JP2004092537A - ペリスタポンプ吐出量制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】分注量がごく少量であっても安定した分注精度を得ることができるペリスタポンプ吐出量制御装置の提供。
【解決手段】ペリスタポンプ吐出量制御装置1は、ロータ20上で回転しながら回動する複数のローラ21を備えたペリスタポンプ10を有し、また、ロータ20を回転させるためのモータ50とモータ50を制御するCPU42と、ローラ21の回動位置に対応した吐出量のデータを格納したメモリ43とを有する。CPU42は、ローラ21の現在の回動位置を把握し、メモリ43中の吐出量のデータを参照して、ペリスタポンプ10によって所望の量の吐出を行うための、ローラ21の回動角度の計算を行い、計算結果に基づきモータ50を制御して、ローラ21を回動させる。
【選択図】 図1
【解決手段】ペリスタポンプ吐出量制御装置1は、ロータ20上で回転しながら回動する複数のローラ21を備えたペリスタポンプ10を有し、また、ロータ20を回転させるためのモータ50とモータ50を制御するCPU42と、ローラ21の回動位置に対応した吐出量のデータを格納したメモリ43とを有する。CPU42は、ローラ21の現在の回動位置を把握し、メモリ43中の吐出量のデータを参照して、ペリスタポンプ10によって所望の量の吐出を行うための、ローラ21の回動角度の計算を行い、計算結果に基づきモータ50を制御して、ローラ21を回動させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペリスタポンプを用いて必要量の流体を供給するためのペリスタポンプ吐出量制御装置に関し、特に分注精度の向上を目的として、少量の流体を供給する分注装置に適用されるペリスタポンプ吐出量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
流体を供給するためのポンプとしては、ペリスタポンプが従来より知られている。ペリスタポンプは、ハウジングと、ロータと、複数個のローラと、チューブと、モータと、制御手段とを備えている。ハウジングは円弧状壁部を有しており、ロータは、モータによってハウジングに対して回転駆動されるように構成されている。モータの回転速度及び回転角度は制御手段によって制御される。複数個のローラは、ロータ上の同一円周上に回転可能に支持されている。チューブは、複数のローラと円弧状壁部との間に配設されて、ローラの設けられているロータを取巻いた状態とされ、ロータの回転により複数個のローラの回動と共に円弧状壁部との間で押潰されたり、形状が回復したりする。チューブ内には予め流体が流入され、チューブがローラで押潰されたままローラが回動されてチューブの押潰されている位置が変わることによって、チューブ内の液体が押出される吐出動作が行なわれる。また、ローラの回動によりチューブの押潰されている位置が変わると、押潰されていた箇所は復元力によって元の形状に戻ろうとする。このときに、チューブ内部に負圧が生じて液体をチューブ内に吸引する吸引動作が行われる。このようにペリスタポンプは弁などの機構が無く、メンテナンスもチューブの交換といった簡単な作業で済み、シンプルで安価なポンプとして広く活用されている。
【0003】
ペリスタポンプは試薬などの分注に有用であり、分注装置に接続され、試薬等を分注装置へ供給するためのポンプとして用いられる。この種のペリスタポンプでは、ロータの回転はステッピングモータなどによって行われる。即ち、ロータ1回転当りの吐出量の値を計算若しくは測定して求め、この値を所定の値で単純に割ることによってロータの所定回転角度当たりの吐出量を計算しておく。そして、分注作業時には、所望の分注量の試薬等が吐出されるように、当該所望の分注量を、計算して求めておいた所定回転角度当たりの吐出量で割ることによって、ロータの回転される角度が決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ペリスタポンプにおいては、ロータが整数回転するような分注の場合、即ち、分注される流体の量が多い場合には、比較的安定した量の流体の供給が行われ、安定した分注量が得られる。しかし、ロータが1回転未満で小刻みに停止されるような微量の分注を行う場合には、ペリスタポンプ特有の脈流が生じ、分注量にばらつきが出ていた。脈流は、前述のように、ローラの回動によりチューブの押潰されている位置が変わったときに、押潰されていた箇所が復元力によって元の形状に戻ろうとすることによる吸引動作によって生ずるのであるが、これはローラの回動位置に起因する。従来のペリスタポンプでは、ローラの回動位置を全く考慮せずに、前述のようにロータ1回転当たりの吐出量から単純に所定回転角度当たりの吐出量を求め、分注に必要な流体の所望の吐出量を所定回転角度当たりの吐出量で割ることによって、ロータの回転角度を求めていたため、ペリスタポンプ特有の脈流による吐出量の変化に対応することができず、分注量がばらついて安定した精度の良い分注作業ができなかった。
