JP2010049326A - アラーム表示装置およびアラーム表示方法 - Google Patents

アラーム表示装置およびアラーム表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アラームの発生による影響度および緊急度の状態遷移を時系列に表示することにより、致命的な障害を未然に防ぐことが可能な、新規かつ改良されたアラーム表示装置を提供する。
【解決手段】装置などにおいて発生する異常、回復などの事象に関するアラームの各種情報を記憶するアラーム情報記憶部と、アラームを受信するアラーム受信部と、受信したアラームに対応するアラーム定義情報を検索するアラーム定義検索部と、最新のアラーム状態情報を検索するアラーム状態検索部と、検索したアラーム状態情報および検索したアラーム定義情報に基づいて新しい影響度および緊急度を算出するアラーム状態制御部と、新しい影響度および緊急度の値を含む最新のアラーム状態情報をアラーム状態データに記録するアラーム状態更新部と、アラーム状態データに記録されている前記影響度および前記緊急度の状態遷移を3次元で表示する前記アラーム表示部と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、アラーム表示装置およびアラーム表示方法に関する。
従来、システムや装置の異常や故障などが発生した場合には、発生した時刻、発生箇所、重要度などを含むアラームを表示し、システム管理者などが当該アラームに含まれる情報に基づいて、異常や故障などの回復、正常化処理などを行う。例えば、特許文献1には、アラームの種類に応じて重要度を設定し、重要度の高いアラームが発生したシステムや装置などを優先的に表示するアラーム表示装置の技術が開示されている。
特開平6−46135号公報
しかし、従来のアラーム表示装置などは、発生するアラームを順次表示することなどにより、システム管理者に障害の発生などを警告する。したがって、例えば、ある重要なアラームを表示した後に、別の新しいアラームが発生した場合には、順次新しいアラームが表示されていく。この結果、重要なアラームが過去の事象として取り扱われ、場合によっては画面に表示されなくなってしまうというおそれがある。したがって、システムの管理者は、重要なアラームを確実かつ迅速に認識することができないという問題があった。
また、短時間に複数のアラームが発生した場合、これらの複数のアラームが混在して表示されるため、システムの管理者は、いずれのアラームから対処する必要があるのかを認識することが難しく、管理者の判断任せになってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、アラームの発生による影響度および緊急度の状態遷移を時系列に表示することにより、致命的な障害を未然に防ぐことが可能な、新規かつ改良されたアラーム表示装置およびアラーム表示方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、装置やシステムにおいて発生する異常、故障、回復などの事象に関するアラーム情報を制御するアラーム制御サーバと、前記アラーム情報を記憶するアラーム情報記憶部と、前記アラーム情報を表示するアラーム表示部と、からなるアラーム表示装置において、前記アラーム情報記憶部は、前記事象の発生により前記装置やシステムに与える影響度および緊急度の値を少なくとも含むアラーム定義情報が、前記事象毎に記録されるアラーム定義データと、前記装置やシステムの状態に関する情報であって、前記事象の発生により遷移する前記影響度および緊急度を少なくとも含むアラーム状態情報が、前記事象が発生する毎に記録されるアラーム状態データと、を記憶し、前記アラーム制御サーバは、前記装置または前記システムにおいて前記事象が発生した場合に、発生した事象に関するアラームを受信するアラーム受信部と、前記アラーム受信部が受信したアラームの事象に対応する前記影響度および緊急度の値が定義されたアラーム定義情報を、前記アラーム定義データから検索するアラーム定義検索部と、前記アラーム状態データに記録されている最新のアラーム状態情報を、前記アラーム状態データから検索するアラーム状態検索部と、前記アラーム状態検索部が検索した前記アラーム状態情報に含まれている前記影響度および緊急度の値に、前記アラーム定義検索部が検索した前記アラーム定義情報に含まれている前記影響度および緊急度の値をそれぞれ加算して、新しい影響度および緊急度を算出するアラーム状態制御部と、前記アラーム状態制御部が算出した前記新しい影響度および緊急度の値を少なくとも含む最新のアラーム状態情報を、前記アラーム状態データに記録するアラーム状態更新部と、を含み、前記アラーム表示部は、前記アラーム状態データに記録されている前記影響度および前記緊急度の状態遷移を3次元で表示するアラーム表示装置が提供される。
係る構成により、アラーム表示装置のアラーム受信部は、装置またはシステムにおいて異常、故障、回復などの事象が発生した場合に、発生した事象に関するアラームを受信することができる。また、アラーム表示装置のアラーム定義検索部は、アラーム受信部が受信したアラームの事象に対応する影響度および緊急度の値が定義されたアラーム定義情報を、アラーム情報記憶部が記憶するアラーム定義データから検索することができる。また、アラーム表示装置のアラーム状態検索部は、アラーム情報記憶部が記憶するアラーム状態データに記録されている最新のアラーム状態情報を検索することができる。また、アラーム表示装置のアラーム状態制御部は、アラーム状態検索部が検索したアラーム状態情報に含まれている影響度および緊急度の値に、アラーム定義検索部が検索したアラーム定義情報に含まれている影響度および緊急度の値をそれぞれ加算して、新しい影響度および緊急度を算出することができる。また、アラーム表示装置のアラーム状態更新部は、アラーム状態制御部が算出した新しい影響度および緊急度の値を少なくとも含む最新のアラーム状態情報を、アラーム状態データに記録することができる。さらに、アラーム表示装置のアラーム表示部は、アラーム状態データに記録されている影響度および前記緊急度の状態遷移を3次元で表示することができる。
前記アラーム情報記憶部はさらに、前記アラーム表示部の表示内容に関するアラーム表示情報が記録されたアラーム表示データを記憶してもよい。この場合、前記アラーム表示部は、前記アラーム表示データに基づいて、前記アラームに関する情報を表示することもできる。
また、前記アラーム表示情報には、前記影響度および緊急度に対してそれぞれ設定される所定のしきい値に関する情報が含まれてもよい。この場合、前記アラーム表示部は、前記アラーム状態データに記録されている影響度および緊急度が前記しきい値を超える場合には、前記アラーム状態データに記録されている影響度または緊急度が前記しきい値未満である場合とは異なる色で、前記影響度および前記緊急度の状態遷移を表示することもできる。
また、前記アラーム状態情報には、前記装置やシステムにおける前記事象の発生状態を表すステータス情報が含まれてもよい。この場合、前記ステータス情報には、前記装置やシステムに悪影響を及ぼす異常や故障などの事象が新たに発生したことを意味する「開始」のステータス情報と、前記装置やシステムに悪影響を及ぼす異常や故障などが回復したしたことを意味する「完了」のステータス情報と、前記装置やシステムに悪影響を及ぼす異常や故障などの事象が継続して発生していることを意味する「継続」のステータス情報と、が少なくとも含まれてもよい。
また、前記アラーム状態検索部が検索したアラーム状態情報に含まれる前記ステータス情報と、前記アラーム状態制御部が算出した前記新しい影響度および緊急度の値とに基づいて、新しいステータス情報を決定するステータス変更部をさらに備えてもよい。
また、前記ステータス変更部は、アラーム状態検索部が検索したアラーム状態情報に含まれる前記ステータス情報が「完了」である場合には、前記新しいステータス情報を「開始」に決定してもよい。また、前記ステータス情報が「開始」または「継続」である場合には、前記アラーム状態制御部が算出した前記新しい影響度および緊急度の値が0である場合には、前記新しいステータス情報を「完了」に決定し、前記アラーム状態制御部が算出した前記新しい影響度および緊急度の値が0でない場合には、前記新しいステータス情報を「継続」に決定することもできる。
