JP2010045116A - 電源装置及び不揮発性メモリ装置 - Google Patents

電源装置及び不揮発性メモリ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 高電圧系配線による微小電流配線へのカップリングを回避でき、デッドスペースを削減する。
【解決手段】 電圧調整回路30Aが第1帯状領域及び第2帯状領域を備え、比較的低電圧を扱う各アナログ系回路及び基準電圧線を第1帯状領域及びその隣に配置し、比較的高電圧を扱う各内部電圧発生回路を第2帯状領域に配置し、各アナログ系回路及び基準電圧線の上方に位置するように第2絶縁層I2上にシールド層L1_Shield,L2_Shieldを配置した構成により、高電圧系配線による微小電流配線へのカップリングを回避できる。また、複数本の第1帯状領域が互いに同一の第1の幅を有し、複数本の第2帯状領域が互いに同一の第2の幅を有する構成により、同一の帯状領域内で各回路を密に配置でき、デッドスペースを解消できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高電圧系配線と微小電流配線とを含む電源装置及びそれを備えた不揮発性メモリ装置に係り、例えば、高電圧系配線による微小電流配線へのカップリングを回避でき、デッドスペースを削減し得る電源装置及び不揮発性メモリ装置に関する。
例えばメモリの多値化などに伴い、多値の電圧を供給可能な電源装置が広く知られている。この種の電源装置は、例えば、フラッシュメモリに代表される書き換え可能な不揮発性メモリ装置の一部として配置される。
図17は係る不揮発性メモリ装置の構成を示す模式図である。この不揮発性メモリ装置100は、昇圧回路10、オシレータ20、複数の電圧調整回路30,30,…,30、これらオシレータ20及び各電圧調整回路30〜30を含む電源制御回路40及びフラッシュメモリ部50を備えている。ここで、昇圧回路10及び電源制御回路40が電源装置を構成する。各電圧調整回路30〜30は、後述する第2回路層上の各配線L_M2の長手方向に沿って配置されており、この各配線L_M2に直交する方向に沿って、後述する第3回路層上の各配線L_M3が形成されている。なお、各電圧調整回路30,30,…,30は、互いに同様の回路が同様に配置されているので、以下の説明では電圧調整回路30を代表例に挙げて述べる。
図18乃至図22は係る電圧調整回路の構成を説明するための模式図である。この電圧調整回路30は、図18に示すように、第1絶縁層I1、第1回路層M1、第2絶縁層I2、第2回路層M2、第3絶縁層I3及び第3回路層M3が積層された構造となっている。なお、各回路層M1,M2,M3間は、適宜、図示しない垂直配線層(スルーホール)を介して電気的に接続されている。また、第3回路層M3の各配線L_M3と略平行な方向を幅方向と呼び、第3回路層M3の各配線L_M3と略垂直な方向を長手方向と呼び、各層を積層した方向を高さ方向と呼ぶ。なお、第3回路層M3の各配線L_M3としては、内部電源線L_Vccint、クロック信号線L_CLK、上層配線L_top、昇圧電源線L_ccint2がある。
ここで、第1回路層M1においては、図19に示すように、差動対カレントミラー回路31、定電流用抵抗32、複数のアンプ回路33、レベルシフタ回路34、複数のロジック回路35が配置されている。また、微小電流が流れる微小電流配線L_Δiが電圧調整回路30の長手方向及び幅方向に沿ってそれぞれ形成されている。幅方向に沿って形成された方の微小電流配線L_Δiは、最長で電圧調整回路30の幅と同等の長さを有しており、差動対カレントミラー回路31、定電流用抵抗32及び各アンプ回路33に接続されている。
この微小電流配線L_Δiとしては、例えば、各アンプ回路33に基準電圧を供給するための基準電圧線や、差動対カレントミラー回路31や定電流用抵抗32と、対応する各アンプ回路33とを接続するための引き回し配線などといった定電流配線を含んでいる。
なお、定電流用抵抗32及び各アンプ回路33は電圧調整回路30の幅方向に沿って配置されており、各アンプ回路33のいくつかは電圧調整回路30の幅と同等の長さを有している。
第2回路層M2においては、図20に示すように、外部から正電圧を供給するための1本の正電圧線L_VDDと、接地のための2本の接地線L_VSSと、4本の内部電源線L_Vccintと、1本のクロック信号線L_CLKとが互いに離間して電圧調整回路30の長手方向に沿って形成されている。正電圧線L_VDDと一方の接地線L_VSSとの間には、レベルシフタ回路34及びロジック回路35が配置されており、この接地線L_VSSと他方の接地線L_VSSとの間には、他のレベルシフタ回路34及び他のロジック回路35が配置されている。レベルシフタ回路34及びロジック回路35には、各配線L_VDD,L_VSS,L_Vccint,L_CLK,L_topが電気的に接続されている。
第3回路層M3においては、図21に示すように、内部電源線L_Vccint、クロック信号線L_CLK、上層配線L_top及び昇圧電源線L_Vccint2がそれぞれ電圧調整回路30の長手方向に直交する幅方向に沿って形成されている。これらのうち、内部電源線L_Vccint、クロック信号線L_CLK及び上層配線L_topは、それぞれ図示しない垂直配線層を介して第2回路層M2における内部電源線L_Vccint、クロック信号線L_CLK及び上層配線L_topに電気的に接続されている。
以上のような第1乃至第3回路層M1〜M3が積層された電圧調整回路30は、図22に示すように、各配線L_VDD,L_Vccint,L_CLK,L_top,L_VSS,L_Δi及び各回路31〜35が配置された構成となっている。なお、両端側の正電圧線L_VDDと接地線L_VSSとの間の幅方向に沿った間隔はy μmとなっている。また、微小電流配線L_Δiを除く他の配線及び各回路31〜35は、幅方向の間隔y μmに収まるように配置されている。
