JP2010044736A - 製品設計評価装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルヒューマンが製品を使用する際の筋負荷を評価することにより製品設計を支援する。
【解決手段】仮想空間において製品の仮想モデルの可動部分にデジタルヒューマンを結合し、デジタルヒューマンが可動部分を移動させる際にデジタルヒューマンの各ジョイントに作用するトルクを負荷演算手段14において算出する。負荷演算手段14は、関節角度と最大発揮力との関係に基づいて、ジョイントの角度に応じた最大発揮力を求めるとともに、最大発揮力に対する割合によって、製品の可動部分を移動させる際の容易さの程度を複数段階に区分する。評価画像生成手段15は、デジタルヒューマンが製品の可動部分を移動させる際に各ジョイントに作用するトルクを求め、当該トルクがどの段階に属するかをモニタ装置32の画面に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として住宅関連設備の製品について設計を評価するシステムであって、設計された製品を3次元のコンピュータグラフィック画像として提示される仮想空間内にデジタルヒューマンとともに提示し、デジタルヒューマンに製品を使用させるとともにデジタルヒューマンの各部位に作用する負荷に着目して製品の設計を評価する製品設計評価装置に関するものである。
従来から、3次元のコンピュータグラフィック画像として表示される仮想空間内に製品の仮想モデルを配置し、製品の仮想モデルをデジタルヒューマンが使用するシミュレーションを行うことにより、製品を評価することが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1には、仮想空間内のデジタルヒューマンに製品の仮想モデルを使用する姿勢を指示し、当該姿勢におけるデジタルヒューマンの着目する筋肉に作用する負荷の程度を評価することにより製品の扱いやすさを評価し、製品設計を支援する技術が記載されている。
特開2007−334446号公報
ところで、特許文献1に記載の構成は、基本的に定位置に配置した製品を使用する際のデジタルヒューマンの姿勢をもとにして、製品の使いやすさを評価するものであり、可動部分を有する製品の評価については考慮されていない。
たとえば、便器の蓋のように上下の開閉動作が必要な可動部分を備える製品や吊り棚に設けた可動棚のように上げ下げが必要な可動部分を有する製品では、特定の姿勢に関する評価だけではなく、可動部分の移動に伴う負荷の変化も評価しなければならないが、特許文献1に記載の技術では、この点の考慮がなされていない。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、可動部分を有する製品について利用者の使用時の負荷を評価することにより可動部分を備える製品の設計を評価可能にした製品設計評価装置を提供することにある。
請求項1の発明は、コンピュータにより生成される仮想空間に、可動部分を備える製品の設計に基づく仮想モデルと、製品の仮想モデルにおける可動部分を移動させるデジタルヒューマンとを配置し、デジタルヒューマンの動きに基づいて製品設計の妥当性を評価する製品設計評価装置であって、製品の仮想モデルにおける可動部分とデジタルヒューマンとを結合するとともに可動部分の移動軌跡が指示されるデータ合成手段と、移動軌跡に沿って前記可動部分を移動させたときにデジタルヒューマンの着目する部位に作用する負荷を算出する負荷演算手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記製品の仮想モデルにおける前記可動部分の質量を設定する質量入力装置を備えることを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、前記製品の仮想モデルにおける前記可動部分と前記デジタルヒューマンとの結合部位について前記移動軌跡を指示する軌跡入力装置を備えることを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項1〜3のいずれかの発明において、前記デジタルヒューマンの着目する部位に作用する負荷を部位ごとに示すとともに、各部位の最大発揮力に対する負荷の大きさの割合から求めた作業容易度を区別して示すグラフ図の画像を生成する評価画像生成手段と、評価画像生成手段により生成されたグラフ図を表示するモニタ装置とを備えることを特徴とする。
請求項5の発明では、請求項4の発明において、前記評価画像生成手段は、前記デジタルヒューマンの各部位から選択された着目部位について、前記移動軌跡に沿った各位置での負荷の変化を示すグラフ図の画像を生成することを特徴とする。