また、前記アラーム状態更新部は、前記ステータス変更部が決定した新しいステータス情報を含む最新のアラーム状態情報を、前記アラーム状態データに記録することもできる。
また、前記アラーム表示部に表示される所定の時刻における前記影響度および前記緊急度の状態遷移が、前記アラーム表示装置の管理者により選択された場合、前記アラーム表示部は、前記選択された時刻におけるアラーム状態情報に含まれる情報を表示することもできる。
また、前記アラーム情報記憶部は、前記装置やシステムに悪影響を与える事象に対する対処方法、改善方法、正常化方法などの情報を含むアラーム対処情報が記録されたアラーム対処データを記憶してもよい。この場合、前記アラーム表示部は、前記アラーム対処データに記録されている前記アラーム対処情報を表示することもできる。
また、前記アラーム表示部に表示される所定の時刻における前記影響度および前記緊急度の状態遷移が、前記アラーム表示装置の管理者により選択された場合、前記アラーム表示部は、前記選択された時刻に発生した事象に対するアラーム対処情報に含まれる情報を表示することもできる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、装置やシステムにおいて発生する異常、故障、回復などの事象に関するアラーム情報を制御するアラーム制御サーバと、前記事象の発生により前記装置やシステムに与える影響度および緊急度の値を少なくとも含むアラーム定義情報が、前記事象毎に記録されるアラーム定義データと、前記装置やシステムの状態に関する情報であって、前記事象の発生により遷移する前記影響度および緊急度を少なくとも含むアラーム状態情報が、前記事象が発生する毎に記録されるアラーム状態データと、を記憶するアラーム情報記憶部と、前記アラーム情報を表示するアラーム表示部と、からなるアラーム表示装置におけるアラーム表示方法であって、前記装置または前記システムにおいて前記事象が発生した場合に、発生した事象に関するアラームを受信するアラーム受信ステップと、前記アラーム受信ステップにより受信したアラームの事象に対応する前記影響度および緊急度の値が定義されたアラーム定義情報を、前記アラーム定義データから検索するアラーム定義検索ステップと、前記アラーム状態データに記録されている最新のアラーム状態情報を、前記アラーム状態データから検索するアラーム状態検索ステップと、前記アラーム状態検索ステップにより検索された前記アラーム状態情報に含まれている前記影響度および緊急度の値に、前記アラーム定義検索ステップにより検索された前記アラーム定義情報に含まれている前記影響度および緊急度の値をそれぞれ加算して、新しい影響度および緊急度を算出するアラーム状態制御ステップと、前記アラーム状態制御ステップにより算出された前記新しい影響度および緊急度の値を少なくとも含む最新のアラーム状態情報を、前記アラーム状態データに記録するアラーム状態更新ステップと、前記アラーム状態データに記録されている前記影響度および前記緊急度の状態遷移を3次元で表示するアラーム表示ステップと、を含むアラーム表示方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、アラームの発生による影響度および緊急度の状態遷移を時系列に表示することにより、致命的な障害を未然に防ぐことが可能である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本発明の実施形態の概要
2.アラーム表示装置100の機能構成
3.処理フロー
4.アラーム表示部124の表示例
5.変形例(アラーム対処方法の表示)
(1.本発明の実施形態の概要)
本発明の実施形態の1つに係るアラーム表示装置の詳細を説明するにあたり、まず、本実施形態の概要について説明する。上述したように、従来のアラーム表示装置は、発生したアラームを順次表示していくのが一般的である。これに対し、本実施形態に係るアラーム表示装置は、単にアラームに関する情報を順次表示するのではなく、アラームの影響度や緊急度を時系列に表示させることにより、アラームによるシステムの状態遷移を3次元に表示させる。ここで、「影響度」とは、アラームの発生により装置やシステムなどに与える影響の大きさを意味する。また、「緊急度」とは、アラームの発生に対して必要な対処の緊急性を意味する。このように、アラームの影響度および緊急度に基づく状態遷移を時系列に表示させることにより、管理者は、アラームの受信により装置やシステムがどのような状態であるのかを、視覚的に認識することができる。
また、あらかじめ設定されたしきい値以上の影響度や緊急度の値を越える場合には、通常のアラーム表示と異なる色などによりアラームを表示することもできる。これにより、管理者は、致命的な障害が発生するおそれのあるアラームを容易に認識することもできる。さらに、装置やシステムに発生した異常や故障に対して行われた対策処理、正常化処理、防止処理などの履歴に関する対処情報をデータベースとして管理し、当該異常や故障が再度発生した場合には、対処情報を表示させることもできる。これにより、管理者は、表示されたアラームに対する対処方法を容易に認識することができ、致命的な障害をより確実に未然に防止することができる。以上のような特徴を有する本実施形態に係るアラーム表示装置の詳細について以下説明する。
(2.アラーム表示装置100の機能構成)
まず、本発明の実施形態の1つに係るアラーム表示装置100の機能構成について説明する。図1は、本実施形態に係るアラーム表示装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、アラーム表示装置100は主に、アラーム制御サーバ102と、アラーム情報記憶部104と、アラーム表示部124と、を含んで構成される。また、図1に示すように、アラーム制御サーバ102は主に、アラーム受信部106と、アラーム記録部108と、アラーム定義検索部110と、アラーム定義更新部112と、アラーム状態検索部114と、アラーム状態更新部116と、アラーム状態制御部118と、ステータス変更部120と、アラーム表示設定部122と、を含んで構成される。以下、アラーム表示装置100を構成するこれらの各機能構成部の詳細について説明する。
(アラーム受信部106)
アラーム受信部106は、所定の外部装置、外部システムなどからアラームを入力データとして受信する。アラーム受信部106は、ネットワークを介して外部装置や外部システムなどに発生する異常・故障・回復などに関する各種アラーム情報を受信する。このように、アラーム受信部106は、外部装置などで発生した異常や故障などを通知するアラームや、当該異常や故障などが回復・正常化されたことを通知するアラームなどを受信することができる。なお、アラーム表示装置100が管理可能な外部装置や外部システムは、特定の種類や数などに限定されるものではない。例えば、アラーム表示装置100は、ネットワークを介して接続される外部装置や外部システム毎に、アラーム情報を管理することも当然に可能である。また、アラーム表示装置100と、外部装置や外部システムとを接続するネットワークは無線・有線を問わず、特定の接続方式に限定されるものではない。
(アラーム記録部108)
アラーム記録部108は、アラーム受信部106により受信したアラームを、アラーム情報記憶部104に保存する。なお、アラーム記録部108により保存されるアラームは、図1に示すように、アラーム記録データ150としてアラーム情報記憶部104に保存される。
図2は、アラーム記録部108によって、アラーム情報記憶部104に保存されるアラーム記録データ150の記述例を示す説明図である。図2に示すように、アラーム記録データ150には、アラーム受信部106が受信したアラームに関する情報が、受信したアラーム毎に記録されている。図2に示す例では、アラーム記録データ150には、アラームに関する情報として、アラームNo、受信日時、アラームの対象となったサービスの種類、アラームの事象(内容)が記述されている。例えば、アラームNo1は、2008年08月01日の20時15分45秒に受信したアラームであり、メールサービスに関して発生したプロセス障害のアラームであることがわかる。このようにして構成されるアラーム記録データ150に、アラーム記録部108は、新たに受信したアラームに関する情報を記録して、アラーム情報記憶部104に保存する。
