JP2010044703A - マルチタスクosにおけるタスク切り替え方法及びプログラム - Google Patents

マルチタスクosにおけるタスク切り替え方法及びプログラム Download PDF

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幹朗 伊藤
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清久 星野
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武史 嶋田
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純一 江原
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Abstract

【課題】マルチタスクオペレーティングシステムにおけるタスク切替え時の優先度制御技術に関し、緊急に処理を実行して欲しい要求を、他の待ち要求に妨げられることなく、その優先度のみを上げて動作可能とする。
【解決手段】実行中の発行元タスクから発行先タスクと必要に応じて依頼優先度を指定して要求データが発行される(S301)。その発行された要求データの依頼優先度と発行先タスクに設定されている優先度と発行先タスクの要求待ち行列に格納されている各要求データの依頼優先度とが比較されることにより、発行先タスクの要求待ち行列中の格納位置が決定される(S303〜S308)。要求データの発行時に、実行中の発行元タスクの実行優先度と発行された要求データの依頼優先度又は依頼優先度の指定がない場合には発行先タスクの実行優先度とが比較されることにより、タスクの切替えが制御される(S310〜S313)。
【選択図】図3

Description

本発明は、マルチタスクオペレーティングシステムにおけるタスク切替え時の優先度制御技術に関する。
ある処理のまとまりをマルチタスクオペレーティングシステム(以下、「マルチタスクOS」という)上で実装する場合、そのまとまりを1つのタスクとし、複数のタスクのそれぞれの処理の優先順位が考慮されて、タスクの優先度が決定される。
マルチタスクOSにおけるタスクの切替えは、タスクの実行における優先順位(優先度)に従い、それぞれのタスクへの要求に応じて実行される。
このとき、優先度の高いタスクが実行されているときには、優先度の低いタスクへの要求が発生しても、優先度の高いタスクの実行が終了するまで、優先度の低いタスクへの要求は待たされる。
従来、優先度を低く設定したタスクに緊急に処理を実行して欲しい要求が発生した場合、一時的にそのタスクの優先度が高く変更され、処理が実行されていた。
複数の実行中タスクにおいて優先度の低いタスクに処理が多く滞留している場合に、その滞留状況が取り込まれ、優先度の低いタスクをその優先度を一時的に上げて動作させ、リアルタイム性が確保される技術がある(例えば下記特許文献1)。
特開2002−189604号公報
しかし、従来は、緊急に処理を実行して欲しい要求の依頼先のタスクの優先度が低い場合、そのタスクは優先度が変更されるまで実行が待たされており、緊急に処理を実行して欲しい要求の前に、既に当該タスクにおいて他の要求が複数待ち合わされている場合がある。この既に待ち合わされている他の要求については、特に緊急に処理を実行する必要はないが、緊急に処理を実行して欲しい要求はこれらの処理が完了するまで待たされることになる。そのため、この緊急に処理を実行して欲しい要求が、他の待ち要求に妨げられてしまうという問題点を有していた。
また、従来は、一度優先度を高く変更されたタスクはそのタスクへの要求全てが処理されるまで実行され続けるため、優先度を戻す制御が難しい。そのため、緊急に処理を実施して欲しい要求を処理するときだけ一時的にタスクの優先度を高くするようなことができないという問題点を有していた。
更に、前記特許文献1に記載の公知技術では、要求毎には優先度決定の判断はされないため、同じ要求種別でも特別な状況において先に処理を行いたい要求が発生した場合でも、待ち行列に入って順番に処理され追い越して処理させることはできないという問題点を有していた。
課題は、緊急に処理を実行して欲しい要求を、他の待ち要求に妨げられることなく、その優先度を上げて動作可能とすることにある。
以下に示す態様は、マルチタスクオペレーティングシステムにおけるタスク切替え方法又はそれと同等の機能を実現するコンピュータプログラムを前提とする。
第1のステップは、実行中の発行元タスクから、発行先タスクと依頼優先度を指定して要求データを発行する。
