JP2010045681A - カメラおよび携帯端末 - Google Patents

カメラおよび携帯端末 Download PDF

Info

Publication number
JP2010045681A
JP2010045681A JP2008209298A JP2008209298A JP2010045681A JP 2010045681 A JP2010045681 A JP 2010045681A JP 2008209298 A JP2008209298 A JP 2008209298A JP 2008209298 A JP2008209298 A JP 2008209298A JP 2010045681 A JP2010045681 A JP 2010045681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
displacement
transmission
data
external device
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008209298A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Funada
学 船田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Imaging Corp
Original Assignee
Olympus Imaging Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Imaging Corp filed Critical Olympus Imaging Corp
Priority to JP2008209298A priority Critical patent/JP2010045681A/ja
Publication of JP2010045681A publication Critical patent/JP2010045681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】外部機器との間でデータの送受信を簡単に行うことができるカメラおよび携帯端末を提供すること。
【解決手段】近接通信部18は、外部機器との間で近接無線通信を行う。変位検出部13は、外部機器9との間で通信が確立した場合に、該確立した後のカメラ本体3の変位を検出する。送受信制御部201は、近接通信部18を介し、外部機器9に対するデータの送信および外部機器9から送信されたデータの受信を制御するが、このとき、変位検出部13によって検出されたカメラ本体3の変位の方向に応じてデータの送信とデータの受信とを切り換える。
【選択図】図6

Description

本発明は、カメラおよび携帯端末に関するものである。
近年、パソコンの普及やテレビの大画面化に伴い、デジタルカメラで撮影した画像をパソコンやテレビに表示させて楽しむユーザが増えている。また、この他にも、デジタルカメラで撮影した画像が蓄積されたメモリカード等の記録媒体から画像を読み出して専用の表示装置に表示するデジタルフォトフレームが実用化されている。
また、物体の動きを検出したり、タッチデバイスに対する指の動き等を検出することで直感的な操作入力を実現する装置が知られている(例えば特許文献1,2を参照)。すなわち、特許文献1には、ユーザが把持または着用する物体の動作を検出し、その動作パターンに応じて制御対象機器の動作制御を行う技術が開示されている。また、特許文献2には、直感的な手のコンフィギュレーションと動きによって、タイプ入力等の手操作入力を実現する装置が開示されている。
特開2005−59812号公報 特表2002−501271号公報
特許文献1,2のように、従来から直感的な操作入力を実現する技術が知られている。しかしながら、上記のようにカメラで撮影した画像を外部機器に表示させる場合には、外部機器への送信指示や記録媒体からの読み出し指示等の操作入力の他に、その都度カメラを外部機器とケーブル接続したり、カメラから記録媒体を取り外して外部機器に装着するといった作業が必要であった。外部機器のデータをカメラ側で再生しようとする場合も同様であり、これらの作業が手間であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、外部機器との間でデータの送受信を簡単に行うことができるカメラおよび携帯端末を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかるカメラは、外部機器との間で近接無線通信を行う近接通信部と、前記近接通信部を介し、前記外部機器に対するデータの送信および前記外部機器から送信されたデータの受信を制御する送受信制御部と、装置本体の変位を検出する変位検出部と、を備え、前記変位検出部は、前記外部機器との間で通信が確立した場合に、該確立した後の前記装置本体の変位を検出し、前記送受信制御部は、前記変位検出部によって検出された前記装置本体の変位の方向に応じて、前記データの送信と前記データの受信とを切り換えて制御することを特徴とする。
また、本発明にかかるカメラは、上記の発明において、前記装置本体の前面には撮像レンズが配設されており、前記近接通信部のアンテナが、前記撮像レンズが配設された前記装置本体の前面側に配置されていることを特徴とする。
また、本発明にかかるカメラは、上記の発明において、前記装置本体の姿勢を検出する姿勢検出部を備え、前記送受信制御部は、前記姿勢検出部による検出結果をもとに、前記外部機器との間で通信が確立したときの前記装置本体の姿勢が、予め設定される基準姿勢か否かを判定することを特徴とする。
また、本発明にかかるカメラは、上記の発明において、前記送受信制御部は、前記撮影レンズの光軸方向と直交する面内で前記装置本体が第1の方向に変位した場合に前記データの送信を制御し、前記第1の方向とは逆の第2の方向に変位した場合に前記データの受信を制御することを特徴とする。
また、本発明にかかるカメラは、上記の発明において、前記送受信制御部は、前記変位検出部によって検出された前記装置本体の変位速度を加味して前記第1の方向への変位および前記第2の方向への変位を検出することを特徴とする。
また、本発明にかかるカメラは、上記の発明において、前記送受信制御部は、前記変位検出部によって前記第1の方向への変位および前記第2の方向への変位を連続して検出した場合に、前記装置本体の変位を変位速度が速い方の変位として検出することを特徴とする。
また、本発明にかかる携帯端末は、外部機器との間で近接無線通信を行う近接通信部と、前記近接通信部を介し、前記外部機器に対するデータの送信および前記外部機器から送信されたデータの受信を制御する送受信制御部と、装置本体の変位を検出する変位検出部と、を備え、前記変位検出部は前記装置本体の変位を検出し、前記送受信制御部は、前記変位検出部によって検出された前記装置本体の変位の方向に応じて、前記データの送信と前記データの受信とを切り換えて制御することを特徴とする。
本発明によれば、カメラや携帯端末を外部機器に近づけ、その後装置本体を所定の方向に動かすだけで、ケーブル接続等の作業を必要とせずに、且つ送信指示や受信指示等の操作入力を行うことなく外部機器との間でデータの送受信を簡単に行うことができるという効果を奏する。
以下、図面を参照し、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、各図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
(実施の形態)
図1は、本発明のカメラを適用したデジタルカメラ1の前面側を示す概略斜視図であり、図2は、デジタルカメラ1の背面側を示す概略斜視図である。図1に示すように、デジタルカメラ1は、カメラ本体3の前面に撮像レンズ4が配設され、この撮像レンズ4を通して入射する被写体像を撮像する撮像部11(図6を参照)をカメラ本体3の内部に備えている。一方、カメラ本体3の上面には、撮影タイミングを指示するためのレリーズスイッチ5が配設されている。そして、カメラ本体3の背面には、各種画面を表示する表示部15、電源投入やモードの選択といった各種操作を入力するための固有の機能が割り当てられた複数のボタンスイッチ7等が配設されている。また、カメラ本体3の前面側からみて左側の端部部分がユーザの右手により保持されるグリップ部8を形成しており、上面のレリーズスイッチ5や背面のボタンスイッチ7は、グリップ部8を保持した状態で操作可能な位置に配置されている。