なお、図2に示したアラーム記録データ150は、本実施形態を説明する上での一例であり、これらに限定されるものではない。すなわち、アラーム記録データ150には、図2に示した以外のアラームに関する情報が記録されることも当然に可能である。
(アラーム定義検索部110)
アラーム定義検索部110は、アラーム受信部106により受信したアラームの情報に基づいて、アラーム情報記憶部104に保存されているアラーム定義データ152から、当該受信したアラームに対応するアラーム定義情報を検索する。
ここでアラーム定義データ152とは、アラームの事象毎に、当該事象の発生による装置・システムなどへの影響度、事象の解決の緊急度などが定義されたデータである。アラーム定義データ152は、例えば、アラーム表示装置100の管理者などによってあらかじめ定義され、アラーム情報記憶部104に保存される。
図3は、アラーム情報記憶部104に保存されている、アラーム定義データ152の記述例を示す説明図である。図3に示すように、アラーム定義データ152には、アラーム定義情報として、事象No、事象の種類、影響度、緊急度に関する情報が、アラームの事象毎に記録されている。例えば、図3に示した例は、メールサービスに関するアラーム定義データ152であり、事象No1は、プロセス障害に関する事象であり、当該事象の影響度は「1」で、緊急度は「5」であることがわかる。また、事象No2は、プロセス障害の復旧に関する事象であり、当該事象の影響度は「−1」で、緊急度は「−5」であることがわかる。同様に、事象No3は、リソース異常に関する事象であり、当該事象の影響度は「6」で、緊急度は「4」であることがわかる。
通常、装置などに発生する異常や故障などは、発生する事象により、システムや装置などに与える影響が異なる。また、異常や故障の回復作業の緊急性も、発生する事象により異なる。したがって、アラーム表示装置100の管理者は、アラーム定義データ152に、アラームの事象毎に、影響度や緊急度をあらかじめ定義しておくことができる。
なお、図3に示したアラーム定義データ152の影響度や緊急度の値は、本実施形態を説明する上での一例であり、これらに限定されるものではない。また、アラーム定義データ152には、図3に示した以外のパラメータが記録されることも当然に可能である。
アラーム定義検索部110は、このようにしてアラーム情報記憶部104に保存されているアラーム定義データ152から、受信したアラームの事象に関するアラーム定義情報を検索することができる。
(アラーム定義更新部112)
アラーム定義更新部112は、上述したアラーム情報記憶部104に保存されているアラーム定義データ152の内容を更新する。アラーム表示装置100の管理者などは、アラーム定義データ152に記述されるアラーム定義情報を追加・削除・変更などすることができる。例えば、新しいシステム障害、故障、ウイルスなどが発見された場合には、アラーム表示装置100の管理者は、これらの事象に関するアラーム定義情報を、アラーム定義データ152に追加することができる。また、既に解決されて発生することのない障害、故障などがある場合には、アラーム表示装置100の管理者は、これらの事象に関するアラーム定義情報を、アラーム定義データ152から削除することもできる。さらに、既にアラーム定義データ152に記録されているアラーム記録情報の影響度や緊急度などを変更したい場合には、アラーム表示装置100の管理者は、アラーム定義データ152に記述されているアラーム定義情報を変更することもできる。
アラーム定義更新部112は、アラーム表示装置100の管理者の要求に応じて、アラーム定義データ152の内容を更新することができる。アラーム表示装置100の管理者は、例えば、アラーム表示装置100に備えられる操作入力部(図示せず)などを介して、アラーム定義更新部112に更新指示を与えて、アラーム情報記憶部104に保存されているアラーム定義データ152を更新することができる。
(アラーム状態検索部114)
アラーム状態検索部114は、アラーム受信部106により受信したアラームに含まれるサービスの種類に関する情報に基づいて、アラーム情報記憶部104に保存されているアラーム状態データ154から、当該サービスに関する最新のアラーム状態情報を検索する。
ここでアラーム状態データ154とは、アラームの対象となるサービスの種類毎に、アラームの発生日時、アラームの事象、影響度、緊急度などの状態を時系列に記録したデータである。また、詳細は後述するが、アラーム状態データ154には、アラームに対する現在のシステムの状態、例えば、何らかの異常や故障が発生(開始)した状態なのか、継続中の状態なのか、既に回復(完了)済みの状態なのか、に関するステータス情報も記述されている。
図4は、アラーム情報記憶部104に保存されている、アラーム状態データ154の記述例を示す説明図である。図4に示すように、アラーム状態データ154には、アラーム状態情報として、発生No、発生日時、事象、影響度、緊急度、ステータスに関する情報が、アラームの対象となるサービス毎に時系列に記録されている。
図4に示すアラーム状態データ154は、アラーム受信部106がアラームを受信する毎に、後述するアラーム状態更新部116によって新しいアラーム状態情報が記録されていく。また、アラーム状態更新部116が新しく記録するアラーム状態情報には、後述するアラーム状態制御部118により算出される影響度および緊急度が記録される。さらに、アラーム状態更新部116が新しく記録するアラーム状態情報には、後述するステータス変更部120により更新されたステータスが記録される。
アラーム状態検索部114は、このようにして、アラームの受信に応じて、新しいアラーム状態情報が記録されるアラーム状態データ154の中から、受信したアラームの対象となるサービスに関する最新のアラーム状態情報を検索することができる。すなわち、アラーム状態検索部114は、受信したアラームの対象となるサービスの種類を特定し、当該サービスに関する最新のアラーム状態情報を、アラーム状態データ154から検索することができる。
(アラーム状態更新部116)
アラーム状態更新部116は、アラームを受信する毎に、図4に示したアラーム状態データ154に新しいアラーム状態情報を記録する。また、アラーム状態更新部116は、後述するアラーム状態制御部118およびステータス変更部120によって更新される影響度、緊急度およびステータスを反映した新しいアラーム状態情報を、アラーム状態データ154に記録することができる。なお、アラーム状態更新部116が新しいアラーム状態情報をアラーム状態データ154に記録する処理の流れの一例については、後述する処理フローにおいて説明する。
(アラーム状態制御部118)
アラーム状態制御部118は、受信したアラームの影響度および緊急度の値を、上述したアラーム状態検索部114が検索した最新のアラーム状態情報に記録されている影響度および緊急度の値にそれぞれ加算する。アラーム状態制御部118は、上述したように、アラーム受信部106によって受信されたアラームの影響度および緊急度を、アラーム定義検索部110によって検索されたアラーム定義情報に基づいて認識することができる。また、アラーム状態制御部118は、アラーム受信部106によって受信されたアラームの対象となるサービスに関する直前の影響度および緊急度を、アラーム状態検索部114によって検索されたアラーム状態情報に基づいて認識することができる。したがって、アラーム状態制御部118は、アラーム状態検索部114によって検索されたアラーム状態情報に記録されている影響度および緊急度の値に、アラーム定義検索部110によって検索されたアラーム定義情報に記録されている影響度および緊急度の値をそれぞれ加算することができる。