第2のステップは、その依頼優先度と発行先タスクに設定されている実行優先度と発行先タスクの要求待ち行列に格納されている各要求データの依頼優先度とを比較することにより、発行先タスクの要求待ち行列中の格納位置を決定し、その決定された格納位置へ発行された要求データを格納する。この第2のステップは例えば、発行された要求データに依頼優先度が指定されていない時、又は発行された要求データに依頼優先度が指定されておりかつその依頼優先度が発行先タスクの実行優先度以下である時には、発行先タスクの要求待ち行列の末尾に発行された要求データを格納し、発行された要求データに依頼優先度が指定されておりかつその依頼優先度が発行先タスクの実行優先度より大きくい時には、発行先タスクの要求待ち行列において、その要求待ち行列中に格納されている各要求データの依頼優先度と発行された要求データの依頼優先度とを比較しその大きさの順位に応じた格納位置に発行された要求データを格納する。
第3のステップは、要求データの発行時に、発行元タスクの実行優先度と発行された要求データの依頼優先度又はその依頼優先度の指定がない場合には発行先タスクの実行優先度とを比較することにより、タスクの切替えを制御する。この第3のステップは例えば、発行元タスクと要求データの発行先タスクが同一でなくかつ発行された要求データの依頼優先度又はその依頼優先度の指定がない時には発行先タスクの実行優先度のほうが発行元タスクの実行優先度よりも大きい時には、発行元タスクから発行先タスクへ実行タスクを切り替え、発行元タスクと要求データの発行先タスクが同一である時、又は発行元タスクと要求データの発行先タスクが同一でなくかつ発行された要求データの依頼優先度又はその依頼優先度の指定がない時には発行先タスクの実行優先度が発行元タスクの実行優先度以下である時には、発行元タスクの実行を継続する。
第4のステップは、実行中タスクの終了時に、全てのタスクの要求待ち行列に格納されている要求データの依頼優先度又はその依頼優先度の指定がない時にはその要求データが格納されている要求待ち行列のタスクの実行優先度のうち、最も高い依頼優先度又は実行優先度を有する要求データを、その要求データが格納されている要求待ち行列のタスクに切り替えて実行する。
本発明によれば、緊急に処理を実施して欲しい要求を処理するときだけ一時的にタスクの優先度を高くし、即座に実施させることが可能となる。
また本発明によれば、タスクの優先度を元に戻す処理を意識する必要がなく、そのような処理の作成が不要になり複雑な制御が不要となるという効果がある。
以下、図面を参照しながら、最良の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態のシステム構成図であり、マルチタスクOSにおけるタスク制御機能として実現される。
要求データ受付・振分け部101は、各タスクからの要求データを受け付けて、その要求データを発行先タスクへの要求待ち行列103に振り分け、各タスクの要求待ち行列103の状態を管理する。
タスク切替え部102は、実行中のタスクと各タスクからの要求データ、及び要求待ち行列103の状態から、次に実行されるタスクを決定する。
図2は、本実施形態において発行される要求データのデータ構成を示す図である。要求
データには、発行先タスク番号、発行元タスク番号、要求内容(命令)のほかに、依頼優先度が指定される。
本実施形態では、上述の構成のシステムが、下記の手順に従うことにより、個々の要求毎に依頼優先度を指定することができ、発行先のタスクの優先度を変更することが可能になる。
1.要求を発行するタスク(発行元タスク)が、要求を受けるタスク(発行先タスク)に送る要求データに依頼優先度が付加されて、オペレーティングシステム(以下、「OS」という)の要求データ受付・振分け部101に送信される。
2.要求データ受付・振分け部101は、この要求データを受け付ける。これに基づいて、タスク切替え部102は、発行先タスクの優先度、依頼優先度、及び他に現在待ちとなっているその他の要求データの優先度が比較して、タスクのスケジューリングを行う。このスケジューリングの際、要求データの発行先の優先度は依頼優先度に読み替えられて、スケジューリングされる。
図3は、図1の要求データ受付・振分け部101及びタスク切替え部102の制御動作を示す動作フローチャートである。以下、この動作フローチャートと、以下に示す動作説明図等に従って説明する。
図4は、本実施形態の動作概念図である。
マルチタスクOS上に実装される要求データ受付・振分け部101とその上で動作するタスク(例としてタスクA、B、C)があり、各タスクからの要求データは、図4の401として示されるように、要求データ受付・振分け部101を通して受け付けられ(図3のステップS301)、発行先タスクへ振り分けられる(図3のステップS302)。