このような電圧調整回路30,…,30を備えた電源制御回路40の機能について、例えば特許文献1に基づいて説明する。不揮発性メモリ装置100は、昇圧回路10、電源制御回路(オシレータ20、レベル検知回路、内部電圧発生回路)40、フラッシュメモリ部(アドレスバッファ、アドレスデコーダ及びメモリセルアレイ)50を備えている。ここで、上述した電圧調整回路30は、レベル検知回路及び内部電圧発生回路からなる回路に相当する。
昇圧回路(チャージポンプ)10は、オシレータ20からクロック信号線L_CLKを介して供給されるクロック信号に基づき、外部(正電圧線L_VDD及び接地線L_VSS)から供給される外部電源電圧を昇圧して昇圧電圧Vccint2を生成して昇圧電源線L_Vccintに出力する。
レベル検知回路(差動対カレントミラー回路31、定電流用抵抗32、アンプ回路33、ロジック回路35の一部)は、昇圧電圧Vccint2の電圧レベルの変動を検知して、その検知結果に基づいて昇圧電圧Vccint2が一定レベルになるように、イネーブル信号CPE(charge pump enable)を上層配線L_topからオシレータ20に入力する。なお、オシレータ20は、イネーブル信号CPEの入力により、クロック信号を生成して昇圧回路10に供給する。
内部電圧発生回路(レベルシフタ回路34、ロジック回路35の一部)は、昇圧回路10から昇圧電源線L_vccint2を介して供給された昇圧電圧Vccint2を降圧し、得られた内部電圧Vccintを生成する。この内部電圧Vccintは、他の昇圧電源線L_Vccintを介して、フラッシュメモリ部50内のアドレスデコーダ(図示せず)などに供給される。なお、アドレスデコーダは、外部からアドレスバッファを介して入力されたアドレス信号をデコードし、内部電圧Vccintを基準としたデコード信号をメモリセルアレイに出力するものである。メモリセルアレイは、EEPROMから構成されている。
以上のような電圧調整回路30における各回路や配線のレイアウトは、不揮発性メモリのレイアウトの中でも特に重要な部分であり、回路設計者とレイアウト設計者とが一体となって取り組む必要がある。
なお、この出願に関連する先行技術文献情報としては特許文献2がある。この特許文献2には、ブロック内にトランジスタ、抵抗、容量を配置し、電源線と接地線をそれぞれブロックの上下辺に水平に配線することが記載されている。
特開平10−302492号公報(第34−48段落及び図1−図3等) 特開平5−259280号公報(第16段落及び図3)
しかしながら、前述した電圧調整回路30のレイアウト設計の際には、回路の特性を重視したレイアウトにすると、上層での配線によるカップリングが生じやすい不都合がある。また、アナログ系回路のレイアウトは、無駄な空きスペース(以下、デッドスペースともいう)ができ易く、面積を削減できない不都合がある。
具体的には、図23に示すように、カップリングcpについては、例えば、微小電流が流れる微小電流配線L_Δiと、比較的高電圧を用いる昇圧電源線L_Vccint及びクロック信号線L_CLKとが交差する箇所に発生する可能性がある。
同様に、微小電流を用いる定電流源(差動対カレントミラー回路31、定電流用抵抗32、アンプ回路33)と、比較的高電圧を用いる昇圧電源線L_Vccint及びクロック信号線L_CLKとが交差する箇所にも発生する可能性がある。
また同様に、微小電流を用いる定電流系(差動対カレントミラー回路31、定電流用抵抗32、アンプ回路33、微小電流配線L_Δi)と、比較的高電圧を用いる上層配線L_topとが交差する箇所にも発生する可能性がある。
一方、デッドスペースdsについては、例えば、微小電流が流れるアナログ回路系(アンプ回路33)特有の歪な形状から発生してしまう。また、既存の回路を流用することに伴い、合成時にデッドスペースdsが発生してしまう。このようなデッドスペースdsは、電圧調整回路30の面積を増大させてしまう。
従って、レイアウト設計の際には、このようなカップリングやデッドスペースの発生を阻止するため、毎回、かなりの時間と労力をかけて設計内容を再検討している。
なお、特許文献1は、各回路の機能の説明に便宜上、用いたものであり、各回路の配置については記載が無い。また、特許文献2は、チップサイズ縮小のための配置が記載されたものであり、ノイズやカップリングに関する記載は無い。
本発明は上記実情を考慮してなされたもので、高電圧系配線による微小電流配線へのカップリングを回避でき、デッドスペースを削減し得る電源装置及び不揮発性メモリ装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面は、クロック信号の入力により昇圧電圧を生成する昇圧回路と、イネーブル信号の入力により前記クロック信号を生成するオシレータと、前記昇圧回路により生成された昇圧電圧の変動レベルを検知し、この検知結果に基づいて前記昇圧電圧が一定レベルになるように、前記イネーブル信号を前記オシレータに出力するレベル検知回路、及び前記昇圧電圧を降圧して発生した内部電圧を個別に供給する内部電圧発生回路からなる複数の電圧調整回路を含む電源制御回路と、を備えた電源装置であって、前記各電圧調整回路としては、第1絶縁層と、前記第1絶縁層上において互いに同一の第1の幅を有し且つ互いに隣接して平行に配置された複数本の第1帯状領域に対し、前記各第1帯状領域に分散して配置され、前記第1の幅に略同一の幅を有し、前記レベル検知回路を構成する複数のアナログ系回路と、前記第1絶縁層上において前記第1帯状領域に沿って当該第1帯状領域の隣に形成され、前記レベル検知回路に基準電圧を供給するための基準電圧線と、前記第1絶縁層上において