そして、デジタルカメラ1の電源を投入(ON)し、撮影モードを選択すると、デジタルカメラ1は撮影可能な状態となり、撮像レンズ4を通して入射する被写体像がライブビュー画像としてリアルタイムに表示部15に表示されるようになっている。ユーザは、グリップ部8を保持してカメラ本体3を構え、表示部15のライブビュー画像を見ながらレリーズスイッチ5を押下して静止画や動画を撮影し、あるいは撮影した静止画や動画を表示部15に表示(再生)して楽しむ。
このデジタルカメラ1は、図1に示すように、カメラ本体3のグリップ部8が形成された端部と反対の端部側において、パソコンや携帯電話機、テレビ等の外部機器に具備される近接通信部と近接無線通信を行うための近接通信部18を内蔵している。なお、以下では、外部機器をノートパソコンとして例示する。
図3は、デジタルカメラ1と外部機器9とが通信を行う様子を側面側から示した説明図である。デジタルカメラ1の近接通信部18は、そのアンテナがカメラ本体3の前面側に配置されるように具備される。一方、外部機器9であるノートパソコンの近接通信部96は、そのアンテナがキーボード面側に配置されるように設けられており、互いに通信可能圏内に近接されると、デジタルカメラ1と外部機器9との間で通信が確立されるようになっている。このように、本実施の形態では、近接通信部18の配置によって通信時のカメラ本体3の前後方向の姿勢を規定している。すなわち、外部機器9のキーボード面に対してカメラ本体3の前面側を対向させた状態でデジタルカメラ1を外部機器9に近づけると通信が確立される一方、外部機器9のキーボード面に対してカメラ本体3の背面側を近づけても通信が確立されない。また、ユーザにとっては、撮影時や再生時と同様の要領でカメラ本体3のグリップ部8を保持して外部機器9に近づければよく、デジタルカメラ1の表示部15が見える状態で、かつ外部機器9の表示部92も見える状態で通信が行える。これにより、通信の際、表示部15,92の表示によって送受信の成否や送受したデータの内容等を容易に目視確認することができる。
そして、デジタルカメラ1は、外部機器9との間で通信が確立すると、確立した後のカメラ本体3の変位を検出し、検出した変位をもとに、デジタルカメラ1から外部機器9へのデータの送信と外部機器から送信されたデータの受信とを切り換えて行う。具体的には、データの送信指示と受信指示とをカメラ本体3の変位の方向によって区別し、データの送信指示であれば外部機器9にデータを送信する。一方、データの受信指示であれば外部機器9から送信されたデータを受信する。図4は、外部機器9に対するデータの送信指示を説明する説明図であり、図5は、外部機器9からのデータの受信指示を説明する説明図である。
外部機器9にデータを送信したい場合には、ユーザは、図4中に矢印A11で示すように、先ずカメラ本体3を外部機器9に近づけ、通信を確立させる。図4の例では、外部機器9のキーボード面において、向かって右側端部に近接通信部96が設けられており、このキーボード面の右側端部にカメラ本体3(詳細にはグリップ部8と反対の端部側)を近づけると通信が確立される。続いて、図4中に矢印A13で示すように、外部機器9のキーボード面上で、その右側端部から左方向へとカメラ本体3を横にスライドさせて動かす。このようにしてカメラ本体3をスライドさせると、デジタルカメラ1から外部機器9へとデータが送信される。この送信指示は一例であるが、本例によれば、外部機器9の外側から内側へとカメラ本体3を押し込んで画像を送り出す直感的な動作(アクション)でデジタルカメラ1のデータを外部機器9に送信することができる。
デジタルカメラ1から外部機器9へと送信されるデータは、デジタルカメラ1に記録されている撮影データであり、例えば、デジタルカメラ1で撮影された静止画や動画のデータである。このとき、撮影された全ての静止画および動画のデータを送信することとしてもよいし、これらの中からユーザが指定したデータを送信することとしてもよい。また、動画の撮影中に録音された音データ等、デジタルカメラ1で録音された音データを送信するようにしてもよい。データの送信中、デジタルカメラ1の表示部15には、送信画面W1が表示されるようになっている。これにより、デジタルカメラ1で撮影された撮影データを外部機器9において再生・鑑賞できるようになる。
一方、外部機器9からのデータを受信したい場合には、ユーザは、図5中に矢印A21で示すように、先ずカメラ本体3を外部機器9のキーボード面の右側端部に近づけ、通信を確立させる。続いて、図5中に矢印A23で示すように、外部機器9のキーボード面上で、その右側端部から右方向へとカメラ本体3を横にスライドさせて動かす。このようにしてカメラ本体3をスライドさせると、外部機器9へとデータの送信要求が送信される。そして、外部機器9からデジタルカメラ1へとデータが送信され、デジタルカメラ1は、この外部機器9から送信されたデータを受信する。この受信指示は一例であるが、本例によれば、外部機器9の内側から外側へとカメラ本体3を引き離して画像を受信(受信)する直感的なアクションで外部機器9にデータを送信させ、このデータを受信することができる。
外部機器9からデジタルカメラ1へと送信されるデータは、外部機器9に記録されているデータであり、外部機器9がインターネットに接続してダウンロードしたコンテンツデータが含まれる。これにより、デジタルカメラ1を携帯するユーザが必要とするデータ、例えばデジタルカメラ1の撮影マニュアルや外出先の地図といったデータを受信することができ、受信したデータをデジタルカメラ1で閲覧できるようになる。あるいは、コンテンツデータとして音楽コンテンツを受信することとしてもよい。データの受信中、デジタルカメラ1の表示部15には、受信画面W2が表示されるようになっており、データを受信した後は、デジタルカメラ1において受信したコンテンツデータを再生することができる。これにより、デジタルカメラ1において、例えば撮影した静止画や動画を再生する際に音楽コンテンツをBGMとして再生するといったことが可能となる。
図6は、デジタルカメラ1および外部機器9の主要内部構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、デジタルカメラ1は、撮像部11、画像処理部12、変位検出部13、操作部14、表示部15、記録部16、時計部17、近接通信部18、制御部20等を備える。
撮像部11は、撮像レンズ4を通して入射する被写体像を光電変換し、アナログ電気信号を出力するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を含み、撮像素子からのアナログ電気信号をデジタル電気信号に変換して画像データを出力する。
画像処理部12は、撮像部11から出力された画像データに対して各種の画像処理を施すとともに、記録用や表示用に適した画像データに変換する処理を行う。例えば、撮影画像の画像データを記録する際、あるいは記録されている画像データを表示する際等に、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式等に基づく画像データの圧縮処理や伸張処理を行う。
変位検出部13は、カメラ本体3の変位を検出するためのものであり、カメラ本体3に生じる加速度を検出する公知の加速度センサや、カメラ本体3が回転したときの角速度を検出する公知の角速度センサ等で実現される。なお、従来から、手ぶれによる画像ぶれを補正するために角速度センサや加速度センサを備えたデジタルカメラが知られており、このようなデジタルカメラに適用する場合には、新たな構成を追加することなくカメラ本体3の変位を検出することができる。
図7は、変位検出部13によるカメラ本体3の変位検出を説明するための図である。図7に示すように、例えば、デジタルカメラ1の光学系(撮像レンズ4)の光軸方向をZ軸方向とし、Z軸方向に垂直な平面(撮像素子の撮像面)をXY平面として各軸方向を定義する。ここで、X,Y,Z軸は、デジタルカメラ1に固定されたローカルな座標軸であり、カメラ本体3の姿勢とは無関係である。変位検出部13は、X,Y,Z軸の各軸方向の加速度を個別の加速度センサや3軸の加速度センサによって検出し、X,Y,Z軸の各軸回りの角速度を個別のジャイロ等によって検出する。そして、変位検出部13は、加速度センサの検出結果をもとにカメラ本体3の移動量を検出するとともに、角速度センサの検出結果をもとにカメラ本体3の回転量を検出し、カメラ本体3の変位として検出する。本実施の形態では、図7中に矢印A3で示すカメラ本体3のX軸方向に対する変位の方向から、図4に示したカメラ本体3の右から左へとスライドされた変位および図5に示したカメラ本体3の左から右へとスライドされた変位を検出する。