要求データは発行先タスク毎にある要求待ち行列103に一旦格納され、タスク切替え部102の制御により発行先タスクが起動されたときに、その要求データが要求待ち行列103から順に取り出され実行される。図4に記載されているタスクの優先度は、その数値が高い方が高優先であるものとする。
各発行元タスクからの要求データの格納方法は以下の通りである。
一例として、タスクAへの要求待ち行列103には既に2つの要求データが格納されている状態から、新たな要求データが発生した場合を考える。要求データは、「要求:(依頼優先度)」と記載される。
図5は、要求データに依頼優先度の指定がない場合の動作例を示す図である。
依頼優先度の指定がない「要求データ3:(−)」が発生した場合、その要求データは、図5の501として示されるように、発行先タスクAの要求待ち行列103の最後に格納される(図3のステップS303→S305)。
依頼優先度の指定がある要求データ3が発生した場合、その依頼優先度(40)と発行先タスクの優先度が比較されて、発行先タスクの要求待ち行列103への格納方法が変更される(図3のステップS303→S304)。
依頼優先度が発行先タスクAの優先度(10)よりも高くない場合には、その要求デー
タは、発行先タスクAの要求待ち行列103の最後に格納される(図3のステップS304→S305)。
図6は、要求データに依頼優先度の指定がある場合の動作例(その1)を示す図である。
依頼優先度が発行先タスクAの優先度(10)よりも高い場合であって、発行先タスクAの要求待ち行列103内に新たに格納される要求データ3の依頼優先度(40)よりも高い依頼優先度が付加された要求データが格納されていない場合には、その要求データは、図6の601として示されるように、発行先タスクAの要求待ち行列103の先頭に格納される(図3のステップS304→S306→S307)。
図7は、要求データに依頼優先度の指定がある場合の動作例(その2)を示す図である。
依頼優先度の指定がある要求データ3が発生した場合であって、その依頼優先度(40)が発行先タスクAの優先度(10)よりも高いが、新たに格納される要求データ3の依頼優先度(40)よりも高い依頼優先度(50)が付加された要求データ1が発行先タスクAの要求待ち行列103に格納されている場合は、その要求データ1を優先させるために、新たな要求データ3は、図7の701として示されるように、その要求データ1の次の場所に格納される(図3のステップS304→S306→S308)。
以上の図3のステップS301〜S308の制御処理によって、要求データ受付・振分け部101が要求データを発行先タスクの要求待ち行列103に格納した後に、タスク切替え部102が実行するタスクの決定を行う(図3のステップS309)。
次に、タスク切替え部102は、発行先タスクと発行元タスク(実行中タスク)が同一であるかを確認する(図3のステップS310)。
タスク切替え部102は、発行先タスクと発行元タスク(実行中タスク)が異なる場合には、以下の優先度を比較し、その後の処理を決定する(図3のステップS310→S311)。
1.発行元タスク(実行中タスク)の優先度
2.格納された要求データの依頼優先度(依頼優先度の指定がない場合は、発行先タスクの優先度)
タスク切替え部102は、上記1.及び2.のうちで優先度が高い方を選択する。
上記2.の優先度のほうが高い場合には、タスク切替え部102は、タスクの切り替え処理を行い、選択されたタスクを実行し、それまで実行中であったタスクを休止する(図3のステップS311→S312)。
また、この場合、タスク切替え部102は、新たに実行中となったタスクの優先度を一時的に依頼優先度に変更し、処理が終わり休止するまでそれを維持する。
上記1.の優先度のほうが高い場合には、タスク切替え部102は、実行中のタスクを継続して動作させる(図3のステップS311→S313)。
一方、発行先タスクと発行元タスク(実行中タスク)が同一の場合には、実行中のタスクの処理を再開する(図3のステップS310→S313)。
タスク切替え部102は、実行中のタスクが継続して動作した場合、処理が終わりそのタスクが休止するまで、要求データは要求待ち行列103で待機する。処理が終了し、実
行中のタスクが休止した場合、全タスクの要求待ち行列103の中で、依頼優先度が付加されているものはその優先度、依頼優先度が付加されていないものは各タスクの優先度の中から、一番優先度の高いものを選択し、タスクを起動する。
本実施形態の更に具体的な動作について、以下に説明する。
