JP2010051845A - 樹脂塗工液の塗工方法およびスロットダイコーター - Google Patents
樹脂塗工液の塗工方法およびスロットダイコーター Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010051845A JP2010051845A JP2008216505A JP2008216505A JP2010051845A JP 2010051845 A JP2010051845 A JP 2010051845A JP 2008216505 A JP2008216505 A JP 2008216505A JP 2008216505 A JP2008216505 A JP 2008216505A JP 2010051845 A JP2010051845 A JP 2010051845A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slot
- die coater
- manifold
- coating liquid
- slot die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
【課題】 スジのない良好な外観を有する樹脂層を形成でき、しかも、ダイコーター内部からの気泡の放出を防止して樹脂層の品質低下を招くことのない塗工方法を提供する。
【解決手段】 マニホールドからスロットを介して基材フィルム上へと樹脂塗工液を吐出するスロットダイコーターを用い、光学機能フィルムの一構成要素となる樹脂層を形成するための樹脂塗工液の塗工方法であって、前記スロットダイコーターのスロットは、マニホールドとの連通口と同一高さD1に形成されたスロット上流域と、スロット出口と同一高さD2に形成されたスロット下流域とを有し、該D1とD2とが、下記の関係式(1) 1<D2/D1≦5 (1)
を満たすように構成されており、さらに、前記基材フィルム上に塗工された未乾燥状態の塗膜の厚みTと前記D2とが、下記の関係式(2)
D2/T≦20 (2)
を満たすように樹脂塗工液を塗工することを特徴とする樹脂塗工液の塗工方法による。
【選択図】 図2
【解決手段】 マニホールドからスロットを介して基材フィルム上へと樹脂塗工液を吐出するスロットダイコーターを用い、光学機能フィルムの一構成要素となる樹脂層を形成するための樹脂塗工液の塗工方法であって、前記スロットダイコーターのスロットは、マニホールドとの連通口と同一高さD1に形成されたスロット上流域と、スロット出口と同一高さD2に形成されたスロット下流域とを有し、該D1とD2とが、下記の関係式(1) 1<D2/D1≦5 (1)
を満たすように構成されており、さらに、前記基材フィルム上に塗工された未乾燥状態の塗膜の厚みTと前記D2とが、下記の関係式(2)
D2/T≦20 (2)
を満たすように樹脂塗工液を塗工することを特徴とする樹脂塗工液の塗工方法による。
【選択図】 図2
Description
本発明は、光学機能フィルムの一部となる樹脂層を形成する樹脂塗工液の塗工方法と、これに用いるスロットダイコーターに関する。
液晶表示装置等の画像表示装置には、偏光、光学補償、反射防止などの光学的な機能を発揮する樹脂層や、これらの層を保護する為の表面保護層、或いはこれらの層を積層するための粘着材層といった種々の機能を有する樹脂層(フィルム)が組み合わされて用いられている。よって、これら樹脂層の何れか一つが不均一な膜厚であったり、あるいはスジ状のムラ等を有するものであったりすると、該樹脂層を透過する光にムラが生じ、表示画像に悪影響を及ぼす要因となる。
特に、近年、画像表示装置を構成する画素の高密度化が図られ、例えばフルスペックハイビジョン等の高規格画像に対応した比較的小型の画像表示装置が一般家庭に普及する状況となっており、このような高性能の画像表示装置においては、使用される樹脂層についてもより一層高品質なものが要求されている。
また一方で、画像表示装置の低価格化に伴い、該樹脂層についても低コスト化が要望されており、上述の如き高品質な樹脂層を低コストで効率よく製造しうるような高い生産性も求められている。
特に、近年、画像表示装置を構成する画素の高密度化が図られ、例えばフルスペックハイビジョン等の高規格画像に対応した比較的小型の画像表示装置が一般家庭に普及する状況となっており、このような高性能の画像表示装置においては、使用される樹脂層についてもより一層高品質なものが要求されている。
また一方で、画像表示装置の低価格化に伴い、該樹脂層についても低コスト化が要望されており、上述の如き高品質な樹脂層を低コストで効率よく製造しうるような高い生産性も求められている。
このような樹脂層を形成する際に使用されるスロットダイコーターは、その内部に、塗工液の吐出口たるスロットと同じ幅(即ち、形成される塗膜の幅)、若しくはそれ以上の幅に亘ってマニホールド(液溜まり部)が形成されており、一旦、マニホールドに供給された塗工液が、該マニホールドからスロットへと均一な流量で押し出され、該スロット先端から基材フィルム上へと吐出されるように構成されている。
従って、スロット幅全域に亘って均一な流量で塗工液を吐出させるためには、スロット間隔がスロット幅全域に亘って均一でなければならないが、マニホールドの内圧が高くなりすぎると、その内圧によってスロットが変形してしまい、均一な塗膜が得られなくなる。よって、塗工液の粘度を考慮してスロット間隔を決定する必要があり、例えば、塗工液の粘度が高い場合には、それに応じてスロットの高さを高くする必要がある。
従って、スロット幅全域に亘って均一な流量で塗工液を吐出させるためには、スロット間隔がスロット幅全域に亘って均一でなければならないが、マニホールドの内圧が高くなりすぎると、その内圧によってスロットが変形してしまい、均一な塗膜が得られなくなる。よって、塗工液の粘度を考慮してスロット間隔を決定する必要があり、例えば、塗工液の粘度が高い場合には、それに応じてスロットの高さを高くする必要がある。