請求項6の発明では、請求項1〜5のいずれかの発明において、前記デジタルヒューマンの着目する部位について最大発揮力に1よりも小さい所定の係数を乗じた許容発揮力を求め、許容発揮力を基準値に用いて着目する部位の負荷を評価する負荷評価手段を備えることを特徴とする。
請求項7の発明では、請求項6の発明において、前記負荷評価手段は、前記デジタルヒューマンの着目する部位に作用する負荷の許容発揮力に対する割合を複数段階に区分し、各段階に対応付けた色でデジタルヒューマンの着目する部位を着色して表示することを特徴とする。
請求項8の発明では、請求項1〜7のいずれかの発明において、前記負荷演算手段による算出結果を記憶する結果記憶手段を備えることを特徴とする。
請求項1の発明の構成によれば、製品の可動部分にデジタルヒューマンを結合し、可動部分の移動軌跡に沿って可動部分を移動させたときのデジタルヒューマンの各部位に作用する負荷を算出するから、可動部分を有する製品について利用者の使用時の負荷を評価することが可能になり、可動部分を備える製品の設計についての評価が可能になるという利点を有する。
請求項2の発明の構成によれば、可動部分の質量を設定することができるから、可動部分の質量の変更によって利用者の使用を容易にする質量の設計が可能になる。
請求項3の発明の構成によれば、可動部分の移動軌跡を設定することができるから、移動軌跡の変更によって利用者の使用を容易にする製品の設計が可能になる。
請求項4の発明の構成によれば、デジタルヒューマンの各部位の最大発揮力に対する負荷の割合を作業容易度として評価し、モニタ装置に作業容易度を区別して表示するから、製品の可動部分を使用する際の容易性を一目瞭然に認識することができ、使い勝手に関する設計の妥当性を容易に評価することができる。
請求項5の発明の構成によれば、デジタルヒューマンの着目部位について移動軌跡に沿った各位置での負荷の変化をグラフ図として表示するから、負荷の大きくなる部位に着目して移動軌跡の一部を修正するなどの対応が可能になり、設計作業の省力化に寄与する。
請求項6の発明の構成によれば、最大発揮力よりも小さい余裕発揮力を基準値に用いて各部位の負荷を評価するから、製品設計の妥当性を評価するにあたって製品を無理なく使用できる範囲の力で評価することが可能になり、実際に製品を使用する使用者の使用感に近い評価が可能になる。
請求項7の発明の構成によれば、デジタルヒューマンの着目する部位の色を負荷の大きさに応じて変化させるから、着目する部位に作用する負荷の大きさを一目瞭然に認識することができ、製品設計の妥当性や製品の使用感を直感的に理解することが可能になる。
請求項8の発明の構成によれば、負荷演算手段での算出結果を記憶することができるから、あらかじめ移動軌跡に沿った負荷を算出しておき、モニタ装置に表示する際に記憶している算出結果を利用することで、移動軌跡に沿ったデジタルヒューマンの動きに伴って負荷の算出結果をリアルタイムに提示することが可能になる。
以下に説明する製品設計評価装置は、パーソナルコンピュータのようなコンピュータを用いて形成される3次元のコンピュータグラフィック画像として表示される仮想空間内に製品の仮想モデルとともに仮想人体モデルであるデジタルヒューマンを配置し、仮想空間においてデジタルヒューマンに当該製品を使用する動作を行わせることにより、当該製品について設計の妥当性を評価する。したがって、製品設計評価装置は、コンピュータおよびコンピュータで実行可能なアプリケーションプログラムにより実現される。
製品としては、システムキッチン、洗面化粧台、便器、浴槽、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジなど各種の設備や機器を対象とすることができる。たとえば、システムキッチンでは、斜め下方に引き出すことのできる可動棚を備えた吊り棚における可動棚の移動軌跡による使い勝手の相違の評価に用いることができ、また浴槽であれば、洗い場から浴槽の縁までの高さ寸法の相違による浴槽への入りやすさの評価に用いることができる。あるいはまた、洗面化粧台であれば、抽斗や鏡の位置に応じた使いやすさを評価することができ、洗濯機であれば扉の向きや高さに応じた使い勝手の評価に用いることができる。
