JP2010050644A - 受信装置、受信方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】自己完結型の圧縮静止画データを用いて擬似的な高速チャンネル切換を実現する。
【解決手段】受信装置100は、ユーザにより選択されている一のチャンネルに対応する圧縮動画データを受信する第1受信部111と、複数のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを受信する第2受信部121と、第2受信部121により受信された複数の自己完結型の圧縮静止画データを記憶する記憶部123と、ユーザ操作に応じてチャンネル切換が発生した場合に、チャンネル切換後のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを記憶部123から取得する取得部131と、第1受信部111により受信されたチャンネル切換後のチャンネルに対応する圧縮動画データを復号して表示装置150に表示するまでに、取得部131により取得された自己完結型の圧縮静止画データを復号して表示装置150に表示させる表示制御部132と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】受信装置100は、ユーザにより選択されている一のチャンネルに対応する圧縮動画データを受信する第1受信部111と、複数のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを受信する第2受信部121と、第2受信部121により受信された複数の自己完結型の圧縮静止画データを記憶する記憶部123と、ユーザ操作に応じてチャンネル切換が発生した場合に、チャンネル切換後のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを記憶部123から取得する取得部131と、第1受信部111により受信されたチャンネル切換後のチャンネルに対応する圧縮動画データを復号して表示装置150に表示するまでに、取得部131により取得された自己完結型の圧縮静止画データを復号して表示装置150に表示させる表示制御部132と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、受信装置、受信方法およびプログラムに関し、特に、デジタルテレビ放送を受信する受信装置、受信方法およびプログラムに関する。
デジタルテレビ放送に対応する受信装置においては、以下の理由により、受信チャンネルの切換操作からチャンネル切換後の映像が表示されるまでに2秒程度の時間がかかっている。
第一に、デジタル変調されたデータの誤り訂正による時間遅延が挙げられる。通常、デジタル変調は誤り訂正効果を向上させるために、深いインターリーブ(データの送信順番入れ替え)を行っている。したがって、受信側では、データ順を元に戻した後に誤り訂正して、MPEG2−TS形式のデータを出力することとなる。インターリーブが深い場合には、インターリーブフレーム分のデータ量が大きくなり、その分遅延も大きくなる。
第二に、対象データの選択による時間遅延が挙げられる。デジタルテレビ放送では、多種データが多重化されているため、多重構造を記したデータを最初に捕捉し、当該データを解析した後に初めて所望の映像データを捕捉することが可能となる。
第三に、自己完結型映像フレームデータの伝送による時間遅延が挙げられる。デジタルテレビ放送においては、自己完結型映像フレームデータを捕捉後初めて、映像のデコードが可能となる。自己完結型映像フレームデータの伝送周期は通常0.5秒周期である。したがって、自己完結型映像フレームデータを捕捉するまでの時間分の遅延が生じる。
一方、アナログテレビ放送においては、0.5秒程度でチャンネル切換後の映像が表示される。したがって、ユーザは、デジタルテレビ放送におけるチャンネル切換時にストレスを感じるという問題があった。そこで、チャンネル切換後の無映像期間を短縮するために、切換後の復号動画を予め記憶して、チャンネル切換後に当該復号動画を表示する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
しかし、ユーザが視聴しているチャンネル以外の複数のチャンネルの復号動画を記憶しておくには、膨大なメモリ量が必要となるという問題があった。