アラーム状態制御部118によって加算された影響度および緊急度の値は、上述したアラーム状態更新部116によって新しく記録されるアラーム状態情報に反映される。なお、アラーム状態制御部118が影響度および緊急度の値を算出する処理の流れの一例については、後述する処理フローにおいて説明する。
(ステータス変更部120)
ステータス変更部120は、現在の装置・システムの状態がどのような状態であるのかを示すステータス情報を変更する。ステータス変更部120は、上述したように、受信したアラームの対象となるサービスに関する直前のステータスを、アラーム状態検索部114によって検索されたアラーム状態情報に基づいて認識することができる。また、ステータス変更部120は、上述したように、今回受信したアラームの情報を反映した最新の影響度および緊急度を、アラーム状態制御部118によって算出された影響度および緊急度に基づいて認識することができる。
したがって、ステータス変更部120は、例えば、今回受信したアラームの対象となるサービスの直前の影響度および緊急度の値が「0」であった場合には、今回のアラームの受信により、ステータスを、システムの異常・故障などが発生したことを意味する「開始」に変更する。また、今回のアラームにより、影響度および緊急度の値が「0」になった場合には、ステータスを、システムの異常・故障などが回復したことを意味する「完了」に変更する。さらに、今回のアラームの受信により、影響度および緊急度の値が「0」にならなかった場合には、ステータスを、システムの異常・故障などが継続していることを意味する「継続」に変更する。
ステータス変更部120によって変更されたステータス情報は、上述したアラーム状態更新部116によって新しく記録されるアラーム状態情報に反映される。なお、ステータス変更部120がステータス情報を更新する処理の流れの一例については、後述する処理フローにおいて説明する。
(アラーム表示設定部122)
アラーム表示設定部122は、アラーム情報記憶部104に保存されているアラーム表示データ156を設定・変更等する。
ここでアラーム表示データ156とは、アラーム表示部124に表示する項目や、表示条件などが定義されたデータである。アラーム表示データ156は、例えば、アラーム表示装置100の管理者などによってあらかじめ定義され、アラーム情報記憶部104に保存される。
図5は、アラーム情報記憶部104に保存されている、アラーム表示データ156の記述例を示す説明図である。図5に示すように、アラーム表示データ156には、種々の設定項目と、当該設定項目に関する表示条件などが記述されている。
図5に示す例では、「表示期間」の設定項目に対しては、「08年08月01日00:00:00〜08年08月31日23:59:59」の条件が設定されている。したがって、アラーム表示部124には、08年08月01日00時00分00秒〜08年08月31日23時59分59秒の間に受信したアラームに関する情報のみが表示されることとなる。
また、「表示サービス」の設定項目に対しては、「メール」サービスのみが設定されている。したがって、アラーム表示部124には、メールサービスに関するアラームの情報のみが表示されることとなる。なお、例えば、表示部124の表示を2画面にすることなどにより、同時に2以上のサービスに関するアラームの情報を表示させることも可能である。
また、「影響度および緊急度のしきい値」の設定項目に対しては、「5/5」と設定されている。したがって、例えば、影響度が5以上で、かつ緊急度が5以上のアラームに関する情報については、重要度が高いと判断され、通常とは異なる色でアラーム情報が表示されることとなる。例えば、影響度および緊急度が5以上のアラームに関する情報については赤色で表示され、影響度または緊急度が5未満のアラームに関する情報については青色で表示されてもよい。これにより、管理者は、重要度が高いアラーム、すなわち致命的な障害が発生する可能性が高いアラームを視覚的に容易に認識することができる。なお、図5においては示していないが、表示する色の種類を設定することも当然に可能である。また、しきい値は1つに限らず、複数のしきい値を設定してもよい。これにより、アラームの重要度に応じて段階的に色分けをして、アラーム表示部124に表示させることなども可能である。
また、「完了済みアラームの表示」の設定項目に対しては、「OFF」が設定されている。したがって、アラーム表示部124には、ステータスが「完了」となっているアラームに関する情報は表示されないこととなる。
また、「ポイントによる事象表示」の設定項目に対しては、「ON」が設定されている。したがって、管理者が操作入力部を介して、アラーム表示部124に表示される所定のアラームを選択した場合、アラーム表示部124には、当該選択されたアラームの詳細の事象内容が表示されることとなる。もちろん、管理者による選択の有無に関わらず、常にアラームの詳細の事象内容を表示しておくように設定することなども可能である。
なお、図5に示したアラーム表示データ156の設定項目、設定内容などは、本実施形態を説明する上での一例であり、これらに限定されるものではない。すなわち、アラーム表示データ156は、図5に示した例以外の種々の設定項目や設定内容などを記録しておくことも当然に可能である。
アラーム表示設定部122は、アラーム表示装置100の管理者の要求に応じて、アラーム表示データ156の内容を更新することができる。アラーム表示装置100の管理者は、例えば、アラーム表示装置100に備えられる操作入力部などを介して、アラーム表示設定部122に更新指示を与えて、アラーム情報記憶部104に保存されているアラーム表示データ156を更新することができる。すなわち、アラーム表示装置100の管理者は、アラーム表示データ156に新しい設定項目を追加・削除したり、設定内容を変更したりすることができる。
(アラーム表示部124)
アラーム表示部124は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイ(organic ElectroLuminescence display)などからなる表示装置である。また、表示部154は、例えば、タッチパネル機能などを備えることにより、ユーザからの操作入力を受け付けることなども可能である。
アラーム表示部124には、アラーム情報記憶部104に保存されている各種データに基づいたアラーム情報が表示される。また、上述したように、本実施形態に係るアラーム表示装置100は、アラームにより装置やシステムに与える影響度や緊急度を時系列に表示させることにより、アラームによるシステムの状態遷移を3次元に表示させることを特徴としている。これにより、アラーム表示装置100の管理者は、アラーム表示部124に表示される情報に基づいて、アラームによるシステムや装置の状態遷移を視覚的に認識することができる。
(3.処理フロー)
以上、本実施形態に係るアラーム表示装置100の機能構成について説明した。次に、上述した機能構成を備えるアラーム表示装置100により行われる各種処理の流れの一例について説明する。
(アラーム情報の表示処理)
まず、本実施形態に係るアラーム表示装置100が、アラームの受信に応じて、アラーム情報をアラーム表示部124に表示する処理の流れについて説明する。図6は、アラーム表示装置100が、アラームの受信に応じて、アラーム情報をアラーム表示部124に表示する処理の流れを示すフロー図である。
図6に示すように、まずステップ600において、アラーム受信部106は、アラーム表示装置100と接続される外部装置や外部システムにおいて発生した異常・故障・回復などに関するアラームのデータ信号を受信する。
次に、ステップ602において、アラーム記録部108は、受信したアラームの情報を、アラーム情報記憶部104に保存されているアラーム記録データ150に記録する。アラーム記録部108は、上述したように、例えば、アラームの受信日時、アラームの対象となるサービス、アラームの事象(内容)などを、アラーム記録データ150に記録することができる。
