JP2010048885A - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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慎也 納田
Makoto Maeda
誠 前田
Nobuyuki Kondo
信幸 近藤
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Abstract

【課題】光学素子を冷却する冷却装置の光透過部に結露が発生することを防止できる投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】投写型映像表示装置100において、冷却装置200は、光学素子300を略密閉する空気ダクト210と、空気流路210aを流れる空気を冷却する冷却部230とを有する。空気ダクト210は、光源10から光学素子300に向かって出射される光を透過させる光透過部300aを含む。送風機400は、光透過部300aの外表面に空気を吹き送る。
【選択図】図4

Description

本発明は、光源と、光源から出射される光が照射される光学素子と、光学素子から出射された光を投写する投写光学系とを有する投写型映像表示装置に関する。
従来、光源と、光源から出射された光を変調する光学素子と、光学素子から出射された光を投写する投写光学系とを有する投写型映像表示装置が知られている。光学素子は、液晶パネル、偏光板、レンズなどである。
上述した投写型映像表示装置では、光源から出射された光は、光の進路上に設けられる光学素子に照射される。すなわち、光源から出射された光によって光学素子が加熱される。そこで、このような光学素子などの冷却対象を冷却する冷却装置が広く用いられる。冷却装置としては、光源から出射される光を妨げないように、空冷式の冷却装置を用いることが好ましい。なお、液冷式の冷却装置などを用いることは、出射される光を妨げる虞れがあるため好ましくないことに留意すべきである。
例えば、空冷式の冷却装置は、光学素子を密閉する空気ダクト(空気流路)と、空気ダクト内を流れる空気を冷却する冷却部とを備える。冷却部としては、例えば、コンプレッサーユニットやペルチェ素子が用いられる。光学素子は、空気ダクト内を流れる冷気によって冷却される(例えば、特許文献1)。空気ダクトは、光源から出射される光を空気ダクト内の光学素子に導く光透過部を備える。このような光透過部は、冷却装置の外壁の一部を構成する。
特開2005−121250号公報
しかしながら、光透過部は、空気ダクト内を流れる冷気によって外気の温度よりも低い状態となり、光透過部の外表面温度が露点温度を下回る場合があり、下回った場合には光透過部の外表面に結露が発生するという問題があった。この場合、光透過部を透過する光の透過率の低下や、光透過部を透過する光の焦点の歪みなどが発生してしまう。
そこで、本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、光学素子を冷却する冷却装置の光透過部に結露が発生することを防止できる投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一の特徴に係る投写型映像表示装置(投写型映像表示装置100)は、光源(光源10)と、光源から出射される光が照射される光学素子(光学素子300)と、光学素子から出射される光を投写する投写光学系(投写レンズユニット110)と、光学素子を冷却する冷却装置(冷却装置200)とを備え、冷却装置は、空気の流路である空気流路(空気流路210a)を形成する空気ダクト(空気ダクト210)と、空気流路を流れる空気を冷却する冷却部(冷却部230)とを有する。光学素子は、空気ダクト内に配置される。空気ダクトは、光源から光学素子に向かって出射される光を透過させる光透過部(光透過部300a)を含む。送風機400は、光透過部の外表面に空気を吹き送る。
かかる特徴によれば、光透過部の外表面は、送風機によって吹き送られる空気によって温められる。従って、光透過部の外表面が露点温度を下回ることを回避できるため、光透過部の外表面に結露が発生することを防止できる。
本発明の一の特徴において、光学素子は、光透過部を構成してもよい。
本発明の一の特徴において、投写型映像表示装置は、送風機から送り出される空気を光透過部の外表面に導く導風ダクト(導風ダクト401)を備えていてもよい。
本発明の一の特徴において、冷却装置は、光透過部の上方に設けられ、空気ダクトの外側に差し出るひさし部(ひさし部240)を有していてもよい。この場合、上述の導風ダクトの一部がひさし部を構成してもよい。
本発明の一の特徴において、送風機から光透過部の外表面まで空気を導く導風ダクト(導風ダクト401)を備え、冷却装置は、光透過部の外表面の上方に設けられ、空気ダクトの外側に差し出るひさし部(ひさし部240)を有しており、導風ダクトの一部は、ひさし部を構成してもよい。
本発明の一の特徴において、投写型映像表示装置は、外表面近傍の空気の温度を測定する温度センサ(温度センサ501)と、外表面近傍の空気の湿度を測定する湿度センサ(湿度センサ502)と、温度センサ及び湿度センサの測定結果に応じて、送風機を制御する制御部とを備えていてもよい。