【0005】
そこで、本発明は、分注量がごく少量であっても安定した分注精度を得ることができるペリスタポンプ吐出量制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、円弧状壁部を有するハウジングと、該ハウジングに対して回転するロータと、該ロータ上の同一円周上に回転可能に支持された複数個のローラと、該複数のローラと該円弧状壁部との間に配設され該ロータの回転により該複数個のローラの回動と共に該円弧状壁部との間で押し潰されまた形状が回復することでポンプ動作するチューブとを備えたペリスタポンプと、該ロータを回転駆動するモータと、該モータの回転速度及び回転角度を制御する制御手段とを備えたペリスタポンプ吐出量制御装置において、該吐出量制御手段には、該ローラの回動位置に起因する該ペリスタポンプの吐出量のばらつきを補償するロータ回転角度制御手段が設けられているペリスタポンプ吐出量制御装置を提供している。
【0007】
ここで、該ロータ回転角度制御手段は、該ローラの回動位置を検出するセンサと、該ローラの回動位置に基づく吐出量を吐出データとして予め記憶したメモリと、該ロ一ラの回動位置と該メモリに記憶されている吐出データとに基づき、所望の吐出量に必要な該ロータの回転角度を計算して、該ロータの回転角度に対応するモータ回転角度を制御する中央演算処理装置とから構成されることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態によるペリスタポンプ吐出量制御装置について、図1乃至図3を参照しながら説明する。ペリスタポンプ吐出量制御装置1は、ハウジング11を有しており、ハウジング11内には、ロータ20と、複数個のローラ21と、チューブ30と、制御部40と、センサ41とが設けられており、ハウジング11とロータ20と複数のローラ21とチューブ30とによってペリスタポンプが構成されている。また、ハウジング11には、図示せぬモータケースが接続されており、図示せぬモーターケース内にはモータ50が設けられている。また、制御部40には、当該ペリスタポンプのユーザが操作可能な位置に設けられた図示せぬ入力部が接続されており、ペリスタポンプ10によってこれから吐出しようとする所望の吐出量を、ユーザが入力部から入力することができるように構成されている。
【0009】
ロータ20は、略円盤状をしており、ハウジング11によってその軸を中心として回転可能に支持されている。ロータ20上の円周近傍の位置には4つのローラ21が設けられており、これらは、軸心を中心として回転可能にロータ20に支持されている。4つのローラ21の回転軸は、ロータ20の回転軸と同軸的な同一円周上に位置しており、ロータ20の回転軸と平行の位置関係にある。また、4つのローラ21の回転軸は、当該同一円周上において周方向に等間隔に配置されている。ローラ21の周面は、ロータ20の円周よりもロータ20の半径方向外方へ突出した状態となっている。
【0010】
ハウジング11の一部であってロータ20の円周の一部に対向する位置には、円弧状壁部12が設けられている。円弧状壁部12はロータ20の円周に沿って略半円状に設けられており、円弧の中心の位置はロータ20の回転軸と一致する。円弧状壁部12は、図1においてロータ20の上半分を覆うように設けられており、4つのローラ21が、図1に示されているように上下左右に位置しているときには、上、左、右の3つのローラ21が円弧状壁部12に対向し、円弧状壁部12の2つの端部12A、12Aは左右のローラ21に対向する位置関係となる。
【0011】
ロータ20の円周よりもロータ20の半径方向外方へ突出しているローラ21の周面と円弧状壁部12との間は所定の距離を隔て離間しており、そこにはチューブ30が配設されている。チューブ30は、その半径方向に弾性変形可能であり、ロータ20の円周に沿って配置されており、ロータ20を取巻いた状態でハウジング11に対して移動不能となっている。ローラ21の周面と円弧状壁部12との間の距離は、弾性変形されていない状態のチューブ30の外径よりも小さい。このため、チューブ30は、ロータ20の円周よりもロータ20の半径方向外方へ突出しているローラ21の周面と円弧状壁部12とによって挟まれて、半径方向に押潰された状態となっている。一方、チューブ30の、ローラ21の周面と円弧状壁部12とによって挟まれていない部分は弾性変形されていない。ロータ20の回転により、ローラ21の周面と円弧状壁部12との対向位置が変化し、チューブ30の、ローラ21と円弧状外壁部とによって押潰されている部分の位置が変化することによって、チューブ30内の流体がチューブ30から押出されて、チューブ30に接続されている図示せぬ分注装置へ、流体たる試薬等が吐出されるように構成されている。
