JP2010051627A - アイアン型ヘッドを有するゴルフクラブ - Google Patents

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Abstract

【課題】効果的に重心を下げて、より高弾道の打球が得られると共に、芯で打撃できたことをより感知し易く、打感を向上させる。
【解決手段】トップ部縁部FTPの下側は薄肉の薄肉部Z1であり、該薄肉部の下側は、肉厚が下方程大きくなる肉厚増加部Z2であり、該肉厚増加部の下側であって、トウ・ヒール方向の中央領域には、段差状の厚肉部Z3を設け、該厚肉部の下端部はソール部側縁部FSと連結しており、ソール部の背面側角部には、上壁面と前壁面とを有するトウ・ヒール方向に延伸した凹所を設けており、該凹所には、ヘッド本体よりも比重の大きな細長ウエイト部材WTを配設しており、フェース面と前記前壁面との成す壁厚は、スィートスポットSSを通る垂線L2の位置の壁厚に対して、トウ側の壁厚は薄く、ヒール側の壁厚は厚く、ウエイト部材の厚さは、前記垂線の位置よりトウ側が厚く、上下方向位置ではソール面側が最も厚肉である。
【選択図】図2

Description

本発明は、アイアン型ヘッドを有するゴルフクラブに関する。
アイアン型ヘッドを有するゴルフクラブは、通常、フェアウエイで打撃する場合は、ヘッドの下部が打撃位置となり、重心位置を下げる工夫が望まれ、また、トウ・ヒール方向等に打撃点がずれてもミスショットになり難いように慣性モーメントを大きくする工夫がなされる。下記特許文献1はソール部バック側にウエイト部材を配設して、重心位置を下げつつ慣性モーメントを大きくしている。さらに、打撃に伴う打感向上のためには、打撃位置の肉厚を厚くすることが必要である。しかし、フェース部全体を厚肉化すればヘッドが必要以上に重量化してしまう。本出願人は下記特許文献2に開示の発明を成し、重量を大きくし過ぎないで打感の急変を防止して打感を向上させた打ち易いアイアン型ヘッドを有するゴルフクラブを提供した。
登録実用新案公報第3045407号公報 特開2007−289639号公報
然しながら、上記各特許文献の構造はより改善する余地がある。
よって本発明が解決しようとする課題は、ウエイト部材を使用してより効果的に重心を下げて、より高弾道の打球が得られると共に、芯で打撃できたことをより感知し易く、これにより打感を向上できるアイアン型ヘッドを有するゴルフクラブを提供することである。
第1の発明は、フェース部の後側は、ヘッド周辺部を厚肉の縁部で覆っており、トップ部の前記縁部の下側は該縁部よりも薄肉の薄肉部であり、該薄肉部の下側は、肉厚が下方程大きくなる肉厚増加部であり、該肉厚増加部の下側であって、ヘッドのトウ部寄り領域とヒール部寄り領域とを除いたトウ・ヒール方向の中央領域であって、スィートスポットを含む位置には、前記肉厚増加部よりも段差状に厚肉となった厚肉部を設け、該厚肉部の下端部はソール部側の前記縁部と連結しており、前記縁部を含むソール部の背面側かつソール面側の角部には、背面側とソール面側とに開口していて、上壁面と前壁面とを有するトウ・ヒール方向に延伸した凹所を設けており、該凹所には、ヘッド本体よりも比重の大きな細長ウエイト部材を配設しており、フェース面と前記前壁面との成す壁厚は、ヘッドを所定ライ角の標準載置状態にした状態でヘッドを正面から見て、スィートスポットを通る垂線の位置の壁厚を基準厚にし、この位置よりトウ側の壁厚とヒール側の壁厚は、基準厚と同じ場合を含め、長手方向平均をとれば前記トウ側の壁厚は薄く、前記ヒール側の壁厚は厚く、前記壁厚と同じ方向のウエイト部材の厚さであって、前記垂線の位置よりトウ側の肉厚とヒール側の肉厚とを夫々の長手方向平均で比較すればトウ側が厚く、更には、上下方向位置での肉厚比較では、ソール面側が最も厚肉であることを特徴とするアイアン型ヘッドを有するゴルフクラブを提供する。
肉厚が下方程大きくなる、ということに関し、局所的な溝や凸部が存在して局所的に乱れても、それは本願発明範囲内とする。また、フェース部の後側の何処かに、通常刻印される番手番号、商品名等の刻印や模様が存在する場合、これらが無いものとして発明構成判断をする。
