JP2010051415A - クリップ及びこれを用いた財布 - Google Patents

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Abstract

【課題】財布その他の携帯品を着衣の任意の位置に簡単かつ確実に取り付ける。
【解決手段】クリップ1はフック2と紐5とを備え、フック2は、線材からなり、先端が鋭利で略逆J字形に形成された係止部31と、係止部31にリング部32を介して連続し係止部31の先端に向けて略V字形に折り返された基部33と、基部33に連続し係止部31の内側に延びる係止端開閉部34とを有するフック本体3と、筒状の部材からなり、基部33に係止端開閉部34を係止部31の先端側に引き寄せつつ係止部31にスライド可能に装着されたストッパー4とにより構成され、紐5により財布7に付設される。
【選択図】図3

Description

本発明は、財布、名札などの携帯品を着衣に吊り下げたり取り付けたりするのに使用するクリップ及びこれを用いた財布に関する。
従来から、札入れなどの財布をズボンや上着のポケットに入れ損なうなどの落下による紛失や、ポケットからすり取られるなどの盗難から守るために、財布にクリップを付けることが提案されており、この種のクリップが例えば特許文献1に記載されている。この文献1に記載のものは、フックと、フックに結合された紐、鎖その他の連結部材とを備え、連結部材を財布に固定してフックをズボンやバンドに止めるようになっている。
また、このように財布をクリップなどでズボンに止めていても、財布、特に札入れの場合には、必要な金種の紙幣を簡単に、間違いなく取り出せるようにすることが望ましい。従来から、札入れには、金種の区別ができるようにしたものがある。この種の札入れが特許文献2などに開示されており、この文献2の札入れでは、紙幣収納部の一部で紙幣の短辺の位置に切り欠きが設けられて、1万円札、5千円札、1千円札の紙幣の短辺が見えるようになっている。
特開2001−37521公報 特開昭61−118417号公報
しかしながら、上記従来の財布用のクリップでは、フックが基本的にズボンやバンドに止める構造になっているため、フックの係止位置が限定され、フックを着衣の任意の位置に固定することができない。また、このクリップの場合、財布をポケットから落としたり盗み取られたりしないようにするためのもので、財布それ自体をポケットの中に入れておくことを前提にしているために、財布の盗難を確実に防止するため、財布を例えばシャツの下の肌着に吊り下げるなど、着衣の任意の位置に取り付けることまではまったく考慮されていない。
一方、このようなクリップを財布に取り付けていても、異なる金種の紙幣を一つの紙幣収納部に収納していると、たとえ紙幣収納部の一部に紙幣の短辺が見える切り欠きが設けられて、金種の区別ができるようになっていても、紙幣を取り出すときに、必要な金種の紙幣を必要なだけ取り出すのに手間がかかったり間違ったりしやすく、これでは、クリップが財布の紛失や盗難を防止するためのものであっても、その効果は低下せざるを得ない。
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、この種のクリップにおいて、財布、名札その他の携帯品を着衣の任意の位置に簡単かつ確実に取り付けることのできるクリップを提供すること、そして、このクリップを用い、このクリップによる効果を最大限に発揮することのできる財布を提供すること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のクリップは、フックと、前記フックに結合された紐、鎖その他の連結部材とを備え、前記連結部材を携帯品に固定されて当該携帯品に付設され、前記フックを着衣に係止することにより当該携帯品を着衣に繋ぐようにしたクリップにおいて、前記フックは、線材からなり、先端が鋭利で略逆J字形に形成された係止部と、前記係止部にリング部を介して連続し、前記係止部の先端に向けて略V字形又は略U字形に折り返された基部と、前記基部に連続し、前記係止部の内側に延びる係止端開閉部とを有する本体と、筒状の部材からなり、前記基部に、前記係止端開閉部を前記係止部の先端側に引き寄せつつ前記係止部にスライド可能に装着されたストッパーと、を備え、 財布、名札その他の携帯品に付設される、ことを要旨とする。