以下の説明では、各タスクと要求データの授受について、図9〜図12に示される動作シーケンス図により説明する。動作シーケンス図は、図8に示されるに記載方法に従って記載される。タスクの優先度は数値が高い方が高優先であるものとする。
具体例1:依頼優先度の指定がない要求データが発行された場合
タスクCからタスクAへの要求のやり取りについて、図9に示される具体例1の動作シーケンス図により説明する。タスクCから依頼優先度の指定がない要求データ(要求:(−))が発行された場合、タスク切替え部102は、実行中のタスクCの優先度=30(タスクC:(30))と、発行先タスクAの優先度=10(タスクA:(10))を比較する。この結果、タスクCのほうが高い優先度を有するため、タスク切替え部102が、タスクCの処理を継続する(S901)。タスクCの処理が終了した時点で、タスク切替え部102は、全タスクの要求待ち行列103の内容を評価する。この結果、タスクAの要求待ち行列103にのみ要求データが存在するため、タスクAへの要求(要求:(−))が実行される(S902)。
具体例2:依頼優先度が指定された要求データが発行された場合
図10に示される具体例2の動作シーケンス図により、タスクCから依頼優先度の指定がある要求データが発行された場合について説明する。タスクCからの要求データが依頼優先度(40)で行われた場合(要求:(40))、タスク切替え部102は、実行中のタスクCの優先度=30(タスクC:(30))と、要求データの依頼優先度=40を比較する(S1001)。依頼優先度がタスクCの優先度よりも高いため、タスク切替え部102は、タスクCの処理を中断し、タスクAの処理が要求データの発行時点において実行される(S1002)。特には図示しないが、タスクAの処理が終了した時点で中断されていたタスクCの処理は再開される。
具体例3:複数タスクに要求データが発行された場合(優先度の変更による順序逆転)
図11に示される具体例3の動作シーケンス図により、依頼優先度の指定がある要求データと依頼優先度の指定がない要求データとが混在して発行された場合について説明する。タスクCから、タスクBへ依頼優先度指定なし要求データ(要求:(−))、タスクAへ依頼優先度(25)の要求データ(要求:(25))がそれぞれ発行された場合を考える。この場合、タスク切替え部102はまず、タスクBへの要求データに依頼優先度がないため、タスクBの初期優先度=20(タスクB:(20))と、タスクCの優先度=30(タスクC:(30))を比較する。その結果、タスクCの優先度のほうが高いため、タスク切替え部102は、タスクCの処理を継続する(S1101)。続けて、タスク切替え部102は、タスクAへの要求データの依頼優先度が25であるため、タスクAへの依頼優先度=25とタスクCの優先度=30(タスクC:(30))を比較する。この結果、タスクCの優先度のほうが高いため、タスク切替え部102はやはり、タスクCの処理を継続する(S1102)。タスクCの処理が終了した時点で、タスク切替え部102は、待たされている2つの要求を評価する。この結果、タスクAへの要求データの依頼優先度(25)がタスクBの優先度=20(タスクB:(20))に比べて高いため、タスクAの処理を先に実行させる(S1103)。
具体例4:同一タスクへ複数の要求データが発行された場合(優先度の変更による順序逆転)
図12に示される具体例4の動作シーケンス図により、同一依頼先へ依頼優先度のある
要求データと依頼優先度のない要求データが混在して発行された場合について説明する。タスクCからタスクAへ、始めに依頼優先度指定なしの要求データ1(要求1:(−))、次に依頼優先度(25)の要求データ2(要求2:(25))が発行された場合を考える。この場合、タスク切替え部102は、実行中のタスクCの優先度=30(タスクC:(30))が一番高いと判断しタスクCの処理を継続する(S1201、S1202)。そのため、要求データ受付・振分け部101は、要求データ1と要求データ2を一旦、タスクAの要求待ち行列103に格納する。このとき、後発の要求データ2の優先度のほうが高いため、要求データ受付・振分け部101は、タスクAの要求待ち行列103の先頭に要求データ2を格納する。タスクCの処理が終了した時点で、待たされている要求データはタスクAのものがあるため、タスク切替え部102は、タスクAの要求待ち行列103の先頭にある依頼優先度(25)の要求データ2の処理を、タスクAにおいて実行させる(S1203)。
図13は、上記マルチタスク制御システムを実現できるコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図13に示されるコンピュータは、CPU1301、メモリ1302、入力装置1303、出力装置1304、外部記憶装置1305、可搬記録媒体1309が挿入される可搬記録媒体駆動装置1306、及びネットワーク接続装置1307を有し、これらがバス1308によって相互に接続された構成を有する。同図に示される構成は上記システムを実現できるコンピュータの一例であり、そのようなコンピュータはこの構成に限定されるものではない。