互いに同一の第2の幅を有して前記基準電圧線とは異なる側の第1帯状領域の隣にあり且つ互いに隣接して平行に配置された複数本の第2帯状領域に対し、前記各第2帯状領域に分散して配置され、前記第2の幅に略同一の幅と、前記供給する電圧に応じた長さとを有し、前記内部電圧発生回路の一部を構成する複数の第1ロジック系回路と、前記各アナログ系回路、前記基準電圧線及び前記各第1ロジック系回路を覆うように前記第1絶縁層上に形成された第2絶縁層と、前記各第1帯状領域及び前記各第2帯状領域からなる各領域の境界上に位置するように、互いに平行且つ交互に前記第2絶縁層上に形成され、それぞれ前記第2絶縁層を介して下方の第1ロジック系回路又はアナログ系回路に電気的に接続された複数の接地線及び複数の正電圧線と、前記各アナログ系回路及び前記基準電圧線の上方に位置するように前記第2絶縁層上に形成され、前記第1帯状領域の境界上に位置する各接地線に個別に接続された複数のシールド層と、前記各第1ロジック系回路の上方に位置するように前記第2絶縁層上に形成され、当該第2絶縁層を介して前記各第1ロジック系回路に電気的に接続され、前記内部電圧発生回路の残りの一部を構成する複数の第2ロジック系回路と、前記各シールド層、前記各第2ロジック系回路、前記各接地線及び前記各正電圧線を覆うように前記第2絶縁層上に形成された第3絶縁層と、前記第3絶縁層上に形成され、前記昇圧回路から昇圧電圧が印加される昇圧電源線と、前記第3絶縁層上に形成され、前記内部電圧発生回路から内部電圧が印加される内部電源線と、を備えた電源装置である。
本発明の第2の局面は、第1の局面に対応する電源装置において、前記各第1帯状領域及び前記各第2帯状領域としては、それぞれ2本又は3本の帯状領域である電源装置である。
本発明の第3の局面は、第1又は第2の局面に対応する電源装置を備えた不揮発性メモリ装置であって、前記電源装置から供給される昇圧電圧及び内部電圧により、書き換え可能な半導体メモリを備えた不揮発性メモリ装置である。
本発明の第4の局面は、第3の局面に対応する不揮発性メモリ装置において、前記半導体メモリがフラッシュメモリである不揮発性メモリ装置である。
(作用)
第1の局面によれば、電圧調整回路が第1帯状領域及び第2帯状領域を備え、比較的低電圧を扱う各アナログ系回路及び基準電圧線を第1帯状領域及びその隣に配置し、比較的高電圧を扱う各内部電圧発生回路を第2帯状領域に配置し、各アナログ系回路及び基準電圧線の上方に位置するように第2絶縁層上にシールド層を配置した構成により、高電圧系配線による微小電流配線へのカップリングを回避することができる。
また、第1の局面によれば、複数本の第1帯状領域が互いに同一の第1の幅を有し、複数本の第2帯状領域が互いに同一の第2の幅を有する構成により、同一の帯状領域内で各回路を密に配置でき、デッドスペースを解消することができる。
第2の局面によれば、各第1帯状領域及び各第2帯状領域がそれぞれ2本又は3本の帯状領域である構成により、第1の局面の作用に加え、合計4本〜6本の帯状領域により、電圧調整回路を実現させることができる。
第3の局面によれば、第1又は第2の局面のようにカップリングを回避してデッドスペースを削減した電源装置を備えた構成により、動作の安定性が高く、チップ面積の小さい不揮発性メモリ装置を実現することができる。
第4の局面によれば、第3の局面に対応する不揮発性メモリ装置において、半導体メモリがフラッシュメモリである構成により、第3の局面と同様の作用を奏するフラッシュメモリ装置を実現することができる。
以上説明したように本発明によれば、高電圧系配線による微小電流配線へのカップリングを回避でき、デッドスペースを削減できる。
以下、本発明の各実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の各実施形態は、一般的な電源装置としても実現可能であり、また、不揮発性メモリ装置に設けられ、書き換え可能な半導体メモリに昇圧電圧及び内部電圧を供給する電源装置としても実現可能となっている。この場合、半導体メモリは、例えばフラッシュメモリに限らず、任意の不揮発性メモリとしてもよい。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る電源装置を備えた不揮発性メモリ装置の構成を示す模式図であり、図2乃至図9はこの電源装置内の各電圧調整回路の構成を説明するための模式図である。本実施形態では、図17乃至図22と同一機能で配置のみが異なる回路や配線には同一符号を付してその機能の説明を省略し、ここでは異なる配置について主に述べる。
この不揮発性メモリ装置100Aは、図17に示したオシレータ20及び各電圧調整回路30〜30に代えて、後述する複数の第1及び第2帯状領域に分散配置したオシレータ20A及び各電圧調整回路30A〜30Aを備えている。
具体的には、不揮発性メモリ装置100Aは、昇圧回路10と、オシレータ20Aと、複数の電圧調整回路30A,30A,…,30Aと、これらオシレータ20A及び各電圧調整回路30A〜30Aを含む電源制御回路40Aと、フラッシュメモリ部50を備えている。ここで、昇圧回路10及び電源制御回路40Aは電源装置を構成する。
昇圧回路10は、前述同様に、オシレータ20Aからクロック信号線L_CLKを介して供給されるクロック信号の入力により、正電圧線L_VDDから供給される正電圧を昇圧して昇圧電圧Vccint2を生成する機能と、この昇圧電圧Vccint2を昇圧電源線L_Vccint2から各電圧調整回路30A,30A,…,30Aに供給する機能とをもっている。
オシレータ20Aは、各電圧調整回路30A,…,30Aから上層配線L_topを介して供給されるイネーブル信号の入力によりクロック信号を生成する機能と、このクロック信号をクロック信号線L_CLKから昇圧回路10に供給する機能とをもっている。