本発明によれば、光学素子を冷却する冷却装置の光透過部に結露が発生することを防止できる投写型映像表示装置を提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(投写型映像表示装置の概略構成)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の概略構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、投写型映像表示装置100の筐体内部の構造を示す図である。図2は、投写型映像表示装置100を構成する光学素子の配置を示す図である。
図1及び図2に示すように、投写型映像表示装置100は、投射レンズユニット(投射光学系)110と、冷却装置200と、光学素子300と、複数の送風機400(送風機400R,400G,400B,400L)とを備える。
投射レンズユニット110は、光学素子300から出射される合成光(映像光)をスクリーン上などに投写する。
冷却装置200は、光学素子300を冷却する空冷式の冷却装置である。冷却装置200は、空気ダクト210と、冷却ファン220と、冷却部230(図4参照)とを有する。空気ダクト210は、空気の流路である空気流路210aを形成する。冷却ファン220は、空気ダクト210内に空気を循環させる。冷却部230は、空気流路210aを流れる空気を冷却する。なお、空気ダクト210は、光源(図3参照)から光学素子300に向かって出射される光を透過する光透過部300aを備える。冷却装置200の詳細については後述する。
光学素子300は、図2に示すように、光源から出射された光を変調するための液晶パネル、偏光板、レンズ、或いは冷却装置200内部を略密閉状態に保つための密閉用レンズ110Lを含む。などを含む。光学素子300には、光源から出射された後、光透過部300aを透過した光が照射される。光学素子300は、空気ダクト210内に略密閉状態で配置され、空気流路210aを流れる冷気によって冷却される。第1実施形態では、光学素子300は、空気ダクト210の外壁の一部を構成する光透過部300aを構成する。光学素子300の詳細については後述する。
複数の送風機400(送風機400R,400G,400B,400L)は、冷却装置200の外壁に空気を吹き送る。具体的には、各送風機400は、空気ダクト210の一部を構成する光透過部300aの外表面に空気を吹き送る。これにより、光透過部300aの外表面は、空気流路210aを流れる冷気よりも温度の高い空気(外気)によって温められる。
(投写型映像表示装置の詳細構成)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の詳細構成について、図面を参照しながら説明する。図3は、投写型映像表示装置100の構成を示す模式図である。
図3に示すように、投写型映像表示装置100は、光源10と、UV/IRカットフィルタ20と、フライアイレンズユニット30と、PBSアレイ40と、複数の液晶パネル50(液晶パネル50R、液晶パネル50G、液晶パネル50B)と、クロスダイクロイックプリズム60と、投写レンズユニット110とを有する。
光源10は、白色光を発するUHPなどの超高圧水銀ランプなどである。光源10が発する光は、赤成分光、緑成分光及び青成分光を含む。
UV/IRカットフィルタ20は、可視光成分(赤成分光、緑成分光及び青成分光)を透過する一方、視外光成分(例えば、赤外成分光や紫外成分光)を遮光する。
フライアイレンズユニット30は、光源10が発する光を均一化する。具体的には、フライアイレンズユニット30は、フライアイレンズ30a及びフライアイレンズ30bによって構成される。
フライアイレンズ30a及びフライアイレンズ30bは、それぞれ、複数の微少レンズによって構成される。各微少レンズは、光源10が発する光が液晶パネル50の全面に照射されるように、光源10が発する光を導く。
PBSアレイ40は、フライアイレンズユニット30から出射された光の偏光状態を揃える。例えば、PBSアレイ40は、フライアイレンズユニット30から出射された光をS偏光に揃える。
また、投写型映像表示装置100は、ミラー群(ダイクロイックミラー111、ダイクロイックミラー112、反射ミラー121〜反射ミラー123)と、レンズ群(コンデンサレンズ131〜コンデンサレンズ133、コンデンサレンズ140R、コンデンサレンズ140G、コンデンサレンズ140B、リレーレンズ151〜リレーレンズ153)とを有する。
ダイクロイックミラー111は、PBSアレイ40から出射された光のうち、赤成分光を透過する。ダイクロイックミラー111は、PBSアレイ40から出射された光のうち、緑成分光及び青成分光を反射する。
ダイクロイックミラー112は、ダイクロイックミラー111で反射された光のうち、青成分光を透過する。ダイクロイックミラー112は、ダイクロイックミラー111で反射された光のうち、緑成分光を反射する。
反射ミラー121は、赤成分光を反射して赤成分光を液晶パネル50R側に導く。反射ミラー122及び反射ミラー123は、青成分光を反射して青成分光を液晶パネル50B側に導く。
コンデンサレンズ131は、光源10が発する白色光を集光するレンズである。コンデンサレンズ132は、ダイクロイックミラー111を透過した赤成分光を集光する。コンデンサレンズ133は、ダイクロイックミラー111で反射された緑成分光及び青成分光を集光する。