図8,図9−1〜3は、加速度センサを用いたカメラ本体3の移動量の検出原理の一例を説明する図である。図8に示すように、加速度センサは、チップ表面に固定された固定電極211,213と、この固定電極211,213上に架橋され、加速度に起因して矢印A5の方向に移動する可動電極215とを有する。そして、固定電極211と可動電極215との間の静電容量の変化および固定電極213と可動電極215との間の静電容量の変化を検出して加速度を検出する。この加速度センサの出力(図9−1)を積分することで速度が得られ(図9−2)、さらに積分することで移動量が得られる(図9−3)。また、図10,図11は、角速度センサを用いたカメラ本体3の回転量の検出原理の一例を説明する図である。図10に示すように、角速度センサは、圧電セラミック素子が形成された一対の振動体221,223を有し、この振動体221,223を図10中に示す振動方向に振動させた状態で、コリオリ力を利用して角速度を検出するものである。そして、この角速度センサの出力を積分することで回転量が得られる(図11)。
図6に示す操作部14は、撮影の開始指示、静止画撮影や動画撮影等の撮影モード、再生モード、通信モードといったモードの選択操作、撮影条件の設定操作等、ユーザによる各種操作を受け付けて操作信号を制御部20に通知するためのものである。この操作部14は、図1のレリーズスイッチ5やボタンスイッチ7を含む。
表示部15は、撮影された静止画や動画、ライブビュー画像の他、デジタルカメラ1の各種設定情報等を表示するためのものであり、LCD(Liquid Crystal Display)やELディスプレイ(Electroluminescence Display)等の表示装置で実現される。この表示部15には、撮影モード中は例えば1フレーム毎にライブビュー画像が再描画されて動画的に連続表示され、再生モード中は撮影された静止画や動画が表示される。
記録部16は、デジタルカメラ1を動作させ、このデジタルカメラ1が備える種々の機能を実現するための各種のカメラプログラムや、このカメラプログラムの実行中に使用されるデータ等を記録しておくためのものであり、撮影された静止画データ、動画データ、音データ等の撮影データや、外部機器9から受信したコンテンツデータ等を記録しておくためのものである。この記録部16は、更新記録可能なフラッシュメモリ等のROMやRAMといった各種ICメモリ、内蔵あるいはデータ通信端子で接続されたハードディスク、メモリカード等の情報記録媒体およびその読み書き装置等によって実現されるものであり、用途に応じた記録装置を適宜採用して用いることができる。
時計部17は、日付および時刻を計時するためのものである。この時計部17が計時する現在時刻によって、静止画や動画の撮影日および撮影時刻が特定され、撮影された静止画や動画は、撮影日および撮影時刻とともに記録部16に記録されるようになっている。
近接通信部18は、外部機器9との間で近接無線通信を行うためのものであり、アンテナによって外部機器9の近接通信部96との間で電波信号を送受信し、受信信号を復調処理するとともに、送信信号を変調処理する送受信回路等で構成される。この近接通信部18は、アンテナに生じた電磁誘導によって、停止状態または待機状態にある制御部20を起動する起動部19を備えている。
制御部20は、CPU等で実現され、操作部14からの操作信号等に応じて記録部16からカメラプログラムを読み出して実行し、デジタルカメラ1を構成する各部に対する指示やデータの転送等を行ってデジタルカメラ1の動作を統括的に制御する。この制御部20は、近接通信部18を介して外部機器9にデータを送信し、外部機器9から送信されたデータを受信する制御を行う送受信制御部201を含み、上記したカメラプログラムは、制御部20を送受信制御部201として機能させるためのプログラムを含む。送受信制御部201は、近接通信部18によって外部機器9との間で通信が確立された場合に変位検出部13を起動してカメラ本体3の変位を検出させる。そして、送受信制御部201は、変位検出部13による変位検出の結果をもとに、外部機器9に対するデータの送信と外部機器9から送信されたデータの受信とを切り換えて制御する。
一方、外部機器9は、図6に示すように、操作部91、表示部92、通信部93、放送受信部94、記録部95、近接通信部96、制御部97等を備える。
操作部91は、例えば、キーボードやマウス、リモコン、タッチパネル、各種スイッチ等の各種入力装置によって実現されるものであり、操作入力に応じた操作信号を制御部97に出力する。テレビを視聴する場合には、操作部91によってチャンネルの選択、音量の増減等の各種操作を入力する。表示部92は、LCDやELディスプレイ等の表示装置によって実現されるものであり、制御部97から入力される表示信号に基づいて各種画面を表示する。
通信部93は、インターネットへの接続等の処理を行うためのものであり、ネットワークNを介して接続される他の装置との間でデータ通信を行う。ここで、ネットワークNは、例えば、インターネットおよびインターネットに接続するための各種通信回線と、それらを接続するインターネットプロバイダ等を含む。
放送受信部94は、放送局から送出される放送番組の放送波を受信するためのものである。この放送受信部94は、アンテナやチューナ等で構成され、アンテナによって受信された放送信号の中から選択されたチャンネルの信号を選局し、復調処理等の信号処理を行って放送番組の映像データおよび音データを制御部97に出力する。
記録部95は、外部機器9を動作させ、この外部機器9が備える種々の機能を実現するためのプログラムや、このプログラムの実行中に使用されるデータ等を記録しておくためのものであり、インターネットに接続する等して取得したコンテンツデータ、デジタルカメラ1から受信した静止画データや動画データ等を記録しておくためのものである。この記録部95は、更新記録可能なフラッシュメモリ等のROMやRAMといった各種ICメモリ、内蔵あるいはデータ通信端子で接続されたハードディスク、メモリカード等の情報記録媒体およびその読み書き装置等によって実現されるものであり、用途に応じた記録装置を適宜選択して用いることができる。
近接通信部96は、デジタルカメラ1との間で近接無線通信を行うためのものであり、アンテナによってデジタルカメラ1の近接通信部18との間で電波信号を送受信し、受信信号を復調処理するとともに、送信信号を変調処理する送受信回路等を備える。この近接通信部96からは、その存在を報知する通信信号が定期的に送出されるようになっている。通信信号は、デジタルカメラ1の電源を投入するためのものである。ノートパソコン等を想定している外部機器9では、AC電源アダプタが利用でき、また充電池の充電容量が大きく、デジタルカメラ1と比較して電源的に有利である。このため、本実施の形態では、外部機器9から通信信号を定期的に送出することでデジタルカメラ1を自動的に電源投入できるようにしている。
制御部97は、CPU等で実現され、操作部91から入力される操作信号、記録部95に記録されるプログラムやデータ等に基づいて外部機器9を構成する各部への指示やデータの転送等を行い、外部機器9の動作を統括的に制御する。例えば、制御部97は、放送受信部94から入力された映像データの表示処理や、インターネットに接続して取得したコンテンツデータに基づく再生表示処理、デジタルカメラ1から送信された静止画データや動画データの再生表示処理を行う。また、制御部97は、放送受信部94から入力された音データの出力処理や、インターネットに接続して取得したコンテンツデータに基づく音の再生処理、デジタルカメラ1から送信された音データの再生処理を行い、図示しないスピーカから出力させる。
次に、デジタルカメラ1が行う処理手順について説明する。本実施の形態のデジタルカメラ1は、電源が遮断された状態であっても、外部機器9から送出されている通信信号によって自動的に電源を投入し、データの送受信処理を開始するようになっている。図12は、送受信処理の手順を示すフローチャートである。