また、スロット幅全域に亘って均一な流量で塗工液を吐出させるためには、マニホールド内での圧力損失を、スロット内での圧力損失と比べて十分に小さくする必要があり、よって、使用する塗工液の粘度を考慮した上で、スロット間隔に対して十分な大きさのマニホールドを形成しておく必要がある。
逆に、スロット間隔が大きすぎると、塗工液がスロット全域に行き渡らない、いわゆる液漏れ、という現象が生じてしまうこととなる。
逆に、スロット間隔が大きすぎると、塗工液がスロット全域に行き渡らない、いわゆる液漏れ、という現象が生じてしまうこととなる。
従来、例えば下記特許文献1には、マニホールド内に段差を形成するようにダイコーターを組み付けた後に、該段差やスロット間隔等を微調整しうる調整手段を備えたスロットダイコーターが開示されており、斯かる構成のスロットダイコーターを用いることによって塗布厚み精度の高い均一な塗膜が形成しうることが記載されている。
特開2004−283820号公報
しかしながら、従来技術のスロットダイコーターを用いて樹脂層を製造した場合には、スジのない良好な外観の樹脂層を形成しうるよう各部の寸法等を微調整した場合であっても、ダイコーターの内部に滞留した空気が気泡となってスロットから放出され、該気泡が塗膜等に付着して得られた樹脂層の品質低下を招く場合があった。
特に、塗工液の粘度が高い場合には、上述のような事情により、スロット間隔も大きくする必要があり、それに伴ってマニホールドも大きくする必要があったため、その結果、マニホールド内の気泡抜けが悪くなり、気泡の発生がより一層顕著な問題となっていた。
特に、塗工液の粘度が高い場合には、上述のような事情により、スロット間隔も大きくする必要があり、それに伴ってマニホールドも大きくする必要があったため、その結果、マニホールド内の気泡抜けが悪くなり、気泡の発生がより一層顕著な問題となっていた。
そこで本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、スジのない良好な外観を有する樹脂層を形成でき、しかも、ダイコーター内部からの気泡の放出を防止して樹脂層の品質低下を招くことのない塗工方法、及びそのような塗工を可能とするスロットダイコーターを提供することを一の目的とする。
上記課題を解決するべく、本発明者らが鋭意研究を行ったところ、スロットの内部に段差を形成することによってスロット間隔の大きい領域とスロット間隔の小さい領域を設けることにより、上述の如き課題を同時に解決しうることを見出し、本発明を想到するに至った。
即ち、本発明は、マニホールドからスロットを介して基材フィルム上へと樹脂塗工液を吐出するスロットダイコーターを用い、光学機能フィルムの一構成要素となる樹脂層を形成するための樹脂塗工液の塗工方法であって、
前記スロットダイコーターのスロットは、マニホールドとの連通口と同一高さD1に形成されたスロット上流域と、スロット出口と同一高さD2に形成されたスロット下流域とを有し、該D1とD2とが、下記の関係式(1)
1<D2/D1≦5 (1)
を満たすように構成されており、さらに、前記基材フィルム上に塗工された未乾燥状態の塗膜の厚みTと前記D2とが、下記の関係式(2)
D2/T≦20 (2)
を満たすように樹脂塗工液を塗工することを特徴とする樹脂塗工液の塗工方法を提供するものである。
前記スロットダイコーターのスロットは、マニホールドとの連通口と同一高さD1に形成されたスロット上流域と、スロット出口と同一高さD2に形成されたスロット下流域とを有し、該D1とD2とが、下記の関係式(1)
1<D2/D1≦5 (1)
を満たすように構成されており、さらに、前記基材フィルム上に塗工された未乾燥状態の塗膜の厚みTと前記D2とが、下記の関係式(2)
D2/T≦20 (2)
を満たすように樹脂塗工液を塗工することを特徴とする樹脂塗工液の塗工方法を提供するものである。
また、本発明は、光学機能フィルムの一構成要素となる樹脂層を形成するべく、マニホールドからスロットを介して基材フィルム上へと樹脂塗工液を吐出するスロットダイコーターであって、
前記スロットは、マニホールドとの連通口と同一高さD1に形成されたスロット上流域と、スロット出口と同一高さD2に形成されたスロット下流域とを有し、該D1とD2とが、下記の関係式(1)
1<D2/D1≦5 (1)
を満たすように構成されたことを特徴とするスロットダイコーターを提供するものである。
前記スロットは、マニホールドとの連通口と同一高さD1に形成されたスロット上流域と、スロット出口と同一高さD2に形成されたスロット下流域とを有し、該D1とD2とが、下記の関係式(1)
1<D2/D1≦5 (1)
を満たすように構成されたことを特徴とするスロットダイコーターを提供するものである。
さらに、本発明は、好ましくは、前記スロットダイコーターにおいて、前記スロット高さを規定するべく該スロットダイコーター内に挟持されるシムを備え、該シムの一部が前記マニホールドよりもスロット出口側へと延設されていることにより、前記(1)式を満たすスロット上流域が形成されていることを特徴とする前記樹脂塗工液の塗工方法、及び前記スロットダイコーターを提供するものである。
本発明に係る樹脂塗工液の塗工方法によれば、関係式(1)を満たすようにスロット高さの低いスロット上流域とスロット高さの高いスロット下流域がされていることにより、スロット高さの高いスロット下流域は、比較的粘度の高い塗工液を用いる場合であっても圧力を逃がしてマニホールド内の圧力上昇によるダイの変形を防止し、これに起因するスジむらの発生を抑制するよう作用し、且つ、スロット高さの低いスロット上流域は、樹脂塗工液の充填時における液漏れを防止して断面積の小さいマニホールドの採用を可能とし、これによってマニホールド内への気泡残存を抑制して塗出される塗工液への気泡混入を防止するよう作用する。
さらに、関係式(2)を満たすようにダイコーターの構成と塗工膜の厚みとを調整して樹脂塗工液を塗工することにより、スロット内で塗工液の流れを乱すことなく該塗工液を吐出させることができ、スジの発生や気泡の残存を防止することができる。
