is simply referred to as the left side and the right side is simply referred to as the right side in the traveling direction of the tractor 1.
実施形態におけるトラクタ1の走行機体2は、走行部としての左右一対の前輪3と同じく左右一対の後輪4とで支持されている。走行機体2の前部に搭載されたディーゼル式エンジン5にて前輪3及び後輪4を駆動することにより、トラクタ1は前後進走行するように構成されている。エンジン5はボンネット6にて覆われている。走行機体2の上面にはキャビン7(操縦部)が配置されている。
The
キャビン7の内部には、作業者Pが着座する操縦座席8と、操縦座席8の前方に位置する操縦コラム20とが搭載されている。操縦コラム20の上部には、操向手段としての操縦ハンドル9(丸ハンドル)が設けられている。キャビン7の下方の左右外側部には、作業者Pが乗降するための左右一対のステップ10が設けられている。左右両ステップ10の下面側には、燃料を貯留する燃料タンク11がそれぞれ配置されている。
Inside the
走行機体2は、フロントバンパ12を有するエンジンフレーム13と、エンジンフレーム13の後部にボルトにて取り外し可能に固定された左右のステップフレーム14を備えている。エンジンフレーム13はエンジン5を下方から支持している。左右のステップフレーム14は、作業者Pが乗降するステップ10を構成する要素の一部をなしている。
The
クラッチハウジング21の後面には、エンジン5からの動力を適宜変速して前輪3、後輪4及び後述するPTO軸19に伝達するためのミッションケース15が搭載されている。ミッションケース15の後部には、後車軸ケース16が左右外向きに突出するように装着されている。左右の後輪4は後車軸ケース16における左右の先端側に回転可能に配置されていて、左右のリヤフェンダ17にて上方から覆われている。
A
ミッションケース15の後部上面には、ポテトハーベスタ等の作業部を昇降動させるための油圧式昇降機構18が着脱可能に取り付けられている。詳細は図示していないが、作業部は、ミッションケース15の後部に3点リンク機構を介して連結される。ミッションケース15の後面には、作業部にPTO駆動力を伝達するためのPTO軸19が後ろ向きに突設されている。
On the rear upper surface of the
次に、エンジン5、ボンネット6等の走行機体2の前部の構造を説明する。図1及び図3に示すように、エンジン5の前方のエンジンフレーム13の上側には、ラジエータ47、エアクリーナ48、バッテリ49等が配置される。エアクリーナ48は、エンジンルーム前側フレーム50の前面側に取り付けられている。ラジエータ47の左右及び上方に前側遮蔽板51を延設し、ボンネット6とラジエータ47との間に形成される隙間を、前側遮蔽板51にて閉塞している。
Next, the structure of the front part of the
ボンネット6は、エンジン5及びその付設部品の上方、側方上部、前方を覆うように設けられ、側部ボンネット6bは、エンジン5及びその付設部品の左右の側方下部をそれぞれ覆うように設けられている。
The
図2〜図5に示すように、エンジン5の後側には、上下左右方向に延びる平板部を有する開閉支持プレート61が、走行機体2から上方に向かって立設されている。開閉支持プレート61の上端側には、軸支持プレート62が取り付けられている。軸支持プレート62は上下左右方向に延びる平板部を有し、軸支持プレート62の平板部が、開閉支持プレート61の平板部よりも後方に位置している。開閉支持プレート61には、平板部の左右に、前方から後方に延びる側板部が形成され、平面視で後向きコの字状に形成されている。軸支持プレート62には、平板部の左右に、後方から前方に延びる側板部が形成されていて、平面視で前向きコの字状に形成されている。そして開閉支持プレート61の側板部と軸支持プレート62の側板部とが重ねられて、これらはボルト62aを介して固定されている。
As shown in FIGS. 2 to 5, on the rear side of the
軸支持プレート62の上端縁は、開閉支持プレート61の上端縁よりも高い位置にあり、軸支持プレート62の上端には、左右に延びる開閉支点軸63が固着されている。開閉支持プレート61の前面側には、ガススプリング66を連結させる取付フレーム64が、ボルト64aで固定されている。取付フレーム64の左右端部からは、前方に向かって取付部64bが一体的に延設され、この取付部64bの外方側の側面にガススプリング66の一端が取り付けられる。ガススプリング66の取り付けについては後述する。
The upper end edge of the
ボンネット6の後部の内面には、左右方向に延びる後部支持フレーム31が固定され、ボンネット6の後部を補強している。後部支持フレーム31の左右方向の中央部には、略プレート状のガススプリング支持フレーム65がボルト65aによって固定されている。ガススプリング支持フレーム65の左右端部は、下方(ボンネット6から離れる側)に折り曲げられて、第1取付片部65bが形成されている。左右の第1取付片部65bには、開閉支点軸63の左右端部がそれぞれ挿通され、ボンネット6が、開閉支点軸63周りに回動可能に取り付けられている。
A