図12に示すように、デジタルカメラ1の近接通信部18が外部機器9の近接通信部96の通信可能圏内に近接されると、近接通信部96が定期的に送出している通信信号の受信によって近接通信部18のアンテナに電磁誘導が生じ、外部機器9との間で通信が確立する(ステップa1)。詳細にはこのとき、近接通信部18の起動部19が、アンテナに生じた電磁誘導によって制御部20を起動し、デジタルカメラ1の電源がONされる(ステップa3)。
このようにしてデジタルカメラ1の電源がONされると、続いて送受信制御部201が、変位検出部13を起動してカメラ本体3の変位を検出させる(ステップa5)。そして、送受信制御部201は、変位検出部13による変位検出の結果をもとに、データの送信指示および受信指示を検出する。そして、送受信制御部201は、送信指示があった場合、すなわち図4に示したカメラ本体3の右から左へとスライドされた変位を検出した場合には(ステップa7:Yes)、送信制御処理を行って(ステップa9)、その後ステップa15に移行する。
一方、送受信制御部201は、受信指示があった場合、すなわち図5に示したカメラ本体3の左から右へとスライドされた変位を検出した場合には(ステップa11:Yes)、受信制御処理を行って(ステップa13)、その後ステップa15に移行する。また、データの送信指示が検出されず(ステップa7:No)、受信指示も検出されない場合にも(ステップa11:No)、ステップa15に移行する。
すなわち、ステップa15では、送受信制御部201は、変位検出部13および近接通信部18を停止状態にし、本処理を終える。
ここで、送受信制御部201が行う送信制御処理および受信制御処理について説明する。図13は、送信制御処理の手順を示すフローチャートであり、図14は、受信制御処理の手順を示すフローチャートである。
図13に示すように、送信制御処理では、送受信制御部201は先ず、近接通信部18による受信を禁止する(ステップb1)。そして、送受信制御部201は、近接通信部18を介し、外部機器9に受信依頼信号の送信処理を行う(ステップb3)。なお、この受信依頼信号を受信した外部機器9は、受信モードとなる(図16のステップe5(Yes)〜ステップe8を参照)。続いて、送受信制御部201は、近接通信部18を介し、記録部16に記録されている撮影データ(静止画や動画のデータ、音データ)の全部または一部を外部機器9に送信する処理を行う(ステップb5)。そして、送受信制御部201は、データの送信に成功した場合には(ステップb7:Yes)、図12のステップa9にリターンする。
一方、データの送信に失敗したならば(ステップb7:No)、送受信制御部201は、警告表示処理を行い(ステップb9)、図12のステップa9にリターンする。具体的には、送受信制御部201は、通信に失敗した場合の他、記録部16に静止画や動画のデータが記録されていない等の事態が生じた場合に、その旨のメッセージを表示部15に表示する処理を行う。
また、図14に示すように、受信制御処理では、送受信制御部201は先ず、近接通信部18による送信を禁止する(ステップc1)。そして、送受信制御部201は、近接通信部18を介し、外部機器9に送信依頼信号を送信する(ステップc3)。なお、この送信依頼信号を受信した外部機器9は、送信モードとなってコンテンツデータの送信を行う(図16のステップe9〜ステップe11を参照)。送受信制御部201は、近接通信部18を介して外部機器9から送信されるデータ(コンテンツデータ)の受信処理を行う。データの受信に成功した場合には(ステップc7:Yes)、送受信制御部201は、受信したデータを記録部16に記録する処理を行い(ステップc9)、図12のステップa13にリターンする。なお、このとき、受信したコンテンツデータを表示部15に表示させるようにしてもよい。
一方、データの受信に失敗したならば(ステップc7:No)、送受信制御部201は、警告表示処理を行って(ステップc11)、図12のステップa13にリターンする。具体的には、送受信制御部201は、通信に失敗した場合の他、外部機器9からコンテンツデータが送信されない等の事態が生じた場合に、その旨のメッセージを表示部15に表示する処理を行なう。
次に、電源投入時のデジタルカメラ1の基本処理の手順について説明する。図15は、デジタルカメラ1が行う基本処理の手順を示すフローチャートである。電源投入時、デジタルカメラ1は、ユーザ操作によって選択されるモードに応じた処理を行う。すなわち、現在選択されているモードが撮影モードの場合には(ステップd1:Yes)、制御部20は、撮像部11を起動して画像を取り込み(ステップd3)、取り込んだ画像をライブビュー画像として表示部15に表示する処理を行う(ステップd5)。そして、撮影指示がない間は(ステップd7:No)、ステップd3に戻って処理を繰り返し、ライブビュー画像を1フレーム毎に更新表示させる。そして、レリーズスイッチ5が押下されて撮影が指示された場合には(ステップd7:Yes)、静止画または動画の撮影処理を行う(ステップd9)。すなわち、静止画撮影を行う場合には1回の撮影処理を行い、1枚の静止画データを生成して記録部16に記録する。一方、動画撮影を行う場合であれば、静止画データを連続的に生成して動画データとして記録部16に記録する。そして、制御部20は、撮影された静止画データまたは動画データの記録を終えると(ステップd11:Yes)、ステップd45に移行する。なお、動画撮影時において、図示しないマイクによって集音される音声等の音の録音処理を行い、音データを生成して動画データと併せて記録することとしてもよい。
一方、現在のモードが撮影モードではなく(ステップd1:No)、再生モードの場合には(ステップd13:Yes)、制御部20は、記録部16に記録されている撮影データを順次読み出して再生処理を行う(ステップd15)。このとき、過去に静止画撮影された静止画データや動画撮影された動画データを先ずサムネイル形式で一覧表示させることとしてもよい。そして、一覧の中から選択されたものを再生表示することとしてもよい。また、動画を再生する際に、動画データと併せて記録されている音データを、図示しないスピーカから音出力するようにしてもよい。
この再生モード中にデジタルカメラ1と外部機器9との間で通信が確立すると(ステップd17:Yes)、送受信制御部201が、変位検出部13を起動してカメラ本体3の変位を検出させる(ステップd19)。そして、送受信制御部201は、変位検出部13による変位検出の結果をもとに、データの送信指示を検出する。そして、送受信制御部201は、送信指示があった場合、すなわち図4に示したカメラ本体3の右から左へとスライドされた変位を検出した場合には(ステップd21:Yes)、送信制御処理を行う(ステップd23)。この送信制御処理は、図13に示した処理手順と同様にして行われる。なお、ここでの送信制御処理では、例えば、再生中の撮影データを外部機器9に送信する。そして、送受信制御部201は、変位検出部13および近接通信部18を停止状態にし(ステップd25)、ステップd45に移行する。
このように、再生モードでは、検出したカメラ本体3の変位が右から左へとスライドされた変位ではない場合や、カメラ本体3が動かされない場合には、データの送信を行わない。すなわち、再生モードでは、送信指示のみを受け付けて、送信指示があった場合にのみデータの送信を許可することができる。
また、現在のモードが再生モードではなく(ステップd13:No)、通信モードの場合には(ステップd27:Yes)、送受信制御部201が、近接通信部18を起動する(ステップd29)。そして、デジタルカメラ1と外部機器9との間で通信が確立すると(ステップd31:Yes)、送受信制御部201は、変位検出部13を起動してカメラ本体3の変位を検出させる(ステップd33)。そして、送受信制御部201は、変位検出部13による変位検出の結果をもとに、データの送信指示および受信指示を検出する。そして、送受信制御部201は、送信指示があった場合、すなわち図4に示したカメラ本体3の右から左へとスライドされた変位を検出した場合には(ステップd35:Yes)、送信制御処理を行って(ステップd37)、その後ステップd43に移行する。ステップd37の送信制御処理は、図13に示した処理手順と同様にして行われる。
一方、送受信制御部201は、受信指示があった場合、すなわち図5に示したカメラ本体3の左から右へとスライドされた変位を検出した場合には(ステップd39:Yes)、受信制御処理を行って(ステップd41)、その後ステップd43に移行する。ステップd41の受信制御処理は、図14に示した処理手順と同様にして行われる。また、データの送信指示が検出されず(ステップd35:No)、受信指示も検出されない場合にも(ステップd39:No)、ステップd43に移行する。