第2の発明は、第1発明のソール部側の前記縁部は前記厚肉部下端部よりも厚く、前記凹所を区画形成する上壁面がフェース面に直交する。
第3の発明は、第1又は第2の発明の前記厚肉部下端部領域に対応するソール部側の前記縁部の上面は下方に窪んでいると共に、前記上壁面の対応領域も下方に膨出し、前記ウエイト部材の対応部分に凹部が形成されているが、該凹部に対応するウエイト部材のソール面側は、局所的な下方膨出をしておらず、トウ側とヒール側とに滑らかに連続している。
第4の発明は、第1〜第3の発明の前記厚肉部下端部領域に対応するソール部側の前記縁部は、該縁部のトウ側縁部及びヒール側縁部と比較して長手方向平均値で肉厚が大きい。
第1の発明では、トップ部縁部の下から薄肉部と肉厚増加部によって上方程肉部を削り取り、それらを下方に移しており、更には、ソール部の背面側角部にウエイト部材を配設しているため、可及的に重心を下げている。ウエイト部材では、トウ側を厚く形成しているため、トウ側を重くでき、慣性モーメントを大きくできる。また、ウエイト部材の上下方向位置での比較では、最下面(ソール面)側が最も厚肉であるため、可及的に重心を下げることができる。更には、スィートスポットを含む厚肉部の存在により、この厚肉部領域で打撃できた場合は、芯で打撃できたことが感知され、これにより打感を向上できる。逆に、この厚肉部領域を外れた場合は、明瞭に外れたことが分かる。
第2の発明では、凹所を機械加工し易く、ウエイト部材を高精度で配置できるので、配置ズレや隙間の発生による異音やビビリを防止でき、打感が向上する。
第3の発明では、ウエイト部材は中央の凹部は重量を凹部の分少なくしており、その分をトウ側やヒール側に配分できてヘッドの慣性モーメントを大きくできる。
第4の発明では、低重心化と同時に、打球エリアである厚肉部での打感をより一層向上できる。
以下、本発明を添付図面を用いて更に詳細に説明する。図1は本発明に係るゴルフクラブヘッドの近くを図示し、所定ライ角θ及び所定ロフト角で基準面上に載置した正面視の図であり、図2はそのヘッドの後側から視認した図、図3は矢視線C−Cによる横断面図、図4は矢視線D−Dによる横断面図、図5は矢視線E−Eによる横断面図、図6は図2を下方Fから視認した図である。図4は、説明の都合上、図3や図5よりも拡大率を大きくし、ハッチングも一部省略している。ヘッド20は金属製(アイアン製)であり、シャフト10の先部を受容して接続するホーゼル部22を一体に有している。ヘッド正面のフェース面を有するフェース部20Fと、トップ部20TPと、トウ部20Tと、ヒール部20Hと、ソール部20Sとを有し、後述のウエイト部材WTを除いて一体形成されている。
トップ部の正面視トップライン(とその延長ライン)L1は、ヒール部側が低くてトウ部側が高い先上がり傾斜状である。ヘッドのバック側(フェース部の後側)は、ヘッド周辺部を適宜な厚肉とした縁部FTP,FT,FS,FHで覆い、この縁部で後述の領域Z1、Z2、Z3を囲っている。トップ部の縁部がFTP、トウ部の縁部がFT、ソール部の縁部がFS、ヒール部縁部がFHである。トップ部の縁部FTPの下側はこの縁部よりも薄肉の薄肉部Z1であり、この実施形態例では、トップラインL1に概ね沿って形成している。この薄肉部の下側は後述する肉厚増加部Z2であり、この肉厚増加部の下側であって、トウ・ヒール方向の中央領域には、該肉厚増加部に対してその周囲を段差状に厚肉化した厚肉部Z3を設けている。この厚肉部の肉厚増加部に対する付加部(図4のハッチング部)は、別材料で形成して一体化させてもよい。