さらに、関係式(2)を満たすようにダイコーターの構成と塗工膜の厚みとを調整して樹脂塗工液を塗工することにより、スロット内で塗工液の流れを乱すことなく該塗工液を吐出させることができ、スジの発生や気泡の残存を防止することができる。
このように、本発明に係る樹脂塗工液の塗工方法によれば、スジのない良好な外観を有する樹脂層を形成でき、しかも、ダイコーター内部からの気泡の放出を防止して気泡の付着や混入による樹脂層の品質低下を防止することができる。
また、本発明に係るスロットダイコーターによれば、基材フィルム上に塗工される未乾燥状態の塗膜の厚みTと前記D2とを、上記の関係式(2)を満たすように樹脂塗工液を塗工することにより、スジのない良好な外観を有する樹脂層を形成でき、しかも、ダイコーター内部からの気泡の放出を防止して気泡の付着や混入による樹脂層の品質低下を防止することができる。
また、本発明に係るスロットダイコーターによれば、基材フィルム上に塗工される未乾燥状態の塗膜の厚みTと前記D2とを、上記の関係式(2)を満たすように樹脂塗工液を塗工することにより、スジのない良好な外観を有する樹脂層を形成でき、しかも、ダイコーター内部からの気泡の放出を防止して気泡の付着や混入による樹脂層の品質低下を防止することができる。
図1は、本発明に係るスロットダイコーターの一実施形態を示した分解斜視図である。図1に示す如く、本実施形態のスロットダイコーター1は、基材フィルム11の進行方向に対して上流側に位置する上流側ブロック2と、同じく下流側に位置する下流側ブロック3と、これら上流側ブロック2と下流側ブロック3との間に挟まれるように設けられた第1シム4及び第2シム5とを備えて構成されている。
該上流側ブロック2には、下流側ブロック3と一体化された際にマニホールドが構成されるよう半円筒状の窪み21が中央部に形成されている。
該上流側ブロック2には、下流側ブロック3と一体化された際にマニホールドが構成されるよう半円筒状の窪み21が中央部に形成されている。
図2は、該スロットダイコーター1を用いて樹脂塗工液を塗工する状態を示した断面図である。図2(a)に示すように、該スロットダイコーター1は、樹脂塗工液を塗工する際、前記窪み21の内側、即ちマニホールド22に供給された樹脂塗工液を、上流側ブロック2と下流側ブロック3との間に形成されたスロット7を介して吐出し、所定の速度で搬送される基材フィルム11上に塗膜13を塗工しうるよう構成されている。
本実施形態のダイコーター1は、図1及び図2(a)に示すように、上流側ブロック2及び下流側ブロック3に挟持された第1シム4及び第2シム5の厚みにより、スロット7の高さが規定されるよう構成されている。
具体的には、第1シム4は、該スロットダイコーター1の基端側に位置する矩形状の基端部4aと、該基端部4aの幅方向両端に位置し且つスロット7の先端まで延びるように形成された一対の延在部4bとを備えて構成されている。
一方、第2シム5は、該第1シム4と同様にスロットダイコーター1の基端側に位置する矩形状の基端部5aと、該基端部5aの幅方向両端に位置し且つスロット7の先端まで延びるように形成された一対の延在部5bとを備えて構成されており、前記基端部5aが前記第1シム4の基端部4aと比してより大きな面積を有するように形成されている。
具体的には、第1シム4は、該スロットダイコーター1の基端側に位置する矩形状の基端部4aと、該基端部4aの幅方向両端に位置し且つスロット7の先端まで延びるように形成された一対の延在部4bとを備えて構成されている。
一方、第2シム5は、該第1シム4と同様にスロットダイコーター1の基端側に位置する矩形状の基端部5aと、該基端部5aの幅方向両端に位置し且つスロット7の先端まで延びるように形成された一対の延在部5bとを備えて構成されており、前記基端部5aが前記第1シム4の基端部4aと比してより大きな面積を有するように形成されている。
即ち、図2(a)に示したように、第1シム4の基端部4aは、マニホールド22よりも基端側(図2において、左側)にのみ位置する大きさに形成されており、第1ブロック2及び第2ブロック3の基端側部分で挟持されることにより、その厚みに応じてマニホールド22の高さ及びスロット7の高さを調節しうるように構成されている。これ
に対し、第2シム5の基端部5bは、図2(a)及び図2(b)に示したように、マニホールド22よりも基端側(図2において、左側)から、スロット7の内部にまで至る大きさに形成されており、第1ブロック2と第2ブロック3との間で挟持されることにより、その厚みに応じてスロット7の出口部分の高さを調節しうるように構成されてい
る。
に対し、第2シム5の基端部5bは、図2(a)及び図2(b)に示したように、マニホールド22よりも基端側(図2において、左側)から、スロット7の内部にまで至る大きさに形成されており、第1ブロック2と第2ブロック3との間で挟持されることにより、その厚みに応じてスロット7の出口部分の高さを調節しうるように構成されてい
る。
本実施形態に係るスロットダイコーター1は、上記のような第1シム4及び第2シム5を備えたことにより、内部に段差のあるスロット7を有するものとなっている。具体的には、該スロット7は、図2(b)に示すように、マニホールド22との連通口を基端とするスロット上流域71と、スロット出口を末端とするスロット下流域72とを有して構成されており、スロット上流域71は長さL1に亘って前記連通口と同一の高さD1を有し、スロット下流域72は長さL2に亘ってスロット出口と同一の高さD2を有するように構成されている。また、本実施形態では、スロット7の全長をLとした場合、L1+L2=Lとなるように構成されている。
つまり、本実施形態においては、第1シム4の厚みをd1、第2シム5の厚みをd2とすると、前記スロット上流域71の高さD1はd1と等しく、前記スロット下流域72の高さD2はd1+d2と等しくなるように構成されている。
従って、本実施形態のスロットダイコーター1では、第1シム4、第2シム5の何れか一方、または両方の厚みを調節することにより、上記D1、D2の何れか一方、又は両方の値が調整可能であるように構成されている。