ガススプリング支持フレーム65には、前方に向けて平行状に延びる2本の支持部65cが一体的に形成されている。支持部65cの前端は、ボンネット6の前後方向の略中央部にまで延びている。ボンネット6の前後方向の略中央部の内面に沿って、左右方向に延びる中央部支持フレーム32が固定され、ボンネット6の中央部を補強している。
The gas
支持部65cの前端側は、ボルト65dによって中央部支持フレーム32に固定されている。支持部65cの内方側端部は、その全長にわたって下方(ボンネット6から離れる側)に折り曲げられて、第2取付片部65eが形成されている。この第2取付片部65eと、前述した取付フレーム64の取付部64bとを連結するように、ガススプリング66が設けられている。ガススプリング66は左右に2本配置されている。
The front end side of the
ガススプリング66の長手方向の一方端のブラケット66aは、取付部64bを左右に貫通するように挿通されたブッシュ67に回動可能に嵌め込まれている。ガススプリング66の抜けを防止するために、ブラケット66aの外側から抜け止め用のボルト68がブッシュ67に挿入され、ボルト68はブッシュ67を挟んで反対側に配置したナット68aに螺合している。
A
ガススプリング65の長手方向の他方端のブラケット66bは、第2取付片部65dを左右に貫通するように挿通されたブッシュ67に回動可能に嵌め込まれている。ブラケット66aと同様にブラケット66bの外側から抜け止め用のボルト68がブッシュ67に挿入され、ボルト68はブッシュ67を挟んで反対側に配置したナット68aに螺合している。
The
上述したように、ボンネット6は開閉支点軸63を中心として回動可能に設けられており、ボンネット6を持ち上げると、ガススプリング66が伸長してボンネット6の開放姿勢を支え、これによりエンジンフレーム13上に配置されたエンジン5やその付設部品の上方と前方と側方前側が開放されるように構成されている。
As described above, the
図2及び図3に示すように、ボンネット6の前部(フロントグリル部分)の下端側の内面に沿って、前部支持フレーム33が固着され、ボンネット6の前部を補強している。前部支持フレーム33は、ボンネット6の左右方向中央部において、後方に向かって略U字形状に突出するように屈曲形成されており、この前部支持フレーム33における突出部分には、U字形状のボンネットフック71が後方に向かって突出するように固定されている。
As shown in FIGS. 2 and 3, a
このボンネットフック71は、エンジンフレーム13の前側に設けられたボンネットロック機構73に係脱可能に係止する。ボンネットロック機構73には、図6に示すように、エンジンフレーム13にボルト74で締結されるロックフレーム75が備えられる。ロックフレーム75には、ロックノッチ77が上向きに形成されている。ロックフレーム75には、ロック支点軸76を介して解除レバー72が回動可能に軸支される。解除レバー72は、略L字形状に形成されており、作業者Pが操作する操作部72aと、ロックノッチ77に嵌まり込んだボンネットフック71に係止する鉤型の係止部72bとを有している。ロックフレーム75と解除レバー72とはロック保持バネ78で連結され、ロック保持バネ78によって、解除レバー72はボンネットフック71に係止する方向に付勢されている。
The
エンジンフレーム13にボンネットロック機構73を介してボンネットフック71が係止されることで、ボンネット6がエンジンルーム54を閉塞する位置に保持される。ボンネット6を閉塞するとき、ボンネットフック71が解除レバー72の係止部72bと当接すると、ボンネット6を下方に押圧する力によって解除レバー72が回動し、ボンネットフック71がロックノッチ77に嵌まり込むことができる。そして、ロック保持バネ78の復元力によって、解除レバー72がボンネットフック71をロックノッチ77に係止保持する姿勢に復帰する。
The
次に、ボンネット6を閉塞するときに把持部となる紐体80について説明する。紐体80は可撓性を有しており、この実施形態では、合成繊維製の帯材を適用している。紐体80の一端側をボルト81で貫通し、このボルト81をボンネット6に取り付けられた前部支持フレーム33に固定することで、紐体80の一端はボンネット6に連結されている。紐体80の他端は、紐体80を巻き取る巻取手段82に連結されている。
Next, the
巻取手段82は、詳細には図示していないが、所謂コードリール機構を備えており、図4に示すように、筐体82aの内部に紐体80が巻き付けられる巻取リール82bと、紐体80を巻き取る方向に巻取リール82bを付勢するぜんまいバネ82cとを備えている。巻取手段82の筐体82aは、エンジンルーム前側フレーム50の前面の上端側に、ボルト83で固定された基台84に、支持部85を介して取り付けられている。
Although not shown in detail, the winding
支持部85として、筐体82aを上下、左右方向に自在に回動させることができる構造を適用すると、ボンネット6の開閉に伴う紐体80の姿勢(張設方向)に応じて、筐体82aの向きを変更できるので、巻取リール82bに対する紐体80の巻き取りや引き出しを速やかに行うことができる。支持部85には、フックやボールジョイント等が好適である。
When a structure capable of freely rotating the
