JP2010052033A - レーザ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ発振器、出射窓部材の光学的配置を適正化して、装置の幅方向において小型化することができるレーザ加工装置を提供する。
【解決手段】出射口22から出射されたレーザ光は第1反射ミラー24aに入射される。第1反射ミラー24aは、入射したレーザ光を、Z方向に出射させるとともに、同Z方向から見て、出射口22から出射するレーザ光の光軸La線上からX方向に離間する方向に反射させる。第2反射ミラー24bは、第1反射ミラー24aからの反射されたレーザ光を入射し、その入射したレーザ光を反Y方向に折り返し反射させ、反Y方向側に配置された第1ガルバノミラー25aに出射する。第1ガルバノミラー25aは、第1ガルバノミラー25aからのレーザ光を、反X方向に配置された第2ガルバノミラーに出射する。
【選択図】図3

Description

本発明は、レーザ加工装置に関する。
従来、レーザ発振器からのレーザ光を収束レンズにて集光して加工対象物の加工面に照射することによって加工面に文字、記号、図形等を印字(マーキング)するレーザ加工グ装置が種々提案されている(例えば、特許文献1)。
この種のレーザ加工装置は、レーザ発振器から出射されたレーザ光を一対のガルバノミラーによって方向を変えて収束レンズを通して加工対象物の加工面に照射することで、加工面に文字、記号、図形等を印字する。
詳述すると、図8に示すように、レーザ発振器50は、X方向に長い筺体の本体部51aに収容され、一対のガルバノミラーGM1,GM2及び収束レンズ52は筺体のヘッド部51bに収容されている。筺体の本体部51aに収容されたレーザ発振器50は、出射口50aからX方向にレーザ光を出射する。レーザ発振器50から出射されたレーザ光は、出射口50aからX方向の延長線上(出射口5aaから出射するレーザ光の光軸Laの延長線上)に配置された第1ガルバノミラーGM1に出射される。第1ガルバノミラーGM1は、レーザ発振器50からのレーザ光を反射させ、その反射光をX方向であって同X方向と直交するY方向に偏倚した位置に配置された第2ガルバノミラーGM2に向けて出射される。
第2ガルバノミラーGM2は、第1ガルバノミラーGM1からのレーザ光を反射させ、その反射光をX方向及びY方向と直交するZ方向に配置された収束レンズ52を介して、同収束レンズ52の中心軸L1の延長線上に配置された加工対象物に照射される。
そして、第1ガルバノミラーGM1を第1ガルバノモータM1と、第2ガルバノミラーGM2を第2ガルバノモータM2を駆動して、第1ガルバノミラーGM1及び第2ガルバノミラーGM2を回動させて、加工対象物の加工面に収束レンズ52にて集光されたレーザ光を二次元的にスキャンさせる。レーザ光がこの二次元スキャンされることによって、加工面に文字、記号、図形等が印字される。
特開2002−316277号公報
ところで、第2ガルバノミラーGM2は、レーザ発振器50からX方向に出射されるレーザ光の光軸Laに対してY方向に偏倚した位置に配置されている。従って、第2ガルバノミラーGM2からのレーザ光を入射する収束レンズ52の中心軸L1は、第2ガルバノミラーGM2の配置に伴ってレーザ光の光軸Laに対してY方向に偏倚した位置にあってX方向とY方向と直交する軸線となる。
つまり、筺体のヘッド部51b底面に配置された収束レンズ52の中心軸L1は、その中心軸L1をX方向視で見たとき、レーザ発振器50の幅方向(Y方向)の中心位置と一致せず、第2ガルバノミラーGM2の配置側のY方向に偏倚する。
従って、レーザ発振器50と収束レンズ52は、筺体内においてその幅方向において偏倚して設置されていた。その結果、筺体はその幅方向においてその偏倚分幅広となり、レーザマーキング装置が大型化する問題があった。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、レーザ発振器、出射窓部材の光学的配置を適正化し、装置の幅方向において小型化することができるレーザ加工装置を提供するにある。