製品の設計の妥当性を評価する項目としては、利用者にとって製品を使用する動作が可能か否かの評価項目がある。すなわち、製品を使用する際の作業に伴う動作が関節の可動域内の動作であることや、製品を使用する動作において利用者の筋負荷が許容範囲か否かを評価しなければならない。筋負荷の許容範囲は、製品を使用する作業が容易であることの要求から、たとえば最大発揮力(MVC:Maximum Voluntary Contraction)に対して30%(30%MVCと表記する)以下である筋負荷となることが必要である。一方、筋負荷の下限値は、関節を動かすための筋負荷であるから、関節受動抵抗(JPR:Joint Passive Resistance)により制限される。
図2は、肘関節について、関節角度に対する最大発揮力(曲線A1〜A5)および関節受動抵抗(曲線B)の変化の一例を示している。関節角度は、小さいほうが屈曲、大きいほうが伸展を示している。図2によれば、関節受動抵抗(曲線B)は、関節の可動域の両端付近では変化するが、関節の可動域の中間では関節角度に関わりなく略一定とみなすことができる。
上述のように、関節受動抵抗は、関節の可動域の両端付近で大きく変化するから、製品の可動部分を移動させる際に関節の可動域の両端付近を用いるのは好ましくない。したがって、本実施形態では、可動域の両端付近を除く範囲を関節角度の許容範囲θaとしている。
一方、最大発揮力(A1〜A5)は、関節角度に応じて変化する。また、曲線A1〜A5は、それぞれ40歳、50歳、60歳、70歳、80歳における最大発揮力を示しており、最大発揮力が加齢とともに低下する傾向を有していることも見て取れる。したがって、高齢者でも使用可能な製品を提供するには、製品の使用時における筋負荷の上限値が、たとえば80歳における最大発揮力から求められる許容範囲の筋負荷となるように製品設計を行うことが必要になる。
本実施形態では、デジタルヒューマンにより製品設計の妥当性を評価するために、デジタルヒューマンに製品を使用する作業を行わせるとともに、作業中における関節受動抵抗および最大発揮力を算出する。上述のように、製品を使用する動作を行う際に人体に作用する負荷の判断基準として関節受動抵抗だけでなく最大発揮力も考慮している。
上述の説明からわかるように、本実施形態では、デジタルヒューマンを配置する仮想空間に、製品の仮想モデルを配置する必要がある。製品の仮想モデルは製品の設計を反映していることが必要であるから、図1に示すように、製品の設計者が用いるCAD(Computer Aided Design)装置30から製品の設計データ(形状および寸法に関するデータ)を取得する。
仮想空間では、デジタルヒューマンに製品の仮想モデルを使用する動作を行わせるから、製品設計評価装置では、CAD装置30から得られる製品の設計データのほかに、製品に可動部分があれば、可動部分の可動範囲の両端位置を示す動作情報、可動部分の質量に関する質量情報も必要になる。動作情報や質量情報は、要求仕様などに基づいて設計者が入力装置31を用いて入力する。すなわち、可動部分の質量は可変であって入力装置31は質量入力装置の機能を備える。また、可動部分の移動軌跡については、制約条件のみを動作情報に含めるようにし、移動軌跡の変更を可能にしている。したがって、移動軌跡を変更することによる筋負荷の変化を評価することが可能になっている。移動軌跡の変更も入力装置31で行うことができ、入力装置31は軌跡入力装置の機能も備える。設計データ、動作情報、質量情報は、製品モデルデータとして製品データ記憶手段21に格納される。製品データ記憶手段21には、たとえばハードディスクドライブ装置を用いる。
製品設計評価装置には、製品データ記憶手段21に格納されている製品モデルデータを用いて画面表示を行うために製品画像生成手段22が設けられている。製品画像生成手段22では、製品データ記憶手段21から製品モデルデータを読み出して画面表示のための製品の3次元画像データ(以下、「製品画像データ」という)を生成する。
製品画像生成手段22により生成された製品画像データは、画像合成手段23を通して画像表示用メモリ24に格納され、画像表示用メモリ24に格納された製品画像データに基づいてモニタ装置32の画面に製品の仮想モデルが3次元画像として表示される。ここに、モニタ32の画面に表示された仮想空間内での製品の仮想モデルの位置・向き・大きさは、入力装置31の操作によって適宜に変更可能になっている。すなわち、仮想空間内の製品の仮想モデルは3次元画像であるから、仮想空間における位置移動や大きさの変更が可能であり、また視点位置を変更することによって向きを変更することが可能である。
一方、デジタルヒューマンは、製品画像データによりモニタ装置32の画面に提示される製品の仮想モデルを使用する際の動作のシミュレーションを行うとともに、当該動作を行う際の姿勢変化に伴う筋負荷を評価するために用いられる。デジタルヒューマンの画像を表示するための3次元画像データ(以下、「人体画像データ」という)は、製品画像データとは別に人体画像生成手段12において生成される。