また、復号動画を記憶するためには、事前に圧縮データをデコードしておく必要があり、サブデコーダが必要となるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、自己完結型の圧縮静止画データを用いて擬似的な高速チャンネル切換を実現することが可能な、新規かつ改良された受信装置、受信方法およびプログラムを提供することにある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、自己完結型の圧縮静止画データを用いて擬似的な高速チャンネル切換を実現することが可能な、新規かつ改良された受信装置、受信方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ユーザにより選択されている一のチャンネルに対応する圧縮動画データを受信する第1受信部と、複数のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを受信する第2受信部と、第2受信部により受信された複数の自己完結型の圧縮静止画データを記憶する記憶部と、ユーザ操作に応じてチャンネル切換が発生した場合に、チャンネル切換後のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを記憶部から取得する取得部と、第1受信部により受信されたチャンネル切換後のチャンネルに対応する圧縮動画データを復号して表示装置に表示するまでに、取得部により取得された自己完結型の圧縮静止画データを復号して表示装置に表示させる表示制御部と、を備える受信装置が提供される。
かかる構成により、第1受信部によりユーザにより選択されている一のチャンネルに対応する圧縮動画データが受信され、第2受信部により複数のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データが受信されて記憶部に記憶される。そして、ユーザ操作に応じてチャンネル切換が発生した場合に、チャンネル切換後のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを記憶部から取得する。第1受信部により受信されたチャンネル切換後のチャンネルに対応する圧縮動画データを復号して表示装置に表示するまでに、取得部により取得された自己完結型の圧縮静止画データを復号して表示装置に表示させる。
これにより、自己完結型の圧縮静止画データを用いて擬似的な高速チャンネル切換を実現することが可能となる。例えば、デジタル放送受信では、チャンネル切換後、動画が表示されるまでに2秒程度かかるが、この間に事前に記憶しておいた当該チャンネルの静止画を即時表示する。これにより、素早いチャンネル切換操作を連続して行っても、予め記憶されている静止画データを表示してチャンネル切換後の放送内容の映像が把握できるようになる。
また、上記第2受信部は、複数のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを所定の周期で順次に受信し、上記記憶部は、第2受信部により受信された自己完結型の圧縮静止画データを、対応するチャンネルの記憶している自己完結型の圧縮静止画データに上書きするようにしてもよい。
また、上記第2受信部は、ユーザにより選択されている一のチャンネル以外のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを受信するようにしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ユーザにより選択されている一のチャンネルに対応する圧縮動画データを受信するステップと、複数のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを受信するステップと、受信された複数の自己完結型の圧縮静止画データを記憶部に記憶するステップと、ユーザ操作に応じてチャンネル切換が発生した場合に、チャンネル切換後のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを記憶部から取得するステップと、第1受信部により受信されたチャンネル切換後のチャンネルに対応する圧縮動画データを復号して表示装置に表示するまでに、取得部により取得された自己完結型の圧縮静止画データを復号して表示装置に表示させるステップと、を含む受信方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、ユーザにより選択されている一のチャンネルに対応する圧縮動画データを受信する第1受信部と、複数のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを受信する第2受信部と、第2受信部により受信された複数の自己完結型の圧縮静止画データを記憶する記憶部と、ユーザ操作に応じてチャンネル切換が発生した場合に、チャンネル切換後のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを記憶部から取得する取得部と、第1受信部により受信されたチャンネル切換後のチャンネルに対応する圧縮動画データを復号して表示装置に表示するまでに、取得部により取得された自己完結型の圧縮静止画データを復号して表示装置に表示させる表示制御部と、を備える受信装置として機能させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、自己完結型の圧縮静止画データを用いて擬似的な高速チャンネル切換を実現することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下に示す順序に従って、当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
