JP2010043600A - ローラポンプ - Google Patents

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Takayuki Nakamura
貴之 中村
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Abstract

【課題】弾性のチューブ内の液体をローラによって該チューブを押し潰しながら扱いて送給するようにしたローラポンプにおいて、押圧ローラ間の間隔を容易に変更可能とし、流量の調整、脈流の大きさを容易に変更できるようにする。
【解決手段】回転円板20の回転軸21に同軸な円周上21’に回転自在に軸承される複数同寸の押圧ローラ231〜238と、回転軸20に同軸で少なくとも2個以上の押圧ローラに対向する円筒面を有する案内板とを有する。円筒面と押圧ローラとの間に弾性変形可能なチューブを配し、チューブを円筒面と押圧ローラとによって押し潰しつつ回転円板20を回転してチューブ内の液体を一方の側から他方の側へ送出する。回転円板20は回転軸21に同軸な円周上21’に押圧ローラの複数個を等間隔に着脱自在に装着する孔211〜2212を有し、これらの孔を選択して、異なる数の押圧ローラを装着可能とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ローラポンプ、より詳細には、弾性のチューブ内の液体を、該チューブを回転円板に軸承された押圧ローラによって押し潰しながら扱くことによって送給するようにしたローラポンプに係り、特に、押圧ローラ間の間隔を容易に変更可能とし、流量の調整を容易に行うことができるようにし、延いては、脈流の大きさを容易に調整できるようにし、さらには、回転円板を回転させるモータ及びその制御の変更も必要ないようにしたものである。
図3は、本発明が適用されるローラポンプの一例を説明するための要部概略構成図で、(A)図は(B)図のA−A断面図、(B)図は(A)図のB−B断面図で、図中、1はモータ、2は該モータ1の回転軸、10は基板、20は回転円板で、基板10には、モータ1が固定されており、該モータ1の回転軸2は、回転円板20のガイド部21(基板10へのガイド用の突起)に設けられた孔に回転不可に挿通固定されるようになっている。この回転円板20には、該回転円板20のガイド部(回転軸)21と同軸な円周上に、複数個の同寸の押圧ローラ23が等間隔(図3の(A)では、6個の押圧ローラ(231〜236)が60°の間隔)で回転自在に軸承されている。30は、基板10に着脱自在に装着されるカセット(案内板)で、該カセット30は前記回転軸21に同軸で、少なくとも、2個以上の前記押圧ローラ23が対向する周長を有する円筒面30’を有し、この円筒面30’と前記押圧ローラ23との間に液輸送用の弾性チューブ40が介装される。
具体的には、押圧ローラ23に沿って、弾性チューブ40を配設し、その上に、カセット30の円筒面30’を被せ、該カセット30をボルト等31にて基板10に固定することにより、図示のように、円筒面30’と押圧ローラ23との間に弾性チューブ40を介装し、少なくとも2個の押圧ローラで弾性チューブ40を押圧し、その間の液体を密封し、回転円板20を回転することにより、該2個の押圧ローラ間に封じ込められた液体を該2個の押圧ローラで弾性チューブ40を押し潰した状態で扱いてローラ間に封じ込められた液体を送出する。
なお、図3では、円筒面30’の周方向の長さを180°以下の長さで示してあるが、180°以上とすることも可能で、180°以上とすると、最少、2個の押圧ローラで所期の目的を達成することができる。
上述のごときローラポンプ(輸液ポンプ)は、弾性チューブの一区間を挟む2地点で押圧ローラで押圧密封しながら、該押圧ローラでチューブ上を押圧移動する(扱く)ので、この区間内に封入される液体の体積は、チューブ断面積が一定であれば一定となり、送出される流量は、回転円板20の単位時間当りの回転数と一区間当りの有効押圧角とチューブの断面積とにより求められる。
上述のように、ローラポンプにおいては、弾性のチューブを外径側から押圧ローラによってしごいて流体を押し出すものであるが、問題点として、流量の調整、押圧ローラの断続的稼動によって生じる脈流の問題がある。
本発明は、上述のごとき問題を解決するためになされたもので、特に、回転円板の同心円上に等間隔に配設される押圧ローラ間の間隔(有効押圧角度)を容易に変えることができるようにした。換言すれば、弾性チューブを潰すための押圧ローラの数を容易に変えることができるようにしたものである。押圧ローラの数を増すと脈動は目立たなくなるが、押圧ローラの数が増えることにより、1ローラ当りの押し出す流量が減少し、ポンプとしての最大流量が減少してしまう。
上述のように、ローラポンプにおいては、押圧ローラの数によって、押し出す流量と脈流とが決まってしまうが、従来、各ローラポンプ毎に予め押圧ローラの数が定められており、使用目的に応じて、流量や脈流を勘案して、最適な単一のローラポンプを選択しなければならず、使用目的が変わった場合等、新たに別個のローラポンプを準備しなければならなかった。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、単一のローラポンプにおいて、回転円板上に等間隔に配設される押圧ローラの数を変更可能とし、もって、単一のローラポンプを、押圧ローラ数の異なる種々の用途に容易に変更可能にすることを目的としてなされたものである。