コンデンサレンズ140Rは、液晶パネル50Rに赤成分光が照射されるように、赤成分光を略平行光化する。コンデンサレンズ140Gは、液晶パネル50Gに緑成分光が照射されるように、緑成分光を略平行光化する。コンデンサレンズ140Bは、液晶パネル50Bに青成分光が照射されるように、青成分光を略平行光化する。コンデンサレンズ140Bの光出射面側には、紫外成分を遮光するUVカットフィルタ21が設けられる。
リレーレンズ151〜リレーレンズ153は、青成分光の拡大を抑制しながら、液晶パネル50B上に青成分光を略結像する。
液晶パネル50Rは、赤成分光の偏光方向を回転させることによって赤成分光を変調する。液晶パネル50Rの光入射面側には、光の拡散を抑えて、コントラスト比や透過率を向上させる補償板51Rが設けられている。
補償板51Rの光入射面側には、一の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を透過して、他の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を遮光する入射側偏光板52Rが設けられている。入射側偏光板52Rの光入射面側には、入射側偏光板52Rに入射する光の光量や熱負担を軽減させる入射側プリ偏光板53Rが設けられている。
一方、液晶パネル50Rの光出射面側には、後述する出射側偏光板55Rに入射する光の光量や熱負担を軽減させる出射側プリ偏光板54Rが設けられている。出射側プリ偏光板54Rの光出射面側には、一の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を遮光して、他の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を透過する出射側偏光板55Rが設けられている。
同様に、液晶パネル50Gは、緑成分光の偏光方向を回転させることによって緑成分光を変調する。液晶パネル50Gの光入射面側には、補償板51G、入射側偏光板52G及び入射側プリ偏光板53Gが設けられている。一方、液晶パネル50Gの光出射面側には、出射側プリ偏光板54G及び出射側偏光板55Gが設けられている。
同様に、液晶パネル50Bは、青成分光の偏光方向を回転させることによって青成分光を変調する。液晶パネル50Bの光入射面側には、補償板51B、入射側偏光板52B及び入射側プリ偏光板53Bが設けられている。一方、液晶パネル50Bの光出射面側には、出射側プリ偏光板54B及び出射側偏光板55Bが設けられている。
クロスダイクロイックプリズム60は、液晶パネル50R、液晶パネル50G及び液晶パネル50Bから出射された光を合成する。クロスダイクロイックプリズム60は、投写レンズユニット110側に合成光を出射する。
投写レンズユニット110は、クロスダイクロイックプリズム60から出射された合成光(映像光)をスクリーン上などに投写する。 ここで、上述した液晶パネル50、補償板51、入射側偏光板52、入射側プリ偏光板53、出射側プリ偏光板54、出射側偏光板55、コンデンサレンズ140R,140G及びリレーレンズ153は、第1実施形態に係る光学素子300を構成する。
また、第1実施形態では、コンデンサレンズ140R,140G及びリレーレンズ153は、図3に示すように、光透過部300aを構成する。コンデンサレンズ140R,140G及びリレーレンズ153は、空気ダクト210の外壁の一部を構成しており、空気ダクト210内を略密閉状態に保つ機能を有する。光学素子300は、光源10から出射される光による加熱によって劣化することを抑制するために、空気流路210aを流れる冷気によって冷却される。
(冷却装置の構成)
以下において、第1実施形態に係る冷却装置の詳細構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、図1のA−A断面図である。
図4に示すように、空気ダクト210の一部には、光学素子300に光を出射するための光透過部300aが形成されている。光透過部300aは、コンデンサレンズ140R,140G及びリレーレンズ153によって構成される(コンデンサレンズ140Gは不図示)。空気ダクト210のうち光透過部300aを除く部分は断熱材によって覆われる。従って、空気ダクト210内は、所定の冷却温度に保持される。
冷却部230は、例えば、コンプレッサーユニットである。冷却部230は、空気流路210aを流れる空気の熱を、図示しない冷媒流路内を循環する冷媒により吸収することによって、空気を所定の冷却温度に冷却する。冷却部230によって冷却された空気(冷気)は、冷却ファン220によって光学素子300に送られる。これにより、光学素子300は、所定の冷却温度に冷却される。
ここで、図4に示すように、各送風機400は、光透過部300aの外表面に空気(外気)を吹き送る。具体的には、送風機400Rは、コンデンサレンズ140Rの外表面に空気を吹き送る。送風機400Bは、リレーレンズ153の外表面に外気を吹き送る。これにより、冷却部230によって冷却されたコンデンサレンズ140R及びリレーレンズ153の外表面は、外気の温度(外気温度)に温められる。