本発明の財布は、財布本体と、当該財布本体に付設され、当該財布本体を着衣に繋ぐためのクリップとを備えた財布において、前記クリップに前段落0008に記載のクリップを用いた、ことを要旨とする。
この場合、
(1)財布本体は、矩形状の2面からなり、一方の側部に開口を有する扁平袋状の第1の紙幣収納部と、前記矩形状の2面上にそれぞれ形成され、一方の端部に開口を有する扁平袋状の第2、第3の紙幣収納部とを備える。
(2)上記(1)において、第1、第2、第3の紙幣収納部は1枚の矩形状のシートにより一体に形成され、当該シートは片側一方の面上で三つ折りにして重合され、この重合により開口となった両端間の中心で二つ折りにするとともに前記両端を当該中心に向けて折り入れて重合されることにより、一方の端部に二つの開口を有し、一方の側部を分離され、他方の側部が連接された二つの袋が形成され、これらの袋間が開口端側及びその反対の閉塞端側で接着手段を介して接合される。
(3)上記(1)において、少なくとも第1の紙幣収納部の一方の内面に、前記一方の内面との間で紙幣を挟持可能な押さえ部材を具備する。
本発明のクリップでは、フックの係止部を着衣の任意の位置に差し通し、ストッパーをフックの基部から係止部の先端側にスライドさせると、このストッパーの案内によりフックの係止端開閉部が係止部の先端側に引き寄せられ、このときの係止端開閉部のばね作用により、係止部の先端側と係止端開閉部との間でストッパーを引っ張り合って、ストッパーが係止部の先端側と係止端開閉部との間に固定され、これによりフックが閉じた状態となって、着衣から抜け止めされる。このようにしてクリップを着衣の任意の位置に簡単かつ迅速に係止することができ、このクリップを付設した携帯品を着衣の任意の位置に簡単かつ確実に吊り下げ又は取り付けることができる。また、この状態から、ストッパーをフックの係止部の先端側から基部にスライドさせると、フックの係止端開閉部は弾性復帰により、係止部の先端側から離れ、フックが開いた状態となって、フックの係止部を着衣から簡単かつ迅速に抜き取ることができ、着衣の任意の位置に取り付けた携帯品を簡単かつ確実に取り外すことができる。したがって、このクリップによれば、財布、名札その他の携帯品を着衣の任意の位置に簡単かつ確実に取り付けて、財布の紛失や盗難を確実に防止することができ、名札を着衣の任意の位置に簡単かつ確実に取り付け、また簡単に取り外すことができる。
本発明の財布は、上記のクリップを用いるので、上記のとおりの作用効果を奏する。この場合、財布は、一方の側部に開口を有する扁平袋状の第1の紙幣収納部と、一方の端部に開口を有する扁平袋状の第2、第3の紙幣収納部とを備えるので、異なる金種の紙幣を金種別に分けて、各紙幣収納部に差し込めばよく、各紙幣収納部の扁平袋形状により、各紙幣収納部に金種別の紙幣を確実に保持することができる。これにより、必要な金種の紙幣を当該紙幣を収容した紙幣収納部に指先を差し込んで引き抜き、必要な分だけ取り出すことができる。この場合に、余剰の紙幣があれば、当該紙幣の紙幣収納部に戻し入れればよい。このようにこの財布によれば、各金種の紙幣を容易に取り出すことができるので、この財布をクリップで手が届く範囲であれば着衣のどのような位置に取り付けても、各金種の紙幣を容易に取り出すことができる。したがって、この財布によれば、クリップによる上記の効果を最大限に発揮することができる。また、この財布は1枚の矩形状のシートから上記の折り畳み形式で一体に形成でき、このようにして形成された財布は薄形軽量で、クリップにより着衣の任意の位置にコンパクトに取り付けることができ、この点でも、クリップによる上記の効果を最大限に発揮することができる。さらに、紙幣収納部に押さえ部材を設け、この押さえ部材により紙幣収納部の中の紙幣を押さえることで、紙幣収納部の中の紙幣を確実に保持することができる。この場合、紙幣収納部の中で直ぐに使う予定のない紙幣はこの押さえ部材を使用して押さえておき、直ぐに使う予定の紙幣はこの押さえ部材で押さえないでおけば、この財布をクリップで着衣の任意の位置に取り付けても、直ぐに使う紙幣のみを容易に取り出すことができ、この点でも、クリップによる上記の効果を最大限に発揮することができる。