すなわち、ステップd43では、送受信制御部201は、変位検出部13および近接通信部18を停止状態にし、ステップd45に移行する。
そして、ステップd45では、基本処理を終了するか否かを判定する。例えば、ボタンスイッチ7の操作によって電源OFFが指示された場合に、本処理を終える(ステップd45:Yes)。一方、終了しない場合には(ステップd45:No)、ステップd1に戻る。
次に、外部機器9が行う処理手順について説明する。図16は、外部機器9が行う基本処理の手順を示すフローチャートである。ここで、外部機器9は、電源が投入されていることを前提としている。
図16に示すように、先ず制御部97が、近接通信部96による定期的な通信信号の送出処理を開始する(ステップe1)。そして、デジタルカメラ1と外部機器9との間で通信が確立すると(ステップe3:Yes)、続いて受信する信号に応じて処理を分岐する。すなわち、デジタルカメラ1から受信依頼信号を受信した場合には(ステップe5:Yes)、制御部97は、受信モードとなって近接通信部96を介してデジタルカメラ1から送信されるデータ(静止画データや動画データ、音データ)の受信処理を行う(ステップe7)。そして、制御部97は、受信したデータを記録部95に記録して(ステップe8)、ステップe29に移行する。なお、このとき、受信したデータを表示部92に表示させるようにしてもよい。
一方、送信依頼信号を受信した場合には(ステップe9:Yes)、制御部97は、送信モードとなって近接通信部96を介し、記録部95に記録されているコンテンツデータの全部または一部を外部機器9に送信する処理を行う(ステップe11)。例えば、予めユーザによるコンテンツの選択操作を受け付けて、選択されたコンテンツデータを送信するようにしてもよい。そして、コンテンツデータの送信を終えると、ステップe29に移行する。
一方、ユーザ操作によってテレビの視聴が指示された場合には(ステップe13:Yes)、制御部97は、ユーザが選択したチャンネルの放送番組を出力するための処理を行う(ステップe15)。テレビの視聴終了が指示された場合には、ステップe29に移行する。また、ユーザ操作によってインターネットの接続指示が入力された場合には(ステップe17:Yes)、制御部97は、ネットワークNを介してユーザが指定したサイトに接続するための処理を行う(ステップe19)。インターネットへの接続の切断が指示された場合には、ステップe29に移行する。
また、ユーザ操作によってコンテンツの記録指示が入力された場合には(ステップe21:Yes)、ユーザが指定したコンテンツデータを記録部95に記録する処理を行う(ステップe23)。ここで記録されるコンテンツデータは、例えば、ステップe19で接続したインターネット上のサイトで公開・提供されているコンテンツデータを含む。このコンテンツデータを記録する場合には、接続しているサイトにコンテンツデータのダウンロード要求を送信し、指定したコンテンツデータを取得して記録部95に記録する。なお、コンテンツデータの取得はインターネット上で提供されているものに限定されず、例えばメモリカードやCD−ROM等の情報記録媒体によって提供されるものであってもよい。そして、コンテンツデータの記録を終えると、ステップe29に移行する。
また、ユーザ操作によってコンテンツデータの再生指示が入力された場合には(ステップe25:Yes)、ユーザが指定したコンテンツデータを記録部95から読み出して再生する処理を行う(ステップe27)。ここで再生されるコンテンツデータは、インターネットに接続等してダウンロードし、ステップe23で記録部95に記録したコンテンツデータの他、ステップe5(Yes)〜ステップe8で受信し記録部95に記録したデジタルカメラ1からの撮影データ(静止画データや動画データ、音データ)が含まれる。コンテンツデータの再生終了が指示された場合には、ステップe29に移行する。
そして、ステップe29では、基本処理を終了するか否かを判定し、終了する場合には(ステップe29:Yes)、本処理を終える。一方、終了しない場合には(ステップe29:No)、ステップe1に戻る。
以上説明したように、本実施の形態によれば、外部機器9との間で通信が確立させた後、図4に示して説明したようにカメラ本体3を右から左へとスライドさせて動かすワンアクションで、外部機器9にデータを送信することができる。一方、外部機器9との間で通信が確立させた後、図5に示して説明したようにカメラ本体3を左から右へとスライドさせて動かすワンアクションで、外部機器9からデータを送信させ、このデータを受信することができる。これによれば、直感的かつ簡単なアクションで、デジタルカメラ1から外部機器9へのデータの送受信を切り換えて行うことができる。したがって、ケーブル接続等の作業を必要とせずに、且つデータの送信や受信を指示するメニュー操作等の操作入力を行うことなく外部機器との間でデータの送受信を簡単に行うことができるという効果を奏する。
また、デジタルカメラ1が電源遮断時であっても、デジタルカメラ1を外部機器9に近づけてカメラ本体3を左右にスライドさせるだけでデータの送受信を行えるので、デジタルカメラ1の電源の投入操作を行うことなくデータの送受信が行える。さらに、単にデジタルカメラ1と外部機器9との間で通信が確立しただけではデータの送受信は行われないので、外部機器9に対してデジタルカメラ1が誤って近づけられた場合等の誤送信を防止できる。さらに、カメラ本体3の変位を検出するための変位検出部13および外部機器9との間で近接無線通信を行うための近接通信部18を通信時のみにおいて起動し、通信を行っていない間は駆動しないようにした。これにより、デジタルカメラ1の電力の消費を抑えることが可能となる。
ここで、近接通信部18,96間の近接無線通信は、非接触状態で行われ、高速且つ大容量のデータ転送が可能な近接無線通信であって、例えば375Mbps以上の転送速度を実現可能な非接触の近接無線通信を想定している。これにより、デジタルカメラ1に記録されている静止画データ、動画データ、音データ等の撮影データの全部または一部を瞬時に外部機器9に送信することができる。
以上、この発明の好適な実施の形態について説明したが、この発明は、上記したものに限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
(変形例1)
図17は、変形例1のデジタルカメラ1aの主要内部構成の一例を示すブロック図である。また、図18は、このデジタルカメラ1aと外部機器9とが通信を行う様子を側面側から示した説明図である。なお、図17および図18において、上記した実施の形態と同様の構成には同一の符号を付している。
図17に示すように、変形例1のデジタルカメラ1aは、例えば重力センサ等で実現され、カメラ本体3の姿勢を検出する姿勢検出部23aを備える。姿勢検出部23aは、図18に示すように、カメラ本体3の底部に配設されており、デジタルカメラ1aに固定されたローカル座標軸(図7を参照)に対する重力の方向を姿勢情報として出力する。上記したように、このローカル座標軸はカメラ本体3の姿勢とは無関係であり、この姿勢検出部23aによって、外部機器9との間で通信が確立したときのカメラ本体3の姿勢を検出する。
図19は、撮影時や再生時と同様の要領でデジタルカメラ1aのカメラ本体3を保持した様子を示す図であり、通信時のカメラ本体3の正しい姿勢(基準姿勢)を示している。一方、図20は、基準姿勢とは別のカメラ本体3の姿勢の一例を示す図であり、図19に示す状態とカメラ本体3の上下を逆にしてデジタルカメラ1aを保持した様子を示している。上記した実施の形態では、外部機器9との間で通信が確立した際のカメラ本体3の姿勢が、図19に示す基準姿勢であることを前提としてカメラ本体3の変位を検出することとした。しかしながら、実際に通信確立時のカメラ本体3の姿勢が図19に示す基準姿勢なのか、図20に示すような基準姿勢とは別の姿勢なのかを判別できないという問題があった。
本変形例1では、図17の制御部20aの送受信制御部201aが、姿勢検出部23aから出力される姿勢情報をもとに、外部機器9との間で通信が確立したときのカメラ本体3の姿勢が基準姿勢か否かを判定する。すなわち、カメラ本体3の底面側を下に向けた姿勢の場合に基準姿勢と判定し、基準姿勢でなければデータの送受信を行わない。一方、通信確立時のカメラ本体3の姿勢を基準姿勢と判定した場合には、例えば図4に示したカメラ本体3の右から左へとスライドされた変位を送信指示として検出し、図5に示したカメラ本体3の左から右へとスライドされた変位を受信指示として検出する。