つまり、本実施形態においては、第1シム4の厚みをd1、第2シム5の厚みをd2とすると、前記スロット上流域71の高さD1はd1と等しく、前記スロット下流域72の高さD2はd1+d2と等しくなるように構成されている。
従って、本実施形態のスロットダイコーター1では、第1シム4、第2シム5の何れか一方、または両方の厚みを調節することにより、上記D1、D2の何れか一方、又は両方の値が調整可能であるように構成されている。
本実施形態では上記のようにして規定されるD1及びD2が、1<D2/D1≦5を満たすように構成され、好ましくは1.5≦D2/D1≦4を満たすように構成される。
D2/D1は、スロット上流域71の高さに対するスロット下流域72の高さの比率を意味するものであるが、該比率を上記範囲とすることにより、スロット上流域71は、樹脂塗工液の充填の際にマニホールド22内を所定の圧力に保って液漏れを防止し且つマニホールド22内への空気の残留を防止するという効果を奏し、一方、スロット下流域72は、マニホールド22内の圧力上昇を抑制してスロットダイコーター1の変形を防止するという効果を奏する。
D2/D1は、スロット上流域71の高さに対するスロット下流域72の高さの比率を意味するものであるが、該比率を上記範囲とすることにより、スロット上流域71は、樹脂塗工液の充填の際にマニホールド22内を所定の圧力に保って液漏れを防止し且つマニホールド22内への空気の残留を防止するという効果を奏し、一方、スロット下流域72は、マニホールド22内の圧力上昇を抑制してスロットダイコーター1の変形を防止するという効果を奏する。
さらに、本実施形態のスロットダイコーター1は、スロット下流域72の高さD2と、基材フィルム11上に塗工する塗膜13の未乾燥状態の厚みTとの関係が、D2/T≦20を満たすように構成され、好ましくは1≦D2/T≦18を満たすように構成される。言い換えると、該スロットダイコーター1を用いて樹脂塗工液を塗工する際には、基材フィルム11の搬送速度、及び樹脂塗工液の吐出量等を調整し、D2/T≦20を満たすように、好ましくは1≦D2/T≦18を満たすように塗工する。
上記範囲を満たすようにスロットダイコーターを構成し且つ塗工することにより、スロットから樹脂塗工液がスムーズに吐出されることとなるため、スロット内での液の滞留を防止し、スジの発生による外観の悪化を防止することができる。
上記範囲を満たすようにスロットダイコーターを構成し且つ塗工することにより、スロットから樹脂塗工液がスムーズに吐出されることとなるため、スロット内での液の滞留を防止し、スジの発生による外観の悪化を防止することができる。
前記スロット上流域71は、スロット7高さD1に対する比率(L1/D1)が、好
ましくは1以上であり、より好ましくは10以上であるように構成される。また、前記スロット下流域72は、スロット高さD2に対する比率(L2/D2)が、好ましくは
1以上であり、より好ましくは10以上であるように構成される。
ましくは1以上であり、より好ましくは10以上であるように構成される。また、前記スロット下流域72は、スロット高さD2に対する比率(L2/D2)が、好ましくは
1以上であり、より好ましくは10以上であるように構成される。
前記(L1/D1)比が上記範囲内である場合には、上述のような液漏れ防止効果及びマニホールド内への空気残留防止効果がより一層顕著に発揮されることとなる。
また、前記(L2/D2)比が上記範囲内である場合には、上述のようなマニホールド内の圧力上昇抑制作用がより一層顕著に発揮されることとなる。
また、前記(L2/D2)比が上記範囲内である場合には、上述のようなマニホールド内の圧力上昇抑制作用がより一層顕著に発揮されることとなる。
本発明の塗工方法は、粘度が1〜10000mPa・sである樹脂塗工液を用いて塗膜を形成する際に好適であり、粘度が2〜1000mPa・sである樹脂塗工液を用いて塗膜を形成する際に特に好適である。
尚、樹脂塗工液の粘度は、実施例記載の方法により測定される。
尚、樹脂塗工液の粘度は、実施例記載の方法により測定される。
本発明において使用する樹脂塗工液の種類について特に限定されるものではなく、光学機能層、ハードコート層、反射防止層、粘着材層等を形成する種々の樹脂塗工液を使用することができる。
中でも、光学機能層を形成する場合には、樹脂塗工液が比較的高粘度となる傾向にあるため、本発明の効果がより一層発揮されやすくなる。該ポリマーとしては、ポリアミド、ポリイミド、ポリエステル、ポリエーテルケトン、ポリアミド−イミド、ポリエステル-イミド、又はポリアリレート等のポリマーを挙げることができる。これらのポリマーは、いずれか一種類を単独で使用してもよいし、例えば、ポリエーテルケトンとポリアミドとの混合物のように、異なる官能基を持つ2種以上の混合物として使用してもよい。このような樹脂の中でも、高透明性、高配向性及び高延伸性を有するポリイミドを含有する樹脂塗工液を選択した場合、特に本発明の効果が得られやすい。
中でも、光学機能層を形成する場合には、樹脂塗工液が比較的高粘度となる傾向にあるため、本発明の効果がより一層発揮されやすくなる。該ポリマーとしては、ポリアミド、ポリイミド、ポリエステル、ポリエーテルケトン、ポリアミド−イミド、ポリエステル-イミド、又はポリアリレート等のポリマーを挙げることができる。これらのポリマーは、いずれか一種類を単独で使用してもよいし、例えば、ポリエーテルケトンとポリアミドとの混合物のように、異なる官能基を持つ2種以上の混合物として使用してもよい。このような樹脂の中でも、高透明性、高配向性及び高延伸性を有するポリイミドを含有する樹脂塗工液を選択した場合、特に本発明の効果が得られやすい。