【0012】
ロータ20はモータ50に駆動連結されており、モータ50と同一回転量となるように直結されている。4つのローラ21は、ロータ20の回転に伴い回転しながら回動(ロータ20の軸心を中心として公転)する。モータ50は、より具体的にはステッピングモータであり、制御部40に接続されている。制御部40は、中央演算処理装置(CPU)42と、RAM及びROMからなるメモリ43と、ドライバ44とを有しており、CPU42はドライバ44を介してモータ50の回転速度及び回転角度を制御する。また、CPU42はエンコーダによって構成されるセンサ41に接続されており、センサ41を介してCPU42は、常時ローラ21の回動位置を把握するように構成されている。メモリ42のROMには、図2に示されるような、ロータ20上におけるローラ21の回動位置に固有の吐出量のデータが記憶されている。ペリスタポンプ10が所望の量の吐出を行うときには、センサ41によって検知されたロ一ラ21の回動位置と、メモリ43のROMに記憶されている吐出量のデータとに基づいて、所望の吐出量に必要なロータ20の回転角度をCPU42が計算して、ロータ20の当該回転角度に対応するモータ回転角度を制御するように構成されている。センサ41、メモリ43、及びCPU42は、ロータ回転角度制御手段に相当する。
【0013】
ここで、図2のグラフに示される、ペリスタポンプ10で生ずる脈流について説明する。図2のグラフにおいて、ロータ回転角度0°とは、図1に示されるように4つのローラ21が図1の上下左右に位置している状態を示している。なお、この位置を原点位置とする。この状態からモータ50を駆動させてロータ20を微小角度回転させ続けたときの、各微小角度におけるそれぞれの吐出量を測定し、ロータ20が1回転するまで、即ち、4つのローラ21がそれぞれ元の位置に戻るまで、順次吐出量をプロットしていった値が図2のグラフに示されている。図2に示される4周期の山はローラ21の数に関係がある。即ち、図1においてロータ20が右に90度回転して、図1の上の位置にあるローラ21が右の位置へと回動してゆくと、図2においてロータ回転角度が0〜90°の間に示されているような山が一つ生成される。同様に、ロータ20が更に右に90度回転して、図1の右の位置にあるローラ21が下の位置へと回動してゆくと、図2においてロータ回転角度が90〜180°の間に示されているような山が一つ生成される。図2のロータ回転角度が180〜270°、270〜360°の間についても同様にして山がそれぞれ生成され、ロータ20が1回転する間に4つの山が生成される。即ち、山の数はローラの数に対応する。
【0014】
このようにローラ21の回動位置に因って、吐出量が安定している所、即ち、図2の略水平になっている山の頂上部分が生じ、また、吐出量の少ない所、即ち、図2の山と山との谷間の部分が生じて、吐出量にばらつきが生ずる。谷間の部分が生じてしまうのは、円弧状壁部12の端部12Aに対向する位置にあったローラ21、即ち、円弧状壁部12との間でチューブ30を押潰していたローラ21が、更に右へ回動することによって、ローラ21が円弧状壁部12に対向しなくなることによってチューブ30を押潰さなくなった瞬間に、チューブ30が弾性力によって弾性変形されていない元の状態に戻り、図1の右方向へ押し流されていた流体が一時的に逆流されてしまうからである。ペリスタポンプ10では、このように吐出量が変化するいわゆる脈流が生ずるので、CPU42は、図2に示されるようなローラ21の各回動位置における吐出量と、現在のローラ21の回動位置とを把握し、現在のローラ21の回動位置から更にどれだけ回動させれば所望の吐出量が得られるかを計算し、その計算値に基づきモータ50の回転角度を制御する。
【0015】
次に、図3のフローチャートに基づき、ペリスタポンプ吐出量制御装置1の動作について説明する。先ず、所望の吐出量を図示せぬ入力部から入力する(S1)。このフローチャートの例では、所望の吐出量は3μl(マイクロリットル)である。次に、センサ41が、原点からのローラ21の回動位置を把握する。ここでは例えば、図1に示される状態のローラ21の位置から右へ45度回動された状態であることを検知し、CPU42へ回動位置の情報を伝達する(S2)。次に、CPU42は、メモリ43のROM中の図2のグラフのデータに基づき、現在のローラ21の回動位置における吐出量が0.6μlであることを把握する(S3)。次に、CPU42は、所望の吐出量である3μl吐出するために必要な現在の位置からのローラの回動量を演算する(S4)。
【0016】