この変形例1によれば、カメラ本体3の上下左右方向の姿勢を規定することができる。したがって、通信が確立されたときのカメラ本体3の姿勢が基準姿勢の場合にのみデータの送受信を行うことができるので、データの送受信を確実に切り換えて行うことができる。
また、上記した実施の形態では、近接通信部18の配置によってカメラ本体3の前後方向の姿勢を規定することとしたが、アンテナの感度が高い場合等では、カメラ本体3の背面側を外部機器9と対向させたとしても、通信が確立される場合が生じ得る。変形例1によれば、このような場合であっても、姿勢検出部23aの検出結果をもとにカメラ本体3の前後方向の姿勢を確実に規定することができ、データの送受信をより確実に切り換えて行うことができる。なお、外部機器9の近接通信部18の近傍に例えば所定のマークを付しておき、通信確立時に撮像部11から取り込まれる画像を解析処理してマークの有無を判別することによって、デジタルカメラの前面側(撮像レンズ4側)が対向するようにしてこれらが近づけられたか否かを判定するようにしてもよい。
(変形例2)
また、上記した実施の形態では、外部機器9をノートパソコンとして例示したが、例えばテレビを外部機器とすることとしてもよい。図21は、デジタルカメラ1aとテレビ9bとが通信を行う様子を側面側から示した説明図である。図21に示すように、テレビ9bの近接通信部96bは、表示部15が配設される前面にアンテナが配置されるように設けられている。そして、この近接通信部96bとデジタルカメラ1aの近接通信部18とが互いに通信可能圏内に近接されると、デジタルカメラ1aとテレビ9bとの間で通信が確立される。したがって、デジタルカメラ1aの表示部15が見える状態で、かつテレビ9bの表示部92bも見える状態で通信が行える。
このデジタルカメラ1aは、変形例1で説明したように、カメラ本体3の底部に設けられた姿勢検出部23aによってデジタルカメラ1aに固定されたローカル座標軸のY軸方向に対する重力の方向を検出し、通信確立時の基準姿勢を判定する。そして、例えば上記した実施の形態と同様に、テレビ9bの前面に向かって右から左へとカメラ本体3を横にスライドさせると、デジタルカメラ1aからテレビ9bへとデータが送信され、デジタルカメラ1aで撮影された静止画データや動画データ等をテレビ9bで再生・鑑賞できるようになる。また、テレビ9bの前面に向かって左から右へとカメラ本体3を横にスライドさせると、テレビ9bから送信されたデータを受信する。
(変形例3)
また、上記した実施の形態では、加速度センサや角速度センサ等の変位検出部13によってカメラ本体3の変位を検出し、データの送信指示および送信指示を検出することとしたが、画像処理によってカメラ本体3の変位を検出するようにしてもよい。図22は、この場合のデジタルカメラ1cの主要内部構成の一例を示すブロック図である。なお、図22において、上記した実施の形態と同様の構成には同一の符号を付している。変形例3のデジタルカメラ1cは、図6の変位検出部13にかえて画像変化検出部25cを備え、送受信制御部201cを含む制御部20cを備える。
画像変化検出部25cは、撮像部11から出力される画像データをもとにフレーム間の動きを検出するためのものであり、1フレーム毎に撮像部11によって取り込まれる各ライブビュー画像に映る同一の被写体位置の変化量を表す動きベクトルを算出する。そして、制御部20cの送受信制御部201cは、画像変化検出部25cによって算出された動きベクトルをもとにカメラ本体3の移動方向を判定することで、図4に示したカメラ本体3の右から左へとスライドされた変位や図5に示したカメラ本体3の左から右へとスライドされた変位を検出する。この変形例3によれば、角速度センサや加速度センサを備えないデジタルカメラであっても、新たな構成を追加することなくデータの送信指示及び受信指示を検出することができる。
(変形例4)
図23は、変形例4のデジタルカメラが行う送受信処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図23において、図12と同様の処理工程には同一の符号を付している。
変形例4においても、上記した実施の形態と同様の送信指示また受信指示に応じてデータの送受信を切り換えるが、1回の送信でデータの送信に失敗する場合がある。このような場合、ユーザは、送信指示や受信指示を再度行い、データの送受信を繰り返し試みると考えられる。例えば送信指示に着目する。すなわち、図4に示したように、近接通信部18が設けられた外部機器9のキーボード面の右側端部にカメラ本体3を近づけて右から左へとスライドさせて送信指示した結果、データの送信に失敗したとする。ここで、再度送信指示を行う場合、ユーザは、先ずカメラ本体3を左から右へと動かして外部機器9のキーボード面の右側端部に戻す動作を行い、その後で、再度送信指示を行うこととなる。しかしながら、この外部機器9を元の位置に戻す動作がデータの受信指示に相当するため、デジタルカメラ1において、このカメラ本体3の動きを受信指示と誤って認識してしまうという問題があった。受信指示の場合も同様であり、受信指示をやり直す際のカメラ本体3の動きを送信指示と誤って認識してしまうという問題があった。
そこで、変形例4では、図23に示すように、送受信制御部は、ステップa5において変位検出部を起動し、カメラ本体の変位を検出した後、カメラ本体の変位速度が予め設定される所定の速度より遅いか否かを判定する。そして、カメラ本体の変位速度が所定の速度よりも遅ければ(ステップf6:Yes)、ステップa5で検出した変位検出の結果に基づく送信指示および受信指示の判定を行わずにステップa15に移る。一方、カメラ本体の変位速度が所定の速度以上の場合には(ステップf6:No)、ステップf7に移る。
すなわち、ステップf7では、送受信制御部は、図4に示したようにカメラ本体3が右から左へとスライドされて動かされた後、続けて図5に示したように左から右へとスライドされて動かされたか否かを判定する。そして、これらの変位が連続して検出されなければ(ステップf7:No)、送受信制御部は、ステップa7に移行して送信指示を判定し、送信指示があれば(ステップa7:Yes)、送信制御処理を行う(ステップa9)。あるいは、送受信制御部は、ステップa11に移行して受信指示を判定し、受信指示があれば(ステップa11:Yes)、受信制御処理を行う(ステップa13)。
一方、送受信制御部は、右から左への変位および左から右への変位を連続して検出した場合には(ステップf17:Yes)、その変位の速度(変位速度)を比較する。そして、送受信制御部は、右から左への変位速度が左から右への変位速度よりも速い場合には(ステップf17:Yes)、ステップa9に移行して送信制御処理を行う。一方、送受信制御部は、右から左への変位速度が左から右への変位速度以下であれば(ステップf17:No)、ステップa13に移行して受信制御処理を行う。
この変形例4によれば、変位検出部による変位検出の結果をもとに、検出したカメラ本体の変位速度を判定することができる。そして、変位速度が所定の速度よりも遅いカメラ本体の動きについては送信指示や受信指示の判定対象としない。一方、変位速度が所定の速度以上の場合であって、カメラ本体の右から左への変位および左から右への変位が連続して検出された場合には、変位速度が遅い方の変位を上記したような「カメラ本体を戻す動作」がされたこととし、変位速度が速い方の変位検出の結果をもとにデータの送受信を切り換えることができる。
(他の変形例)
また、上記した実施の形態では、デジタルカメラ1が右手で保持される場合を想定して、図4に示したカメラ本体3の右から左へとスライドされた変位を送信指示とし、図5に示したカメラ本体3の左から右へとスライドされた変位を受信指示とする場合について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、図1や図2に示したデジタルカメラ1とは逆に、カメラ本体の前面側からみて右側の端部部分に左手で保持されるグリップ部が形成される左利き用のデジタルカメラに適用する場合には、図5に示したカメラ本体3の左から右へとスライドされた変位を送信指示として検出することとしてもよい。そして、図4に示したカメラ本体の右から左へとスライドされた変位を受信指示として検出することとしてもよい。