従って、前述したボンネットロック機構73の解除レバー72を操作して、ロックフレーム75へのボンネットフック71の係止を解除させると、ボンネット6は、開閉支点軸62を中心に回動して前部側が上方に持ち上げることができる。このボンネット6の開放動作に伴って、紐体80は巻取手段82から引き出され、開放位置にあるボンネット6の前部支持フレーム33と、エンジンルーム前側フレーム50の前面の上端側との間に張設される。
Accordingly, when the
ボンネット6を閉じるときには、作業者Pが、紐体80の任意の位置を把持して引っ張ることによって、ボンネット6を下方に引き寄せることができる。つまり、開放位置にあるボンネット6に作業者Pが直接手を触れなくても、ボンネット6の閉塞動作を開始させることができる。そして、ボンネット6が完全に閉塞するに従って、紐体80は自動的に巻取手段82に巻き取られる。
When closing the
このように構成すると、馬力の大きいエンジン5を搭載した大型のトラクタ1において、ボンネット6が開放位置にあるときに、ボンネット6の回動の先端が作業者Pの手が届く高さよりも上方に持ち上げられていても、紐体80を把持して引き寄せることで、作業者Pが簡単にボンネット6を閉塞させることができる。そして、ボンネット6の閉塞動作によって、紐体80は速やかに巻取手段82に巻き取られるから、ボンネット6が閉じた状態では、ボンネット6の前部支持フレーム33と巻取手段82との間で紐体80は弛むことなく張設される。従って、弛んだ紐体80が、閉じた状態のボンネット6とエンジンフレーム13との間に挟まって外方にはみ出したり、紐体80がエンジン5及びその付設部品に絡まったりする不都合を低減できる。
If comprised in this way, in the large tractor 1 carrying the
以上のように本実施形態では、エンジン5を搭載した走行機体2と、エンジン5を覆うボンネット6とを備え、ボンネット6におけるボンネット6が開閉支点軸63回りに回動可能に構成されたトラクタ1等の作業車両において、ボンネット6を閉塞するときの把持部として紐体80が設けられ、紐体80は、一端側がボンネット6に他端側が当該紐体80を巻き取る巻取手段82にそれぞれ連結され、巻取手段82は走行機体2側に設けられ、紐体80が、ボンネット6の開放動作によって巻取手段82から引き出され、ボンネット6の閉塞動作によって巻取手段82に巻き取られるように構成されている。従って、ボンネット6を開放位置から閉塞位置に回動させるときには、作業者Pはボンネット6に直接手を掛けなくても紐体80を把持することで、ボンネット6を下方に引き寄せることができる。
As described above, in the present embodiment, the tractor 1 includes the traveling
特に、エンジン5の馬力が大きくトラクタ1が大型の場合には、ボンネット6の前部が開放時に回動して高い位置に持ち上げられることになるが、紐体80を把持することで作業者Pは簡単にボンネット6の前部を引き寄せて閉塞させることができるので、閉塞時の操作性に優れている。
In particular, when the horsepower of the
そして、紐体80は、ボンネット6の閉塞動作によって巻取手段82に自動的に巻き取られるから、ボンネット6が閉じた状態のときに、紐体80が撓んでエンジン5やその周辺の付設部品に引っ掛かったり、ボンネット6とエンジンフレーム13との間に挟まって外にはみ出したりすることも抑制できる。
Since the
また、ボンネット6の後端側に開閉支点軸63が設けられ、ボンネット6の前端側に前部支持フレーム33が設けられ、前部支持フレーム33に取り付けられたボンネットフック71が、走行機体2の前端側に設けられたボンネットロック機構73に係脱可能に係止するように構成され、紐体80の一端側は、前部支持フレーム33に連結されている。前部支持フレーム33は、ボンネット6を補強するために設けられ、且、ボンネットロック機構75に係脱するボンネットフック71を支持しているから、高い剛性を有するように構成されている。従って、紐体80の一端側を前部支持フレーム33に強固に取り付けることができ、ボンネット6の開閉動作に伴って、紐体80に大きな張力が繰り返し掛かっても、紐体80を前部支持フレーム33から外れ難くすることができる。
An opening /
そして、紐体80は、ボンネットフック71が取り付けられる前部支持フレーム33を利用して取り付けられているため、紐体80の取り付けのために部品点数が増加することも抑制できる。
And since the
次に、図7〜図9を用いて本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態のボンネット6は、エンジン5及びその付設部品の上方、側方上部、及び前方上部を覆い、下部ボンネット6cが、エンジン5及びその付設部品の側方下部及び前方下部を覆うように形成されている。
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The