CPU1301は、当該コンピュータ全体の制御を行う。メモリ1302は、プログラムの実行、データ更新等の際に、外部記憶装置1305(或いは可搬記録媒体1309)に記憶されているプログラム又はデータを一時的に格納するRAM等のメモリである。CUP1301は、プログラムをメモリ1302に読み出して実行することにより、全体の制御を行う。
入力装置1303は、例えば、キーボード、マウス等及びそれらのインタフェース制御装置とからなる。入力装置1303は、ユーザによるキーボードやマウス等による入力操作を検出し、その検出結果をCPU1301に通知する。
出力装置1304は、表示装置、印刷装置等及びそれらのインタフェース制御装置とからなる。出力装置1304は、CPU1301の制御によって送られてくるデータを表示装置や印刷装置に出力する。
外部記憶装置1305は、例えばハードディスク記憶装置である。主に各種データやプログラムの保存に用いられる。
可搬記録媒体駆動装置1306は、光ディスクやSDRAM、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬記録媒体1309を収容するもので、外部記憶装置1305の補助の役割を有する。
ネットワーク接続装置1307は、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)又はWAN(ワイドエリアネットワーク)の通信回線を接続するための装置である。
本実施形態によるシステムは、図1及び図2として示したマルチタスクオペレーティングシステムの機能を搭載したプログラムをCPU1301が実行することで実現される。そのプログラムは、例えば外部記憶装置1305や可搬記録媒体1309に記録して配布してもよく、或いはネットワーク接続装置1307によりネットワークから取得できるようにしてもよい。
本実施形態のシステム構成図である。 本実施形態において発行される要求データのデータ構成を示す図である。 要求データ受付・振分け部101及びタスク切替え部102の制御動作を示す動作フローチャートである。 本実施形態の動作概念図である。 要求データに依頼優先度の指定がない場合の動作例を示す図である。 要求データに依頼優先度の指定がある場合の動作例(その1)を示す図である。 要求データに依頼優先度の指定がある場合の動作例(その2)を示す図である。 具体例の記載方法を示した図である。 具体例1の動作シーケンス図である。 具体例2の動作シーケンス図である。 具体例3の動作シーケンス図である。 具体例4の動作シーケンス図である。 本実施形態によるマルチタスク制御システムを実現できるコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
符号の説明
101 要求データ受付・振分け部
102 タスク切替え部
103 要求待ち行列
1301 CPU
1302 メモリ
1303 入力装置
1304 出力装置
1305 外部記憶装置
1306 可搬記録媒体駆動装置
1307 ネットワーク
1308 バス
1309 可搬記録媒体

Claims (6)

  1. マルチタスクオペレーティングシステムにおけるタスク切替え方法であって、
    実行中の発行元タスクから、発行先タスクと依頼優先度を指定して要求データを発行する第1のステップと、
    該依頼優先度と前記発行先タスクに設定されている実行優先度と前記発行先タスクの要求待ち行列に格納されている各要求データの依頼優先度とを比較することにより、前記発行先タスクの要求待ち行列中の格納位置を決定し、該決定された格納位置へ前記発行された要求データを格納する第2のステップと、
    前記要求データの発行時に、前記発行元タスクの実行優先度と前記発行された要求データの依頼優先度又は該依頼優先度の指定がない時には前記発行先タスクの実行優先度とを比較することにより、タスクの切替えを制御する第3のステップと、
    実行中タスクの終了時に、全てのタスクの前記要求待ち行列に格納されている要求データの依頼優先度又は該依頼優先度の指定がない時には該要求データが格納されている前記要求待ち行列のタスクの実行優先度のうち、最も高い依頼優先度又は実行優先度を有する要求データを、該要求データが格納されている前記要求待ち行列のタスクに切り替えて実行する第4のステップと、
    を含むことを特徴とするタスク切替え方法。