これは、右利きのユーザにとっては、体の外側から内側へのカメラ本体3の変位が図4に示すカメラ本体3の右から左への変位であり、画像を送り出す直感的なアクションであったのに対し、左利きのユーザにとっては、この体の外側から内側へのカメラ本体3の変位が図5に示すカメラ本体3の左から右への変位であるからである。また、左利きのユーザにとっては、体の内側から外側へのカメラ本体3の変位が図4に示すカメラ本体3の右から左への変位であり、画像を受信する直感的なアクションであるからである。
あるいは、左右両利き用に設計されたデジタルカメラに適用する場合であれば、ユーザの利き腕に応じてデータの送信指示と受信指示とを検出することもできる。例えば、デジタルカメラ1において、予めユーザ操作に従って利き腕の設定をしておく。そして、設定された利き腕が右利きの場合には上記した実施の形態と同様にしてデータの送信指示および受信指示を検出し、左利きの場合には、右利きの場合と逆の判定を行ってデータの送信指示および受信指示を検出するようにしてもよい。
図24は、この場合のデジタルカメラが行う送受信処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図24において、図12と同様の処理工程には同一の符号を付している。図24に示すように、本変形例では、ステップa5の変位検出部による変位検出の後、送受信制御部が、利き腕の設定を判定する(ステップg6)。
そして、送受信制御部は、変位検出部による変位検出の結果をもとに、データの送信指示および受信指示を検出する。このとき、送受信制御部は、ステップg6で判定した利き腕の設定が右利きであれば、図4に示したカメラ本体3の右から左へとスライドされた変位を検出した場合に送信指示があったと判定する(ステップg7:Yes)。一方、送受信制御部は、ステップg6で判定した利き腕の設定が左利きの場合には、右利きの場合と逆に、図5に示したカメラ本体3の左から右へとスライドされた変位を検出した場合に送信指示があったと判定する(ステップg7:Yes)。
また、送受信制御部は、ステップg6で判定した利き腕の設定が右利きであれば、図5に示したカメラ本体3の左から右へとスライドされた変位を検出した場合に受信指示があったと判定する(ステップg11:Yes)。一方、送受信制御部は、ステップg6で判定した利き腕の設定が左利きの場合には、右利きの場合と逆に、図4に示したカメラ本体3の右から左へとスライドされた変位を検出した場合に受信指示があったと判定する(ステップg11:Yes)。
また、カメラ本体3の傾き等を組み合わせた送信指示や受信指示を定義しておくこととしてもよく、より確実にデータの送受信の切り換えを行うことができる。
また、上記した実施の形態では、図1に示したように、グリップ部8を形成するカメラ本体3の前面側からみて左側の端部部分に近接通信部18を内蔵している場合について説明したが、近接通信部が配設される位置は特に限定されるものではない。また、近接通信部が配設された位置に応じて、送信指示として検出するカメラ本体の変位の方向や受信指示として検出するカメラ本体の変位の方向を適宜設定するようにしてもよい。
また、上記した実施の形態のデジタルカメラ1は、外部機器9との通信が確立した際、送信指示に応じて外部機器9にデータを送信し、受信指示に応じて外部機器9から送信されたデータの受信を行うこととしたが、特定の外部機器とのみ通信を行うようにしてもよい。この場合には、予めデジタルカメラおよび外部機器において送受信する相手を登録しておく。そして、通信が確立した相手が登録されている場合には送受信を行い、登録されていない場合には、送受信を行わない。
また、上記した実施の形態では、ユーザが所有するPCやテレビ等の外部機器と近接無線通信を行ってコンテンツデータを受信することとしたが、これに限定されない。例えば、インターネット等に接続するために街中の各所に設置された無線LANのアクセスポイントからコンテンツデータを受信することとしてもよい。例えば、観光地に設置されるアクセスポイントでデジタルカメラ1を動かして受信指示を行うことにより、周辺地図や観光情報等をコンテンツデータとして受信し、デジタルカメラ1で閲覧するといったことが可能となる。
また、外部機器9において、テレビの視聴中にデジタルカメラ1との間で通信が確立し、デジタルカメラ1から送信されたデータを受信した場合に、放送番組の出力を中断して受信したデータを優先して再生する処理を行うようにしてもよい。また、ユーザ操作に従って放送番組の出力およびデジタルカメラ1からのデータの再生のどちらを優先するかについて設定できるようにしてもよい。そして、放送番組の出力を優先する設定がされたならば、放送番組の出力中にデジタルカメラ1からのデータを受信した場合であっても、受信したデータを再生しないようにしてもよい。また、必ずしもいずれか一方を優先する必要はなく、例えば受信したデータ用の画面と放送番組用の画面とに表示画面を2分割し、放送番組の映像データとデジタルカメラ1からの静止画データまたは動画データとを各画面に並べて表示するようにしてもよい。
また、上記した実施の形態のデジタルカメラ1において、さらに、撮像部11から出力された画像中の顔の領域を検出する顔検出部を設けるようにしてもよい。そして、この顔検出部による顔領域の検出結果をもとに顔の位置を特定し、特定した顔の位置をピント合わせや露出の制御に用いるようにしてもよい。また、顔検出部による顔領域の検出結果をもとに、顔の位置や大きさに応じて動画撮影時における音の集音範囲を可変に設定することとしてもよい。
また、上記した実施の形態では、デジタルカメラ1に起動部19を設けた場合について説明したが、外部機器に起動部を設けることとしてもよい。そして、デジタルカメラから通信信号を定期的に送出することとし、この通信信号を受信したときに外部機器が起動される構成としてもよい。
また、上記した実施の形態では、撮影データを送信するカメラの例としてデジタルカメラについて説明したが、カメラに限らず、例えば携帯電話機やゲーム機、ノートパソコン、携帯型の音楽プレーヤ等、他の機器との間でデータの送受が可能な携帯端末に適用できる。例えば、携帯端末の一例である携帯型の音楽プレーヤにおいて、外部機器との間で音楽データを送受する場合に適用可能である。また、携帯型の音楽プレーヤにおいて、外部機器との間で、音楽データと併せて例えばCDジャケットの画像データといったその音楽データに関連付けられたデータを送受する場合にも、同様に適用可能である。
デジタルカメラの前面側を示す概略斜視図である。 デジタルカメラの背面側を示す概略斜視図である。 デジタルカメラと外部機器とが通信を行う様子を側面側から示した説明図である。 外部機器に対するデータの送信指示を説明する説明図である。 外部機器からのデータの受信指示を説明する説明図である。 デジタルカメラおよび外部機器の主要内部構成の一例を示すブロック図である。 変位検出部によるカメラ本体の変位検出を説明するための図である。 加速度センサを用いたカメラ本体の移動量の検出原理の一例を説明する図である。 加速度センサを用いたカメラ本体の移動量の検出原理を説明する他の図である。 加速度センサを用いたカメラ本体の移動量の検出原理を説明する他の図である。 加速度センサを用いたカメラ本体の移動量の検出原理を説明する他の図である。 角速度センサを用いたカメラ本体の回転量の検出原理を説明する図である。 角速度センサを用いたカメラ本体の回転量の検出原理を説明する他の図である。 送受信処理の手順を示すフローチャートである。 送信制御処理の手順を示すフローチャートである。 受信制御処理の手順を示すフローチャートである。 デジタルカメラが行う基本処理の手順を示すフローチャートである。 外部機器が行う基本処理の手順を示すフローチャートである。 デジタルカメラの主要内部構成の変形例を示すブロック図である。 変形例のデジタルカメラと外部機器とが通信を行う様子を側面側から示した説明図である。 カメラ本体の基準姿勢の一例を示す図である。 基準姿勢とは別のカメラ本体の姿勢の一例を示す図である。 デジタルカメラとテレビとが通信を行う様子を側面側から示した説明図である。 デジタルカメラの主要内部構成の他の変形例を示すブロック図である。 送受信処理の処理手順の変形例を示すフローチャートである。 送受信処理の処理手順を他の変形例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
3 カメラ本体
4 撮像レンズ
5 レリーズスイッチ
7 ボタンスイッチ
8 グリップ部
11 撮像部
12 画像処理部
13 変位検出部