次に、ステップ604において、アラーム定義検索部110は、ステップ600により受信したアラームの事象に対応するアラーム定義情報を、サービス情報記憶部104に保存されているアラーム定義データ152から検索する。上述したように、アラーム定義データ152には、アラームの事象毎に影響度および緊急度などが記録されている。したがって、アラーム定義検索部110は、受信したアラームの事象に対応するアラーム定義情報を検索することにより、当該アラームの影響度および緊急度の値を認識することができる。
次に、ステップ606において、アラーム状態検索部114は、ステップ600により受信したアラームの対象となるサービスに対応する最新のアラーム状態情報を、サービス情報記憶部104に保存されているアラーム状態データ154から検索する。上述したように、アラーム状態データ154には、アラームの対象となるサービス毎に、時系列にアラームによる状態情報が記録されている。したがって、アラーム状態検索部114は、受信したアラームの対象となるサービスに対応するアラーム状態情報を検索することにより、当該アラームが発生した外部装置などの直前の影響度、緊急度、ステータスなどの状態を認識することができる。
次に、ステップ608において、アラーム状態制御部118は、ステップ604により検索されたアラーム定義情報に記録されている影響度および緊急度の値を、ステップ606により検索されたアラーム状態情報に記録されている影響度および緊急度の値にそれぞれ加算する。これにより、アラーム状態制御部118は、今回ステップ600により受信したアラームが発生したことによる最新の影響度および緊急度を算出することができる。なお、このようにして算出された影響度および緊急度の値は、後述するステップ620においてアラーム状態情報の更新に利用されるため、アラーム状態更新部116へ伝送される。
次に、ステップ610において、ステータス変更部120は、ステップ606により検索したアラーム状態情報に記録されているステータスの状態を確認する。
上述したように、アラーム状態データ154には、アラームが発生した外部装置などの現在の状態を表すステータス情報が記録されている。上述したように、ステータスは「開始」、「継続」、「完了」の3段階に分類される。すなわち、異常や故障などがない状態(影響度および緊急度の値が「0」)では、ステータスは「完了」である。また、ステータスが「完了」の状態において、異常や故障に関するアラームを受信した場合には、ステータスは「開始」となる。さらに、ステータスが「開始」である場合に、さらに異常や故障に関するアラームを受信した場合には、ステータスは「継続」となる。もちろん、ステータスが「継続」の状態において、さらに、異常や故障に関するアラームを受信した場合にも、ステータスは「継続」が維持される。
したがって、ステップ606により検索されたアラーム状態情報のステータスが「完了」である場合には、今回ステップ600により受信したアラームにより、異常や故障が新しく開始したことを意味する。よって、ステップ610により、ステータスが「完了」であると判断された場合、ステップ612において、ステータス変更部120は、ステータスを「開始」に変更することを決定する。
一方、ステップ606により検索されたアラーム状態情報のステータスが「開始」または「継続」である場合には、今回ステップ600によりアラームを受信する以前から、すでに異常・故障などが発生していたことを意味する。よって、ステップ610により、ステータスが「完了」でないと判断された場合、ステップ614において、ステータス変更部120は、アラーム状態制御部118がステップ608により算出した影響度および緊急度の値が、ともに「0」であるか否かを判断する。
アラーム状態制御部118がステップ608により算出した影響度および緊急度の値がともに「0」である場合は、今回受信したアラームにより、外部装置などの異常や故障が回復したことを意味する。したがって、ステップ614により、影響度および緊急度の値がともに「0」であると判断された場合、ステップ616において、ステータス変更部120は、ステータスを「完了」に変更することを決定する。
一方、アラーム状態制御部118がステップ608により算出した影響度および緊急度の値がともに「0」でない場合は、今回受信したアラームにより、外部装置などの異常や故障が回復していないことを意味する。すなわち、アラームが発生した外部装置などにおいて、未だ異常や故障などの問題が継続していることを意味する。したがって、ステップ614により、影響度および緊急度の値がともに「0」でないと判断された場合、ステップ618において、ステータス変更部120は、ステータスを「継続」に変更することを決定する。
なお、ステップ612、616、618において、ステータス変更部120により決定された新しいステータスの情報は、後述するステップ620においてアラーム状態情報の更新に利用されるため、アラーム状態更新部116へ伝送される。
その後、ステップ620において、アラーム状態更新部116は、アラーム状態制御部118がステップ608により算出した影響度および緊急度と、ステータス変更部120がステップ612、616または618により決定したステータス情報と、に基づいて、アラーム状態データ154に新しいアラーム状態情報を記録する。すなわち、アラーム状態更新部116は、今回受信したアラームにより更新された影響度、緊急度、ステータスに関する情報を含む最新のアラーム状態情報をアラーム状態データ154に記録して、アラーム情報記憶部104に保存しておくことができる。
その後、ステップ622において、アラーム表示部124は、ステップ620により記録されたアラーム状態データ154に基づいて、アラームに関する各種情報を表示する。これにより、アラーム表示装置100の管理者は、現在およびこれまでのアラームの状態の遷移などを認識することができる。なお、アラーム表示部124によるアラーム情報の表示例については後述する。
以上の各ステップにより、アラーム表示装置100は、受信したアラームの内容を反映した情報を、アラーム表示部124に表示させることができる。また、アラーム表示装置100は、アラームを受信する毎に、図6に示す処理を行うことにより、アラームの状態遷移などをアラーム表示部124に表示させることができる。
(アラーム定義データ152の更新処理フロー)
次に、アラーム定義更新部112が、アラーム情報記憶部104に保存されているアラーム定義データ152を更新する処理について説明する。上述したように、アラーム定義データ152は、アラームの発生による影響度や緊急度の値を、事象毎に定義するデータである。一般に、異常や故障に対する対処方法などが確立されることなどにより、アラームに対する影響度や緊急度などは変化するものである。また、新しい種類のウイルスなどが発見された場合などには、新しい事象の影響度および緊急度などを、アラーム定義データ152に追加する必要がある。したがって、アラーム表示装置100の管理者は、アラーム定義データ152に設定されている異常度や緊急度を適宜変更したり、新しい事象のアラーム定義情報を追加したりすることができる。
図7は、アラーム定義更新部112により行われるアラーム定義データ152の更新処理の流れを示すフロー図である。図7に示すように、ステップ700において、アラーム定義更新部112は、管理者からの更新情報の入力を受け付ける。管理者は、例えば操作入力部などを介してアラーム定義データ152の更新内容を入力することができる。アラーム定義更新部112は、このようにして入力される情報を、操作入力部を介して受け付けることができる。
その後、ステップ702において、アラーム定義更新部112は、管理者により入力された更新情報に基づいて、アラーム情報記憶部104に保存されているアラーム定義データ152を更新する。アラーム定義更新部112は、例えば、新しいアラームの事象に関するアラーム定義情報を追加したり、既に記録されているアラーム定義情報を削除したり、既に記録されている影響度や緊急度の値を変更したりすることができる。
(アラーム表示データ156の更新処理フロー)