この厚肉部は下方に行くほど厚肉化されており、この例では厚肉部の背面(図2で略台形状に広がって視認される面)は一平面であるが、これに限らず肉厚増加部の背面よりも緩やかな曲面でもよい。また、ソール部縁部FSの内周側において、この縁部のトウ・ヒール方向の中央領域FSBが、そのトウ部側とヒール部側に対して下方に下がっており、その上面は下方に窪み、下面(後述の上壁面20SK)は下方に膨出している。また、このソール部縁部中央領域FSBは、ヒール寄り領域やトウ寄り領域に比べて、長手方向平均でいってソール部縁部FSの中でより厚肉である。この中央領域縁部FSBに対して、厚肉部Z3の下端部が連結一体化している。また、この厚肉部下端部よりも、縁部FSBは段差状又は急勾配でより厚肉(他の厚さと同様にフェース面に向かう方向の厚さ)である。
概ね台形状厚肉部Z3の上端部の指向ラインは、水平ラインに対して角度βの方向であり、この例では、10度程である。角度βとしては、0度〜+20度の範囲が好ましい。ヘッドの重心Gは図2において厚肉部Z3の広がり範囲に入っており、図2の重心Gを通る垂線L2が図2のヘッドのトップラインと交差する点をP1とすると、スィートスポットSSの高さ位置H2はこの点P1の高さH0の1/2よりも低い位置にある。また、前記垂線L2に沿って測った厚肉部Z3の上下方向幅Lの1/2の位置CPは、重心Gよりも下方にある。更には、図2において垂線L2が交差する厚肉部上端部までの高さH1は、高さH0の70%以下であり、45%以上でもある。より狭く限定すれば、H0の50%〜65%である。この厚肉部とトップ部縁部FTPとの間は、肉厚が薄くて打撃時のフェース部の変形を容易にさせる。
縁部の下が薄肉部であって、その下が背面を曲面にして肉厚の増加率を下方程大きくした肉厚増加部であるため、単に背面を傾斜した平面で形成した場合よりも、上方からより多くの質量(重量)を除去でき、それをより下方に振り分けることができ、効果的に低重心化が可能となる。また、正面視で厚肉部に重心Gが位置しているため、厚肉部というしっかりした良い打感維持の可能な領域で打撃できる。ボールの打点がばらついた場合は、厚肉部が段差状に厚肉化していることで、その周囲の薄い肉厚の領域が打点となった場合と比べて厚肉部での打撃は明確に異なった打感を有する。このため、プレーヤーが狙った通り打撃できたか、外れたかが明確に感知でき、こういう意味のシャープな打感が得られる。また、厚肉部の上端部がヘッドのトップから30%以上下方に位置し、この上方に薄肉部と肉厚増加部との薄肉領域が存在しているので、打感を良くしつつ、可及的に低重心化を図っていると共に、打撃時のこの薄肉領域の(フェース部)変形を可能にして、反発性を良くしてもいる。
また、厚肉部の上端部のトウ・ヒール方向中間位置を通る水平線が、図2においてヘッド外周と交差するヒール側点とトウ側点との距離に対して、また、平面であるフェース面外郭と交差するヒール側点とトウ側点との距離に対して、前記中間位置を通る水平線に沿った前記厚肉部上端部の長さは30%以下である。好ましくは、18〜25%である。更には、厚肉部上端部のトウ・ヒール方向中間位置は、重心G(又はスィートスポットSS)の位置に対してδだけトウ寄りに位置している。即ち、厚肉部のトウ・ヒール方向の位置は幾分トウ寄りである。δは0mm〜5mmの範囲である。これで打感を向上できる。
図4を参照すれば分かるが、ヘッドの重心Gは、図4においても厚肉部Z3の厚さ範囲内に位置しており、このため、打感が明瞭になり、しっかりとした打感となる。
厚肉部の上下方向の中心位置CPは、重心Gよりも下方にあり、打球エリアとなる厚肉部をヘッド重心Gに対して相対的に下げて構成している。即ち、厚肉部は、(シャープな)打感を保持した状態で打撃できるエリアであり、意識的にその厚肉部の中央を狙って打撃した場合、即ち、ヘッドのスィートスポットSSではなくて、幾分下がった位置SS’で打撃した場合、球がヘッドから離れる際には、幾分フェース面が垂直に近くなる立つ状態になり、ロフト角が小さいヘッドで打撃したのと同様になる。ロフト角が小さいヘッドとは、番手の小さいヘッドであり、その意味で、飛距離も出し得る。