  2. 前記第2のステップは、前記発行された要求データに前記依頼優先度が指定されていない時、又は前記発行された要求データに前記依頼優先度が指定されておりかつ該依頼優先度が前記発行先タスクの実行優先度以下である時には、前記発行先タスクの要求待ち行列の末尾に前記発行された要求データを格納し、前記発行された要求データに前記依頼優先度が指定されておりかつ該依頼優先度が前記発行先タスクの実行優先度より大きい時には、前記発行先タスクの要求待ち行列において、該要求待ち行列中に格納されている各要求データの依頼優先度と前記発行された要求データの依頼優先度とを比較しその大きさの順位に応じた格納位置に前記発行された要求データを格納する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のタスク切替え方法。
  3. 前記第3のステップは、前記発行元タスクと前記要求データの発行先タスクが同一でなくかつ前記発行された要求データの依頼優先度又は該依頼優先度の指定がない時には前記発行先タスクの実行優先度のほうが前記発行元タスクの実行優先度よりも大きい時には、前記発行元タスクから前記発行先タスクへ実行タスクを切り替え、前記発行元タスクと前記要求データの発行先タスクが同一である時、又は前記発行元タスクと前記要求データの発行先タスクが同一でなくかつ前記発行された要求データの依頼優先度又は該依頼優先度の指定がない時には前記発行先タスクの実行優先度が前記発行元タスクの実行優先度以下である時には、前記発行元タスクの実行を継続する、
    ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載のタスク切替え方法。
  4. マルチタスクオペレーティングシステムにおけるタスク切替えを制御するコンピュータに、
    実行中の発行元タスクから、発行先タスクと依頼優先度を指定して要求データを発行する第1の機能と、
    該依頼優先度と前記発行先タスクに設定されている実行優先度と前記発行先タスクの要求待ち行列に格納されている各要求データの依頼優先度とを比較することにより、前記発行先タスクの要求待ち行列中の格納位置を決定し、該決定された格納位置へ前記発行された要求データを格納する第2の機能と、
    前記要求データの発行時に、前記発行元タスクの実行優先度と前記発行された要求データの依頼優先度又は該依頼優先度の指定がない時には前記発行先タスクの実行優先度とを比較することにより、タスクの切替えを制御する第3の機能と、
    実行中タスクの終了時に、全てのタスクの前記要求待ち行列に格納されている要求データの前記依頼優先度又は該依頼優先度の指定がない時には該要求データが格納されている前記要求待ち行列のタスクの実行優先度のうち、最も高い依頼優先度又は実行優先度を有する要求データを、該要求データが格納されている前記要求待ち行列のタスクに切り替えて実行する第4の機能と、
    を実行させるためのプログラム。
  5. 前記第2の機能は、前記発行された要求データに前記依頼優先度が指定されていない時、又は前記発行された要求データに前記依頼優先度が指定されておりかつ該依頼優先度が前記発行先タスクの実行優先度以下である時には、前記発行先タスクの要求待ち行列の末尾に前記発行された要求データを格納し、前記発行された要求データに前記依頼優先度が指定されておりかつ該依頼優先度が前記発行先タスクの実行優先度より大きい時には、前記発行先タスクの要求待ち行列において、該要求待ち行列中に格納されている各要求データの依頼優先度と前記発行された要求データの依頼優先度とを比較しその大きさの順位に応じた格納位置に前記発行された要求データを格納する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記第3の機能は、前記発行元タスクと前記要求データの発行先タスクが同一でなくかつ前記発行された要求データの依頼優先度又は該依頼優先度の指定がない時には前記発行先タスクの実行優先度のほうが前記発行元タスクの実行優先度よりも大きい時には、前記発行元タスクから前記発行先タスクへ実行タスクを切り替え、前記発行元タスクと前記要求データの発行先タスクが同一である時、又は前記発行元タスクと前記要求データの発行先タスクが同一でなくかつ前記発行された要求データの依頼優先度又は該依頼優先度の指定がない時には前記発行先タスクの実行優先度が前記実行中の発行元タスクの実行優先度以下である時には、前記発行元タスクの実行を継続する、
    ことを特徴とする請求項4又は5の何れか1項にプログラム。
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