請求項1に記載の発明は、筐体のベース部材にレーザ発振器を固設し、前記レーザ発振器の側面の所定位置に設けた出射口から第1の方向に出射したレーザ光を、前記レーザ発振器に対して前記第1の方向側の前記ベース部材に設けられたレーザ出射窓部から、前記第1の方向と直交する第2の方向に配置された加工対象物に向かって照射するようにしたレーザ加工装置であって、前記出射口から出射するレーザ光を入射し、前記レーザ光をそのレーザ光の光軸線上から前記第1の方向及び前記第2の方向と直交する第3の方向に離間する方向に所定角度前記光軸を傾けて反射させる反射手段と、前記反射手段から反射されたレーザ光の光軸線上に配置され、前記反射されたレーザ光を入射し、前記第3の方向の逆方向の反第3の方向に向かって反射するとともに、回動することによって、反第3の方向に向かって反射されるレーザ光を前記第1の方向に走査する第1ガルバノミラーと、
前記第1ガルバノミラーに対して前記反第3の方向側に配置され、前記第1ガルバノミラーからの前記第1の方向に走査されたレーザ光を入射し、前記第2方向に向かって反射するとともに、回動することによって、前記第2の方向に向かって出射されるレーザ光を前記第3の方向に走査する第2ガルバノミラーとを備え、前記レーザ出射窓部は、前記第2ガルバノミラーに対して前記第2の方向側の前記ベース部材に設けられ、前記第1の方向に加えて前記第2ガルバノミラーにて前記第3の方向に走査されたレーザ光を、加工対象物に向かって照射する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレーザ加工装置において、前記出射窓部の中心軸は、前記第2の方向から見て、前記レーザ発振器の出射口から出射するレーザ光の光軸と重なるように配置される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のレーザ加工装置において、前記第1ガルバノミラーの前段に、収束レンズを備えた。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ加工装置において、前記反射手段の前段には、前記出射口から出射されたレーザ光を入射し、前記第2の方向に反射させる第1反射ミラーと、前記第1反射ミラーからの反射されたレーザ光を入射し、その入射したレーザ光を前記第1の方向と逆方向の反第1の方向に折り返して前記反射手段に向かって反射させる第2反射ミラーとを設けた。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ加工装置において、前記反射手段は、前記出射口から出射されたレーザ光を入射し、前記第2の方向に出射させるとともに、同第2の方向から見て、前記出射口から出射するレーザ光の光軸線上から前記第3の方向に離間する方向に所定角度前記光軸を傾けて反射させる第1反射ミラーと、前記第1反射ミラーからの反射されたレーザ光を入射し、その入射したレーザ光を前記第1の方向と逆方向の反第1の方向に折り返し反射させ、前記反第2の方向側に配置された前記第1ガルバノミラーに出射する第2反射ミラーととからなる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ加工装置において、前記反射手段は、前記出射口から出射されたレーザ光を入射し、前記レーザ光をそのレーザ光の光軸線上から前記第3の方向に離間する方向に所定角度前記光軸を傾けて反射させるとともに、前記反第2の方向側に配置された前記第1ガルバノミラーに出射する反射ミラーである。
請求項1に記載のレーザ加工装置によれば、レーザ発振器の出射口から出射するレーザ光を、反射手段にて、そのレーザ光の光軸と離間するように、第3の方向に反射させる。反射手段にて、レーザ光の光軸と離間するように第3の方向に反射されたレーザ光は、出射口から出射するレーザ光の光軸に対して第3の方向に離間した位置に設けられた第1ガルバノミラーにて第1の方向に走査されるレーザ光を第2ガルバノミラーに出射する。そして、第2ガルバノミラーは、第1ガルバノミラーからの第1の方向に走査されるレーザ光を入射し、その第1の方向に走査されるレーザ光を、第3の方向に走査して、レーザ出射窓部を介して加工対象物に向かって照射する。