次に、この発明を実施するための最良の形態について図を用いて説明する。図1にこの発明によるクリップの一実施の形態を示している。図1に示すように、クリップ1はフック2とフック2に結合された連結部材5とを備えて構成される。
フック2はフック本体3とストッパー4とにより構成される。フック本体3は、ステンレス鋼その他の金属製の線材からなり、先端が鋭利で略逆J字形に折り曲げ形成された係止部31と、係止部31に連続して係止部31先端と同じ側に内側から外側に向けて一巻きされたリング部32と、リング部32に連続して係止部31先端に向けて略V字形に折り返された基部33と、基部33に連続して係止部31の内側(係止部31の先端側の直線部分311とその反対側の直線部分312との間)に向けて斜めに延びる係止端開閉部34とを有する。この場合、係止部31の先端が延びる方向と係止端開閉部34が延びる方向との間のなす角度は30°から45°の範囲内で最適な値が好ましく、この実施の形態では45°に設定してある。また、係止端開閉部34の先端は係止部31の先端側の直線部分311とは反対側の直線部分312に接触しないように少し間隔を持たせることが好ましく、この実施の形態では当該直線部分から1、2mm程度離してある。ストッパー4は、弾性変形可能な合成樹脂製の筒状部材からなり、所定の内径と長さを有して、フック本体3の基部33(この場合、基部33の折り曲げ部分を中心にして係止部31先端に向けられた片側一方の直線状の部分331)に、係止端開閉部34を係止部31の先端側に引き寄せつつ係止部31(この場合、係止部31の先端側の直線部分311)にスライド可能に装着される。なお、このフック2の長さは成人の人差し指の指先から第1関節乃至第2関節までの範囲、幅は人差し指の指幅の半分程度で、フック2全体が片手の指先で持ちやすい大きさになっており、フック2全体の構造と併せて、フック2を片手の指先で持ち、フック本体3の係止部31を着衣の任意の位置に掛けやすく、ストッパー4を片手の指先でフック本体3の基部33から係止部31の先端側へ又はその反対にスライド操作しやすくなっている。
一方、連結部材5は紐が使用される。この場合、紐5はナイロン製の細糸からなるものが好ましい。なお、紐5の長さは携帯品6を着衣にどのように繋ぐか、言い換えれば携帯品6をどのように身に付けるかによって異なる。例えば、携帯品6を着衣の任意の位置に吊り下げる又は取り付ける場合は、フック2の長さと略同じがそれよりも少し長いことが好ましい。また、携帯品6を上着やズボンのポケットに収納する状態で上着やズボンに繋ぐ場合には、携帯品6をポケットから取り出し、手元の位置で使用できるように紐5が手元の位置当たりまで延びる程度に長くすることが好ましい。このようにして紐5はフック本体3のリング部32に結んで取り付けられる。
クリップ1はこのようにして構成され、連結部材5が財布、名札その他の携帯品6に固定されて当該携帯品6に付設され、フック2を着衣に着脱可能に取り付けて当該携帯品6を着衣に繋ぐようになっている。