製品設計の妥当性を評価するには、製品を実際に使用する利用者の身体条件を考慮する必要があるから、利用者について様々な身体条件を入力装置31から設定することができるようにしてある。身体条件としては、身長・体重・年齢・性別・身体障害の有無や種類の入力を可能にしてある。
入力装置31から入力されたデジタルヒューマンの身体条件は人体モデル生成手段11に与えられ、人体モデル生成手段11では入力された身体条件に応じたデジタルヒューマンのデータ(以下、「人体表現データ」という)が生成される。デジタルヒューマンは、人体を骨格に相当するセグメントと関節に相当するジョイントとで表現した人体モデルであり、入力装置31から入力された身体条件によりセグメントの長さ寸法やジョイントの可動域などが決定される。
本実施形態のデジタルヒューマンHmは、図3に示すように、人体の骨格に対応した複数個(図示例は14個)のセグメントSgと、人体の関節に対応した複数個(図示例は13個)のジョイントJnとにより表現される。ただし、画像表示の際には人体画像生成手段12において、人体風の外観となるようにスキン(表面属性)がマッピングされる。なお、ジョイントJnは関節に相当するが、セグメントSgは骨格に対応しているから、関節の屈伸時に伸縮する筋肉群にも対応すると言える。この場合、セグメントSgは、通常は1種類の筋肉ではなく複数種類の筋肉を複合した筋肉群を意味することになる。
図3に示すデジタルヒューマンHmには13個のジョイントJn(丸で表している)を設けてあり、そのうち11個には名前を付している。すなわち、各ジョイントJnは、実空間の人に対応付けて、左踝(LA)、左膝(LK)、左臀部(LH)、右踝(RA)、右膝(RK)、右臀部(RH)、腰部(L5)、左肩(LS)、右肩(RS)、左肘(LE)、右肘(RL)、左手首(LW)、右手首(RW)としている。また、本実施形態では、手を使って製品を使用する場合を想定しており、左手首(LW)または右手首(RW)により製品の可動部分を操作するものとする。なお、セグメントSgとジョイントJnとの個数は一例である。
セグメントSgの属性は長さであって身長に応じて決定される。つまり、身長に対する各骨の長さの平均値が知られているから、入力装置31から身長が入力されると、人体画像生成手段12において、セグメントSgの長さが自動的に決定される。
ジョイントJnの属性は、角度(デジタルヒューマンHmに設定した座標系における角度)と可動域とである。角度は、デジタルヒューマンHmが直立した姿勢での各ジョイントJnの角度を初期値に用いる。角度の初期値は年齢によって変化し、高齢になり関節を支持する筋肉の筋力が低下すると、膝や腰に対応する一部のジョイントJnにより結合されているセグメントSgのなす角度が変化する(たとえば、真っ直ぐに伸びていた部位が曲がることにより、角度は180度付近から小さくなる方向に変化する)。
角度の初期値を用いることにより、たとえば、直立した初期姿勢において腰や膝が曲がっている状態を表すことができる。また同様に、高齢になるとジョイントJnの可動域が小さくなるから、ジョイントJnの可動域を考慮することにより、手足の到達範囲を表すことができる。
上述のように、入力装置31から入力された身体条件により、人体画像生成手段12では、デジタルヒューマンHmを構成する各セグメントSgの長さと、各ジョイントJnの角度の初期値とを決定する。また、身体障害の有無および種類が入力されたときには、デジタルヒューマンHmについて障害部位に応じて姿勢や可動範囲の調節がなされる。性別に関しては、一般に女性のほうが関節の可動範囲が大きいから、性別の指定があるときには、ジョイントJnの可動範囲を調節する。
人体モデル生成手段11で生成された人体表現データは、製品データ記憶手段21に格納された製品データとともにデータ合成手段13に入力される。データ合成手段13では、入力装置31からの指示に従って、いずれかのジョイントJnを製品の可動部分に結合するとともに、可動部分を移動させる際のジョイントJnの移動軌跡を入力装置31から指示することが可能になっている。ジョイントJnを可動部分に結合しているから、ジョイントJnの移動軌跡を指示することは、製品の可動部分の移動軌跡を指示したことに相当する。
たとえば、デジタルヒューマンHmの右手の手首(RW)に相当するジョイントJnに製品の可動部分を結合すれば、当該ジョイントJnの移動軌跡に従って可動部分が移動し、当該ジョイントJnの移動軌跡が可動部分の移動軌跡に一致する。また、当該ジョイントJnの位置変化に追従して他のジョイントJnの角度が連動して変化するようにルール群が設定されており、製品の可動部分に結合したジョイントJnの位置が変化するたびにルール群と照合することにより、他のジョイントJnの角度が決定される。各ジョイントJnの連動関係を規定するルール群には、デジタルヒューマンHmが不自然な姿勢にならないように制限を設けてある。