従って、反射手段にて、レーザ光の光軸と離間するように第1の方向に反射されたレーザ光は、出射口から出射するレーザ光をそのレーザ光の光軸に対して離間するように第1の方向に反射させて第1ガルバノミラーに出射させるようにした。従って、第2ガルバノミラーを、前記第1ガルバノミラーに対して前記反第3の方向側に配置することができる。
その結果、レーザ発振器の幅方向の中心位置に対する第2ガルバノミラー及び出射窓部の前記第1の方向の中心位置の偏りを抑制でき、装置の幅方向(第3の方向)において小型化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、レーザ発振器の幅方向(第3の方向)の中心位置に対する第2ガルバノミラー及び出射窓部の前記幅方向の中心位置の偏りを無くすことができ、レーザ加工装置の幅方向において最も小型化(短縮化)できる。
請求項3に記載の発明は、第1ガルバノミラーの前段に収束レンズを備えたので、第1及び第2ガルバノミラーに入射するレーザ光は小さくなり、第1及び第2ガルバノミラーを小型化でき、より一層、レーザ加工装置を小型化をするこができる。
請求項4に記載の発明は、反射手段の前段に第1反射ミラーと第2反射ミラー設け、両反射ミラーにて、前記レーザ発振器の出射口から第1方向に出射されたレーザ光を、反第1の方向に反射手段に向かって反射させる構成としたので、レーザ発振器から出射するレーザ光の光軸方向の長さを短縮化でき、全体としてより一層小型化できる。
請求項5に記載の発明は、反射手段の第1反射ミラーと第2反射ミラーにて、前記レーザ発振器の出射口から第1方向に出射されたレーザ光を、第3の方向にオフセットさせつつ反第1の方向に反射させる構成としたので、レーザ発振器から出射するレーザ光の光軸方向の長さを短縮化でき、全体としてより一層小型化できる。
請求項6に記載の発明は、反射手段は1つの反射ミラーにて、前記レーザ発振器の出射口から第1方向に出射されたレーザ光を、第3の方向にオフセットさせつつ反第3の方向側に配置された第1ガルバノミラーに出射させる構成としたので、必要最小限の部品点数で、レーザ発振器から出射するレーザ光の光軸方向の長さを短縮化しつつ、幅方向の長さを短縮することができる。
以下、本発明を具体化したレーザ加工装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、レーザ加工装置10は、略直方体形状の筐体11を有し、筺体11は基端側を本体部11aとし、本体部11aから先端側(第1の方向としてのX方向)に延出した部分をヘッド部11bとしている。
筐体11のヘッド部11bの下方(第2の方向としてのZ方向)には、搬送ベルトBが配置されている。搬送ベルトBは、筐体11の長手方向(X方向)に直交して交差する方向(第3の方向としてのY方向)に敷設されている。そして、搬送ベルトBの搬送面Bsと筐体11のベース部材としての底板12とが、平行となるように設定されている。
搬送ベルトBは、加工対象物Wを載置しY方向に搬送する。そして、搬送ベルトBに載置された加工対象物Wが、筐体11のヘッド部11bの直下に搬送された時、筐体11の底板12に設けたレーザ出射窓部としての出射窓13(収束レンズ26)から出射する2次元的に走査されたレーザ光が加工対象物Wの加工面Wsのマーキング領域Aに照射される。これによって、加工対象物Wの加工面Wsに、多種多様な文字、記号、図形等がマーキングされる。
図3は、筐体11にケーシングされたレーザ加工装置10の概略構成図を示す。図3において、レーザ発振器21は、X方向に長い筐体11の本体部11aに長手方向に沿って収容され、底板12に固設されている。レーザ発振器21は、X方向側の側面21aに出射口22が設けられ、該出射口22からレーザ光がX方向に出射する。出射口22は、その中心位置P0が出射口22から出射したレーザ光の光軸Laと一致するとともに、レーザ発振器21の側面21aの幅方向(X方向と直交するY方向)の中間位置に位置するようになっている。