各電圧調整回路30A,…,30Aは、比較的低電圧を扱うアナログ系回路からなるレベル検知回路と、比較的高電圧を扱うロジック系回路からなる内部電圧発生回路とからそれぞれ構成されている。
レベル検知回路は、昇圧回路10により生成された昇圧電圧Vccint2の変動レベルを検知し、この検知結果に基づいて昇圧電圧Vccint2が一定レベルになるように、イネーブル信号をオシレータ20Aに出力する回路である。レベル検知回路は、後述する差動対カレントミラー回路31、定電流用抵抗32及びアンプ回路33により構成される。
内部電圧発生回路は、昇圧電圧Vccint2を降圧して発生した内部電圧Vccintを個別に供給する回路である。内部電圧発生回路は、後述するレベルシフタ回路34、ロジック回路35、レベルシフタ回路及びロジック回路36により構成される。ここで、各内部電圧Vccintは、例えば、ワード線に供給する10Vの電圧、書込時にドレイン電圧を供給する7Vの電圧、読出時にワード線に供給する5Vの電圧、消去時にワード線に供給する−9Vの負電圧等のように、用途毎にそれぞれ異なる値となっている。このような内部電圧の違いに伴い、各電圧調整回路30A,…,30Aは、様々な規模の回路を備え、様々なレイアウト面積を占有する。
但し、各電圧調整回路30A,…,30Aは、それぞれ内部電圧発生回路の回路規模(長手方向の大きさに対応)が異なるものの、互いに類似した構成(同一幅、長手方向に異なる長さ、ロジック系回路・アナログ系回路の同一の配置)であるので、以下の説明では電圧調整回路30Aを代表例に挙げて述べる。また、オシレータ20Aにおける回路配置も各電圧調整回路30A,…,30Aにおける図2〜図3等に示す配置と同様に、アナログ系回路を第1帯状領域に分散配置し、ロジック系回路を第2帯状領域に分散配置すると共に、アナログ系回路の上方にシールド層を配置するので、オシレータ20Aの配置についても電圧調整回路30Aを代表例に挙げて述べる。
始めに、図2に示すように、第1及び第2接地線L1_VSS,L2_VSSとの間隔をy (μm)としたとき、第3接地線L3_VSSと第2接地線L1_VSSとの間隔をya (μm)と呼び、第3接地線L3_VSSと第1接地線L2_VSSとの間隔をyb (μm)と呼ぶとする。このとき、y=ya+ybの関係がある。
ここで、2本の第1帯状領域は、互いに平行に配置された接地線L2_VSS〜L3_VSS及び正電源線L2_VDDにより区切られる領域に対応し、互いに同一の第1の幅ya/2を有し且つ互いに隣接して平行に配置されている。なお、この第1帯状領域に沿って当該第1帯状領域の隣に形成された基準電圧線L_VrefΔiは、後述するアンプ回路(レベル検知回路の一部)33に基準電圧を供給するための配線である。
2本の第2帯状領域は、互いに平行に配置された接地線L1_VSS,L3_VSS及び正電源線L1_VDDにより区切られる領域に対応し、互いに同一の第2の幅yb/2を有して基準電圧線L_VrefΔiとは異なる側の第1帯状領域の隣にあり且つ互いに隣接して平行に配置されている。
なお、2つの間隔ya,ybは、互いに略同一でもよく、互いに異なっていてもよい。これに伴い、第1帯状領域の幅ya/2と、第2帯状領域の幅yb/2とは、互いに略同一でもよく、互いに異なっていてもよい。
また、第1帯状領域の幅は、ya/2に限らず、ya/1,ya/3,ya/4,…,のように、任意の幅ya/i(但し、iは自然数)に変形してもよい。同様に、第2帯状領域の幅は、yb/2に限らず、ya/1,yb/3,yb/4,…,のように、任意の幅yb/k(但し、kは自然数)に変形してもよい。また、自然数i,kをそれぞれ2又は3とすることが、回路設計を容易にしつつデッドスペースを削減する観点から好ましい。これらのことは第3の実施形態でも述べる。また、後述する第2回路層M2における各接地線L1_VSS〜L3_VSSと略平行な方向を長手方向と呼び、各接地線L1_VSS〜L3_VSSと略垂直な方向を幅方向と呼ぶ。
電圧調整回路30Aは、図3に示すように、種々の長さの複数の長方形をその長辺同士が対向するように並べた平面形状を有しており、各第1帯状領域に各アナログ系回路(31〜33)が分散して配置され、各第2帯状領域に各ロジック系回路(34,36)が分散して配置されている。なお、電圧調整回路30Aも同様に、種々の長さの複数の長方形をその長辺同士が対向するように並べた平面形状を有しており、各第1帯状領域に各アナログ系回路(31〜33)が分散して配置され、各第2帯状領域に各ロジック系回路(34’〜36’)が分散して配置されている。このように、隣り合う電圧調整回路30A,30A同士では、デッドスペースを削減する観点から、各帯状領域において各回路が長手方向に密に配置されている。このことは他の電圧調整回路30A,…,30Aでも同様である。
各アナログ系回路(31〜33)は、前述した差動対カレントミラー回路31、定電流用抵抗32及び各アンプ回路33からなり、前述したレベル検知回路を構成している。また、各回路31〜33間には、微小電流配線が配置されている。
各ロジック系回路(34,36)は、前述したレベルシフト回路34と、レベルシフト回路及びロジック回路(の混在回路)36とからなり、供給する電圧(内部電圧Vccint)に応じた長さ(長手方向の大きさ)とを有し、前述した内部電圧発生回路を構成している。なお、各ロジック系回路34,36は、ここでは、後述する第1及び第2回路層M1,M2にも分散して配置されている。