ローラの回動量の演算は、例えば次のように行われる。現在のローラ21の回動位置である45度から60度までの間は、図2に示されるように4つの微小角度に区分されており、各区間における吐出量はそれぞれ0.6μl、0.6μl、0.6μl、0.55μlである。次に、ローラ21の回動位置が60度〜75度までの間は、図2に示されるように4つの微小角度に区分されており、各区間における吐出量はそれぞれ0.6μl、0.575μl、0.56μl、0.55μlである。ここで、45〜60度までの間の吐出量の合計と、60度〜75度の間の微小角度の区間のうちの、最も60度に近い微小角度の1区間における吐出量との和は、0.6μl+0.6μl+0.6μl+0.55μl+0.6μl≒3μlであり所望の吐出量に略一致することから、ローラ21を45度の位置から60度の位置まで回動させ、更に微小角度1区間分、即ち、15度÷4(区間)≒3.8度回動させればよく、合計で(60−45)度+3.8度=18.8度回動させればよいことが分かる。即ち、現在の回動位置である45度の位置から63.8度の位置まで回動させればよいことが求まる。
【0017】
次に、CPU42がモータ50を駆動させ、ローラ21の回動角度が120度に達したときにモータ50を停止させて処理を終了する(S5)。より具体的には、ローラ21を120度回動させる分量のパルス列信号を、CPU42からドライバ44を介してモータ50へ送ることによってロータを回転駆動させ、ローラ21が120度回動されたことをセンサ41によって検知したときにロータの回転が停止される。
【0018】
メモリ43に予めローラ21の回動位置に基づく吐出量データを記憶させ、現在のローラ21の回動位置を把握し、現在の位置からどれぐらいローラ21を回動させれば所望の吐出量を得ることができるかを吐出量データを用いて求め、その回動角度分だけローラ21が回動するようにモータ50を制御するようにしたため、ローラ21の回動角度に因らずに、安定した吐出量を得ることができる。従って、ペリスタポンプ10特有の脈流による吐出量のばらつきを防止することができ、高精度な微量分注を実現することができる。
【0019】
本発明によるペリスタポンプ10の吐出量制御装置は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば本実施の形態では、モータ50はステッピングモータであったが、サーボモータでもよい。
【0020】
また、CPU42は、センサ41を介して常時ローラ21の位置を検知していたが、一度センサによってローラの位置を検知した後には再び検知しないようにしてもよい。この場合には、CPUがモータを駆動するために送ったパルス列信号を記憶し、パルス列信号に基づいて計算することによってローラの位置を把握するようにすればよい。
【0021】
また、図2に示されるようなグラフに代えて、図4に示されるような、ロータの一回転当たりの総吐出量についてのデータをメモリ中に予め記憶しておいて、ローラを回動させる角度を求めるようにしてもよい。例えば、現在のローラの回動位置が90度(ロータ回転角度が90度)で、所望の吐出量が5μlである場合には、0度から現在のローラの回動位置である90度に至るまでのローラが回動された場合の吐出量が13μlであることから、総吐出量が5(μl)+13(μl)=18(μl)となる126度の位置までローラを回動させればよい。
【0022】
【発明の効果】
請求項1記載のペリスタポンプ吐出量制御装置によれば、吐出量制御手段には、ローラの回動位置に起因するペリスタポンプの吐出量のばらつきを補償するロータ回転角度制御手段が設けられているため、ペリスタポンプ特有の脈流による吐出量のばらつきを防止することができる。
【0023】
請求項2記載のペリスタポンプ吐出量制御装置によれば、ロータ回転角度制御手段は、ロ一ラの回動位置とメモリに記憶されている吐出データとに基づき、所望の吐出量に必要なロータの回転角度を計算して、ロータの回転角度に対応するモータ回転角度を制御する中央演算処理装置を有しているため、シンプルな構成で安価なペリスタポンプにおいて、現在のローラの回動角度に因らずに、安定した吐出量を得ることができ、高精度な微量分注を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるペリスタポンプ吐出量制御装置を示すブロック図。
【図2】本発明の実施の形態によるペリスタポンプ吐出量制御装置における、ロータ回転角度(ローラの回動角度)と吐出量との関係を示したグラフ。
【図3】本発明の実施の形態によるペリスタポンプ吐出量制御装置による吐出制御手順を示すフローチャート。
【図4】本発明の実施の形態によるペリスタポンプ吐出量制御装置における、ロータ一回転の総吐出量とロータの回転角度(ローラの回動角度)との関係を示したグラフ。
【符号の説明】
1 ペリスタポンプ吐出量制御装置
10 ペリスタポンプ
11 ハウジング
12 円弧状壁部
20 ロータ
21 ローラ
30 チューブ
40 ロータ回転角度制御手段
41 センサ
42 CPU
43 メモリ