筺体11の本体部11aの先端側(X方向側)に設けたヘッド部11bには、ビームエキスパンダ23、反射ユニット24、ガルバノスキャナユニット25、及び収束レンズ26が収容されている。
ビームエキスパンダ23は、拡散レンズ23aとコリノメータレンズ23bとを備えている。拡散レンズ23aは、レーザ光の前記光軸La上に配置され、入射したレーザ光のビーム径を拡開してコリノメータレンズ23bに出射する。コリノメータレンズ23bは、レーザ光の前記光軸La上に配置され、拡散レンズ23aにてビーム径が拡開されたレーザ光を平行光にして反射ユニット24に出射する。
前記反射ユニット24は、第1反射ミラー24aと第2反射ミラー24bとを備えている。第1反射ミラー24aは、レーザ光の前記光軸La上に、又は、前記光軸Laに近接した平行軸線上に配置され、コリノメータレンズ23bから出射されたレーザ光を第2反射ミラー24bに向けて反射させる。第1反射ミラー24aは、図6に示すように、その反射光をX方向とY方向と直交する第3の方向としてのZ方向であって同Z方向と直交する反Y方向に偏倚した位置に配置された第2反射ミラー24bに向けて出射される。第2反射ミラー24bは、その反射光を反X方向に反射させてガルバノスキャナユニット25に向けて出射される。
第1反射ミラー24aは、入射するレーザ光(光軸La)の入射点P1がレーザ発振器21に設けた出射口22の中心点P0と、X方向視で見ると一致するように配置されている。また、第2反射ミラー24bは、第1反射ミラー24aから入射するレーザ光(光軸Lb)の入射点P2が第1反射ミラー24aの前記入射点P1に対して、図6に示すように、反X方向視で見ると反Y方向に偏倚した位置に位置するように配置されている。
そして、第2反射ミラー24bで反X方向に反射されたレーザ光の光軸Lcと、レーザ発振器21の出射口22からX方向に出射されたレーザ光の光軸Laは、図4及び図5に示すように、Y方向視及びZ方向視で見ると平行と共になっている。
ガルバノスキャナユニット25は、第1ガルバノミラー25a、第2ガルバノミラー25b、第1ガルバノモータM1及び第2ガルバノモータM2を備えている。
第1ガルバノミラー25aは、第2反射ミラー24bからのレーザ光を入射し、第2ガルバノミラー25bに向けて反射させる。第1ガルバノミラー25aは、第2反射ミラー24bから入射するレーザ光(光軸Lc)の入射点P3が、第1反射ミラー24aの前記入射点P1(出射口22の中心位置P0)に対して、図6に示すように、反X方向視で見ると反Y方向に偏倚した位置に位置するように配置されている。
そして、第1ガルバノミラー25aは、中心軸線L2(図4参照)を回動中心軸として第1ガルバノモータM1にて回動する。この回動により、第1ガルバノミラー25aは、反射するレーザ光を、Z方向視で見ると、X方向と反X方向に走査する。そして、第1ガルバノミラー25aは、X方向と反X方向に走査される反射光を、Y方向であって同Y方向と直交する反Z方向に偏倚した位置に配置された第2ガルバノミラー25bに向けて出射する。
第2ガルバノミラー25bは、第1ガルバノミラー25aからのX方向と反X方向に走査されるレーザ光を入射し、Z方向に配置された収束レンズ26に向けて反射させる。第2ガルバノミラー25bは、その中心軸線L3(図4参照)がZ方向視で見ると出射口22からX方向に出射されたレーザ光の光軸Laと一致する、又は、光軸Laに近接した平行軸と一致するとともに、第1ガルバノミラー25aから入射するX方向と反X方向に走査されたレーザ光(光軸Ld)の入射点が、X方向と反X方向に走査されるレーザ光の光軸Ldが前記中心軸線L3上を移動するように配置されている。
そして、第2ガルバノミラー25bはその中心軸線L3を回動中心軸として第2ガルバノモータM2にて回動する。この回動により、第2ガルバノミラー25bは収束レンズ26に向かって反射するレーザ光を、Z方向視で見ると、Y方向と反Y方向に走査する。従って、収束レンズ26に向けて出射されるレーザ光は、第1ガルバノミラー25a及び第2ガルバノミラー25bにより、収束レンズ26を介して加工対象物Wの加工面Wsのマーキング領域Zに対して、X方向及びY方向に走査される。