次に、アラーム表示設定部122が、アラーム情報記憶部104に保存されているアラーム表示データ156を更新する処理について説明する。上述したように、アラーム表示データ156は、アラーム表示部124に表示するアラームの期間、種類、条件などが記録されたデータである。管理者は、アラーム表示データ156に記録されている設定情報を任意に変更したり、新しい設定条件を追加したりすることにより、アラーム表示部124の表示設定を更新することができる。
図8は、アラーム表示設定部122により行われるアラーム表示データ156の更新処理の流れを示すフロー図である。図8に示すように、ステップ800において、アラーム表示設定部122は、管理者からの更新情報の入力を受け付ける。管理者は、例えば操作入力部などを介してアラーム表示データ156の更新内容を入力することができる。アラーム表示設定部122は、このようにして入力される情報を、操作入力部を介して受け付けることができる。
その後、ステップ802において、アラーム表示設定部122は、管理者により入力された更新情報に基づいて、アラーム情報記憶部104に保存されているアラーム表示データ156を更新することができる。アラーム表示設定部122は、例えば、新しい表示設定条件を追加したり、現在記録されている表示設定を削除したり、変更したりすることができる。
(4.表示部124の表示例)
次に、上述した処理フローにより、表示部124に表示されるアラームに関する情報の表示例について説明する。図9〜図12は、アラームを受信する毎に、表示部124に表示されるアラーム情報が更新されていく一例を示す概念図である。なお、図9は時刻t1における表示部124の表示例であり、図10は時刻t2における表示部124の表示例であり、図11は時刻t3における表示部124の表示例であり、図12は時刻t4における表示部124の表示例である。また、各図において、縦軸はアラーム状態データ154に記録されている「影響度」の値であり、横軸は「緊急度」の値である。また、奥行き方向は時間軸を現し、影響度および緊急度の値が時系列で3次元に表示され、最新のアラーム情報が表示部124の手前側方向に表示される。また、図5に示したアラーム表示データの「表示サービス」の設定は、メールのみが選択されている場合を想定している。
もちろん、図9〜図12は、本実施形態におけるアラーム表示部124の表示例の1つを示すものであり、表示位置、縦軸と横軸の入れ替え、大きさなどは、これらに限定されるものではない。例えば、図5に示したアラーム表示データ156を更新することにより、アラーム表示部124の表示内容を任意に変更することが可能である。
まず、図9を参照すると、時刻t1に受信したアラームの影響度および緊急度の大きさを表すアラーム表示枠が表示されていることがわかる。図9に示す例では、時刻t1に受信したアラームは、メールサービスに関するアラームであり、アラームの事象はリソース異常である。したがって、図3に示したアラーム定義データ152により、「リソース異常」の影響度は「6」で、緊急度は「4」である。また、時刻t1より前のステータスは、異常や故障が発生していない「完了」であったため、当該アラームの受信により、ステータスは「開始」に変更されている。したがって、図9に示す例の時刻t1のアラーム表示枠は、縦軸の影響度が「6」で、横軸の緊急度が「4」のポイントを結んで表されている。また、例えば、図5に示した「ポイントによる事象表示」の設定項目が「ON」に設定されている場合には、アラーム表示装置100の管理者が時刻t1のアラーム表示枠を選択すると、図9に示すように、アラームの事象、影響度や緊急度の値、ステータス情報などがポップアップされて表示される。
次に、時刻t2に新しいアラームを受信した場合、アラーム表示部124は、図10に示す表示例のように更新される。図10に示す例では、時刻t2に受信したアラームは、メールサービスに関するアラームであり、アラームの事象はログファイルエラーである。したがって、図3に示したアラーム定義データに152より、「ログファイルエラー」の影響度は「3」で、緊急度は「3」である。したがって、上述したように、アラーム状態制御部118は、時刻t1における影響度「6」、緊急度「4」に、時刻t2において受信したアラームの影響度「3」、緊急度「3」をそれぞれ加算する。この結果、アラーム状態データ154の時刻t2における影響度は「9」となり、緊急度は「7」となる。また、時刻t2より前、すなわち時刻t1におけるステータスは、「開始」であったため、ステータス変更部120は、ステータスを「継続」に変更する。したがって、アラーム状態データ154の時刻t2におけるステータスは「継続」となる。
この結果、図10に示す例の時刻t2のアラーム表示枠は、縦軸の影響度が「9」で、横軸の緊急度が「7」のポイントを結んで表されている。ここで、時刻t2の影響度および緊急度はともに5を越えている。したがって、例えば、図5に示した「しきい値(影響度/緊急度)」の設定項目を「5/5」にしている場合には、時刻t2におけるアラーム表示枠は、時刻t1におけるアラーム表示枠とは異なる色で表示される。これにより、アラーム表示装置100の管理者は、致命的な障害が発生するおそれのあるアラームを視覚的に容易に認識することが可能である。
次に、時刻t3に新しいアラームを受信した場合、アラーム表示部124は、図11に示す例のように更新される。図11に示す例では、時刻t3に受信したアラームは、メールサービスに関するアラームであり、アラームの事象はリソース正常である。すなわち、時刻t1で発生したリソース異常が時刻t3において回復したことを意味する。ここで、図3に示したアラーム定義データ152により、「リソース正常」の影響度は「−6」で、緊急度は「−4」である。したがって、上述したように、アラーム状態制御部118は、時刻t2における影響度「9」、緊急度「7」に、時刻t3において受信したアラームの影響度「−6」、緊急度「−4」をそれぞれ加算する。この結果、アラーム状態データ154の時刻t3における影響度は「3」となり、緊急度は「3」となる。また、時刻t3より前、すなわち時刻t2におけるステータスは、「継続」であり、時刻t3のアラーム受信により、影響度および緊急度がともに「0」となっていないため、ステータスは「継続」に維持される。したがって、アラーム状態データ154の時刻t3におけるステータスは「継続」となる。
この結果、図11に示す例の時刻t3のアラーム表示枠は、縦軸の影響度が「3」で、横軸の緊急度が「3」のポイントを結んで表されている。ここで、時刻t3の影響度および緊急度はともに5を越えていない。したがって、例えば、時刻t3におけるアラーム表示枠は、時刻t2におけるアラーム表示枠とは異なり、再び時刻t1のアラーム表示枠と同じ色で表示されることとなる。これにより、アラーム表示装置100の管理者は、致命的な障害が発生するおそれのある状態が回復されたことを視覚的に容易に認識することが可能である。
次に、時刻t4に新しいアラームを受信した場合、アラーム表示部124は、図12に示す例のように更新される。図12に示す例では、時刻t4に受信したアラームは、メールサービスに関するアラームであり、アラームの事象はログファイル正常である。すなわち、時刻t2で発生したログファイル異常が時刻t4において回復したことを意味する。ここで、図3に示したアラーム定義データ152により、「ログファイル正常」の影響度は「−3」で、緊急度は「−3」である。したがって、上述したように、アラーム状態制御部118は、時刻t3における影響度「3」、緊急度「3」に、時刻t4において受信したアラームの影響度「−3」、緊急度「−3」をそれぞれ加算する。この結果、アラーム状態データ154の時刻t4における影響度は「0」となり、緊急度は「0」となる。また、時刻t4より前、すなわち時刻t3におけるステータスは、「継続」であり、時刻t4のアラーム受信により、影響度および緊急度がともに「0」となっているため、ステータス変更部120は、ステータスを「完了」に変更する。したがって、アラーム状態データ154の時刻t4におけるステータスは「完了」となる。
この結果、図12に示す例の時刻t4においては、アラーム表示枠が表示されていない。