50 モータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペリスタポンプを用いて必要量の流体を供給するためのペリスタポンプ吐出量制御装置に関し、特に分注精度の向上を目的として、少量の流体を供給する分注装置に適用されるペリスタポンプ吐出量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
流体を供給するためのポンプとしては、ペリスタポンプが従来より知られている。ペリスタポンプは、ハウジングと、ロータと、複数個のローラと、チューブと、モータと、制御手段とを備えている。ハウジングは円弧状壁部を有しており、ロータは、モータによってハウジングに対して回転駆動されるように構成されている。モータの回転速度及び回転角度は制御手段によって制御される。複数個のローラは、ロータ上の同一円周上に回転可能に支持されている。チューブは、複数のローラと円弧状壁部との間に配設されて、ローラの設けられているロータを取巻いた状態とされ、ロータの回転により複数個のローラの回動と共に円弧状壁部との間で押潰されたり、形状が回復したりする。チューブ内には予め流体が流入され、チューブがローラで押潰されたままローラが回動されてチューブの押潰されている位置が変わることによって、チューブ内の液体が押出される吐出動作が行なわれる。また、ローラの回動によりチューブの押潰されている位置が変わると、押潰されていた箇所は復元力によって元の形状に戻ろうとする。このときに、チューブ内部に負圧が生じて液体をチューブ内に吸引する吸引動作が行われる。このようにペリスタポンプは弁などの機構が無く、メンテナンスもチューブの交換といった簡単な作業で済み、シンプルで安価なポンプとして広く活用されている。
【0003】
ペリスタポンプは試薬などの分注に有用であり、分注装置に接続され、試薬等を分注装置へ供給するためのポンプとして用いられる。この種のペリスタポンプでは、ロータの回転はステッピングモータなどによって行われる。即ち、ロータ1回転当りの吐出量の値を計算若しくは測定して求め、この値を所定の値で単純に割ることによってロータの所定回転角度当たりの吐出量を計算しておく。そして、分注作業時には、所望の分注量の試薬等が吐出されるように、当該所望の分注量を、計算して求めておいた所定回転角度当たりの吐出量で割ることによって、ロータの回転される角度が決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ペリスタポンプにおいては、ロータが整数回転するような分注の場合、即ち、分注される流体の量が多い場合には、比較的安定した量の流体の供給が行われ、安定した分注量が得られる。しかし、ロータが1回転未満で小刻みに停止されるような微量の分注を行う場合には、ペリスタポンプ特有の脈流が生じ、分注量にばらつきが出ていた。脈流は、前述のように、ローラの回動によりチューブの押潰されている位置が変わったときに、押潰されていた箇所が復元力によって元の形状に戻ろうとすることによる吸引動作によって生ずるのであるが、これはローラの回動位置に起因する。従来のペリスタポンプでは、ローラの回動位置を全く考慮せずに、前述のようにロータ1回転当たりの吐出量から単純に所定回転角度当たりの吐出量を求め、分注に必要な流体の所望の吐出量を所定回転角度当たりの吐出量で割ることによって、ロータの回転角度を求めていたため、ペリスタポンプ特有の脈流による吐出量の変化に対応することができず、分注量がばらついて安定した精度の良い分注作業ができなかった。
【0005】
そこで、本発明は、分注量がごく少量であっても安定した分注精度を得ることができるペリスタポンプ吐出量制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、円弧状壁部を有するハウジングと、該ハウジングに対して回転するロータと、該ロータ上の同一円周上に回転可能に支持された複数個のローラと、該複数のローラと該円弧状壁部との間に配設され該ロータの回転により該複数個のローラの回動と共に該円弧状壁部との間で押し潰されまた形状が回復することでポンプ動作するチューブとを備えたペリスタポンプと、該ロータを回転駆動するモータと、該モータの回転速度及び回転角度を制御する制御手段とを備えたペリスタポンプ吐出量制御装置において、該吐出量制御手段には、該ローラの回動位置に起因する該ペリスタポンプの吐出量のばらつきを補償するロータ回転角度制御手段が設けられているペリスタポンプ吐出量制御装置を提供している。
【0007】