収束レンズ26は、筐体11の底板12に設けた出射窓13に配置固定されている。収束レンズ26は、その中心位置P4が、図6に示すように、Z方向視で見ると第2ガルバノミラー25bの中心軸線L3上に位置するように配置されている。従って、収束レンズ26の中心位置P4とレーザ発振器21の幅方向(Y方向)の中間位置、即ち出射口22の中心位置P0とが、Z方向視で見ると、出射口22から出射するレーザ光の光軸La線上に位置することになる。つまり、収束レンズ26のY方向の中心位置とレーザ発振器21の幅方向の中間位置は、反X方向視で見ると一致する。
そして、収束レンズ26は、ガルバノスキャナユニット25からのレーザ光を入射し加工対象物Wの加工面Wsに集光する。
尚、出射口22から出射したレーザ光は、第1反射ミラー24a及び第2反射ミラー24bの反射ユニット24にて、反Y方向に所定角度傾けて後に、第1ガルバノミラー25a、第2ガルバノミラー25b及び収束レンズ26を介して加工対象物Wに照射される。このとき、第2ガルバノミラー25bの配置位置は、反射ユニット24を設けない従来に比べてY方向側に位置することになる。そのため、第2ガルバノミラー25bのレーザ光を走査するための回動角もそれに応じて補正する必要がある。勿論、第1ガルバノミラー25aの配置位置が従来と異なる場合も、それに応じて補正する必要がある。
次に、上記のように構成した実施形態の効果を以下に記載する。
(1)本実施形態によれば、出射口22から出射されたレーザ光を入射し、Z方向に出射させるとともに、同Z方向から見て、出射口22から出射するレーザ光の光軸La線上からX方向に離間する方向に反射させる第1反射ミラー24aを設けた。さらに、第1反射ミラー24aからの反射されたレーザ光を入射し、その入射したレーザ光を反Y方向に折り返し反射させ、反Y方向側に配置された第1ガルバノミラー25aに出射する第2反射ミラーを設けた。
従って、第2ガルバノミラー25bを、第1ガルバノミラー25aに対して反X方向側に配置することができることから、レーザ発振器21の幅方向の中心位置P0に対する収束レンズ26のY方向の中心位置P4の偏りを抑制でき、装置の幅方向において小型化を図ることができる。
(2)上記実施形態によれば、収束レンズ26は、その中心軸L1が、Z方向から見て、レーザ発振器21の出射口22から出射するレーザ光の光軸Laと重なるように配置した。従って、レーザ発振器21の幅方向の中心位置に対する収束レンズ26の幅方向の中心位置の偏りを無くすことができ、レーザ加工装置の幅方向を最も小型化(短縮化)することできる。
(3)本実施形態によれば、反射手段は第1反射ミラー24aと第2反射ミラー24bにて、レーザ発振器21の出射口22からX方向に出射されたレーザ光を、そのレーザ光の光軸LaからY方向に離間(オフセット)させつつ反X方向に反射させる構成とした。従って、レーザ発振器21から出射するレーザ光の光軸方向の長さを短縮化でき、全体としてより一層小型化できる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ヘッド部11bの底板12に出射窓13を設け、その出射窓13に収束レンズ26を配置固定した。これを、ビームエキスパンダ23のコリノメータレンズ23bと第1ガルバノミラー25aとの間のレーザ光の光軸上に、収束レンズ26を配置してもよい。
これによれば、第1ガルバノミラー25aの前段に収束レンズ26を配置したので、第1及び第2ガルバノミラー25a,25bに入射するレーザ光のビーム径を小さくでき、第1及び第2ガルバノミラー25a,25bを小型化でき、より一層、レーザ加工装置10を小型化するこができる。
・上記実施形態では、反射手段として、第1反射ミラー24aと第2反射ミラー24bの2つを用いた。これを、図7に示すように、1つの反射ミラー24cを使用して実施してもよい。
図7に示すように、出射口22から出射されるレーザ光の光軸La線上に反射ミラー24cを配置する。反射ミラー24cは、レーザ光をそのレーザ光の光軸La線上からY方向に離間する方向に反射させて第1ガルバノミラー25aに出射する。第1ガルバノミラー25aは、反射ミラー24cから入射したレーザ光を、反Y方向側に配置された第2ガルバノミラー25bに出射するようにする。