また、投写型映像表示装置100は、図4に示すように、温度センサ501、湿度センサ502及び制御部503を有する。
温度センサ501及び湿度センサ502それぞれは、光透過部300aの外表面に近接して配置される。温度センサ501は、光透過部300aの外表面近傍の外気の温度を測定する。湿度センサ502は、光透過部300aの外表面近傍の外気の湿度を測定する。
制御部503は、温度センサ501の測定温度と冷却部230との温度差が、所定の温度差になった場合に、送風機400を稼動させる。このような、所定の温度差は、湿度センサ502の測定値に応じて変更することができる。
(作用及び効果)
第1実施形態に係る投写型映像表示装置100において、冷却装置200は、光学素子300を略密閉する空気ダクト210と、空気流路210aを流れる空気を冷却する冷却部230とを有する。空気ダクト210は、光源10から光学素子300に向かって出射される光を透過させる光透過部300aを含む。送風機400は、光透過部300aの外表面に空気を吹き送る。
このように、光源10から光学素子300に向かって出射される光により光学素子300が加熱されて劣化することを、冷却部230によって光学素子300を冷却することにより抑制できる。一方で、光透過部300aの外表面は、送風機400によって吹き送られる空気によって温められる。従って、光透過部300aの外表面が露点温度を下回ることを回避できる。その結果、光透過部300aの外表面に結露が発生することを防止できる。
また、第1実施形態では、光学素子300は、光透過部300aを構成する。具体的には、コンデンサレンズ140R,140G及びリレーレンズ153が、光透過部300aとして機能する。従って、光透過性部材によって、別途、光透過部300aを形成する場合に比べて、投写型映像表示装置100の製造コストを軽減できる。
また、第1実施形態では、各送風機400は、外気温度を測定可能な温度センサ501と、外気湿度を測定可能な湿度センサ502との測定結果に応じて制御される。従って、光透過部300aの外表面が露点温度を下回る場合に送風機400を稼動させられるため、送風機400の稼動コストを軽減できる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、第2実施形態では、投写型映像表示装置100は、送風機400から送り出される空気を光透過部300aの外表面に導く導風ダクトを備える。また、冷却装置200は、光透過部300aの上方に設けられるひさし部を有する。
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、第2実施形態に係る投写型映像表示装置の構成について、図面を参照しながら説明する。図5は、第2実施形態に係る投写型映像表示装置100を示す図である。
図5に示すように、投写型映像表示装置100は、導風ダクト401(導風ダクト401B,401R)を備える。
導風ダクト401の一端は、光透過部300aから離間して設けられた送風機400に接続される。導風ダクト401の他端は、光透過部300aの外表面に向かって開口する。従って、導風ダクト401は、送風機400から送り出される空気を光透過部300aの外表面に導く。
また、図5に示すように、空気ダクト210の外壁には、ひさし部240(ひさし部240B,240R)が形成されている。ひさし部240は、光透過部300aの上方において、光透過部300aの外縁に沿って設けられる。
ここで、図5に示すように、導風ダクト401Rの一部は、ひさし部240Rを構成する。従って、導風ダクト401Rの一端は、光透過部300aの上方において、空気ダクト210の外壁に接続される。
(作用及び効果)
第2実施形態では、投写型映像表示装置100は、送風機400から光透過部300aの外表面まで空気を導く導風ダクト401を備える。従って、送風機400を光透過部300aから離間させられるため、送風機400を配置する位置の自由度を向上することができる。
また、第2実施形態では、導風ダクト401Rは、光透過部300aの上方に設けられ、空気ダクト210の外側に差し出るひさし部240を有する。従って、空気ダクト210の外壁に凝結した水滴が光透過部300aの外表面に垂れ落ちることを抑制できる。
また、第2実施形態では、導風ダクト401Rの一部が、ひさし部240Rを構成する。従って、導風ダクト401Rをひさし部240Rとして利用できるため、別途、ひさし部240Rを設ける必要がない。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、光学素子300が光透過部300aを構成することとしたが、これに限られるものではない。投写型映像表示装置100は、光学素子300とは別に、光透過性部材によって形成される光透過部300aを備えていてもよい。
また、上述した実施形態では、光透過部がコンデンサレンズ140R,140G、リレーレンズ153及び密閉用レンズ110Lによって構成されることとしたが、これに限られるものではない。具体的には、UV/IRカットフィルタ20と密閉用レンズ110Lの2箇所を光透過部300aとし、その間をすべてダクトで囲む構成とすることができる。この場合、送風機400は、UV/IRカットフィルタ20と密閉用レンズ110Lの外表面に空気を吹き送る。