ここで、該ロータ回転角度制御手段は、該ローラの回動位置を検出するセンサと、該ローラの回動位置に基づく吐出量を吐出データとして予め記憶したメモリと、該ロ一ラの回動位置と該メモリに記憶されている吐出データとに基づき、所望の吐出量に必要な該ロータの回転角度を計算して、該ロータの回転角度に対応するモータ回転角度を制御する中央演算処理装置とから構成されることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態によるペリスタポンプ吐出量制御装置について、図1乃至図3を参照しながら説明する。ペリスタポンプ吐出量制御装置1は、ハウジング11を有しており、ハウジング11内には、ロータ20と、複数個のローラ21と、チューブ30と、制御部40と、センサ41とが設けられており、ハウジング11とロータ20と複数のローラ21とチューブ30とによってペリスタポンプが構成されている。また、ハウジング11には、図示せぬモータケースが接続されており、図示せぬモーターケース内にはモータ50が設けられている。また、制御部40には、当該ペリスタポンプのユーザが操作可能な位置に設けられた図示せぬ入力部が接続されており、ペリスタポンプ10によってこれから吐出しようとする所望の吐出量を、ユーザが入力部から入力することができるように構成されている。
【0009】
ロータ20は、略円盤状をしており、ハウジング11によってその軸を中心として回転可能に支持されている。ロータ20上の円周近傍の位置には4つのローラ21が設けられており、これらは、軸心を中心として回転可能にロータ20に支持されている。4つのローラ21の回転軸は、ロータ20の回転軸と同軸的な同一円周上に位置しており、ロータ20の回転軸と平行の位置関係にある。また、4つのローラ21の回転軸は、当該同一円周上において周方向に等間隔に配置されている。ローラ21の周面は、ロータ20の円周よりもロータ20の半径方向外方へ突出した状態となっている。
【0010】
ハウジング11の一部であってロータ20の円周の一部に対向する位置には、円弧状壁部12が設けられている。円弧状壁部12はロータ20の円周に沿って略半円状に設けられており、円弧の中心の位置はロータ20の回転軸と一致する。円弧状壁部12は、図1においてロータ20の上半分を覆うように設けられており、4つのローラ21が、図1に示されているように上下左右に位置しているときには、上、左、右の3つのローラ21が円弧状壁部12に対向し、円弧状壁部12の2つの端部12A、12Aは左右のローラ21に対向する位置関係となる。
【0011】
ロータ20の円周よりもロータ20の半径方向外方へ突出しているローラ21の周面と円弧状壁部12との間は所定の距離を隔て離間しており、そこにはチューブ30が配設されている。チューブ30は、その半径方向に弾性変形可能であり、ロータ20の円周に沿って配置されており、ロータ20を取巻いた状態でハウジング11に対して移動不能となっている。ローラ21の周面と円弧状壁部12との間の距離は、弾性変形されていない状態のチューブ30の外径よりも小さい。このため、チューブ30は、ロータ20の円周よりもロータ20の半径方向外方へ突出しているローラ21の周面と円弧状壁部12とによって挟まれて、半径方向に押潰された状態となっている。一方、チューブ30の、ローラ21の周面と円弧状壁部12とによって挟まれていない部分は弾性変形されていない。ロータ20の回転により、ローラ21の周面と円弧状壁部12との対向位置が変化し、チューブ30の、ローラ21と円弧状外壁部とによって押潰されている部分の位置が変化することによって、チューブ30内の流体がチューブ30から押出されて、チューブ30に接続されている図示せぬ分注装置へ、流体たる試薬等が吐出されるように構成されている。
【0012】
ロータ20はモータ50に駆動連結されており、モータ50と同一回転量となるように直結されている。4つのローラ21は、ロータ20の回転に伴い回転しながら回動(ロータ20の軸心を中心として公転)する。モータ50は、より具体的にはステッピングモータであり、制御部40に接続されている。制御部40は、中央演算処理装置(CPU)42と、RAM及びROMからなるメモリ43と、ドライバ44とを有しており、CPU42はドライバ44を介してモータ50の回転速度及び回転角度を制御する。また、CPU42はエンコーダによって構成されるセンサ41に接続されており、センサ41を介してCPU42は、常時ローラ21の回動位置を把握するように構成されている。メモリ42のROMには、図2に示されるような、ロータ20上におけるローラ21の回動位置に固有の吐出量のデータが記憶されている。ペリスタポンプ10が所望の量の吐出を行うときには、センサ41によって検知されたロ一ラ21の回動位置と、メモリ43のROMに記憶されている吐出量のデータとに基づいて、所望の吐出量に必要なロータ20の回転角度をCPU42が計算して、ロータ20の当該回転角度に対応するモータ回転角度を制御するように構成されている。センサ41、メモリ43、及びCPU42は、ロータ回転角度制御手段に相当する。
【0013】