図4は同実施形態における電圧調整回路30Aの構成を説明するための斜視図であり、図5は図4の3−3線矢視断面図である。この電圧調整回路30Aは、第1絶縁層I1、第1回路層M1、第2絶縁層I2、第2回路層M2、第3絶縁層I3及び第3回路層M3が積層された構造となっている。各層を積層した方向を高さ方向と呼ぶ。また、各回路層M1,M2,M3間は、適宜、垂直配線層(スルーホール)を介して電気的に接続されている。なお、第3回路層M3の各配線L_M3としては、幅方向に沿って形成された内部電源線L_Vccint、クロック信号線L_CLK、上層配線L_top、各正電圧線L1_VDD,L2_VDD、昇圧電源線L_ccint2及び各接地線L1_VSS,L2_VSSがある。但し、第3回路層M3の各配線L_M3は、幅方向に沿って形成される場合に限らず、長手方向に沿って形成されてもよい。
ここで、第1回路層M1においては、図6に示すように、差動対カレントミラー回路31、定電流用抵抗32、各アンプ回路33、レベルシフタ回路34、ロジック回路35、レベルシフタ回路及びロジック回路36、基準電圧線L_VrefΔi及び微小電流配線L_Δiが第1絶縁層I1上に配置されている。
また、複数のアナログ系回路(31〜33)は、第1絶縁層I1上において互いに同一の第1の幅ya/2を有し且つ互いに隣接して平行に配置された2本の第1帯状領域に対し、各第1帯状領域に分散して配置され、第1の幅ya/2に略同一の幅を有し、前述したレベル検知回路を構成している。基準電圧線L_VrefΔiは、第1絶縁層I1上において第1帯状領域に沿って当該第1帯状領域の隣に形成され、分岐部L_aを介してアンプ回路(レベル検知回路の一部)33に基準電圧を供給するための配線である。ここで、分岐部L_aは、第1帯状領域の幅方向に沿って形成され、第1帯状領域の幅ya/2以下の長さを有している。すなわち、基準電圧線L_VrefΔiの分岐部L_aは、隣の第1帯状領域に到達しない長さをもっている。なお、基準電圧線L_VrefΔiは、微小電流Δiが流れる微小電流配線の一部でもある。
差動対カレントミラー回路(定電流源)31及び定電流用抵抗32は、第1帯状領域に配置され、昇圧回路10により生成された昇圧電圧Vccint2の変動レベルを検知するためのレベル検知回路の一部である。なお、この種のレベル検知回路は、例えば特許文献1の第50−55段落等に詳細に説明されている。
複数のアンプ回路33は、当該レベル検知回路の他の一部であり、基準電圧Vrefとの比較により、レベル検知を行うものである。
複数のロジック系回路(34,36)は、第1絶縁層I1上において互いに同一の第2の幅yb/2を有して基準電圧線L_VrefΔiとは異なる側の第1帯状領域の隣にあり且つ互いに隣接して平行に配置された2本の第2帯状領域に対し、各第2帯状領域に分散して配置され、第2の幅yb/2に略同一の幅と、供給する電圧に応じた長さとを有し、前述した内部電圧発生回路の一部を構成している。
第2絶縁層I2は、第1回路層M1における各アナログ系回路(31〜33)、基準電圧線L_VrefΔi及び各ロジック系回路(34,36)を覆うように第1絶縁層I1上に形成されている。
第2回路層M2においては、図7に示すように、第1乃至第3接地線L1_VSS〜L3_VSS、第1及び第2正電圧線L1_VDD,L2_VDD、昇圧電源線L_Vccint2、クロック信号線L_CLK、上層配線L_top、第1及び第2シールド層L1_shield,L2_shield及び各回路34〜36が配置されている。
各接地線L1_VSS〜L3_VSS及び各正電圧線L1_VDD,L2_VDDは、各第1帯状領域及び各第2帯状領域からなる各領域の境界上に位置するように、互いに平行且つ交互に第2絶縁層I2上に形成され、それぞれ第2絶縁層I2を介して下方の第1ロジック系回路(34,36)又はアナログ系回路(31〜33)に電気的に接続されている。
各シールド層L1_shield,L2_shieldは、各アナログ系回路(31〜33)及び基準電圧線L_VrefΔiの上方に位置するように第2絶縁層I2上に形成され、第1帯状領域の境界上に位置する各接地線L3_VSS,L2_VSSに個別に接続されている。各シールド層L1_shield,L2_shieldは、下方の差動対カレントミラー回路31、定電流用抵抗32、各アンプ回路33及び基準電圧線L_VrefΔiを上方の各配線から電磁的にシールドするものであり、上方の各配線と下方の各回路等とのカップリングを回避する観点から、例えば、アルミニウムAl層として形成することが好ましい。
第2回路層M2における各ロジック系回路(34,36)は、第1回路層M1における各ロジック系回路の上方に位置するように第2絶縁層I2上に形成され、当該第2絶縁層I2(内の図示しない垂直配線層)を介して第1回路層M1の各ロジック系回路に電気的に接続され、前述した内部電圧発生回路の残りの一部を構成している。
第3絶縁層I3は、各シールド層L1_shield,L2_shield、各ロジック系回路(34,36)、各接地線L1_VSS〜L3_VSS、各正電圧線L1_VDD,L2_VDD、昇圧電源線L_Vccint2、クロック信号線L_CLK及び上層配線L_topを覆うように、第2絶縁層I2上に形成されている。
第3回路層M3においては、図8に示すように、内部電源線L_Vccint、クロック信号線L_CLK、上層配線L_top、各正電圧線L1_VDD,L2_VDD、昇圧電源線L_Vccint2、各接地線L1_VSS,L2_VSSが幅方向に沿って第3絶縁層I3上に形成されている。クロック信号線L_CLKは、例えば、オシレータ20により生成されたクロック信号を昇圧回路10、他の回路31〜36及び半導体メモリ等に供給可能な配線である。
以上のような各回路層M1〜M3を重ねて投影した平面構成は、図9に示す通りである。ここで、第2及び第3回路層M2,M3において、互いに直交する同じ符号の配線同士は、両者の交点に形成された図示しない垂直配線層を介して電気的に接続されている。