これによれば、1つの反射ミラー24cにて、出射口22からX方向に出射されたレーザ光を、Y方向にオフセットさせつつ第1ガルバノミラーに出射させ、第1ガルバノミラーにて、反第1の方向側に配置された第2ガルバノミラーに出射させる構成としたので、必要最小限の部品点数で、レーザ発振器から出射するレーザ光の光軸方向の長さを短縮化しつつ、幅方向の長さを短縮することができる。
・上記実施形態では、第1反射ミラー24aでZ方向に反射させるとともに、反Y方向に所定角度傾けて第2反射ミラー24bに向かって反射させた。これを、第1反射ミラー24aは、Z方向に反射させ、第2反射ミラー24bが、反X方向にある第1ガルバノミラー25aに向かって反射させるとともに反Y方向に所定角度傾けて反射させるようにしてもよい。この場合も、前記実施形態と同様な効果を得ることができる。
・上記実施形態では、第1反射ミラー24aと第2反射ミラー24bとで、レーザ光を反X方向にある第1ガルバノミラー25aに向かって反射させるとともに反Y方向に所定角度傾けて反射させるように構成してた。
これを、第1反射ミラー24aは、Z方向に反射させ、第2反射ミラー24bは、第1反射ミラー24aからのレーザ光を反X方向反射させる。そして、第2反射ミラー24bと第1ガルバノミラー25aの間に、図7の反射ミラー24cに相当する反射ミラーを配置する。そして、第2反射ミラー24bと第1ガルバノミラー25aの間に配置した反射ミラーにて、第2反射ミラー24bからのレーザ光をその反Y方向に所定角度傾けて第1ガルバノミラー25aに向けて反射させるようにしてもよい。この場合も、前記実施形態と同様な効果を得ることができる。
・上記実施形態では、第2カルバノミラー25bによるレーザ光の走査方向をY方向になるようにして実施したが、これに限定されるものではなく、Y方向に対して所定の角度傾けた方向を走査方向にしてもよい。
・上記実施形態では、第1カルバノミラー25aによるレーザ光の走査方向をX方向になるようにして実施したが、これに限定されるものではなく、X方向に対して所定の角度傾けた方向を走査方向にしてもよい。
・上記実施形態では、出射口22と第1反射ミラー24aとの間に、ビームエキスパンダ23を配置したが、これを省略して実施してもよい。
・上記実施形態では、出射口22と第1反射ミラー24aとの間に、ビームエキスパンダ23を配置したが、第2反射ミラー24bと第1ガルバノミラー25aの間に配置して実施してもよい。
・上記実施形態では、収束レンズ26は、その中心軸L1が、Z方向から見て、レーザ発振器21の出射口22から出射するレーザ光の光軸Laと重なるように配置しが、必ずしも重ならなくてもよく隣接する位置でもうおい。これによれば、レーザ発振器21の幅方向の中心位置に対する収束レンズ26の幅方向の中心位置の偏りを小さくすることができ、レーザ加工装置の幅方向を小型化(短縮化)することできる。
レーザマーキング装置を上方から見た斜視図。 レーザマーキング装置を下方から見た斜視図。 レーザマーキング装置の概略構成図。 反射ユニット、ガルバノスキャナユニット及び収束レンズの構成を示す斜視図。 反射ユニット、ガルバノスキャナユニット及び収束レンズの構成をY方向から見た側面図。 反射ユニットとガルバノスキャナユニット及び収束レンズの構成を反X方向から見た側面図。 別例を示すレーザマーキング装置を上方から見た概略構成図。 従来のレーザマーキング装置を上方から見た概略構成図。
符号の説明
10…レーザ加工装置、11…筐体、11a…本体部、11b…ヘッド部、12…底板、13…出射窓、21…レーザ発振器、21a…側面、23…ビームエキスパンダ、23a…拡散レンズ、23b…コリノメータレンズ、24…反射ユニット、24a…第1反射ミラー、24b…第2反射ミラー、25…ガルバノスキャナユニット、25a…第1ガルバノミラー、25b…第2ガルバノミラー、26…収束レンズ、M1…第1ガルバノモータ、M2…第2ガルバノモータ、P0…中心位置、P1…入射点、P2…入射点、P3…入射点、P4…中心位置、L1…中心軸、L2…中心軸線、L3…中心軸線、La〜Ld…光軸、W…加工対象物。