薄肉部Z1は一定肉厚t0(例えば、7番アイアンで2.7mm)であり、トップ部の縁部FTP下端からの幅は6〜12mm、好ましくは7〜10mmである。しかし、肉厚は縁部FTPよりも薄肉であればよく、一定肉厚には限らない。肉厚増加部Z2は、この薄肉部の下端に対して段差無く連続接続させている。しかし、この接続領域に、通常刻印される番手番号、商品名等の刻印や模様が存在する場合は、これらを無視して判断する。この例では、肉厚増加部の面(背面)は、フェース部20Fのフェース面に直交すると共に前記薄肉部の下端を通る基準ラインよりも上方に中心を有する半径Rの円弧状に形成され、フェース面側に凸である。従って、肉厚増加部は下方程肉厚tの増加率が大きくなる。このため、ヘッドの上方の質量(重量)を効果的に下方に移設配分でき、ヘッド重心Gを下げることができる。この肉厚増加部背面は曲面の場合、必ずしも円弧である必要は無く、楕円でもよいし、放物線で形成することもでき、下方程肉厚増加率が大きくなる。しかし、曲面でなくて平面とすることもでき、曲面と平面とを併用することもできる。
上記Rは、例えば、100mmであり、50mm〜150mmにするとよい。
図4における肉厚t1,t2,t3,t4は、7番アイアンを例にすれば、3.3mm,4.8mm,5.8mm,10.5mmである。肉厚t3は、半径Rが100mmの場合に、肉厚増加部背面を厚肉部内に仮想的に延長した1点鎖線で示すラインに対するものである。肉厚t4はt3に対して150〜230%、好ましくは170〜210%であり、約2倍である。また、肉厚t2はt1に対して120〜200%、好ましくは140〜180%であり、約1.5倍である。こうして、相対的に下方の肉厚をより厚くしたので、打感を向上できると共に低重心化が図れ、特に、厚肉部を低く設定して打球位置をヘッド下部にすることができ、その位置でのトウ側又はヒール側に打点がずれても厚肉部での打感との差を少なくできる。
図3においては、肉厚変化部Z2としては、薄肉部Z1と厚肉部Z3との間に対応する領域Z2Aと、厚肉部に隣接したヒール部寄り領域Z2Cとが現れている。図5においては、肉厚変化部Z2としては、薄肉部Z1と厚肉部Z3との間に対応する領域Z2Aと、厚肉部に隣接したトウ部寄り領域Z2Bとが現れている。薄肉部Z1が一定肉厚t0であり、これらの厚肉増加部Z2は、トップ部側からソール部側に行くに従って肉厚tが増加する半径Rの円弧状の曲面背面であり、トップラインは先上がりの傾斜状であるため、図2の同じ高さ位置や上下方向幅の中央位置同士で比較すれば、ヒール部寄り領域の肉厚tはトウ部寄り領域の肉厚tよりも薄い。トップラインが先上がりの傾斜状であって、フェース部のトウ部寄り領域は上下方向寸法が大きく、ヒール部寄り領域はその寸法が小さい。このため、もし、ヒール部寄りとトウ部寄りで肉厚tが同じであれば、打撃時にヒール部寄り領域が撓み難くなり、ヒール寄り領域の反発性が低下するが、この領域の肉厚を薄くしているので、トウ部寄り領域との撓み性の相違を低減させている。
また、本発明に係るヘッドでは、ソール部側縁部FSを含むソール部20Sのバック部寄り下角部に、図2と図6に図示されているように、トウ・ヒール方向に長く、タングステン等を含有させ、ヘッド本体よりも比重が大きく、比重8以上好ましくは9であり、15以下のウエイト部材WTを配設しており、これにより、より低重心化を図ると共に、重心深度を深くしている。ウエイト部材はヘッド本体よりも軟質とし、特に、図4のハッチングで示した部分を別部材とした場合はその別部材よりも軟質とし、ヘッド本体や別部材を硬質とすることができる。また、この逆にすることもできる。厚肉部ウエイト部材WTの下面(ソール面)と背面とは外部に露出している。ウエイト部材を受容するヘッド側の凹所は、上壁面20SKと前壁面20SLとで区画形成され、トウ・ヒール方向に延伸している。上壁面20SKは、フェース部20Fのフェース面に直交する方向に指向している。
このウエイト部材WTの横断面形状は図3、図4、図5に示されているように、上下方向位置において、下面(ソール面)が最も厚肉(各図の左右方向、又はフェース面に直交する方向の厚さ)であり、上方ほど薄肉である。