紐体80の一端は、図7及び図8に示すように、ボンネット6の内面に固定された前部支持フレーム33にボルト81で固定されている。巻取手段82は、エンジンフレーム13の上面で且つバッテリ49の前方に固定されている。下部ボンネット6cの前部上端側の内面には、下部ボンネット支持フレーム90が固定されており、この下部ボンネット支持フレーム90に、紐体80を挿通させるリング部92を有するガイド体91がボルト91aで固定されている。つまり、紐体80は、ボンネット6とガイド体91と巻取手段82との間に張設されている。なお、図では、ガイド体91を1箇所のみ設置しているが、ガイド体91の数や設置位置は適宜変更することができる。
As shown in FIGS. 7 and 8, one end of the
このように第2実施形態では、走行機体2側には、ボンネット6と巻取手段82との間における紐体80の張設姿勢を調整するガイド体91が設けられている。従って、巻取手段82をその設置スペースが確保できる任意の位置に設置しても、紐体80を、エンジンフレーム13上に配置されている多数の部品との干渉を避けた姿勢や、作業者Pが把持し易い姿勢に、自在に張設することができる。
Thus, in 2nd Embodiment, the
なお、上記実施形態では、開閉支点軸63をボンネット6の後部側に配置したが、開閉支点軸63をボンネット6の前部側に配置して、ボンネット6の後部側が先端となってボンネット6を回動させる形態に本発明を適用してもよい。
In the above embodiment, the opening /
1 トラクタ
2 走行機体
5 エンジン
6 ボンネット
6a 上部ボンネット
6b 側部ボンネット
6c 下部ボンネット
13 エンジンフレーム
31 後部支持フレーム
32 中央部支持フレーム
33 前部支持フレーム
63 開閉支点軸
66 ガススプリング
71 ボンネットフック
73 ボンネットロック機構
80 紐体
82 巻取手段
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
前記ボンネットを閉塞するときの把持部として紐体が設けられ、
前記紐体は、一端側が前記ボンネットに他端側が当該紐体を巻き取る巻取手段にそれぞれ連結され、
前記巻取手段は前記走行機体側に設けられ、
前記紐体が、前記ボンネットの開放動作によって前記巻取手段から引き出され、前記ボンネットの閉塞動作によって前記巻取手段に巻き取られるように構成されていることを特徴とする作業車両。 In a work vehicle comprising a traveling machine body mounted with an engine and a bonnet covering the engine, the bonnet being configured to be rotatable around an opening / closing fulcrum shaft,
A string is provided as a grip when closing the bonnet,
The string body is connected to winding means for winding up the string body at one end side to the bonnet at the other end side,
The winding means is provided on the traveling machine body side,
A work vehicle configured such that the string body is pulled out from the winding means by an opening operation of the bonnet and wound by the winding means by a closing operation of the bonnet.
前記紐体の一端側は、前記前部支持フレームに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。 The opening / closing fulcrum shaft is provided on the rear end side of the bonnet, a front support frame is provided on the front end side of the bonnet, and a bonnet hook attached to the front support frame is provided on the front end side of the traveling body. Configured to detachably engage with the hood lock mechanism,
The work vehicle according to claim 1, wherein one end side of the string body is connected to the front support frame.
The work vehicle according to claim 1, wherein a guide body that adjusts a tension posture of the string body between the bonnet and the winding unit is provided on the traveling machine body side.
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