また、上述した実施形態では特に触れていないが、送風機400は、投写型映像表示装置100の筐体内部から空気を吸入してもよいし、筐体外部から空気を吸入してもよい。
また、上述した実施形態では、ひさし部240は、光透過部300aの上方に設けられることとしたが、これに限られるものではない。具体的には、ひさし部240は、光透過部300aの外縁を取り囲むように設けられてもよい。このようなひさし部240は、投写型映像表示装置100が、台上に配置される「据え置き型」と、投写型映像表示装置100が天井から吊り下げられる「天吊り型」との両方で使用される場合において、天地逆にされる可能性があるときに有効である。
上述した実施形態では、冷却部230はコンプレッサーユニットであることとしたが、冷却装置200は、ペルチェ素子を利用した冷却部を有していてもよい。
上述した実施形態では、表示装置として液晶パネル50が用いられるが、これに限定されるものではない。表示装置としては、LCOS(Liquid Crystal on Silicon)やDMD(Degital Micromirror Device)などが用いられてもよい。
上述した実施形態では、光源10としてUHPランプが用いられることとしたが、固体光源を用いてもよい。
この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の筐体内部の構造を示す図である。 第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の投写型映像表示装置100を構成する光学素子の配置を示す図である。 第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示す模式図である。 第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図1のA−A断面図である。 第2実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図1のA−A断面図である。
符号の説明
10…光源、20…UV/IRカットフィルタ、21…UVカットフィルタ、30…フライアイレンズユニット、40…PBSアレイ、50…液晶パネル、51…補償板、52…入射側偏光板、53…入射側プリ偏光板、54…出射側プリ偏光板、55…出射側偏光板、60…クロスダイクロイックプリズム、100…投写型映像表示装置、110…投写レンズユニット、110L…密閉用レンズ、111、112…ダイクロイックミラー、121〜123…反射ミラー、131〜133…コンデンサレンズ、140…コンデンサレンズ、151〜153…リレーレンズ、200…冷却装置、210…空気ダクト、210a…空気流路、220…冷却ファン、230…冷却部、240…ひさし部、300…光学素子、300a…光透過部、400…送風機、401…導風ダクト、501…温度センサ、502…湿度センサ、503…制御部

Claims (6)

  1. 光源と、
    前記光源から出射される光が照射される光学素子と、
    前記光学素子から出射される光を投写する投写光学系と、
    前記光学素子を冷却する冷却装置と、
    を備える投写型映像表示装置であって、
    前記冷却装置は、
    空気の流路である空気流路を形成する空気ダクトと、
    前記空気流路を流れる空気を冷却する冷却部と
    を有し、
    前記光学素子は、前記空気ダクト内に配置され、
    前記空気ダクトは、前記光源から前記光学素子に向かって出射される光を透過させる光透過部を含み、
    前記光透過部の外表面に空気を吹き送る送風機を有する
    ことを特徴とする投写型映像表示装置。
  2. 前記光学素子は、前記光透過部を構成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  3. 前記送風機から送り出される空気を前記光透過部の前記外表面に導く導風ダクトを備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の投写型映像表示装置。
  4. 前記冷却装置は、前記光透過部の上方に設けられ、前記空気ダクトの外側に差し出るひさし部を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の投写型映像表示装置。
  5. 前記送風機から前記光透過部の前記外表面まで空気を導く導風ダクトを備え、
    前記冷却装置は、前記光透過部の前記外表面の上方に設けられ、前記空気ダクトの外側に差し出るひさし部を有しており、
    前記導風ダクトの一部は、前記ひさし部を構成する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の投写型映像表示装置。
  6. 前記外表面近傍の空気の温度を測定する温度センサと、
    前記外表面近傍の空気の湿度を測定する湿度センサと、
    前記温度センサ及び前記湿度センサの測定結果に応じて、前記送風機を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の投写型映像表示装置。
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