これに伴い、例えば、第3回路層M3の昇圧電源線L_Vccint2は、昇圧回路10により生成された昇圧電圧Vccint2を垂直配線層から第2回路層M2の昇圧電源線L_Vccint2に供給し、第2回路層M2の昇圧電源線L_Vccint2は、この昇圧電圧Vccint2を内部電圧発生回路に供給する。
また、第2回路層M2の内部電源線L_Vccintは、内部電圧発生回路により発生した内部電圧Vccintを垂直配線層から第3回路層M3の内部電源線L_Vccintに供給し、第3回路層M3の内部電源線L_Vccintは、この内部電圧Vccintをフラッシュメモリ部50に供給する機能をもっている。
ここで、フラッシュメモリ部(半導体メモリ)50は、例えば、アドレスバッファ、アドレスデコーダ及びメモリセルアレイを有している。内部電圧発生回路により生成された内部電圧Vccintは、このアドレスデコーダなどに供給される。なお、アドレスデコーダは、外部からアドレスバッファを介して入力されたアドレス信号をデコードし、内部電圧Vccintを基準としたデコード信号をメモリセルアレイに出力する。
なお、フラッシュメモリ部50は、フラッシュメモリに限らず、電圧調整回路30A〜30Aから供給される昇圧電圧Vccint2及び内部電圧Vccintにより、書き換え可能な不揮発性の半導体メモリであれば、任意の半導体メモリに変形してもよい。他の半導体メモリに変形した場合でも、前述同様のアドレスバッファ、アドレスデコーダ及びメモリセルアレイを備えている。
次に、以上のように構成された電源制御回路の動作を説明する。なお、本実施形態の電源制御回路40Aは、従来に比べ、各電圧調整回路30A〜30A内の各回路31〜36及び各配線の配置が異なるものであり、各回路31〜36自体は従来と同様に動作する。
始めに、オシレータ20Aは、例えば、電圧調整回路30A内のレベル検知回路から第2回路層M2の上層配線L_topを介してイネーブル信号が入力されると、このイネーブル信号によりクロック信号を生成する。このクロック信号は、第2回路層M2のクロック信号線L_CLKから図示しない垂直配線層及び第3回路層M3のクロック信号線L_CLKを介して昇圧回路10に供給される。
昇圧回路10は、このクロック信号に基づき、外部(正電圧線L_VDD及び接地線L_VSS)から供給される外部電源電圧を昇圧して昇圧電圧Vccint2を生成して昇圧電源線L_Vccintに出力する。
この昇圧電圧Vccint2は、第3回路層M3の昇圧電源線L_Vccintから図示しない垂直配線層及び第2回路層M2の昇圧電源線L_Vccint2を介してレベル検知回路及び内部電圧発生回路に供給される。
レベル検知回路(差動対カレントミラー回路31、定電流用抵抗32、アンプ回路33、レベルシフタ回路及びロジック回路36の一部)は、昇圧電圧Vccint2の電圧レベルの変動を検知して、その検知結果に基づいて昇圧電圧Vccint2が一定レベルになるように、イネーブル信号を第2回路層M2における上層配線L_topからオシレータ20Aに入力する。
このとき、第1回路層M1のレベル検知回路及び基準電圧線L_VrefΔiと、第3回路層M3の各配線L_Vccint,L_CLK,L_top,L_Vccint2等との間のカップリングは、第2回路層M2の各シールド層L1_shield,L2_shieldにより回避されている。
一方、内部電圧発生回路(レベルシフタ回路34、レベルシフタ回路及びロジック回路36)では、この昇圧電圧Vccint2を降圧した内部電圧Vccintを生成する。この内部電圧Vccintは、第2回路層M2の内部電源線L_Vccintから図示しない垂直配線層及び第3回路層M3の内部電源線L_Vccintを介して、フラッシュメモリ部50に供給される。
フラッシュメモリ部50では、内部電圧Vccintが供給されると、アドレスデコーダが、外部からアドレスバッファを介して入力されたアドレス信号をデコードし、内部電圧Vccintを基準としたデコード信号をメモリセルアレイに出力する。
上述したように本実施形態によれば、電圧調整回路30Aを第1及び第2帯状領域から構成し、比較的高電圧となる各ロジック系回路(34,36)を2つの第2帯状領域に分散配置し、微小電流が流れる各アナログ系回路(31〜33)を2つの第1帯状領域に分散配置し、各アナログ系回路の上方に各シールド層L1_shield,L2_shieldを配置した構成により、高電圧系配線(L_Vccint2,L_Vccint,L_CLK,L_top)による微小電流配線(L_VrefΔi,L_Δi)へのカップリングを回避することができる。
また、本実施形態によれば、各電圧調整回路30A〜30Aにおいて、第1帯状領域が互いに略同一幅ya/2を有し、第2帯状領域が互いに略同一幅yb/2を有する構成により、同一領域内で各回路を長手方向に沿って密に配置でき、デッドスペースを解消することができる。
また、カップリングを回避してデッドスペースを削減した電圧調整回路30A〜30Aを備えたことにより、動作の安定性が高く、チップ面積の小さいフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ装置100Aを実現することができる。
補足すると、図1及び図3に示したように、電源線(L_Vccint2、L_Vccint)、高電圧回路(34〜36)及び低電圧回路(31〜33)を分離配置した構成により、これらの混在を回避することができる。
また、定電流系を集中して配置し且つ定電流系の上方に各シールド層L1_shield,L2_shieldを設けたことにより、定電流配線と、昇圧電源線L_Vccint2及びクロック信号線L_CLKとの交差によるカップリングを回避することができる。また、各シールド層L1_shield,L2_shieldにより、定電流源(差動対カレントミラー回路31、定電流用抵抗32、アンプ回路33)と、昇圧電源線L_Vccint及びクロック信号線L_CLKとの交差によるカップリングも回避することができる。さらに、各シールド層L1_shield,L2_shieldにより、定電流系(差動対カレントミラー回路31、定電流用抵抗32、アンプ回路33、微小電流配線L_Δi)と、上層配線L_topとの交差によるカップリングも回避することができる。