上述のようにしてデータ合成手段13において移動軌跡が与えられると、製品の可動部分を移動させる際に可動部分の質量によりデジタルヒューマンHmに作用する荷重と、可動部分を移動させる際のデジタルヒューマンHmの各ジョイントJnの角度とを求めることができる。ここに、製品の可動部分を移動させる際に製品の可動部分からデジタルヒューマンHmに作用する荷重は、可動部分に結合されたジョイントJnに作用するものとみなす。
データ合成手段13で求めた荷重と各ジョイントJnの角度とは、負荷演算手段14に入力される。負荷演算手段14には、図2に示したような関節角度に対する最大発揮力および関節受動抵抗の関係がデータテーブルもしくは近似演算の演算式(たとえば、上に凸である放物線に近似して2次関数として表現する)としてあらかじめ登録されている。負荷演算手段14では、製品の可動部分を移動させる際の各ジョイントJnの角度(つまり、関節角度)を求め、上記関係を用いて、当該角度に対応する最大発揮力および関節受動抵抗を算出する。
また、負荷演算手段14では、ジョイントJnの角度および可動部分の質量とから、各セグメントSgに作用する筋負荷に相当する値を求める。筋負荷に相当する値としては、筋肉の伸縮により屈伸される関節に作用するトルクを用いる。ここでのトルクは、着目する関節を中心として関節の周りに作用する力のモーメントを意味している。着目する関節に作用するトルクは、着目する関節の周りにおいて自重により作用する力と、製品の質量に応じて作用する力との合力に考慮して算出される。したがって、負荷演算手段14では、デジタルヒューマンHmの姿勢と、各ジョイントJnに作用する荷重とにより、各ジョイントJnに作用するトルクを算出する。
負荷演算手段14で求めた各ジョイントJnの周りのトルクは、当該ジョイントJnを屈伸させる筋肉の筋負荷を反映していると考えられるから、各ジョイントJnに作用するトルクを求めることにより、各セグメントSgに対応する筋負荷を評価することができる。
ところで、各ジョイントJnに作用するトルクの最大限度はジョイントJnごとに異なっており、ジョイントJnの屈伸に関連する筋肉群の最大発揮力により決定される。そこで、負荷演算手段14では、ジョイントJnの角度(つまり、関節角度)に応じた最大発揮力に基づいて、各ジョイントJnに作用するトルクに対して複数の段階(実施形態では、3段階)を設定している。つまり、最大発揮力(MVC)に対する割合で大、中、小の3段階を設定している。また、最大発揮力に対してもっとも小さい割合である小段階を容易(easy)、中段階を困難(difficult)、大段階を不可(very difficult)として、各ジョイントJnに作用するトルク(つまり、筋負荷)を評価する。
負荷演算手段14での演算処理は、製品の可動部分に結合したジョイントJnの移動軌跡の上に設定した複数個の計算点で行われる。このような演算処理は、デジタルヒューマンHmのジョイントJnを移動軌跡に従って移動させる間にリアルタイムで行うことも可能ではあるが、本実施形態では、移動軌跡が決定されると、移動軌跡の上で設定されている複数個の計算点において演算処理をあらかじめ行っておき、演算処理の結果を結果記憶手段16に記憶する。したがって、結果記憶手段16から演算処理の結果をいつでも読み出すことができる。後述するようにモニタ装置32に演算処理の結果を表示する際には、あらかじめ演算処理を行った結果を読み出すことにより、あたかもリアルタイムで処理を行っているかのように表示することが可能になる。
負荷演算手段14での演算結果は、評価画像生成手段15に入力され、各ジョイントJnごとに作用するトルクの大きさに応じて、図4に示すように、「容易」、「困難」、「不可」の3段階を表す棒グラフ形式の評価画像データが生成される。評価画像データには、各ジョイントJnに作用するトルクの値と、当該ジョイントJnついて設定された段階とが含まれる。図4に示すトルクのデータは年齢毎に得られた実測データに基づいて段階を分類している。
具体的には、「容易」を緑色、「困難」を黄色、「不可」を赤色などで表すものとして、着目するジョイントJnについて算出したトルクの大きさを当該ジョイントJnに対応付けたバーの長さ(高さ)で表し、その段階が「容易」であればバー全体を緑色で表し、「不可」であればバーの上端付近は赤色、「困難」の範囲のトルクを黄色で表し、「容易」の範囲のトルクを緑色で表す。