ここで、図2のグラフに示される、ペリスタポンプ10で生ずる脈流について説明する。図2のグラフにおいて、ロータ回転角度0°とは、図1に示されるように4つのローラ21が図1の上下左右に位置している状態を示している。なお、この位置を原点位置とする。この状態からモータ50を駆動させてロータ20を微小角度回転させ続けたときの、各微小角度におけるそれぞれの吐出量を測定し、ロータ20が1回転するまで、即ち、4つのローラ21がそれぞれ元の位置に戻るまで、順次吐出量をプロットしていった値が図2のグラフに示されている。図2に示される4周期の山はローラ21の数に関係がある。即ち、図1においてロータ20が右に90度回転して、図1の上の位置にあるローラ21が右の位置へと回動してゆくと、図2においてロータ回転角度が0〜90°の間に示されているような山が一つ生成される。同様に、ロータ20が更に右に90度回転して、図1の右の位置にあるローラ21が下の位置へと回動してゆくと、図2においてロータ回転角度が90〜180°の間に示されているような山が一つ生成される。図2のロータ回転角度が180〜270°、270〜360°の間についても同様にして山がそれぞれ生成され、ロータ20が1回転する間に4つの山が生成される。即ち、山の数はローラの数に対応する。
【0014】
このようにローラ21の回動位置に因って、吐出量が安定している所、即ち、図2の略水平になっている山の頂上部分が生じ、また、吐出量の少ない所、即ち、図2の山と山との谷間の部分が生じて、吐出量にばらつきが生ずる。谷間の部分が生じてしまうのは、円弧状壁部12の端部12Aに対向する位置にあったローラ21、即ち、円弧状壁部12との間でチューブ30を押潰していたローラ21が、更に右へ回動することによって、ローラ21が円弧状壁部12に対向しなくなることによってチューブ30を押潰さなくなった瞬間に、チューブ30が弾性力によって弾性変形されていない元の状態に戻り、図1の右方向へ押し流されていた流体が一時的に逆流されてしまうからである。ペリスタポンプ10では、このように吐出量が変化するいわゆる脈流が生ずるので、CPU42は、図2に示されるようなローラ21の各回動位置における吐出量と、現在のローラ21の回動位置とを把握し、現在のローラ21の回動位置から更にどれだけ回動させれば所望の吐出量が得られるかを計算し、その計算値に基づきモータ50の回転角度を制御する。
【0015】
次に、図3のフローチャートに基づき、ペリスタポンプ吐出量制御装置1の動作について説明する。先ず、所望の吐出量を図示せぬ入力部から入力する(S1)。このフローチャートの例では、所望の吐出量は3μl(マイクロリットル)である。次に、センサ41が、原点からのローラ21の回動位置を把握する。ここでは例えば、図1に示される状態のローラ21の位置から右へ45度回動された状態であることを検知し、CPU42へ回動位置の情報を伝達する(S2)。次に、CPU42は、メモリ43のROM中の図2のグラフのデータに基づき、現在のローラ21の回動位置における吐出量が0.6μlであることを把握する(S3)。次に、CPU42は、所望の吐出量である3μl吐出するために必要な現在の位置からのローラの回動量を演算する(S4)。
【0016】
ローラの回動量の演算は、例えば次のように行われる。現在のローラ21の回動位置である45度から60度までの間は、図2に示されるように4つの微小角度に区分されており、各区間における吐出量はそれぞれ0.6μl、0.6μl、0.6μl、0.55μlである。次に、ローラ21の回動位置が60度〜75度までの間は、図2に示されるように4つの微小角度に区分されており、各区間における吐出量はそれぞれ0.6μl、0.575μl、0.56μl、0.55μlである。ここで、45〜60度までの間の吐出量の合計と、60度〜75度の間の微小角度の区間のうちの、最も60度に近い微小角度の1区間における吐出量との和は、0.6μl+0.6μl+0.6μl+0.55μl+0.6μl≒3μlであり所望の吐出量に略一致することから、ローラ21を45度の位置から60度の位置まで回動させ、更に微小角度1区間分、即ち、15度÷4(区間)≒3.8度回動させればよく、合計で(60−45)度+3.8度=18.8度回動させればよいことが分かる。即ち、現在の回動位置である45度の位置から63.8度の位置まで回動させればよいことが求まる。
【0017】
次に、CPU42がモータ50を駆動させ、ローラ21の回動角度が120度に達したときにモータ50を停止させて処理を終了する(S5)。より具体的には、ローラ21を120度回動させる分量のパルス列信号を、CPU42からドライバ44を介してモータ50へ送ることによってロータを回転駆動させ、ローラ21が120度回動されたことをセンサ41によって検知したときにロータの回転が停止される。
【0018】
メモリ43に予めローラ21の回動位置に基づく吐出量データを記憶させ、現在のローラ21の回動位置を把握し、現在の位置からどれぐらいローラ21を回動させれば所望の吐出量を得ることができるかを吐出量データを用いて求め、その回動角度分だけローラ21が回動するようにモータ50を制御するようにしたため、ローラ21の回動角度に因らずに、安定した吐出量を得ることができる。従って、ペリスタポンプ10特有の脈流による吐出量のばらつきを防止することができ、高精度な微量分注を実現することができる。