〔1〕本実施形態の目的
〔2〕受信装置のハードウェア構成
〔3〕受信装置の機能構成
〔4〕受信装置の動作
〔1〕本実施形態の目的
〔2〕受信装置のハードウェア構成
〔3〕受信装置の機能構成
〔4〕受信装置の動作
〔1〕本実施形態の目的
まず、本発明の実施形態の目的について説明する。デジタルテレビ放送に対応する受信装置においては、以下の理由により、受信チャンネルの切換操作からチャンネルの切換後の映像が表示されるまでに2秒程度の時間がかかっている。
まず、本発明の実施形態の目的について説明する。デジタルテレビ放送に対応する受信装置においては、以下の理由により、受信チャンネルの切換操作からチャンネルの切換後の映像が表示されるまでに2秒程度の時間がかかっている。
第一に、デジタル変調されたデータの誤り訂正による時間遅延が挙げられる。通常、デジタル変調は誤り訂正効果を向上させるために、深いインターリーブ(データの送信順番入れ替え)を行っている。したがって、受信側では、データ順を元に戻した後に誤り訂正して、MPEG2−TS形式のデータを出力することとなる。インターリーブが深い場合には、インターリーブフレーム分のデータ量が大きくなり、その分遅延も大きくなる。
第二に、対象データの選択による時間遅延が挙げられる。デジタルテレビ放送では、多種データが多重化されているため、多重構造を記したデータを最初に捕捉し、当該データを解析した後に初めて所望の映像データを捕捉することが可能となる。
第三に、自己完結型映像フレームデータの伝送による時間遅延が挙げられる。デジタルテレビ放送においては、自己完結型映像フレームデータを捕捉後初めて、映像のデコードが可能となる。自己完結型映像フレームデータの伝送周期は通常0.5秒周期である。したがって、自己完結型映像フレームデータを捕捉するまでの時間分の遅延が生じる。
一方、アナログテレビ放送においては、0.5秒程度でチャンネル切換後の映像が表示される。したがって、ユーザは、デジタルテレビ放送におけるチャンネル切換時にストレスを感じるという問題があった。そこで、チャンネル切換後の無映像期間を短縮するために、切換後の復号動画を予め記憶して、チャンネル切換後に当該復号動画を表示する技術が開示されている。
しかし、ユーザが視聴しているチャンネル以外の複数のチャンネルの復号動画を記憶しておくには、膨大なメモリ量が必要となるという問題があった。また、復号動画を記憶するためには、事前に圧縮データをデコードしておく必要があり、サブデコーダが必要となるという問題があった。
そこで、上記のような事情を一着眼点として、本発明の実施形態にかかる受信装置100が創作されるに至った。本実施形態にかかる受信装置100によれば、圧縮データのみを記憶して高速チャンネル切換を実現することが可能となる。
本実施形態において、受信装置100をディスプレイ等の表示装置とは別体の装置として構成したが、かかる例に限定されない。例えば、受信装置を表示装置と一体として構成してもよい。
〔2〕受信装置のハードウェア構成
次に、図1を参照して、本実施形態にかかる受信装置100のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態にかかる受信装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
次に、図1を参照して、本実施形態にかかる受信装置100のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態にかかる受信装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示したように、受信装置100は、分配器102、マイクロコンピュータ104、主系統110のチューナ111、多重分離器112、音声復号器113、映像復号器114、副系統120のチューナ121、多重分離器122、画像メモリ123などを備える。
分配器102は、アンテナから入力されたデジタル放送信号を、主系統110と副系統121に分配する機能を有する。分配器102によって2分配されたデジタル放送信号は、主系統110のチューナ111および副系統120のチューナ121にそれぞれ入力される。
マイクロコンピュータ104は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って受信装置100内の動作全般を制御する機能を有する。
主系統110は、ユーザにより選択されているチャンネルの映像や音声を出力する機能を有する。副系統120は、ユーザにより選択されているチャンネル以外のチャンネルに対応する画像を出力する機能を有する。
主系統110に含まれる各機能について説明する。チューナ111は、分配器102により入力されたデジタル放送信号の中から、所望の1チャンネルを選択し、かつ、デジタル復調および誤り訂正を行って、MPEG2−TS形式の多重化信号を出力する。