以上、図9〜図12を参照に説明したように、本実施形態に係るアラーム表示装置100は、受信したアラームの影響度および緊急度を時系列に3次元に表示させることができる。これにより、管理者は、受信したアラームの影響度および緊急度の状態遷移を、視覚的に容易に認識することができる。また、あらかじめ設定したしきい値以上の影響度および緊急度である場合には、通常のアラーム表示枠とは異なる色のアラーム表示枠を表示させることもできる。これにより、管理者は、システムに致命的な障害を及ぼすおそれがあるアラームを視覚的に容易に認識することができ、致命的な障害が発生する前に対策や防止策などを施すことが可能である。すなわち、本実施形態に係るアラーム表示装置100は、アラームの発生による影響度および緊急度の状態遷移を時系列に表示することにより、致命的な障害を未然に防ぐことが可能である。
(5.変形例(アラーム対処方法の表示))
上述した実施形態に係るアラーム表示装置100は、上述した機能に加えて、さらなる別の機能を備えることにより、致命的な障害をより確実に未然に防ぐことも可能である。このような更なる別の機能の一例として、上述した実施形態の変形例に係るアラーム表示装置200について以下説明する。
アラーム表示装置200は、上述したアラーム表示装置100が表示するアラームによる影響度および緊急度の状態遷移に加えて、システムの異常や故障に対して施された回復処理、対策処理、防止処理などの対処内容を表示部124に表示させることを特徴とする。
図13は、アラーム表示装置200の機能構成を示すブロック図である。アラーム表示装置200は、図1に示したアラーム表示装置100と比較して、アラーム受信部206がアラーム信号とともにアラーム信号に対する対処方法などを受信する点、アラーム制御サーバ102がアラーム対処設定部226を備える点、アラーム情報記憶部158にアラーム対処データ158が記録されている点が異なる。したがって、以下の説明においては、これらの相違点を中心に説明する。
外部装置や外部システムで発生した異常や故障などが復旧された場合には、アラーム制御サーバ102が備えるアラーム受信部206は、上述した実施形態に係るアラーム受信部106と同様に、復旧や正常化に関するアラーム信号を外部装置などから受信する。このとき、アラーム受信部206は、異常や故障を復旧したり正常化したりする際に施された処理の内容に関する対処情報も、外部装置などから受信することができる。その後、アラーム受信部206は、受信した処理内容に関する対処情報を、アラーム対処設定部226へ伝送する。
アラーム対処設定部226は、アラーム受信部206が受信した対処情報を、アラーム情報記憶部104に保存されているアラーム対処データ158に記録する。ここで、アラーム対処データ158とは、アラームの事象毎に、当該事象に対して行われた対処方法、または行うべき防止策などの対処情報が記録されているデータベースである。
アラーム対処設定部226は、アラーム受信部206が受信した対処情報を、アラーム対処データ158に記録することができる。また、例えば、管理者が操作入力部などを介して任意の対策方法、防止方法、回復処理などの対処情報を入力することにより、アラーム対処設定部226は、アラーム対処データ158に記録されている対処情報を更新したり、新しい対処情報を追加したりすることもできる。
例えば、図11に示した例では、時刻t3に受信したアラームにより、メールサービスに関するリソース異常が正常化されている。このとき、アラーム対処設定部226は、リソース異常を正常化する際に行われた処理の内容を、対処情報としてアラーム対処データ158に記録する。これにより、例えば、再度メールサービスに関するリソース異常が発生した場合、アラーム表示装置200は、アラーム対処データ158に記録されている、メールサービスのリソース異常に対する対処情報を、アラーム表示部124に表示させることができる。
図14は、アラーム表示装置200の表示部124の表示例を示す概念図である。図14に示す例は、時刻t2において受信したアラームは、メールサービスに関するリソース異常に関するアラームであり、表示部124には、影響度「9」および緊急度「7」のアラーム表示枠が表示されている。
ここで、例えば、管理者が時刻t2のアラーム表示枠を選択すると、図14に示すように、メールサービスに関するリソース異常に対して、以前に行われた対策方法、正常化処理、防止策などの各種対処情報が表示される。これにより、管理者は、表示部124に表示されるアラームに対して行うべき対策方法、正常化処理、防止策などを容易に認識することができ、致命的な障害が発生することを未然に防止することができる。
このように、アラーム表示装置200は、外部装置や外部システムに発生する異常や故障などに対して過去に行われた対策方法、正常化処理、回復処理などを含むアラーム対処データ158をアラーム情報記憶部104に保存しておくことができる。これにより、アラーム表示装置200は、アラーム対処データ158に基づいて、受信したアラームに対する対策方法、正常化処理、防止策の具体的な内容を表示部124に表示させることができる。この結果、管理者は、システムに致命的な障害を及ぼすおそれがあるアラームに対する対処方法を容易に認識することができ、致命的な障害が発生する前に対策や防止策などを施すことが可能である。すなわち、変形例のアラーム表示装置200は、アラームの発生による影響度および緊急度の状態遷移を時系列に表示し、かつ表示したアラームに対する対処方法を表示することにより、致命的な障害をより確実に未然に防ぐことが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態で説明したアラーム表示装置100、200が受信可能な外部装置や外部システムは、特定の種類の装置やシステム、特定の数量などに限定されるものではない。すなわち、アラーム表示装置100、200は、複数の装置やシステムなどで発生する異常や故障などに関するアラームを受信し、接続される複数の装置やシステム毎にアラーム情報を管理することも当然に可能である。また、アラーム表示装置100、200は、接続された外部装置や外部システムのアラーム情報を管理するのみではなく、自己の装置自体の異常や故障などの状態をアラーム情報として管理して表示することも当然に可能である。
本実施形態に係るアラーム表示装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態において、アラーム記録部108によって、アラーム情報記憶部104に保存されるアラーム記録データ150の記述例を示す説明図である。 同実施形態において、アラーム情報記憶部104に保存されている、アラーム定義データ152の記述例を示す説明図である。 同実施形態において、アラーム情報記憶部104に保存されている、アラーム状態データ154の記述例を示す説明図である。 同実施形態において、アラーム情報記憶部104に保存されている、アラーム表示データ156の記述例を示す説明図である。 同実施形態に係るアラーム表示装置100が、アラームの受信に応じて、アラーム情報をアラーム表示部124に表示する処理の流れの一例を示すフロー図である。 同実施形態に係るアラーム定義更新部112が、アラーム定義データ152を更新する処理の流れの一例を示すフロー図である。 同実施形態に係るアラーム表示設定部122が、アラーム表示データ156を更新する処理の流れの一例を示すフロー図である。 同実施形態において、時刻t1における表示部124の表示例を示す概念図である。 同実施形態において、時刻t2における表示部124の表示例を示す概念図である。 同実施形態において、時刻t3における表示部124の表示例を示す概念図である。 同実施形態において、時刻t4における表示部124の表示例を示す概念図である。 同実施形態の変形例であるアラーム表示装置200の機能構成の一例を示すブロック図である。 同変形例において、対処情報を表示する表示部124の表示例を示す概念図である。
符号の説明
100、200 アラーム表示装置
102 アラーム制御サーバ
104 アラーム情報記憶部
106、206 アラーム受信部
108 アラーム記録部
110 アラーム定義検索部
112 アラーム定義更新部
114 アラーム状態検索部
116 アラーム状態更新部
118 アラーム状態制御部
120 ステータス変更部
122 アラーム表示設定部