【0019】
本発明によるペリスタポンプ10の吐出量制御装置は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば本実施の形態では、モータ50はステッピングモータであったが、サーボモータでもよい。
【0020】
また、CPU42は、センサ41を介して常時ローラ21の位置を検知していたが、一度センサによってローラの位置を検知した後には再び検知しないようにしてもよい。この場合には、CPUがモータを駆動するために送ったパルス列信号を記憶し、パルス列信号に基づいて計算することによってローラの位置を把握するようにすればよい。
【0021】
また、図2に示されるようなグラフに代えて、図4に示されるような、ロータの一回転当たりの総吐出量についてのデータをメモリ中に予め記憶しておいて、ローラを回動させる角度を求めるようにしてもよい。例えば、現在のローラの回動位置が90度(ロータ回転角度が90度)で、所望の吐出量が5μlである場合には、0度から現在のローラの回動位置である90度に至るまでのローラが回動された場合の吐出量が13μlであることから、総吐出量が5(μl)+13(μl)=18(μl)となる126度の位置までローラを回動させればよい。
【0022】
【発明の効果】
請求項1記載のペリスタポンプ吐出量制御装置によれば、吐出量制御手段には、ローラの回動位置に起因するペリスタポンプの吐出量のばらつきを補償するロータ回転角度制御手段が設けられているため、ペリスタポンプ特有の脈流による吐出量のばらつきを防止することができる。
【0023】
請求項2記載のペリスタポンプ吐出量制御装置によれば、ロータ回転角度制御手段は、ロ一ラの回動位置とメモリに記憶されている吐出データとに基づき、所望の吐出量に必要なロータの回転角度を計算して、ロータの回転角度に対応するモータ回転角度を制御する中央演算処理装置を有しているため、シンプルな構成で安価なペリスタポンプにおいて、現在のローラの回動角度に因らずに、安定した吐出量を得ることができ、高精度な微量分注を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるペリスタポンプ吐出量制御装置を示すブロック図。
【図2】本発明の実施の形態によるペリスタポンプ吐出量制御装置における、ロータ回転角度(ローラの回動角度)と吐出量との関係を示したグラフ。
【図3】本発明の実施の形態によるペリスタポンプ吐出量制御装置による吐出制御手順を示すフローチャート。
【図4】本発明の実施の形態によるペリスタポンプ吐出量制御装置における、ロータ一回転の総吐出量とロータの回転角度(ローラの回動角度)との関係を示したグラフ。
【符号の説明】
1 ペリスタポンプ吐出量制御装置
10 ペリスタポンプ
11 ハウジング
12 円弧状壁部
20 ロータ
21 ローラ
30 チューブ
40 ロータ回転角度制御手段
41 センサ
42 CPU
43 メモリ
50 モータ
Claims (2)
- 円弧状壁部を有するハウジングと、該ハウジングに対して回転するロータと、該ロータ上の同一円周上に回転可能に支持された複数個のローラと、該複数のローラと該円弧状壁部との間に配設され該ロータの回転により該複数個のローラの回動と共に該円弧状壁部との間で押し潰されまた形状が回復することでポンプ動作するチューブとを備えたペリスタポンプと、
該ロータを回転駆動するモータと、
該モータの回転速度及び回転角度を制御する制御手段とを備えたペリスタポンプ吐出量制御装置において、
該吐出量制御手段には、該ローラの回動位置に起因する該ペリスタポンプの吐出量のばらつきを補償するロータ回転角度制御手段が設けられていることを特徴とするペリスタポンプ吐出量制御装置。 - 該ロータ回転角度制御手段は、該ローラの回動位置を検出するセンサと、
該ローラの回動位置に基づく吐出量を吐出データとして予め記憶したメモリと、
該ロ一ラの回動位置と該メモリに記憶されている吐出データとに基づき、所望の吐出量に必要な該ロータの回転角度を計算して、該ロータの回転角度に対応するモータ回転角度を制御する中央演算処理装置とから構成されることを特徴とする請求項1記載のペリスタポンプ吐出量制御装置。
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-
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- 2002-08-30 JP JP2002255717A patent/JP2004092537A/ja not_active Withdrawn
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