14 操作部
15 表示部
16 記録部
17 時計部
18 近接通信部
19 起動部
20 制御部
201 送受信制御部
9 外部機器
91 操作部
92 表示部
93 通信部
94 放送受信部
95 記録部
96 近接通信部
97 制御部

Claims (7)

  1. 外部機器との間で近接無線通信を行う近接通信部と、
    前記近接通信部を介し、前記外部機器に対するデータの送信および前記外部機器から送信されたデータの受信を制御する送受信制御部と、
    装置本体の変位を検出する変位検出部と、
    を備え、
    前記変位検出部は、前記外部機器との間で通信が確立した場合に、該確立した後の前記装置本体の変位を検出し、
    前記送受信制御部は、前記変位検出部によって検出された前記装置本体の変位の方向に応じて、前記データの送信と前記データの受信とを切り換えて制御することを特徴とするカメラ。
  2. 前記装置本体の前面には撮像レンズが配設されており、
    前記近接通信部のアンテナが、前記撮像レンズが配設された前記装置本体の前面側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記装置本体の姿勢を検出する姿勢検出部を備え、
    前記送受信制御部は、前記姿勢検出部による検出結果をもとに、前記外部機器との間で通信が確立したときの前記装置本体の姿勢が、予め設定される基準姿勢か否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載のカメラ。
  4. 前記送受信制御部は、前記撮影レンズの光軸方向と直交する面内で前記装置本体が第1の方向に変位した場合に前記データの送信を制御し、前記第1の方向とは逆の第2の方向に変位した場合に前記データの受信を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のカメラ。
  5. 前記送受信制御部は、前記変位検出部によって検出された前記装置本体の変位速度を加味して前記第1の方向への変位および前記第2の方向への変位を検出することを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
  6. 前記送受信制御部は、前記変位検出部によって前記第1の方向への変位および前記第2の方向への変位を連続して検出した場合に、前記装置本体の変位を変位速度が速い方の変位として検出することを特徴とする請求項5に記載のカメラ。
  7. 外部機器との間で近接無線通信を行う近接通信部と、
    前記近接通信部を介し、前記外部機器に対するデータの送信および前記外部機器から送信されたデータの受信を制御する送受信制御部と、
    装置本体の変位を検出する変位検出部と、
    を備え、
    前記変位検出部は前記装置本体の変位を検出し、
    前記送受信制御部は、前記変位検出部によって検出された前記装置本体の変位の方向に応じて、前記データの送信と前記データの受信とを切り換えて制御することを特徴とする携帯端末。
JP2008209298A 2008-08-15 2008-08-15 カメラおよび携帯端末 Pending JP2010045681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008209298A JP2010045681A (ja) 2008-08-15 2008-08-15 カメラおよび携帯端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008209298A JP2010045681A (ja) 2008-08-15 2008-08-15 カメラおよび携帯端末

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010045681A true JP2010045681A (ja) 2010-02-25

Family

ID=42016659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008209298A Pending JP2010045681A (ja) 2008-08-15 2008-08-15 カメラおよび携帯端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010045681A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114606A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Canon Inc 無線送受信装置、そのモード設定方法及びプログラム
JP2011071580A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Toshiba Corp 電子機器及びデータ送受信システム
US9270338B2 (en) 2011-11-16 2016-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus and control method thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114606A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Canon Inc 無線送受信装置、そのモード設定方法及びプログラム
JP2011071580A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Toshiba Corp 電子機器及びデータ送受信システム
US9270338B2 (en) 2011-11-16 2016-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus and control method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11606482B2 (en) Methods for camera movement compensation
CN110213616B (zh) 视频提供方法、获取方法、装置及设备
CN111372126B (zh) 视频播放方法、装置及存储介质
JP2010136216A (ja) 携帯機器
JP5887123B2 (ja) 情報処理システム、第1電子機器、第2電子機器、画像ファイル再生方法および提供方法
JP2010193031A (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法
CN112822522B (zh) 视频播放方法、装置、设备及存储介质
CN108881286B (zh) 多媒体播放控制的方法、终端、音箱设备和系统
WO2015085589A1 (zh) 一种获取全景图像的方法及终端
CN110248236B (zh) 视频播放方法、装置、终端及存储介质
CN109922356B (zh) 视频推荐方法、装置和计算机可读存储介质
JP2012099889A (ja) カメラ、撮影方法、撮影プログラム
JP2010045683A (ja) カメラ
US9215003B2 (en) Communication apparatus, communication method, and computer readable recording medium
JP2006072466A (ja) 電子機器
JP2010068494A (ja) 携帯機器
JP2010045689A (ja) 携帯機器
US9742987B2 (en) Image pickup display apparatus, image pickup display method, and recording medium
JP2010045681A (ja) カメラおよび携帯端末
JP2010045521A (ja) 携帯端末装置及び外部機器
JP2010045686A (ja) 通信システム
JP2009260599A (ja) 画像表示装置、電子カメラ
JP2006320063A (ja) 充電システム
CN111464829B (zh) 切换媒体数据的方法、装置、设备及存储介质
CN110996115B (zh) 直播视频播放方法、装置、设备、存储介质和程序产品