多重分離器112は、チューナ111により入力された多重化された信号の中から、多重構造記述データ(MPEG2−PSI)や圧縮映像データ(MPEG2−Video等)や圧縮音声データ(MPEG2―Audio等)を分離して出力する。
映像復号器114は、多重分離器112により入力された圧縮映像データを復号して、ベースバンド映像データを出力する。
音声復号器113は、多重分離機112により入力された圧縮音声データを復号して、ベースバンド音声データを出力する。
副系統に含まれる各機能について説明する。チューナ121は、分配器102により入力されたデジタル放送信号の中から、所望の1チャンネルを選択し、かつ、デジタル復調および誤り訂正を行って、MPEG2−TS形式の多重化信号を出力する。
多重分離機122は、チューナ121により入力された多重化された信号の中から、多重構造記述データ(MPEG2―PSI)や圧縮映像データ(MPEG2−Video等)や圧縮音声データ(MPEG2―Audio等)を分離して出力する。
画像メモリ123は、多重分離機122から出力される、圧縮される自己完結型映像フレームデータを、複数チャンネル分記憶する機能を有する。
〔3〕受信装置の機能構成
以上、図1を参照して本実施形態にかかる受信装置100のハードウェア構成を説明した。次に、図2を参照して、本実施形態にかかる受信装置100の機能を説明する。
以上、図1を参照して本実施形態にかかる受信装置100のハードウェア構成を説明した。次に、図2を参照して、本実施形態にかかる受信装置100の機能を説明する。
図2は、本実施形態にかかる受信装置100の機能構成を示したブロック図である。図2に示したように、本実施形態にかかる受信装置100は、第1受信部111、第2受信部121、記憶部123、取得部131、表示制御部132などを備える、
第1受信部111は、ユーザにより選択されている一のチャンネルに対応する圧縮動画データを受信する機能を有し、例えばチューナ111を例示できる。第1受信部111は、受信した圧縮動画データを表示制御部132に提供する。
第2受信部121は、複数のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを受信する機能を有する。ここで、自己完結型の圧縮静止画について説明する。
自己完結型の圧縮静止画データは、当該静止画よりも時間的に前のデータを参照することなく、このデータ単独で1フレームの映像を再現可能なデータを意味する。このような自己完結型の圧縮静止画データの例として、例えば、MPEG2ビデオでのIピクチャ(Intra picture:ピクチャ内符号化ピクチャ)や、H.264/AVCでのIDR(Instantaneous Decoder Refresh:デコーダ復号動作の瞬時リフレッシュ)ピクチャなどを例示できる。
また、MPEG2ビデオは、3種類のピクチャデータ(映像フレームデータ)から構成されており、上記したIピクチャ、Pピクチャ(Predictive picture:予測符号化ピクチャ)、Bピクチャ(Bi−predictive Picture:双予測ピクチャ)が挙げられる。
Pピクチャは、片方向予測を用いた映像フレームデータであって、Iピクチャや前のピクチャからの動き補償予測の予測誤差により符号化されている。したがって、Pピクチャを再現するためには、該当するPピクチャより前のIピクチャ又はPピクチャのデータが必要となる。
Bピクチャは、双方向予測を用いた映像フレームデータであって、Iピクチャや前後のピクチャからの動く補償予測の予測誤差により符号化されている。したがって、Iピクチャを再現するためには、該当するBピクチャより前後のIピクチャ又はPピクチャのデータが必要となる。
上記のようなデータ構造は圧縮効率を上げるためには適している。しかしながら、チャンネル切換を行った場合には、切換後の最初のIピクチャを捕捉するまで復号動作を開始することができないという欠点がある。通常、Iピクチャは、0.5秒周期(又はそれ以上)で挿入されるため、その周期分の待ち時間が必ず必要となる。
また、Iピクチャは自己完結型の映像フレームデータであるため、Iピクチャ単独で1フレーム分の映像を再現することが可能となる。
上記したように、第2受信部121は、Iピクチャ等の自己完結型の圧縮静止画データ(映像フレームデータ)を受信して記憶部123に提供している。また、第2受信部121は、第1受信部111により選択されている一のチャンネル以外のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを所定の周期で順次に受信するようにしてもよい。すなわち、第2受信部121は、チャンネル切換対象となる全チャンネルを順次スキャンして、各チャンネルの自己完結型の圧縮静止画データを受信していく。そして、受信したデータを記憶部123に記憶されていく。