配線長については、定電流系(差動対カレントミラー回路31、定電流用抵抗32、アンプ回路33、微小電流配線L_Δi)を集中配置したことにより、定電流配線(微小電流配線L_Δi、基準電圧線L_VrefΔi)の引き回しを解消することができる。
デッドスペースについては、例えば第1及び第2接地線L1_VSS,L2_VSSの間隔yを180μmとし、これらの接地線L1_VSS,L2_VSSと第3接地線L3_VSSとの間隔ya,ybを各90μmとした場合、アナログ回路系(差動対カレントミラー回路31、定電流用抵抗32、アンプ回路33)特有の歪な形状から発生するデッドスペースを50%(180μm領域→90μm領域)も低減することができた。
また、既存の回路の流用により発生していたデッドスペースは、回路の幅方向のサイズya/2,yb/2、配線L1_VSS〜L3_VSS,L1_VDD〜L2_VDDの位置、信号線の位置を固定化したことにより、激減させることができる。また全ての回路セルをya/2幅又はyb/2幅のサイズで作成するため、既存の回路セルを容易に流用でき、設計に要する時間や労力を低減させることができる。なお、本実施形態では、全ての回路セルをya/2幅又はyb/2幅とした場合を説明したが、これに限らず、各第1帯状領域に配置する回路及び配線と、各第2帯状領域に配置する回路及び配線とを分離して配置できればよいので、一部の回路セルをya幅又はyb幅とすることも可能である。
さらに、微小電流回路(31〜33)、ロジック回路35等の幅をそれぞれyb/2,ya/2に固定したため、空きスペースが生じたとしても、この空きスペースを他の回路との組み合わせや歪んだ形状により相殺し易いので、各第1帯状領域及び各第2帯状領域のうちの同一領域に属する回路を容易に組み合わせて配置できる利点がある。この利点は、1つの電圧調整回路30A内で回路を配置する場合に限らず、図3に示したように、複数の電圧調整回路30A,30Aを配置する場合においても同様に得ることができる。
また、回路変更があっても、変更内容が第1又は第2帯状領域内の調整で済み、他の領域に波及しないので、回路変更の調整が容易な電源装置を提供することができる。
また、オシレータ20Aについても同様に、アナログ系回路を第1帯状領域に分散配置し、ロジック系回路を第2帯状領域に分散配置すると共に、アナログ系回路の上方にシールド層を配置するので、デッドスペースを削減しつつ、カップリングを回避することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る電源装置に適用される電圧調整回路について説明する。第2の実施形態は、図10に示す第1の実施形態の配置を変形した変形例であり、図11及び図12に示すように、各アナログ系回路を配置した領域(アナログ系回路領域)に対応して各シールド層を配置した形態となっている。
図10に示す例は、第1の実施形態の場合であり、2つの第1帯状領域が各アナログ系回路領域であり、各アナログ系回路領域を覆うように第2絶縁層上に形成された第1及び第2シールド層L1_shield,L2_shieldを備えた構成を示している。
図11に示す例は、3つの第1帯状領域が各アナログ系回路領域であり、各アナログ系回路領域を覆うように第2絶縁層上に形成された第1〜第3シールド層L1_shield〜L3_shieldを備えた構成を示している。
図12に示す例は、図10及び図11に示す例の組み合わせであり、1つの領域にアナログ系回路領域とロジック系回路領域とが混在した場合、アナログ系回路領域のみを覆うように、第3シールド層L3_shieldを備えた構成を示している。但し、この場合、第1帯状領域の幅ya/iと第2帯状領域の幅yb/kとは互いに略同一である。
以上のような構成によれば、各アナログ系回路領域の配置に対応して各シールド層L_shieldを配置するので、各アナログ系回路の配置を変更した場合でも、第1の実施形態の効果を得ることができる。このため、レイアウト設計の自由度を増すことができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る電源装置に適用される電圧調整回路について説明する。第3の実施形態は、第1又は第2の実施形態を一般化した例であり、図13に示すように、第1及び第2帯状領域の幅をそれぞれya/i,yb/kとした形態となっている。
ここで、i,kはそれぞれ自然数であり、i=2,k=2の場合が第1の実施形態に相当する。また、自然数i,kとしては、図14〜図16に示すように、それぞれ2又は3の場合が回路設計を容易にしつつデッドスペースを削減する観点から好ましい。なお、第2の実施形態を一般化する場合には、i本の第1帯状領域の上方における第2回路層M2にi本のシールド層L1_shield〜Li_shieldを形成すればよい。
以上のような構成によれば、第1及び第2帯状領域を任意の本数i,kと同一幅ya/i,yb/kとで形成できるので、第1及び第2帯状領域の本数及び幅を変更した場合でも、適用した第1又は第2の実施形態の効果を得ることができる。このため、レイアウト設計の自由度を増すことができる。