すなわち、着目するジョイントJnに作用するトルクが「容易」であればバーは緑色になり、「困難」であればバーは緑色と黄色との2色になり、「不可」であればバーは緑色と黄色と赤色との3色になる。図4では、緑色に相当する領域を右上から左下に向かう斜線のハッチングで示し、黄色に相当する領域をクロスのハッチングで示し、赤色に相当する領域を左上から右下に向かう斜線のハッチングで示している。したがって、評価画像データにより表される評価画像を見ることによって、ジョイントJnに作用するトルクが適正か否かを一目瞭然で認識することが可能になる。
また、製品の可動部分を移動軌跡に沿って移動させたときの各ジョイントJnに作用するトルクの時間変化を表示可能とするために、評価画像生成手段15では、負荷演算手段14では移動軌跡に沿った複数位置で求めたトルクを時間軸に沿って並べたグラフ図の画像データ、トルクの時間変化の画像データを表示するジョイントJnを選択するための選択肢を並べた画像データも生成する。なお、移動軌跡の両端間でジョイントJnが移動するのに要する時間は高々数十秒程度であるから、トルクの時間変化を表すグラフ図の時間軸は、最大でも数十秒程度の長さに設定される(通常は10秒程度でよい)。このグラフ図において時間の絶対値は重要ではなく、移動軌跡に沿った移動距離を違和感のない程度の時間に換算しておけばよい。
評価画像データ(必要に応じて、上述したグラフ図の画像データや選択用の画像データを含む)は、製品画像データおよび人体画像データとともに画像合成手段23に入力され、モニタ装置32の画面に重ねて表示可能となるように画像合成手段23において調節され、製品画像データおよび人体画像データとともに画像表示用メモリ24に格納される。
上述した構成により、たとえば図5のような画像がモニタ装置32に表示される。図示例では、製品Prとして吊り棚を想定し、吊り棚の下部に可動部分として可動棚Smを設けた例を示している。可動棚Smには右手首(RW)に相当するジョイントJnが結合され、入力手段31からの指示により右手首(RW)に関する移動軌跡Ltが指示されている。
移動軌跡Ltは、作図用のアプリケーションプログラムにおいてベジェ曲線やスプライン曲線の作図方法として知られているように、ポインタを指定してポインタの位置を変更することにより、自由に変形させることが可能である。ただし、本実施形態では、移動軌跡Ltの両端位置は、製品データ記憶手段21に登録されており、別途の指示を行わなければ変更できないようにしてある。
移動軌跡Ltを設定した後に、入力装置31から計算開始を指示すると、負荷演算手段14において、移動軌跡Ltの上で設定した複数個の計算点Pcの位置にジョイントJn(右手首(RW))が位置するときの他のジョイントJnに作用するトルクがそれぞれ算出される。算出結果は、モニタ装置32の画面上にウインドウW1として表示される。図5では、着目するジョイントJnに作用するトルクの時間変化を表示するウインドウW3も示されており、さらに、着目するジョイントJnを選択するための選択肢を提示するウインドウW2も示されている。ウインドウW2に提示された選択肢から所望のジョイントJnを選択すると、当該ジョイントJnに間して、指定した移動軌跡Ltに沿って可動部分(可動棚Sm)が移動する際に作用するトルクの時間変化がウインドウW3に示される。
ここに、図5に示す画像において、デジタルヒューマンHmの身体条件を入力装置31から適宜に与えることによって、製品の実物を作製することなく、当該製品の使用時における筋負荷を種々の身体条件について確認することができる。したがって、種々の身体条件を考慮したユニバーサルデザインの製品設計や商品開発のツールとして利用できる。
上述した例では、デジタルヒューマンHmの着目した部位に作用する筋負荷を、各ジョイントJnの関節角度から求められる筋肉群の最大発揮力に対する割合で評価しているが、最大発揮力に対する筋負荷の割合ではなく、最大発揮力に基づいて規定した許容発揮力(AVC:Affordable Voluntary Contraction)を基準値に用いて評価してもよい。許容発揮力は、図示しない負荷評価手段により求められる値であり、たとえば、最大発揮力に対して1より小さい係数(たとえば、0.8)を乗じることにより規定することができる。
最大発揮力と許容発揮力との関係は、たとえば、図6に示す曲線A(最大発揮力)と曲線B(許容発揮力)とのようになる。なお、図6において、曲線Cは関節受動抵抗を示している。また、Dは関節の可動域を示す。ここに、関節の可動域Dの両端付近では筋力を発揮させることが困難になるから、関節の可動域Dの両端部を除く範囲で許容発揮力を設定する。すなわち、上述した許容範囲θaの範囲で許容発揮力を設定する。