記憶部123には、第2受信部121により受信された複数の自己完結型の圧縮静止画データが記憶されている。上記したように、第2受信部121が第1受信部111により選択されている一のチャンネル以外のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを所定の周期で順次に受信している場合には、記憶部123に記憶している該当チャンネルのデータが上書きされる。これにより、記憶部123には、各チャンネルの最新の自己完結型の圧縮静止画データが記憶されることとなる。上記した画像メモリ123は、記憶部123の一例である。
判定部130は、ユーザ入力を検出して、チャンネル切換が発生したか否かを判定する機能を有する。判定部130は、第1受信部111および取得部131にチャンネル切換が発生した旨を通知する。
取得部131は、判定部130によりユーザ操作によりチャンネル切換えが発生したと判定された場合に、チャンネル切換後のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを記憶部123から取得する機能を有する。
表示制御部132は、第1受信部111により受信されたチャンネル切換後のチャンネルに対応する圧縮動画データを復号して表示装置150に表示するまでに、取得部131により取得された自己完結型の圧縮静止画データを復号して表示装置150に表示させる機能を有する。表示制御部132が、上記した音声復号器113および映像復号器114として機能してもよい。
上記したように、受信チャンネルの切換操作からチャンネル切換後の映像が表示されるまでには2秒程度の時間がかかる。ユーザ操作によりチャンネル切換指示が検出されると、第1受信部111は、チャンネル切換後のチャンネルに対応する圧縮動画データを受信する。そして、当該圧縮動画データが復号されて表示装置150に表示されるまでに2秒程度の時間がかかる。この間に、取得部131はチャンネル切換後のチャンネルに該当する自己完結型の圧縮静止画データを記憶部123から取得して、表示制御部132は、当該圧縮静止画データを復号して表示装置150に表示する。
〔4〕受信装置の動作
以上、受信装置100の機能構成について説明した。次に、図3〜図5を参照して、受信装置100の動作の詳細について説明する。図3は、受信装置100の動作を説明するフローチャートである。図4は、受信装置100の主系統110の動作の詳細を説明するフローチャートである。図5は、受信装置100の副系統120の動作の詳細を説明する説明図である。
以上、受信装置100の機能構成について説明した。次に、図3〜図5を参照して、受信装置100の動作の詳細について説明する。図3は、受信装置100の動作を説明するフローチャートである。図4は、受信装置100の主系統110の動作の詳細を説明するフローチャートである。図5は、受信装置100の副系統120の動作の詳細を説明する説明図である。
まず、図3を参照して、受信装置100の動作について説明する。図3に示したように、まず、主系統110の設定を行う(S100)。次に、副系統120の設定を行う(S200)。そして、ユーザ操作を検出する(S300)。
ステップS300におけるユーザ操作の検出とは、例えば、チャンネル切換ボタンが押下されたか、電源オフボタンが押下されたか等の検出である。ステップS300において、電源オフのユーザ操作であるか否かを判定する(S400)。
ステップS400において、電源オフのユーザ操作である場合には、処理を終了する。一方、ステップS400において、電源オフのユーザ操作ではない場合には、ステップS100〜ステップS300の処理を繰り返す。
次に、図4を参照して、主系統110の設定について説明する。まず、判定部130はチャンネル切換がなされたか否かを判定する(S102)。上記したように、判定部130は、ユーザ操作によりチャンネル切換ボタンが押下されたか否かを検出して、チャンネル切換がなされたか否かを判定する。ステップS102により、チャンネル切換がされたと判定された場合には、チューナ111および多重分離器112をチャンネル切換後の新たなチャンネルに設定する(S104)。ステップS104においては、新たなチャンネルに設定するとともに、当該チャンネルの圧縮映像データ及び圧縮音声データの捕捉を開始する。
そして、チャンネル切換後のチャンネルに対応する映像の復号が可能か否かを判定する(S106)。ステップS106において、チャンネル切換後のチャンネルに対応する映像の復号が可能であると判定された場合には、現在受信されている圧縮動画を復号して出力する。
ステップS106において、チャンネル切替後のチャンネルに対応する映像の復号が可能ではないと判定された場合には、画像メモリ123内に記憶されているチャンネル切替後のチャンネルに対応する圧縮静止画(Iピクチャ)を復号して出力する(S110)。
ステップS104において、圧縮映像データおよび圧縮音声データを捕捉するまでに2秒程度の時間を要する。ステップS106において、すでに圧縮映像データが捕捉されていれば当該圧縮データを用いて動画を出力することができる。一方、ステップS106において、まだ圧縮映像データが捕捉されていなければ、動画を出力することができず、表示装置150に何も表示されないこととなる。