なお、本願発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す模式図である。 同実施形態における電圧調整回路の構成を説明するための模式図である。 同実施形態における電圧調整回路の構成を説明するための模式図である。 同実施形態における電圧調整回路の構成を説明するための斜視図である。 図4の3−3線矢視断面図である。 同実施形態における第1回路層の平面構成を示す模式図である。 同実施形態における第2回路層の平面構成を示す模式図である。 同実施形態における第3回路層の平面構成を示す模式図である。 同実施形態における電圧調整回路の平面構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る電圧調整回路の一部の構成を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る電圧調整回路の一部の構成を示す模式図である。 同実施形態における電圧調整回路の一部の構成を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る電圧調整回路の一部の構成を示す模式図である。 同実施形態における電圧調整回路の一部の構成を示す模式図である。 同実施形態における電圧調整回路の一部の構成を示す模式図である。 同実施形態における電圧調整回路の一部の構成を示す模式図である。 従来の不揮発性メモリ装置の構成を示す模式図である。 従来の電圧調整回路の構成を説明するための斜視図である。 従来の電圧調整回路における第1回路層の平面構成を示す模式図である。 従来の電圧調整回路における第2回路層の平面構成を示す模式図である。 従来の電圧調整回路における第3回路層の平面構成を示す模式図である。 従来の電圧調整回路の平面構成を説明するための模式図である。 従来の電圧調整回路の課題を説明するための模式図である。
符号の説明
100A…電源装置、10…昇圧回路、20…オシレータ、30A〜30A…電圧調整回路、31…差動対カレントミラー回路、32…定電流用抵抗、33…アンプ回路、34…レベルシフタ回路、35…ロジック回路、36…レベルシフタ回路及びロジック回路、40…電源制御回路、50…フラッシュメモリ部、L1_VSS〜L3_VSS…接地線、L1_VDD,L2_VDD…正電圧線、I1〜I3…絶縁層、M1〜M3回路層、L_Vccint2…昇圧電源線、L_CLK…クロック信号線、L_top…上層配線、L_Vccint…内部電源線、L_VrefΔi…基準電圧線。

Claims (4)

  1. クロック信号の入力により昇圧電圧を生成する昇圧回路と、
    イネーブル信号の入力により前記クロック信号を生成するオシレータと、
    前記昇圧回路により生成された昇圧電圧の変動レベルを検知し、この検知結果に基づいて前記昇圧電圧が一定レベルになるように、前記イネーブル信号を前記オシレータに出力するレベル検知回路、及び前記昇圧電圧を降圧して発生した内部電圧を個別に供給する内部電圧発生回路からなる複数の電圧調整回路を含む電源制御回路と、
    を備えた電源装置であって、
    前記各電圧調整回路は、
    第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層上において互いに同一の第1の幅を有し且つ互いに隣接して平行に配置された複数本の第1帯状領域に対し、前記各第1帯状領域に分散して配置され、前記第1の幅に略同一の幅を有し、前記レベル検知回路を構成する複数のアナログ系回路と、
    前記第1絶縁層上において前記第1帯状領域に沿って当該第1帯状領域の隣に形成され、前記レベル検知回路に基準電圧を供給するための基準電圧線と、
    前記第1絶縁層上において互いに同一の第2の幅を有して前記基準電圧線とは異なる側の第1帯状領域の隣にあり且つ互いに隣接して平行に配置された複数本の第2帯状領域に対し、前記各第2帯状領域に分散して配置され、前記第2の幅に略同一の幅と、前記供給する電圧に応じた長さとを有し、前記内部電圧発生回路の一部を構成する複数の第1ロジック系回路と、
    前記各アナログ系回路、前記基準電圧線及び前記各第1ロジック系回路を覆うように前記第1絶縁層上に形成された第2絶縁層と、
    前記各第1帯状領域及び前記各第2帯状領域からなる各領域の境界上に位置するように、互いに平行且つ交互に前記第2絶縁層上に形成され、それぞれ前記第2絶縁層を介して下方の第1ロジック系回路又はアナログ系回路に電気的に接続された複数の接地線及び複数の正電圧線と、
    前記各アナログ系回路及び前記基準電圧線の上方に位置するように前記第2絶縁層上に形成され、前記第1帯状領域の境界上に位置する各接地線に個別に接続された複数のシールド層と、
    前記各第1ロジック系回路の上方に位置するように前記第2絶縁層上に形成され、当該第2絶縁層を介して前記各第1ロジック系回路に電気的に接続され、前記内部電圧発生回路の残りの一部を構成する複数の第2ロジック系回路と、
    前記各シールド層、前記各第2ロジック系回路、前記各接地線及び前記各正電圧線を覆うように前記第2絶縁層上に形成された第3絶縁層と、
    前記第3絶縁層上に形成され、前記昇圧回路から昇圧電圧が印加される昇圧電源線と、
    前記第3絶縁層上に形成され、前記内部電圧発生回路から内部電圧が印加される内部電源線と、
    を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記各第1帯状領域及び前記各第2帯状領域は、それぞれ2本又は3本の帯状領域であることを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電源装置を備えた不揮発性メモリ装置であって、
    前記電源装置から供給される昇圧電圧及び内部電圧により、書き換え可能な半導体メモリを備えたことを特徴とする不揮発性メモリ装置。
  4. 請求項3に記載の不揮発性メモリ装置において、
    前記半導体メモリは、フラッシュメモリであることを特徴とする不揮発性メモリ装置。
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