請求項1の発明は、回転円板と、該回転円板の回転軸に同軸な円周上に回転自在に軸承される複数同寸の押圧ローラと、該複数の押圧ローラが軸承された前記回転円板を回転自在に装着した基板と、該基板に装着されかつ前記回転軸に同軸で少なくとも2個以上の前記押圧ローラに対向する円筒面を有するカセットとを有し、前記円筒面と前記押圧ローラとの間に弾性変形可能なチューブを配し、該チューブを前記円筒面と前記押圧ローラとによって押し潰しつつ前記回転円板を回転して該チューブ内の液体を一方の側から他方の側へ送出するようにしたローラポンプにおいて、前記回転円板は、前記回転軸に同軸な円周上に前記押圧ローラの複数個を等間隔に着脱自在に装着する押圧ローラ装着孔を有し、該押圧ローラ装着孔の数及び位置は、異なる数の複数個の押圧ローラを等間隔に装着可能であることを特徴としたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記押圧ローラ装着孔は、前記押圧ローラ2個、又は3個、又は4個、又は6個、又は8個を等間隔に装着可能であることを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記押圧ローラ装着孔の数及び位置は、45°間隔に設けられた8個の孔と、そのうちの1つの孔を基準に60°間隔に設けられた追加の4個の孔との計12個の孔であることを特徴としたものである。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記押圧ローラ装着孔の数及び位置は、45°間隔に設けられた8個の孔で、2個、又は4個、又は8個の押圧ローラを等間隔に装着可能であることを特徴としたものである。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記押圧ローラ装着孔の数及び位置は、30°間隔に設けられた12個の孔で、2個、又は3個、又は4個、又は6個、又は12個の押圧ローラを等間隔に装着可能であることを特徴としたものである。
本発明によると、押圧ローラが軸承される回転円板の同一円周上に等間隔に、押圧ローラの数を変えて軸承可能としたので、単一のローラポンプを、使用目的に応じて、押圧ローラの数を変えることにより流量、脈動の異なる複数のローラポンプに改変することができる。更には、押圧ローラの数を変えることによって、流量、脈動の異なるローラポンプに変えることができるようにしたので、回転円板を駆動するモータを変えたり、該モータの制御を変えたりする必要もなくなる。
図1は、本発明によるローラポンプに使用する回転円板の一実施例を説明するための原理図で、回転円板20には、回転軸21に同軸な円周21’上に押圧ローラを着脱自在に装着する孔221〜2212が開けられており、これらの孔を適宜選択して使用することにより、複数の押圧ローラを回転円板20上に等間隔に配設することができる。
例えば、90°間隔に開けられた4個の孔221、224、227、2210を選択し(Iの例)、これらの孔に押圧ローラを装着すると、回転円板20上には、4個の押圧ローラが90°置きの等間隔に装着されたことになり(180°の間隔を置いて2個の押圧ローラを装着することもできる)、60°間隔に開けられた6個の孔221、223、225、227、229、2211を選択し(IIの例)これらの孔に押圧ローラを装着すると、回転円板20には、6個の押圧ローラが60°置きの等間隔に装着されたことになり(120°の間隔を置いて3個の押圧ローラを装着することもできる)、45°間隔に開けられた8個の孔221、222、224、226、227、228、2210、2212を選択し(IIIの例)、これらの孔に押圧ローラを装着すると、回転円板20上には、8個の押圧ローラが45°置きの等間隔に装着されたことになる(又は、90°置きに4個、180°置きに2個の押圧ローラを装着することができる)。なお、押圧ローラを2個とするときは、円筒面30’の周方向の長さが180°を超える必要がある。
図2には、回転円板20上に8個の押圧ローラ231〜238が等間隔に装着されている場合の例を斜視図にて示している(各押圧ローラ231〜238の右側に( )書にて示した数字(221、222、224、226、227、228、2210、2212)は、当該押圧ローラが装着されている孔を示している。
以上には、単一の回転円板上に2個、又は3個、又は4個、又は6個、又は8個の押圧ローラを等間隔に装着できるようにした例を示したが、その他に、例えば、45°置きに孔を開けておくときは2個、4個、又は8個の押圧ローラを等間隔に装着することができ、30°置きに孔を開けておくときは2個、3個、4個、6個、又は12個の押圧ローラを等間隔に装着することができる。
上述のように、本発明によると、単一のローラポンプを、単に、回転円板に装着される押圧ローラの数を変えるだけで、使用目的に適した流量、脈動のローラポンプに改変できるので、各使用目的に応じて夫々別個のローラポンプを準備する従来技術に比し、安価に多種多様に対応できるローらポンプを提供することができる。
本発明のローラポンプに適用される回転円板の一例を説明するための図である。 回転円板に押圧ローラが装着された場合の一例を示す斜視図である。 従来のローラポンプの一例を説明するための要部断面である。
符号の説明
1…モータ、2…モータの回転軸、10…基板、20…回転円板、21…回転円板の回転軸、22(221〜2212)…押圧ローラ装着孔、30…カセット(案内板)、30’…円筒面、31…ボルト、40…弾性チューブ。