このように最大発揮力よりも小さく設定した許容発揮力を基準値に用いることにより、製品の実際の使用状態に近い筋負荷を評価することが可能になる。すなわち、製品を実際に使用する際に筋負荷が最大発揮力となることは現実的ではないから、許容発揮力を適切に設定して許容発揮力を許容される上限の筋負荷と定めることにより、現実的な評価が可能になる。
許容発揮力を定めるにあたっては、現実の被験者について関節可動域における1つの角度で最大発揮力を10回程度計測し、その平均値に対して許容発揮力の係数を決定することができる。あるいはまた、現実の被験者について関節可動域における複数の角度で同様の計測を行い、各角度ごとに係数を定めることで角度ごとに係数を規定したり、複数の角度について計測した値の平均値からすべての角度で用いる係数を規定したりしてもよい。
着目する各ジョイントJnについては、年齢別に当該ジョイントJnの許容発揮力を当該ジョイントJnの角度ごとに求のる。求めたデータはデータテーブルとして保存する。したがって、着目する各ジョイントJnについて(年齢,角度,許容発揮力)の組み合わせがデータテーブルとして規定される。このデータテーブルを用いることにより、各ジョイントJnについて、年齢とジョイントJnの角度と筋負荷とが決まると、当該ジョイントJnに作用する筋負荷の許容発揮力に対する割合を求めることが可能になる。
最大発揮力を基準値に用いる場合と同様に、許容発揮力を基準値に用いる場合にも、デジタルヒューマンHmにおいて着目する各ジョイントJnに作用するトルクに対して複数の段階を設定しておく。ここでは、負荷評価手段(図示せず)が許容発揮力に対する筋負荷の割合により4段階の設定をしているものとし、図7〜図12に示すように、製品Prとしての吊り棚に設けた可動棚Smを操作する場合の筋負荷の評価をモニタ装置32に表示する例を示す。また、負荷評価手段は、各段階ごとに色を規定しており、デジタルヒューマンHmにおいて着目する部位を各段階に応じた色で着色した表示を行う。
図7〜図12に示す例では、デジタルヒューマンHmの着目する部位に筋負荷の程度を、緑(白抜き)、黄色(クロス)、橙(左上がりの斜線部)、赤(左下がりの斜線部)の4色で表示している。筋負荷は、この順で大きくなり、赤色の部位は、筋負荷が過大であることを表している。図7〜図9あるいは図10〜図12を比較すればわかるように、可動棚Smを引き出すにつれて、各部位の筋負荷が変化し各部位の色が変化するから、モニタ装置32の表示を見ることにより、筋負荷の変化を容易に認識することができる。
図7〜図9はデジタルヒューマンHmの年齢を50歳に設定し、可動棚Smが収納された位置から下降した後に前方にせり出すように移動軌跡Ltを設定した場合を示しており、図10〜図12はデジタルヒューマンHmの年齢を75歳に設定し、可動棚Smが収納された位置から前方にせり出した後に下降するように移動軌跡Ltを設定した場合を示している。このように、デジタルヒューマンHmの年齢や可動部分の移動軌跡Ltを様々に設定して、製品設計の妥当性の評価を行うことができる。
ところで、製品の開発から販売に至る過程では、少なくとも企画、設計、販売の各段階が必要であり、上述した製品設計評価装置は、製品開発のツールとしては、設計および販売の各段階で用いることができる。すなわち、設計に際しては、CADを用いて作成した製品の設計データから製品の3次元の仮想モデルを生成し、製品の仮想モデルに対して上述したデジタルヒューマンHmの身体条件を様々に変化させ、身体条件に応じた製品の使い勝手を評価することが可能になる。
ここにおいて、製品の設計データは、製品の最終形態である必要はなく、企画の段階で示された製品のプロトタイプに適宜の寸法を与えた程度のものでもよい。したがって、企画に際しては、フリーハンドで作成した手書きイラストやモックアップの写真などの2次元データに基づいて3次元データを生成する開発ツールを用いたり、製品について基本形となる複数種類の見本のデータが用意されたドローイング用のプログラムからなる開発ツールを用いたりすることによって、製品の形状がわかる程度の簡単な仮想モデルを生成するのが望ましい。この種の開発ツールを企画の段階で用いると、企画に際して生成した製品の3次元データを設計の際のプロトタイプとして用いることが可能になる。
このプロトタイプの3次元データを専門の設計者が手直しすることによって、現実の製品に近い3次元のモデルデータを生成することが可能になる。つまり、2次元データから3次元データを生成する開発ツールや製品のプロトタイプを生成するプログラムを用いることにより、企画と設計との段階をシームレスに結びつけることが可能になる。