このように、動画を出力することができない場合には、画像メモリ123に記憶されている自己完結型の圧縮静止画データを取得して、当該データを復号して出力する。これにより、表示装置150に動画が表示されない期間、復号された静止画が表示装置150に表示することができる。
次に、音声復号が可能か否かを判定する(S112)。ステップS112において、音声復号が可能であると判定された場合には、現在受信している圧縮音声を復号して出力する(S114)。ステップS112において、まだ音声復号かできない場合には、ミュートする(S116)。以上、主系統110の設定について説明した。
次に、図5を参照して、副系統120の設定について説明する。まず、第2受信部121(チューナ121)により自己完結型の圧縮静止画データ(Iピクチャ)が捕捉されたか否かを判定する(S202)。
ステップS202において、Iピクチャが捕捉されたと判定された場合には、捕捉したIピクチャを記憶部(画像メモリ)123に記憶されている当該チャンネルのIピクチャに上書きする(S204)。
そして、副系統120のチューナ121および多重分離器122を新たなチャンネルに設定する(S206)。このように、副系統120においては、主系統110において受信しているチャンネル以外のチャンネルのIピクチャを捕捉して記憶部123に記憶する。副系統120のチューナ121および多重分離器122は、受信可能なすべてのチャンネルのIピクチャを順次捕捉して記憶部123に記憶していく。捕捉されたIピクチャがすでに記憶部123に記憶されている場合には、記憶部123に記憶されている該当Iピクチャが上書きされる。以上、副系統120の設定について説明した。
本実施形態にかかる受信装置100によれば、第1受信部111によりユーザにより選択されている一のチャンネルに対応する圧縮動画データが受信され、第2受信部により複数のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データ(Iピクチャ等)が受信されて記憶部123に記憶される。そして、判定部130によりユーザによりチャンネル切換が発生したと判定された場合に、チャンネル切換後のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを記憶部123から取得する。第1受信部111により受信されたチャンネル切換後のチャンネルに対応する圧縮動画データを復号して表示装置150に表示するまでに、取得部131により取得された自己完結型の圧縮静止画データを復号して表示装置150に表示させる。
これにより、自己完結型の圧縮静止画データを用いて擬似的な高速チャンネル切換を実現することが可能となる。例えば、デジタル放送受信では、チャンネル切換後、動画が表示されるまでに2秒程度かかるが、この間に事前に記憶しておいた当該チャンネルの静止画を即時表示する。これにより、素早いチャンネル切換操作を連続して行っても、予め記憶されている静止画データを表示してチャンネル切換後の放送内容の映像が把握できるようになる。
例えば、チャンネルの数だけチューナを搭載して切り替える方法も考えられるが、多数のチューナを搭載することによりコストが増大する。本実施形態では、副チューナを1つ追加するだけで、素早いチャンネル切換操作でもチャンネル切換後の映像を把握することが可能となる。したがって、本実施形態では、実際にチャンネル切換後の動画が表示されるまでに静止画を表示して、擬似的に高速チャンネル切換を実現する。これにより、チャンネル切換時に映像が表示されないことによりユーザが感じるストレスを低減することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 受信装置
102 分配器
104 マイクロコンピュータ
110 主系統
111 チューナ、第1受信部
112 多重分離器
113 音声復号器
114 映像復号器
120 副系統
121 チューナ、第2受信部
122 多重分離器
123 画像メモリ、記憶部
130 判定部
131 取得部
132 表示制御部
150 表示装置
102 分配器
104 マイクロコンピュータ
110 主系統
111 チューナ、第1受信部
112 多重分離器
113 音声復号器
114 映像復号器
120 副系統
121 チューナ、第2受信部
122 多重分離器
123 画像メモリ、記憶部
130 判定部
131 取得部
132 表示制御部
150 表示装置
Claims (5)
- ユーザにより選択されている一のチャンネルに対応する圧縮動画データを受信する第1受信部と、
複数のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを受信する第2受信部と、
前記第2受信部により受信された複数の前記自己完結型の圧縮静止画データを記憶する記憶部と、
ユーザ操作に応じてチャンネル切換が発生した場合に、チャンネル切換後のチャンネルに対応する前記自己完結型の圧縮静止画データを前記記憶部から取得する取得部と、
前記第1受信部により受信されたチャンネル切換後のチャンネルに対応する圧縮動画データを復号して表示装置に表示するまでに、前記取得部により取得された自己完結型の圧縮静止画データを復号して表示装置に表示させる表示制御部と、