前記樹脂塗工液を構成する溶剤としては、前記ポリマー成分を溶解でき、且つ基材フィルムを浸食しにくいものであればよく、使用するポリマー及び基材フィルムに応じ適宜選択することができる。具体的には、例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭素、ジクロロエタン、テトラクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、クロロベンゼン、o-ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、フェノール、パラクロロフェノール等のフェノール類、ベンゼン、トルエン、キシレン、メトキシベンゼン、1,2-ジメトキシベンゼン等の芳香族炭化水素類、アセトン、酢酸エチル、t-ブチルアルコール、グリセリン、エチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、2-メチル-2,4-ペンタンジオール、エチルセルソルブ、ブチルセルソルブ、2-ピロリドン、N-メチル-2-ピロリドン、ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ブチロニトリル、メチルイソブチルケトン、メチルエーテルケトン、シクロペンタノン、二硫化炭素等を用いることができる。上記溶剤の中では、メチルイソブチルケトンが樹脂組成物の溶解性に優れ、且つ基材フィルムを浸食することがない点で特に好ましい。
これら溶剤は、1種又は2種以上を適宜に組み合わせて使用することができる。
これら溶剤は、1種又は2種以上を適宜に組み合わせて使用することができる。
樹脂塗工液を塗工することによって形成される塗膜の未乾燥状態の厚みTは、通常0.2〜50μmとされ、好ましくは1〜30μmとされる。
尚、塗膜の厚みTは、前記スロットダイコーター1から下流側に2〜3mの範囲内において、溶媒が揮発する前に測定される値をいうものとし、具体的には、実施例記載の方法により測定される。
尚、塗膜の厚みTは、前記スロットダイコーター1から下流側に2〜3mの範囲内において、溶媒が揮発する前に測定される値をいうものとし、具体的には、実施例記載の方法により測定される。
樹脂溶液が塗工される基材フィルムは、特に限定されるものではなく、用途に応じて公知の材料から適宜選択して使用することができる。該基材フィルムの具体例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系ポリマー、ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロース等のセルロース系ポリマー、ポリカーボネート系ポリマー、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系ポリマー、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体等のスチレン系ポリマー、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ないしノルボルネン構造を有するポリオレフィン、エチレン−プロピレン共重合体等のオレフィン系ポリマー、塩化ビニル系ポリマー、ナイロンや芳香族ポリアミド等のアミド系ポリマー、イミド系ポリマー、スルホン系ポリマー、ポリエーテルスルホン系ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン系ポリマー、ポリフェニレンスルフィド系ポリマー、ビニルアルコール系ポリマー、塩化ビニリデン系ポリマー、ビニルブチラール系ポリマー、アリレート系ポリマー、ポリオキシメチレン系ポリマー、エポキシ系ポリマーや前記ポリマーのブレンド物等の透明ポリマーからなるフィルムを挙げることができる。
中でも、該基材フィルムとしては、偏光特性や耐久性などの点より、トリアセチルセルロース等のセルロース系ポリマーからなるフィルムが好ましく、特にトリアセチルセルロースフィルムが好適である。
該基材フィルムの厚みは、適宜に決定しうるが、強度や取扱性等の作業性、薄層性などの観点から10〜500μm程度が一般的であり、20〜300μmが好ましく、30〜200μmがより好ましい。
尚、上記実施形態では、L1+L2=L、即ち、スロット上流域71とスロット下流域72との境界を成す前記第2シム5の先端面が、スロット7と垂直をなす面で形成されていたが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。
即ち、例えば図3に示すように、第2シム5の先端面が傾斜するように形成されていてもよい。この場合、L1+L2<Lとなる。
即ち、例えば図3に示すように、第2シム5の先端面が傾斜するように形成されていてもよい。この場合、L1+L2<Lとなる。
また、上記実施形態のスロットダイコーター1は、第1シム4及び第2シム5を備えたことにより、該第1シム4及び第2シム5の厚みd1、d2を調節することによって上記D1及びD2の値を変更可能となるように構成されていたが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。よって、例えば、シムを備えず、上流側ブロックや下流側ブロックに段差が形成されたことによって上記のような段差のあるスロットが構成されたスロットダイコーターを使用してもよい。
さらに、本発明に於いて使用するスロットダイコーターとしては、上流側ブロックや下流側ブロックが複数に分割されてなるものや、該ブロックの組み付け位置を微調整することによってスロット高さが調整可能となるよう構成されたスロットダイコーターを使用することもできる。
また、ダイの先端に段差があり、基材フィルムとの距離が下流側と上流側とで異なるようなスロットダイコーターや、ダイの先端にR加工を施したもの等を使用することもできる。
尚、本明細書において、スロットの長さLとは、下流側と上流側のブロックが平行に対峙し合う領域の長さを意味し、段差やR加工が施された部分については、スロット長さLに含めないものとする。
また、ダイの先端に段差があり、基材フィルムとの距離が下流側と上流側とで異なるようなスロットダイコーターや、ダイの先端にR加工を施したもの等を使用することもできる。
尚、本明細書において、スロットの長さLとは、下流側と上流側のブロックが平行に対峙し合う領域の長さを意味し、段差やR加工が施された部分については、スロット長さLに含めないものとする。