Claims (6)

  1. 筐体のベース部材にレーザ発振器を固設し、前記レーザ発振器の側面の所定位置に設けた出射口から第1の方向に出射したレーザ光を、前記レーザ発振器に対して前記第1の方向側の前記ベース部材に設けられたレーザ出射窓部から、前記第1の方向と直交する第2の方向に配置された加工対象物に向かって照射するようにしたレーザ加工装置であって、
    前記出射口から出射するレーザ光を入射し、前記レーザ光をそのレーザ光の光軸線上から前記第1の方向及び前記第2の方向と直交する第3の方向に離間する方向に所定角度前記光軸を傾けて反射させる反射手段と、
    前記反射手段から反射されたレーザ光の光軸線上に配置され、前記反射されたレーザ光を入射し、前記第3の方向の逆方向の反第3の方向に向かって反射するとともに、回動することによって、反第3の方向に向かって反射されるレーザ光を前記第1の方向に走査する第1ガルバノミラーと、
    前記第1ガルバノミラーに対して前記反第3の方向側に配置され、前記第1ガルバノミラーからの前記第1の方向に走査されたレーザ光を入射し、前記第2方向に向かって反射するとともに、回動することによって、前記第2の方向に向かって出射されるレーザ光を前記第3の方向に走査する第2ガルバノミラーと
    を備え、
    前記レーザ出射窓部は、前記第2ガルバノミラーに対して前記第2の方向側の前記ベース部材に設けられ、前記第1の方向に加えて前記第2ガルバノミラーにて前記第3の方向に走査されたレーザ光を、加工対象物に向かって照射することを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 請求項1に記載のレーザ加工装置において、
    前記出射窓部の中心軸は、前記第2の方向から見て、前記レーザ発振器の出射口から出射するレーザ光の光軸と重なるように配置されることを特徴とするレーザ加工装置。
  3. 請求項1又は2に記載のレーザ加工装置において、
    前記第1ガルバノミラーの前段に、収束レンズを備えたことを特徴とするレーザ加工装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ加工装置において、
    前記反射手段の前段には、
    前記出射口から出射されたレーザ光を入射し、前記第2の方向に反射させる第1反射ミラーと、
    前記第1反射ミラーからの反射されたレーザ光を入射し、その入射したレーザ光を前記第1の方向と逆方向の反第1の方向に折り返して前記反射手段に向かって反射させる第2反射ミラーと
    を設けたことを特徴とするレーザ加工装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ加工装置において、
    前記反射手段は、
    前記出射口から出射されたレーザ光を入射し、前記第2の方向に出射させるとともに、同第2の方向から見て、前記出射口から出射するレーザ光の光軸線上から前記第3の方向に離間する方向に所定角度前記光軸を傾けて反射させる第1反射ミラーと、
    前記第1反射ミラーからの反射されたレーザ光を入射し、その入射したレーザ光を前記第1の方向と逆方向の反第1の方向に折り返し反射させ、前記反第2の方向側に配置された前記第1ガルバノミラーに出射する第2反射ミラーと
    とからなることを特徴とするレーザ加工装置。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ加工装置において、
    前記反射手段は、前記出射口から出射されたレーザ光を入射し、前記レーザ光をそのレーザ光の光軸線上から前記第3の方向に離間する方向に所定角度前記光軸を傾けて反射させるとともに、前記反第2の方向側に配置された前記第1ガルバノミラーに出射する反射ミラーであることを特徴とするレーザ加工装置。
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