を備える受信装置。 - 前記第2受信部は、前記複数のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを所定の周期で順次に受信し、
前記記憶部は、前記第2受信部により受信された前記自己完結型の圧縮静止画データを、対応するチャンネルの記憶している前記自己完結型の圧縮静止画データに上書きする、請求項1に記載の受信装置。 - 前記第2受信部は、ユーザにより選択されている一のチャンネル以外のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを受信する、請求項1および2に記載の受信装置。
- ユーザにより選択されている一のチャンネルに対応する圧縮動画データを受信するステップと、
複数のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを受信するステップと、
受信された複数の前記自己完結型の圧縮静止画データを記憶部に記憶するステップと、
ユーザ操作に応じてチャンネル切換が発生した場合に、チャンネル切換後のチャンネルに対応する前記自己完結型の圧縮静止画データを前記記憶部から取得するステップと、
前記第1受信部により受信されたチャンネル切換後のチャンネルに対応する圧縮動画データを復号して表示装置に表示するまでに、前記取得部により取得された自己完結型の圧縮静止画データを復号して前記表示装置に表示させるステップと、
を含む受信方法。 - コンピュータを、
ユーザにより選択されている一のチャンネルに対応する圧縮動画データを受信する第1受信部と、
複数のチャンネルに対応する自己完結型の圧縮静止画データを受信する第2受信部と、
前記第2受信部により受信された複数の前記自己完結型の圧縮静止画データを記憶する記憶部と、
ユーザ操作に応じてチャンネル切換が発生した場合に、チャンネル切換後のチャンネルに対応する前記自己完結型の圧縮静止画データを前記記憶部から取得する取得部と、
前記第1受信部により受信されたチャンネル切換後のチャンネルに対応する圧縮動画データを復号して表示装置に表示するまでに、前記取得部により取得された自己完結型の圧縮静止画データを復号して表示装置に表示させる表示制御部と、
を備える受信装置として機能させるための、プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008212131A JP2010050644A (ja) | 2008-08-20 | 2008-08-20 | 受信装置、受信方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008212131A JP2010050644A (ja) | 2008-08-20 | 2008-08-20 | 受信装置、受信方法およびプログラム |
Publications (1)
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JP2010050644A true JP2010050644A (ja) | 2010-03-04 |
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ID=42067386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008212131A Withdrawn JP2010050644A (ja) | 2008-08-20 | 2008-08-20 | 受信装置、受信方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010050644A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9210464B2 (en) | 2012-03-27 | 2015-12-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Digital broadcast receiver device and digital broadcast receiving method |
-
2008
- 2008-08-20 JP JP2008212131A patent/JP2010050644A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9210464B2 (en) | 2012-03-27 | 2015-12-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Digital broadcast receiver device and digital broadcast receiving method |
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