図6に図示されているように、この例での前壁面20SLとフェース面とで規定される肉厚は、垂線L2の位置を基準にすると、この位置よりもヒール寄り領域の肉厚t10は、基準位置の肉厚t11よりも厚く、トウ寄り領域の肉厚t12は肉厚t11よりも薄い。しかし、これらの中に同じ肉厚があってもよく(全体が同じでもよい)、任意である。また、ウエイト部材WTの肉厚は、垂線L2の位置よりもトウ寄り領域の肉厚t22は、ヒール寄り領域の肉厚t20よりも、長手方向平均において厚い。また、この例ではヒール寄り領域の任意の位置の肉厚t20は基準位置肉厚t21よりも小さい。
ウエイト部材WTのトウ・ヒール方向の配分は、ウエイト部材中央部の凹部において少なくして、トウ部側とヒール部側とに多く配分し、慣性モーメントを大きくしている。更に、図2に現れているように、ウエイト部材はトウ・ヒール方向に長い弓形状であり、部材WTのヒール側端部とトウ側端部とは、夫々、厚肉部Z3の下端部位置よりも高い位置で終端している。
本発明は、アイアン型ヘッドを有するゴルフクラブとして利用できる。
図1は本発明に係るゴルフクラブのヘッド付近の図であり、基準載置の正面図である。 図2はヘッドの後側から視認した図である。 図3は矢視線C−Cによる横断面図である。 図4は矢視線D−Dによる横断面図である。 図5は矢視線E−Eによる横断面図である。 図6は図2の下方Fから視認した図である。
符号の説明
20SK 上壁面
20SL 前壁面
FS ソール部の縁部
FSB ソール部縁部の内の中央領域縁部
G ヘッド重心
SS スィートスポット
WT ウエイト部材
Z1 薄肉部
Z2 肉厚増加部
Z3 厚肉部

Claims (4)

  1. フェース部の後側は、
    ヘッド周辺部を厚肉の縁部で覆っており、
    トップ部の前記縁部の下側は該縁部よりも薄肉の薄肉部であり、
    該薄肉部の下側は、肉厚が下方程大きくなる肉厚増加部であり、
    該肉厚増加部の下側であって、ヘッドのトウ部寄り領域とヒール部寄り領域とを除いたトウ・ヒール方向の中央領域であって、スィートスポットを含む位置には、前記肉厚増加部よりも段差状に厚肉となった厚肉部を設け、該厚肉部の下端部はソール部側の前記縁部と連結しており、
    前記縁部を含むソール部の背面側かつソール面側の角部には、背面側とソール面側とに開口していて、上壁面と前壁面とを有するトウ・ヒール方向に延伸した凹所を設けており、
    該凹所には、ヘッド本体よりも比重の大きな細長ウエイト部材を配設しており、
    フェース面と前記前壁面との成す壁厚は、ヘッドを所定ライ角の標準載置状態にした状態でヘッドを正面から見て、スィートスポットを通る垂線の位置の壁厚を基準厚にし、この位置よりトウ側の壁厚とヒール側の壁厚は、基準厚と同じ場合を含め、長手方向平均をとれば前記トウ側の壁厚は薄く、前記ヒール側の壁厚は厚く、
    前記壁厚と同じ方向のウエイト部材の厚さであって、前記垂線の位置よりトウ側の肉厚とヒール側の肉厚とを夫々の長手方向平均で比較すればトウ側が厚く、更には、上下方向位置での肉厚比較では、ソール面側が最も厚肉である
    ことを特徴とするアイアン型ヘッドを有するゴルフクラブ。
  2. ソール部側の前記縁部は前記厚肉部下端部よりも厚く、前記凹所を区画形成する上壁面がフェース面に直交している請求項1記載のアイアン型ヘッドを有するゴルフクラブ。
  3. 前記厚肉部下端部領域に対応するソール部側の前記縁部の上面は下方に窪んでいると共に、前記上壁面の対応領域も下方に膨出し、
    前記ウエイト部材の対応部分に凹部が形成されているが、該凹部に対応するウエイト部材のソール面側は、局所的な下方膨出をしておらず、トウ側とヒール側とに滑らかに連続している請求項1又は2記載のアイアン型ヘッドを有するゴルフクラブ。
  4. 前記厚肉部下端部領域に対応するソール部側の前記縁部は、該縁部のトウ側縁部及びヒール側縁部と比較して長手方向平均値で肉厚が大きい請求項1〜3の何れか1記載のアイアン型ヘッドを有するゴルフクラブ。
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