以下、実施例を挙げて本発明についてより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、各種特性については以下の方法によって測定を行った。
(粘度の測定方法)
樹脂塗工液の粘度は、Haake社製、レオメーターRS1を用い、液温23℃、剪断速度10[l/s]で測定した。
樹脂塗工液の粘度は、Haake社製、レオメーターRS1を用い、液温23℃、剪断速度10[l/s]で測定した。
(未乾燥状態の塗膜厚みの測定方法)
スロットダイコーターから下流側30cmの位置における未乾燥状態の塗膜厚みを、膜厚測定装置(大塚電子株式会社製、MCPD)を用いて測定した。
スロットダイコーターから下流側30cmの位置における未乾燥状態の塗膜厚みを、膜厚測定装置(大塚電子株式会社製、MCPD)を用いて測定した。
(樹脂塗工液の調製)
2,2‘−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン及び2,2‘−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニルから合成されたポリイミドを、メチルイソブチルケトンに溶解し、ポリイミド10重量%を含有する樹脂塗工液を調整した。該樹脂塗工液の粘度を測定したところ、150mPa・sであった。
2,2‘−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン及び2,2‘−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニルから合成されたポリイミドを、メチルイソブチルケトンに溶解し、ポリイミド10重量%を含有する樹脂塗工液を調整した。該樹脂塗工液の粘度を測定したところ、150mPa・sであった。
(実施例1)
上記実施形態で説明したスロットダイコーター1(L1=10mm、L2=20mm、L=L1+L2、D1=200μm、D2=500μm)を用い、10m/minで走行するトリアセチルセルロースフィルム(基材フィルム)上に調製された樹脂塗工液を吐出させ、未乾燥状態の厚みが30μmである塗膜を形成した。
さらに、該塗膜を、120℃、1分の乾燥工程によって乾燥させることにより、樹脂層を形成した。
上記実施形態で説明したスロットダイコーター1(L1=10mm、L2=20mm、L=L1+L2、D1=200μm、D2=500μm)を用い、10m/minで走行するトリアセチルセルロースフィルム(基材フィルム)上に調製された樹脂塗工液を吐出させ、未乾燥状態の厚みが30μmである塗膜を形成した。
さらに、該塗膜を、120℃、1分の乾燥工程によって乾燥させることにより、樹脂層を形成した。
(比較例1〜5)
表1に示すように、スロット高さを変更したスロットダイコーター1を用いることや、図4に示すような種々の構成のスロットダイコーターを用いることを除き、他は実施例1と同様にして樹脂層を形成した。
表1に示すように、スロット高さを変更したスロットダイコーター1を用いることや、図4に示すような種々の構成のスロットダイコーターを用いることを除き、他は実施例1と同様にして樹脂層を形成した。
(評価方法)
段部滞留
数値流動解析ソフトに上記スロットダイコーターの条件等を入力し、流動解析を行った。そして、その解析結果において、スロット内に形成された流線に渦が発生したか否かを判定し、渦の発生したものを×、発生なかったものを○として評価した。
段部滞留
数値流動解析ソフトに上記スロットダイコーターの条件等を入力し、流動解析を行った。そして、その解析結果において、スロット内に形成された流線に渦が発生したか否かを判定し、渦の発生したものを×、発生なかったものを○として評価した。
外観評価
実施例及び比較例によって得られた樹脂層表面に、白色バックライト光を照射し、反射により生じる干渉模様を目視により確認し、スジが確認されたものを×、確認されなかったものを○として評価した。
実施例及び比較例によって得られた樹脂層表面に、白色バックライト光を照射し、反射により生じる干渉模様を目視により確認し、スジが確認されたものを×、確認されなかったものを○として評価した。
気泡抜け
スロットダイコーターから樹脂塗工液を吐出させて塗工を開始し、塗工開始時にダイ先端と基材との間に形成されるビード部の下流側メニスカス部に発生する気泡を取り除いた。その後30分間塗工を継続した後、再度下流側メニスカス部に気泡が発生したものを×、気泡が発生しなかったものを○として評価した。
これらの評価結果を併せて表1に示す。
スロットダイコーターから樹脂塗工液を吐出させて塗工を開始し、塗工開始時にダイ先端と基材との間に形成されるビード部の下流側メニスカス部に発生する気泡を取り除いた。その後30分間塗工を継続した後、再度下流側メニスカス部に気泡が発生したものを×、気泡が発生しなかったものを○として評価した。
これらの評価結果を併せて表1に示す。
表1に示したように、D2/D1の値が前記関係式(1)の範囲を超える比較例1及び比較例3では、スロット内の段差が大きすぎるために、段部において滞留が生じていることが認められる。また、D2/Tの値が前記関係式(2)の範囲を超える比較例1及び比較例4では、スロットの開口部の高さが塗膜の塗工厚みに比して大きすぎるため、塗工液がスムーズに吐出されずに滞留が生じ、スジの発生により外観が悪化していることが認められる。さらに、スロット内に段差を有さない従来のスロットダイコーターを用いた比較例2及び比較例5では、気泡が抜けにくいことが認められた。
これに対し、スロット内に段差を有し且つ上記関係式(1)及び(2)を満たす実施例1では、上記の全ての評価項目において良好な結果が得られ、優れた効果が発揮されていることが認められた。
これに対し、スロット内に段差を有し且つ上記関係式(1)及び(2)を満たす実施例1では、上記の全ての評価項目において良好な結果が得られ、優れた効果が発揮されていることが認められた。
1 スロットダイコーター
2 上流側ブロック
3 下流側ブロック
4 第1シム