このクリップ1を使って、携帯品6を着衣の任意の位置に繋ぐ場合、フック2を片手の指先で持ち、フック本体3の係止部31を着衣の任意の位置に差し通し、ストッパー4を指先でフック本体3の基部33から係止部31の先端側に向けてスライド操作すればよい。このようにしてストッパー4をフック本体3の係止部31にスライドさせると、図2に示すように、フック本体3の係止端開閉部34が係止部31の先端側に引き寄せられ、この係止端開閉部34のばね作用により、係止部31の先端側と係止端開閉部34との間でストッパー4を引っ張り合って、ストッパー4が係止部31の先端側と係止端開閉部34との間に固定される。これによりフック本体3は閉じた状態となり、クリップ1が着衣から抜け止めされる。このようにクリップ1は片手で使いやすく、着衣のどこにでも簡単に素早く取り付けることができる。このクリップ1を例えば財布に付設した場合は、このクリップ1を使って、財布を着衣の任意の位置に簡単かつ迅速に繋ぐことができる。例えば、財布をシャツの下の肌着に吊り下げて、シャツの下に隠蔽することができ、このようにすることで、財布の紛失や盗難を確実に防止することができる。また、財布を上着やズボンのポケットの中に入れておく場合でも、クリップ1を上着やズボンの表から見えにくい任意の位置に取り付けることで、財布の紛失や盗難を確実に防止することができる。したがって、財布を安全に安心して携行することができる。なお、財布を着衣から取り外す場合は、フック2のストッパー4を片手の指先で係止部31の先端側から基部33にスライド操作することで、フック本体3の係止端開閉部34が弾性復帰により係止部31の先端側から離れ、フック本体3が開いた状態となって、片手でフック本体3の係止部31を着衣から簡単に抜き取ることができる。このようにクリップ1を着衣から片手で簡単かつ迅速に取り外すことができる。また、このクリップ1を例えば名札に付設した場合は、このクリップ1を使って、名札を同様に着衣の任意の位置に簡単かつ迅速に取り付けることができ、またこの名札を着衣から簡単かつ迅速に取り外すことができる。
図3にこの発明による財布の一実施の形態を示している。図3に示すように、財布7は、財布本体8と、この財布本体8に付設され、この財布本体8を着衣に繋ぐためのクリップ9とを備えて構成され、クリップ9に既述のクリップ1が採用され、財布本体8に当該クリップ1による効果を最大限に発揮するための構成を備えている。なお、クリップ9(1)については既述のとおりなので、ここでは、図3中に図1で用いた符号を付してその重複した説明を省略し、財布本体8についてのみ説明する。
図4に示すように、財布本体8は、紙幣よりも少し大きい縦に長い矩形状の2面からなり、一方の側部に紙幣をその長い縁部から出し入れ可能な大きな開口810を有する扁平袋状の第1の紙幣収納部81と、これら矩形状の2面上にそれぞれ形成され、一方の端部、この場合、上端部に紙幣をその短い縁部から出し入れ可能な小さな開口820、830を有する扁平袋状の第2、第3の紙幣収納部82、83と、少なくとも第1の紙幣収納部81の一方の内面で開口810縁部又は開口810縁部付近の中央に開口810側とは反対方向に突設されて、当該一方の内面との間で紙幣を挟持可能な舌片状の紙幣押さえ部材84と、上端部の第2、第3の紙幣収納部82、83の開口820、830間の中央に輪状に形成されて、クリップ9の紐5を挿通可能なクリップ固定部85とを備える。
この財布本体8をなす、第1、第2、第3の紙幣収納部81、82、83は1枚の矩形状のシートにより一体に形成される。なお、このシートの素材には和紙、皮、プラスチックなどが用いられる。この財布本体8の製造方法を図5乃至図7に示している。図5に示すように、シートSは所定の大きさを有する縦方向に長い矩形状のもので、まず、このシートSを片側一方の面上で三つ折りにして重合する。この場合、上の部分を中間の部分の上に折り、その上に下の部分を折り重ねて、上、中、下の各部分を重合する(第1の工程)。次に、図6に示すように、この重合により開口となった両端S1、S2間の中心位置Cで、この三つ折りのシートSをさらに二つ折りにするとともに両端S1、S2を当該中心位置Cに向けて折り入れて(この場合、マチを考慮することが好ましい。)、重合する(第2の工程)。このようにして図7に示すように、一方の端部S3に二つの開口820、830を有し、一方の側部を分離し、他方の側部を連接した二つの袋821、831を形成する。そして、これらの袋821、831間を接着手段を介して接合する。