124 アラーム表示部
150 アラーム記録データ
152 アラーム定義データ
154 アラーム状態データ
156 アラーム表示データ
158 アラーム対処データ
226 アラーム対処設定部

Claims (11)

  1. 装置やシステムにおいて発生する異常、故障、回復などの事象に関するアラーム情報を制御するアラーム制御サーバと、前記アラーム情報を記憶するアラーム情報記憶部と、前記アラーム情報を表示するアラーム表示部と、からなるアラーム表示装置において:
    前記アラーム情報記憶部は;
    前記事象の発生により前記装置やシステムに与える影響度および緊急度の値を少なくとも含むアラーム定義情報が、前記事象毎に記録されるアラーム定義データと、
    前記装置やシステムの状態に関する情報であって、前記事象の発生により遷移する前記影響度および緊急度を少なくとも含むアラーム状態情報が、前記事象が発生する毎に記録されるアラーム状態データと、
    を記憶し、
    前記アラーム制御サーバは;
    前記装置または前記システムにおいて前記事象が発生した場合に、発生した事象に関するアラームを受信するアラーム受信部と、
    前記アラーム受信部が受信したアラームの事象に対応する前記影響度および緊急度の値が定義されたアラーム定義情報を、前記アラーム定義データから検索するアラーム定義検索部と、
    前記アラーム状態データに記録されている最新のアラーム状態情報を、前記アラーム状態データから検索するアラーム状態検索部と、
    前記アラーム状態検索部が検索した前記アラーム状態情報に含まれている前記影響度および緊急度の値に、前記アラーム定義検索部が検索した前記アラーム定義情報に含まれている前記影響度および緊急度の値をそれぞれ加算して、新しい影響度および緊急度を算出するアラーム状態制御部と、
    前記アラーム状態制御部が算出した前記新しい影響度および緊急度の値を少なくとも含む最新のアラーム状態情報を、前記アラーム状態データに記録するアラーム状態更新部と、
    を含み、
    前記アラーム表示部は;
    前記アラーム状態データに記録されている前記影響度および前記緊急度の状態遷移を3次元で表示することを特徴とするアラーム表示装置。
  2. 前記アラーム情報記憶部はさらに、前記アラーム表示部の表示内容に関するアラーム表示情報が記録されたアラーム表示データを記憶し、
    前記アラーム表示部は、前記アラーム表示データに基づいて、前記アラームに関する情報を表示することを特徴とする、請求項1に記載のアラーム表示装置。
  3. 前記アラーム表示情報には、前記影響度および緊急度に対してそれぞれ設定される所定のしきい値に関する情報が含まれ、
    前記アラーム表示部は、前記アラーム状態データに記録されている影響度および緊急度が前記しきい値を超える場合には、前記アラーム状態データに記録されている影響度または緊急度が前記しきい値未満である場合とは異なる色で、前記影響度および前記緊急度の状態遷移を表示することを特徴とする、請求項2に記載のアラーム表示装置。
  4. 前記アラーム状態情報には、前記装置やシステムにおける前記事象の発生状態を表すステータス情報が含まれ、
    前記ステータス情報には、前記装置やシステムに悪影響を及ぼす異常や故障などの事象が新たに発生したことを意味する「開始」のステータス情報と、前記装置やシステムに悪影響を及ぼす異常や故障などが回復したしたことを意味する「完了」のステータス情報と、前記装置やシステムに悪影響を及ぼす異常や故障などの事象が継続して発生していることを意味する「継続」のステータス情報と、が少なくとも含まれることを特徴とする、請求項3に記載のアラーム表示装置。
  5. 前記アラーム状態検索部が検索したアラーム状態情報に含まれる前記ステータス情報と、前記アラーム状態制御部が算出した前記新しい影響度および緊急度の値とに基づいて、新しいステータス情報を決定するステータス変更部をさらに備えることを特徴とする、請求項4に記載のアラーム表示装置。
  6. 前記ステータス変更部は、アラーム状態検索部が検索したアラーム状態情報に含まれる前記ステータス情報が「完了」である場合には、前記新しいステータス情報を「開始」に決定し、
    前記ステータス情報が「開始」または「継続」である場合には、
    前記アラーム状態制御部が算出した前記新しい影響度および緊急度の値が0である場合には、前記新しいステータス情報を「完了」に決定し、
    前記アラーム状態制御部が算出した前記新しい影響度および緊急度の値が0でない場合には、前記新しいステータス情報を「継続」に決定することを特徴とする、請求項5に記載のアラーム表示装置。
  7. 前記アラーム状態更新部は、前記ステータス変更部が決定した新しいステータス情報を含む最新のアラーム状態情報を、前記アラーム状態データに記録することを特徴とする、請求項6に記載のアラーム表示装置。
  8. 前記アラーム表示部に表示される所定の時刻における前記影響度および前記緊急度の状態遷移が、前記アラーム表示装置の管理者により選択された場合、
    前記アラーム表示部は、前記選択された時刻におけるアラーム状態情報に含まれる情報を表示することを特徴とする、請求項1〜7に記載のアラーム表示装置。
  9. 前記アラーム情報記憶部は、前記装置やシステムに悪影響を与える事象に対する対処方法、改善方法、正常化方法などの情報を含むアラーム対処情報が記録されたアラーム対処データを記憶し、
    前記アラーム表示部は、前記アラーム対処データに記録されている前記アラーム対処情報を表示することを特徴とする、請求項1〜8に記載のアラーム表示装置。
  10. 前記アラーム表示部に表示される所定の時刻における前記影響度および前記緊急度の状態遷移が、前記アラーム表示装置の管理者により選択された場合、
    前記アラーム表示部は、前記選択された時刻に発生した事象に対するアラーム対処情報に含まれる情報を表示することを特徴とする、請求項9に記載のアラーム表示装置。
  11. 装置やシステムにおいて発生する異常、故障、回復などの事象に関するアラーム情報を制御するアラーム制御サーバと;
    前記事象の発生により前記装置やシステムに与える影響度および緊急度の値を少なくとも含むアラーム定義情報が、前記事象毎に記録されるアラーム定義データと、
    前記装置やシステムの状態に関する情報であって、前記事象の発生により遷移する前記影響度および緊急度を少なくとも含むアラーム状態情報が、前記事象が発生する毎に記録されるアラーム状態データと、
    を記憶するアラーム情報記憶部と;
    前記アラーム情報を表示するアラーム表示部と;
    からなるアラーム表示装置におけるアラーム表示方法であって:
    前記装置または前記システムにおいて前記事象が発生した場合に、発生した事象に関するアラームを受信するアラーム受信ステップと、
    前記アラーム受信ステップにより受信したアラームの事象に対応する前記影響度および緊急度の値が定義されたアラーム定義情報を、前記アラーム定義データから検索するアラーム定義検索ステップと、
    前記アラーム状態データに記録されている最新のアラーム状態情報を、前記アラーム状態データから検索するアラーム状態検索ステップと、
    前記アラーム状態検索ステップにより検索された前記アラーム状態情報に含まれている前記影響度および緊急度の値に、前記アラーム定義検索ステップにより検索された前記アラーム定義情報に含まれている前記影響度および緊急度の値をそれぞれ加算して、新しい影響度および緊急度を算出するアラーム状態制御ステップと、
    前記アラーム状態制御ステップにより算出された前記新しい影響度および緊急度の値を少なくとも含む最新のアラーム状態情報を、前記アラーム状態データに記録するアラーム状態更新ステップと、
    前記アラーム状態データに記録されている前記影響度および前記緊急度の状態遷移を3次元で表示するアラーム表示ステップと、
    を含むことを特徴とするアラーム表示方法。
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