5 第2シム
7 スロット
22 マニホールド
71 スロット上流域
72 スロット下流域
2 上流側ブロック
3 下流側ブロック
4 第1シム
5 第2シム
7 スロット
22 マニホールド
71 スロット上流域
72 スロット下流域
Claims (4)
- マニホールドからスロットを介して基材フィルム上へと樹脂塗工液を吐出するスロットダイコーターを用い、光学機能フィルムの一構成要素となる樹脂層を形成するための樹脂塗工液の塗工方法であって、
前記スロットダイコーターのスロットは、マニホールドとの連通口と同一高さD1に形成されたスロット上流域と、スロット出口と同一高さD2に形成されたスロット下流域とを有し、該D1とD2とが、下記の関係式(1)
1<D2/D1≦5 (1)
を満たすように構成されており、さらに、前記基材フィルム上に塗工された未乾燥状態の塗膜の厚みTと前記D2とが、下記の関係式(2)
D2/T≦20 (2)
を満たすように樹脂塗工液を塗工することを特徴とする樹脂塗工液の塗工方法。 - 前記スロットダイコーターが、前記スロット高さを規定するべく該スロットダイコーター内に挟持されるシムを備え、該シムの一部が前記マニホールドよりもスロット出口側へと延設されていることにより、前記(1)式を満たすスロット上流域が形成されていることを特徴とする請求項1記載の樹脂塗工液の塗工方法。
- 光学機能フィルムの一構成要素となる樹脂層を形成するべく、マニホールドからスロットを介して基材フィルム上へと樹脂塗工液を吐出するスロットダイコーターであって、
前記スロットは、マニホールドとの連通口と同一高さD1に形成されたスロット上流域と、スロット出口と同一高さD2に形成されたスロット下流域とを有し、該D1とD2とが、下記の関係式(1)
1<D2/D1≦5 (1)
を満たすように構成されたことを特徴とするスロットダイコーター。 - 前記スロット高さを規定するべく前記スロットダイコーター内に挟持されるシムを備え、該シムの一部が前記マニホールドよりもスロット出口側へと延設されていることにより、前記(1)式を満たすスロット上流域が形成されていることを特徴とする請求項3記載のスロットダイコーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008216505A JP2010051845A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 樹脂塗工液の塗工方法およびスロットダイコーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008216505A JP2010051845A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 樹脂塗工液の塗工方法およびスロットダイコーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010051845A true JP2010051845A (ja) | 2010-03-11 |
Family
ID=42068339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008216505A Withdrawn JP2010051845A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 樹脂塗工液の塗工方法およびスロットダイコーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010051845A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011240249A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Hirano Tecseed Co Ltd | スリットダイ |
US9539606B2 (en) | 2013-07-16 | 2017-01-10 | Lg Chem, Ltd. | Member for slot die coater, movable member for slot die coater, and slot die coater including the members to produce electrode |
KR101762813B1 (ko) * | 2015-01-14 | 2017-07-28 | 주식회사 엘지화학 | 두개의 심을 포함하는 슬롯 다이 및 이를 포함하는 코팅 장치 |
CN111744722A (zh) * | 2019-06-06 | 2020-10-09 | 株式会社欧利生 | 接合构件的制造装置及制造方法 |
JP2021030124A (ja) * | 2019-08-20 | 2021-03-01 | 株式会社ヒラノテクシード | ダイ |
CN115279503A (zh) * | 2020-03-13 | 2022-11-01 | 东丽工程株式会社 | 缝隙模 |
CN115379906A (zh) * | 2020-10-28 | 2022-11-22 | 株式会社Lg新能源 | 狭槽模具涂布机 |
-
2008
- 2008-08-26 JP JP2008216505A patent/JP2010051845A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011240249A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Hirano Tecseed Co Ltd | スリットダイ |
US9539606B2 (en) | 2013-07-16 | 2017-01-10 | Lg Chem, Ltd. | Member for slot die coater, movable member for slot die coater, and slot die coater including the members to produce electrode |