この場合、二つの袋821、831の開口820、830の相互に隣接する開口内側縁部間に接着シート86(この場合、接着剤が塗布された財布本体8と同じ素材からなる接着片)を跨ぎ接着し、その反対の各袋821、831の閉塞端間に同じ接着シート86を跨ぎ接着する。これにより、財布本体8が出来上がる(第3の工程)。そして、財布本体8の第1の紙幣収納部81に紙幣押さえ部材84を取り付け、財布本体8の上端部にクリップ固定部85を取り付ける。この場合、紙幣押さえ部材84は財布本体8と同じ素材により細長い舌片状に形成され、一端を第1の紙幣収納部81の片側一方の内面の開口810縁部又は開口810縁部付近の中央に接着剤を介して接合し、他端側を開口810とは反対方向に向けて突出させる。クリップ固定部85は財布本体8と同じ素材により細長い帯状に形成され、長さ方向中心で二つに折り、二つ折りの中心を輪にして輪の両側を第2、第3の紙幣収納部82、83の開口820、830に差し込み、第2、第3の紙幣収納部82、83の開口820、830間中央で接着シート86の上から接着剤を介して接着固定し、この固定部85の輪を財布本体8の上端部から上方に向けて少し突出させる(第4の工程)。そして、このクリップ固定部85にクリップ1の紐5を通して、クリップ1が財布本体8に付設される。
このようにして財布7が構成され、この財布7に上記のクリップ1を用いているので、このクリップ1による上記のとおりの作用効果を奏することができる。この場合に、財布本体8は、一方の側部に開口810を有する扁平袋状の第1の紙幣収納部81と、一方の端部に開口820、830を有する扁平袋状の第2、第3の紙幣収納部82、83とを備えるので、異なる金種の紙幣を金種別に分けて、(紙幣は折り畳むことなく広げたまま)各紙幣収納部81、82、83に差し込めばよく、各紙幣収納部81、82、83の扁平袋形状により、各紙幣収納部81、82、83に金種別の紙幣を確実にしかも折り目が付くことなく保持することができる。これにより、必要な金種の紙幣を当該紙幣を収容した紙幣収納部81、82、83に片手の指先を差し込んで引き抜き、必要な金額だけ素早く取り出すことができる。このときに、余剰の紙幣があれば、当該紙幣の紙幣収納部81、82、83に戻し入れればよい。このようにこの財布7によれば、必要な金種の紙幣を片手で容易かつ素早く出し入れすることができるので、この財布7をクリップ1で手が届く範囲であれば着衣のどのような位置に取り付けても、必要な金種の紙幣を容易かつ素早く出し入れすることができる。したがって、この財布7によれば、クリップ1による上記の作用効果を最大限に発揮することができる。また、この財布7は1枚の矩形状のシートSから既述の折り畳み形式で一体に形成でき、このようにして形成された財布7は薄形軽量で、クリップ1により着衣の任意の位置にコンパクトに取り付けることができ、この点でも、クリップ1による上記の効果を最大限に発揮することができる。さらに、紙幣収納部81に紙幣押さえ部材84を設け、この紙幣押さえ部材84により紙幣収納部81の中の紙幣を押さえることで、紙幣収納部81の中の紙幣を確実に保持することができる。この場合、紙幣収納部81の中で直ぐに使う予定のない紙幣はこの押さえ部材84を使用して押さえておき、直ぐに使う予定の紙幣はこの押さえ部材84で押さえないでおけば、この財布7をクリップ1で着衣の任意の位置に取り付けても、直ぐに使う紙幣のみを容易に取り出すことができ、この点でも、クリップ1による上記の効果を最大限に発揮することができる。また、この財布7によれば、第1、第2、第3の各紙幣収納部81、82、83に紙幣を折り畳むことなく広げた状態で収納できることから、紙幣が折れ曲がったりしわになったりすることがなく、各種の自動販売機や駅の券売機などの機械に紙幣をスムーズに投入することができ、さらに、第1、第2、第3の各紙幣収納部81、82、83に所謂ピン札をそのままの状態で保持することができ、各種の祝儀や不祝儀に使用する紙幣の保存に有効となる利点がある。