一方、設計の段階においては、設計した製品の3次元モデルを用いて上述したデジタルヒューマンHmによる製品の評価を行うことで、設計した製品の妥当性の評価が可能になる。すなわち、デジタルヒューマンHmの身体条件を様々に設定することによって、当該身体条件に適応した製品であるか否かの評価を簡単に行うことができる。
さらに、販売の段階においては、設計した製品とデジタルヒューマンHmとをコンピュータにより生成した仮想空間に配置した画像をモニタの画面に表示し、デジタルヒューマンHmに対して様々な身体条件を与え、それぞれの身体条件に応じて製品の使用時におけるデジタルヒューマンの動きと、その動きにより身体に作用する負荷の変化とを提示することで、製品の使い勝手を顧客に示すことができる。つまり、目で見てわかる形で製品の使い易さを訴えることにより、製品の利便性を直感的にわかるようにし、製品の販売に寄与することになる。
実施形態を示すブロック図である。 関節角度と最大発揮力および関節受動抵抗との関係を示す図である。 同上に用いるデジタルヒューマンの一例を示す図である。 同上での評価結果の一例を示す図である。 同上の画面例を示す図である。 関節角度と最大発揮力と許容発揮力と関節受動抵抗との関係を示す図である。 同上の画面例を示す図である。 同上の画面例を示す図である。 同上の画面例を示す図である。 同上の他条件での画面例を示す図である。 同上の他条件での画面例を示す図である。 同上の他条件での画面例を示す図である。
符号の説明
11 入力装置(質量入力装置、軌跡入力装置)
12 人体画像生成手段
13 データ合成手段
14 負荷演算手段
15 評価画像生成手段
16 結果記憶手段
32 モニタ装置
Pr 製品
Sm 可動棚(可動部分)
Hm デジタルヒューマン

Claims (8)

  1. コンピュータにより生成される仮想空間に、可動部分を備える製品の設計に基づく仮想モデルと、製品の仮想モデルにおける可動部分を移動させるデジタルヒューマンとを配置し、デジタルヒューマンの動きに基づいて製品設計の妥当性を評価する製品設計評価装置であって、製品の仮想モデルにおける可動部分とデジタルヒューマンとを結合するとともに可動部分の移動軌跡が指示されるデータ合成手段と、移動軌跡に沿って前記可動部分を移動させたときにデジタルヒューマンの着目する部位に作用する負荷を算出する負荷演算手段とを備えることを特徴とする製品設計評価装置。
  2. 前記製品の仮想モデルにおける前記可動部分の質量を設定する質量入力装置を備えることを特徴とする請求項1記載の製品設計評価装置。
  3. 前記製品の仮想モデルにおける前記可動部分と前記デジタルヒューマンとの結合部位について前記移動軌跡を指示する軌跡入力装置を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の製品設計評価装置。
  4. 前記デジタルヒューマンの着目する部位に作用する負荷を部位ごとに示すとともに、各部位の最大発揮力に対する負荷の大きさの割合から求めた作業容易度を区別して示すグラフ図の画像を生成する評価画像生成手段と、評価画像生成手段により生成されたグラフ図を表示するモニタ装置とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の製品設計評価装置。
  5. 前記評価画像生成手段は、前記デジタルヒューマンの各部位から選択された着目部位について、前記移動軌跡に沿った各位置での負荷の変化を示すグラフ図の画像を生成することを特徴とする請求項4記載の製品設計評価装置。
  6. 前記デジタルヒューマンの着目する部位について最大発揮力に1よりも小さい所定の係数を乗じた許容発揮力を求め、許容発揮力を基準値に用いて着目する部位の負荷を評価する負荷評価手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の製品設計評価装置。
  7. 前記負荷評価手段は、前記デジタルヒューマンの着目する部位に作用する負荷の許容発揮力に対する割合を複数段階に区分し、各段階に対応付けた色でデジタルヒューマンの着目する部位を着色して表示することを特徴とする請求項6記載の製品設計評価装置。
  8. 前記負荷演算手段による算出結果を記憶する結果記憶手段を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の製品設計評価装置。
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