KR101762813B1 (ko) * | 2015-01-14 | 2017-07-28 | 주식회사 엘지화학 | 두개의 심을 포함하는 슬롯 다이 및 이를 포함하는 코팅 장치 |
CN111744722A (zh) * | 2019-06-06 | 2020-10-09 | 株式会社欧利生 | 接合构件的制造装置及制造方法 |
EP3747652A3 (en) * | 2019-06-06 | 2021-03-03 | Origin Company, Limited | Apparatus and method for manufacturing joined member |
JP2021030124A (ja) * | 2019-08-20 | 2021-03-01 | 株式会社ヒラノテクシード | ダイ |
JP7331300B2 (ja) | 2019-08-20 | 2023-08-23 | 株式会社ヒラノテクシード | ダイ |
CN115279503A (zh) * | 2020-03-13 | 2022-11-01 | 东丽工程株式会社 | 缝隙模 |
CN115379906A (zh) * | 2020-10-28 | 2022-11-22 | 株式会社Lg新能源 | 狭槽模具涂布机 |
EP4154994A4 (en) * | 2020-10-28 | 2024-01-31 | Lg Energy Solution Ltd | SLOT DIE COATING MACHINE |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010051845A (ja) | 樹脂塗工液の塗工方法およびスロットダイコーター | |
CN101326044B (zh) | 偏光板保护薄膜、薄膜的制造方法、偏光板及液晶显示装置 | |
US7635506B2 (en) | Stretched cellulose ester film, hard coat film, antireflective film, and optical compensation film, and polarizing plate, and display device using them | |
JP2007293313A (ja) | 塗布組成物、光学フィルム、偏光板、画像表示装置、及び光学フィルムの製造方法 | |
US7833457B2 (en) | Method for producing birefringent film, optical film and image display device using the same | |
JP2007148098A (ja) | 光学フィルムの製造方法、光学フィルム、および画像表示装置 | |
JP2016014869A (ja) | 環状ポリオレフィンフィルムの製造方法及び環状ポリオレフィンフィルム | |
WO2007055109A1 (ja) | 液晶パネルおよび液晶表示装置 | |
JP2007065635A (ja) | 光学フィルム、特に反射防止フィルム及びその製造方法、並びに反射防止フィルムを用いた偏光板及び液晶表示装置 | |
JP6929590B2 (ja) | 視野角補償フィルム、これを含む偏光板およびこれを含むディスプレイ装置 | |
US20160139314A1 (en) | Retardation film, method for manufacturing retardation film, polarizing plate and image display device which use retardation film, and 3d image display system using image display device | |
JP2007011033A (ja) | 反射防止フィルム、それを用いた偏光板及びディスプレイ装置 | |
JP6815955B2 (ja) | 積層体、偏光板、液晶表示パネルおよび画像表示装置 | |
KR102455802B1 (ko) | 액정 표시 장치 | |
JP2008221746A (ja) | ハードコートフィルム、ハードコートフィルム積層体、及び画像表示装置 | |
JP2013024964A (ja) | 防眩性フィルム、防眩性フィルムの製造方法、偏光板及び立体画像表示装置 | |
US20070212492A1 (en) | Method of Manufacturing a Coated Sheet, Coated Sheet, Polarizing Plate, Optical Element and Image Display Device | |
JP6939877B2 (ja) | 帯電防止フィルム、偏光板、タッチパネル、及び液晶表示装置 | |
JP2007072100A (ja) | 光学フィルム、又は反射防止フィルム、又はそれを用いた偏光板、該偏光板を用いた液晶表示装置 | |
JP5322478B2 (ja) | スロットダイコーター及び塗工方法 | |
JP2016114874A (ja) | 光学フィルム、円偏光板及び有機エレクトロルミネッセンス表示装置 | |
JP4861710B2 (ja) | 光学フィルムの製造方法、並びに光学フィルム、偏光板、及び画像表示装置 | |
JP2006003511A (ja) | 光学フィルムとその製造方法、偏光板及び表示装置 | |
US20040100599A1 (en) | Method for producing substrate of liquid crystal cell and method for producing liquid crystal panel | |
JP3742626B2 (ja) | 液晶パネルの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20111101 |