なお、上記クリップ1に係る実施の形態では、フック本体3の基部33を略V字形に折り返したが、略U字形に折り曲げてもよい。また、連結部材5に紐を用いているが、鎖その他の部材に代えてもよい。さらに、紐や鎖には装飾を施してもよい。このようにしても、上記と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記財布に係る実施の形態では、紙幣押さえ部材84を財布本体8の第1の紙幣収納部81内にのみ設けたが、第1、第2、第3の紙幣収納部81、82、83の全部又はいずれかの一部(一箇所若しくは二箇所)に設けることもできる。さらに、クリップ固定部85を財布本体8の上端部に設けたが、第1の紙幣収納部81の開口810縁部など財布本体8の側部に設けてもよく、紙幣の収納、出し入れに支障がない限り、クリップ固定部85は財布本体8のどこに設けてもよい。このようにしても、上記と同様の作用効果を奏することができることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態によるクリップを示す正面図 同クリップの使用時の状態を示す正面図 同クリップを用いた本発明の一実施の形態による財布を示す正面図 (a)同財布の平面図(b)同財布の側面図(c)同財布の正面図 同財布の財布本体の製造方法の第1の工程を示す図 同財布の財布本体の製造方法の第2の工程を示す図 同財布の財布本体の製造方法の第3、第4の工程を示す図
符号の説明
1 クリップ
2 フック
3 フック本体
31 係止部
311、312 直線部分
32 リング部
33 基部
331 直線状の部分
34 係止端開閉部
4 ストッパー
5 連結部材(紐)
6 携帯品
7 財布
8 財布本体
81 第1の紙幣収納部
810 開口
82 第2の紙幣収納部
820 開口
821 袋
83 第3の紙幣収納部
830 開口
831 袋
84 紙幣押さえ部材
85 クリップ固定部
86 接着シート
9 クリップ
S シート
S1、S2 両端
S3 一方の端部
C 中心位置

Claims (5)

  1. フックと、前記フックに結合された紐、鎖その他の連結部材とを備え、前記連結部材を携帯品に固定されて当該携帯品に付設され、前記フックを着衣に係止することにより当該携帯品を着衣に繋ぐようにしたクリップにおいて、
    前記フックは、
    線材からなり、先端が鋭利で略逆J字形に形成された係止部と、前記係止部にリング部を介して連続し、前記係止部の先端に向けて略V字形又は略U字形に折り返された基部と、前記基部に連続し、前記係止部の内側に延びる係止端開閉部とを有する本体と、
    筒状の部材からなり、前記基部に、前記係止端開閉部を前記係止部の先端側に引き寄せつつ前記係止部にスライド可能に装着されたストッパーと、
    を備え、
    財布、名札その他の携帯品に付設される、
    ことを特徴とするクリップ。
  2. 財布本体と、当該財布本体に付設され、当該財布本体を着衣に繋ぐためのクリップとを備えた財布において、
    前記クリップに請求項1に記載のクリップを用いたことを特徴とする財布。
  3. 財布本体は、矩形状の2面からなり、一方の側部に開口を有する扁平袋状の第1の紙幣収納部と、前記矩形状の2面上にそれぞれ形成され、一方の端部に開口を有する扁平袋状の第2、第3の紙幣収納部とを備える請求項2に記載の財布。
  4. 第1、第2、第3の紙幣収納部は1枚の矩形状のシートにより一体に形成され、当該シートは片側一方の面上で三つ折りにして重合され、この重合により開口となった両端間の中心で二つ折りにするとともに前記両端を当該中心に向けて折り入れて重合されることにより、一方の端部に二つの開口を有し、一方の側部を分離され、他方の側部が連接された二つの袋が形成され、これらの袋間が開口端側及びその反対の閉塞端側で接着手段を介して接合される請求項3に記載の財布。
  5. 少なくとも第1の紙幣収納部の一方の内面に、前記一方の内面との間で紙幣を挟持可能な押さえ部材を具備する請求項3に記載の財布。
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