Claims (5)

  1. 回転円板と、該回転円板の回転軸に同軸な円周上に回転自在に軸承される複数同寸の押圧ローラと、該複数の押圧ローラが軸承された前記回転円板を回転自在に装着した基板と、該基板に装着されかつ前記回転軸に同軸で少なくとも2個以上の前記押圧ローラに対向する円筒面を有するカセットとを有し、前記円筒面と前記押圧ローラとの間に弾性変形可能なチューブを配し、該チューブを前記円筒面と前記押圧ローラとによって押し潰しつつ前記回転円板を回転して該チューブ内の液体を一方の側から他方の側へ送出するようにしたローラポンプにおいて、前記回転円板は、前記回転軸に同軸な円周上に前記押圧ローラの複数個を等間隔に着脱自在に装着する押圧ローラ装着孔を有し、該押圧ローラ装着孔の数及び位置は、異なる数の複数個の押圧ローラを等間隔に装着可能であることを特徴とするローラポンプ。
  2. 前記押圧ローラ装着孔は、前記押圧ローラ2個、又は3個、又は4個、又は6個、又は8個を等間隔に装着可能であることを特徴とする請求項1に記載のローラポンプ。
  3. 前記押圧ローラ装着孔の数及び位置は、45°間隔に設けられた8個の孔と、そのうちの1つの孔を基準に60°間隔に設けられた追加の4個の孔との計12個の孔であることを特徴とする請求項1又は2に記載のローラポンプ。
  4. 前記押圧ローラ装着孔の数及び位置は、45°間隔に設けられた8個の孔で、2個、又は4個、又は8個の押圧ローラを等間隔に装着可能であることを特徴とする請求項1に記載のローラポンプ。
  5. 前記押圧ローラ装着孔の数及び位置は、30°間隔に設けられた12個の孔で、2個、又は3個、又は4個、又は6個、又は12個の押圧ローラを等間隔に装着可能であることを特徴とする請求項1に記載のローラポンプ。
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JP2017142470A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 学校法人早稲田大学 冠動脈流模擬装置及び冠動脈流模擬方法、並びにこれらに用いるローラポンプ

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