JP2010052487A - インパネ補強材およびその取り付け方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インパネ補強材1を、中空閉断面部を有するアルミニウム合金押出形材から構成し、前記中空閉断面部をプレス成形によって変形させた、他の車体部品との干渉防止用の凹部2と、ステイ4との接合用の凹部3とを各々表面に有し、前記ステイ4との接合用の凹部3に、車体の下方向あるいは前方向に向かって延在するステイの端部4aが接合されており、このステイ4を介してその軸方向の中央部1cが車体に取り付けられている。
【選択図】図1
Description
元の中形材形状を示している(図3、4、7、9、10、12、14などの断面図でも共通)。なお、図1では、図の斜め左上側が車体前方方向、図2では図の左側が車体前方方向である。
本発明において、前提となるインパネ補強材の基本構成自体は通常のものと同じである。即ち、図1において、インパネ補強材1は、その軸方向(長手方向)が自動車の車体幅方向(図の左下方向から右上方向)に延在するように設置される。この設置の場合、インパネ補強材1の長手方向(軸方向)の両端部1a(運転席側)、1b(助手席側)が、取り付け金具であるブラケット20、20を介して、図示しない車体フレームに取り付けられている。ブラケット20、20は、これも図示はしないが、常法では、車体フレーム側のブラケットなどを介して、車体フレームに取り付けられている。
図1に示す通り、アルミニウム合金押出中空形材からなるインパネ補強材1は、他の車体部品との干渉防止用の上向き凹部を有する。このため、従来のような、他の車体部品との干渉を回避するための、車体幅方向中央部などの曲げ加工は不要である。言い換えると、インパネ補強材1は、その車体幅方向(軸方向) の全長に亙って、図1に示す通り、前記した押出形材の特徴でもある、直線状とすることができる。
この図1では、インパネ補強材1の中央部近傍に、車体の下方向に向かって、互いに車体幅方向に間隔を開けて延在する、左右の、断面がL字状のステイ4、4が2本取り付けられている。このステイ4、4は、その下端部4b、4bにおいて、図示はしない、車体の下方向に存在する車体フロアと、機械的に接合および/または溶接接合されており、インパネ補強材1を車体フロアに接続、固定する。
一方、図1において、インパネ補強材1の中央部1c近傍には、前記各ステイ4、4の各上端部4a、4aに各々対応する補強材下部の位置に、ステイとの接合用凹部3が、下向きに(上に向かってへこむよう)、間隔を開けて1個設けられている。即ち、この下向きの凹部3は、車体の下方向に向かって互いに車体幅方向に間隔を開けて延在する、左右のL字状のステイ4、4に各々対応している。そして、この下向きの凹部3は、アルミニウム合金押出形材の中央部(近傍)の下部の位置において、その中空閉断面部を、プレス成形により断面潰し変形させ、インパネ補強材1の表面に一体に形成したものである。
ここで、接合用凹部3の形状は、各ステイ4、4の各上端部4a、4aと係合する形状、大きさ、深さを有している。図1の態様では、各ステイ4、4の各上端部4a、4aの両方を収容して、係合しうる大きさ(面積)を有するステイとの接合用凹部3を1個、補強材1の中央部の下部に延在させている。ただ、このステイとの接合用凹部3は1個でなくとも、長手方向に並列でない位置であれば、各ステイ4、4の各上端部4a、4aに対応する形で、ふたつ以上設けても良い。
図1において、インパネ補強材1の車体幅方向の中央部1c近傍には、他の車体部品との干渉防止用の上向きの凹部2(下に向かってへこむ)が設けられている。インパネ補強材1は、自動車車内の車体幅方向の中央部寄りの車体上側の位置に配置された室内機器(図示せず)との間に干渉が生じることが最も多い。したがって、これら室内機器である他の車体部品との干渉防止用凹部2は、図1の態様のように、インパネ補強材1の中央部1c近傍であって、その断面中心に対して、車体上側あるいは後側の位置に凹部を設けることが好ましい。
図5に、インパネ補強材1本体(アルミニウム合金押出形材)のプレス成形工程の態様を断面図で示す。図5(a)、(b)、(c)は、各々プレス成形工程の時間の経過を示している。この図5の態様では、前記他の車体部品との干渉防止用の凹部2と、前記ステイとの接合用の凹部3を同じプレス成形工程にて形成している。図5では、前記2つのステイ4、4との接合用の凹部3を、各々のステイ4、4に対応する2個に分割はせずに、前記図1のように1個に統合して成形している。
本発明の実施態様について、他の車体部品との干渉防止用凹部2やステイとの接合用凹部3以外の部位については、他の車体部品と接合のためのフランジや、他の目的の閉断面空間が設けられていても良い。また、前記ステイの設け方や、前記凹部の設け方自体も、前記図1〜4の態様だけには限定されない。図9〜図14に、これら本発明の他の実施態様を具体的に示す。
インパネ補強材1あるいはステイ4などを構成する素材アルミニウム合金は、これら部材の断面形状や大きさ、あるいは厚みなどの形状要件に応じて、必要な曲げ強度と曲げ剛性とを確保するために高強度であることが好ましい。このため、この種構造部材用途に汎用される5000系、6000系、7000系等の高強度なアルミニウム合金、押出材用アルミニウム合金が適宜選択される。
Claims (5)
- 軸方向が自動車の車体幅方向となるように軸方向両端部が車体フレームに各々取り付けられたインパネ補強材であって、中空閉断面部を有するアルミニウム合金押出形材からなり、前記中空閉断面部をプレス成形によって変形させた、他の車体部品との干渉防止用の凹部と、ステイとの接合用の凹部とを各々表面に有し、前記ステイとの接合用の凹部に、車体の下方向あるいは前方向に向かって延在するステイの端部が接合されており、このステイを介してその軸方向の中央部が車体フロアあるいはダッシュパネルに取り付けられたことを特徴とするインパネ補強材。
- 前記ステイとの接合用の凹部の接合面が、前記ステイの長手方向に対して直交している請求項1に記載のインパネ補強材。
- インパネ補強材の取り付け方法であって、インパネ補強材を中空閉断面部を有するアルミニウム合金押出形材から構成し、この中空閉断面部をプレス成形によって変形させて、他の車体部品との干渉防止用の凹部と、前記ステイとの接合用の凹部とを各々表面に形成し、インパネ補強材の軸方向が自動車の車体幅方向となるように、前記中空閉断面部からなる軸方向両端部を車体フレームに各々取り付ける一方で、前記ステイとの接合用の凹部に車体の下方向あるいは前方向に向かって延在するステイの端部を接合して、このステイを介してその軸方向の中央部が車体フロアあるいはダッシュパネルに取り付けたことを特徴とするインパネ補強材の取り付け方法。
- 前記他の車体部品との干渉防止用の凹部と、前記ステイとの接合用の凹部とを同じプレス成形工程にて形成した請求項3に記載のインパネ補強材の取り付け方法。
- 前記ステイとの接合用の凹部の接合面を、前記ステイの長手方向に対して直交させた請求項3または4に記載のインパネ補強材の取り付け方法。
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WO2015020138A1 (ja) | 2013-08-09 | 2015-02-12 | サントリーホールディングス株式会社 | ヒドロキシチロソール及びその誘導体の体内吸収促進剤及びその利用 |
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